JPH07105051B2 - 光記録媒体のデータ書込方法 - Google Patents

光記録媒体のデータ書込方法

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JPH07105051B2
JPH07105051B2 JP61108154A JP10815486A JPH07105051B2 JP H07105051 B2 JPH07105051 B2 JP H07105051B2 JP 61108154 A JP61108154 A JP 61108154A JP 10815486 A JP10815486 A JP 10815486A JP H07105051 B2 JPH07105051 B2 JP H07105051B2
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俊三 高橋
繁 井澤
秀文 鈴木
隆 長谷見
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株式会社シーエスケイ
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数のトラッキングラインと、これら隣接す
るトラッキングラインとの間にデータトラックを書込め
るデータ記録領域を有する光記録媒体のデータ書込方法
に関する。
[従来の技術] 近年開発された光記録媒体は、従来の磁気記録媒体に比
べて記録容量が極めて大きいという特徴がある。これ
は、微小面積に高密度でデータを記録することができる
からに他ならない。このような微小面積に対し高密度で
データを記録・再生するには、データを記録し、また
は、記録してあるデータトラックを書込/読取素子が正
確に追尾することが必要である。
従来、このための手段として、一定間隔で並設されるト
ラッキングラインに挟まれて設定される帯状のデータ記
録領域の中央にデータトラックを設定する方式がある。
この方式は、記録領域を挟む2本のトラッキングライン
を追尾しつつデータの書込または読取を行う構成である
ので、高精度の書込/読取が可能である。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記従来の方式では、1本の帯状のデータ記
録領域に1本のデータトラックを設けているので、光記
録媒体の記録領域全体では、データトラックとトラッキ
ングラインとが交互に配置されることになる。そのた
め、この従来の方式では、トラッキングラインが存在す
る分だけ、データ記録容量が少ないという問題がある。
これに対して、データ記録容量を増大すべく、トラッキ
ングラインの間隔を狭くすることが考えられる。しか
し、トラッキングラインの間隔を狭くすることには、光
学技術上の限界があり、実現が困難である。
本発明は、上記欠点を解決すべくなされたもので、1本
のデータ記録領域に複数本のデータトラックを設定でき
て、高密度にデータを記録でき、記録容量を大幅に増加
することができる光記録媒体のデータ書込方式を提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記従来の問題点を解決するために本発明は、複数のト
ラッキングラインと、これら隣接するトラッキングライ
ンとの間に複数のデータトラックを書込めるデータ記録
領域を有する光記録媒体のデータ書込方法であって、単
一の光源より発したビームを回析格子にて分割すること
により複数の光スポットを形成し、これらのうちの一つ
を追尾用光スポットとすると共に、他を書込用光スポッ
トとし、上記追尾用光スポットが上記トラッキングライ
ンを追尾しているとき各書込用光スポットで上記データ
トラックにデータを書込めるように、追尾用光スポット
と各書込用光スポットとを配置してなり、かつ、光学系
を構成する対物レンズを駆動させて上記各光スポットを
上記トラッキングラインに対して直角方向に所定ピッチ
移動させることにより、追尾用光スポットと書込用光ス
ポットとを相互に切り替え自在としてなることを特徴と
して構成されている。
上記発明において、トラッキングライン追尾用検出手段
