JP5595766B2 - 冷凍装置 - Google Patents

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Description

本発明はコンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成る冷凍装置に関する。
従来よりショーケースなどの庫内を冷却する冷却装置は、コンプレッサ、凝縮器、レシーバータンク、減圧装置及び蒸発器などを配管により順次環状に接続して冷媒回路が構成される。この冷媒回路内には所定量の冷媒が封入される。そして、コンプレッサが運転されると、冷媒は圧縮されて高温高圧のガス状態となり、凝縮器に流入する。この凝縮器において冷媒は放熱し、凝縮液化した後、一旦レシーバータンクに貯留され、次に減圧装置にて減圧された後、蒸発器に供給される。この蒸発器内において、冷媒は蒸発し、そのときに周囲から吸熱することにより冷却作用を発揮するものである。
一方、スーパーマーケット等の大型店舗などでは、一般に、複数台のショーケース等の利用側機器を大出力の冷凍機1台で冷却する冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)この場合、複数のコンプレッサが並列配置され、各吐出配管が途中で合流し、オイルセパレータを経た後、複数の熱交換器に分配接続され、各熱交換器を出た冷媒配管は合流して大型のレシーバータンクに流入した後、当該レシーバータンクを出た冷媒配管は、高圧液管として冷凍機外に引き出され、複数台の利用側機器に分配接続される。
冷凍装置に封入される冷媒量は、利用側機器となるショーケースの台数や能力などから必要とされる熱負荷が算出され、これに応じて決定される。しかし、使用状態によっては、各ショーケースにおける熱負荷が変動するため、適正な冷媒量も変化する。冷媒量が多すぎた場合、コンプレッサ内部への液バックが生じてしまい、冷媒量が少なすぎた場合、冷却不良を招来する。そのため、上述したようなレシーバータンクにおいて、冷媒を溜めることによって、冷媒量の適正化を行っている。
特開平11−83216号公報
一方、スーパーマーケット等の大型店舗などでは、上記以外にも、比較的出力の小さくコンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成る冷凍装置が採用されている。この場合、接続する冷凍機ユニットの組み合わせを調整することで熱負荷に対して最適な冷凍能力を実現することが可能となる。
しかしながら、より大きな冷凍能力を実現可能とする場合、必要となる冷媒量が増加することとなるが、各冷凍機ユニットには、小型のレシーバータンクしか搭載されていないため、使用状況の変動によって、余剰となった冷媒を各冷凍機ユニットのレシーバータンクに溜め込むことができない。
従来の大型なレシーバータンクを備えた冷凍装置では、ショーケース等に故障が発生した場合、冷凍装置内の冷媒を一時的にレシーバータンクに溜め込むことで、冷媒が大気放出される不都合を防止しながら修理等を行うことが可能であったが、複数の冷凍機ユニットにて冷凍装置を構成した場合、かかる作業が困難となる。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成る冷凍装置において、使用状況により余剰となった冷媒をタンクに貯留可能とし、循環冷媒量の適正化を図ることができる冷凍装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の冷凍装置は、コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成るものであって、高圧側に逆止弁を介して冷媒入口が接続されると共に、低圧側にキャピラリチューブを介して冷媒出口が接続されて冷媒を貯留するためのタンクと、このタンクへの冷媒の流入及び流出を制御するタンク用弁装置と、運転状態に基づいてこのタンク用弁装置を制御し、タンクに貯留する冷媒量を制御することにより、循環冷媒量を適正値に制御する制御装置と、逆止弁の入口側とタンクの冷媒出口とを連通する液戻し管とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記において、冷凍機ユニットと利用側機器の間の高圧側の配管に接続された液管用弁装置を備え、この液管