JPH07104743A - ピアノの電源スイッチ機構 - Google Patents

ピアノの電源スイッチ機構

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JPH07104743A
JPH07104743A JP5243182A JP24318293A JPH07104743A JP H07104743 A JPH07104743 A JP H07104743A JP 5243182 A JP5243182 A JP 5243182A JP 24318293 A JP24318293 A JP 24318293A JP H07104743 A JPH07104743 A JP H07104743A
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Tatsuya Inaba
達也 稲場
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源スイッチをピアノの表面に設ける必要が
なく、ピアノの外観を損ねることのないピアノの電源ス
イッチ機構を提供する。 【構成】 アップライトピアノ1は、鍵盤3の操作に応
じて打弦を行う打弦機構7を備え、アコースティックピ
アノとして演奏可能であるとともに、同じ鍵盤3の操作
に応じて制御される電子音源9をも内蔵しており、電子
ピアノとしても演奏可能である。このアップライトピア
ノ1は、電子音源9による演奏の際に打弦機構7による
楽音の発音を阻止する阻止機構13と、マフラーペダル
16などを有するペダル機構17と、電源18より供給
される電力によって駆動され、鍵盤3の操作に応じて電
子音源9を制御して演奏を行うコントロール部19と、
マフラーペダル16の踏み込み操作によってオン・オフ
され、電源18とコントロール部19との電気的接続及
び遮断を行う電源スイッチ21とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打弦によって演奏する
通常の演奏機構に加え、電子音源を制御して演奏する機
構をも備えたピアノにおける電源スイッチ機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、アコースティックピアノに電
子音源を組み合わせて、通常のピアノ演奏以外に、電子
音源による演奏をも可能にしたピアノが提案されている
(例えば特開昭63−216099号公報や、本願出願
人による特願平5−214411号参照)。これらのピ
アノによれば、電子音源による演奏の際には、各種の阻
止手段(止音手段)によって、打弦動作による通常の演
奏音(以下、打弦音という)を止めることができる。よ
って、打弦音を止めて電子音源からの演奏音をヘッドホ
ンなどで聴きながら演奏すれば、外部に演奏音が漏れ
ず、夜間の演奏練習が自由にできるなどの利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ピアノにおいては、各種の電子回路(例えば電子音源を
制御するための制御回路など)が設けられるので、この
電子回路と電源との電気的接続及び遮断を行うための電
源スイッチを、ピアノの所定の場所に設ける必要があ
る。そして、この電源スイッチを設ける場合は、従来の
電子ピアノと同様に、ピアノの外装材に穴を開けて、ピ
アノの表面に設けることが考えられる。
【0004】しかしながら、このような場合、ピアノの
表面に取り付けられる電源スイッチが目についてしまう
ので、アコースティックピアノと容易に見分けがついて
しまい、ピアノの外観が損なわれるという問題がある。
また、穴開け加工に余計な手間がかかるなどの問題もあ
る。
【0005】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れ、電源スイッチをピアノの表面に設ける必要がなく、
ピアノの外観を損ねることのないピアノの電源スイッチ
機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、鍵盤の操作に応じてハンマーが弦
を打弦する打弦機構と、該打弦機構による打弦音の調節
を行うためのペダルと、電源より供給される電力によっ