の追尾用光スポットは、例えば、レーザービーム等の光
ビームが、光学系を介して光記録媒体上に投射されて形
成される光像であって、その反射光が、光学系を介して
追尾検出用素子に入射する。また、書込用光スポット
は、例えば、レーザービーム等の光ビームが、光学系を
介して光記録媒体上に投射されて形成される。
[作用] 本願発明は、1本のデータ記録領域に複数本のデータト
ラックを設定して、高密度記録を可能とする手段を与え
る。すなわち、トラッキングライン追尾用検出手段の追
尾用光スポットと、書込手段の書込用光スポットとを、
追尾用光スポットがトラッキングラインを追尾している
とき、書込用光スポットが上記データ記録領域の幅方向
の中心から偏移した位置にデータを書込めるよう配置し
てあるので、主として、1本のデータ記録領域に偶数本
のデータトラックを形成する偶数倍密度形式の記録の実
現に好適である。その内、最も代表的なものは、1本の
データ記録領域に2本のデータトラックを形成する倍密
度形式のものである。
また、トラッキングライン追尾用検出手段の追尾用光ス
ポットと、書込手段の書込用光スポットとを、追尾用光
スポットがトラッキングラインを追尾しているとき、書
込用光スポットが上記データ記録領域の幅方向の中心か
ら偏移した位置にデータを書込めるよう配置してあると
共に、中心にもデータを書込めるよう配置してある。書
込に際しては、いずれかの配置箇所の書込用光スポット
を選択する。勿論、2以上の書込用光スポットを選択し
て、書込んでもよい。
本発明は、データ記録領域の幅方向の中心を含んで、1
本のデータ記録領域に2本以上のデータトラックを形成
することができる。本発明は、中心にもデータを書込め
るよう配置してあるので、主として、3本以上の奇数本
のデータトラックを形成する奇数倍密度形式の記録を実
現することに好適である。その内、最も代表的なもの
は、1本のデータ記録領域に3本のデータトラックを形
成する3倍密度形式のものである。
また、書込手段に対応する光スポットの数を増やすこと
により、多数のデータトラックに対応できて、それだけ
トラッキングラインの数を減らすことができ、記録容量
を増大することができる。
[実施例] 本発明の実施例について、図面を参照して説明する。な
お、以下の実施例は、書込の他、読取の機能を備えた例
であるが、書込専用とすることができることは勿論であ
る。
〈第1実施例の構成〉 第1図に本発明光記録媒体のデータ書込方式の第1実施
例を示す。
本実施例および以下の各実施例は、第2図に示すような
形態の光記録媒体1に適用されるものである。
この光記録媒体1は、カード形基板上に、記録媒質を設
けてなる記録領域2を設け、この記録領域2に帯状のト
ラッキングライン4を一定間隔で複数配置し、これた隣
接するトラッキングライン4の間に複数のデータトラッ
ク(本実施例では2本のデータトラック)を書込めるデ
ータ記録領域を有するものである。
本実施例は、各データ記録領域3毎に2本のデータトラ
ックを設定して倍密度記録を行う例であり、1個の追尾
検出スポットTと1個の書込/読取スポットWRをデータ
記録領域3の幅方向に並べて配置したものである。本実
施例の場合、光スポットの機能は、固定的なものではな
く、追尾検出スポットTを書込/読取スポットに切り替
えたり、あるいは書込/読取スポットWRを追尾検出スポ
ットに切り替えたりするものである。すなわち追尾検出
スポットと書込/読取スポットとを相互に切り替え自在
としてなる。この切り替えの詳細については後述する。
なお、第1図(以下の他の図において同じ)において、
データトラックDaおよびDbは、データ記録領域3毎に設
けられるので、説明の都合上、いずれのデータ記録領域
のデータトラックかを識別する必要がある場合、Da1、D
b1、Da2、Db2のように、添数字を付することとする。ま
た、各データトラックの黒丸列は、データが書込まれた
状態を示し、一方、データの書込まれていないデータト
ラックについては、説明の便宜上、その位置を想像線で
示す。
本実施例は、トラッキングライン追尾用検出手段に対応
する光スポット(以下、追尾検出スポットと称する。)
Tと、書込または読取手段に対応する光スポット(以
