JPH07103832A - トルク検出装置 - Google Patents
トルク検出装置Info
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- JPH07103832A JPH07103832A JP24648493A JP24648493A JPH07103832A JP H07103832 A JPH07103832 A JP H07103832A JP 24648493 A JP24648493 A JP 24648493A JP 24648493 A JP24648493 A JP 24648493A JP H07103832 A JPH07103832 A JP H07103832A
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- torque
- rotary shaft
- phase difference
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸部材10に作用する負荷の方向を判別
するフラグを設けた場合でも、実用トルク検出域の分解
能の悪化を防止し得るトルク検出装置を提供する。 【構成】 回転軸部材1の軸線方向に所定間隔をおいて
配置された第1および第2の磁気ヘッド14a,14b
によって検出された信号の位相差に基づいて、回転軸部
材10に作用するトルクを検出するトルク検出装置にお
いて、上記位相差を所定のビット数を有するデジタル値
に変換する位相差検出回路24と、回転軸部材10に作
用する負荷方向の正負を判別する負荷方向判別回路30
と、該負荷方向判別回路30により判別された負荷方向
の正負に応じて、上記デジタル値を増減補正する加減算
回路32と、該加減算回路32により補正された上記位
相差を表すデジタル値に基づいて、回転軸部材10に作
用するトルクを演算するトルク演算回路28とを設け
る。
するフラグを設けた場合でも、実用トルク検出域の分解
能の悪化を防止し得るトルク検出装置を提供する。 【構成】 回転軸部材1の軸線方向に所定間隔をおいて
配置された第1および第2の磁気ヘッド14a,14b
によって検出された信号の位相差に基づいて、回転軸部
材10に作用するトルクを検出するトルク検出装置にお
いて、上記位相差を所定のビット数を有するデジタル値
に変換する位相差検出回路24と、回転軸部材10に作
用する負荷方向の正負を判別する負荷方向判別回路30
と、該負荷方向判別回路30により判別された負荷方向
の正負に応じて、上記デジタル値を増減補正する加減算
回路32と、該加減算回路32により補正された上記位
相差を表すデジタル値に基づいて、回転軸部材10に作
用するトルクを演算するトルク演算回路28とを設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の動力伝達軸
のような回転軸部材に作用するトルクを検出するための
トルク検出装置に関し、特に、回転軸部材の捩れ角から
トルクを算出するトルク検出装置に関するものである。
のような回転軸部材に作用するトルクを検出するための
トルク検出装置に関し、特に、回転軸部材の捩れ角から
トルクを算出するトルク検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車等におけるトルク検出の必
要性は増大しつつある。特に、四輪駆動における前後輪
のトルク配分においては、走行状態に対する特性曲線を
設定し、推定による間接的な制御を行う制御手段を用い
ており、車両による特性のばらつき等に伴いその精度は
必ずしも十分なものとはいえない。同様な問題は、自動
変速機をはじめとする出力軸を有する車両の各機構部に
おいても生じている。
要性は増大しつつある。特に、四輪駆動における前後輪
のトルク配分においては、走行状態に対する特性曲線を
設定し、推定による間接的な制御を行う制御手段を用い
ており、車両による特性のばらつき等に伴いその精度は
必ずしも十分なものとはいえない。同様な問題は、自動
変速機をはじめとする出力軸を有する車両の各機構部に
おいても生じている。
【0003】これに対し、回転軸部材に作用するトルク
を直接検出するようにしたトルク検出装置として、トル
ク負荷による回転軸部材の捩れ角を測定し、その捩れ角
からトルクを求めるトルク検出装置が、従来より広く知
られている。より具体的には、測定対象である回転軸部
材に少なくとも2つのロータリーエンコーダを配設した
ものが知られている。すなわち、個々のエンコーダから
の検出信号の位相差Δtから捩れ角を求め、トルクに換
算するというものである。
を直接検出するようにしたトルク検出装置として、トル
ク負荷による回転軸部材の捩れ角を測定し、その捩れ角
からトルクを求めるトルク検出装置が、従来より広く知
られている。より具体的には、測定対象である回転軸部
材に少なくとも2つのロータリーエンコーダを配設した
ものが知られている。すなわち、個々のエンコーダから
の検出信号の位相差Δtから捩れ角を求め、トルクに換
算するというものである。
【0004】上記エンコーダの種類としては、光学的手
段を用いたもの、磁気的手段を用いたものがある(例え
ば特開昭62−239031号公報には磁気式エンコー
ダを配設したものが開示されている)が、これらを自動
車用等のトルク検出装置に適用するには、いずれの手段
も、捩れ角を検出するために回転軸部材にスリット、歯
車等を設ける必要があり、装置が大きく重くなるととも
にロータリーエンコーダを取り付ける作業を行う際に不
可避の取付誤差を生じるという問題、さらには回転軸部
材に捩れ歪が残留して蓄積されると、2つのエンコーダ
の相対位置が徐々にずれて、トルク検出精度が経時劣化
するという問題があった。
段を用いたもの、磁気的手段を用いたものがある(例え
ば特開昭62−239031号公報には磁気式エンコー
ダを配設したものが開示されている)が、これらを自動
車用等のトルク検出装置に適用するには、いずれの手段
も、捩れ角を検出するために回転軸部材にスリット、歯
車等を設ける必要があり、装置が大きく重くなるととも
にロータリーエンコーダを取り付ける作業を行う際に不
可避の取付誤差を生じるという問題、さらには回転軸部
材に捩れ歪が残留して蓄積されると、2つのエンコーダ
の相対位置が徐々にずれて、トルク検出精度が経時劣化
するという問題があった。
【0005】上記以外にも、回転軸部材の捩れ角に基づ
いてトルクを検出する方法としては、歪みにより電気抵
抗が変化する歪みゲージ式、応力の作用により磁化が変
化する磁歪効果を用いる磁歪式などがあるが、歪みゲー
ジ式においては歪みゲージの接着方法や信号の取出方法
に問題があり、磁歪式においては回転軸部材に磁歪材料
を接着したり、軸部材そのものに溝を設ける等の機械加
工を施さねばならないという問題があった。
いてトルクを検出する方法としては、歪みにより電気抵
抗が変化する歪みゲージ式、応力の作用により磁化が変
化する磁歪効果を用いる磁歪式などがあるが、歪みゲー
ジ式においては歪みゲージの接着方法や信号の取出方法
に問題があり、磁歪式においては回転軸部材に磁歪材料
を接着したり、軸部材そのものに溝を設ける等の機械加
工を施さねばならないという問題があった。
