JPH07104199B2 - 組合せ計量装置 - Google Patents

組合せ計量装置

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JPH07104199B2
JPH07104199B2 JP16061594A JP16061594A JPH07104199B2 JP H07104199 B2 JPH07104199 B2 JP H07104199B2 JP 16061594 A JP16061594 A JP 16061594A JP 16061594 A JP16061594 A JP 16061594A JP H07104199 B2 JPH07104199 B2 JP H07104199B2
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政男 大沢
貞義 富山
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Anritsu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の投入口から手投
入によって供給される被計量物を計量ホッパに収容して
その重量値を組合せて目標重量分まとめて排出する組合
せ計量装置に関する。
【0002】
【従来の技術】菓子、果物、野菜、あるいは肉類などの
ように個々に重量のバラツキのある被計量物を目標重量
分だけ効率よくまとめるために組合せ計量装置が用いら
れているが、形状が大きく重い被計量物(例えば、キャ
ベツ、ブロイラなど)に対しては、搬送、供給、排出動
作における落下等による被計量物の損傷を防ぐために、
手動によって被計量物を供給するようにした半自動式の
組合せ計量装置が従来より用いられている。
【0003】この種の半自動式の組合せ計量装置では、
手動による被計量物の供給を効率よく行ない、被計量物
の目標重量に対する組合せ精度を高くするために、1個
のプールホッパに対して、2つの計量ホッパが設置され
ているものがある。
【0004】図8、9は、このような従来の半自動式の
組合せ計量装置の一例を示すものである。図8は、従来
の半自動式の組合せ計量装置の概略平面図、図9は、図
8の概略のA−A線断面図である。
【0005】これらの図において、筐体1の上面部1a
に装置の長さ方向に設けられたN個の投入口1b-1〜1
-nから、手動によって投入された被計量物は、投入口
1b -1〜1b-nの下方において、各投入口1b-1〜1b
-nと一致する開口面を有するプールホッパ2-1〜2-n
収容される。
【0006】プールホッパ2-1〜2-nは、装置の幅方向
にスライド自在に設置されており、その上部には、開口
面の両端部からスライド方向に延設されたシャッタ3-1
〜3-n、4-1〜4-nが形成されている。
【0007】また、プールホッパ2-1〜2-nの下部に
は、それぞれ独立した2個の排出ゲート5-1〜5-n、6
-1〜6-nが設けられており、プールホッパ2-1〜2-n
収容された被計量物は、プールホッパ2-1〜2-nがa方
向にスライドしたとき、この移動に連動して排出ゲート
-1〜5-nが開かれて排出され、プールホッパ2-1〜2
-nがb方向にスライドしたとき、この移動に連動して排
出ゲート6-1〜6-nが開かれて排出される。
【0008】プールホッパ2-1〜2-nの下方には、制御
筐体7-1〜7-n、8-1〜8-n内の計量器(図示せず)に
連結された計量ホッパ9-1〜9-n、10-1〜10-nが互
いに対向して設置されており、各計量ホッパ9-1
-n、10-1〜10-nの対向側下部には、それぞれ排出
ゲート11-1〜11-n、12-1〜12-nが設けられてい
る。
【0009】なお、各制御筐体7-1〜7-n、8-1〜8-n
には、各計量ホッパ9-1〜9-n、10-1〜10-nの排出
ゲート11-1〜11-n、12-1〜12-nを開閉するため
の駆動機構(図示せず)がそれぞれ収納されている。
【0010】したがって、a方向にスライドしたプール
ホッパ2-1〜2-nから排出された被計量物は、計量ホッ
パ9-1〜9-nにそれぞれ収容される。なお、プールホッ
パ2-1〜2-nがa方向に所定距離スライドすると、一方
側のシャッタ4-1〜4-nが投入口1b-1〜1b-nを塞い
