JP2841275B2 - 窯業製品用転写紙貼りスタンド - Google Patents

窯業製品用転写紙貼りスタンド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陶磁器やガラスなどの
窯業製品に対する転写印刷における転写紙貼りスタンド
に関し、より具体的には、カップや立物などのその表面
に湾曲面や角面を有する窯業製品に対して転写印刷によ
り絵付けをする転写紙を能率よくかつ美麗に転写、貼着
するための転写紙貼りスタンドに関する。
【0002】
【従来の技術】陶磁器製食器などの製造工程は、大きく
分けて素材生地の製造工程と加飾用の画付け工程との二
つに分けられる。このうち画付工程には、陶磁器素地面
自体に対するもののほか、釉の下部に対するもの(下絵
付け)、釉の内部に対するもの(シンクイン絵付け)、
釉の表面に対するもの(上絵付け)等各種あるが、その
装飾画付け方法の一つとして転写印刷法がある。この転
写印刷法では、まず被転写体へ写し替える絵柄や模様等
が複紙、単紙、スライド紙等の紙(素材)に印刷され、
この転写紙を陶磁器素地面等に転写、貼着させた後、例
えば800〜900℃という温度で焼成するものであ
る。
【0003】転写印刷法による絵付工程は、陶磁器素地
等の被転写体への加飾のためにそのような転写紙の転写
・貼着を行うものであり、例えば上絵付けの場合の一例
としては、まず転写紙を水に浸して模様のついている皮
膜を台紙から取去り、ゴムベラ等で水をかき出しながら
絵柄付き皮膜が貼りつけられる。しかしこのような作業
は、各被転写体の一個一個に対して注意深く行う必要が
あり、高度の熟練を要する作業である。
【0004】このため、この転写紙貼り工程は機械化が
難かしく、手作業の比率が高い工程の集まりであるが、
なかでも特にカップやポット、クリ−マ、楕円皿、その
他等のように曲面や角面を有する陶磁器素地等の被転写
体に対する転写・貼着、画付けラインは、その形状が複
雑なことから、この手作業には熟練要素が大きく左右
し、どうしても生産性が上がりにくいアイテムである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、転写印刷法
の転写紙貼り工程におけるこのような問題点や事情に鑑
み、その転写紙の貼り工程につき鋭意創意工夫を重ねた
結果、その転写紙の転写・貼着を行うに際し、被転写体
を保持する装置として、特にカップやポット、クリ−
マ、楕円皿、その他等の曲面や角面を有する陶磁器素地
等の窯業製品に対して、手作業による加飾のために転写
紙を能率よくかつ美麗に貼着するための新規且つ有用な
転写紙貼りスタンドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スタンド台座
上に高台支持体を介して支持された回転台座と支持柱を
介して支持された被転写体保持部とを備え、該回転台座
が高台支持体面に支持された支持軸に対して回動自在に
設置されていると共に、該保持部が、支持柱の上端部の
腕部材に連結された傾斜係止部材に対して前後動可能に
係止された中空筒体と該中空筒体内に弾性部材を介して
摺動自在に設けられたシャフトを有し、該シャフトの下
端部には軸受を介して回転自在の弾性保持部材を備えて
なることを特徴とする窯業製品用転写紙貼りスタンドを
提供する。
【0007】本発明に係る上記窯業製品用転写紙貼りス
タンドは、これを使用する作業時において貼り作業中
に転写紙が他の物(作業台、用具、等)に接触しない、
製品(陶磁器素地等の被転写体)の取り付け、取り外
し、心だ出しが容易である、製品の回転が片手で簡単
にでき、スクイズ動作が連続してできる、製品が固定
されているので転写紙の位置合わせが容易である等の有
効且つ優れた利点、特徴を有し、併せて作業者の作業
姿勢がよくなる等の利点も備えている。
【0008】
【実施例】以下、図面に従い、本発明の態様ないし実施
例をさらに具体的に説明するが、本発明がこの態様に限
定されるものでないことは勿論である。図1は、本発明
スタンドの一態様を示す概略図である。
