JPH07103419A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPH07103419A JPH07103419A JP26958493A JP26958493A JPH07103419A JP H07103419 A JPH07103419 A JP H07103419A JP 26958493 A JP26958493 A JP 26958493A JP 26958493 A JP26958493 A JP 26958493A JP H07103419 A JPH07103419 A JP H07103419A
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- Japan
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- flame
- burner
- rich
- air
- thick
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 濃淡燃焼方式の燃焼装置において、濃炎の燃
焼を安定化する。 【構成】 淡炎用バーナと濃炎用バーナと空気通路箱と
をケース内に交互に配列し、ケース内を仕切板６により
淡混合気室７、濃混合気室８、空気通路９を区画形成
し、淡炎用バーナは淡混合気室に、濃炎用バーナは濃混
合気室に、空気通路箱は空気通路に臨む部分に開孔部を
設け、２次空気を濃炎間に供給するようにする。 【効果】 風量低下にともなう濃炎の不完全燃焼を緩和
し、燃焼を安定化する。さらに、淡・濃炎バーナ、空気
通路箱を略同形にしたので、ケース構造を変更すること
なく、淡・濃・２次空気の配列を自由に変更できる。
焼を安定化する。 【構成】 淡炎用バーナと濃炎用バーナと空気通路箱と
をケース内に交互に配列し、ケース内を仕切板６により
淡混合気室７、濃混合気室８、空気通路９を区画形成
し、淡炎用バーナは淡混合気室に、濃炎用バーナは濃混
合気室に、空気通路箱は空気通路に臨む部分に開孔部を
設け、２次空気を濃炎間に供給するようにする。 【効果】 風量低下にともなう濃炎の不完全燃焼を緩和
し、燃焼を安定化する。さらに、淡・濃炎バーナ、空気
通路箱を略同形にしたので、ケース構造を変更すること
なく、淡・濃・２次空気の配列を自由に変更できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼の安定化を計った
濃淡燃焼方式の燃焼装置に関するものである。
濃淡燃焼方式の燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、低ＮＯｘ化を計った燃焼方式の一
つとして濃淡燃焼方式があり、例えば特開平３−２６３
５０１号公報に記載されたものがある。これは淡混合気
を供給する第１バーナチューブと、濃混合気を供給する
第２バーナチューブとを交互に隣接して並設し、上部に
設けた炎孔板上に淡側火炎とその隣部に濃側火炎を形成
し、淡側火炎を濃側火炎により保炎して燃焼を安定させ
るようにしている。
つとして濃淡燃焼方式があり、例えば特開平３−２６３
５０１号公報に記載されたものがある。これは淡混合気
を供給する第１バーナチューブと、濃混合気を供給する
第２バーナチューブとを交互に隣接して並設し、上部に
設けた炎孔板上に淡側火炎とその隣部に濃側火炎を形成
し、淡側火炎を濃側火炎により保炎して燃焼を安定させ
るようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
バーナにおいては、例えば、排気に逆圧が加わった場合
等、空気不足になり濃炎のガス濃度が高くなりすぎると
炎孔への定着性が悪くなってリフティングしやすくな
る。その上、濃炎からのＣＯの排出が問題となる。
バーナにおいては、例えば、排気に逆圧が加わった場合
等、空気不足になり濃炎のガス濃度が高くなりすぎると
炎孔への定着性が悪くなってリフティングしやすくな
る。その上、濃炎からのＣＯの排出が問題となる。
【０００４】本発明は、濃炎間に２次空気を供給するこ
とにより、濃炎の燃焼を安定化した燃焼装置の提供を目
的とするものである。
とにより、濃炎の燃焼を安定化した燃焼装置の提供を目
的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は、上
記目的を達成するために、淡炎用バーナと濃炎用バーナ
と空気通路箱とをケース内に配列し、バーナ下方のケー
ス内を仕切板により淡混合気室、濃混合気室、空気通路
に区画形成して、淡炎用バーナは淡混合気室に、濃炎用
バーナは濃混合気室に、空気通路箱は空気通路に臨む部
分に開孔部を設けたものであって、淡炎用バーナの両隣
には濃炎用バーナを配置し、且つ、濃炎用バーナの両隣
は、一方を空気通路箱で他方を淡炎用バーナとするか、
もしくは、両方共、空気通路箱となるように配列してい
る。但し、配列の両端すなわち、ケース内の両端に配置
されるのは、濃炎用バーナであってもよい。
記目的を達成するために、淡炎用バーナと濃炎用バーナ
と空気通路箱とをケース内に配列し、バーナ下方のケー
ス内を仕切板により淡混合気室、濃混合気室、空気通路