で、次の被計量物の誤投入を防ぐようにしている。
【0011】被計量物が排出されたプールホッパ2-1
-nは、その開口面が投入口1bと一致する位置に戻
り、次の被計量物が投入され、b方向へ所定距離スライ
ドする。b方向へスライドしたプールホッパ2-1〜2-n
に収容された被計量物は、他方側の排出ゲート6-1〜6
-nが開かれて、計量ホッパ10-1〜10-nに収容され
る。このとき、プールホッパ2-1〜2-nの他方側のシャ
ッタ3-1〜3-nが投入口1b-1〜1b-nを塞いで、次の
被計量物の誤投入を防ぐようにしている。
【0012】このようにして、各計量ホッパ9-1
-n、10-1〜10-nに収容された被計量物は、各制御
筐体7-1〜7-n、8-1〜8-n内の計量器によって計量さ
れ、この計量信号は、制御部(図示せず)に送出され
る。
【0013】制御部では、入力される各計量値に基づい
て、組合せ演算を行ない、目標重量に対する最適組合せ
を選定して、選定された被計量物を収容している計量ホ
ッパの排出ゲートが開かれる。
【0014】各計量ホッパ9-1〜9-n、10-1〜10-n
の下方には、集合コンベア13が設置されており、組合
せ選定されて排出された被計量物は、集合コンベア13
によって包装機14に搬送され、包装される。
【0015】なお、この間にも、空になったプールホッ
パおよび計量ホッパには被計量物が順次収容されて、組
合せ排出動作が繰返される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、開口部の両端にシャッタを有するプールホッパ
をスライド移動させることによって、2つの計量ホッパ
に対する被計量物の供給と、投入口の開閉を行なう従来
の組合せ計量装置では、投入口とプールホッパの開口部
の大きさがほぼ等しいとすれば、片方の計量ホッパに被
計量物を供給するときに、投入口を完全に塞いで次の被
計量物の誤投入を防ぐために、少なくともプールホッパ
の開口部の長さ分だけプールホッパを移動しなくてはな
らない。
【0017】つまり、このような従来の組合せ計量装置
では、筐体の幅(被計量物の投入者から見た奥行寸法)
がプールホッパの開口部の長さの3倍以上必要になり、
しかも、形状の大きな被計量物を受け入れるためにプー
ルホッパの開口部の大きさを小さくすることはできない
ので、筐体の幅が、プールホッパの移動距離に制限され
てしまう。
【0018】また、前記した従来の組合せ計量装置で
は、プールホッパの移動に連動させてその排出ゲートを
開くようにしているが、プールホッパに取り付けられて
いるシャッタが投入口を完全に塞ぐ位置まで移動しない
うちに、排出ゲートが開き始めるようにした場合には、
このタミングに誤って投入された物品がプールホッパ
内に収容されてその前に収容されていた物品とともに計
量ホッパに排出されて、計量器が過重量状態になって壊
たり、また、プールホッパが投入口まで戻りきらない
うちに投入された物品が、プールホッパの排出ゲートに
挟まれて、ゲートが破損したり物品が損傷する等の問題
が生じる。
【0019】また、プールホッパのシャッタが投入口を
完全に塞ぐ位置まで移動してから、排出ゲートを開くよ
うにした場合には、一つの被計量物の供給に要する時間
が、投入口を完全に塞ぐのに必要なプールホッパの移動
時間と、排出ゲートの開閉のための時間とを加えた時間
だけかかってしまい、高速な投入が行なえない。
【0020】このために、プールホッパの移動を高速に
することが考えられるが、前記したように、比較的重量
のある被計量物を収容した状態でプールホッパを高速に
移動させるためには、重量の大きな物を高速に移動させ
ることができる大掛かりな移動装置が必要になり、この
ために、装置全体の大きさも、さらに大型してしまう。
【0021】本発明は、上記課題を解決して、組合せ精
度を高く維持したままで、装置を小型化でき、プールホ
ッパへの被計量物の誤投入による計量器やゲートの破損
や物品の損傷等を確実に防ぐようにした組合せ計量装置
を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の組合せ計量装置は、筐体と、前記筐体の上
面に一直線上に配列された複数の投入口と、前記各投入
口から投入された被計量物を一時的に収容し、収容され
た被計量物を2つの異なる位置へ落下排出させるための
