JP2005218667A - マッサージ機能付シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 身体に振動による刺激を与えることによって積極的に疲労回復効果を発揮するマッサージ機能付シート3を提供することを目的とする。
【解決手段】 樹脂シート3の内部に振動装置6と該振動装置6に電力を供給する電源7と、前記振動装置6のオンオフを切り替える入力部8とからなる振動発生装置2を備え、前記樹脂シート3が用途に応じて切断して形状を変更するための切取線5を備え、内部に遠隔操作装置からの無線信号を受信し前記スイッチ9と接続された受信装置10を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 樹脂シート3の内部に振動装置6と該振動装置6に電力を供給する電源7と、前記振動装置6のオンオフを切り替える入力部8とからなる振動発生装置2を備え、前記樹脂シート3が用途に応じて切断して形状を変更するための切取線5を備え、内部に遠隔操作装置からの無線信号を受信し前記スイッチ9と接続された受信装置10を備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、板状シートの内部に振動発生装置を備えたマッサージ機能付シートに関し、特に履物の中敷やサポータに設置して使用するものに関する。
従来、スニーカーやビジネスシューズ、あるいはサンダルなどの履物において、歩行等による足への負担を軽減するため、中敷が用いられ、さらに、靴内部や足の消臭、抗菌を促し、また、足の血行増進による疲労の軽減、水虫予防をするための中敷が開示されている。例えば、図11に示すように特開2000−354502号公報には、二酸化塩素ガスを透過可能にした高分子フィルムの外装材101を少なくとも表面側に備え、亜塩素酸塩の水溶液あるいは亜塩素酸塩と塩素酸塩を含む水溶液を高吸水性樹脂に吸収させてなる二酸化塩素含有ゲル状組成物を外装材101内に充填し、外装材101は、足の土踏まずに接する部分や、その他足の指の近傍等に、二酸化塩素含有ゲル状組成物の盛り上がり部102が形成された中敷が開示されている。
特開2000−354502
しかしながら、上記した特許文献においても、二酸化塩素含有ゲル状組成物により、安定にかつ持続的に二酸化塩素ガスを放出し、その有する殺菌、消臭、抗菌等の作用を発揮し、緩衝材としてのゲルによって足をサポートし、靴の着用時にこの中敷が足に心地よくフィットし、軽快な歩行が可能となり同時にマッサージ効果を奏するものであるが、足裏に機械的な振動を与え刺激することによって、より積極的に筋肉の疲労回復や神経を緩和する効果には至らないという懸念があった。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、身体に振動による刺激を与えることによって積極的に疲労回復効果を発揮するマッサージ機能付シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るマッサージ機能付シートは、樹脂シートの内部に振動装置と該振動装置に電力を供給する電源と、前記振動装置のオンオフを切り替える入力部とからなる振動発生装置を備えたことを特徴とする。
また、前記樹脂シートが用途に応じて切断して形状を変更するための切取線を備えていることを特徴とする。
また、内部に遠隔操作装置からの無線信号を受信し前記スイッチと接続された受信装置を備えたことを特徴とする。
また、前記樹脂製シートと前記振動発生装置とが着脱自在に一体化されていることを特徴とする。
本発明の請求項1記載のマッサージ機能付シートによれば、シート内に振動発生装置を備えたから、全体を薄く形成することができるので、靴の中敷に備えることができ、足裏に直接振動を与えることによって、筋肉疲労の回復や神経緩和などのマッサージ効果が得られる。
また、請求項2に記載のマッサージ機能付シートによれば、設置箇所に応じてシートの形状をシート表面に形成された切取線によって適宜変更することができるので、靴の中敷の土踏まずや膝などの関節などに設置する場合にも、フィット感を増すことができ、歩行中や運動時においてもズレを防止しできるため、より良好なマッサージ効果が得られる。
また、請求項3に記載のマッサージ機能付シートによれば、設置したままの状態で振動発生装置のオンオフを容易に切り替えることができるので、効果を確かめながら設置箇所や振動の強さを調節できる。
また、請求項4に記載のマッサージ機能付シートによれば、設置箇所に応じた樹脂シートを複数用意しておくことによって、一つの振動発生装置を多目的に使用することができるので、無駄を省けるだけでなく、樹脂シートが劣化したり損傷したりした場合には、樹脂シートのみを交換できるので、維持コストを低減できる。
