JP2017110820A - 空気調和装置 - Google Patents

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増田 哲也
Tetsuya Masuda
哲也 増田
雅章 長井
Masaaki Nagai
雅章 長井
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Abstract

【課題】複数台の室外ユニットのいずれかが潤滑油の不足状態に陥った場合でも、早期に不足状態を解消する空気調和装置を提供する。【解決手段】圧縮機2a、オイルセパレータ3a、四方弁4a、室外熱交換器5a、室外膨張弁6a、アキュムレータ7aを有し、並列に接続された複数台の室外ユニット1aは、圧縮機2aの吐出口と四方弁4aとを繋ぐ高圧配管と四方弁4aとアキュムレータ7aを繋ぐ低圧配管とをバイパスするバイパス管17aおよびバイパス管17aに設けられたバイパス弁8aと、圧縮機2aの潤滑油量の過不足を検出する検出手段9aと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数台の室外機が並列に接続されている空気調和装置に関する。
従来、複数台の室外機が並列接続されてなる空気調和装置が知られている。こうした空気調和装置では、複数台の室外機間で圧縮機の潤滑油(いわゆる冷凍機油)が不均等になって、いずれかの室外機が潤滑油の不足状態に陥ることを抑制するため、これら室外機間を均油管で接続することが行われている。しかしながら、均油管を用いる場合、現地での据付工事性が悪くなり、あるいはコストの増大を余儀なくされてしまう。
そこで、例えば特許文献1の空気調和装置では、複数台の室外機間の潤滑油の不均等状態が検出された際に、潤滑油が少ない室外機の冷媒循環量を、潤滑油が多い室外機の冷媒循環量よりも大きくなるように圧縮機を駆動制御する提案がなされている。この場合、並列接続された複数台の室外機の各々には、対応する冷媒循環量に比例して潤滑油が分配されることから、潤滑油が少ない室外機により多くの潤滑油を分配することができ、複数台の室外機間の潤滑油をより均等にすることができる。
特開2011-2160号公報
上述した特許文献1の技術では、複数台の室外機間の潤滑油の不均等状態が検出された際、潤滑油が少ない室外機の冷媒循環量を大きくなるように圧縮機を駆動制御するため、潤滑油が少ない圧縮機の回転数を増加させる必要がある。しかし、一般的には圧縮機の回転数の増加に伴い、潤滑油の吐出量も増加するため、冷媒循環量に比例した潤滑油の分配量の増加に対し、吐出量の増加が大きいと、潤滑油が少ない圧縮機の潤滑油量をより低減させることとなり、潤滑油の枯渇による圧縮機の損傷を招く可能性があるという課題がある。
また、潤滑油の不均等状態を生じさせる原因の一つとして、蒸発器で蒸発しきれなかった冷媒が液体の状態で圧縮機に流入するいわゆる液バックがあり、液バックが生じている状態で圧縮機の回転数を増加させると、多量の液冷媒を圧縮機が吸い込み、液圧縮機によっても圧縮機が損傷する可能性があるという課題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、複数台の室外機のいずれかが潤滑油不足状態に陥った場合でも、圧縮機の損傷を招くことなく、潤滑油の不足状態を解消することができる空気調和装置を提供することにある。
上記の問題を解決するために、本発明の空気調和装置は、圧縮機、オイルセパレータ、四方弁、室外熱交換器、室外膨張弁、アキュムレータを有し、並列に接続された複数の室外ユニットと、室内膨張機構と室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットが接続された冷凍回路を備え、前記室外ユニットは、前記圧縮機の吐出口と前記四方弁とを繋ぐ高圧配管と、前記四方弁と前記アキュムレータを繋ぐ低圧配管とをバイパスするバイパス管、およびバイパス管に設けられたバイパス弁と、前記複数台の室外ユニットに搭載された圧縮
機の潤滑油量の過不足状態を検出する検出手段と、を有する。