下、書込/読取スポットと称する。)WRとを、前者がト
ラッキングライン4を追尾しているとき、後者がデータ
記録領域3の幅方向の中心Oからeだけ偏移した位置に
データを書込めるよう配置してある。その結果、第1図
において、1個の追尾検出スポットTと書込/読取スポ
ットWRとは、(d/2)−eなる間隔で配置される。
上記追尾検出スポットTと、書込/読取スポットWRと
は、例えば、第3図に示すような光学系にて形成され
る。即ち、同図に示す光学系は、半導体レーザー等の光
源6と、該光源から放射される光を平行ビームとするコ
リメートレンズ7と、光ビームを複数本(本実施例では
2本、後述の他の実施例では3本以上)のビームに分け
る回折格子8と、透過光と反射光とを分離するビームス
プリッタ9と、光記録媒体への入射光と反射光の偏光面
を直交させる四分の一波長板10と、対物レンズ11とを有
して構成される。
この光学系は、書込および読取とを兼用することができ
る。書込の際には、光源6の出力エネルギを大きくする
ことにより、データ記録領域に強エネルギの光ビームス
ポットを照射して、当該部分を局部的に溶融し、また
は、黒化して反射率を変化させることにより、データを
書込むことができる。一方、読取の際には、データ記録
領域に照射する光エネルギを弱くして、データ記録領域
の各部分が変化しないようにする。データは、ディジタ
ル情報に変換して、例えば、点5の有無等により表現さ
れて書込まれる。
上記回折格子8にて分離された複数本の光ビームの内、
1本の光ビームがトラッキングライン追尾用のビームで
あり、他の光ビームが書込または読取用のビームであ
る。これらのビームの配置関係は、上述した書込/読取
WRと追尾検出スポットTと対応する。即ち、本実施例で
は、これらのビームが、書込/読取スポットWRと追尾検
出スポットTとを形成する。
上記光学系と共に受光素子群Pが設けてあり、ビームス
プリッタ9にて光学系の外に取出される光ビームを受け
て、トラッキングライン追尾および読取センサとして機
能する。
この受光素子群Pは、PINホトダイオード等の半導体受
光素子からなり、例えば、第4図に示すように、複数個
の素子P1〜P6をアレイ状に配置して構成される。本実施
例では、素子P1およびP2の2個1組と、素子P5およびP6
の2個1組とが読取用となり、素子P3およびP4がトラッ
キングライン追尾用となる。
なお、書込/読取スポットWRが1個であるにもかかわら
ず、読取用受光素子が2組用意してあるのは、トラッキ
ングライン4の上下にあるデータトラックに対してデー
タを書込む際、対物レンズ11を駆動させて、上記追尾検
出スポットTと書込/読取スポットWRとをデータトラッ
クに対して直角方向に振ることに伴って、素子P1および
P2と、P3およびP4とに入射していた上記光ビームがP3
よびP4と、P5およびP6とに入射するように移動するから
である。すなわち、光ビームが受光素子群Pの並び方向
に移動することに対応させたものである。
ここで、上記追尾検出スポットTと書込/読取スポット
WRとをデータトラックに対して直角方向に振る間隔は、
第1図に例示するように、前述した1個の追尾検出スポ
ットTと書込/読取スポットWRとの配置間隔である f=d/2−e なるピッチである。
このため、本実施例では、トラッキングライン追尾用の
受光素子が上記受光素子P3およびP4に固定される。従っ
て、受光素子P3およびP4の出力には、第5図に示すよう
に、トラッキング追尾回路として、各々増幅器12aおよ
び12bを介して差分回路13が接続される。一方、素子P1
およびP2の2個1組と、素子P5およびP6の2個1組と
は、図示しない読取回路に接続される。
なお、受光素子を2組として、一方をトラッキング用
に、他方を読取用に相互に切替使用する場合には、トラ
ッキング追尾回路と読取回路とを交互に切替て接続する
ように構成する。
上記したように、本実施例では、光スポットが2個であ
るから、データの書込がA、Bの2モードとなる。例え
ば、Aモードでは、第1図において、一方の光スポット
が追尾検出スポットTAのとき、他方の書込/読取スポッ
トWRAがデータ記録領域3のデータトラックDaに対応す
る。また、Bモードでは、一方の光スポットが追尾検出