一対の排出ゲートをそれぞれ有し、前記筐体内に一直線
状に配列固定された複数のプールホッパと、前記各投入
口とそれに対応する前記各プールホッパとの間にそれぞ
れ進退自在に形成された複数のシャタと、前記プール
ホッパの一対の排出ゲートに対応して設けられた一対の
開口部と、前記プールホッパの一対の排出ゲートから排
出された被計量物を別々に前記各開口部から受け入れ収
容するため該一対の排出ゲートの境界線の延長線上に設
けられた仕切板によって2室に仕切られた一対の収納室
と、前記各収納に対応して設けられ収容された被計量
物を排出するための一対の排出ゲートとを有し、前記筐
体内で一直線状に配列された複数の計量ホッパと、前記
計量ホッパ毎に設けられ、計量ホッパに収容された被
計量物の重量を計量する複数の計量器と、前記計量器
からの計量信号に基づいて、前記計量ホッパに収納され
た被計量物の重量を前記収納室毎に算出する計量値演算
回路と、前記計量値演算回路によって算出された重量の
組合せのなかから最適組合せを選定する組合せ選定回路
と、前記組合せ選定回路によって選定された被計量物を
収容している前記収納室の排出ゲートを開閉させて該収
納室から被計量物を排出させ、空の収納室に対応する前
記プールホッパの排出ゲートを開閉して、該収納室に被
計量物を供給させる排出制御手段と、少なくとも前記プ
ールホッパの排出ゲートが開いている間、該プールホッ
パに対応する前記シャタを前記投入口に進出させて該
投入口を閉じシャッタ制御手段とを備えている。
【0023】
【作用】このように構成したため、本発明の組合せ計量
装置では、各投入口から手投入される被計量物は、筐体
内に固定されたプールホッパにそれぞれ収容され、その
一方の排出ゲートが開閉されて、その下方に配置された
計量ホッパの一方の収納室へ収容されて、計量される。
プールホッパの排出ゲートが開いている間は、そのプー
ルホッパに対応するシャッタが投入口へ進出してその投
入口を塞ぎ、被計量物の誤投入が防止され。各計量ホ
ッパの収納室に収容されて計量された被計量物のうち、
最適組合せに選定された被計量物は、その収納室から排
出され、その収納室には、プールホッパから新たな被計
量物が供給される。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の一実施例を
説明する。図1は、本発明の組合せ計量装置の概略の平
面図、図2は、図1のB−B線断面図である。
【0025】これらの図において、筐体15の上面部1
5aには、筐体15の長さ方向に、N個の投入口15b
-1〜15b-nが一列に設けられている。また、筐体上面
部15aの一部と、これに連続する前面部15cは、図
2に示すように、筐体15に対して回動自在に取付けら
れており、その前面部15cに設けられた把手16を引
き上げることによって、筐体の上面および前面を開口す
ることができる。
【0026】各投入口15b-1〜15b-nの下方には、
それぞれプールホッパ30-1〜30-nが配置され、各プ
ールホッパ30-1〜30-nの下方には、それぞれ計量ホ
ッパ40-1〜40-nが配置されている。各プールホッパ
30-1〜30-nおよび各計量ホッパ40-1〜40-nは、
それぞれ直方体状に形成された制御筐体20-1〜20-n
の各前面部20a-1〜20a-nに着脱自在に取付けられ
ている。
【0027】筐体15の一方の内側壁に沿って一列に並
んだ制御筐体20-1〜20-nの前面部20a-1〜20a
-nの上部には、前方へスライドして、各プールホッパ3
-1〜30-nの開口面を塞ぐ板状のシャッタ21-1〜2
-nが設けられている。
【0028】また、この制御筐体20-1〜20-nの内部
には、それぞれ計量器26-1〜26-nと、プールホッパ
30-1〜30-nおよび計量ホッパ40-1〜40-nの排出
ゲートを開閉させ、シャッタ21-1〜21-nを駆動する
ための開閉駆動装置(図示せず)が収納されており、こ
の開閉駆動装置は、すべて後述する制御部によって制御
されている。
【0029】図3は、この制御筐体20-1と、プールホ
ッパ30-1および計量ホッパ40-1を示す図である。こ
の図において、制御筐体20-1の前面部20a-1の上部
側には、コ字状に形成され、その対向両片を前面部20
-1の前方側に突出する突出片22-1が取付けられてい