用弁装置が閉じられた状態で、タンク用弁装置によりタンクに冷媒を流入させ、当該タンクに冷媒を回収する冷媒回収運転を実行可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成る冷凍装置において、高圧側に逆止弁を介して冷媒入口が接続されると共に、低圧側にキャピラリチューブを介して冷媒出口が接続されて冷媒を貯留するためのタンクと、このタンクへの冷媒の流入及び流出を制御するタンク用弁装置と、運転状態に基づいてこのタンク用弁装置を制御し、タンクに貯留する冷媒量を制御することにより、循環冷媒量を適正値に制御する制御装置とを備えたので、制御装置によりタンク用電磁弁を制御することで、各冷凍機ユニットの高圧側から逆止弁を介してタンク内に冷媒を流入させることができ、また、キャピラリチューブを介して各冷凍機ユニットの低圧側にタンク内の冷媒を流出させることができる。
これにより、各冷凍機ユニットに対して共通で接続されるタンク内に、冷媒を貯留することが可能となり、使用状況に応じて循環冷媒量の適正化を実現することができる。
特に、逆止弁の入口側とタンクの冷媒出口とを連通する液戻し管を備えたことにより、真空引きを完了した配管に、冷媒を戻す作業を行う際に、タンク内の冷媒を液戻し管を介して高圧側の配管から迅速に利用側機器に戻すことが可能となる。
これにより、タンクの冷媒出口から流出する冷媒がキャピラリーチューブや低圧側の配管等を介して冷媒を戻す場合と比べ、迅速且つ、円滑に冷媒を利用側機器に戻すことが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記に加えて、冷凍機ユニットと利用側機器の間の高圧側の配管に接続された液管用弁装置を備え、この液管用弁装置が閉じられた状態で、タンク用弁装置によりタンクに冷媒を流入させ、当該タンクに冷媒を回収する冷媒回収運転を実行可能とされていることにより、例えば、メンテナンス時などにおいて、タンクに冷媒を回収して保持しておくことが可能となり、冷媒が大気放出される不都合を防止しながらメンテナンス作業を円滑に行うことができる。
本発明の一実施形態を示す冷凍装置の冷媒回路図である。 制御装置の電気ブロック図である。 参考例としての冷凍装置の冷媒回路図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例1及び実施例2を例に挙げて説明する。
先ず始めに、図1を参照して実施例1の冷凍装置1について説明する。図1は本発明の一実施形態を示す冷凍装置1の冷媒回路図である。実施例の冷凍装置1は例えばスーパーマーケット等の店舗に設置されている冷却貯蔵設備としての複数台のショーケース(利用側機器。冷蔵ケースの庫内や冷凍ケースの庫内)の冷却を実現するものである。
冷凍装置1は、複数の冷凍機ユニット、本実施例では、一例として冷凍機ユニット10、20、30と、店舗内に設置された各ショーケース60・・・とを配管接続する冷媒配管3とから冷媒回路2が構成される。冷凍機ユニット10、20、30は、それぞれ各ショーケース(利用側機器)に対して並列に配管接続して構成される。
各冷凍機ユニット10、20、30には、コンプレッサ11、21、31がそれぞれ搭載されている。冷凍機ユニット10を構成するコンプレッサ11の吐出側には、図示しないオイルセパレータを介して熱交換器(例えば凝縮器)12(冷凍機ユニット20の場合、熱交換器22、冷凍機ユニット30の場合、熱交換器32)が接続されている。
この熱交換器12の液出口12A(冷凍機ユニット20の場合、液出口22A、冷凍機ユニット30の場合、液出口32A)には、弁装置13(冷凍機ユニット20の場合、弁装置23、冷凍機ユニット30の場合、弁装置33)が介設された高圧側配管14(冷凍機ユニット20の場合、高圧側配管24、冷凍機ユニット30の場合、高圧側配管34)が接続される。各冷凍機ユニット10、20、30の高圧側配管14、24、34はそれぞれ各冷凍機ユニット外において接続される高圧側配管3Aにて合流される。この高圧側配管3Aは、利用側機器に相当する各ショーケース60・・に接続される。
そして、各冷凍機ユニット10、20、30と、利用側機器としての各ショーケース60・・の間の高圧側配管3Aには、液管用弁装置64が介設されていると共に、各ショーケース60の庫内をそれぞれ冷却する蒸発器61・・・が並列に接続されている。各蒸発器61の冷媒流入側には、液電磁弁62と、減圧装置としての膨張弁63が順次接続されている。そして、各蒸発器61の冷媒流出側は、下流側にて合流した後、各冷凍機ユニット10、20、30に接続される低圧側配管3Bが接続されている。