さらに、前記複数台の室外ユニットに搭載された圧縮機の前記潤滑油量の不足が検出されたとき、前記潤滑油が不足と検出された室外ユニットの圧縮機を所定時間停止させるとともに、前記室外膨張弁と前記バイパス弁を開状態とし、前記四方弁を前記潤滑油が多い室外ユニットと逆方向に切り換え制御を行う均油運転制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成および制御により、前記潤滑油が不足と検出された前記室外ユニットは、前記均油手段により、前記圧縮機が所定時間停止されるとともに、前記室外膨張弁、前記バイパス弁が開状態となるため、潤滑油が不足と検出されていない室外ユニットから吐出された冷媒は前記潤滑油が不足と検出された前記室外ユニット内をバイパスする。
さらに、前記潤滑油が不足と検出された前記室外ユニットの前記四方弁は、前記潤滑油が多いと検出されていない室外ユニットとは逆方向となるので、前記潤滑油が不足と検出された前記室外ユニットをバイパスする冷媒は、前記潤滑油が不足と検出された前記室外ユニットの前記アキュムレータを通過、貯留される。
この発明によれば、均油運転制御時には、潤滑油が不足と検出された室外ユニット内をバイパスするバイパス冷媒は、その室外ユニットのアキュムレータを通過するので、潤滑油が不足と検出されていない室外ユニットから吐出された冷媒とともに吐出される潤滑油、および接続配管に滞留した潤滑油をアキュムレータ内に戻すことが可能となる。
従って、均油運転制御終了後、潤滑油が不足と検出された室外ユニットの圧縮機は、再起動する際、そのアキュムレータ内に貯留された潤滑油を吸い込むことで潤滑油が不足の状況を解消する。潤滑油が不足と検出された圧縮機の回転数を増加させることがないので、圧縮機の損傷を招くことなく、潤滑油の不足状態を解消することができる。
本発明の空気調和装置の全体模式図である。 圧縮機内の潤滑油量を検出する検出手段の模式図である。 実施の形態2におけるアキュムレータ近傍の模式図である。 冷房モード時における均油運転制御時の空気調和装置の全体模式図である。 暖房モード時における均油運転制御時の空気調和装置の全体模式図である。
第1の発明は、室外ユニットは、圧縮機の吐出口と四方弁とを繋ぐ高圧配管と四方弁とアキュムレータを繋ぐ低圧配管とをバイパスするバイパス管およびバイパス管に設けられたバイパス弁と、複数台の室外ユニットに搭載された圧縮機の潤滑油量の過不足を検出する検出手段と、を有し、複数台の室外ユニットに搭載された圧縮機の前記潤滑油の不足状態が検出されたとき、潤滑油が不足と検出された室外ユニットの圧縮機を所定時間停止させるとともに、室外膨張弁とバイパス弁を全開し、四方弁を前記潤滑油が不足と検出されていない室外ユニットと逆方向に切り換える均油運転制御手段とを備えたことにより、均油運転制御時には、潤滑油が不足と検出された室外ユニット内をバイパスするバイパス冷媒は、その室外ユニットのアキュムレータを通過するので、潤滑油が不足と検出されていない室外ユニットから吐出された冷媒とともに吐出される潤滑油、および接続配管に滞留した潤滑油をアキュムレータ内に戻すことが可能となる。
従って、均油運転制御終了後、潤滑油が不足と検出された室外ユニットの圧縮機は、再
起動する際、そのアキュムレータ内に貯留された潤滑油を吸い込むことで潤滑油が不足の状況を解消する。潤滑油が不足と検出された圧縮機の回転数を増加させることがないので、圧縮機の損傷を招くことなく、潤滑油の不足状態を解消することができる。
第2の発明は、第1の発明の空気調和装置において、バイパス管は一端が前記オイルセパレータ出口と前記四方弁とをつなぐ配管に接続され、もう一端は前記アキュムレータ上部に接続されたことを特徴とする。
第3の発明は、第1並びに第2の発明の空気調和装置において、オイルセパレータの下部からオイル戻し電子膨張弁を介して圧縮機の吸込み配管に接続される返油管を備え、均油運転時、運転中の前記室外ユニットのオイル戻し電子膨張弁は通常運転時に設定される開度よりも大きく制御されることを特徴とする。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、この発明に係わる実施の形態1を示す空気調和装置の冷媒回路図である。図1において、この実施形態1による空気調和装置は、二つの室外ユニット1a、1bと室内ユニット13を備えている。室外ユニット1aは、圧縮機2a、オイルセパレータ3a、四方弁4a、室外熱交換器5a、室外膨張弁6a、アキュムレータ7aから構成され、室外ユニット1bは、圧縮機2b、オイルセパレータ3b、四方弁4b、室外熱交換器5b、室外膨張弁6b、アキュムレータ7bから構成されている。