以下図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、内部に振動発生装置2を備えたマッサージ機能付シート1(以下、本体)を示す図であり、組立て前の状態を示す図である。図2は切取線を設けた図である。図3は入力部の変形例を示す斜視図であり、組立て前の状態を示す図である。図4は使用状態を示す斜視図である。図5は別の使用状態を示す斜視図である。
前記振動発生装置2は2片の樹脂シート3(以下、シート)の内部に設置され、シート3と一体化される。前記シート3は、振動を伝達できる特性を有する柔軟性のある樹脂製の矩形シートであり、シート3の上側であって身体への当接面を構成する上シート3aと下側を構成する下シート3bとにより構成され、上シート3aと下シート3bとはほぼ同じ形状に形成される。前記下シート3bは、通常身体への当接面とはならないので、振動をより効率的に伝達するため上シート3aに比べ硬質の材料で構成してもよい。また、上シート3aと下シート3bとを同じ素材で構成することによって、面の方向性が生じない構成としてもよいことはもちろんである。さらに、シート3は透明の樹脂によって形成されてもよい。
この下シート3bの中央に振動発生装置2を配置し図示しない固定手段によって下シート3bに固定し、上方から上シート3aを被せ、シート3の外周端部から一定の距離に設けられた接着部4において、上シート3aと下シート3bとが接着剤等によって一体的に固着されることによって、シート3内に振動発生装置2が備えられ、シート3と振動発生装置2が一体化される。前記固定手段は、シート3に接着テープを設け該接着テープに振動発生装置2を貼着したものであってもよい。また、前記固定手段は、シート3に複数の突起部を設け、該突起部に振動発生装置2を狭持してもよい。尚、上シート3aと下シート3bの内側全面に前記接着部4を設け、該接着部4の中央に振動発生装置2を貼着し、上シート3aと下シート3bとを貼着し、本体1を構成してもよい。
振動発生装置2が内蔵された本体1は、用途に合わせて不要部を切断して外形を調整するための切取線5を形成してもよい。切取線5は、図4に示すように、例えば、シート3を靴41の中敷42の土踏まず43に合わせて三角形に形成したり、また、図5に示すように、膝51などの関節に合わせ三日月形に形成し、サポータ52によって固定したりしてもよい。こうすることによって、本体1を身体に密着させることができるので、歩行中や運動の最中などでも、良好なマッサージ効果が得られる。このとき、前記接着部4は、切取線5においてシート3の不要部を切断した後においても、上シート3aと下シート3bとが固着したままの状態を保持できるように形成されることはいうまでもない。また、切取線5は一つのシート3に複数形成してもよいことはもちろんである。
このように本体1に切取線5を設けることによって、設置箇所に応じて外形を整えることができるので、本体1を体にフィットさせることができるため、マッサージ効果をより向上させることができる。さらに、上シート3aもしくは下シート3bのいずれか一方または両方の表面に、靴41の中敷42や身体、サポータ51などに貼着するための接着シート3を設けてもよい。この接着シート3によって、本体1を靴41の中敷42や身体、サポータ51などに着脱自在に固定することができるので、本体1が使用時に設置箇所からずれるのを防止できるため、よりマッサージ効果を向上できる。
前記振動発生装置2は、電源から供給される電力によって振動を発生する振動装置6と、振動装置6に電力を供給する電源7と、電源7のオンオフを切り替える入力部8とで構成される。振動装置6は、例えば、公知の振動モータであって、特に扁平形状のものが好ましく用いられ、入力部8に電気的に接続されている。また、前記入力部8は、電源7と電気的に接続され、電源7から振動装置6への電力供給を切替えている。
入力部8は、受信装置または/および電源用釦として、本体1内に設けられており、シート3を介して外部からの信号を受信し、または後述する電源用釦を直接押すなどの操作ができるようになっている。
まず、遠隔装置により本体1を起動する場合の構成について説明する。入力部8は該遠隔装置からの信号を受信する受信装置10と回路の開閉を行なうスイッチ9とにより構成され受信装置10とスイッチ9とは電気的に接続されている(図1)。受信装置10は、本体1内に設けられ、前記スイッチ9を介して電源7に電気的に接続されている。受信装置10が外部の図示しない遠隔装置からの信号を受信すると、受信装置10に接続されたスイッチ9が送信された信号に応じて電源7と振動装置6を繋ぐ回路を適宜開閉し、振動装置6のオンオフが切り替えられる。
