JPH0710436A - リニアモータエレベーター - Google Patents

リニアモータエレベーター

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Publication number
JPH0710436A
JPH0710436A JP15068193A JP15068193A JPH0710436A JP H0710436 A JPH0710436 A JP H0710436A JP 15068193 A JP15068193 A JP 15068193A JP 15068193 A JP15068193 A JP 15068193A JP H0710436 A JPH0710436 A JP H0710436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primary winding
yoke
magnetic path
linear
linear motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP15068193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Ishii
敏昭 石井
Moichi Sakabe
茂一 阪部
Kimimoto Mizuno
公元 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15068193A priority Critical patent/JPH0710436A/ja
Publication of JPH0710436A publication Critical patent/JPH0710436A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、実装上の構成を殆ど変えることな
く、推力変動を抑えつつ推力を小さくして、かご6の定
格積載荷重に対応するリニア誘導モータの種類を少なく
し、これにより設計製作のコストを低減するとともにモ
ータの在庫量を低減することを目的とするものである。 【構成】 外形寸法が一次巻線7,9のヨークとほぼ同
一でコイルを持たない磁路用ヨーク21,22を、一次
巻線7,9に対向するように釣合重り6に搭載し、また
一次巻線7,9及び磁路用ヨーク21,22との空隙ギ
ャップが等しくなるように二次導体11,12を配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、リニア誘導モータの
推力によりかごを昇降させるリニアモータエレベーター
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平4−266384号
公報に示された従来のリニアモータエレベーターの一例
を示す昇降路の平面図、図8は図7のVIII−VIII線に
沿う矢視断面図である。図において、昇降路1の上部に
設けられた滑車2,3には、ロープ4が巻き掛けられて
いる。このロープ4の一端部には、かご5が吊り下げら
れており、ロープ4の他端部には、昇降体である釣合重
り6が吊り下げられている。
【0003】釣合重り6には、リニア誘導モータの一次
巻線7〜10が搭載されている。各一次巻線7〜10の
ヨークのコアバック部7a〜10aには、コイル7b〜
10bが固定されている。昇降路壁1aには、リニア誘
導モータの二次導体11,12が固定されている。ま
た、一次巻線7,8は二次導体11の両面に対向するよ
うに配置され、かつ一次巻線9,10は二次導体12の
両面に対向するように配置されて、それぞれいわゆる両
側式のリニア誘導モータを構成している。さらに、図に
示したのは、多極のリニア誘導モータの例であり、図8
のような磁束ルート13が生じる。
【0004】上記のような従来のリニアモータエレベー
ターでは、一次巻線7〜10を励磁することにより移動
磁界が発生するとともに、二次導体11,12中に渦電
流が発生し、この渦電流と一次巻線7〜10との間で相
対的な推力が発生し、釣合重り6が駆動される。さら
に、釣合重り6の推力は、ロープ4を介してかご5に伝
えられ、かご5はレール(図示せず)に沿って昇降され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のリニアモータエレベーターにおいては、かご5
の定格積載荷重、即ちリニア誘導モータの推力に応じ
て、リニア誘導モータをその都度設計製作する必要があ
るため、コストが高くなってしまうという問題点があっ
た。また、上記の定格積載荷重に応じて、いくつかの定
格のモータを準備しておく必要があるため、モータの在
庫が増えてしまうという問題点もあった。さらに、リニ
アモータエレベーターでは、乗客の乗り心地が重要視さ
れるため、相アンバランスが小さく、推力変動の小さい
多極のリニア誘導モータが使用されることが一般的であ
るが、推力の小さいリニア誘導モータを得たい場合に
は、リニア誘導モータの極数を減らす必要があり、この
場合推力変動が大きくなってしまうので、設計上の制約
があるという問題点もあった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、かごの定格積
載荷重に対応するリニア誘導モータの種類を少なくする
ことができ、これによりコストを低減することができる
とともに、モータの在庫量を低減することができ、また
推力変動を抑えつつ推力を小さくすることができるリニ