スポットTBのとき、他方の書込/読取スポットWRBがデ
ータ記録領域3のデータトラックDbに対応する。
上記書込/読取スポットWRと追尾検出スポットTとは、
上述したように、書込/読取スポットWRを書込の目標と
するデータトラックの位置に合せるため、対物レンズ11
を駆動させて、上記追尾検出スポットTと書込/読取ス
ポットWRとをデータトラックに対して直角方向に振る構
成となっている。また、これに伴って、上記光ビームが
素子群P上をその並び方向にシフトする構成となってい
る。即ち、本実施例では、このシフトにより、素子P3
よびP4の境界線と、この素子P3およびP4上に反射像とし
て形成されるトラッキングライン4の中心線とが一致し
ているとき、Aモードでは、素子P1とP2との境界線と、
素子P1とP2上に反射像として形成される目標データトラ
ックDaの中心線とがほぼ一致するように配置してある。
一方、Bモードでは、素子P5およびP6の境界線と、素子
P5およびP6上に反射像として形成されるデータトラック
Dbの中心線とがほぼ一致するように配置してある。
上記受光素子P3およびP4は、トラッキングライン4を視
野内で中心が偏移していない状態で捕えている場合に
は、隣接する素子における受光量が大きく、かつ、明る
さの分布が素子間でほぼ均等となる。一方、トラッキン
グラインが視野の一部に偏っている場合には、受光量が
小さく、かつ、明るさの分布が不均一となる。本実施例
では、この性質を利用してトラッキングラインの追尾を
行なう。
〈第1実施例の作用〉 次に、本実施例によるデータ書込の作用について、上記
各図を参照して説明する。なお、読取の場合も、トラッ
キング作用については、書込の場合と全く同じである。
今、記録領域2において、任意のデータ記録領域3にデ
ータを書込むものとする。
光学系では、光源6からの光が、コリメートレンズ7、
回折格子8を経て2本のビームに分けられ、それぞれ、
ビームスプリッタ9、四分の一波長板10および対物レン
ズ11を通して光記録媒体1に照射される。このとき、上
記2本の光ビームは、追尾検出スポットTと書込/読取
スポットWRとを光記録媒体1上に形成する。ここで、反
射された光は、対物レンズ11および四分の一波長板10を
経てビームスプリッタ9まで戻る。ところで、各ビーム
は、四分の一波長板10を往復して透過しているので、反
射光は、光源6からの光に比べて偏光面が90度回転して
いるため、ビームスプリッタ9において反射され、光学
系外部に射出される。
上記追尾検出スポットTおよび書込/読取スポットWRか
らの射出光は、受光素子群Pに入射し、第4図に示すよ
うに、受光素子群P上にこれらのスポットの像を形成す
る。
受光素子(P2,P1)と、(P6,P5)または(P2,P1)と
の各々は、上記ビームを受けて入射光量にほぼ比例した
光電流を出力する。
受光素子P3、P4の光電流出力は、増幅器12aおよび12b
てそれぞれ電圧増幅され、差分回路13に入力されて、差
信号が検出される。ここで、2個1組の受光素子P3、P4
にわたって照射される追尾検出スポットTの光ビーム像
の光量分布が、両者に均等であれば、両受光素子P3、P4
の光電出力は等しくなる。そのため、この差信号は0と
なる。これは、追尾検出スポットT内に、その中心位置
を一致させてトラッキングライン4が見込まれる場合で
ある。追尾検出スポットTの中心とトラッキングライン
4の中心とが一致していない場合には、受光素子P3、P4
の光電出力は等しくならず、その差に応じた差信号が出
力される。
上記差信号は、図示しない増幅器にて増幅されて、トラ
ッキングエラー信号として出力され、トラッキングエラ
ー警告信号として使用されたり、トラッキングエラー修
正信号として使用される。例えば、追尾検出スポットT
の中心とトラッキングライン4の中心とが一致していな
い場合には、受光素子P3、P4の出力信号の差が大きくな
り、差信号が大きくなるので、図示しない制御機構によ
り、この差信号を小さくするように、対物レンズ11を動
かして、トラッキングエラーを修正する。もっとも、修
正量が大きい場合には、光学系と光記録媒体とを相対移
動させて修正する。