【0006】このような問題を解決するために、特開平
3−115940号公報に開示されているようなトルク
検出装置が提案されている。
3−115940号公報に開示されているようなトルク
検出装置が提案されている。
【0007】上記公報に記載されたトルク検出装置は、
回転軸部材に、その軸線方向に所定の間隔Lをおいて第
1および第2の磁気記録媒体(例えば磁気ディスク)を
取付け、各磁気記録媒体に対向する位置にそれぞれ磁気
ヘッドを配置し、回転軸部材が無負荷状態にあるときに
両磁気記録媒体に同一位相の周期信号を記録するととも
に、回転軸部材に負荷が作用しているとき上記周期信号
を再生し、各磁気ヘッドからの再生信号相互間の位相差
Δtを検出し、この位相差Δtに基づいて式(1)によ
り回転軸部材に作用するトルクTを算出しようとするも
のである。
回転軸部材に、その軸線方向に所定の間隔Lをおいて第
1および第2の磁気記録媒体(例えば磁気ディスク)を
取付け、各磁気記録媒体に対向する位置にそれぞれ磁気
ヘッドを配置し、回転軸部材が無負荷状態にあるときに
両磁気記録媒体に同一位相の周期信号を記録するととも
に、回転軸部材に負荷が作用しているとき上記周期信号
を再生し、各磁気ヘッドからの再生信号相互間の位相差
Δtを検出し、この位相差Δtに基づいて式(1)によ
り回転軸部材に作用するトルクTを算出しようとするも
のである。
【0008】 T=π2 Gd4 ・Δt・(f/f0 )・N0 /16L (1) ここで、Gは回転軸部材の横弾性係数、dは回転軸部材
の直径である。fは再生信号の周波数、f0 は記録信号
の周波数、N0 は信号記録時の回転軸部材の回転数であ
る。
の直径である。fは再生信号の周波数、f0 は記録信号
の周波数、N0 は信号記録時の回転軸部材の回転数であ
る。
【0009】上記構成のトルク検出装置においては、周
期信号を随時書き換えることが可能であり、取付け時の
誤差や経時変化に基づく誤差の無い正確なトルク検出が
可能となるが、別の問題を有している。すなわち、磁気
記録媒体に周期信号を記録する際に、回転軸部材の回転
速度が変動していると、正確な周期信号を記録すること
ができなくなり、演算の結果得られたトルク値には誤差
を含んでしまうという問題がある。一般に、車両等の駆
動系の回転軸部材は、回転速度が頻繁に変動しており、
その変動を抑えて回転速度を正確に制御することは困難
である。
期信号を随時書き換えることが可能であり、取付け時の
誤差や経時変化に基づく誤差の無い正確なトルク検出が
可能となるが、別の問題を有している。すなわち、磁気
記録媒体に周期信号を記録する際に、回転軸部材の回転
速度が変動していると、正確な周期信号を記録すること
ができなくなり、演算の結果得られたトルク値には誤差
を含んでしまうという問題がある。一般に、車両等の駆
動系の回転軸部材は、回転速度が頻繁に変動しており、
その変動を抑えて回転速度を正確に制御することは困難
である。
【0010】以上の問題を解決する手段として、本発明
者等は改良されたトルク検出装置を先に提案した(特願
平4−75002号)。
者等は改良されたトルク検出装置を先に提案した(特願
平4−75002号)。
【0011】この特願平4−75002号明細書によっ
て提案されたトルク検出装置は、回転軸部材の周面部に
磁気記録層を設け、この磁気記録層と対向するように回
転軸部材の周面に近接して、かつ該回転軸部材の軸線方
向に所定間隔をおいて、第1および第2磁気ヘッドを配
置し、さらに、第1磁気ヘッドに対して回転軸部材の周
方向に所定角度θ0 をおいて第3磁気ヘッドを配置した
ものである。
て提案されたトルク検出装置は、回転軸部材の周面部に
磁気記録層を設け、この磁気記録層と対向するように回
転軸部材の周面に近接して、かつ該回転軸部材の軸線方
向に所定間隔をおいて、第1および第2磁気ヘッドを配
置し、さらに、第1磁気ヘッドに対して回転軸部材の周
方向に所定角度θ0 をおいて第3磁気ヘッドを配置した
ものである。
【0012】そして、無負荷時に、第1、第2磁気ヘッ
ドにより同一位相の位置信号を上記磁気記録層に記録
し、負荷が作用しているトルク検出時には、第1および
第2磁気ヘッドからそれぞれ再生される位置信号相互間
の位相差Δtと、第1および第3磁気ヘッドからそれぞ
れ再生される位置信号相互間の時間差tおよび所定角度
θ0 に基づいて回転軸部材の捩れ角θを求め、この捩れ
角θからトルクTを算出するものである。
ドにより同一位相の位置信号を上記磁気記録層に記録
し、負荷が作用しているトルク検出時には、第1および
第2磁気ヘッドからそれぞれ再生される位置信号相互間
の位相差Δtと、第1および第3磁気ヘッドからそれぞ
れ再生される位置信号相互間の時間差tおよび所定角度
θ0 に基づいて回転軸部材の捩れ角θを求め、この捩れ
角θからトルクTを算出するものである。
【0013】これについて詳述すると、回転軸部材の捩
れ角θは、式(2)により算出することができ、 θ=(Δt/t)・θ0 (2) 回転軸部材のトルクTは、式(3)により算出すること
ができる。
れ角θは、式(2)により算出することができ、 θ=(Δt/t)・θ0 (2) 回転軸部材のトルクTは、式(3)により算出すること
ができる。
【0014】 T=2πGd4 ・θ/64L (3) ここで、Gは回転軸部材の横弾性係数、dは回転軸部材
の直径、Lは第1および第2磁気ヘッドの回転軸部材の
軸線方向の配置間隔である。
の直径、Lは第1および第2磁気ヘッドの回転軸部材の
軸線方向の配置間隔である。
【0015】上記式(2)において、(Δt/t)によ
り時間因子は相殺されるので、たとえ位置信号が正確な
周期信号として記録されていなくても誤差なくトルク検
出を行うことができる。つまり、信号記録時の回転軸部
材の回転速度やその変動による影響を受けずに、第1お
よび第3磁気ヘッドのなす角度θ0 を基準として直接ト
ルク検出を行うことができるというきわめて優れた長所
を有するものである。このような構成により、小型で簡
単な構成のトルク検出装置を実現することができ、かつ
位置信号を随時書き替えることが可能であり、取付け時
の誤差や経時変化に基づく誤差をなくすことができた。
さらに、符号の判別による負荷方向判別手段を設けたこ
とにより、負荷方向の判別を含めトルクちの検出が可能
になった。
り時間因子は相殺されるので、たとえ位置信号が正確な
周期信号として記録されていなくても誤差なくトルク検
出を行うことができる。つまり、信号記録時の回転軸部
材の回転速度やその変動による影響を受けずに、第1お
よび第3磁気ヘッドのなす角度θ0 を基準として直接ト
ルク検出を行うことができるというきわめて優れた長所
を有するものである。このような構成により、小型で簡
単な構成のトルク検出装置を実現することができ、かつ
位置信号を随時書き替えることが可能であり、取付け時
の誤差や経時変化に基づく誤差をなくすことができた。
さらに、符号の判別による負荷方向判別手段を設けたこ
とにより、負荷方向の判別を含めトルクちの検出が可能
になった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、先願発
明によるトルク検出装置は、数々の長所を備えているも
のであるが、以下に示すような問題を有している。