アモータエレベーターを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るリ
ニアモータエレベーターは、外形寸法が一次巻線のヨー
クとほぼ同一でコイルを持たない磁路用ヨークを、一次
巻線に対向するように昇降体に搭載し、また一次巻線及
び磁路用ヨークとの空隙ギャップが等しくなるように二
次導体を配置したものである。
【0008】請求項2の発明に係るリニアモータエレベ
ーターは、外形寸法が一次巻線のヨークとほぼ同一でコ
イルを持たない磁路用ヨークを、一次巻線に対向するよ
うに昇降体に搭載し、また磁路用ヨークの一次巻線側の
部分の厚さを一次巻線のヨークのコアバック部とほぼ同
一にし、一次巻線及び磁路用ヨークとの空隙ギャップが
等しくなるように二次導体を配置したものである。
【0009】請求項3の発明に係るリニアモータエレベ
ーターは、請求項1又は請求項2のリニア誘導モータを
4極以上の多極に構成したものである。
【0010】
【作用】この発明においては、二次導体の一方の面には
一次巻線を対向させ、他方の面にはコイルを持たない磁
路用ヨークを対向させることにより、リニア誘導モータ
の推力を低減させる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.図1は請求項1及び請求項3の発明の一実施
例によるリニアモータエレベーターを示す昇降路の平面
図、図2は図1のII−II線に沿う矢視断面図であり、図
7及び図8と同一又は相当部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0012】図において、釣合重り6には、一次巻線
7,9に対向する磁路用ヨーク21,22が取り付けら
れている。これらの磁路用ヨーク21,22は、それぞ
れ鉄製のブロック(中身が全て鉄)で構成され、外形寸
法が一次巻線7,9のヨークとほぼ同じになっている。
また、二次導体11,12と磁路用ヨーク21,22と
の間の空隙ギャップは、両側式リニア誘導モータと同様
に構成されている。そして、一次巻線7,9を励磁した
とき、図2に示すような磁束ルート13が発生する。さ
らに、リニア誘導モータは、4極以上の多極に構成され
ている。
【0013】このようなリニアモータエレベーターで
は、片側の一次巻線を削除したことにより起磁力が半分
になり、かつ磁路の磁気抵抗は両側式と同じであるた
め、磁束が半減し、推力は両側式の半分となる。つま
り、従来例と同一の多極のリニア誘導モータの一次巻線
7,9を使用し、かつ実装上エレベーターの構成を殆ど
変えることなく、推力を従来の半分にすることができ
る。従って、かご5の定格積載荷重に対応するリニア誘
導モータの種類が大幅に削減され、これにより設計製作
のコストを低減することができるとともに、モータの在
庫量を低減することができる。また、多極のリニア誘導
モータであるため、推力変動は従来同様に抑えることが
できる。さらに、モータの実装方法を標準化してコスト
を低減することもできる。
【0014】実施例2.なお、上記実施例1では、従来
例における一次巻線8,10の位置に磁路用ヨーク2
1,22を配置したが、磁路用ヨークの位置はこれに限
定されるものではなく、例えば図3に示すように、従来
例における一次巻線8,9の位置に磁路用ヨーク21,
23を配置してもよい。
【0015】実施例3.また、上記実施例1,2では推
力を従来の半分にする例を示したが、例えば図4に示す
ように、一次巻線7を残して他の位置に磁路用ヨーク2
1,22,23を配置することにより、推力を従来の1
/4にすることも可能である。
【0016】実施例4.次に、図5は請求項2の発明の
一実施例によるリニアモータエレベーターを示す昇降路
の平面図、図6は図5のVI−VI線に沿う矢視断面図
である。図において、釣合重り6には、一次巻線7,9
に対向する鉄製の磁路用ヨーク31,32が取り付けら
れている。これらの磁路用ヨーク31,32は、それぞ
れ中空の箱状に形成され、外形寸法が一次巻線7,9の
ヨークとほぼ同じになっている。また、磁路用ヨーク3
1,32の一次巻線7,9側の部分、即ち二次導体1
1,12に対向する部分の肉厚は、一次巻線7,9のヨ
ークのコアバック部7a,9aと同じになっている。な
お、磁路用ヨーク31,32は、少なくとも二次導体1
1,12に対向する部分のみがヨークとして働けばよ
い。
【0017】上記のようなリニアモータエレベーターで
は、かご5の定格積載荷重が小さいときに、その定格積
載荷重に応じて釣合重り6の重量を小さくする必要があ
り、またコスト低減のためにモータの軽量化が要求され
ることもある。このような場合、この実施例4のように
中空の磁路用ヨーク31,32を使用することにより、
モータ及び釣合重り6を容易に軽量化することができ
る。
【0018】なお、上記各実施例では釣合重り6に一次
巻線を搭載したが、他の昇降体であるかご5に搭載して
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
リニアモータエレベーターは、外形寸法が一次巻線のヨ
ークとほぼ同一でコイルを持たない磁路用ヨークを、一
次巻線に対向するように昇降体に搭載し、また一次巻線
及び磁路用ヨークとの空隙ギャップが等しくなるように
二次導体を配置したので、実装上の構成を殆ど変えるこ
となく、推力を小さくすることができ、従ってかごの定
格積載荷重に対応するリニア誘導モータの種類を少なく
することができ、これにより設計製作のコストを低減す