て駆動され、前記鍵盤の操作に応じて電子音源を制御す
る制御手段と、該制御手段により前記電子音源を制御し
て演奏する際に、前記打弦機構による打弦音の発音を阻
止する阻止手段と、を備えたピアノにおいて、前記ペダ
ルの操作に応じて、前記制御機構と前記電源との電気的
接続及び遮断を行う電源スイッチを備えることを特徴と
するピアノの電源スイッチ機構を要旨とする。
【0007】また、請求項2の発明は、前記ペダルが挿
通される前記ピアノの前土台の開口部の側部に切欠を設
け、前記ペダルを踏み込んで該切欠の方向にずらすこと
によって、前記制御機構と前記電源との電気的接続及び
遮断を行うことを特徴とする前記請求項1記載のピアノ
の電源スイッチ機構を要旨とするここで、前記ペダルと
しては、例えばラウドペダル,ソフトペダル,マフラー
ペダル(主にアップライトピアノに備えられる),ソス
テヌートペダル(主にグランドピアノに備えられる)な
どが挙げられる。
【0008】
【作用】前記請求項1の発明のピアノは、鍵盤の操作に
応じてハンマーが弦を打弦する打弦機構と、この打弦機
構による打弦音の調節を行うためのペダルとを備え、ア
コースティックピアノとして演奏可能である。また、鍵
盤の操作に応じて電子音源を制御する制御手段を備え、
この電子音源による演奏の際に、阻止手段によって、打
弦機構による楽音の発音を阻止することができるので、
電子ピアノとしても演奏可能である。
【0009】そして、請求項1のピアノは、ペダルの操
作に応じて制御機構と電源との電気的接続及び遮断を行
う電源スイッチを備えているので、例えばペダルを踏み
込んだり横にずらすなどといった所定のペダル操作によ
って、電源のオン・オフ(即ち制御機構と電源との電気
的接続及び遮断)を行うことができる。従って、電源ス
イッチをピアノの表面に設ける必要がなく、ピアノの外
観が損なわれない。
【0010】また、請求項2の発明では、ペダルが挿通
されるピアノの前土台の開口部の側部に切欠が設けられ
ており、ペダルを踏み込んで切欠の方向にずらす(即ち
横に移動させる)ことによって、電源のオン・オフを行
う。従って、比較的容易なペダル操作によって電源のオ
ン・オフを行うことが可能であり、しかも、演奏の際に
ペダルを踏み込んで本来のペダル効果(即ち演奏音の調
節効果)を得る場合でも、ペダルを切欠の方向にずらさ
ない限り電源はオン・オフされないので、演奏中に電源
がオン・オフされて演奏が阻害されることはない。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ここで、図1は本実施例のアップライトピアノの
概略構成を示すブロック図、図2はアップライトピアノ
の打弦機構などを示す説明図、図3はペダル及び電源ス
イッチを示す斜視図、図4はマフラーペダル及び電源ス
イッチの操作方法を示す正面図である。
【0012】図1に示す様に、本実施例のアップライト
ピアノ1は、通常のピアノと同様に、鍵盤3のキー5の
操作に応じて打弦を行う打弦機構7を備え、アコーステ
ィックピアノとして演奏可能である。それとともに、同
じ鍵盤3の操作に応じて制御される電子音源9をも内蔵
しており、電子ピアノとしてスピーカやヘッドホン(図
示せず)を介して演奏可能なものである。
【0013】このアップライトピアノ1は、上述の打弦
機構7及び電子音源9に加えて、電子音源9に接続され
たアンプ10とヘッドホン端子11とスピーカ端子12
とを備え、更に、電子音源9による演奏の際に打弦機構
7による楽音の発音を阻止する阻止機構13と、ラウド
ペダル14,ソフトペダル15及びマフラーペダル16
からなるペダル機構17と、電源18より供給される電
力によって駆動され、鍵盤3の操作に応じて電子音源9
を制御して演奏を行うコントロール部19と、マフラー
ペダル16の操作によってオン・オフ(開閉)されて、
電源18とコントロール部19との電気的接続及び遮断
を行う電源スイッチ21とを備えている。
【0014】次に、前記各構成について詳細に説明す
る。まず、打弦機構7は、図2に示す様に、従来のアッ
プライトピアノと同様なものである。即ち、打弦機構7
においては、演奏者の押鍵操作によって鍵盤3の鍵キー
5が押下されてその後端部5aが上方に揺動すると、ジ
ャック23によってバット25が突き上げられ、ハンマ
