JPH0710344Y2 - 空気カーテン式レンズフード - Google Patents

空気カーテン式レンズフード

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Publication number
JPH0710344Y2
JPH0710344Y2 JP3057190U JP3057190U JPH0710344Y2 JP H0710344 Y2 JPH0710344 Y2 JP H0710344Y2 JP 3057190 U JP3057190 U JP 3057190U JP 3057190 U JP3057190 U JP 3057190U JP H0710344 Y2 JPH0710344 Y2 JP H0710344Y2
Authority
JP
Japan
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lens
hood
air
air curtain
slit
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3057190U
Other languages
English (en)
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JPH03122431U (ja
Inventor
久直 伊東
誠 大久保
忠翼 吉岡
Original Assignee
防衛庁技術研究本部長
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Prevention Of Fouling (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水滴等を遮断する空気カーテンを利用し、撮
影機のレンズに及ぼす障害を除去して、噴霧中の被写体
を歪みなく撮影可能な空気カーテン式レンズフードに関
する。
〔従来の技術〕
従来、雨中又はしぶきの激しい場所等の所謂噴霧中の被
写体の撮影には、撮影機のレンズ面にフード等を装着し
て行っているが、強風時等には、レンズ面に水滴がかか
り被写体がひずんで撮られ、適切な写真が得られない欠
点があった。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記の実状に鑑みてなされたもので、従来フー
ドにおける欠点を除去するため、空気カーテンを利用す
るレンズフードを提供することをその目的としてなされ
たものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、 a.撮影機の主としてレンズ1の部分を収容するレンズ取
付部2と、 b.該レンズ取付部の前方上部に位置してその底板6前端
に突設する整流板8の内側近傍に穿設される該底板のス
リット7から空気を流出せしめる空気溜り部4と、 c.前記レンズ取付部の正面前方に位置してその前面が開
口部に形成され前記底板から吊設する左右側板9,10と該
左右側板の下端部間に渉設するフード枠11を有し該フー
ド枠の前記レンズ取付部近傍側に空気及び水滴排出用の
スリット13が穿設されるフード部12とからなる d.空気カーテン式レンズフード をその要旨として成立するものである。
〔作用〕
撮影機のレンズの部分の前面にガラス板を介し、又は、
介さずして、上方からスリットを通過して整流板の内側
に空気をフード枠に向って流下せしめてレンズの前面に
空気カーテンを形成せしめる。
〔実施例〕
以下図面を参照し実施例に基づいて本考案を説明する。
第1図(i)及び(ii)は夫々本考案に係るレンズフー
ドの夫々斜視図及び拡大断面図である。
撮影機の主としてレンズ1の部分はレンズ取付部2に固
定等されて収納される。レンズ取付部の前方には、レン
ズ1の前部と後述するフード部との間にガラス板3が設
けられる。
レンズ取付部2の前方上部に位置して空気溜り部4が設
けられる。空気溜り部4は、流入口5から圧縮空気等を
導入して空気カーテンを形成する後述のフード部に出来
るだけ均一な空気流を流出させるための空気混合槽の役
目をなすもので、その底板6の前端から下方に突設する
整流板8の内側近傍にスリット7が穿設される。スリッ
トは、整流板側から底板の1/4〜5の位置に設けられる
のが好適である。
次に、前記レンズ取付部2の正面前方には、フード部12
が形成される。フード部12は前記底板6と該底板6から
吊設される左右側板9,10と該両側板の下端部に渉設する
フード枠11を有し、該フード枠11のレンズ取付部切際部
に空気及び水滴排出用のスリット13が穿設される。第1
図(ii)の場合には、スリットがフード枠の約1/3の幅
を有するのが好適である。
以下、本考案に係るレンズフードの使用の態様について
説明する。
主として第1図(ii)及び第2図(ii)について説明す
ると、実線矢印で示す圧縮空気は、流入口5より空気溜
り部4に入り、ここで均一化されて底板6のスリット7
からフード部内に流入する。フード部12内に拡散された
空気のうち、aの部分は、整流板8に真下に導かれて開
口部Aのすぐ内側をフード枠11に向って流れ、外部から
の水滴d1を阻止する空気カーテンを形成する。フード枠
11に当接した空気流はその一部がフード部外に流出する
ものもあるが、大部分はフード枠に沿って流れ、スリッ
ト13から流出する。スリット7からレンズ取付部2の方
に流れた空気bは、主としてレンズ1の前方のガラス板
3の表面(ガラス板がない場合はレンズ1の表面)を流
れ、前方のカーテンを突破して該ガラス板又はレンズの
夫々の表面に付着又は表面近傍に浮遊する一部の水滴d2
を下降させスリット13から流出せしめられる。
かくして、フード部が噴霧中に置かれている場合でも、
フード部外から飛来する水滴d1は大部分がフード部に形
成される空気カーテンで阻止され、強引に突破する一部
の水滴d2もガラス板等の表面を流れる分流により除去さ
れ、水滴の影響を受けないで撮影可能となる。
〔考案の効果〕
本考案は以上の構成に基づくものであるから、噴霧中に
あっても被写体の撮影が容易であり、また、レンズ面の
水滴も取り除かれるため、被写体の歪みがなく、さら
に、噴霧の量及び強さに応じて空気カーテンを生成する
空気流の圧力を可変する等により常に適切な撮影が可能
である等主として噴霧条件下における写真撮影に適用し
て極めて有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図(i)及び(ii)は、全体形状がほぼ四角形であ
る本考案品の斜視図及び断面図、第2図(i)及び(i
i)は全体形状がほぼ円形である本考案品の斜視図及び
拡大断面図である。 1……レンズ、2……レンズ取付部、3……ガラス板、
4……空気溜り部、5……流入口、6……底板、7……
スリット、8……整流板、9,10……左右側板、11……フ
ード枠、12……フード部、13……スリット、a,b……空
気流、d1,d2……水滴。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影機の主としてレンズの部分を収容する
    レンズ取付部と、該レンズ取付部の前方上部に位置して
    その底板前端に突設する整流板の内側近傍に穿設される
    該底板のスリットから空気を流出せしめる空気溜り部
    と、前記レンズ取付部の正面前方に位置してその前面が
    開口部に形成され前記底板から吊設する左右側板と該左
    右側板の下端部間に渉設するフード枠とを有し該フード
    枠の前記レンズ取付部切際部に空気及び水滴排出用のス
    リットが穿設されるフード部とを設けて構成されること
    を特徴とする空気カーテン式レンズフード。
  2. 【請求項2】フード枠が平面状である請求項1に記載の
    空気カーテン式レンズフード。
  3. 【請求項3】フード枠が曲面状である請求項1に記載の
    空気カーテン式レンズフード。
  4. 【請求項4】フード部の後部と前記レンズの前部との間
    にガラス板部を設けてある請求項1に記載の空気カーテ
    ン式レンズフード。
JP3057190U 1990-03-27 1990-03-27 空気カーテン式レンズフード Expired - Lifetime JPH0710344Y2 (ja)

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JP3057190U JPH0710344Y2 (ja) 1990-03-27 1990-03-27 空気カーテン式レンズフード

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JPH03122431U JPH03122431U (ja) 1991-12-13
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