る。この突出片22-1は、プールホッパ30-1を係止す
るものであり、このために、対向両片の上部には、前部
上端から下方に切削形成された溝部22a-1と、後部上
端から斜め下方に切削形成された溝部22b-1とが設け
られている。
【0030】突出片22-1の下方には、突出片22-1
同様に形成され、計量ホッパ40-1を係止するために溝
部23a-1、23b-1を有し、制御筐体20-1内に収納
された計量器26-1に直結された突出片23-1が設けら
れている。
【0031】また、両突出片22-1、23-1の両側下方
には、プールホッパ30-1および計量ホッパ40-1を開
閉駆動するために、制御筐体20-1内の開閉駆動装置に
連結された回動自在な駆動レバー24a-1、24b-1
25a-1、25b-1が、それぞれ設けられている。
【0032】プールホッパ30-1は図3および図4に示
すように上部が開口され、ほぼ断面逆三角形状に形成さ
れており、下部両側の開口された傾斜部には、それぞれ
排出ゲート31-1、32-1が、両外側方向に回動自在に
取付けられている。
【0033】排出ゲート31-1、32-1は、それぞれ下
方において互いに当接するように設けられており、その
当接部から相対する排出ゲートの傾斜方向に屈曲された
屈曲部31a-1、32a-1がそれぞれ形成されている。
【0034】また、プールホッパ30-1には、その前面
側および背面側をU字状に連結するよう形成された分離
板33-1が取付けられており、分離板33-1の底部33
-1は、排出ゲート31-1、32-1の屈曲部31a-1
32a-1に沿って断面三角形状に形成されている。
【0035】この分離板33-1には、ホッパの背面側に
おいて、左右対称な腕部33b-1、33c-1が形成され
ており、それぞれの腕部33b-1、33c-1には、くの
字状に形成された作動片34-1、35-1が、その中央部
を支点として回動自在に取付けられている。作動片34
-1、35-1の一端側には、排出ゲート31-1、32-1
腕部31b-1、32b-1に回動自在に取付けられた連結
板36-1、37-1が回動自在に取付けられている。
【0036】また、作動片34-1、35-1と連結板36
-1、37-1のそれぞれの連結部間には、バネ38-1が係
止されており、このバネ38-1によって、作動片3
-1、35-1は内側方向に力を受けるが、分離板33-1
の腕部33b-1、33c-1の上部から突出したストッパ
33d-1、33e-1が作動片34-1、35-1に当接して
いるため、両排出ゲート31-1、32-1が閉じている場
合は、作動片34-1、35-1と連結板36-1、37-1
はそれぞれほぼ直線上に並ぶことになる。
【0037】プールホッパ30-1の背面側上部には、こ
の中間ホッパ30-1を制御筐体20-1の突出片22-1
係止するために、コの字状に形成された係止部39-1
設けられている。係止部39-1は、対向した両片39a
-1、39b-1の間に前後2本の支持棒39c-1、39d
-1が横架されて形成されている。
【0038】そして、この係止部39-1の2本の支持棒
39c-1、39d-1が筐体20-1の突出片22-1の前後
に設けられた溝部22a-1、22b-1にそれぞれ係止さ
れて、プールホッパ30-1が制御筐体20-1に取付けら
れている。
【0039】なお、プールホッパ30-1の排出ゲート3
-1、32-1の一方が開いている間は、制御筐体20-1
のシャッタ21-1が前方へスライドして、プールホッパ
30-1の開口面を塞ぐように制御されている。
【0040】プールホッパ30-1の下方に配置された計
量ホッパ40-1は、プールホッパ30-1のほぼ2倍の内
容積を有し、ほぼ相似した形状に形成されている。即
ち、計量ホッパ40-1は、図3および図5に示すよう
に、上部が開口され、ほぼ断面逆三角形状に形成されて
おり、両側の傾斜部には排出ゲート41-1、42-1が取
付けられている。
【0041】また、排出ゲート41-1、42-1の下部に
は、相対する排出ゲートの傾斜方向に屈曲された屈曲部
41a-1、42a-1が形成されており、プールホッパ3
-1と同様に、この屈曲部41a-1、42a-1に沿って
形成された断面三角形状の底部43a-1を有するU字状
の分離板43-1が、計量ホッパ40-1の前面側および背