ーシャンク27が弦Sに接近するように回動する。そし
て、更にジャック23が上昇すると、バット25がジャ
ック23から離れて、ハンマーシャンク27が慣性運動
(回動運動)を開始し、最終的には、ハンマーシャンク
27の先端に設けられたハンマー29が弦Sを打弦す
る。また、キー5の先端側の下面には、キー5の押鍵・
離鍵に関する動作を検出する手段として、段付シャッタ
31とキーセンサ33,35とが配設されている。尚、
この種の打弦機構7の構成および動作は、例えば本願出
願人による特願平5−214411号などに詳細に開示
されている。
【0015】一方、阻止機構13としては、同じく図2
に示す様に、ハンマーシャンク27と弦Sとの間に配設
されるレール37を備えている。このレール37は、ピ
アノ1の左右両端方向(図2の紙面の鉛直方向)に延び
る長尺部材であり、図中に実線で示す位置(動作阻止位
置)と、点線で示す位置(動作許可位置)との間をレー
ル駆動モータ(図示略)などによって移動可能に設けら
れている。従って、この阻止機構13によって、打弦機
構7による打弦音の発音を阻止する場合(即ち電子音源
9による演奏を行なう場合)は、このレール37が動作
阻止位置に固定されて、慣性運動によって回動するハン
マーシャンク27が、図中点線で示す位置でこのレール
37に当接する。よって、ハンマー29による打弦が行
われず、打弦音が発生することはない。尚、この種の阻
止機構13の構造及び動作は、特願平5−214411
号などに詳細に開示されている。
【0016】また、ペダル機構17としては、図2及び
図3に示すように、ダンパー38を一斉に弦Sから離し
て音を響かせるラウドペダル(右ペダル)14と、ハン
マー29全体を弦Sに近付けて打弦音を弱めるソフトペ
ダル(左ペダル)15と、ハンマー29と弦Sとの間に
フェルト39を下げて音量を低減するマフラーペダル
(中央ペダル)16とを備えている。そして、ラウドペ
ダル14は、突揚棒41を突き上げることによってダン
パーロッド42等を介してダンパー38を回動させ、ソ
フトペダル15は、突揚棒42を突き上げることによっ
てハンマーレール43を回動させ、マフラーペダル16
は、突揚棒44を突き上げることによって支持部材45
を介してフェルト39を回動させる。
【0017】また、図3及び図4に示すように、マフラ
ーペダル16の中間部16aの右下側には、上述の電源
スイッチ21が設けられている。この電源スイッチ21
は、その先端部材21aを押圧した場合にオン・オフさ
れるプッシュスイッチであり、各ペダル14〜16の下
方に位置する底板46の上に固定されている。そして、
マフラーペダル16が挿通される前土台47の開口部4
8の側部には、左右両側に左切欠49a及び右切欠49
bが設けられており、図4(a)及び(b)に示すよう
に、マフラーペダル16を踏み込んで右切欠49bの方
にずらしたときに、電源スイッチ21の先端部材21a
がマフラーペダル16によって押圧されるように構成さ
れている。
【0018】尚、上述したラウドペダル14,ソフトペ
ダル15及びマフラーペダル16には、従来の電子ピア
ノと同様に、ペダルの踏み込み動作を検出するペダルセ
ンサ(図示略)などが設けられており、電子音源9によ
る演奏の際にも、アコースティックピアノの場合と同様
なペダル効果が得られるように構成されている(尚、こ
の場合、マフラーペダル16は周知のソステヌートペダ
ルとして機能する)。
【0019】ここで図1に戻り、電子音源9を制御する
コントロール部19は、周知のCPU53、ROM5
5、RAM56などを含む論理演算回路として構成さ
れ、入出力インタフェイス57を介して、電子音源9、
キーセンサ33,35及び上述のペダルセンサ(図示
略)などと接続されている。
【0020】このコントロール部9は、電源スイッチ2
1がオンとなった場合に、ピアノ1の外部の電源18か
ら供給される電力によって駆動されて、阻止機構13の
レール37を動作阻止位置(図2参照)に移動・固定す
るとともに、上述のキーセンサ33,35及びペダルセ
ンサ(図示略)などからの信号に応じて演奏情報(デー
タ)を作成し、これを電子音源9に出力して制御を行う
ものである。
【0021】尚、電子音源9及びキーセンサ33,35
なども、電源スイッチ21がオンとなった場合に、電源