に区画形成して、淡炎用バーナは淡混合気室に、濃炎用
バーナは濃混合気室に、空気通路箱は空気通路に臨む部
分に開孔部を設けたものであって、淡炎用バーナの両隣
には濃炎用バーナを配置し、且つ、濃炎用バーナの両隣
は、一方を空気通路箱で他方を淡炎用バーナとするか、
もしくは、両方共、空気通路箱となるように配列してい
る。但し、配列の両端すなわち、ケース内の両端に配置
されるのは、濃炎用バーナであってもよい。
【０００６】
【作用】燃焼時、淡混合気室で生成した淡混合気は淡炎
用バーナの開孔部から流入して淡炎を形成し、濃混合気
室で生成した濃混合気は濃炎用バーナの開孔部から流入
して濃炎を形成する。空気通路箱の開孔部から流入した
空気は濃炎の隣に２次空気を供給し、外乱により濃混合
気のガス濃度が濃くなり過ぎたとき、濃炎の燃焼を促進
し、不完全燃焼及びリフティングを緩和する。淡炎は、
その両側の濃炎の保炎作用により安定する。
用バーナの開孔部から流入して淡炎を形成し、濃混合気
室で生成した濃混合気は濃炎用バーナの開孔部から流入
して濃炎を形成する。空気通路箱の開孔部から流入した
空気は濃炎の隣に２次空気を供給し、外乱により濃混合
気のガス濃度が濃くなり過ぎたとき、濃炎の燃焼を促進
し、不完全燃焼及びリフティングを緩和する。淡炎は、
その両側の濃炎の保炎作用により安定する。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す燃焼装置の断
面図、図２はバーナ配列を示す平面図、図３は淡炎用バ
ーナを示す斜視図、図４は濃炎用バーナを示す斜視図、
図５は空気通路箱を示す斜視図である。
面図、図２はバーナ配列を示す平面図、図３は淡炎用バ
ーナを示す斜視図、図４は濃炎用バーナを示す斜視図、
図５は空気通路箱を示す斜視図である。
【０００８】１はバーナケース、２はケースで、内部に
淡炎用バーナ３と濃炎用バーナ４と空気通路箱５とを、
両端が濃炎用バーナ４、その内側が淡炎用バーナ３、中
央部が空気通路箱５、その両側が濃炎用バーナ４となる
ように交互に配列してあり、両バーナ３、４および空気
通路箱５は外形を略同一としてある。６はケース２のバ
ーナ下方にバーナ配列と直角方向に設けた仕切板で、中
央部に淡混合気室７、両端部に濃混合気室８、淡混合気
室７と濃混合気室８との間に空気通路９を分割するよう
に区画形成している。淡炎用バーナ３はその底部が淡混
合気室７に臨む部分に、濃炎用バーナ４はその底部が濃
混合気室８に臨む部分に、空気通路箱５はその底部が空
気通路９に臨む部分にそれぞれ開孔部１０、１１、１２
を設けてあり、ケース２内に設けたガス供給管１３の淡
炎用ノズル１４および濃炎用ノズル１５から供給される
ガスと、バーナケース１底部に取付けたファン１６から
の空気とを混合して淡混合気および濃混合気を生成し、
淡炎用バーナ３には開孔部１０から淡混合気が供給され
て淡炎を形成し、濃炎用バーナ４には開孔部１１から濃
混合気が供給されて濃炎を形成し、空気通路箱５には開
孔部１２から空気が供給されて濃炎間に２次空気を供給
するようにしてある。１７はケース２と各バーナ端部と
の間に設けた濃ガスリーク用の隙間である。尚、淡炎用
バーナ３、濃炎用バーナ４、空気通路箱５には金属板か
らなる炎孔板を組み合わせた炎孔構成体（図示せず）を
挿着して淡側炎孔１８、濃側炎孔１９、空気噴出孔２０
を形成している。２１はケース２底部に設けた整流板で
ある。
淡炎用バーナ３と濃炎用バーナ４と空気通路箱５とを、
両端が濃炎用バーナ４、その内側が淡炎用バーナ３、中
央部が空気通路箱５、その両側が濃炎用バーナ４となる
ように交互に配列してあり、両バーナ３、４および空気
通路箱５は外形を略同一としてある。６はケース２のバ
ーナ下方にバーナ配列と直角方向に設けた仕切板で、中
央部に淡混合気室７、両端部に濃混合気室８、淡混合気
室７と濃混合気室８との間に空気通路９を分割するよう
に区画形成している。淡炎用バーナ３はその底部が淡混
合気室７に臨む部分に、濃炎用バーナ４はその底部が濃
混合気室８に臨む部分に、空気通路箱５はその底部が空
気通路９に臨む部分にそれぞれ開孔部１０、１１、１２
を設けてあり、ケース２内に設けたガス供給管１３の淡
炎用ノズル１４および濃炎用ノズル１５から供給される
ガスと、バーナケース１底部に取付けたファン１６から
の空気とを混合して淡混合気および濃混合気を生成し、
淡炎用バーナ３には開孔部１０から淡混合気が供給され
て淡炎を形成し、濃炎用バーナ４には開孔部１１から濃
混合気が供給されて濃炎を形成し、空気通路箱５には開
孔部１２から空気が供給されて濃炎間に２次空気を供給
するようにしてある。１７はケース２と各バーナ端部と
の間に設けた濃ガスリーク用の隙間である。尚、淡炎用
バーナ３、濃炎用バーナ４、空気通路箱５には金属板か
らなる炎孔板を組み合わせた炎孔構成体（図示せず）を
挿着して淡側炎孔１８、濃側炎孔１９、空気噴出孔２０
を形成している。２１はケース２底部に設けた整流板で
ある。
【０００９】本発明は上記のように構成され、ファン１
６から送り込まれた空気は、淡混合気室７で淡炎用ノズ
ル１４からのガスと混合し淡混合気を生成して開孔部１
０から流入し、淡炎用バーナ３の炎孔１８に淡炎を形成
