JPH0710399Y2 - エレキギターのピックアップ - Google Patents

エレキギターのピックアップ

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JPH0710399Y2
JPH0710399Y2 JP11128488U JP11128488U JPH0710399Y2 JP H0710399 Y2 JPH0710399 Y2 JP H0710399Y2 JP 11128488 U JP11128488 U JP 11128488U JP 11128488 U JP11128488 U JP 11128488U JP H0710399 Y2 JPH0710399 Y2 JP H0710399Y2
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JP
Japan
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coil
circuit
capacitor
terminal
switch
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和彦 広田
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、エレキギターのピックアップ、特にその結線
回路に関するものである。
[従来の技術] 一般に、エレキギターのピックアップにはデュアルコイ
ルが用いられ、その結線方法としては、従来、ハムバッ
カーか又は磁極が逆になった2個のシングルコイルを、
第9図に示すように結線することが知られている。
即ち、第9図(a)のように正位相の直列回路とする、
第9図(b)のように逆位相の直列回路とする、第9図
(c)のように逆位相の並列回路とする、第9図(d)
のように正位相の並列回路とする、第9図(e)のよう
に第1コイルのみ使用する、第9図(f)のように第2
コイルのみ使用するという計6種類の結線の仕方であ
る。
また、結線の切換えに関しては、一方のコイルをスイッ
チで短絡可能とした回路や、第7図及び第8図に示すよ
うに、第1コイル1及び第2コイル2を2系統2回路の
スナップスイッチで直列・並列接続の切換えができるよ
うにした回路が知られている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記6種類の結線の仕方は、デュアルコイルの
個々のコイル自体を直接に結線するものであり、結線の
種類には自ずと限界がある。また、単に直列・並列接続
の切換えを行うだけでは、高音或いは低音の強調等の音
造りは困難である。このため、プレイヤによる積極的な
音づくりの範囲も限られたものとなっていた。
本考案は、上記事情を考慮してなされたもので、プレイ
ヤによる積極的な音づくりの範囲を広げ得る結線が可能
なピックアップを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、第1のコイルと第2のコイルを直接に又は切
換スイッチを介して並列接続したエレキギターのピック
アップにおいて、第1のコイル及び第2のコイルのそれ
ぞれ一方の端子を出力端子と接続し、第1のコイルの他
方の端子をコンデンサを介して、第2のコイルの他方の
端子を抵抗を介して接地した構成のものである。
[作用] 第1のコイルで拾われた音響信号は、高音成分がコンデ
ンサを介して取り出され、並列接続されている第2のコ
イルに畳重される。この場合、第1のコイルと第2のコ
イルが逆相で並列接続されているときは、上記高音成分
が第2のコイルで拾われた音響信号の高音成分を減衰さ
せ、第1のコイルと第2のコイルが正相で並列接続され
ているときは、上記高音成分が第2のコイルで拾われた
音響信号の高音成分を強調する。従って、リードギタ
ー、ベースギター等の種類、或いは演奏曲目等によっ
て、プレイヤの好みに適したギターの音を選択すること
ができる。また、切換スイッチで切換え可能とした構成
においては、演奏の途中においても音造りをすることが
できる。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図において、1,2はエレキギターのピックアップを
構成する第1のコイル及び第2のコイル、3はその結線
を切換える切換スイッチ、4はコンデンサ5の働きを無
効とするための短絡スイッチである。切換スイッチ3
は、端子a−b,d−e間の接続位置と、端子b−c,e−f
間の接続位置とを切換える2系統2回路のスナップスイ
ッチで構成され、短絡スイッチ4は単極のスナップスイ
ッチで構成されている。
切換スイッチ3の2回路両側端子は、対角線上の端子a
−f,c−d間が、予めたすきがけに接続され、端子eは
コンデンサ5を介して接地され、該コンデンサ5は上記
単極スイッチ4で側路されている。第1のコイル1は、
その正極が端子dに、また負極が端子fに接続され、第
2のコイル2の正極は端子b及び出力端子6に、そして
負極は抵抗7を介して接地されている。
上記の如く構成されているため、切換スイッチ3を上側
に切換え、端子a−b,d−e間の接続位置にすると、第
2図(a)に示すような結線ができる。これは第1のコ
イル1及び第2のコイル2を逆位相に並列接続した回路
であり、第1のコイル1の正極がコンデンサ5を介して
接地し、第2のコイル2の負極が抵抗7を介して接地し
た形となる。このため、第1のコイル1で拾われた音響
信号は、コンデンサ5を通して高い周波数成分のみが取
出されて、低い周波数成分はカットされる。この高い周
波数成分は、もう一方の第2のコイル2からの音響信号
に逆相で畳重され、その高い周波数成分を打ち消す。こ
の結果、出力端子6からは、基本成分を変化させずに、
