JPH07103617A - 冷媒回収対応冷蔵庫およびその冷媒回収方法 - Google Patents

冷媒回収対応冷蔵庫およびその冷媒回収方法

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JPH07103617A
JPH07103617A JP25067693A JP25067693A JPH07103617A JP H07103617 A JPH07103617 A JP H07103617A JP 25067693 A JP25067693 A JP 25067693A JP 25067693 A JP25067693 A JP 25067693A JP H07103617 A JPH07103617 A JP H07103617A
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JP
Japan
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compressor
refrigerant
refrigeration cycle
pipe
pressure side
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Application number
JP25067693A
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English (en)
Inventor
Masaharu Kamei
正治 亀井
Susumu Kasatani
將 笠谷
Kazuki Yamaguchi
一樹 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷凍サイクル内の冷媒の全量を簡単な作業で
回収可能にする。 【構成】 冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する
高圧シェルタイプ圧縮機10aと、吸入管18に設けられた
開閉弁20と、吐出管19に設けられた開閉弁21とから構成
し、圧縮機10aを吐出管19の開閉弁21を開にして運転
し、冷凍サイクル内の冷媒を圧縮機10a内に回収させ、
その後、吸入管18の開閉弁20を閉にする。そして両開閉
弁20,21が付いた状態で圧縮機10aを取り外すことで、
冷媒の全量を圧縮機10a内に回収可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用冷蔵庫に適用さ
れ、冷媒回収に対応させた冷蔵庫と、その冷媒回収方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の家庭用冷蔵庫の廃棄時や修
理時に、冷媒回収装置を取り付けて、冷凍サイクル内の
冷媒の回収を行っている。従来の家庭用冷蔵庫の例とし
ては、特開昭60−251377号公報に示されているものがあ
る。
【0003】以下、図面を参照しながら前記従来の家庭
用冷蔵庫について説明する。
【0004】図10は従来の家庭用冷蔵庫の断面図、図11
は従来の家庭用冷蔵庫における蒸発装置部の拡大斜視
図、図12は従来の家庭用冷蔵庫の冷凍サイクル配管図で
ある。
【0005】図10,図11,図12において、1は冷蔵庫本
体であり、区画壁2によって上部に位置する冷凍室3と
下部に位置する冷蔵室4に区画されている。前記区画壁
2内には冷凍サイクルの冷却器5と送風機6が設けられ
ている。7は冷蔵庫本体1の下部に設けられた機械室で
あり、吸込グリル8によって構成された吸込口8aと、
吐出グリル9に設けられた吐出口9aによって周囲の空
気と連通させている。
【0006】10は冷凍サイクルの圧縮機、11は前記圧縮
機10を予冷するための予冷パイプ、12は、除霜水を受け
る蒸発皿13と、この蒸発皿13を載せるプレート14と、プ
レート14に一部が爪14aにて密着して取り付けられた加
熱パイプ15とで構成される蒸発装置である。
【0007】そして、冷凍サイクルとしては、図12に示
すように、圧縮機10→予冷パイプ11→圧縮機10→加熱パ
イプ15→凝縮器16→毛細管17→冷却器5→圧縮機10とい
う順に循環するように各部が環状に配管接続されてい
る。
【0008】以上のように構成された従来の家庭用冷蔵
庫について、以下にその動作を説明する。
【0009】まず、圧縮機10より吐出された高温の冷媒
ガスは、予冷パイプ11にてある程度予冷された後、再び
圧縮機10内に戻されて圧縮機10の温度を低下させ、その
後、加熱パイプ15に導かれてプレート14の温度を高め、
蒸発皿13内に溜った除霜水を加熱蒸発させる。次に、こ
の高温の冷媒ガスは、凝縮器16に導かれて凝縮器16を熱
交換器として、熱を放熱して液冷媒となった後、毛細管
17で減圧され液体とガスの二相冷媒となって冷却器5に
導かれ、この冷却器5を熱交換器として熱を吸収し、再
び冷媒ガスとなって圧縮機10に戻る。この冷却器5で発
生する冷気を、送風機6にて前記冷凍室3,冷蔵室4内
に強制通風して冷却を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の家庭用冷蔵庫の構成では、冷媒回収のための手段が
設けられていないため、家庭用冷蔵庫の廃棄時や修理時
において、冷凍サイクルに冷媒回収装置を取り付けると
きに、冷媒として使用されているフロンガスの一部が大
気中に放出されたり、冷媒回収装置の取付作業に手間が
かかるという問題があった。
【0011】本発明は、従来の課題を解決するものであ
って、冷凍サイクル内の冷媒の全量を簡単な作業で回収
できる冷媒回収対応冷蔵庫およびその冷媒回収方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の冷媒回収対応冷蔵庫は、冷凍サイクルの一
部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大き
なシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機と、この
高圧シェルタイプ圧縮機の低圧側に接続された吸入管
と、前記高圧シェルタイプ圧縮機の高圧側に接続された
吐出管と、前記吸入管および吐出管に設けられた複数の
開閉弁とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、前記吸入管に設けられた開閉弁に
