JPH0710502B2 - 回転剥離具 - Google Patents

回転剥離具

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JPH0710502B2
JPH0710502B2 JP61062573A JP6257386A JPH0710502B2 JP H0710502 B2 JPH0710502 B2 JP H0710502B2 JP 61062573 A JP61062573 A JP 61062573A JP 6257386 A JP6257386 A JP 6257386A JP H0710502 B2 JPH0710502 B2 JP H0710502B2
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JP
Japan
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guide pin
rotating body
peeling tool
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spring
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JP61062573A
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JPS62218070A (ja
Inventor
勝平 大見
一芳 稲垣
Original Assignee
大見工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は、鋼材の表面の酸化皮膜を剥離する場合等に
使用する回転剥離具に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の剥離具は単に砥石片を環状に配列しただ
けであり、このため使用時にはその高速回転を伴うワー
クとの接触によりこの剥離具が弾かれる虞れがある。そ
のため従来はこの剥離具をH型の鋼材のワークに吸着固
定するための電磁石を備えた基台から水平方向に延びる
アームを介して電動機を支持し、その電動機の回転軸先
端に剥離具を取着するようにしていた。
(考案が解決しようとする問題点) 従って全体が大型化せざるを得ず、取付けに不便で例え
ばH鋼の裏面側とかリブとウェブとの間のコーナとかの
細部の剥離作業が行い難いという問題点があった。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は、前記のような従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであって、電動機の回転軸に取着す
るための取着部材にはガイドピンを突出させ、同取着部
材には、前記ガイドピンを回動中心にした複数個の回転
体を配置し、同回転体に対してばね部材を付設するとと
もに、回転体を同ばね部材のばね力に抗して前記ガイド
ピンの軸線方向に対して互いに独立して移動可能に設
け、その取着部材の回転面内に位置するように前記回転
体に対して複数個の砥石片を環状に配列した回転剥離具
をその要旨としている。
(作用) 従って、この発明の回転剥離具は、取着部材において手
で把持出来る小型の電動機先端に取着し、同回転剥離具
を回転させた状態でガイドピンを鋼材のボルト挿通孔等
の透孔に挿入し、透孔内周面に摺接させながら砥石を鋼
材表面に接触することにより鋼材表面の酸化皮膜を剥離
する。又、複数の回転体が互いに独立してガイドピンの
軸線方向に対して移動可能に設けられているため、凹凸
の曲面上を剥離する場合にも、その曲面に対して回転体
が個々に追従すべく軸線方向に移動して回転する。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1図から第5
図に従って説明する。
外周面有蓋無底カップ状取着部材1の上面中央には、電
動機15の回転軸に取着するために雌ねじ2aを螺刻した取
着部2が突設されている。前記取着部材1の裏面中央に
は、内周面雌ねじ3aが螺刻された円柱状の支持部3が突
設されている。同支持部3にはガイドピン4がその基端
の雄ねじ4aにて螺着固定され、その中程大径部5と同大
径部5に一体形成した係止突条5aとが前記支持部3の端
面に係合されている。第4図に示されるように円環状の
回転体6がその中心孔6aにおいて前記ガイドピン4にガ
イドピン4の軸線方向へ移動可能に取付けられ、この回
転体6は前記係止突状5aと中心孔6aの凹溝6bとにより回
り止めされている。回転体6はばね部材としてのスプリ
ング7により第1図の下方へ付勢されるとともに、ガイ
ドピン4のねじ部4b上のナット8により脱落が防止され
る。なおガイドピン4と回転体6との間には隙間が形成
され、回転体6が傾動できるようになっている。
第3図に示されるように前記回転体6下面には複数個の
砥石9が環状に配列固定されている。
さらに前記取着部材1に等間隔をおいて6個の透孔10が
形成されている。前記回転体6より大径の円環状の回転
体11にはボルト12を植設し、そのボルト12が前記透孔10
に上下動及び傾動可能に挿通支持されている。回転体11
はばね部材としてのスプリング13により第1図の下方へ
付勢され、ボルト12の頭部により抜け止めされている。
第3図に示されるように前記回転体11下面には前記各砥
石9の外方に位置する複数個の砥石14が環状に配列固定
されている。
以上のように構成された回転剥離具を使用するには、ま
ず同回転剥離具を第5図に示すように小型の電動機15の
回転軸に取着し、ガイドピン4をH鋼16等の鋼材の透孔
17に挿入するとともに、回転させる。そしてガイドピン
4を内周面に摺接させながら回転体6,11の砥石9,14を鋼
材表面に接触させることによりこの剥離具が弾かれたり
することなく鋼材表面の酸化皮膜や透孔周縁のバリ等を
剥離することが出来る。
また、この実施例においては、砥石9,14が取着された回
転体6,11を2組設けるとともに、それぞれが独立して上
下動及び傾動出来るようにしたことにより、例えば鋼材
表面が湾曲していたり凹凸がある場合でも確実に酸化皮
膜を剥離出来るという利点がある。
なお、この発明は前記実施例に限定されるものではな
く、例えば回転体を上下動出来ないように固定したり、
1つにしたりする等この発明の趣旨を逸脱しない範囲で
各部の形状、構成等を任意に変更することも可能であ
る。
発明の効果 以上詳述したように、この発明の回転剥離具は、小型の
電動機に取着し、手で把持して作業を行なっても弾かれ
たりすることがない。従って全体を小型化できてコーナ
等の所望の場所の酸化皮膜を適確に剥離することが出来
るという優れた効果を奏する。
又、複数の回転体が互いに独立してガイドピンの軸線方
向に対して移動可能に設けられているため、鋼材表面が
湾曲していてもその曲面に対して回転体が個々に追従す
べく軸線方向に移動して回転するため、鋼材表面に凹凸
がある場合でも、確実に酸化被膜を剥離できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す縦断面
図、第2図はその平面図、第3図は同じく底面図、第4
図は第1図のA-A線断面図、第5図はこの実施例の回転
剥離具の使用方法を説明するための斜視図である。 取着部材1、取着部2、支持部3、ガイドピン4、回転
体6、スプリング7、砥石9、回転体11、スプリング1
3、砥石14。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転軸に取着するための取着部材
    (1)にはガイドピン(4)を突出させ、同取着部材
    (1)には、前記ガイドピン(4)を回動中心にした複
    数個の回転体(6,11)を配置し、同回転体(6,11)に対
    してばね部材(7,13)を付設する ともに、回転体(6,
    11)を同ばね部材(7,13)のばね力に抗して前記ガイド
    ピン(4)の軸線方向に対して互いに独立して移動可能
    に設け、その取着部材(1)の回転面内に位置するよう
    に前記回転体(6,7)に対して複数個の砥石片(9,14)
    を環状に配列したことを特徴とする回転剥離具。
JP61062573A 1986-03-20 1986-03-20 回転剥離具 Expired - Fee Related JPH0710502B2 (ja)

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JPS62218070A JPS62218070A (ja) 1987-09-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2795667B1 (fr) * 1999-07-02 2001-10-12 Essilor Int Outil de lissage pour surface optique, en particulier pour lentille ophtalmique
JP5180141B2 (ja) * 2009-04-28 2013-04-10 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 形鋼表面研磨装置

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JPS4323680Y1 (ja) * 1965-06-16 1968-10-05
JPS58140047U (ja) * 1982-03-12 1983-09-20 フルサト工業株式会社 穴周縁部用研削砥石

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JPS62218070A (ja) 1987-09-25

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