【0009】図1中、11はスタンド台座、12は転写
紙貼り装置の固定用板体であり、この固定板12は、ス
タンド台座11に対してその面上に溶接、ボルト等によ
り固定されている。13は支持柱、14は高台支持体で
あり、図示のとおり、これら支持柱13及び高台支持体
14は、その端部が固定板12に固定される。なお、ス
タンド台座11、支持柱13、高台支持体14は、木材
や鋼材等適宜の材質で構成することができる。
【0010】ここで、これら支持柱13及び高台支持体
14の固定板12に対する上記固定は溶接によって行う
こともできるが、好ましくは通しボルト(及びナット)
等により固定するようにし、これによりスタンド台座1
1に対する支持柱13及び高台支持体14の傾斜を調整
できるようにするのが望ましい。図2(a)〜(b)
は、支持柱13及び高台支持体14を一体に固定し、そ
のようにその傾斜を調整可能に固定するようにした態様
を示すものである(図1中、左下部も参照)。
【0011】図2(a)〜(b)のとおり、一対の固定
板12、12′には貫通孔15が設けられこれに対応し
て支持柱13(又は高台支持体14)にも孔が穿設され
ている。この貫通孔15及び支持柱13(又は高台支持
体14)の孔に通しボルト17を貫通し、これにより支
持柱13及び高台支持体14の下端部を支持するように
し、通しボルト17を支軸として回動自在となるように
されている。また、固定板12′には孔が設けられ、こ
の孔に対応して溶接等によりナット16が固定されてい
る。このナット16には把持部付きのボルト18をねじ
込んで該孔を貫通させ、その先端部を支持柱13又は高
台支持体14の横面に当接させることで締め付け固定さ
れる。これらによってスタンド台座11に対する支持柱
13及び高台支持体14の角度を調整し、後述回転台座
21及び被転写体用保持部Tの傾斜角度を調整すること
ができ、またそれらの高さを調整することができる。な
お図2(b)中Sは、ズレ防止用のゴム材である。
【0012】次に、19は高台支持軸であり、これは適
当な固定手段により高台支持体14に連結、固定する
が、好ましくはその高さを適宜調節できるように固定さ
れる。図1のとおり(図1中、右下部参照)、この固定
は通しボルト(及びナット)等の適宜の手段20により
行うことができるが、この場合この固定と併せて高台支
持体14に対する高台軸15の角度の調整も行うことが
できるものである。
【0013】また図1中21は、高台支持軸19の上端
部に連結された高台すなわち陶磁器素地等の被転写体用
の載置台座(回転台座)であり、この載置台座21は高
台支持軸19の上端部に高台軸19に対して回転自在に
支持するように構成される。これにより回転台座21上
でこれに載置された被転写体を回しながら、転写紙を容
易に貼着することができる。なお、高台支持軸19に対
する回転台座21の支持の仕方としては、例えばスラス
ト軸受形式等、従来公知の適宜の手段により行うことが
できる。
【0014】一方、支持柱13の上端部には腕部材22
が、この腕部材22にはさらに傾斜した係止部材23が
固定されるが、これら支持柱13、腕部材22及び傾斜
係止部材23とは予め一体に構成しておくのが望まし
い。これらのうち、傾斜係止部材23はカップ等の被転
写体の保持部Tを保持するためのものである。この保持
部Tは、中空筒体25とその内部に貫入させて設けた棒
状体すなわちシャフト26を備えている。なお、保持部
Tとは、本明細書中、これら中空筒体25、シャフト2
6等のほか、後述弾性体38等をも含めた意味で用いて
いる。
【0015】上記シャフト26は、その外径が中空筒体
25の内径より小となるように構成し、これにより中空
筒体25内を摺動自在に移動できるように構成されてい
る。ここで中空筒体25は、円筒形とは限らず、その内
部及び/又は外部を角柱状に形成することもできる。そ
の内部の形状(中空部の形状)に伴い、シャフト26の
断面は中空筒体25の中空部の形状に合わせた形状に構
成される。また、図中24は、中空筒体25に相対して
係止部材23に固設された弾性を有する一対の金属板体
等からなる中空筒体25の位置決め用部材(横フレ防止