ところで、今、モードBにより書込を行なうものとする
と、トラッキングが正常であれば、書込/読取スポット
WRBは、目標とするデータトラックDb上に位置する。こ
こで、当該光ビームの出力を増大すると、該光ビームが
書込/読取スポットWRBとして、当該データトラックの
特定位置を照射する。これにより、該ビーム照射部分が
局部的に溶融、黒化等の変化を起こし、反射率等の光学
的状態が他の部分と異なった書込/読取スポットWRB
像の形で形成される。この光学的状態が点5となり、デ
ータをディジタル値として記録する。
本実施例の場合、データを1個1個書込む構成となって
いるので、当該部分でのデータ書込が終了すると、図示
しない駆動装置により、光記録媒体を、第1図において
矢印で示す方向に相対的に移動させる。この移動は、点
5の次の書込位置まで行なわれる。このようにして、書
込データに応じて、同図に示すように、データが順次書
込まれる。
この書込の直後に、上述した第4図に示すように、受光
素子P5、P6により当該データトラックDbに書込まれたデ
ータが読み取られ、書込データとの照合に利用され、書
込誤りをチェックできる。
次に、モードBからモードAに移ると、対物レンズ11の
作用により、上記追尾検出スポットTBであった光ビーム
が書込/読取スポットWRAとなり、上記と同じトラッキ
ングライン4に対応する。一方、書込/読取スポットWR
Bであった光ビームが追尾検出スポットTAになり、上記
したデータ記録領域3の次に位置するデータ記録領域3
のデータトラックDaに対応する。
また、上記と同様に、受光素子P1、P2によりデータトラ
ックDaのデータが読み取られ、書込誤りのチェックに利
用される。
ここで、上記受光素子群では、受光素子P1、P2、P5、P6
について、2個の素子を1組として使用しているが、読
取だけを行うのであれば、各1個の受光素子があれば足
りるが、本実施例では、フォーカシング制御をも行ない
得るようにしているためである。また、受光素子P1
P2、P5、P6をフォーカシング専用として、読取は、別の
読取専用の受光素子によって行う構成としてもよい。
当該データトラックへの書込を終了すると、光学系と光
記録媒体とをデータ記録領域の幅方向に相対移動させ
て、追尾検出スポットTを次のトラッキングライン4の
位置に設定する。なお、本実施例において、Aモード
と、Bモードとは、全データ記録領域について、一方の
モードでデータを書込み、その後、他のモードのデータ
を書込む方式、1データ記録領域毎に交互に両モードで
データの書込みを行なう方式、1データ記録領域の各点
5毎に交互に両モードでデータの書込みを行なう方式等
が可能である。
このようにして、トラッキングラインに沿って、順次デ
ータを書込むことにより、すべてのデータトラックのデ
ータを書込むことができる。この場合、トラッキングラ
インの本数を計数する等の手段により、ランダムアクセ
スを行なうことも可能である。
本実施例において、データを読み取る際には、ビーム照
射部分が局部的に溶融されることのないよう出力を低減
した光ビームを照射して行なう。
〈第2実施例の構成〉 第6図および第7図に本発明光記録媒体のデータ書込方
式の第2実施例を示す。
本実施例は、上記第1実施例と同様に、各データ記録領
域3毎に2本のデータトラックDa、Dbを設定して倍密度
記録を行う例である。基本的な構成は、上記第1実施例
と同じであるので、相違点を中心として説明する。
本実施例は、追尾検出スポットTと、書込/読取スポッ
トWRとを、前者がトラッキングライン4を追尾している
とき、後者がデータ記録領域3の幅方向の中心Oからe
だけ偏移した位置にデータを書込めるよう配置してあ
る。ここで、書込/読取スポットは、追尾検出スポット
Tを中心として対称的にWRA、WRBの2個設けてある。な
お、この書込/読取スポットWRA、WRBは、同時に存在し
なくともよい。
1個の追尾検出スポットTと、これを挟む2個の書込/
読取スポットWRA、WRBとは、距離fの間隔で配置され
る。本実施例の場合、2個の書込/読取スポットWRA、W
RBは、追尾検出スポットTが追尾しているトラッキング
ライン4に隣接するデータトラックではなく、その外側