明によるトルク検出装置は、数々の長所を備えているも
のであるが、以下に示すような問題を有している。
【0017】すなわち、回転軸部材に作用する負荷の方
向を判別する1ビットのフラグを設けたため、第1およ
び第2磁気ヘッドからそれぞれ再生される位置信号相互
間の位相差Δtを検出するカウンタのビットが1ビット
減少され、実用トルク検出域の分解能が悪化するという
問題である。
向を判別する1ビットのフラグを設けたため、第1およ
び第2磁気ヘッドからそれぞれ再生される位置信号相互
間の位相差Δtを検出するカウンタのビットが1ビット
減少され、実用トルク検出域の分解能が悪化するという
問題である。
【0018】例えば、負荷方向判別フラグを設けない場
合の回転軸部材の捩れ角に換算したトルク検出域を0〜
θ0 とし、かつ位相差検出用カウンタの分解能を12ビ
ットとすると、この場合の回転軸部材の捩れ角に換算し
た分解能は、θ0 /4096であったものが、1ビット
の負荷方向判別フラグを設けたことにより、位相差検出
用カウンタの分解能が11ビットになり、かつ回転軸部
材の捩れ角に換算したトルク検出域が−θ0 〜+θ0 と
実用トルク検出域よりも余分に広がることによって、回
転軸部材の捩れ角に換算した分解能が2θ0 /2048
にまで低下することになる。
合の回転軸部材の捩れ角に換算したトルク検出域を0〜
θ0 とし、かつ位相差検出用カウンタの分解能を12ビ
ットとすると、この場合の回転軸部材の捩れ角に換算し
た分解能は、θ0 /4096であったものが、1ビット
の負荷方向判別フラグを設けたことにより、位相差検出
用カウンタの分解能が11ビットになり、かつ回転軸部
材の捩れ角に換算したトルク検出域が−θ0 〜+θ0 と
実用トルク検出域よりも余分に広がることによって、回
転軸部材の捩れ角に換算した分解能が2θ0 /2048
にまで低下することになる。
【0019】本発明は上述のような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、小型で簡単な構成
を有し、かつ位置信号を随時書き替えることが可能であ
り、しかも取付け時の誤差や経時変化に基づく誤差のな
い正確なトルク検出を可能にするとともに、回転軸部材
に作用する負荷の方向を判別するフラグを設けた場合で
も、実用トルク検出域の分解能の悪化を防止し得るトル
ク検出装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、小型で簡単な構成
を有し、かつ位置信号を随時書き替えることが可能であ
り、しかも取付け時の誤差や経時変化に基づく誤差のな
い正確なトルク検出を可能にするとともに、回転軸部材
に作用する負荷の方向を判別するフラグを設けた場合で
も、実用トルク検出域の分解能の悪化を防止し得るトル
ク検出装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるトルク検
出装置は、請求項1に記載されているように、回転軸部
材の軸線方向に所定間隔をおいて配置された第1および
第2の回転角検出手段によって検出された回転角相互間
の位相差に基づいて、上記回転軸部材に作用するトルク
を検出するトルク検出装置において、上記位相差を所定
のビット数を有するデジタル値に変換するデジタル変換
手段と、上記回転軸部材に作用する負荷方向の正負を判
別する負荷方向判別手段と、該負荷方向判別手段により
判別された負荷方向の正負に応じて、上記デジタル値を
増減補正する補正手段と、該補正手段により補正された
上記位相差を表すデジタル値に基づいて、上記回転軸部
材に作用するトルクを演算するトルク演算手段と、を備
えてなることを特徴とするものである。
出装置は、請求項1に記載されているように、回転軸部
材の軸線方向に所定間隔をおいて配置された第1および
第2の回転角検出手段によって検出された回転角相互間
の位相差に基づいて、上記回転軸部材に作用するトルク
を検出するトルク検出装置において、上記位相差を所定
のビット数を有するデジタル値に変換するデジタル変換
手段と、上記回転軸部材に作用する負荷方向の正負を判
別する負荷方向判別手段と、該負荷方向判別手段により
判別された負荷方向の正負に応じて、上記デジタル値を
増減補正する補正手段と、該補正手段により補正された
上記位相差を表すデジタル値に基づいて、上記回転軸部
材に作用するトルクを演算するトルク演算手段と、を備
えてなることを特徴とするものである。
【0021】本発明に係わるトルク検出装置の好ましい
態様によれば、請求項2に記載されているように、上記
デジタル変換手段が時間カウンタにより構成されるとと
もに、上記回転軸部材の回転数を検出する回転数検出手
段が設けられ、該回転数検出手段により検出された上記
回転軸部材の回転数に対応する時間要素が、上記補正手
段による上記デジタル値の補正に用いられる。
態様によれば、請求項2に記載されているように、上記
デジタル変換手段が時間カウンタにより構成されるとと
もに、上記回転軸部材の回転数を検出する回転数検出手
段が設けられ、該回転数検出手段により検出された上記
回転軸部材の回転数に対応する時間要素が、上記補正手
段による上記デジタル値の補正に用いられる。
【0022】上記デジタル変換手段は、請求項3に記載
されているように、上記回転軸部材の回転に同期する回
転同期カウンタであっても良い。
されているように、上記回転軸部材の回転に同期する回
転同期カウンタであっても良い。
【0023】また、本発明に係わるトルク検出装置の1
つの態様によれば、請求項4に記載されているように、
上記デジタル値は、上記回転軸部材に作用する負荷方向
が正のとき、該負荷方向が負のときよりも大きくなるよ
うに、上記補正手段により補正される。
つの態様によれば、請求項4に記載されているように、
上記デジタル値は、上記回転軸部材に作用する負荷方向
が正のとき、該負荷方向が負のときよりも大きくなるよ
うに、上記補正手段により補正される。
【0024】その場合、請求項5に記載されているよう
に、上記補正手段が加減算手段よりなり、該加減算手段
により、上記回転軸部材に作用する負荷方向が正のとき
加算補正がなされ、上記回転軸部材に作用する負荷方向
が負のとき減算補正がなされる。
に、上記補正手段が加減算手段よりなり、該加減算手段
により、上記回転軸部材に作用する負荷方向が正のとき
加算補正がなされ、上記回転軸部材に作用する負荷方向
が負のとき減算補正がなされる。
【0025】
【発明の作用および効果】本発明に係わるトルク検出装
置は、回転軸部材に作用する負荷方向の正負に応じて、
上記デジタル値を増減補正する補正手段を備えているの
で、正負のうちの一方側のデジタル変換分解能を、他方
側よりも高めることができる。したがって、主としてト
ルク検出を必要とする側を増大補正側に設定することに
よって、ビット数を増加させることなしに、デジタル変
換分解能を高めることができ、負荷方向の正負の判別を
可能にしたにも拘らず、高精度のトルク検出が可能にな
る。
置は、回転軸部材に作用する負荷方向の正負に応じて、
上記デジタル値を増減補正する補正手段を備えているの
で、正負のうちの一方側のデジタル変換分解能を、他方
側よりも高めることができる。したがって、主としてト