板)であり、その弾性板体間に中空筒体25が位置決め
され、転写紙の貼着作業時において中空筒体25が前後
左右にぶれたり、動くことがないよう保持される。
【0016】また、図1のとおり〔図2(c)も参
照〕、中空筒体25は傾斜した係止部材23に対し前後
に(図1で云えば、紙面左右方向に)回動自在の係止部
材、好ましくは蝶番27を介して支持されている〔なお
図1中、(A)はこの蝶番27を介して保持部Tを前方
(作業者側からみて手前)に回動させた状態を示すもの
である〕。ここでその傾斜係止部材23の傾斜の程度
は、カップ等の被転写体の形状、大きさ、作業者の背丈
その他の条件如何により適宜設定することができる。ま
た中空筒体25の上端内部には鋼製コイルバネ等の弾性
部材28が嵌挿され、この弾性部材28の上方部は、ピ
ン29により中空筒体25に固定される。この弾性部材
28によりシャフト26が斜め上下方向に所定間隔だけ
伸縮可能に支持される。
【0017】図2(c)は、そのシャフト26の支持の
仕方の態様を示すものである。図示のとおり、中空筒体
25には、その軸方向(長手方向)に溝30が形成さ
れ、一方シャフト26には、この溝30に対応してシャ
フト26を係止するためのピン31が固着され、ピン3
1が溝30中で上下に移動可能にしてある。この溝30
の軸方向長さLは、後述のとおり、シャフト26により
スポンジ、ゴム等の弾性保持部材38を押圧し、カップ
等の被転写体を嵌め込む時に必要なだけの間隔となるよ
うにされる。なお、シャフト26に対するピン31の固
着はボンド付け形式、ネジ形式等の適宜の手法により固
定される。
【0018】ここでシャフト26は、コイルバネ等の弾
性部材28により保持され、且つ常時下方に押圧されて
いるが、上記係止ピン31が溝31の下縁部で止めら
れ、これによりその下限が設定される。なお、傾斜した
係止部材23の傾斜の程度は、被転写体の保持部Tの傾
斜に対応して適宜設定することができるが、前述のとお
り、この保持部Tの傾斜は、柱13の傾斜を選ぶことで
設定することもできるものである。
【0019】また、シャフト26には、その下端部にベ
アリングすなわちラジアル形式の軸受32、33が設け
られている。この軸受32、33は、シャフト26に対
して回転自在に取り付けられており、これによりカップ
その他の被転写体がシャフト26の軸に対して回動自在
に支持される。なお、図1に示す態様ではこの軸受を二
個設けているが(32と33、図2(d)参照)、被転
写体の大きさ、重さ、またその内側の湾曲面の形状等の
如何により一個又は三個以上設けることもできる。
【0020】図2(d)は、シャフト26に対する軸受
32、33の取り付けの仕方の一例を示すものである。
図示のとおり、シャフト26には、その先端部にシャフ
ト26の外径より小さい径の段部34が設けられてい
る。また図中、35は円環状のストッパ−、36は間隔
保持部材である。このうちストッパ−35は、溶接等に
よりシャフト26に固定されるが、例えばシャフト26
それ自体に一体に設けた形式で固定しても差し支えな
い。また、間隔保持部材36は、軸受32と軸受33と
の間を所定の間隔に保持するためのものである。
【0021】これら各部材の組立の仕方としては、まず
軸受32をシャフト26の下端部から嵌挿してストッパ
−35に当接させ、次いで、同じくシャフト26の下端
部から間隔保持部材36を挿入する。引続き軸受33を
同じくシャフト26の下端部から嵌挿し、段部34の部
分に位置するように配置して固定するが、この固定は点
付け溶接(図中、37)その他適宜の手段により行うこ
とができる。なお軸受32、33としては、従来知られ
たものを従来の使用態様で適用でき、このため図中その
内輪、外輪、転動体(ころ)等の記載は省略している。
【0022】さらに、これら軸受32、33には弾性保
持部材38(図1、図3〜4参照)が取り付けられる。
この弾性保持部材38はこれにカップ等の被転写体の内
凹部を当接させ、これにより前述回転台座21との間で
その被転写体を保持するためのものである。このため弾
性保持部材38としては、カップその他の被転写体を傷
