JPH0710472U - 圧力水槽タンク式自動給水装置 - Google Patents
圧力水槽タンク式自動給水装置Info
- Publication number
- JPH0710472U JPH0710472U JP3768493U JP3768493U JPH0710472U JP H0710472 U JPH0710472 U JP H0710472U JP 3768493 U JP3768493 U JP 3768493U JP 3768493 U JP3768493 U JP 3768493U JP H0710472 U JPH0710472 U JP H0710472U
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力水槽タンクに送給された圧力水の水位が
異常上昇して注気口から空気補給配管に侵入したとして
も、所定の空気補給を支障なく行なえるようにする。 【構成】 空気補給配管12の上端の注気口12aと該
配管12に介装される注気用逆止弁11との鉛直方向の
距離が、圧力水槽タンク1内の設定下限圧P2 と大気圧
P0 との差圧に相当する静水圧の水柱高さHよりも小さ
くなる位置に上記注気用逆止弁11を設置している。
異常上昇して注気口から空気補給配管に侵入したとして
も、所定の空気補給を支障なく行なえるようにする。 【構成】 空気補給配管12の上端の注気口12aと該
配管12に介装される注気用逆止弁11との鉛直方向の
距離が、圧力水槽タンク1内の設定下限圧P2 と大気圧
P0 との差圧に相当する静水圧の水柱高さHよりも小さ
くなる位置に上記注気用逆止弁11を設置している。
Description
【0001】
本考案は、圧力水槽タンクに蓄圧された空気圧によって該タンク内の貯水を高 所へ送給するようになされている圧力水槽タンク式自動給水装置に関するもので ある。
【0002】
従来のこの種の自動給水装置として、特公昭60−20588号公報に開示さ れているようなものが知られており、これを図2に基づいて説明する。図2にお いて、1は密閉された圧力水槽タンクであり、その底壁側には、流入管2と、高 所へ送給するための送水管3に開閉弁4を介して接続された流出管5とを備えて いる。6は上記圧力水槽タンク1内の空気圧が設定下限圧P2 になったとき、水 源7の水Wを上記圧力水槽タンク1内に給水するポンプである。
【0003】 上記圧力水槽タンク1の側方には、空気槽としての補助タンク8が設けられて おり、この補助タンク8には、常閉の電磁開閉弁9を有して上記圧力水槽タンク 1内に対して水位規制位置、例えば設定下限圧P2 の位置で連通する導管10と 、上記圧力水槽タンク1に対する注気方向だけに大気圧P0 の空気の通過を許容 する注気用逆止弁11を有し、その上端の注気口12aが圧力水槽タンク1の気 部Sに開口するように上記補助タンク8と圧力水槽タンク1との間に接続された 空気補給配管12と、上記補助タンク8への吸気方向だけに大気圧P0 の吸気を 許容する吸気用逆止弁を有する吸気管14と、上記常閉の電磁開閉弁9とは逆動 作する常開の電磁開閉弁15を有し、平時に補助タンク8を大気開放させる排出 管16とん設けられている。
【0004】 上記構成の圧力水槽タンク式自動給水装置において、平時には、補助タンク8 における電磁開閉弁9が閉成される一方、電磁開閉弁15が開放されており、排 出管16を通して補助タンク3内は大気圧P0 の空気が充満し、圧力水槽タンク 1内の空気圧は設定上限圧P1 と設定下限圧P2 との間の範囲内に維持されてい る。
【0005】 外部での水の使用により、圧力水槽タンク1内の水が減少して、内圧が設定下 限圧P2 まで低下すると、図示しない検出手段の検出出力に基づいて上記ポンプ 6が運転を開始し、上記タンク1内に圧力水が供給される。これと同時に、電磁 開閉弁9,15の動作がそれぞれ切り換って開放および閉成状態となり、補助タ ンク8は一定時間だけ大気から遮断され、圧力水槽タンク1の水位下限位置L2 で連通する。このとき、圧力水槽タンク1の水面が下限位置L2 より上位L0 に ある場合、補助タンク8には、導管10より圧力水槽タンク1内の圧力水が流入 するので、該補助タンク8内に充満していた大気圧P0 は上記圧力水槽タンク1 の内圧まで圧縮され、注気用逆止弁11を介して空気注入配管12を通って圧力 水槽タンク1の気部Sに補給される。
【0006】 上記の一定時間が経過すると、上記電磁開閉弁9,15が元の状態にそれぞれ 切り換って閉成および開放状態となり、補助タンク8内の水は排出管16から排 出され、さらに、このと吸気管14から空気が流入し、補助タンク8内は再び大 気圧P0 の空気で充満される。
【0007】 上記ポンプ6による給水により上記圧力水槽タンク1内の水位が上昇し、該圧 力水槽タンク1の内圧が設定上限圧P1 まで達すると、上記ポンプ6の運転が停 止される。
【0008】