のデータトラック上に位置するよう配置されている。こ
こで、距離fは、データ記録領域3を挟むトラッキング
ライン4、4の中心からの間隔をdとすると、上記位置
関係から、 となる。
これらの追尾検出スポットTおよび書込/読取スポット
WRA、WRBは、上述した第3図に示す光学系にて構成され
る。この場合、回折格子8は、3本のビームを形成する
よう構成される。
上記回折格子8にて分離された3本の光ビームの内、中
央にあるビームがトラッキングライン追尾用のビームで
あり、両側にある光ビームが書込または読取用のビーム
である。これらのビームの配置関係は、上述した書込/
読取スポットWRA、WRBと追尾検出スポットTと対応す
る。即ち、本実施例では、これらのビームが、書込/読
取スポットWRA、WRBと追尾検出スポットTとを形成す
る。
また、第4図に示すように、光学系に付属して設けられ
る受光素子群Pは、本実施例では、上記第1実施例の場
合と同様に、素子P1およびP2の2個1組と、素子P5およ
びP6の2個1組が読取用となり、また、素子P3およびP4
の2個1組がトラッキングライン追尾用となる。
上記書込/読取スポットWRA、WRBと追尾検出スポットT
とは、書込/読取スポットWRA、WRBを2本のデータトラ
ックDaおよびDbの位置に合せるため、対物レンズ11を駆
動させて、上記追尾検出スポットTと書込/読取スポッ
トWRとをデータトラックに対して直角方向に振る構成と
なっている。また、これに伴って、上記光ビームが素子
群P上をその並び方向にシフトする構成となっている。
即ち、本実施例では、このシフトにより、素子P3および
P4の境界線とトラッキングライン4の中心線が一致して
いるとき、素子P1とP2との境界線がデータトラックDb
中心線上にあり、また、素子P5およびP6の境界線がデー
タトラックDaの中心線上にあるように配置してある。
〈第2実施例の作用〉 次に、本実施例によるデータ書込の作用につき、上記第
1実施例とは相違する点を中心として、上記各図を参照
して説明する。なお、読取の場合も、トラッキング作用
については、書込の場合と全く同じである。
今、記録領域2において、任意のデータ記録領域3にデ
ータを書込むものとする。
光学系では、光源6からの光が、コリメートレンズ7、
回折格子8を経て3本のビームに分けられ、それぞれ、
ビームスプリッタ9、四分の一波長板10および対物レン
ズ11を通して光記録媒体1に照射される。このとき、上
記3本の光ビームは、追尾検出スポットTと書込/読取
スポットWRA、WRBとを光記録媒体1上に形成する。ここ
で、反射された光は、対物レンズ11および四分の一波長
板10を経てビームスプリッタ9まで戻る。
上記追尾検出スポットTおよび書込/読取スポットW
RA、WRBからの射出光は、受光素子群Pに入射し、上記
第1実施例の場合と、第4図に示すように、受光素子群
P上にこれらのスポットの像を形成する。
受光素子(P6,P5)、(P4,P3)および(P2,P1)の各
々は、上記ビームを受けて入射光量にほぼ比例した光電
流を出力する。
受光素子P3、P4の光電流出力は、上記第1実施例の場合
と同様にして、トラッキング検出に利用される。
ところで、2個ある書込/読取スポットWRA、WRBのいず
れによりデータの書込を行なうかは、図示しない制御装
置からの指令に従う。
今、データトラックDa1上にある書込/読取スポットWRA
を選択する選択信号が出力されているものとすると、図
示しない遮光手段により、データトラックDb2上に書込
/読取スポットWRBを形成する光ビームを遮って、出力
を増大した光ビームを照射して、該ビーム照射部分を局
部的に溶融させて、データを書込む。本実施例の場合、
データを1個1個書込む構成となっているが、この場
合、光記録媒体が、第6図において矢印で示す方向に相
対的に移動して、同図に示すように、データが順次書込
まれる。
この時、上述した第4図に示すように、受光素子P5、P6
によりデータトラックDa1に書込まれデータが読み取ら
れ、書込データとの照合に利用され、書込誤りをチェッ
クできる。
一方、データトラックDbを選択する選択信号が出力され
ると、上記とは逆に、データトラックDa1上に書込/読