面側を連結するように取付けられている。
【0042】分離板43-1は、ホッパ背面側において、
対称な腕部43b-1、43c-1が形成されており、この
腕部43b-1、43c-1には、前記同様に、作動片44
-1、45-1が回動自在に取付けられ、さらに作動片44
-1、45-1の一端側と、排出ゲート41-1、42-1の腕
部41b-1、42b-1とをそれぞれ連結する連結板46
-1、47-1が回動自在に取付けられている。
【0043】作動片44-1、45-1と連結板46-1、4
-1との連結部間にはバネ48-1が係止され、前記同様
に、分離板43-1の腕部43b-1、43c-1の上部より
突出したストッパ43d-1、43e-1が作動片44-1
45-1の内側方向への動きを停止している。
【0044】また、計量ホッパ40-1の内側中央には、
上部から排出ゲート41-1、42-1の屈曲部41a-1
42a-1に当接するように設けられた仕切板49-1が取
付けられており、計量ホッパ40-1は、この仕切板49
-1によって内部に2個の収納室50-1、51-1が形成さ
れている。
【0045】計量ホッパ40-1の背面上側には、この計
量ホッパ40-1を制御筐体20-1内の計量器26-1に直
結して突設された突出片23-1に係止するために、コの
字状に形成された係止部52-1が設けられている。この
係止部52-1は、プールホッパ30-1と同様に、対向し
た両辺52a-1、52b-1の間に前後2本の支持棒52
-1、52d-1が横架されて形成されている。
【0046】そして、この係止部52-1が筐体の突出片
23-1に係止されて、計量ホッパ40-1が計量器26-1
に支持されている。
【0047】プールホッパ30-1および計量ホッパ40
-1は、制御筐体前面部20a-1に取付けられた時、それ
ぞれのホッパの作動片34-1、35-1、44-1、45-1
の自由端側が、制御筐体前面側20a-1に設けられた駆
動レバー24a-1、24b-1、25a-1、25b-1の下
部にそれぞれ位置する。したがって、例えば、計量ホッ
パ40-1の作動片44-1が駆動レバー25a-1によって
反時計回り(図3において)に回動すると、作動片44
-1の一端側が外側方向に回動し、連結板46-1が反時計
回り(図5において)に連動するため、排出ゲート41
-1が開くことになる。駆動レバー25a-1の駆動がなく
なると、作動片44-1の一端側がバネ48-1の付勢力に
よって排出ゲート41-1が閉じることになる。
【0048】なお、他の制御筐体、プールホッパおよび
計量ホッパの構成も上記構成と全く同一である。
【0049】以上のように構成されたプールホッパ30
-1〜30-nおよび計量ホッパ40-1〜40-nの下方に
は、図2に示すように、計量ホッパ40-1〜40-nから
排出される被計量物を受けて、その被計量物を搬送する
集合コンベア53が設けられている。
【0050】集合コンベア53は、包装機54に接続さ
れており、集合コンベア53によって搬送された被計量
物は包装機54によって、ひとまとめに包装される。
【0051】なお、上記のシャッタ21-1〜21-nの駆
動および各ホッパの排出ゲートの開閉は制御部によって
行なわれる。図6は、この制御部の概略構成を示す図で
ある。
【0052】図6において、55-1〜55-nは、各計量
器26-1〜26-nからの計量信号を受けて、各計量ホッ
パ40-1〜40-nの収納室50-1〜50-n、51-1〜5
-nに収容された被計量物の重量値を算出し、算出され
た重量値を記憶する計量値演算回路である。
【0053】56は、組合せ信号Aが入力される毎に、
計量値演算回路55-1〜55-nからの各重量値に基づい
て異なるすべての組合せで組合せ演算を行ない、目標重
量に対する最適組合せを選定し、この選定信号を出力す
る組合せ選定回路である。
【0054】この組合せ信号Aは、例えばフットスイッ
チなどを操作することによって入力される。
【0055】57は、この実施例の排出制御手段とシャ
ッタ制御手段を構成する排出制御装置であって、組合せ
選定回路56からの選定信号を受けて、選定信号に対応
する制御筐体内の開閉駆動装置に排出信号を送出して、
組合せ選定された被計量物を収容している計量ホッパ
の排出ゲートを開閉して、その被計量物を排出させる。