付けることなく、柔らかく保持し得る材料である必要が
あり、このためスポンジ、ゴム等を使用する。これらス
ポンジ等は、例えば射出成形等によりその凹部を軸受3
2、33の形状に対応する形状とし、この凹部に軸受3
2、33を嵌め込むことにより固定することができる。
また弾性保持部材38の外形は被転写体内凹部と接して
これを保持できるような形状に構成される。
【0023】《使用態様》本発明に係る転写紙貼り装置
は、概略以上のとおりの構成を備えるものであるが、以
下、図3及び図4に従い、その使用態様について説明す
る。まず図3のとおり、被転写体保持部Tを手前に引き
〔図1中(A)の状態〕、その弾性保持部材38に対し
て被転写体の凹部を図3中矢印(↑)の方向から嵌め込
み、この状態で保持部Tを元の位置に戻してセットす
る。図4はこのセット状態を示している。図4のとお
り、この時、被転写体の底部は回転台座21上に載置さ
れ、上方からはコイルバネ等の弾性部材28により、図
中矢印↓↓の方向に押圧力がかかるようになっている。
【0024】この場合、そのセット時の上記弾性部材2
8による押圧力は、カップ等の被転写体を押圧し、転写
紙の当接、貼着作業時において被処理物に「ぶれ」や回
転台座21の載置面に対する「ずれ」等を生じることが
なく、これに十分耐え得る程度である必要がある。しか
し、カップ等の被転写体の形状、重量、また作業者の熟
練の程度等如何にもよるが、通常は、コイルバネ等の弾
性部材28の弾性により軽く押さえる程度で十分であ
る。
【0025】また前述のとおり、上記被転写体をセット
しないときには、シャフト26は、弾性部材28により
常時下方に押圧され、係止ピン31が溝30の下縁部で
止められる状態となっている。これに対して、被転写体
のセット時に上記のように押圧するようにするために
は、溝30に幾分余裕を持たせる必要があるが、本発明
によれば、コップその他の被転写体底部の厚みや径等を
も加味することにより、その余裕の保持を、回転台座2
1の支持軸19の長さをボルト20により調整して固定
することにより簡単に行うことができる。
【0026】次いで、図4の状態に保ちながら、そのカ
ップ等の被転写体の表面上に転写紙を当接し貼り着け
る。この作業は、左手で被転写体を緩く回転させなが
ら、転写紙を当接させ、貼着することにより行うが、本
発明装置によれば回転台座21及び弾性保持部材38が
取り付けられた軸受32、33の回転を利用するもので
あるため、前後左右方向の「ぶれ」がないだけでなく、
また上下方向の「ぶれ」もなく、これにより転写紙の貼
り不良を起こすことなく、被転写体への転写紙の当接、
貼着を容易且つ確実に行うことができる。
【0027】また、本発明に係る転写紙貼りスタンド
は、カップやポット、クリ−マ、楕円皿、その他等のよ
うに曲面や角面を有する陶磁器製品、すなわち陶磁器素
地面自体に対するもののほか、釉の下部に対するもの
(下絵付け)、釉の内部に対するもの(シンクイン絵付
け)、釉の表面に対するもの(上絵付け)等の何れに対
しても適用でき、またこのような陶磁器製品とは限ら
ず、曲面や角面を有するホウロウ、ガラスその他の窯業
製品の表面に転写印刷により画付けを施す場合にも適用
するものである。
【0028】《実験例》本発明による以上のとおりの構
成を備える転写貼りスタンドを使用し、図3〜4に示す
陶磁器製カップについて、5人の作業者により現実に転
写紙の貼着作業を実施した。この装置の規模、大きさ等
は、図1中支持柱13の高さ31cm、高台支持体14
の長さ(通しボルト17のと通しボルト20の中心まで
の長さ)21cm、腕部材22と傾斜係止部材23とを
合わせた長さ(上面長さ)9cmとし、その余は相対的
に図2に示すような寸法として構成したものである。な
お弾性保持部材38としてはウレタン樹脂製のスポンジ
を使用した。
【0029】また、この作業は各作業者毎に100個、
合計500個について行った。まず転写紙貼り能率につ
いては、従来の手法による作業の場合(器具として、一
般型用スタンドすなわちカップの糸底部及びこれに連な
る外面部を保持するようにした治具を使用)には、平均