接続される配管と、この配管に設けられた圧力検知手段
と、この圧力検知手段の信号に基づいて前記高圧シェル
タイプ圧縮機を停止させる圧縮機制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、内部にタイマ回路を有し、かつ設
定時間後に前記高圧シェルタイプ圧縮機を停止させる圧
縮機制御手段を備えたことを特徴とする。
【0015】また、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機と、この圧縮機の低圧側に接続された吸入管と、冷凍
サイクルの一部を構成する凝縮器と、この凝縮器の出口
側に接続された配管と、前記吸入管および配管に設けら
れた複数の開閉弁と、前記圧縮機と凝縮器と開閉弁が収
納される機械室とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、さらに、冷凍サイクルの一部を構成
する圧縮機と、この圧縮機の低圧側に接続された吸入管
と、冷凍サイクルの一部を構成する蒸発装置と、この蒸
発装置の出口側に接続された配管と、前記吸入管および
配管に設けた複数の開閉弁とを備えたことを特徴とす
る。
【0017】また、本発明の冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒
回収方法は、冷凍サイクルの一部を構成し、冷凍サイク
ルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シ
ェルタイプ圧縮機と、この高圧シェルタイプ圧縮機の低
圧側吸入部および高圧側吐出部に設けた複数の開閉弁と
を用いて冷凍サイクル内の冷媒を回収することを特徴と
する。
【0018】また、低圧側吸入部および高圧側吐出部に
複数の開閉弁を有し、かつ冷凍サイクルの一部を構成す
る圧縮機を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシ
ェル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機に
交換して冷凍サイクル内の冷媒を回収することを特徴と
する。
【0019】また、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機の低圧側吸入部および高圧側吐出部に設けられた複数
の三方向開閉弁に、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大
きなシェル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧
縮機を接続することによって冷凍サイクル内の冷媒を回
収することを特徴とする。
【0020】また、さらに、冷凍サイクルの一部を構成
する圧縮機の低圧側吸入部および高圧側吐出部の2箇所
以上に設けられた複数の開閉弁に、回収する冷媒を冷却
する手段を有する冷媒回収容器を接続することによって
冷凍サイクル内の冷媒を回収することを特徴とする。
【0021】
【作用】前記本発明による冷媒回収対応冷蔵庫では、圧
縮機の吐出管に設けた開閉弁を閉にして圧縮機を運転
し、冷凍サイクル内の冷媒を圧縮機内に回収させる。そ
の後、圧縮機の吸入管に設けた開閉弁を閉にし、吸入管
および吐出管に開閉弁が付いた状態で圧縮機を取り外
す。圧縮機は冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシ
ェル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機なので、冷凍
サイクル内の冷媒の全量が圧縮機内に回収される。
【0022】さらに、圧力検知手段により、圧縮機内へ
の冷媒開封の終了を検知し、圧力検知手段からの信号に
基づき、圧縮機制御手段によって圧縮機を停止させるこ
とで、圧縮機運転時間の過不足による冷凍サイクル内の
冷媒残留および作業時間の無駄がなくなる。
【0023】さらに、別の内部にタイマ回路を有する圧
縮機制御手段によって、圧縮機内への冷媒開封が終了す
る一定時間後に圧縮機を停止させることで、冷媒回収の
終了を検知するための圧力検知手段等が必要なくなる。
【0024】また、冷凍サイクル内の冷媒を凝縮器内お
よび圧縮機内に回収させることで、圧縮機を冷凍サイク
ルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シ
ェルタイプ圧縮機とする必要がなくなる。
【0025】また、冷凍サイクル内の冷媒を蒸発装置内
および圧縮機内に回収させることで、凝縮器を機械室内
に設ける必要がなくなり、機械室容積の増大を抑えられ
る。
【0026】また、本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の
冷媒回収方法では、圧縮機の吐出管に設けた開閉弁を閉
にして圧縮機を運転し、冷凍サイクル内の冷媒を圧縮機
内に回収させる。その後、圧縮機の吸入管に設けた開閉
弁を閉にし、吸入管および吐出管に開閉弁の付いた状態
で圧縮機を取り外す。圧縮機は、冷凍サイクルの冷媒封
入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ
圧縮機なので、冷凍サイクル内の冷媒の全量が圧縮機内
に回収される。
【0027】また、別の冷凍サイクルの冷媒封入量より
も大きなシェル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイ
プ圧縮機を、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機と交
換して冷凍サイクル内の冷媒を回収するので、冷凍サイ
クルの一部を構成する圧縮機を冷凍サイクルの冷媒封入
量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧
縮機とする必要がなくなる。
【0028】また、三方向開閉弁に冷凍サイクルの冷媒
封入量よりも大きなシェル容量を有する冷媒回収用高圧
シェルタイプ圧縮機を、冷凍サイクルの一部を構成する
圧縮機と並列に接続して冷凍サイクル内の冷媒を回収す
るので、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を交換す