低圧側配管3Bは、各冷凍機ユニット10、20、30に対応して分流し、それぞれ弁装置15(冷凍機ユニット20の場合、弁装置25、冷凍機ユニット30の場合、弁装置35)が介設された低圧側配管16(冷凍機ユニット20の場合、低圧側配管26、冷凍機ユニット30の場合、低圧側配管36)を介してコンプレッサ11、21、31のガス入口11A、21A、31Aに接続される。
そして、全冷凍機ユニット10、20、30に対して1つのレシーバータンク、若しくは、全冷凍機ユニット10、20、30に対して並列に複数、図1では2つのレシーバータンク40、50が設けられる。
各レシーバータンクは、冷媒を貯留するためのタンクであり、レシーバータンク40、50の総容量は、少なくとも、全冷凍機ユニット10、20、30の冷媒配管内及び全ショーケース60・・の冷媒配管内の冷媒を回収可能とする容量とされる。本実施例では、各レシーバータンク40、50は使用目的に応じて、冷媒回収用配管及び冷媒返送用配管に着脱自在に接続される。
各冷凍機ユニット10、20、30の高圧側配管14、24、34(高圧側)には、液出口12A、22A、32Aと弁装置13、23、33との間に位置してタンク用弁装置17、27、37がそれぞれ介設された冷媒回収用配管18、28、38が接続される。タンク用弁装置17、27、37は、冷凍機ユニット10、20、30から各レシーバータンク40、50への冷媒の流入を制御する。各冷媒回収用配管18、28、38は、合流した後、各レシーバータンク40、50に対応して設けられる冷媒回収用配管44、54に分流され、それぞれの冷媒入口41、51に接続される。
各冷媒入口41、51に接続される冷媒回収用配管44、54には、各液出口12A、22A、32Aからレシーバータンク40、50の冷媒入口41、51に向かう方向を順方向とする逆止弁43、53が介設されている。
そして、各レシーバータンク40、50の冷媒出口42、52には、冷媒返送用配管45、55が接続され、この冷媒返送用配管45、55は合流した後、各冷凍機ユニット10、20、30に対応してそれぞれ設けられる冷媒返送用配管19、29、39に分流され、それぞれの低圧側配管16、26、36(低圧側)に接続される。
各冷媒返送用配管19、29、39は、弁装置15、25、35とガス入口11A、22A、32Aとの間に位置して接続される。また、この冷媒返送用配管19、29、39には、減圧手段としてのキャピラリーチューブ46、56、66がそれぞれ介設されていると共に、各レシーバータンク40、50から対応する冷凍機ユニット10、20、30への冷媒の流出を制御するタンク用弁装置47、57、67がそれぞれ介設されている。
また、本実施例では、各レシーバータンク40、50の冷媒入口41、51側と、各レシーバータンク40、50の冷媒出口42、52側とを連通する液戻し管69が設けられている。
次に、図2の電気ブロック図を参照して本実施例における冷凍装置1の制御装置Cについて説明する。制御装置Cは汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、その入力側には、各種センサ70や、コントロールパネル71等が接続されている。また、その出力側には、各冷凍機ユニットのコンプレッサ11、21、31、弁装置13、15、23、25、33、35、タンク用弁装置17、27、37、47、57、67、各ショーケース60・・の液電磁弁62・・、膨張弁63・・等が接続されている。
(1)通常運転
以下、通常運転について説明する。制御装置Cにより、各冷凍機ユニット10、20、30のコンプレッサ11、21、31が運転されると、各コンプレッサ11、21、31の吐出側から吐出された高温高圧のガス冷媒は、オイルセパレータを介して熱交換器12、22、32にそれぞれ流入してそこで放熱する。
この場合、制御装置Cは、各弁装置13、23、33を開放しているため、凝縮液化された冷媒は、高圧側配管14、24、34を介して高圧側配管3A内に流入して、他の冷凍機ユニットから流出された冷媒と合流する。