取スポッWRBを形成する光ビームを遮って書込を行な
う。
また、上記と同様に、受光素子P1、P2によりデータトラ
ックDb2のデータ読み取られ、書込誤りのチェックに利
用される。
上記データトラックDa1およびDb2へのデータの書込は、
一方のデータを全部書き終った後、他方のデータを書込
む方法、また、両者を交互に書込みながら、データトラ
ックDa1およびDb2上を移動する方法のいずれであっても
よい。
このようにして、書込/読取スポットWRBに対し光記録
媒体1を矢印の方向に相対的に移動させて、データトラ
ックDa1およびDb2への書込を行なう(第1図の状態)。
当該データトラックへの書込を終了すると、光学系と光
記録媒体とをデータ記録領域の幅方向に相対移動させ
て、第7図に示すように、追尾検出スポットTを次のト
ラッキングライン4の位置に設定する。
ここで、上記と同様にトラッキングをチェックしつつ、
データを書込む。これにより、データトラックDa2、Db3
にデータが書込まれる。
このようにして、トラッキングラインに沿って、順次デ
ータを書込むことにより、すべてのデータトラックのデ
ータを書込むことができる。
なお、本実施例において、データトラックDaおよびDb
両者に対し、同時にデータを書込むようにすることもで
きる。
なお、本実施例では、書込/読取スポットとしてWRA
よびWRBが別個に設けてあるが、追尾検出スポットTと
書込/読取スポットWRとを1個づつとして、上記第1実
施例の場合と同様に、対物レンズにより光ビームを振ら
せて書込む構成としてもよい。
〈第3実施例〉 第8図に示す本発明第2実施例のデータ書込方式は、上
記第1実施例と同様に、倍密度記録を行うものの例であ
って、第1実施例と同じ光記録媒体について適用され
る。
この第2実施例のデータ書込方式は、書込/読取スポッ
トWRA、WRBを、トラッキングライン4にすぐ隣接するデ
ータトラックに対応するようにしたもので、追尾検出ス
ポットTと書込/読取スポットWRA、WRBとの間隔fが、 となるように設定した例である。これに伴なって、本実
施例は、受光素子群Pの各素子の配置間隔が変更され
る。なお、他の構成要素および作用は、上記第1、第2
実施例のものと同様である。
〈第4実施例〉 第9図に示す本発明第4実施例は、上記各実施例とは異
なり、データ記録領域に3本のデータトラックDa、Db
よびDcを設定する例であって、3個の書込用光スポット
のうち、WRBを上記データ記録領域の幅方向の中心に、W
RAおよびWRCを中心から対称的に2e偏移した位置にデー
タを書込めるよう配置してなるものである。
本実施例では、光学系において、4本の光ビームを形成
すると共に、対応して4組の受光素子を配置する点が相
違する他は、上記第1、第2実施例のものと同様の構成
および作用である。
3個の書込用光スポットWRA、WRB、WRCは、書込むべき
データトラックに対応したものが選択的に形成される。
この選択は、全データ記録領域について、一つの書込用
光スポットでデータを書込み、その後、同様にして順次
他の書込用光スポットでデータを書込む方式、1データ
記録領域毎に交互に3個の書込用光スポットWRA、WRB
WRCでデータの書込みを行なう方式、1データ記録領域
の各点5毎に交互に3個の書込用光スポットWRA、WRB
WRCでデータの書込みを行なう方式等が可能である。
〈実施例の変形〉 上記各実施例では、データ書込領域内に複数本のデータ
トラックを等間隔で配置しているが、必ずしも等間隔で
なくともよい。
さらに、上記実施例では、データ書込領域内に2本また
は3本のデータトラックを配置する例を示したが、さら
に多数のデータトラックを配置することも可能である。
この他、上記各実施例は、読取機能を備えた書込方式の
例であるが、読取機能を備えていないものであってもよ
い。また、上記各実施例から書込機能を除いて、読取専
用機を構成することも可能である。
上記第1実施例では、1個の追尾検出スポットTと1個
の書込/読取スポットWRを配置した例を示したが、3個
以上の光スポットを適宜切り替える構成とすることもで
きる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、1本のデータ記録領域に