ルク検出を必要とする側を増大補正側に設定することに
よって、ビット数を増加させることなしに、デジタル変
換分解能を高めることができ、負荷方向の正負の判別を
可能にしたにも拘らず、高精度のトルク検出が可能にな
る。
【0026】また、回転数検出手段が設けられ、該回転
数検出手段により検出された上記回転軸部材の回転数に
対応する時間要素が、上記補正手段による上記デジタル
値の補正に用いられることによって、回転軸部材の回転
数変化の影響を受けることなく、トルク検出が可能にな
る。
数検出手段により検出された上記回転軸部材の回転数に
対応する時間要素が、上記補正手段による上記デジタル
値の補正に用いられることによって、回転軸部材の回転
数変化の影響を受けることなく、トルク検出が可能にな
る。
【0027】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0028】図1は、本発明に係わるトルク検出装置の
実施例を示す概略的構成図である。
実施例を示す概略的構成図である。
【0029】このトルク検出装置は、回転軸部材に作用
するトルクを検出するトルク検出装置であって、例えば
自動車用自動変速機等の動力伝達軸よりなる回転軸部材
10の左端部にエンジン等の駆動源(図示は省略)が接
続され、右端部に負荷(図示は省略)が接続されてい
る。
するトルクを検出するトルク検出装置であって、例えば
自動車用自動変速機等の動力伝達軸よりなる回転軸部材
10の左端部にエンジン等の駆動源(図示は省略)が接
続され、右端部に負荷(図示は省略)が接続されてい
る。
【0030】回転軸部材10の外周面には、第1および
第2磁気記録層12a,12bが回転軸部材10の軸線
方向に所定間隔をおいてリング状に形成されている。こ
れら磁気記録層12a,12bは、例えば、エポキシ系
などの樹脂バインダ中にフェライトなどの磁気粉末を分
散させた磁気塗料を、回転軸部材10の外周面上の2箇
所にリング状に塗布することにより、あるいは、金属コ
バルトなどの磁性膜を回転軸部材10の外周面の所要部
位にメッキすることにより形成することができる。な
お、回転軸部材10が磁性材よりなる場合は、とくに磁
気記録層12a,12bを回転軸部材10に設けること
は必要でない。
第2磁気記録層12a,12bが回転軸部材10の軸線
方向に所定間隔をおいてリング状に形成されている。こ
れら磁気記録層12a,12bは、例えば、エポキシ系
などの樹脂バインダ中にフェライトなどの磁気粉末を分
散させた磁気塗料を、回転軸部材10の外周面上の2箇
所にリング状に塗布することにより、あるいは、金属コ
バルトなどの磁性膜を回転軸部材10の外周面の所要部
位にメッキすることにより形成することができる。な
お、回転軸部材10が磁性材よりなる場合は、とくに磁
気記録層12a,12bを回転軸部材10に設けること
は必要でない。
【0031】上記磁気記録層12a,12bに対して
は、所定の位置信号の記録再生を行うために、回転軸部
材10の軸線方向に所定間隔Lをおいて配置された第1
および第2磁気ヘッド14a,14b(回転角検出手
段)がそれぞれ近接対向して配置され、さらに、第1磁
気ヘッド14aに対して回転軸部材10の回転方向に所
定角度θ0 (例えば、10゜)をおいて配置された第3
磁気ヘッド14cが第1磁気記録層12aに近接対向し
て配置されている。本実施例においては、第1〜第3磁
気ヘッド14a〜14cと回転軸部材10の外周面との
クリアランスは10μmに設定されている。
は、所定の位置信号の記録再生を行うために、回転軸部
材10の軸線方向に所定間隔Lをおいて配置された第1
および第2磁気ヘッド14a,14b(回転角検出手
段)がそれぞれ近接対向して配置され、さらに、第1磁
気ヘッド14aに対して回転軸部材10の回転方向に所
定角度θ0 (例えば、10゜)をおいて配置された第3
磁気ヘッド14cが第1磁気記録層12aに近接対向し
て配置されている。本実施例においては、第1〜第3磁
気ヘッド14a〜14cと回転軸部材10の外周面との
クリアランスは10μmに設定されている。
【0032】第1および第2磁気ヘッド14a,14b
は記録回路16に接続されており、この記録回路16か
ら出力された同一位相の位置信号SW が第1および第2
磁気ヘッド14a,14bをそれぞれ介して上記磁気記
録層12a,12bに記録され、かつ第1〜第3磁気ヘ
ッド14a〜14cを介して再生されるるようになって
いる。
は記録回路16に接続されており、この記録回路16か
ら出力された同一位相の位置信号SW が第1および第2
磁気ヘッド14a,14bをそれぞれ介して上記磁気記
録層12a,12bに記録され、かつ第1〜第3磁気ヘ
ッド14a〜14cを介して再生されるるようになって
いる。
【0033】各磁気ヘッド14a,14b,14cを介
してそれぞれ再生された位置信号Sa1,Sb1,Sc
1は、増幅器18、フィルタ回路20および波形整形回
路22よりなる再生手段によって、矩形波信号Sa2,
Sb2,Sc2にそれぞれ変換され、これら3つの位置
信号のうち、第1および第2磁気ヘッド14a,14b
からの矩形波信号Sa2,Sb2は、これら相互間の位
相差Δtを検出する位相差検出回路24と、回転軸部材
10に作用する負荷の方向を判定する負荷方向判別回路
(負荷方向判別手段)30とに供給され、第1および第
3磁気ヘッド14a,14cからの矩形波信号Ss2,
Sc2は、これら相互間の時間差tを検出する時間差検
出回路26に供給される。
してそれぞれ再生された位置信号Sa1,Sb1,Sc
1は、増幅器18、フィルタ回路20および波形整形回
路22よりなる再生手段によって、矩形波信号Sa2,
Sb2,Sc2にそれぞれ変換され、これら3つの位置
信号のうち、第1および第2磁気ヘッド14a,14b
からの矩形波信号Sa2,Sb2は、これら相互間の位
相差Δtを検出する位相差検出回路24と、回転軸部材
10に作用する負荷の方向を判定する負荷方向判別回路
(負荷方向判別手段)30とに供給され、第1および第
3磁気ヘッド14a,14cからの矩形波信号Ss2,
Sc2は、これら相互間の時間差tを検出する時間差検
出回路26に供給される。
【0034】上記位相差検出回路24の出力と上記負荷
方向判別回路30の出力と、上記時間差検出回路26の
出力とは加減算回路(補正手段)32に供給され、この
加減算回路32の出力と、上記時間差検出回路26の出
力とに基づいて、トルク演算回路(トルク演算手段)2
8において回転軸部材10の捩れ角θが算出されるとと
もに、この捩れ角θに基づいて、回転軸部材10に作用
するトルクTが算出されるように構成されている。
方向判別回路30の出力と、上記時間差検出回路26の
出力とは加減算回路(補正手段)32に供給され、この
加減算回路32の出力と、上記時間差検出回路26の出
力とに基づいて、トルク演算回路(トルク演算手段)2
8において回転軸部材10の捩れ角θが算出されるとと
もに、この捩れ角θに基づいて、回転軸部材10に作用
するトルクTが算出されるように構成されている。
【0035】次に、本実施例における位相差検出回路2
4、時間差検出回路26および加減算回路32の構成お
よび本実施例の動作について、図2のブロック図および
図3のタイミングチャ−トを参照しながら説明する。