次に、本体1に設けられたスイッチ9を直接操作することによって本体1を起動する場合の構成について図3を参照して説明する。入力部8は電源用釦11と回路の開閉を行なうスイッチ9とにより構成され、本体1内に設けられ、電源用釦11とスイッチ9とは電気的に接続されており、該スイッチ9を介して電源7と振動装置6とが接続されている。振動装置6の動作を開始するには、シート3を介して上部からの電源用釦11に対する押圧により回路の開閉を行なうスイッチ9が投入されることによって、電力が電源7から振動装置6へ供給され、振動装置6が回転を始め本体1が振動する。また、振動装置6の動作を停止する場合は、同様に電源用釦11に対する押圧によりスイッチ9をオフにすることによって電力を遮断し、振動装置6を停止できる。
上記した入力部8は、受信装置10と電源用釦11のうち少なくともいずれか一方を備えていれば足り、また、受信装置10と電源用釦11を併用もしくは一体的に備えてもよい。
次に上記した本実施形態に係る本体1の作用について説明する。
まず、遠隔操作により本体1を使用する場合について説明する。図示しない遠隔装置が振動装置6をスタートさせる信号を発すると、その信号を入力部8である受信装置10が受け取り、この信号に応じスイッチ9が回路を閉じることによって、電力が電源7から振動装置6へ供給されてモータが回転を始めることによって振動が発生する。その振動はシート3の内面から外面へ伝達される。この状態で靴41の中敷42や身体の一部、例えば膝51などに設置すると本体1表面から身体へと振動が伝達され、血行を促進し筋肉疲労の回復などのリラクゼーション効果をもたらす。
また、本体1の振動を停止させるには、開始時と同様に遠隔装置が振動装置6を停止させる信号を発信すると、その信号を受信装置10が受け取り、この信号に応じスイッチ9が回路を開くことによって、振動装置6への電力供給が遮断され、動作を停止できる。
次に、電源用釦11により本体1を使用する場合について説明する。この電源用釦11に対する押圧により回路の開閉を行なうスイッチ9が投入されると、電力が電源7から振動装置6へ供給されて振動装置6が回転を始めることによって振動が発生する。また、振動装置6を停止する場合には、電源用釦11に対する押圧により回路の開閉を行なうスイッチ9をオフすることによって、振動装置6へ供給される電力が遮断され振動装置6が停止する。
このように本実施形態では請求項1に対応して、樹脂シート3の内部に振動装置6と該振動装置6に電力を供給する電源7と、前記振動装置6のオンオフを切り替える入力部8とからなる振動発生装置2を備えたから、全体を薄く形成することができるので、本体1を靴41の中敷42に備えることができ、足裏に直接振動を与えることによって、筋肉疲労の回復や神経緩和などのマッサージ効果を得ることができる。
また、請求項2に対応して、前記樹脂シート3が用途に応じて切断して形状を変更するための切取線5を備えたから、設置箇所に応じてシート3の形状をシート3表面に形成された切取線5によって適宜変更することができるので、靴41の中敷42の土踏まず43や膝51などの関節などに設置する場合にも、フィット感を増すことができ、歩行中や運動時においてもズレを防止しできるため、より良好なマッサージ効果が得られる。
また、請求項3に対応して、内部に遠隔操作装置からの無線信号を受信し前記スイッチ9と接続された受信装置10を備えたから、設置したままの状態で振動発生装置2のオンオフを容易に切り替えることができるので、効果を確かめながら設置箇所や振動の強さを調節できる。
次に本発明に係るマッサージ機能付シート3の別の実施形態について図を参照して説明する。図6は組立て状態を示す図である。図7は本実施形態に係る振動発生装置を示す図である。図8本実施形態に係る部品を示す斜視図であり、リング状シートを示す図である。尚、上記した実施形態と同様の構成については同様の符号を付し、簡単のため説明を省略する。
本実施形態に係るマッサージ機能付シート3の本体1は、ケース31と該ケース31内に備えられた振動装置6とからなる振動発生装置2と、樹脂シートであるリング状のシート32(以下、リング状シート)とから構成される。前記ケース31は硬質樹脂などの絶縁体からなる扁平の円盤形の容器であり、上下方向に二分割される受体33と蓋体34とからなり、受体33と蓋体34を分離可能に一体化することによって密閉される。例えば、図示しないが、該受体33の上端縁部に形成した雄ネジを前記蓋体34の下端縁部内面に形成した雌ネジに螺合し、前記雄ネジの下端に備えたシール材、例えばOリングに前記雌ネジの先端縁部が当接しネジの締め付け力によってシールされて本体1が密閉されてもよい。また、受体33と蓋体34との接合部の外周には、全周にわたってシート32を挿嵌するための溝部35が形成されている。このようにケース31を上下に分離可能としたので、電源7の交換を容易にでき、使い捨てにする必要がないため、低コストかつ環境にやさしいマッサージ機能付シート3を提供できるものである。