上記したような構成の従来の圧力水槽タンク式自動給水装置においては、注気 用逆止弁11が空気補給配管12における補助タンク8寄りに配置されている関 係上、ポンプ6による給水により圧力水槽タンク1内の水位が異常に上昇する事 態が起きた場合、上記吸気口12aから圧力水槽タンク1内の水が逆流し、その 逆流水が注気用逆止弁11の上側に溜まることがあった。この残留水水柱の水頭 が上記圧力水槽タンク1内の設定下限圧P2 と大気圧P0 との差よりも大きいと 、上記空気補給管12を通じての空気の補給が妨げられることになり、安定した 空気補給が行なえなくなるという問題があった。
【0009】 本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、圧力水槽タンクへの圧力水の供 給による水位の異常上昇があっても、その圧力水槽タンクへの空気補給を安定し て行なわせることができる圧力水槽タンク式自動給水装置を提供することを目的 としている。
【0010】
上記目的を達成するため、本考案に係る圧力水槽タンク式自動給水装置は、蓄 圧された空気圧によって内部の貯水を高所へ送給する圧力水槽タンクと、上記圧 力水槽タンク内の空気圧が設定下限圧と設定上限圧との間に維持されるように上 記圧力水槽タンクに圧力水を送給するポンプと、常閉の開閉弁を介して圧力水槽 タンクの水面規制位置に連通し、かつ、常開の開閉弁を介して大気と連通する空 気槽としての補助タンクと、水の使用時に圧力水槽タンク内の圧力水が大気と遮 断状態の上記補助タンクに流入した際に該補助タンク内に充満している大気圧の 空気を注気用逆止弁を介して上端の注気口から圧力水槽タンクの気部に補給する 空気補給配管と、上記補助タンク内の水の排出時に補助タンク内への大気圧の流 入を許容する吸気用逆止弁とを備え、上記空気補給配管における注気口と上記注 気用逆止弁との鉛直方向の距離が、上記圧力水槽タンクの設定下限圧と大気圧と の差に相当する静水圧の水柱高さよりも小さくなる位置に上記注気用逆止弁を設 けたものである。
【0011】
本考案によれば、圧力水槽タンク内の水が使用されて該圧力水槽タンク内の空 気圧が設定下限圧になると、ポンプにより圧力水槽タンク内に圧力水が供給され るが、このときの圧力水槽タンク内の水位が異常に上昇して注気口から空気補給 管側へ侵入したとしても、該注気口と注気用逆止弁の鉛直方向の距離が、上記圧 力水槽タンクの設定下限圧と大気圧との差圧に相当する静水圧の水柱高さよりも 小さくなる位置に上記注気用逆止弁が設けられているので、補助タンクから圧力 水槽タンク内に大気圧の空気を補給する際に上記侵入水を圧力水槽タンク内へ押 し戻して空気補給を安定的に行なわせることが可能となる。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1は本考案の一実施例による圧力水槽タンク式自動給水装置を示す概略構成 図であり、同図において、図2に示す従来例と同一の構成要素には、同一の符号 を付して、それらの詳しい説明を省略する。
【0013】 図1において、空気補給配管12に介装される注気用逆止弁11は、空気補給 配管12の上端部の注気口12aに対して鉛直方向の距離が次の条件を満たす位 置に設けられている。すなわち、上記距離が、圧力水槽タンク1内の設定下限圧 P2 と大気圧P0 との差圧に相当する静水圧の水柱高さHよりも小さくなる位置 に上記注気用逆止弁11が設けられている。
【0014】 つぎに、上記構成の圧力水槽タンク式自動給水装置の動作について説明する。 圧力水槽タンク1の蓄圧により貯水を高所へ送給する基本動作は従来例の場合 と同様であるため、ここでは、その説明を省略する。 ポンプ6による圧力水槽タンク1に圧力水Wを送給した際に該圧力水槽タンク 1内の水位が異常に上昇して空気補給配管12の注気口12aから水Wが侵入し て注気用逆止弁11の上部に溜まった場合でも、上記空気補給配管12に介装さ れた注気用逆止弁11の注気口12aからの鉛直方向の距離が、圧力水槽タンク 1内の設定下限圧P2 と大気圧P0 との差圧に相当する静水圧の水柱高さHより も小さく設定されているので、上記注気用逆止弁11上部の溜まり水Wを空気補 給時にその補給空気により圧力水槽タンク1側へ押し戻して所定の空気補給を円 滑、順調に行なわせることができる。
【0015】 本考案者において、上記注気用逆止弁11の設置位置について実験を行なった 結果、注気口12aに対して鉛直方向の距離を圧力水槽タンク1内の設定下限圧 P2 と大気圧P0 との差圧に相当する静水圧の水柱高さHに設定すれば、上記注 気用逆止弁11上部の溜まり水Wを補給空気により圧力水槽タンク1側へ押し戻 して所定通りの空気補給を行なえることを確認している。
【0016】