【0056】この排出制御装置57は、排出されて空に
なった収納室に対応するプールホッパの排出ゲートを、
収容信号によって開かせ、プールホッパ内の被計量物を
各収納室に収容させるとともに、プールホッパに対応し
たシャッタをそのプールホッパの排出ゲートが開いてい
る間投入口側へ進出させる
【0057】次に上記実施例の動作について説明する。
予め、すべてのプールホッパ30-1〜30-nおよび計量
ホッパ40-1〜40-nには被計量物が収容されていない
とする。
【0058】ここで、投入口15b-1〜15b-nから、
手動によって各プールホッパ30-1〜30-nに被計量物
を投入すると、計量ホッパ40-1〜40-nに被計量物が
収容されていないため、排出制御装置57からの収容信
号によって、各制御筐体20-1〜20-nの一方側(例え
ば左側)の駆動レバー24a-1〜24a-nが反時計回り
(図3において)に回動する。このため、各プールホッ
パ30-1〜30-nの一方側の作動片34-1〜34-nが回
動し、連結板36-1〜36-nが時計回り(図4におい
て)に回動して一方側の排出ゲート31-1〜31-nが開
き、収容されていた被計量物が排出される。
【0059】排出ゲート31-1〜31-nが開いている間
は、各シャッタ21-1〜21-nがそれぞれ投入口15b
-1〜15b-nを塞いで、誤投入が防止される。
【0060】各プールホッパ30-1〜30-nから排出さ
れた被計量物は、それぞれ計量ホッパ40-1〜40-n
一方側の収納室50-1〜50-nに収容される。この計量
値は各計量器26-1〜26-nによって計量され、計量値
演算回路55-1〜55-nにおいて、左側収納室50-1
50-nに収容された被計量物の重量値として記憶され
る。
【0061】被計量物が各計量ホッパ40-1〜40-n
収容されて、各プールホッパ30-1〜30-nの排出ゲー
ト31-1〜31-nが閉じると各シャッタ21-1〜21-n
が制御筐体20-1〜20-n内に収納され、各投入口15
-1〜15b-nが開く。
【0062】次の被計量物がプールホッパ30-1〜30
-nに投入されると、前記同様に制御部からの収容信号に
よって、他方側(右側)の排出ゲート32-1〜32-n
開かれ、計量ホッパ40-1〜40-nの他方側の収納室5
-1〜51-nに被計量物が収容される。
【0063】この計量値は、計量値演算回路55-1〜5
-nに送出され、この各計量値から、前記左側収納室5
-1〜50-nに収容された被計量物の重量値が減算さ
れ、減算結果は、右側収納室51-1〜51-nに収容され
た被計量物の重量値としてそれぞれ記憶される。
【0064】ここで、フットスイッチ等の操作によって
組合せ信号Aが入力されると、計量値演算回路55-1
55-nに記憶された各重量値に基づいて、目標重量に対
する最適組合せが選定される。
【0065】このとき、例えば計量ホッパ40-1の左側
収納室50-1に収容された被計量物が組合せ選定された
とすると、排出制御装置57からの排出信号によって、
駆動レバー25a-1が回動し、計量ホッパ40-1の作動
片44-1が反時計回り(図5において)に回動するため
排出ゲート41-1が開き、収納室50-1に収容されてい
た被計量物が、組合せに選定された他の被計量物ととも
に集合コンベア53に排出される。
【0066】集合コンベア53上の排出された被計量物
は、搬送されて包装機54によって包装される。
【0067】収納室50-1が空になると、排出制御装置
57の収容信号によって、駆動レバー24a-1が駆動さ
れ、プールホッパ30-1の排出ゲート31-1が開いて、
次の被計量物が収納室50-1に収容され、その計量値が
記憶される。
【0068】以下、同様にして、組合せ信号Aの入力毎
に組合せ選定された被計量物が順次排出される。
【0069】なお、各プールホッパ30-1〜30-n、計
量ホッパ40-1〜40-nおよび集合コンベア53等の点
検が必要な場合、図2に示したように、把手16を引き
上げて筐体15の前面部15cを上方に回動させて、点
検作業を行なう。
【0070】
【他の実施例】なお、上記実施例では、計量ホッパ40
-1〜40-nから排出された被計量物を集合コンベア52
によって搬送していたが、集合コンベアの代わりに集合
シュートを設けて、排出された被計量物をまとめるよう
にしてもよい。