前記リング状シート32は振動を伝達できる特性を有する柔軟性のある樹脂製のリング形のシートであり、本体1に形成された溝部35の外形と略同形の貫通孔36を有している。このように構成されたリング状シート32と振動発生装置を一体化するには、リング状シート32の貫通孔36に振動発生装置2を挿嵌し、溝部35にリング状シート32の内円端部37が着脱自在に挿着することによってリング状シート32とケース31が一体化される。
リング状シート32は、外形が円形のほかに三角形、矩形、三日月形などのものを用意しておくことによって、用途に合わせ適宜振動発生装置2に対しリング状シート32を交換することで、より良好なマッサージ効果が得られる。さらに、リング状シート32表面に靴の中敷や身体、サポータなどに貼着するための接着シートを設けてもよい。この接着シートによって、本体1を靴の中敷や身体、サポータなどに着脱自在に固定することができるので、本体1が使用時に設置箇所からずれるのを防止できる。
このように本実施形態では請求項4に対応して、樹脂シートであるリング状シート32と振動発生装置2とが着脱自在に一体化されているから、設置箇所に応じたリング状シート32を複数用意しておくことによって、一つの振動発生装置2を多目的に使用することができるので、無駄を省けるだけでなく、樹脂シート3が劣化したり損傷したりした場合には、リング状シート32のみを交換できるので、維持コストを低減できる。
本発明は、本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、図9,10に示すように、各本体1間を切取線5で仕切って連続して本体1を構成したセット53,54を形成してもよい。こうすることによって持ち運びが便利になり、必要に応じてセットから必要数のみを切取線5を使って切りはずして使用できるので、残数を的確に把握できるため無駄なく使用できる。また、遠隔操作装置において、振動発生装置2のオンオフを切り替えるだけでなく、本体に可変抵抗器などの制御部を設け振動の強弱を調節できるようにしてもよいことはもちろんである。
2 振動発生装置
3 樹脂シート
5 切取線
6 振動装置
7 電源
8 入力部
10 受信装置
9 スイッチ
3 樹脂シート
5 切取線
6 振動装置
7 電源
8 入力部
10 受信装置
9 スイッチ
Claims (4)
- 樹脂シートの内部に振動装置と該振動装置に電力を供給する電源と、前記振動装置のオンオフを切り替える入力部とからなる振動発生装置を備えたことを特徴とするマッサージ機能付シート。
- 前記樹脂シートは用途に応じて切断して形状を変更するための切取線を備えたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機能付シート。
- 内部に遠隔操作装置からの無線信号を受信し前記スイッチと接続された受信装置を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のマッサージ機能付シート。
- 前記樹脂製シートと前記振動発生装置とが着脱自在に一体化されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のマッサージ機能付シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004030066A JP2005218667A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | マッサージ機能付シート |
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JP2004030066A JP2005218667A (ja) | 2004-02-06 | 2004-02-06 | マッサージ機能付シート |
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Family
ID=34994768
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-02-06 JP JP2004030066A patent/JP2005218667A/ja active Pending
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