4、時間差検出回路26および加減算回路32の構成お
よび本実施例の動作について、図2のブロック図および
図3のタイミングチャ−トを参照しながら説明する。
【0036】回転軸部材10が負荷から解放されて回転
している無負荷状態で、記録回路16は、所定の記録用
パルス信号を発生させて第1および第2磁気ヘッド14
a,14bに同時に送り、各磁気ヘッド14a,14b
を介して回転軸部材10の磁気記録層12a,12b上
に同一位相の位置信号(磁気パターン)を記録する。こ
のとき、回転軸部材10の周方向に等間隔となるように
位置信号を記録する必要はなく、第1磁気ヘッド14a
および第3磁気ヘッド14cがなす角度θ0 によって定
まる間隔よりも広い間隔であれば、位置信号は任意の間
隔で記録可能である(原理的には位置信号として単一パ
ルス信号を記録するだけでも足りるが、後のトルク算出
を行う際のサンプリングタイム、検出精度、回転軸部材
10の回転速度等を考慮すると、実用上は、できるだけ
等間隔で数多くのパルスを記録することが好ましい)。
している無負荷状態で、記録回路16は、所定の記録用
パルス信号を発生させて第1および第2磁気ヘッド14
a,14bに同時に送り、各磁気ヘッド14a,14b
を介して回転軸部材10の磁気記録層12a,12b上
に同一位相の位置信号(磁気パターン)を記録する。こ
のとき、回転軸部材10の周方向に等間隔となるように
位置信号を記録する必要はなく、第1磁気ヘッド14a
および第3磁気ヘッド14cがなす角度θ0 によって定
まる間隔よりも広い間隔であれば、位置信号は任意の間
隔で記録可能である(原理的には位置信号として単一パ
ルス信号を記録するだけでも足りるが、後のトルク算出
を行う際のサンプリングタイム、検出精度、回転軸部材
10の回転速度等を考慮すると、実用上は、できるだけ
等間隔で数多くのパルスを記録することが好ましい)。
【0037】上記無負荷状態では、第1および第2磁気
ヘッド14a,14bを介して各磁気記録層12a,1
2bに記録されている位置信号を再生したときの再生信
号Sa1,Sb1は、同一位相の波形となる。
ヘッド14a,14bを介して各磁気記録層12a,1
2bに記録されている位置信号を再生したときの再生信
号Sa1,Sb1は、同一位相の波形となる。
【0038】一方、回転軸部材10に負荷(トルク)が
加わった負荷状態において、各磁気ヘッド14a,14
bを介して各磁気記録層12a,12bに記録されてい
る位置信号を再生したときの再生信号Sa1,Sb1
は、位相がΔtだけずれた波形となる。また、このと
き、磁気ヘッド14cを介して磁気記録層12cに記録
されている位置信号を再生したときの再生信号Sc1
は、再生信号Sa1に対して時間差tをもった波形とな
る。これら各再生信号Sa1,Sb1およびSc1は、
それぞれ増幅器18に入力される。増幅器18に入力さ
れた信号は該増幅器18において増幅された後、フィル
タ回路20において高周波ノイズ成分をカットされ、さ
らに波形整形回路22において、図3に示すような矩形
波信号Sa2,Sb2およびSc2に波形整形される。
さらに、これら矩形波信号のうち、磁気ヘッド14aお
よび14bでそれぞれ再生され、かつ波形整形された、
位相差Δt(信号の立ち下がりで比較)を有する矩形波
信号Sa2およびSb2は、位相差検出回路24および
負荷方向判別回路(負荷方向判別手段)30へ送出され
る。また、磁気ヘッド14aおよび14cでそれぞれ再
生され、かつ波形整形された、時間差t(信号の立ち下
がりで比較)を有する矩形波信号Sa2およびSc2
は、時間差検出回路26へ送出される。
加わった負荷状態において、各磁気ヘッド14a,14
bを介して各磁気記録層12a,12bに記録されてい
る位置信号を再生したときの再生信号Sa1,Sb1
は、位相がΔtだけずれた波形となる。また、このと
き、磁気ヘッド14cを介して磁気記録層12cに記録
されている位置信号を再生したときの再生信号Sc1
は、再生信号Sa1に対して時間差tをもった波形とな
る。これら各再生信号Sa1,Sb1およびSc1は、
それぞれ増幅器18に入力される。増幅器18に入力さ
れた信号は該増幅器18において増幅された後、フィル
タ回路20において高周波ノイズ成分をカットされ、さ
らに波形整形回路22において、図3に示すような矩形
波信号Sa2,Sb2およびSc2に波形整形される。
さらに、これら矩形波信号のうち、磁気ヘッド14aお
よび14bでそれぞれ再生され、かつ波形整形された、
位相差Δt(信号の立ち下がりで比較)を有する矩形波
信号Sa2およびSb2は、位相差検出回路24および
負荷方向判別回路(負荷方向判別手段)30へ送出され
る。また、磁気ヘッド14aおよび14cでそれぞれ再
生され、かつ波形整形された、時間差t(信号の立ち下
がりで比較)を有する矩形波信号Sa2およびSc2
は、時間差検出回路26へ送出される。
【0039】図2に示すように、位相差検出回路24
は、フリップ・フロップよりなる位相差検出器34と、
AND回路36と、第1カウンタ(デジタル変換手段)
38と、第1メモリ40と、時間差検出回路26との間
で共有する基準クロック42とを備えている。
は、フリップ・フロップよりなる位相差検出器34と、
AND回路36と、第1カウンタ(デジタル変換手段)
38と、第1メモリ40と、時間差検出回路26との間
で共有する基準クロック42とを備えている。
【0040】時間差検出回路26は、フリップ・フロッ
プよりなる時間差検出器44と、AND回路46と、第
2カウンタ48と、第2メモリ50と、ビットシフト回
路52と、第3メモリ54と、計測終了信号出力回路5
6と、上記基準クロック42とを備えている。
プよりなる時間差検出器44と、AND回路46と、第
2カウンタ48と、第2メモリ50と、ビットシフト回
路52と、第3メモリ54と、計測終了信号出力回路5
6と、上記基準クロック42とを備えている。
【0041】加減算回路32は、加減算器58と、第4
メモリ60とを備えている。
メモリ60とを備えている。
【0042】位相差Δtを有する矩形波信号Sa2およ
びSb2は、位相差検出回路24の位相差検出器34に
供給され、この位相差検出器34からは、図3に示すよ
うな、時点τ1 からτ2 までの幅Δt0 を有する矩形波
信号S3が出力される。この矩形波信号S3は、基準ク
ロック42の出力とともにAND回路36に与えられ
て、位相差Δt0 に対応するパルス数を有するクロック
パルスS4に変換される。このクロックパルスS4は第
1カウンタ38でカウントされ、カウントが終了する
と、この第1カウンタ38の計数値Δt0 が第1メモリ
40に転送される。
びSb2は、位相差検出回路24の位相差検出器34に
供給され、この位相差検出器34からは、図3に示すよ
うな、時点τ1 からτ2 までの幅Δt0 を有する矩形波
信号S3が出力される。この矩形波信号S3は、基準ク
ロック42の出力とともにAND回路36に与えられ
て、位相差Δt0 に対応するパルス数を有するクロック
パルスS4に変換される。このクロックパルスS4は第
1カウンタ38でカウントされ、カウントが終了する
と、この第1カウンタ38の計数値Δt0 が第1メモリ
40に転送される。