低音成分のみ強調した信号が取出される。尚、抵抗7は
この出力信号の減衰の程度を定めるもので、事情により
省略することもできる。
他方、切換スイッチ3を下側に切換え、端子b−c,e−
f間の接続位置にすると、第2図(b)に示すような結
線となる。この回路は、第1のコイル1及び第2のコイ
ル2を正位相で並列接続し、第1のコイル1の負極をコ
ンデンサ5を介して接地した形となる。このため、第1
のコイル1で拾われた音響信号は、コンデンサ5の働き
により低い周波数成分をカットした高い周波数成分のみ
となる。この高い周波数成分は、もう一方の第2のコイ
ル2からの音響信号に正相で畳重され、出力端子6から
取出される。この結果、出力端子6からは、基本成分を
変化させずに、高音成分のみを強調した信号が取出され
る。
このように、切換スイッチ3を操作し、一方のコイルを
コンデンサで接地することにより、低い周波数をカット
し、それともう一方のコイルの信号とミキシングするこ
とにより、基本成分を変化させずに、高音のみ打消した
り強調させることができる。また、コンデンサ5の作用
を、短絡スイッチ4をONすることで、無効とすることも
できる。従って、プレイヤは上記2つのスイッチ3,4を
操作して、積極的に希望する音造りを行うことができ
る。
第3図は本考案の他の実施例を示す。この実施例では、
切換スイッチ3は2系統2回路a〜c,d〜eを有するス
イッチであるが、各系統はそれぞれ独立に操作可能とな
っている。回路構成は、第1のコイル1の正極及び負極
を端子a,cに、また第2のコイル2の正極及び負極を端
子c,dに接続すると共に、端子af間にコンデンサ5及び
抵抗8の並列回路を、端子de間に抵抗7を接続し、端子
eを接地し、端子bを出力端子6に接続して成る。
第4図(a)に示すように、切換スイッチ3を2系統と
も上側に切換え、端子a−b,d−e間の接続位置にする
と、コイル1,2が逆位相で直列に接続されただけの回路
となる。また、第4図(b)に示すように、スイッチ3
の左系統を下側に右側系統を上側に切換えて、端子b−
c,d−e間の接続位置にすると、コイル1,2が逆位相で直
列に接続されただけの回路となる。
しかし、スイッチ3を2系統とも下側に切換え、端子b
−c,e−f間の接続位置にすると、第4図(c)に示す
ような結線となる。即ち、第1のコイル1及び第2のコ
イル2を逆位相で並列接続し、第1のコイル1の正極を
コンデンサ5及び抵抗8の並列回路を介して接地し、第
2のコイル2の負極を抵抗7を介して接地した回路とな
る。このため、第1のコイル1で拾われた音響信号のう
ち、高い周波数成分はコンデンサ5を通して取り出さ
れ、低い周波数成分も抵抗8によりある程度取り出され
る。この高い周波数成分及び低い周波数成分は、第2の
コイル2からの音響信号にそれぞれ逆相で加わる。この
結果、出力端子6からは、基本成分を変化させずに、高
音成分を打ち消しかつ低音成分をある程度押さえた中間
帯域の音響信号が取出される。
上記実施例では、第1のコイル1にコンデンサ5を、そ
して第2のコイル2に抵抗7を接続したが、本考案はこ
れに限定されるものではない。例えば、第5図に示すよ
うに、コンデンサ5と抵抗7の接続相手を第1のコイル
1と第2のコイル2とで入れ替えてもよい。また、第6
図に示すように、抵抗7の代りにCdsのような光導電素
子を用い、これをギターのボディ上に現出させて、演奏
中において、受光する光の量をプレイヤが手で加減する
ことにより、適宜音色を変えるようにすることもでき
る。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、音響信号の高音成分を減
衰させ或いは高音成分を強調した音造りができる。従っ
て、リードギター、ベースギター等の種類、或いは演奏
曲目等によって、プレイヤの好みに適したギターの音の
選択が可能であり、また、切換スイッチで切換え可能と
することにより、演奏の途中においても独特の音造りを
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すピックアップの回路
図、第2図(a)及び(b)はそれぞれ第1図の切換ス
イッチの切換によりできる結線を示す図、第3図は本考
案の他の実施例を示すピックアップの回路図、第4図
(a)(b)及び(c)はそれぞれ第3図の切換スイッ
チの切換によりできる結線を示す図、第5図及び第6図
はそれぞれ本考案の変形例を示す結線図、第7図及び第
8図はそれぞれ従来のピックアップの回路図、第9図
(a)〜(f)はそれぞれ従来のピックアップの結線の
種類を示す図である。 図中、1は第1のコイル、2は第2のコイル、3は切換
スイッチ、4は短絡スイッチ、5はコンデンサ、6は出
力端子、7,8は抵抗を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のコイルと第2のコイルを直接に又は
    切換スイッチを介して並列接続したエレキギターのピッ
    クアップにおいて、第1のコイル及び第2のコイルのそ
    れぞれ一方の端子を出力端子と接続し、第1のコイルの
    他方の端子をコンデンサを介して、第2のコイルの他方
    の端子を抵抗を介して接地したことを特徴とするエレキ
    ギターのピックアップ。
JP11128488U 1988-08-26 1988-08-26 エレキギターのピックアップ Expired - Lifetime JPH0710399Y2 (ja)

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JPH0233099U JPH0233099U (ja) 1990-03-01
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