る必要がなくなる。
【0029】また、圧縮機の高圧側吐出部に設けた開閉
弁に、回収する冷媒を冷却する手段を有する冷媒回収容
器を接続して冷凍サイクル内の冷媒を回収するので、回
収時間が短くなる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、図10〜図12の従来例と同一構成部材に
ついては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0031】図1は本発明の第1実施例による冷媒回収
対応冷蔵庫の冷凍サイクル配管図であり、10aは、冷凍
サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封入
量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧
縮機、18は圧縮機10aの低圧側に接続された吸入管、19
は圧縮機10aの高圧側に接続された吐出管、20は吸入管1
8に設けられた開閉弁、21は吐出管19に設けられた開閉
弁である。
【0032】以下、前記構成の第1実施例の動作を説明
する。
【0033】まず、圧縮機10aの吐出管19に設けられた
開閉弁21を閉にする。次に圧縮機10aを運転させて冷凍
サイクル内の冷媒を圧縮機10a内に回収する。この圧縮
機10aは、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェ
ル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機なので、冷凍サ
イクル内の冷媒の全量を圧縮機10a内に回収できる。そ
の後、圧縮機10aの吸入管18に設けられた開閉弁20を閉
にして圧縮機10aを停止させ、開閉弁20および開閉弁21
が付いた状態で圧縮機10aを冷凍サイクルから取り外
す。
【0034】以上のように第1実施例の冷媒回収対応冷
蔵庫は、冷凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイク
ルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シ
ェルタイプ圧縮機10aと、吸入管18に設けられた開閉弁2
0と、吐出管19に設けられた開閉弁21とから構成されて
いるので、簡単な作業で冷凍サイクル内の冷媒の全量を
圧縮機10a内に回収できる。
【0035】次に、本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の
第2実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、第1実施例と同一構成部材については同一符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0036】図2は本発明の第2実施例による冷媒回収
対応冷蔵庫の冷凍サイクル配管図であり、10aは、冷凍
サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封入
量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧
縮機、18は圧縮機10aの低圧側に接続された吸入管、19
は圧縮機10aの高圧側に接続された吐出管、20は吸入管1
8に設けられた開閉弁、21は吐出管19に設けられた開閉
弁、22は開閉弁20に接続される配管、23は配管22に設け
られた圧力検知手段、24は圧力検知手段23の信号に基づ
いて圧縮機10aを停止させる圧縮機制御手段である。
【0037】以下、前記構成の第2実施例の動作を説明
する。
【0038】まず、圧縮機10aの吐出管19に設けられた
開閉弁21を閉にする。次に圧縮機10aを運転させて冷凍
サイクル内の冷媒を圧縮機10a内に回収する。この圧縮
機10aは、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェ
ル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機なので、冷凍サ
イクル内の冷媒の全量を圧縮機10a内に回収できる。こ
のとき、圧力検知手段23によって配管22内の圧力を検知
しており、冷凍サイクル内の圧力が圧縮機10a内への冷
媒回収が終了する圧力まで下がると、圧縮機制御手段24
に信号を送り、圧縮機制御手段24が圧縮機10aを停止さ
せる。この圧縮機10aが停止するのとほぼ同時に圧縮機1
0aの吸入管18に設けられた開閉弁20を閉にし、開閉弁20
および開閉弁21が付いた状態で圧縮機10aを冷凍サイク
ルから取り外す。
【0039】以上のように第2実施例の冷媒回収対応冷
蔵庫は、冷凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイク
ルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シ
ェルタイプ圧縮機10aと、吸入管18に設けられた開閉弁2
0と、吐出管19に設けられた開閉弁21と、開閉弁20に接
続された配管22と、この配管22に設けられた圧力検知手
段23と、圧力検知手段23の信号に基づいて圧縮機10aを
停止させる圧縮機制御手段24とから構成されているの
で、簡単な作業で冷凍サイクル内の冷媒の全量を圧縮機
10a内に回収でき、圧縮機10aの運転時間の過不足による
冷凍サイクル内の冷媒残留および作業時間の無駄をなく
すことができる。
【0040】次に、本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の
第3実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、第1,第2実施例と同一構成部材については同一符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0041】図3は本発明の第3実施例による冷媒回収
対応冷蔵庫の冷凍サイクル配管図であり、10aは、冷凍
サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封入
量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧
縮機、18は圧縮機10aの低圧側に接続された吸入管、19