【0043】位相差Δt0 を有する矩形波信号Sa2お
よびSb2が与えられる負荷方向判別回路30は、回転
軸部材10に正方向の負荷(トルク)が加わっている場
合に、矩形波信号Sa2をSb2に先立って受けること
に基づいて、Hレベルの符号信号(フラグ)S5を出力
し、回転軸部材10に負方向の負荷(トルク)が加わっ
ている場合に、矩形波信号Sb2をSa2に先立って受
けることに基づいて、Lレベルの符号信号S5を出力す
るように構成されている。符号信号S5は加減算回路3
2の加減算器58に出力される。
よびSb2が与えられる負荷方向判別回路30は、回転
軸部材10に正方向の負荷(トルク)が加わっている場
合に、矩形波信号Sa2をSb2に先立って受けること
に基づいて、Hレベルの符号信号(フラグ)S5を出力
し、回転軸部材10に負方向の負荷(トルク)が加わっ
ている場合に、矩形波信号Sb2をSa2に先立って受
けることに基づいて、Lレベルの符号信号S5を出力す
るように構成されている。符号信号S5は加減算回路3
2の加減算器58に出力される。
【0044】一方、時間差tを有する矩形波信号Sa2
およびSc2は、時間差検出回路26の時間差検出器4
4に供給され、この時間差検出器44からは、図3に示
すような、時点τ1 からτ3 までの幅tを有する矩形波
信号S11が出力される。この矩形波信号S11は、基
準クロック42の出力とともにAND回路46に与えら
れて、時間差tに対応するパルス数を有するクロックパ
ルスS12に変換される。このクロックパルスS12は
第2カウンタ48でカウントされ、カウントが終了する
と、この第2カウンタ48の計数値tが第2メモリ50
に転送される。
およびSc2は、時間差検出回路26の時間差検出器4
4に供給され、この時間差検出器44からは、図3に示
すような、時点τ1 からτ3 までの幅tを有する矩形波
信号S11が出力される。この矩形波信号S11は、基
準クロック42の出力とともにAND回路46に与えら
れて、時間差tに対応するパルス数を有するクロックパ
ルスS12に変換される。このクロックパルスS12は
第2カウンタ48でカウントされ、カウントが終了する
と、この第2カウンタ48の計数値tが第2メモリ50
に転送される。
【0045】本実施例では、負方向トルクが正方向トル
クよりもかなり小さく、かつ負方向トルクの検出に際し
ては、高分解能を必要としないことを前提として、正方
向トルクの検出レンジを負方向トルクの検出レンジ拡大
することにより、カウンタによる正方向トルクの検出分
解能を高めている。
クよりもかなり小さく、かつ負方向トルクの検出に際し
ては、高分解能を必要としないことを前提として、正方
向トルクの検出レンジを負方向トルクの検出レンジ拡大
することにより、カウンタによる正方向トルクの検出分
解能を高めている。
【0046】そこで、本実施例では、ビットシフト回路
52を設けて、検出レンジのセンタをt/8(3ビッ
ト)だけ負方向へ偏らせている。そのため、第2カウン
タ48の計数値tは、第2メモリ50からビットシフト
回路52に送出され、ここで3ビットだけ右方へフトさ
れて、得られたt/8が第3メモリ54に格納される。
52を設けて、検出レンジのセンタをt/8(3ビッ
ト)だけ負方向へ偏らせている。そのため、第2カウン
タ48の計数値tは、第2メモリ50からビットシフト
回路52に送出され、ここで3ビットだけ右方へフトさ
れて、得られたt/8が第3メモリ54に格納される。
【0047】また、時間差検出器44の出力である矩形
波信号S11は、計測終了信号出力回路56に与えら
れ、矩形波信号S11の立ち下がり時点τ3 よりも若干
遅れた時点τ4 を立ち下がり時点とする計測終了信号S
6が加減算回路32の加減算器58に出力される。そし
て、この計測終了信号S6に同期して、第1メモリ40
格納内容であるΔt0 と、第3メモリ54の格納内容で
あるt/8とが、時点τ4 において加減算器58に読み
出され、符号信号S5がHレベル(正方向トルク)であ
れば、t/8とΔt0 とが加算され、この演算結果が、
補正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納され
る。また、符号信号S5がLレベル(負方向トルク)で
あれば、t/8とΔt0 とが減算され、この演算結果
が、補正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納さ
れる。
波信号S11は、計測終了信号出力回路56に与えら
れ、矩形波信号S11の立ち下がり時点τ3 よりも若干
遅れた時点τ4 を立ち下がり時点とする計測終了信号S
6が加減算回路32の加減算器58に出力される。そし
て、この計測終了信号S6に同期して、第1メモリ40
格納内容であるΔt0 と、第3メモリ54の格納内容で
あるt/8とが、時点τ4 において加減算器58に読み
出され、符号信号S5がHレベル(正方向トルク)であ
れば、t/8とΔt0 とが加算され、この演算結果が、
補正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納され
る。また、符号信号S5がLレベル(負方向トルク)で
あれば、t/8とΔt0 とが減算され、この演算結果
が、補正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納さ
れる。
【0048】上記トルク演算回路(Δt/t演算回路)
28に対しては、時点τ4 で出力された計測終了信号S
6に対して若干の遅延を施された信号が、時点τ5 にお
いて加減算終了信号S7として加減算器58から出力さ
れ、この加減算終了信号S7に同期して、第4メモリ6
0の格納内容Δtと第2メモリ50の格納内容tとがト
ルク演算回路28に読み出される。トルク演算回路28
は、第4メモリ60の格納内容Δtと第2メモリ50の
格納内容tとの比(Δt/t)を演算し、この比の値に
係数(前述の式(3)参照)を乗じたものを、負荷方向
情報を含んだトルク情報として出力する。
28に対しては、時点τ4 で出力された計測終了信号S
6に対して若干の遅延を施された信号が、時点τ5 にお
いて加減算終了信号S7として加減算器58から出力さ
れ、この加減算終了信号S7に同期して、第4メモリ6
0の格納内容Δtと第2メモリ50の格納内容tとがト
ルク演算回路28に読み出される。トルク演算回路28
は、第4メモリ60の格納内容Δtと第2メモリ50の
格納内容tとの比(Δt/t)を演算し、この比の値に
係数(前述の式(3)参照)を乗じたものを、負荷方向
情報を含んだトルク情報として出力する。
【0049】このように、回転軸部材10の回転数に対
応する時間要素t/8を加減算回路32における位相差
Δt0 の加減算補正に用いることにより、回転軸部材1
0の回転数変化の影響を受けることなく、正確なトルク
検出が可能になる。
応する時間要素t/8を加減算回路32における位相差
Δt0 の加減算補正に用いることにより、回転軸部材1
0の回転数変化の影響を受けることなく、正確なトルク
検出が可能になる。
【0050】なお、位相差Δt0 をデジタル値に変換す
る時間カウンタよりなる第1カウンタ38などに代え、
回転軸部材10の回転に同期する回転同期カウンタを用