ることができるとともに、モータの在庫量を低減するこ
とができるなどの効果を奏する。
【0020】また、請求項2の発明のリニアモータエレ
ベーターは、磁路用ヨークの一次巻線側の部分の厚さを
一次巻線のヨークのコアバック部とほぼ同一にし、一次
巻線及び磁路用ヨークとの空隙ギャップが等しくなるよ
うに二次導体を配置したので、上記請求項1の発明と同
様の効果に加えて、モータ及び昇降体を容易に軽量化す
ることができ、これによりコストを低減することができ
るという効果を奏する。
【0021】さらに、請求項3の発明のリニアモータエ
レベーターは、請求項1又は請求項2のリニア誘導モー
タを4極以上の多極に構成したので、上記請求項1又は
請求項2の発明と同様の効果に加えて、推力変動を抑え
つつ推力を小さくすることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項3の発明の一実施例による
リニアモータエレベーターを示す昇降路の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う矢視断面図である。
【図3】請求項1及び請求項3の発明の他の実施例によ
るリニアモータエレベーターを示す昇降路の平面図であ
る。
【図4】請求項1及び請求項3の発明のさらに他の実施
例によるリニアモータエレベーターを示す昇降路の平面
図である。
【図5】請求項2の発明の一実施例によるリニアモータ
エレベーターを示す昇降路の平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿う矢視断面図である。
【図7】従来のリニアモータエレベーターの一例を示す
昇降路の平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う矢視断面図であ
る。
【符号の説明】
1 昇降路 6 釣合重り(昇降体) 7 一次巻線 7a コアバック部 9 一次巻線 9a コアバック部 10 一次巻線 11 二次導体 12 二次導体 21 磁路用ヨーク 22 磁路用ヨーク 23 磁路用ヨーク 31 磁路用ヨーク 32 磁路用ヨーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を昇降する昇降体に搭載されて
    いる一次巻線と、この一次巻線に対向して上記昇降体に
    搭載されているとともに、外形寸法が上記一次巻線のヨ
    ークとほぼ同一になっており、上記一次巻線で発生した
    磁束を通す磁路用ヨークと、上記一次巻線及び上記磁路
    用ヨークに等しい空隙ギャップをおいて対向するように
    上記昇降路内に固定されている二次導体とを有するリニ
    ア誘導モータを備えていることを特徴とするリニアモー
    タエレベーター。
  2. 【請求項2】 昇降路内を昇降する昇降体に搭載されて
    いる一次巻線と、この一次巻線に対向して上記昇降体に
    搭載されているとともに、外形寸法が上記一次巻線のヨ
    ークとほぼ同一になっており、かつ上記一次巻線側の部
    分が上記一次巻線のヨークのコアバック部とほぼ同一の
    厚さになっており、上記一次巻線で発生した磁束を通す
    磁路用ヨークと、上記一次巻線及び上記磁路用ヨークに
    等しい空隙ギャップをおいて対向するように上記昇降路
    内に固定されている二次導体とを有するリニア誘導モー
    タを備えていることを特徴とするリニアモータエレベー
    ター。
  3. 【請求項3】 リニア誘導モータが4極以上の多極に構
    成されている請求項1又は請求項2記載のリニアモータ
    エレベーター。
JP15068193A 1993-06-22 1993-06-22 リニアモータエレベーター Pending JPH0710436A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6690077B1 (en) * 1996-01-19 2004-02-10 Micron Technology, Inc. Antireflective coating and field emission display device, semiconductor device and wiring line comprising same
CN107364779A (zh) * 2017-08-28 2017-11-21 武汉理工大学 一种磁悬浮罐笼
CN109484946A (zh) * 2017-09-12 2019-03-19 株式会社日立制作所 电梯以及电梯的控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6690077B1 (en) * 1996-01-19 2004-02-10 Micron Technology, Inc. Antireflective coating and field emission display device, semiconductor device and wiring line comprising same
CN107364779A (zh) * 2017-08-28 2017-11-21 武汉理工大学 一种磁悬浮罐笼
CN109484946A (zh) * 2017-09-12 2019-03-19 株式会社日立制作所 电梯以及电梯的控制方法

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