18より供給される電力によって駆動されるものであ
る。次に、以上詳述したアップライトピアノ1におけ
る、マフラーペダル16及び電源スイッチ21の操作方
法について説明する。
【0022】まず、電子音源9による演奏を行う場合
(即ち電子ピアノとして演奏する場合)は、図4(a)
に示す状態(マフラーペダル16は踏み込まれておら
ず、静止位置にある)から、図4(b)に示すようにマ
フラーペダル16を下に踏み込んで右切欠49bの方向
にずらす。すると、電源スイッチ21の先端部材21a
がマフラーペダル16によって押圧されて、電源スイッ
チ21がオンとなり、電子音源9やコントロール部19
などに電力が供給される。よって、阻止機構13のレー
ル37が動作阻止位置に移動・固定されるとともに、コ
ントロール部19による電子音源9の制御が可能な状態
となる。そして、通常のピアノと同様に演奏すれば、電
子音源9による演奏音のみが、図示しないヘッドホンあ
るいはスピーカ(ヘッドホン端子11やスピーカ端子1
2に接続される)より発音され、打弦機構7による打弦
音は発音されない。
【0023】尚、図4(c)に示すように、電源スイッ
チ21をオンにした後に、マフラーペダル16を右切欠
49bから外しても、電源スイッチ21はオン状態のま
までロックされている。よって、電子音源9による演奏
の際に、マフラーペダル16を踏み込んでソステヌート
ペダルとして使用することができる。
【0024】次に、電子音源9による演奏を終了して、
電源スイッチ21をオフにする場合は、再び図4(b)
に示すように、マフラーペダル16を踏み込み、右切欠
49bの方向にずらして電源スイッチ21の先端部材2
1aを押圧し、図4(a)に示すようにマフラーペダル
16を静止位置に復帰させる。すると、電源スイッチ2
1がオフとなって、電子音源9及びコントロール部19
などへの電力の供給が停止される。すると、レール37
が動作許可位置(図2参照)に移動・固定されて、打弦
機構7による演奏、即ちアコースティックピアノとして
の演奏が可能になる。
【0025】尚、アコースティック演奏の際にマフラー
ペダル16を使用する場合は、図4(d)に示すよう
に、マフラーペダル16を踏み込んで前土台47の左切
欠49aに係止させれば、従来通り弱音ペダルとして使
用することができる。以上のように、実施例のアップラ
イトピアノ1においては、電源18とコントロール部1
9との電気的接続及び遮断を行う電源スイッチ21が設
けられ、マフラーペダル16を踏み込んで右切欠49b
の方向にずらすことによって、この電源スイッチ21の
オン・オフを行うことができる。よって、電源スイッチ
21をアップライトピアノ1の表面に設ける必要がな
く、ピアノの外観が損なわれないという利点がある。
【0026】また、演奏中にマフラーペダル16を踏み
込んで、本来のペダル効果(アコースティック演奏にお
ける弱音効果や、電子ピアノとして演奏する際のソステ
ヌート効果)を得る場合でも、マフラーペダル16を右
切欠49bの方向に移動させない限り電源スイッチ21
のオン・オフは行われないので、演奏中に電源がオン・
オフされて演奏が阻害されることはない。
【0027】以上実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様で実
施し得る。例えば、マフラーペダル16の代わりに、ラ
ウドペダル14やソフトペダル15によって電源スイッ
チをオン・オフするような構成としてもよい。例えばラ
ウドペダル14の場合は、図3に示すように、前土台4
7の開口部71の右側に切欠73(2点鎖線で示す)を
設け、上記実施例と同様に、ラウドペダル14を踏み込
んで切欠73の方向にずらした場合に電源スイッチがオ
ン・オフされるような構成とすればよい。このようにす
れば、アコースティックあるいは電子ピアノでの演奏の
際に、本来のペダル効果を得るべくラウドペダル14を
踏み込んでも、上記実施例と同様に電源スイッチはオン
・オフされず、演奏が阻害されることはない。
【0028】また、上記実施例では、マフラーペダル1
6を踏み込んで右切欠49bの方向(横方向)にずらす
ことによって電源スイッチをオン・オフしているが、こ
のようなペダル操作に限らず、例えばペダルを静止位置