そして、室外ユニット1aと室外ユニット1bは、液側分配器14およびガス側分配器15を介して並列に配管接続されている。以上のような配管接続により、空気調和装置の冷媒回路が構成されている。
また、室外ユニット1aにおいて、オイルセパレータ3aの出口側配管とアキュムレータ7aの入口配管はバイパス弁8aを介してバイパス配管17aで接続されている。
また、室外ユニット1aにおいて、圧縮機2aの側面と圧縮機2aの吸入配管は、後述する圧縮機2a内の潤滑油の油量を検出する検出手段9aを介して接続されている。
また、室外ユニット1aにおいて、オイルセパレータ3aの下部からオイル戻し膨張弁10aを介して圧縮機2aの吸入配管と返油管18aで接続されている。
また、室外ユニット1bにおいて、オイルセパレータ3bの出口側配管とアキュムレータ7bの入口配管はバイパス弁8bを介してバイパス配管17bで接続されている。
また、室外ユニット1bにおいて、圧縮機2bの側面と圧縮機2bの吸入配管は、後述する圧縮機2b内の潤滑油の油量を検出する検出手段9bを介して接続されている。
また、室外ユニット1bにおいて、オイルセパレータ3bの下部からオイル戻し膨張弁10bを介して圧縮機2bの吸入配管と返油管18bで接続されている。
また、通常運転と均油運転に応じて各圧縮機2a、2b、四方弁4a、4b、室外膨張弁6a、6b、バイパス弁8a、8b等を制御する均油運転制御手段16が設けられている。
次に、図1により空気調和装置の基本的な冷媒の流れについて説明する。
まず、冷房運転の場合は、室外ユニット1aの圧縮機2aを出た高温、高圧のガス冷媒はオイルセパレータ3a、四方弁4aを経て室外熱交換器5aへ流れる。ここで放熱し高圧の液冷媒となり、その後室外ユニット1aを出て分配器14に至る。
また、室外ユニット1bにおいても同様に、室外ユニット1bの圧縮機2bを出た高温、高圧のガス冷媒はオイルセパレータ3b、四方弁4bを経て室外熱交換器5bへ流れる。ここで放熱し高圧の液冷媒となり、その後室外ユニット1bを出て分配器14に至り、室外ユニット1aからの冷媒と合流する。次いで、合流した液冷媒は室内ユニット13の室内膨張弁11へ流れて減圧されて低温低圧の二相冷媒となり室内熱交換器12に流れて吸熱して、その殆どがガス状になる。そして、この低圧ガス冷媒は分配器15に至り、ここで室外ユニット1a側と室外ユニット1b側に分かれて流れる。
そして、室外ユニット1aに流れた冷媒は四方弁4a、アキュムレータ7aを経て圧縮機2aに戻る。また、室外ユニット1b側も同様に四方弁4b、アキュムレータ7bを経て圧縮機2bに戻る。
次に、暖房運転の場合は、室外ユニット1aの圧縮機2aを出た高温、高圧のガス冷媒は、オイルセパレータ3a、四方弁4aを経て分配器15に至る。また、室外ユニット1bにおいても同様に室外ユニット1bから流れるガス冷媒は分配器15に至り、室外ユニット1aのガス冷媒と合流して、室内ユニット13の室内熱交換器12に流れてガス冷媒が放熱、凝縮して高圧の液冷媒となる。
そして、室内熱交換器12を出た冷媒は分配器14に至る。ここで室外ユニット1a側と室外ユニット1b側に別れて流れる。
室外ユニット1aに流れた冷媒は、室外膨張弁6aで減圧されて低圧の二相冷媒となり、室外熱交換器5aでその液部が殆ど吸熱蒸発し、四方弁4a、アキュムレータ7aを経て圧縮機2aに戻る。また、室外ユニット1bに流れた冷媒は同様に、室外膨張弁6b、室外熱交換器5b、四方弁4b、アキュムレータ7bを経て圧縮機2bに戻る。
また、冷暖房運転で、室外ユニット1a、1bの各圧縮機2a、2bを出たガス冷媒と共に潤滑油も吐出されて、各オイルセパレータ3a、3bによりガス冷媒と油に分離される。そして、各オイルセパレータ3a、3bで潤滑油の大部分は回収されるが、一部分はガス冷媒と共に流れる。また、各オイルセパレータ3a、3bで分離された潤滑油は、各返油管18a、18bとオイル戻し膨張弁10a、10bを経て各圧縮機2a、2bに戻る。
