JPH07104U - 健康履物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 足の裏面をマッサージして物理的刺激を足の
裏面から直接与えて、健康の回復を確実に図れ、しか
も、中底体内のバイブレータや電池等の交換が容易にで
き、更に、バイブレータ等の故障時にも極めて便利にす
る。 【構成】 任意形状の履物本体１内に、適数個の足裏面
マッサージ用の突起９とこの突起９を振動させる振動子
１８付きバイブレータ１０とが内蔵された中底体２を挿
脱自在に挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、健康回復を図るために足の裏面をマッサージするのに好適な健康履 物に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の履物は、任意形状の履物本体内に単なるシート状の中底を一体に挿着す るように形成されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、中底が単なるシート状に成形されていたため、履物本体内の中 底上に足を入れても、足の裏面がマッサージされず、健康の回復を何等図れなか った。

【０００４】 そこで、本考案は、上述のような課題を解決するために案出されたもので、足 の裏面をマッサージして物理的刺激を足の裏面から直接与えて、健康の回復を確 実に図れるようにすると共に、中底体内のバイブレータや電池等の交換が容易に でき、更に、バイブレータ等の故障時にも極めて便利な健康履物を提供するもの である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上述のような目的を達成するために、任意形状の履物本体内に、適 数個の足裏面マッサージ用の突起とこの突起を振動させる振動子付きバイブレー タとが内蔵された中底体を挿脱自在に挿入したものである。

【０００６】

【作用】

そして、上述のような技術的手段により、履物本体内の中底体上に足を入れて バイブレータを作動させることにより、振動子の回転に伴って各突起が上下方向 へ振動するようにする。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【０００８】 本考案の健康履物は、図１及び図２に示すように、履物本体１と、この履物本 体１内に挿脱自在に挿入した中底体２とから構成されている。

【０００９】 前記履物本体１は、甲皮３や腰皮４等を有する足カバー５と本底６とから形成 されている。この履物本体１はスリッパ形状に成形されているが、これに何等限 定されることなく、靴形状や、サンダル形状、草履形状等の任意形状に成形して も良い。

【００１０】 一方、前記中底体２は、履いた時に足裏面が当接するレザー、塩化ビニール、 布等の軟質材製の中底７と前記履物本体１の本底６上面に当接するクッションシ ート８との相互間に、適数個（図中は10個）の足裏面マッサージ用の突起９とこ の突起９を振動させるバイブレータ１０とが内蔵された硬質プラスチック製の枠 体１１を設けるように形成されている。

【００１１】 即ち、この枠体１１内の前後方向中央部に前記バイブレータ１０を設置し、且 つ枠体１１内の後部に電池ボックス１２を、下方から 2個の単三形電池１３を交 換自在に設け、この電池ボックス１２の後面には押ボタン式のスイッチ１４を後 方から切替自在に設ける。そして、枠体１１内のバイブレータ１０及び電池ボッ クス１２の上には、上面に丸頭ネジ１５とナット１６とからなる前記各突起９が 適宜間隔に配設された突起取付シート１７を被着する。

【００１２】 また、前記バイブレータ１０は、一端に振動子１８を有するモータ１９が内蔵 された筒体２０を、この筒体２０前後の支持板２１下面に 4個のコイルバネ２２ を介して振動自在に支持し、且つ筒体２０の上面にはクッション材２３を、前記 突起取付シート１７の前後方向略中央部に穿設された貫通孔２４から若干突出さ れるように接着し、更に、モータ１９には前記電池ボックス１２及びスイッチ１ ４の各接点にリード線を介して接続するように形成されている。

【００１３】 次に、使用状態について説明すると、履物本体１内の中底体２上に足を入れて 、中底体２のスイッチ１４を押してバイブレータ１０の筒体２０内のモータ１９ を作動させることにより、振動子１８が回転して筒体２０が各コイルバネ２２を 介して上下方向へ振動し、この筒体２０の振動に伴って突起取付シート１７の各 突起９が上下方向へ振動するため、足の裏面がマッサージされる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案の健康履物は、上述のように、任意形状の履物本体１内に、適数個の足 裏面マッサージ用の突起９とこの突起９を振動させる振動子１８付きバイブレー タ１０とが内蔵された中底体２を挿脱自在に挿入するように構成したから、履物 本体１内の中底体２上に足を入れてバイブレータ１０を作動させることにより、 振動子１８の回転に伴って各突起９が上下方向へ振動するため、足の裏面がマッ サージされて物理的刺激を足の裏面から直接与えることができ、健康の回復を確 実に図ることができる。

【００１５】 しかも、中底体２を履物本体１内に挿脱自在に挿入したことにより、中底体２ 内のバイブレータ１０の電池１３等の交換が容易にできるばかりでなく、バイブ レータ１０等の故障時にも極めて便利であり、更にはバイブレータ１０を他のも っと刺激の強い又は弱いバイブレータに交換することも可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】縦断右側面図である。

【符号の説明】

１ 履物本体 ２ 中底体 ３
甲皮 ４ 腰皮 ５ 足カバー ６
本底 ７ 中底 ８ クッションシート ９
突起 １０ バイブレータ １１ 枠体 １
２ 電池ボックス １３ 電池 １４ スイッチ １
５ 丸頭ネジ １６ ナット １７ 突起取付シート １
８ 振動子 １９ モータ ２０ 筒体 ２
１ 支持板 ２２ コイルバネ ２３ クッション材 ２
４ 貫通孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 任意形状の履物本体内に、適数個の足裏
   面マッサージ用の突起とこの突起を振動させる振動子付
   きバイブレータとが内蔵された中底体を挿脱自在に挿入
   したことを特徴とする健康履物。