し、濃混合気室８で濃炎用ノズル１５からのガスと混合
し濃混合気を生成して開孔部１１から流入し、濃炎用バ
ーナ４の炎孔１９に濃炎を形成する。又、空気通路９の
空気は開孔部１２から流入して空気通路箱５の空気噴出
孔２０から噴出し、両側の濃炎間に２次空気を供給し、
濃炎のリフティング及び不完全燃焼を緩和する。
６から送り込まれた空気は、淡混合気室７で淡炎用ノズ
ル１４からのガスと混合し淡混合気を生成して開孔部１
０から流入し、淡炎用バーナ３の炎孔１８に淡炎を形成
し、濃混合気室８で濃炎用ノズル１５からのガスと混合
し濃混合気を生成して開孔部１１から流入し、濃炎用バ
ーナ４の炎孔１９に濃炎を形成する。又、空気通路９の
空気は開孔部１２から流入して空気通路箱５の空気噴出
孔２０から噴出し、両側の濃炎間に２次空気を供給し、
濃炎のリフティング及び不完全燃焼を緩和する。
【００１０】尚、配列の両端に濃炎用バーナ３を配置し
た場合には、その外側に適宜の方法で２次空気を供給す
ることが好ましく、本実施例では、ケース２とバーナケ
ース１との間隙から２次空気が供給されている。
た場合には、その外側に適宜の方法で２次空気を供給す
ることが好ましく、本実施例では、ケース２とバーナケ
ース１との間隙から２次空気が供給されている。
【００１１】さらに、本実施例では、淡炎用バーナ３、
濃炎用バーナ４、空気通路箱５を略同形にしたので、バ
ーナケース構造を変更することなく、濃・淡・２次空気
の配列を自由に変更することができる。
濃炎用バーナ４、空気通路箱５を略同形にしたので、バ
ーナケース構造を変更することなく、濃・淡・２次空気
の配列を自由に変更することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上のように、濃炎用バーナの
間に空気通路箱を設け、濃炎の隣に２次空気を供給する
ようにしたので、風量低下にともなう濃炎のリフティン
グ及び不完全燃焼が緩和され燃焼を安定化すると共に、
逆風等排気状況の変化に対応でき耐風性を向上すること
ができる。
間に空気通路箱を設け、濃炎の隣に２次空気を供給する
ようにしたので、風量低下にともなう濃炎のリフティン
グ及び不完全燃焼が緩和され燃焼を安定化すると共に、
逆風等排気状況の変化に対応でき耐風性を向上すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例を示す燃焼装置の断面図であ
る。
る。
【図２】バーナ配列を示す平面図である。
【図３】淡炎用バーナを示す斜視図である。
【図４】濃炎用バーナを示す斜視図である。
【図５】空気通路箱を示す斜視図である。
２ ケース ３ 淡炎用バーナ ４ 濃炎用バーナ ５ 空気通路箱 ６ 仕切板 ７ 淡混合気室 ８ 濃混合気室 ９ 空気通路 １０ 開孔部 １１ 開孔部 １２ 開孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 英幸 兵庫県神戸市中央区明石町32番地株式会社 ノーリツ内 (72)発明者 石角 正光 兵庫県神戸市中央区明石町32番地株式会社 ノーリツ内 (72)発明者 仲井 諭 兵庫県神戸市中央区明石町32番地株式会社 ノーリツ内 (72)発明者 永井 逸夫 兵庫県神戸市中央区明石町32番地株式会社 ノーリツ内
Claims (1)
- 【請求項１】 淡炎用バーナと濃炎用バーナと空気通路
箱とをケース内に配列し、バーナ下方のケース内を仕切
板により淡混合気室、濃混合気室、空気通路に区画形成
し、淡炎用バーナは淡混合気室、濃炎用バーナは濃混合
気室に、空気通路箱は空気通路にそれぞれの底部が臨む
部分に開孔部を設けたものであって、淡炎用バーナの両
隣には濃炎用バーナを配置し、且つ、配列の両端を除
き、濃炎用バーナの両隣の少なくとも一方が空気通路箱
となるように配列したことを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26958493A JPH07103419A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26958493A JPH07103419A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07103419A true JPH07103419A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17474401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26958493A Pending JPH07103419A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103419A (ja) |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP26958493A patent/JPH07103419A/ja active Pending
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