ここで、予め高圧側配管3Aに介設される液管用弁装置64を手動により開放しておく。これにより、高圧側配管3A内に流入した液冷媒は、各ショーケース60側の各液電磁弁62を経てそれぞれに対応する膨張弁63に至り、そこで減圧される。膨張弁63にて減圧された冷媒は、ショーケース60のダクト内に設置されたそれぞれの蒸発器61に流入して蒸発し、周囲から熱を奪って冷却作用を発揮する。
そして、蒸発器61と熱交換した冷気を図示しない送風機にて庫内に循環することによって、ショーケース60の庫内を所定の温度に冷却する。制御装置Cにより、弁装置15、25、35は開放されているため、これら蒸発器61から出た冷媒は、低圧側配管3B、各低圧側配管16、26、36を介して各冷凍機ユニット10、20、30のコンプレッサ11、21、31に帰還する。
各液電磁弁62はショーケース60の庫内温度に基づいて制御装置Cにより開閉制御され、各蒸発器61への冷媒供給を制御する。これにより、当該冷凍装置1に接続されている複数台のショーケース60全ての液電磁弁62が閉じると各冷凍機ユニット10、20、30のコンプレッサ11、21、31の運転を停止し、何れかの液電磁弁が開くと起動する制御がなされるものである。
そして、制御装置Cは、各冷凍機ユニット10、20、30の高圧側の温度及び/又は圧力、低圧側の温度及び/又は圧力を常時監視しており、定期的に各冷凍機ユニット10、20、30内を循環する冷媒量が適正値になっているか否かを判断する。
適正値よりも多い場合には、制御装置Cは、各タンク用弁装置47、57、67を閉じた状態で、対応する冷凍機ユニットのタンク用弁装置17、27、37を開閉制御し、余剰な冷媒を冷媒回収用配管18、28、38、44、54を介して各レシーバータンク40、50に貯留する。
適正値よりも少ない場合には、制御装置Cは、各タンク用弁装置17、27、37を閉じた状態で、対応する冷凍機ユニットのタンク用弁装置47、57、67を開閉制御し、不足した冷媒を冷媒返送用配管45、55、19、29、39を介して各レシーバータンク40、50から冷媒を各冷凍機ユニットに返送させる。これにより、各冷凍機ユニット10、20、30に対して共通で接続されるレシーバータンク40、50内に、冷媒を貯留することが可能となり、使用状況に応じて循環冷媒量の適正化を実現することができる。
そのため、本実施例の如く比較的出力の小さくコンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニット10、20、30を各ショーケース60(利用側機器)に対して並列に配管接続して成る冷凍装置1では、各冷凍機ユニットには、容量が小さいレシーバータンクしか搭載できないが、このように、各冷凍機ユニット10、20、30に対して共通で接続されるレシーバータンク40、50を設けることで、余剰となった冷媒を円滑に回収でき、循環冷媒量の適正化を確実に行うことができる。
(2)冷媒回収運転
ショーケース60等に故障等が発生した場合や、レイアウト変更などを行う場合には、冷凍装置1内の冷媒を一時的にレシーバータンク40、50内に回収(溜め込む)作業を行う。それ以外にも、上記通常運転を行っていう際に、高圧側の温度及び/又は圧力、低圧側の温度及び/又は圧力等の監視情報が適正値から大きく外れてしまった場合には、かかる冷媒の回収作業を行う。
この場合、先ず始めに、作業者は、各冷凍機ユニット10、20、30と各ショーケース60(利用側機器)の間の高圧側配管3Aに介設された液管用弁装置64を閉じる。そして、コントロールパネル71の操作によって、冷媒回収運転を開始する。これにより、制御装置Cは、各冷凍機ユニット10、20、30の高圧側(液出口12A、22A、32A側)に設けられたタンク用弁装置17、27、37を開放し、低圧側(ガス入口11A、21A、31A側)に設けられたタンク用弁装置47、57、67を閉じる。
この状態で、制御装置Cは、各冷凍機ユニット10、20、30のコンプレッサ11、21、31を運転して、ポンプダウンを行うことにより、各熱交換器12、22、32から流出された液冷媒は、冷媒回収用配管18、28、38及び、44、54を介して各レシーバータンク40、50の冷媒入口41、51からレシーバータンク40、50内に回収される。冷媒のレシーバータンク40、50への回収が終了した後は、制御装置Cは、タンク用弁装置17、27、37を閉じる。