【0071】また、上記実施例では、各ホッパを装置の
前方側に向けて配置していたが、これは、図7のよう
に、各ホッパを、それぞれ装置の両側の一方側に向けて
配置するようにしてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の組合せ計
量装置では、筐体の上面に一列に設けられた投入口から
順次投入される被計量物を、筐体内で一列に固定配置さ
れたプールホッパで受け、その一対の排出ゲートを選択
的に開閉することによって、各プールホッパの下方にそ
れぞれ配置された計量ホッパの2つの収納室に順次供給
し、各収納室に供給されて計量された被計量物のうちか
ら、最適組合せに選定された被計量物を収納室から排出
させるようにするとともに、プールホッパの排出ゲート
が開いている間は、そのプールホッパに対応するシャッ
タを投入口へ進出させてその投入口を閉じるように制御
している。
【0073】このため、装置が大型化することなく、高
い組合せ精度を維持したままで、被計量物の誤投入によ
る計量器やゲートの破損、物品の損傷等を確実に防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略平面図
【図2】図1のB−B線断面図
【図3】実施例の要部を示す斜視図
【図4】実施例のプールホッパを示す背面図
【図5】実施例の計量ホッパを示す背面図
【図6】実施例の制御部を示す概略のブロック図
【図7】本発明の他の実施例の概略平面図
【図8】従来装置の概略平面図
【図9】図8のA−A線断面図
【符号の説明】
15 筐体 15b-1〜15b-n 投入口 20-1〜20-n 制御筐体 21-1〜21-n シャッタ 26-1〜26-n 計量器 30-1〜30-n プールホッパ 31-1〜31-n、32-1〜32-n 排出ゲート 40-1〜40-n 計量ホッパ 41-1〜41-n、42-1〜42-n 排出ゲート 49-1〜49-n 仕切板 50-1〜50-n、51-1〜51-n 収納室 53 集合コンベア 55-1〜55-n 計量値演算回路 56 組合せ選定回路 57 排出制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体と、 前記筐体の上面に一直線上に配列された複数の投入口
    と、 前記各投入口から投入された被計量物を一時的に収容
    し、収容された被計量物を2つの異なる位置へ落下排出
    させるための一対の排出ゲートをそれぞれ有し、前記筐
    体内に一直線状に配列固定された複数のプールホッパ
    と、 前記各投入口とそれに対応する前記各プールホッパとの
    間にそれぞれ進退自在に形成された複数のシャタと、 前記プールホッパの一対の排出ゲートに対応して設けら
    れた一対の開口部と、前記プールホッパの一対の排出ゲ
    ートから排出された被計量物を別々に前記各開口部から
    受け入れ収容するため該一対の排出ゲートの境界線の延
    長線上に設けられた仕切板によって2室に仕切られた一
    対の収納室と、前記各収納に対応して設けられ収容さ
    れた被計量物を排出するための一対の排出ゲートとを有
    し、前記筐体内で一直線状に配列された複数の計量ホッ
    パと、 前記計量ホッパ毎に設けられ、計量ホッパに収容され
    た被計量物の重量を計量する複数の計量器と、 前記計量器からの計量信号に基づいて、前記計量ホッ
    パに収納された被計量物の重量を前記収納室毎に算出す
    る計量値演算回路と、 前記計量値演算回路によって算出された重量の組合せの
    なかから最適組合せを選定する組合せ選定回路と、 前記組合せ選定回路によって選定された被計量物を収容
    している前記収納室の排出ゲートを開閉させて該収納室
    から被計量物を排出させ、空の収納室に対応する前記プ
    ールホッパの排出ゲートを開閉して、該収納室に被計量
    物を供給させる排出制御手段と、少なくとも 前記プールホッパの排出ゲートが開いている
    間、該プールホッパに対応する前記シャタを前記投入
    口に進出させて該投入口を閉じシャッタ制御手段とを
    備えた組合せ計量装置。
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