は圧縮機10aの高圧側に接続された吐出管、20は吸入管1
8に設けられた開閉弁、21は吐出管19に設けられた開閉
弁、24aは、内部にタイマ回路を有し、かつある一定時
間後に圧縮機10aを停止させる圧縮機制御手段である。
【0042】以下、前記構成の第3実施例の動作を説明
する。
【0043】まず、圧縮機10aの吐出管19に設けられた
開閉弁21を閉にする。次に圧縮機10aを運転させて冷凍
サイクル内の冷媒を圧縮機10a内に回収する。この圧縮
機10aは、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェ
ル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機なので、冷凍サ
イクル内の冷媒の全量を圧縮機10a内に回収できる。こ
のとき、圧縮機制御手段24a内部のタイマ回路が作動し
ており、圧縮機10a内への冷媒回収が終了する一定時間
後に圧縮機制御手段24aが圧縮機10aを停止させる。この
圧縮機10aが停止するのとほぼ同時に圧縮機10aの吸入管
18に設けられた開閉弁20を閉にし、開閉弁20および開閉
弁21が付いた状態で圧縮機10aを冷凍サイクルから取り
外す。
【0044】以上のように第3実施例の冷媒回収対応冷
蔵庫は、冷凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイク
ルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シ
ェルタイプ圧縮機10aと、吸入管18に設けられた開閉弁2
0と、吐出管19に設けられた開閉弁21と、内部にタイマ
回路を有し、かつある一定時間後に圧縮機10aを停止さ
せる圧縮機制御手段24aとから構成されているので、簡
単な作業で冷凍サイクル内の冷媒の全量を圧縮機10a内
に回収でき、圧縮機10aの運転時間の過不足による冷凍
サイクル内冷媒残留および作業時間の無駄をなくすこと
ができる。さらに、内部にタイマ回路を有する圧縮機制
御手段24aによって、圧縮機10a内への冷媒回収が終了す
る一定時間後に圧縮機10aを停止させるので、冷媒回収
の終了を検知するための圧力検知手段等を必要とせず、
製造コストの上昇を抑えることができる。
【0045】次に、本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の
第4実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、従来例および第1実施例と同一構成部材については
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0046】図4は本発明の第4実施例による冷媒回収
対応冷蔵庫の冷凍サイクル配管図であり、10は冷凍サイ
クルの一部を構成する圧縮機、16aは冷凍サイクルの一
部を構成する凝縮器、18は圧縮機10の低圧側に接続され
た吸入管、25が凝縮器16aの出口側に接続された配管、2
0は吸入管18に設けられた開閉弁、26は配管25に設けら
れた開閉弁であって、7aは圧縮機10と凝縮器16aおよび
開閉弁20,26が収納される機械室である。
【0047】以下、前記構成の第4実施例の動作を説明
する。
【0048】まず、凝縮器16aの出口側に接続された配
管25に設けられた開閉弁26を閉にする。次に圧縮機10を
運転させて冷凍サイクル内の冷媒を凝縮器16a内および
圧縮機10内に回収する。その後、圧縮機10の吸入管18に
設けられた開閉弁20を閉にし、圧縮機10を停止させ、機
械室7aに収納されている凝縮器16aおよび圧縮機10を、
開閉弁20および開閉弁26が付いた状態で冷凍サイクルか
ら取り外す。
【0049】以上のように第4実施例の冷媒回収対応冷
蔵庫は、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機10と、機
械室7aに収納された凝縮器16aと、この凝縮器16aの出
口側に接続された配管25と、吸入管18に設けられた開閉
弁20と、前記配管25に設けられた開閉弁26とから構成さ
れているので、簡単な作業で冷凍サイクル内の冷媒の全
量を圧縮機10内および凝縮器16a内に回収できる。ま
た、冷凍サイクル内の冷媒を凝縮器16a内および圧縮機1
0内に回収させるので、圧縮機10を冷凍サイクルの冷媒
封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイ
プ圧縮機とする必要がなく、圧縮機の製造コストの上昇
を抑えることができる。
【0050】次に、本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の
第5実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、従来例および第1実施例と同一構成部材については
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0051】図5は本発明の第5実施例による冷媒回収
対応冷蔵庫の冷凍サイクル配管図であり、10は冷凍サイ
クルの一部を構成する圧縮機、12は冷凍サイクルの一部
を構成する蒸発装置、18は圧縮機10の低圧側に接続され
た吸入管、27は蒸発装置12の出口側に接続された配管、
20は吸入管18に設けられた開閉弁、28は配管27に設けら
れた開閉弁である。
【0052】以下、前記構成の第5実施例の動作を説明
する。
【0053】まず、蒸発装置12の出口側に接続された配
管27に設けられた開閉弁28を閉にする。次に圧縮機10を
運転させて冷凍サイクル内の冷媒を蒸発装置12内および
圧縮機10内に回収する。その後、圧縮機10の吸入管18に
設けられた開閉弁20を閉にして圧縮機10を停止させ、蒸
発装置12および圧縮機10を開閉弁20および開閉弁28が付
いた状態で冷凍サイクルから取り外す。
【0054】以上のように第5実施例の冷媒回収対応冷
蔵庫は、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機10と、冷
凍サイクルの一部を構成する蒸発装置12と、この蒸発装
置12の出口側に接続された配管27と、吸入管18に設けら
れた開閉弁20と、前記配管27に設けられた開閉弁28とか