複数本のデータトラックを設定できて、高密度にデータ
を記録でき、記録容量を大幅に増加することができる光
記録媒体のデータ書込方式を実現できる効果がある。
また、対物レンズを駆動させて追尾用光スポットと書込
み用光スポットとをトラッキングラインに対して直角方
向に所定ピッチ移動させることにより、追尾用光スポッ
トと書込み用光スポットとを相互に切り替え自在として
なることにより、ビームの方向を変えるための特別な構
成を設けることなく、簡単な構造でトラッキングライン
の両側のデータトラックにデータを書込むことができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明光記録媒体のデータ書込方式の第1実施
例を示す説明図、第2図は本発明の適用対象となる光記
録媒体の一例を示す平面図、第3図は本発明のデータ書
込方式を実施するために使用する光学系の一例を示す説
明図、第4図は受光素子群の一例を示す説明図、第5図
は本発明の実施に使用する追尾回路の一例を示す回路
図、第6図〜第9図は各々本発明の第2〜第4実施例を
示す説明図である。 1……光記録媒体、2……記録領域 3……データ記録領域 4……トラッキングライン 6……光源、7……コリメートレンズ 8……回折格子、9……ビームスプリッタ 10……四分の一波長板、11……対物レンズ 13……差分回路 WRA、WRB、WRC……書込/読取スポット T……追尾検出スポット Da、Db、Dc……データトラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀文 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 コン ピューターサービス株式会社内 (72)発明者 長谷見 隆 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号 コン ピューターサービス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−292228(JP,A) 特開 昭55−153133(JP,A) 特開 昭54−130102(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトラッキングラインと、これら隣接
    するトラッキングラインとの間に複数のデータトラック
    を書込めるデータ記録領域を有する光記録媒体のデータ
    書込方法であって、 単一の光源より発したビームを回析格子にて分割するこ
    とにより複数の光スポットを形成し、これらのうちの一
    つを追尾用光スポットとすると共に、他を書込用光スポ
    ットとし、上記追尾用光スポットが上記トラッキングラ
    インを追尾しているとき各書込用光スポットで上記デー
    タトラックにデータを書込めるように、追尾用光スポッ
    トと各書込用光スポットとを配置してなり、 かつ、光学系を構成する対物レンズを駆動させて上記各
    光スポットを上記トラッキングラインに対して直角方向
    に所定ピッチ移動させることにより、追尾用光スポット
    と書込用光スポットとを相互に切り替え自在としてなる
    ことを特徴とする光記録媒体のデータ書込方法。
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CA000533270A CA1278092C (en) 1986-03-28 1987-03-30 Optical recording medium and tracking method therefor
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US4283777A (en) * 1979-05-14 1981-08-11 Xerox Corporation Optical memory having a parallel read out

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