「10個/時間・人」かかっていたものが、本発明によ
れば平均「16個/時間・人」に短縮することができ
た。これを向上率としてみれば、60%〔=(16−1
0)÷10×100〕もの能率アップに相当している。
【0030】また、転写貼り不良品は、主として転写紙
の貼り作業中に転写紙が作業台や用具に接触して発生す
るが、従来の作業では、歩留まりが95%であったもの
が、本発明の転写紙貼りスタンドを使用した上記場合に
は97%に向上させることができた。その差すなわち向
上率は2%であるが、転写貼り不良品については転写貼
りを再度やり直す必要があり、場合によっては廃棄せざ
るを得ないことを考慮すると、有効な優れた効果である
ことが明らかである。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の転写貼りスタン
ドによれば、貼り作業中に転写紙が他の物(作業台、
用具等)に接触しない、製品(陶磁器素地等の被転写
体)の取り付け、取り外し、心だ出しが容易にできる、
製品の回転が片手で簡単にでき、スクイズ動作が連続
してできる、製品が固定されているので転写紙の位置
合わせが容易にできる等の優れた効果を有し、これらに
より作業能率を向上させ、また製品歩留まりを上げ
ることができるだけでなく、作業者の作業姿勢がよく
なる、等優れた効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スタンドの一態様を示す概略図。
【図2】図2に示す態様のスタンドにおける各部分を示
す図。
【図3】本発明スタンドの使用態様を示す図。
【図4】本発明スタンドの使用態様を示す図。
【符号の説明】
1 陶磁器素地等の被転写体 2 転写紙 3 粘着・固着皮膜 4 文字・図柄 5 剥離皮膜 6 素材 11 スタンド台座 12、12′ 一対の固定板 13 支持柱 14 高台支持体 15 貫通孔 16 固定板12′に固定されたナット 17 通しボルト17(及びナット) 18 把持部付きボルト S ズレ防止用のゴム材 19 高台支持軸 20 通しボルト(及びナット)等 21 回転台座 T 被転写体用保持部 22 腕部材 23 傾斜係止部材 24 横フレ防止板 25 中空筒体 26 シャフト 27 蝶番 28 コイルバネ等の弾性部材 29 ピン 30 溝 31 係止ピン 32 33 軸受 34 段部 35 ストッパ− 36 間隔保持部材 37 点付け溶接 38 弾性保持部材(スポンジ等)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−34141(JP,A) 特開 平2−179785(JP,A) 実開 平6−55741(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B44C 1/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタンド台座上に高台支持体を介して支持
    された回転台座と支持柱を介して支持された被転写体保
    持部とを備え、該回転台座が高台支持体面に支持された
    支持軸に対して回動自在に設置されているとともに、該
    保持部が、支持柱の上端部の腕部材に連結された傾斜係
    止部材に対して前後動可能に係止された中空筒体と該中
    空筒体内に弾性部材を介して摺動自在に設けられたシャ
    フトを有し、該シャフトの下端部には軸受を介して回転
    自在の被転写体用弾性保持部材を備えてなることを特徴
    とする窯業製品用転写紙貼りスタンド。
  2. 【請求項2】上記弾性部材がコイルバネであり、上記被
    転写体用弾性保持部材がスポンジ又はゴムである請求項
    1記載の窯業製品用転写紙貼りスタンド。
  3. 【請求項3】上記高台支持体及び支持柱がスタンド台座
    面に対して、その角度を調整可能に固定されてなる請求
    項1記載の窯業製品用転写紙貼りスタンド。
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