ら構成されているので、簡単な作業で冷凍サイクル内の
冷媒の全量を圧縮機10内に回収できる。また、冷凍サイ
クル内の冷媒を蒸発装置12内および圧縮機10内および蒸
発装置12内に回収させるので、圧縮機10を冷凍サイクル
の冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェ
ルタイプ圧縮機とする必要がなく、圧縮機の製造コスト
の上昇を抑えることができる。また、さらに凝縮器を機
械室内に設ける必要がなく、機械室容積の増大を抑える
ことができる。
【0055】次に本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷
媒回収方法の第1実施例について、図1の構成と図6の
フローチャートを参照しながら説明する。
【0056】冷凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サ
イクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高
圧シェルタイプ圧縮機10aの高圧側吐出管19に設けた開
閉弁21を閉にし(S6-1)、圧縮機10aを運転させて冷凍サ
イクル内の冷媒を圧縮機10a内に回収し(S6-2)、圧縮機
10aの低圧側吸入管18に設けた開閉弁20を閉にし(S6-
3)、圧縮機10aを停止させて(S6-4)、圧縮機10aを開閉
弁20,開閉弁21が付いた状態で冷凍サイクルから取り外
す(S6-5)ので、簡単な作業で、冷凍サイクル内の冷媒
の全量を、冷凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイ
クルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧
シェルタイプ圧縮機10a内に回収できる。
【0057】次に本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷
媒回収方法の第2実施例について、図1の構成と図7の
フローチャートを参照しながら説明する。ただし、図1
における圧縮機は通常使用時に単に冷凍サイクルの一部
を構成するものを使用している。
【0058】まず、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機の高圧側吐出管19に設けた開閉弁21を閉にし(S7-
1)、圧縮機の低圧側吸入管18に設けた開閉弁20を閉にし
て(S7-2)、圧縮機を別の冷凍サイクルの冷媒封入量よ
りも大きなシェル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタ
イプ圧縮機10aに交換し(S7-3)、その後、圧縮機10aの
低圧側吸入管18に設けた開閉弁20を開にし(S7-4)、冷
媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機10aを運転させて冷凍
サイクル内の冷媒を圧縮機10a内に回収し(S7-5)、圧縮
機10aの低圧側吸入管18に設けた開閉弁20を閉にし(S7-
6)、圧縮機10aを停止させ(S7-7)、この状態で圧縮機10
aを開閉弁20,21内の付いた状態で冷凍サイクルから取
り外す(S7-8)ので、簡単な作業で、冷凍サイクル内の
冷媒の全量を、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機と
は別の冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容
量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機10a内に
回収できる。
【0059】また、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容
量を有する高圧シェルタイプ圧縮機とする必要がないの
で、圧縮機の製造コストの上昇を抑えることができる。
【0060】次に本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷
媒回収方法の第3実施例について、図8のフローチャー
トを参照しながら説明する。なお、この第3実施例にお
ける冷蔵庫の基本構成には図1〜図5に基づいて説明し
た冷凍サイクルを用いている。
【0061】まず、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機の高圧側吐出部に設けた三方向開閉弁と圧縮機の低
圧側吸入部に設けた三方向開閉弁に、冷凍サイクルの
冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する冷媒回収用
高圧シェルタイプ圧縮機を、冷凍サイクルの一部を構成
する圧縮機と並列に接続し(S8-1)、圧縮機の高圧側吐
出部に設けた三方向開閉弁を閉にし(S8-2)、冷媒回
収用高圧シェルタイプ圧縮機を運転させて冷凍サイクル
内の冷媒を冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機内に回収
し(S8-3)、圧縮機の低圧側吸入部に設けた三方向開閉
弁を閉にし(S8-4)、冷媒回収用高圧シェルタイプ圧
縮機を停止させて(S8-5)、三方向開閉弁,の付い
た状態で冷凍サイクルから取り外す(S8-6)ので、簡単
な作業で、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機とは別
の冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を
有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機内に回収でき
る。
【0062】また、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容
量を有する高圧シェルタイプ圧縮機とする必要がないの
で、圧縮機の製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を交換する
必要がないので、修理時の作業をより簡単にすることが
できる。
【0063】次に本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷
媒回収方法の第4実施例について、図9のフローチャー