なお、オイル戻し膨張弁10a、10bは、各オイルセパレータ3a、3bからの潤滑油が圧縮機2a、2bに一度に戻らないようにするためのものである。
一方、各オイルセパレータ3a、3bで分離されきれず冷媒と共に流れた潤滑油は、各圧縮機2a、2bの吸入管に設けられたアキュムレータ7a、7bに入りガス冷媒と分離されて溜められ、冷媒と潤滑油の混合液は各圧縮機2a、2bへ戻る。
次に、圧縮機2内の潤滑油の油量を検出する検出手段9について図2を用いて説明する。圧縮機2の側面および吸入配管は、キャピラリチューブ20を介して油量検出用配管21で接続され、キャピラリチューブ20と吸入配管の間には、配管の温度を検出するための油温度検出手段22が設けられている。また、圧縮機2の吐出配管には、吐出された冷媒の温度を検出する吐出温度検出手段23が設けられている。なお、圧縮機2における油
量検出用配管21の接続位置は、圧縮機2内における潤滑油量が、最低限度の確保すべき油量位置となる高さに設けられている。
次に、検出手段9の検出動作について説明する。圧縮機2内は、圧縮された冷媒で高圧となっており、圧縮機2の運転中は、油量検出用配管21を通って、低圧となっている吸入配管へ常に圧縮機2内の流体の流れが生じる。油量検出用配管21には、キャピラリチューブ20が設けられているため、油量検出用配管を流れる流体は、キャピラリチューブ20で減圧され吸入配管へ流れる。この際、圧縮機2内に十分な量の潤滑油が確保されている場合には、油量検出用配管21を流れる流体は潤滑油となり、逆に圧縮機2内に十分な量の潤滑油が確保されていない場合には、油量検出用配管21を流れる流体は冷媒ガスとなる。油量検出用配管21を流れる流体が潤滑油である場合、キャピラリチューブ通過後の流体温度は圧力降下に伴う温度降下が生じないため、油温度検出手段22で検出される温度Toilは、吐出温度検出手段23で検出される吐出温度Tdisとほぼ同じ温度となる。一方、油量検出用配管21を流れる流体が冷媒ガスである場合、キャピラリチューブ通過後の流体温度は圧力降下に伴う温度降下が生じ、油温度検出手段22で検出される温度Toilは、吐出温度検出手段23で検出される吐出温度Tdisに比べ低い温度となる。このToilとTdisの温度差を検出することで、検出手段9は圧縮機2内の潤滑油量の過不足を検出する。
次に、本実施形態における冷房時の均油運転制御について説明する。本説明では、実施形態1で室外ユニット1bの検出手段9bにおいて潤滑油量不足と検出された場合の動作について説明する。
検出手段9bにおいて、圧縮機2b内の潤滑油が不足と検出された場合、均油運転制御手段16は、室外ユニット1bの圧縮機2bを所定時間停止させる。さらに、均油運転手段16は、室外ユニット1bの室外膨張弁6b、バイパス弁8bを全開状態とし、さらに四方弁4bを暖房モードの状態に反転させる。なお、潤滑油不足と検出されていない室外ユニット1aは、通常の冷房モードの運転を継続する。
以上のように室外ユニット1bが制御された場合の冷媒の流れについて説明する。均油運転制御時、室外ユニット1aは冷房モードで運転を継続し、室外ユニット1bに以上の制御がなされると、室外ユニット1bには、室外ユニット1aから吐出された冷媒のバイパス回路が形成される。具体的には、室外ユニット1aから吐出された液冷媒は分配器14へ流入し、分配器14で室内ユニット13へ流れる冷媒と、室外ユニット1bをバイパスする冷媒とに分配される。室外ユニット1bをバイパスする冷媒は、室外膨張弁6b、室外熱交換器5b、四方弁4bへと流入する。ここで、室外ユニット1bの四方弁4bは、均油運転制御手段16によって暖房モードに設定されているため、アキュムレータ7bへと流入する。この際、室外ユニット1aから吐出された液冷媒は、室外ユニット1aから冷媒とともに吐出された潤滑油と、接続配管および室外熱交換器5bに滞留した潤滑油を押し流し、アキュムレータ7bへ導かれ、貯留される。さらに、アキュムレータ7bに貯留された液冷媒は、その一部がアキュムレータ7b内で蒸発し、バイパス管17aおよびバイパス弁8bを介して四方弁4bへ流入し、室外ユニット1bを出て分配器15へと流れ、室内ユニット13からのガス冷媒とともに室外ユニット1aへ戻る。