各レシーバータンク40、50内に回収された液冷媒は、逆止弁43、53が設けられていることから冷凍機ユニット側に逆流せず、また、各タンク用弁装置47、57、67が閉じられているため、タンク40、50内に封じ込められる。
これにより、各冷凍機ユニット10、20、30に対して共通で接続されるレシーバータンク40、50内に、冷媒を回収して保持しておくことが可能となる。そのため、冷媒が大気放出される不都合を防止しながらショーケース60等のメンテナンス作業を円滑に行うことができる。
尚、メンテナンス作業が終了した後、運転を再開する場合には、タンク用弁装置17、27、37を閉じたまま、低圧側に設けられたタンク用弁装置47、57、67を開放する。これにより、各レシーバータンク40、50内に溜め込まれた冷媒は、冷媒回収用配管44、54及び各冷媒返送用配管19、29、39を介して各冷凍機ユニット10、20、30に返送される。
このとき、レシーバータンク40、50から流出した液冷媒は、各冷媒返送用配管19、29、39に介設されたキャピラリーチューブ46、56、66にて減圧された後、ガス冷媒として各コンプレッサ11、21、31の吸込側から吸引される。
上述したような通常運転における場合、レシーバータンクに貯留される冷媒は、設置環境の変動によって調整される冷媒のみであるため、当該冷媒回収運転の貯留量に比べて少ない。そのため、通常運転時では、レシーバータンク40のみを設置し、冷媒回収運転を行うメンテナンス作業時などにレシーバータンク50を追加して設置するものとしても良い。これにより、必要に応じてレシーバータンクの容量を変更でき、利便性の向上を図ることができる。
(3)真空引き
ショーケース60等の修理作業を完了した後、真空引きを行いレシーバータンク40、50に回収した冷媒をショーケース60(利用側機器)等に戻す作業を行う。
この場合、先ず始めに、作業者は、冷凍機ユニットと各ショーケース60の間の高圧側配管3Aにエアポンプなどを備えた真空ライン73を接続する。この際、液管用弁装置64は、冷媒回収運転の際に手動にて閉鎖されている。コントロールパネル71の操作によって、真空引きを開始する。真空引きが完了したらエアポンプを真空ライン73から切り離し、作業者は、液管用弁装置64を開放する。制御装置Cは、コンプレッサ11、21、31を停止した状態で、高圧側の各タンク用弁装置17、27、37、及び低圧側の各タンク用弁装置47、57、67を開放する。
これにより、各冷凍機ユニット10、20、30の液出口12A、22A、32Aから流出した冷媒は、高圧側配管14、24、34、3Aを介してショーケース60に戻される。
本実施例では、各レシーバータンク40、50の冷媒回収用配管44、54の逆止弁43、53の入口側と、レシーバータンク40、50の冷媒出口側の冷媒返送用配管45、55とは、液戻し管69にて連通して構成されている。
そのため、各レシーバータンク40、50内の冷媒は、冷媒出口42、52から冷媒返送用配管45、55を介して液戻し管69に流入し、当該液戻し管69に流入した冷媒は、タンク用弁装置17、27、37が開放されている各冷媒回収用配管18、28、38を介して高圧側配管14、24、34に至り、高圧側配管3Aから真空ライン73に引かれる。
これにより、各レシーバータンク40、50の冷媒出口42、52から流出する冷媒がキャピラリーチューブ46、56、66や低圧側配管16、26、36等を介して冷媒を戻す場合と比べ、迅速、且つ、円滑に冷媒をショーケース60に戻すことが可能となる
次に、図3を参照して参考例の冷凍装置100について説明する。図3は参考例を示す冷凍装置100の冷媒回路図である。係る参考例の冷凍装置100は、上述した如き冷凍装置1と略構成を同様とするものであるが、上述した如き液戻し管69が設けられていない。そのため、液戻し管69の構成以外は、同様であるため、同一の符号が付されているものについては説明を省略する。
当該参考例における冷凍装置100は、上記実施例1に加えて、各レシーバータンク40、50の冷媒出口42、52と、各冷凍機ユニット10、20、30と利用側機器としての各ショーケース60・・の間の高圧側配管3Aに介設された液管用弁装置64の出口側とを連通する液戻し管75が設けられている。
この液戻し管75には、制御装置Cにて開閉制御が行われる液戻し用弁装置76が介設されている。