トを参照しながら説明する。なお、この第4実施例にお
ける冷蔵庫の基本構成には図1〜図5に基づいて説明し
た冷凍サイクルを用いている。
【0064】まず、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機の高圧側吐出部の2箇所に設けた開閉弁,を閉に
し(S9-1)、圧縮機の高圧側吐出部に設けた開閉弁,
のうち圧縮機に近い方の開閉弁に回収する冷媒を冷
却する手段を有する冷媒回収容器を接続し(S9-2)、こ
の開閉弁を開にし(S9-3)、冷凍サイクルの一部を構
成する圧縮機を運転させて冷凍サイクル内の冷媒を冷媒
回収容器内に冷却しながら回収し(S9-4)、圧縮機の低
圧側吸入部の1箇所に設けた開閉弁を閉にし(S9-
5)、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を停止し(S9
-6)、この圧縮機を停止させるのとほぼ同時に圧縮機の
高圧側吐出部に設けた開閉弁を閉にし(S9-7)、冷媒
を冷却する手段を有する冷媒回収容器を開閉弁の付い
た状態で冷凍サイクルから取り外す(S9-8)ので、簡単
な作業で、回収する冷媒を冷却する手段を有する冷媒回
収容器内に回収できる。
【0065】また、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容
量を有する高圧シェルタイプ圧縮機とする必要がないの
で、圧縮機の製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を交換する
必要がないので、修理時の作業をより簡単にすることが
できる。さらにその上、冷媒を冷却しながら回収するの
で、回収時間を短くすることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷媒回収
対応冷蔵庫によれば下記のような効果を得ることができ
る。
【0067】請求項1記載の構成によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封入量より
も大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機
と、吸入管に設けた開閉弁と、吐出管に設けた開閉弁と
から冷媒回収対応冷蔵庫が構成されるので、簡単な作業
で冷凍サイクル内の冷媒の全量を圧縮機内に回収でき
る。
【0068】請求項2記載の構成によれば、吸入管に設
けた開閉弁に接続される配管と、この配管に設けた圧力
検知手段と、この圧力検知手段の信号に基づいて圧縮機
を停止させる圧縮機制御手段とを備えることにより、圧
縮機の運転時間の過不足による冷凍サイクル内の冷媒残
留および作業時間の無駄をなくすことができる。
【0069】請求項3記載の構成によれば、内部にタイ
マ回路を有し、ある一定時間後に圧縮機を停止させる圧
縮機制御手段を備えることにより、圧縮機内への冷媒回
収が終了する一定時間後に圧縮機を停止させるので、冷
媒回収の終了を検知するための圧力検知手段等を必要と
せず、製造コストの上昇を抑えることができる。
【0070】請求項4記載の構成によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成する圧縮機と、機械室に収納された凝縮
器と、この凝縮器の出口側に接続された配管と、吸入管
に設けた開閉弁と、前記配管に設けられた開閉弁とから
冷媒回収対応冷蔵庫を構成するので、簡単な作業で冷凍
サイクル内の冷媒の全量を圧縮機内および凝縮器内に回
収できる。しかも、冷凍サイクル内の冷媒を凝縮器内お
よび圧縮機内に回収させるので、圧縮機を冷凍サイクル
の冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェ
ルタイプ圧縮機とする必要がなく、圧縮機の製造コスト
の上昇を抑えることができる。
【0071】請求項5記載の構成によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成する圧縮機と、冷凍サイクルの一部を構
成する蒸発装置と、この蒸発装置の出口側に接続された
配管と、吸入管に設けられた開閉弁と、前記配管に設け
られた開閉弁とから冷媒回収対応冷蔵庫を構成するの
で、簡単な作業で冷凍サイクル内の冷媒の全量を圧縮機
内および蒸発装置内に回収できる。しかも、冷凍サイク
ル内の冷媒を蒸発装置内および圧縮機内に回収させるの
で、圧縮機を冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシ
ェル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機とする必要が
なく、圧縮機の製造コストの上昇を抑えることができ
る。さらにその上、凝縮器を機械室内に設ける必要がな
く、機械室容積の増大を抑えることができる。
【0072】また本発明の冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回
収方法によれば、下記のような効果を得ることができ
る。
【0073】請求項6記載の方法によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封入量より
も大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機の
高圧側吐出管に設けた開閉弁を閉にし、圧縮機を運転さ
せて冷凍サイクル内の冷媒を圧縮機内に回収し、圧縮機
の低圧側吸入部に設けた開閉弁を閉にし、圧縮機を前記
両開閉弁が付いた状態で冷凍サイクルから取り外すの
で、簡単な作業で、冷凍サイクル内の冷媒の全量を、冷
凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍サイクルの冷媒封
入量よりも大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ
圧縮機10a内に回収できる。
【0074】請求項7記載の方法によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成する圧縮機の高圧側吐出部に設けた開閉
弁を閉にし、圧縮機の低圧側吸入部に設けた開閉弁を閉
にし、圧縮機を別の冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大