均油運転制御手段16は、上記所定時間の均油運転制御終了後、四方弁4bを冷房モードに戻し、圧縮機2bの運転を再開させる。なお、運転再開時、バイパス弁は圧縮機2b前後の圧力差を低減させ、再起動時の圧縮機駆動負荷を低減させる役割を兼ねるため、一定時間開放のままでも良い。また、冷房モードでは通常、室外膨張弁6aは全開となっているため、室外膨張弁6aの開度はそのままでも良い。
均油運転制御終了時、アキュムレータ7bには、室外ユニット1aからバイパスされた潤滑油を含む液冷媒が貯留されており、圧縮機2bは再起動時に、図示しないアキュムレータ7b内の戻し配管に設けられた潤滑油戻し用の小孔から潤滑油を吸入冷媒とともに吸い上げ、潤滑油不足の状況を解消することが可能となる。
次に、本実施形態における暖房時の均油運転制御について説明する。本説明では、実施形態1で室外ユニット1bの検出手段9bにおいて潤滑油量不足と検出された場合の動作について説明する。
検出手段9bにおいて、圧縮機2b内の潤滑油が不足と検出された場合、均油運転制御手段16は、室外ユニット1bの圧縮機2bを所定時間停止させる。さらに、均油運転手段16は、室外ユニット1bの室外膨張弁6b、バイパス弁8bを全開状態とし、さらに四方弁4bを冷房モードの状態に反転させる。なお、潤滑油不足と検出されていない室外ユニット1aは、通常の暖房モードの運転を継続する。
以上のように室外ユニット1bが制御された場合の冷媒の流れについて説明する。均油運転制御時、室外ユニット1aは暖房モードで運転を継続し、室外ユニット1bに以上の制御がなされると、室外ユニット1bには、室外ユニット1aから吐出された冷媒のバイパス回路が形成される。具体的には、室外ユニット1aから吐出されたガス冷媒は分配器15へ流入し、分配器15で室内ユニット13へ流れる冷媒と、室外ユニット1bをバイパスする冷媒とに分配される。室外ユニット1bをバイパスする冷媒は、四方弁4bへと流入する。ここで、室外ユニット1bの四方弁4bは、均油運転制御手段16によって冷房モードに設定されているため、アキュムレータ7bへと流入する。この際、室外ユニット1aから吐出されたガス冷媒は、室外ユニット1aから冷媒とともに吐出された潤滑油と、接続配管に滞留した潤滑油を押し流し、アキュムレータ7bへ導かれ、貯留される。さらに、アキュムレータ7bに貯留された冷媒は、バイパス管17bおよびバイパス弁8bを介して四方弁4bへ流入し、室外熱交換器5b、室外膨張弁6bを経て、室外ユニット1bを出て分配器14へと流れ、室内ユニット13からの液冷媒とともに室外ユニット1aへ戻る。
均油運転制御手段16は、上記所定時間の均油運転制御終了後、四方弁4bを暖房モードに戻し、圧縮機2bの運転を再開させる。なお、運転再開時、バイパス弁は圧縮機2b前後の圧力差を低減させ、再起動時の圧縮機駆動負荷を低減させる役割を兼ねるため、一定時間開放のままでも良い。
均油運転制御終了時、アキュムレータ7bには、室外ユニット1aからバイパスされた潤滑油が貯留されており、圧縮機2bは再起動時に、図示しないアキュムレータ7b内の戻し配管に設けられた潤滑油戻し用の小孔から潤滑油を吸入冷媒とともに吸い上げ、潤滑油不足の状況を解消することが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1の空気調和装置において、室外ユニットに設けられているバイパス配管17のアキュムレータ7側の接続は、アキュムレータ上部に直接接続されても良い。図3は、この発明に係わる実施の形態2を示すアキュムレータ近傍の模式図である。
実施の形態1では、バイパス配管17のアキュムレータ7側の接続口は、アキュムレータ入口配管となっていたが、本実施形態では、この代わりにアキュムレータ上部に直接接続されている。
図3において、アキュムレータの入口配管24とバイパス配管17はそれぞれ個別にア