これにより、当該参考例において、真空引きを行う場合には、作業者は、冷凍機ユニットと各ショーケース60の間の高圧側配管3Aにエアポンプなどを備えた真空ライン73を接続する。コントロールパネル71の操作によって、真空引きを開始する。真空引きが完了したらエアポンプを真空ライン73から切り離し、制御装置Cは、コンプレッサ11、21、31を停止させた状態で、液管用弁装置76を開放する。
これにより、レシーバータンク40、50内の冷媒を冷凍機ユニット10、20、30に回収した冷媒よりも優先して、ショーケース60に戻すことが可能となる。
かかる参考例では、各レシーバータンク40、50内の冷媒は、冷媒出口42、52から冷媒返送用配管45、55を介して液戻し管75に流入し、当該液戻し管75に流入した冷媒は、高圧側配管3Aに介設された液管用弁装置64の出口側からショーケース60に流入する。
これにより、各レシーバータンク40、50の冷媒出口42、52から流出する冷媒がキャピラリーチューブ46、56、66や低圧側配管16、26、36、更には、冷媒回収用配管18、28、38等をも介さずとも、迅速、且つ、円滑に冷媒をショーケース60に戻すことが可能となる。
尚、上記実施例において、各冷凍機ユニット10、20、30の液出口12A、22A、32Aと、ガス入口11A、21A、31Aに分岐して逆止弁43、53を介してレシーバータンク40、50の冷媒入口41、51と、キャピラリーチューブ46、56、66を介して冷媒出口42、52が接続され、それぞれにタンク弁装置が設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、各冷凍機ユニット10、20、30と利用側機器間の高圧側配管3Aにレシーバータンク40、50の冷媒入口41、51を、低圧側配管3Bにレシーバータンク40、50の冷媒出口42、52を接続して、一括して冷媒の流出入を行う構成としても良い。
また、上記実施例では、制御装置Cは、全ての冷凍機ユニット10、20、30を制御するものとしているが、これに限定されるものではなく、冷凍機ユニット毎に制御装置を設け、いずれか一つの冷凍機ユニットの制御装置を主制御装置として上記循環冷媒量の適正化を図る制御を行っても良いものとする。
1 冷凍装置
2 冷媒回路
3 冷媒配管
3A 高圧側配管
10、20、30 冷凍機ユニット
11、21、31 コンプレッサ
11A、21A、31A ガス入口
12、22、32 熱交換器(凝縮器)
12A、22A、32A 液出口
13、23、33、15、25、35 弁装置
14、24、34 高圧側配管
16、26、36 低圧側配管
17、27、37 タンク用弁装置
18、28、38 冷媒回収用配管
19、29、39 冷媒返送用配管
40、50 レシーバータンク
41、51 冷媒入口
42、52 冷媒出口
43、53 逆止弁
44、54 冷媒回収用配管
45、55 冷媒返送用配管
46、56、66 キャピラリーチューブ(減圧手段)
47、57、67 タンク用弁装置
60 ショーケース
61 蒸発器
62 液電磁弁
63 膨張弁(減圧装置)
64 液管用弁装置
69、75 液戻し管
70 各種センサ
71 コントロールパネル
73 真空ライン
76 液戻し用弁装置

Claims (2)

  1. コンプレッサがそれぞれ搭載された複数台の冷凍機ユニットを利用側機器に対して並列に配管接続して成る冷凍装置において、
    高圧側に逆止弁を介して冷媒入口が接続されると共に、低圧側にキャピラリチューブを介して冷媒出口が接続されて冷媒を貯留するためのタンクと、
    該タンクへの冷媒の流入及び流出を制御するタンク用弁装置と、
    運転状態に基づいて該タンク用弁装置を制御し、前記タンクに貯留する冷媒量を制御することにより、循環冷媒量を適正値に制御する制御装置と
    前記逆止弁の入口側と前記タンクの冷媒出口とを連通する液戻し管とを備えたことを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記冷凍機ユニットと利用側機器の間の高圧側の配管に接続された液管用弁装置を備え、該液管用弁装置が閉じられた状態で、前記タンク用弁装置により前記タンクに冷媒を流入させ、当該タンクに冷媒を回収する冷媒回収運転を実行可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
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