いても良い。
る時間カウンタよりなる第1カウンタ38などに代え、
回転軸部材10の回転に同期する回転同期カウンタを用
いても良い。
【0051】以上の説明から明らかなように、従来のト
ルク検出装置では、1ビットの負荷方向判別フラグを設
けるために、12ビットの位相差検出用カウンタの分解
能が11ビット減少し、かつ回転軸部材10の捩れ角に
換算したトルク検出域が−θ0 〜+θ0 と実用トルク検
出域よりも余分に広がることによって、回転軸部材の捩
れ角に換算した分解能が2θ0 /2048にまで低下す
るのに対し、本実施例では、正方向トルクについては、
回転軸部材10の捩れ角に換算した実用トルク検出域−
θ0 /8〜+θ0 に対応する位相差Δtを、12ビット
のカウンタ分解能をもって検出することができるから、
回転軸部材10の捩れ角に換算した分解能が1.25θ
0 /4096となる。すなわち、本実施例では、負荷方
向の判別を可能にしたにも拘らず、従来の負荷方向判別
フラグを設けない場合の分解能θ0 /4096に近くな
るという効果を奏するものである。
ルク検出装置では、1ビットの負荷方向判別フラグを設
けるために、12ビットの位相差検出用カウンタの分解
能が11ビット減少し、かつ回転軸部材10の捩れ角に
換算したトルク検出域が−θ0 〜+θ0 と実用トルク検
出域よりも余分に広がることによって、回転軸部材の捩
れ角に換算した分解能が2θ0 /2048にまで低下す
るのに対し、本実施例では、正方向トルクについては、
回転軸部材10の捩れ角に換算した実用トルク検出域−
θ0 /8〜+θ0 に対応する位相差Δtを、12ビット
のカウンタ分解能をもって検出することができるから、
回転軸部材10の捩れ角に換算した分解能が1.25θ
0 /4096となる。すなわち、本実施例では、負荷方
向の判別を可能にしたにも拘らず、従来の負荷方向判別
フラグを設けない場合の分解能θ0 /4096に近くな
るという効果を奏するものである。
【0052】図4〜図7に示すフロ−チャ−トは、上述
した位相差検出回路24、時間差検出回路26、加減算
回路32およびトルク演算回路28の動作の説明に供す
るフロ−チャ−トである。なお、Pは各ステップを表
す。
した位相差検出回路24、時間差検出回路26、加減算
回路32およびトルク演算回路28の動作の説明に供す
るフロ−チャ−トである。なお、Pは各ステップを表
す。
【0053】位相差検出回路24の動作を表す図4で
は、先ず矩形波信号Sa2またはSb2が入力されたか
否かを判定し(P1)、信号Sa2またはSb2が入力
されるまで待機する(P1,P7:NO)。信号Sa2
がSb2よりも先に入力されると(P1:YES)、位
相差検出器34の出力信号S3をHレベルにし、かつ第
1カウンタ38をスタ−トさせ(P2)、負荷方向判別
回路30の出力信号S5をHレベルにする(P3)。そ
して、信号Sb2が入力されたか否かをが判定し(P
4)、信号Sb2が入力されるまで待機する(P4:N
O)。信号Sb2が入力されると(P4:YES)、位
相差検出器34の出力信号S3をLレベルにし、かつ第
1カウンタ38をストップさせ(P5)、第1カウンタ
38の計数値Δt0 を第1メモリ40に転送し(P
6)、P1へリタ−ンする。
は、先ず矩形波信号Sa2またはSb2が入力されたか
否かを判定し(P1)、信号Sa2またはSb2が入力
されるまで待機する(P1,P7:NO)。信号Sa2
がSb2よりも先に入力されると(P1:YES)、位
相差検出器34の出力信号S3をHレベルにし、かつ第
1カウンタ38をスタ−トさせ(P2)、負荷方向判別
回路30の出力信号S5をHレベルにする(P3)。そ
して、信号Sb2が入力されたか否かをが判定し(P
4)、信号Sb2が入力されるまで待機する(P4:N
O)。信号Sb2が入力されると(P4:YES)、位
相差検出器34の出力信号S3をLレベルにし、かつ第
1カウンタ38をストップさせ(P5)、第1カウンタ
38の計数値Δt0 を第1メモリ40に転送し(P
6)、P1へリタ−ンする。
【0054】一方、矩形波信号Sb2がSa2よりも先
に入力された場合には(P1:NO,P7:YES)、
位相差検出器34の出力信号S3をHレベルにし、かつ
第1カウンタ38をスタ−トさせ(P8)、負荷方向判
別回路30の出力信号S5をLレベルにする(P9)。
そして、信号Sa2が入力されたか否かを判定し(P1
0)、信号Sa2が入力されるまで待機する(P10:
NO)。信号Sa2が入力されると(P10:YE
S)、位相差検出器34の出力信号S3をLレベルに
し、かつ第1カウンタ38をストップさせ(P5)、第
1カウンタ38の計数値Δt0 を第1メモリ40に転送
し(P6)、P1へリタ−ンする。
に入力された場合には(P1:NO,P7:YES)、
位相差検出器34の出力信号S3をHレベルにし、かつ
第1カウンタ38をスタ−トさせ(P8)、負荷方向判
別回路30の出力信号S5をLレベルにする(P9)。
そして、信号Sa2が入力されたか否かを判定し(P1
0)、信号Sa2が入力されるまで待機する(P10:
NO)。信号Sa2が入力されると(P10:YE
S)、位相差検出器34の出力信号S3をLレベルに
し、かつ第1カウンタ38をストップさせ(P5)、第
1カウンタ38の計数値Δt0 を第1メモリ40に転送
し(P6)、P1へリタ−ンする。
【0055】次に、時間差検出回路26の動作を表す図
5では、先ず矩形波信号Sa2が入力されたか否かを判
定し(P11)、信号Sa2が入力されるまで待機する
(P11:NO)。信号Sa2が入力されると(P1
1:YES)、時間差検出器44の出力信号S11をH
レベルにし、かつ第2カウンタ48をスタ−トさせる
(P12)。次に、信号Sc2が入力されたか否かを判
定し(P13)、信号Sc2が入力されるまでは待機し
(P13:NO)する。信号Sc2が入力されると(P
13:YES)、時間差検出器44の出力信号S11を
Lレベルにし、かつ第2カウンタ48をストップさせ
(P14)、第2カウンタ48の計数値tを第2メモリ
50に転送する(P15)。次に、第2カウンタ48の
計数値tを3ビット右にシフトしてt/8とし(P1
6)、このt/8の値を第3メモリ54に格納し(P1
7)、計測終了信号S6を加減算器58に出力して(P
18)、P11へリタ−ンする。。
5では、先ず矩形波信号Sa2が入力されたか否かを判
定し(P11)、信号Sa2が入力されるまで待機する
(P11:NO)。信号Sa2が入力されると(P1
1:YES)、時間差検出器44の出力信号S11をH
レベルにし、かつ第2カウンタ48をスタ−トさせる
(P12)。次に、信号Sc2が入力されたか否かを判
定し(P13)、信号Sc2が入力されるまでは待機し
(P13:NO)する。信号Sc2が入力されると(P
13:YES)、時間差検出器44の出力信号S11を
Lレベルにし、かつ第2カウンタ48をストップさせ
(P14)、第2カウンタ48の計数値tを第2メモリ
50に転送する(P15)。次に、第2カウンタ48の
計数値tを3ビット右にシフトしてt/8とし(P1
6)、このt/8の値を第3メモリ54に格納し(P1
7)、計測終了信号S6を加減算器58に出力して(P
18)、P11へリタ−ンする。。