キュムレータ7に接続されている。図3のようにアキュムレータ7の入口配管24とバイパス配管17が個別に接続されているため、実施の形態1における冷房モードの均油運転制御の際、室外ユニット1aから吐出され、室外ユニット1b内にバイパスされた液冷媒は、室外膨張弁6b、室外熱交換器5b、四方弁4bを介し、アキュムレータ7bに、一旦、その全量が貯留されることとなる。そのため、実施の形態1とは異なり、アキュムレータ7b内部を通過することなく、アキュムレータ入口配管24に接続されたバイパス配管17に直接、液冷媒が流れ込むことが無い。従って、バイパスされた液冷媒に含まれる潤滑油が、アキュムレータ7bに貯留されることなく、再び室外ユニット1aに戻ってしまう現象を回避することができるため、より効果的に室外ユニット1bの潤滑油不足を解消することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる空気調和装置は、均油運転制御時には、潤滑油が不足と検出された室外ユニット内をバイパスするバイパス冷媒は、その室外ユニットのアキュムレータを通過するので、潤滑油が不足と検出されていない室外ユニットから吐出された冷媒とともに吐出される潤滑油、および接続配管に滞留した潤滑油をアキュムレータ内に戻すことが可能となるので、特に大型の業務用の空気調和装置に適用できる。
2a、2b 圧縮機
3a、3b オイルセパレータ
4a、4b 四方弁
5a、5b 室外熱交換器
6a、6b 室外膨張弁
7a、7b アキュムレータ
8a、8b バイパス弁
9a、9b 油量検出手段
10a、10b オイル戻し膨張弁
11 室内膨張弁
12 室内熱交換器
13 室内ユニット
14、15 分配器
16 制御装置
17 バイパス配管
18 潤滑油戻し配管
20 キャピラリチューブ
21 油量検出用配管
22 油温度検出手段
23 吐出温度検出手段

Claims (3)

  1. 圧縮機、オイルセパレータ、四方弁、室外熱交換器、室外膨張弁、アキュムレータを有し、並列に接続された複数台の室外ユニットと、室内膨張機構と室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットとが接続された冷凍回路を備えた空気調和装置において、
    前記室外ユニットは、圧縮機の吐出口と四方弁とを繋ぐ高圧配管と四方弁とアキュムレータを繋ぐ低圧配管とをバイパスするバイパス管およびバイパス管に設けられたバイパス弁と、前記複数台の室外ユニットに搭載された圧縮機の潤滑油量の過不足を検出する検出手段と、を有し、前記複数台の室外ユニットに搭載された圧縮機の前記潤滑油の不足状態が検出されたとき、前記潤滑油が不足と検出された室外ユニットの圧縮機を所定時間停止させるとともに、前記室外膨張弁と前記バイパス弁を全開し、前記四方弁を前記潤滑油が不足と検出されていない室外ユニットと逆方向に切り換える均油運転制御手段と、を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置において、前記バイパス管は一端が前記オイルセパレータ出口と前記四方弁とをつなぐ配管に接続され、もう一端は前記アキュムレータ上部に接続されたことを特徴とする空気調和装置。
  3. 前記オイルセパレータの下部からオイル戻し電子膨張弁を介して前記圧縮機の吸込み配管に接続される返油管を備え、前期均油運転時、運転中の前記室外ユニットの前記オイル戻し電子膨張弁は通常運転時に設定される開度よりも大きく制御されることを特徴とする請求項1または2記載の空気調和装置。
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CN107965870A (zh) * 2017-11-24 2018-04-27 南京天加环境科技有限公司 一种能够有效控油的多联机空调系统

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CN107965870A (zh) * 2017-11-24 2018-04-27 南京天加环境科技有限公司 一种能够有效控油的多联机空调系统

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