きなシェル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧
縮機に交換し、この圧縮機の低圧側吸入部に設けた開閉
弁を開にし、冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機を運転
させて、冷凍サイクル内の冷媒を冷媒回収用高圧シェル
タイプ圧縮機内に回収し、この圧縮機の低圧側吸入部に
設けた開閉弁を閉にし、冷媒回収用高圧シェルタイプ圧
縮機を前記両開閉弁の付いた状態で冷凍サイクルから取
り外すので、簡単な作業で、冷凍サイクル内の冷媒の全
量を、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機とは別の冷
凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有す
る冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機内に回収できる。
しかも、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を、冷凍
サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する
高圧シェルタイプ圧縮機とする必要がないので、圧縮機
の製造コストの上昇を抑えることができる。
【0075】請求項8記載の方法によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成する圧縮機の高圧側吐出部に設けた三方
向開閉弁と圧縮機の低圧側吸入部に設けた三方向開閉弁
に、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量
を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機を、冷凍サ
イクルの一部を構成する圧縮機と並列に接続し、圧縮機
の高圧側吐出部に設けた三方向開閉弁を閉にし、冷媒回
収用高圧シェルタイプ圧縮機を運転させて、冷凍サイク
ル内の冷媒を冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機内に回
収し、圧縮機の低圧側吸入部に設けた三方向開閉弁を閉
にし、冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機を前記両三方
向開閉弁の付いた状態で冷凍サイクルから取り外すの
で、簡単な作業で、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮
機とは別の冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェ
ル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機内に
回収できる。しかも、冷凍サイクルの一部を構成する圧
縮機を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル
容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機とする必要がない
ので、圧縮機の製造コストの上昇を抑えることができ
る。さらにまた、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機
を交換する必要がないので、修理時の作業をより簡単に
することができる。
【0076】請求項9記載の方法によれば、冷凍サイク
ルの一部を構成する圧縮機の高圧側吐出部の2箇所に設
けた開閉弁を閉にし、圧縮機の高圧側吐出部に設けた開
閉弁のうち圧縮機に近い方の開閉弁に回収する冷媒を冷
却する手段を有する冷媒回収容器を接続し、この開閉弁
を開にし、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を運転
させて冷凍サイクル内の冷媒を冷媒回収容器内に冷却し
ながら回収し、圧縮機の低圧側吸入部の1箇所に設けた
開閉弁を閉にし、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機
を停止し、この圧縮機を停止させるのとほぼ同時に圧縮
機の高圧側吐出部に設けた開閉弁を閉にし、冷媒を冷却
する手段を有する冷媒回収容器を開閉弁の付いた状態で
冷凍サイクルから取り外すので、簡単な作業で、回収す
る冷媒を冷却する手段を有する冷媒回収容器内に回収で
きる。しかも、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機
を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量
を有する高圧シェルタイプ圧縮機とする必要がないの
で、圧縮機の製造コストの上昇を抑えることができる。
さらにまた、冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機を交
換する必要がないので、修理時の作業をより簡単にする
ことができる。さらにその上、冷媒を冷却しながら回収
するので、回収時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の第1実施例
の冷凍サイクル配管図である。
【図2】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の第2実施例
の冷凍サイクル配管図である。
【図3】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の第3実施例
の冷凍サイクル配管図である。
【図4】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の第4実施例
の冷凍サイクル配管図である。
【図5】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の第5実施例
の冷凍サイクル配管図である。
【図6】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方
法の第1実施例における冷媒回収のフローチャートであ
る。