【0056】また、加減算回路32の動作を表す図6で
は、先ず計測終了信号S6が入力されたか否かを判定し
(P21)、信号S6が入力されるまでは待機する(P
21:NO)。信号S6が入力されると(P21:YE
S)、負荷方向判別回路30の出力信号S5がHレベル
か否かを判定し(P22)、Hレベルであれば(P2
2:YES)、第1メモリ40と第3メモリ54の内容
を加算し(P23)、この加算値(Δt0 +t/8)を
補正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納し
(P25)、加減算終了信号S7をトルク演算回路28
に出力して(P26)、P21へリタ−ンする。
は、先ず計測終了信号S6が入力されたか否かを判定し
(P21)、信号S6が入力されるまでは待機する(P
21:NO)。信号S6が入力されると(P21:YE
S)、負荷方向判別回路30の出力信号S5がHレベル
か否かを判定し(P22)、Hレベルであれば(P2
2:YES)、第1メモリ40と第3メモリ54の内容
を加算し(P23)、この加算値(Δt0 +t/8)を
補正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納し
(P25)、加減算終了信号S7をトルク演算回路28
に出力して(P26)、P21へリタ−ンする。
【0057】一方、信号S5がLレベルであれば(P2
2:NO)、第1メモリ40と第3メモリ54の内容を
減算し(P24)、この減算値(Δt0 −t/8)を補
正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納し(P2
5)、加減算終了信号S7をトルク演算回路28に出力
して(P26)、P21へリタ−ンする。
2:NO)、第1メモリ40と第3メモリ54の内容を
減算し(P24)、この減算値(Δt0 −t/8)を補
正処理されたΔtとして第4メモリ60に格納し(P2
5)、加減算終了信号S7をトルク演算回路28に出力
して(P26)、P21へリタ−ンする。
【0058】さらに、トルク演算回路28の動作を表す
図7では、先ず加減算終了信号S7が入力されたか否か
を判定し(P31)、信号S7が入力されるまでは待機
(P31:NO)する。信号S7が入力されると(P3
1:YES)、第4メモリ60と第2メモリ50の内容
の比(Δt/t)を演算し(P32)、この比に所定の
係数を乗じ、その演算結果を出力するようになっている
(P33)。
図7では、先ず加減算終了信号S7が入力されたか否か
を判定し(P31)、信号S7が入力されるまでは待機
(P31:NO)する。信号S7が入力されると(P3
1:YES)、第4メモリ60と第2メモリ50の内容
の比(Δt/t)を演算し(P32)、この比に所定の
係数を乗じ、その演算結果を出力するようになっている
(P33)。
【図1】本発明に係るトルク検出装置の実施例を示す概
略的構成図
略的構成図
【図2】図1のトルク検出装置の要部の構成を示すブロ
ック図
ック図
【図3】図2の装置の動作を示すタイミングチャート
【図4】位相差検出回路の動作を示すフロ−チャ−ト
【図5】時間差検出回路の動作を示すフロ−チャ−ト
【図6】加減算回路の動作を示すフロ−チャ−ト
【図7】トルク演算回路の動作を示すフロ−チャ−ト
10 回転軸部材 12a,12b 磁気記録層 14a 第1磁気ヘッド 14b 第2磁気ヘッド 14c 第3磁気ヘッド 16 記録回路 24 位相差検出回路 26 時間差検出回路 28 トルク演算回路(トルク演算手段) 30 負荷方向判別回路(負荷方向判別手段) 32 加減算回路(補正手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 回転軸部材の軸線方向に所定間隔をおい
て配置された第1および第2の回転角検出手段によって
検出された回転角相互間の位相差に基づいて、上記回転
軸部材に作用するトルクを検出するトルク検出装置にお
いて、 上記位相差を所定のビット数を有するデジタル値に変換
するデジタル変換手段と、 上記回転軸部材に作用する負荷方向の正負を判別する負
荷方向判別手段と、 該負荷方向判別手段により判別された負荷方向の正負に
応じて、上記デジタル値を増減補正する補正手段と、 該補正手段により補正された上記位相差を表すデジタル
値に基づいて、上記回転軸部材に作用するトルクを演算
するトルク演算手段と、を備えてなることを特徴とする
トルク検出装置。 - 【請求項2】 上記デジタル変換手段が時間カウンタに
より構成されるとともに、上記回転軸部材の回転数を検
出する回転数検出手段が設けられ、該回転数検出手段に
より検出された上記回転軸部材の回転数に対応する時間
要素が、上記補正手段による上記デジタル値の補正に用
いられることを特徴とする請求項1記載のトルク検出装
置。 - 【請求項3】 上記デジタル変換手段が上記回転軸部材
の回転に同期する回転同期カウンタよりなることを特徴
とする請求項1記載のトルク検出装置。 - 【請求項4】 上記デジタル値は、上記回転軸部材に作
用する負荷方向が正のとき、該負荷方向が負のときより
も大きくなるように、上記補正手段により補正されるこ
とを特徴とする請求項1記載のトルク検出装置。 - 【請求項5】 上記補正手段が加減算手段よりなり、該
加減算手段により、上記回転軸部材に作用する負荷方向
が正のとき加算補正がなされ、上記回転軸部材に作用す
る負荷方向が負のとき減算補正がなされることを特徴と
する請求項4記載のトルク検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24648493A JPH07103832A (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | トルク検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24648493A JPH07103832A (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | トルク検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103832A true JPH07103832A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17149092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24648493A Pending JPH07103832A (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | トルク検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103832A (ja) |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP24648493A patent/JPH07103832A/ja active Pending
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