(踏み込まない状態)から上に持ち上げたり、横にずら
すことによって電源スイッチをオンオフするような構成
としてもよい。
【0029】更に、ペダルによってオン・オフされるス
イッチは、電源スイッチ以外のスイッチ(例えば各種の
モード切換スイッチ)であってもよい。その上、打弦機
構7による発音を阻止する阻止機構13としては、図2
に示すように、ハンマーシャンク27の動作を阻止する
レール37の代わりに、キャッチャーシャンク61の動
作を阻止するレール63を設けてもよい。また、例えば
特開昭63−216099号公報に記載されているよう
に、押当手段によってハンマレールを回動させてハンマ
を弦に押し当て、ロック手段によってハンマを保持する
ような止音機構を用いてもよい。
【0030】また、電子音源は、必ずしもピアノ内部に
内蔵される必要はなく、ピアノの外部に設けられている
電子音源(例えばMIDI音源)を制御する構成として
もよい。更に、本発明は、電子楽器を組み込んだグラン
ドピアノにも適用することができることは勿論である。
尚、グランドピアノとしては、本願出願人による特願平
5−214411号などに詳細に示されている。
【0031】
【発明の効果】以上詳述した様に、請求項1の発明で
は、ペダルの操作に応じて制御機構と電源との電気的接
続及び遮断を行う電源スイッチを備えており、例えばペ
ダルの踏み込みなどの操作によって、電源のオン・オフ
を行うことができる。よって、電源スイッチをピアノの
表面に設ける必要がなく、ピアノの外観が損なわれない
という効果がある。
【0032】また、請求項2の発明では、ペダルを踏み
込んで、前土台の開口部の側部に設けられた切欠の方向
に移動させることによって、電源のオン・オフを行うこ
とができる。よって、比較的容易なペダルの踏み込み操
作によって電源のオン・オフを行うことが可能であり、
しかも、演奏の際にペダルを踏み込んで本来のペダル効
果を得る場合でも、演奏途中で電源がオン・オフされて
演奏が阻害されることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例のアップライトピアノの概略構成を
示すブロック図である。
【図2】 本実施例のアップライトピアノの打弦機構な
ど示す説明図である。
【図3】 本実施例のペダル及び電源スイッチを示す斜
視図である。
【図4】 本実施例のマフラーペダル及び電源スイッチ
の操作方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1…アップライトピアノ 3…鍵盤 5…キー 7…打弦機構 9…電子音源 13…阻止機構 14…ラウドペダル 15…ソフトペダ
ル 16…マフラーペダル 17…ペダル機構 19…コントロール部 21…電源スイッ
チ 47…前土台 48…開口部 49a…左切欠 49b…右切欠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤の操作に応じてハンマーが弦を打弦
    する打弦機構と、 該打弦機構による打弦音の調節を行うためのペダルと、 電源より供給される電力によって駆動され、前記鍵盤の
    操作に応じて電子音源を制御する制御手段と、 該制御手段により前記電子音源を制御して演奏する際
    に、前記打弦機構による打弦音の発音を阻止する阻止手
    段と、 を備えたピアノにおいて、 前記ペダルの操作に応じて、前記制御機構と前記電源と
    の電気的接続及び遮断を行う電源スイッチを備えること
    を特徴とするピアノの電源スイッチ機構。
  2. 【請求項2】前記ペダルが挿通される前記ピアノの前土
    台の開口部の側部に切欠を設け、前記ペダルを踏み込ん
    で該切欠の方向にずらすことによって、前記制御機構と
    前記電源との電気的接続及び遮断を行うことを特徴とす
    る前記請求項1記載のピアノの電源スイッチ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105719627A (zh) * 2016-03-28 2016-06-29 广州艾茉森电子有限公司 新型数码钢琴及其工作方法

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