【図7】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方
法の第2実施例における冷媒回収のフローチャートであ
る。
【図8】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方
法の第3実施例における冷媒回収のフローチャートであ
る。
【図9】本発明による冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方
法の第4実施例における冷媒回収のフローチャートであ
る。
【図10】従来の家庭用冷蔵庫の断面図である。
【図11】従来の家庭用冷蔵庫における蒸発装置部の拡
大斜視図である。
【図12】従来の家庭用冷蔵庫における冷凍サイクル配
管図である。
【符号の説明】
7a…機械室、 10…圧縮機、 10a…冷媒封入量よりも
大きなシェル容量を有する高圧シェルタイプ圧縮機、
16a…凝縮器、 18…吸入管、 19…吐出管、20,21,2
6,28…開閉弁、 22,25,27…配管、 23…圧力検知
手段、 24…圧縮機制御手段、 24a…内部にタイマ回
路を有する圧縮機制御手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルの一部を構成し、かつ冷凍
    サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する
    高圧シェルタイプ圧縮機と、この高圧シェルタイプ圧縮
    機の低圧側に接続された吸入管と、前記高圧シェルタイ
    プ圧縮機の高圧側に接続された吐出管と、前記吸入管お
    よび吐出管に設けられた複数の開閉弁とを備えたことを
    特徴とする冷媒回収対応冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記吸入管に設けられた開閉弁に接続さ
    れる配管と、この配管に設けられた圧力検知手段と、こ
    の圧力検知手段の信号に基づいて前記高圧シェルタイプ
    圧縮機を停止させる圧縮機制御手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載の冷媒回収対応冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 内部にタイマ回路を有し、かつ設定時間
    後に前記高圧シェルタイプ圧縮機を停止させる圧縮機制
    御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の冷媒回
    収対応冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機
    と、この圧縮機の低圧側に接続された吸入管と、冷凍サ
    イクルの一部を構成する凝縮器と、この凝縮器の出口側
    に接続された配管と、前記吸入管および配管に設けられ
    た複数の開閉弁と、前記圧縮機と凝縮器と開閉弁が収納
    される機械室とを備えたことを特徴とする冷媒回収対応
    冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機
    と、この圧縮機の低圧側に接続された吸入管と、冷凍サ
    イクルの一部を構成する蒸発装置と、この蒸発装置の出
    口側に接続された配管と、前記吸入管および配管に設け
    られた複数の開閉弁とを備えたことを特徴とする冷媒回
    収対応冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷凍サイクルの一部を構成し、冷凍サイ
    クルの冷媒封入量よりも大きなシェル容量を有する高圧
    シェルタイプ圧縮機と、この高圧シェルタイプ圧縮機の
    低圧側吸入部および高圧側吐出部に設けた複数の開閉弁
    とを用いて冷凍サイクル内の冷媒を回収することを特徴
    とする冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方法。
  7. 【請求項7】 低圧側吸入部および高圧側吐出部に複数
    の開閉弁を有し、かつ冷凍サイクルの一部を構成する圧
    縮機を、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きなシェル
    容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機に交換
    して冷凍サイクル内の冷媒を回収することを特徴とする
    冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方法。
  8. 【請求項8】 冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機の
    低圧側吸入部および高圧側吐出部に設けられた複数の三
    方向開閉弁に、冷凍サイクルの冷媒封入量よりも大きな
    シェル容量を有する冷媒回収用高圧シェルタイプ圧縮機
    を接続することによって冷凍サイクル内の冷媒を回収す
    ることを特徴とする冷媒回収対応冷蔵庫の冷媒回収方
    法。
  9. 【請求項9】 冷凍サイクルの一部を構成する圧縮機の
    低圧側吸入部および高圧側吐出部の2箇所以上に設けら
    れた複数の開閉弁に、回収する冷媒を冷却する手段を有
    する冷媒回収容器を接続することによって冷凍サイクル
    内の冷媒を回収することを特徴とする冷媒回収対応冷蔵
    庫の冷媒回収方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523933A (ja) * 2007-04-05 2010-07-15 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー 熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523933A (ja) * 2007-04-05 2010-07-15 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー 熱交換器
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