以上のように、本考案によれば、補助タンクから圧力水槽タンクに空気を補給 するための空気補給配管に介装される注気用逆止弁の設置位置を注気口寄りに特 定することにより、圧力水槽タンクの水位の異常上昇にともなって空気補給配管 における注気用逆止弁の上部に水が侵入し溜まったとしても、その溜まり水によ って妨げられることなく、所定の空気補給を確実、かつ、安定よく行なわせるこ とができる。
【図1】本考案の一実施例による圧力水槽タンク式自動
給水装置を示す概略構成図である。
給水装置を示す概略構成図である。
【図2】従来の圧力水槽タンク式自動給水装置を示す概
略構成図である。
略構成図である。
1 圧力水槽タンク 6 ポンプ 8 補助タンク 9 常閉開閉弁 11 注気用逆止弁 12 空気補給配管 13 吸気用逆止弁 15 常開開閉弁 H 水柱高さ P1 設定下限圧 P2 設定上限圧 S 気部 W 圧力水
Claims (1)
- 【請求項1】 蓄圧された空気圧によって内部の貯水を
高所へ送給する圧力水槽タンクと、上記圧力水槽タンク
内の空気圧が設定下限圧と設定上限圧との間に維持され
るように上記圧力水槽タンクに圧力水を送給するポンプ
と、常閉の開閉弁を介して圧力水槽タンクの水面規制位
置に連通し、かつ、常開の開閉弁を介して大気と連通す
る空気槽としての補助タンクと、水の使用時に圧力水槽
タンク内の圧力水が大気と遮断状態の上記補助タンクに
流入した際に該補助タンク内に充満している大気圧の空
気を注気用逆止弁を介して上端の注気口から圧力水槽タ
ンクの気部に補給する空気補給配管と、上記補助タンク
内の水の排出時に補助タンク内への大気圧の流入を許容
する吸気用逆止弁とを備え、上記空気補給配管における
注気口と上記注気用逆止弁との鉛直方向の距離が、上記
圧力水槽タンクの設定下限圧と大気圧との差に相当する
静水圧の水柱高さよりも小さくなる位置に上記注気用逆
止弁を設けたことを特徴とする圧力水槽タンク式自動給
水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3768493U JPH0710472U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 圧力水槽タンク式自動給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3768493U JPH0710472U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 圧力水槽タンク式自動給水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710472U true JPH0710472U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12504424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3768493U Pending JPH0710472U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 圧力水槽タンク式自動給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710472U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51159876U (ja) * | 1975-06-13 | 1976-12-20 | ||
JPS5296272U (ja) * | 1976-01-17 | 1977-07-19 | ||
KR100831999B1 (ko) * | 2007-04-19 | 2008-05-23 | 주식회사 천공테크 | 무격막식 압력탱크장치 |
KR20170034101A (ko) * | 2015-09-18 | 2017-03-28 | 플로우테크 주식회사 | 수배관 시스템 및 그 제어 방법 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP3768493U patent/JPH0710472U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51159876U (ja) * | 1975-06-13 | 1976-12-20 | ||
JPS5296272U (ja) * | 1976-01-17 | 1977-07-19 | ||
KR100831999B1 (ko) * | 2007-04-19 | 2008-05-23 | 주식회사 천공테크 | 무격막식 압력탱크장치 |
KR20170034101A (ko) * | 2015-09-18 | 2017-03-28 | 플로우테크 주식회사 | 수배관 시스템 및 그 제어 방법 |
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