JPH07103193B2 - 1種以上のエチレン系モノマーと、少なくとも1種のモノ、ビスまたはトリメチロールフェニルアリルエーテルとを主成分とするコポリマーの製造方法 - Google Patents

1種以上のエチレン系モノマーと、少なくとも1種のモノ、ビスまたはトリメチロールフェニルアリルエーテルとを主成分とするコポリマーの製造方法

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JPH07103193B2
JPH07103193B2 JP62158770A JP15877087A JPH07103193B2 JP H07103193 B2 JPH07103193 B2 JP H07103193B2 JP 62158770 A JP62158770 A JP 62158770A JP 15877087 A JP15877087 A JP 15877087A JP H07103193 B2 JPH07103193 B2 JP H07103193B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F246/00Copolymers in which the nature of only the monomers in minority is defined
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、1種以上のエチレン系モノマーと、以下の化
学式 (ただし、nは1〜3の整数) で表される少なくとも1種のモノ、ビス、またはトリメ
チロールフェニルアリルエーテル(I)とを主成分とす
る新規なコポリマーの製造方法に関するものである。
このコポリマーはペイント、ワニス、インク、接着剤の
分野で被覆用組成物として利用することができる。
従来の技術 上記の化合物(I)は、ペイントやワニスの分野におい
ては周知の物質である。この化合物は、樹脂、例えばエ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ビニル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アミノプラステック樹脂に対する架橋用添加剤
として使用されている。すなわち、この化合物を添加す
ることによりこれら樹脂の硬度が増す。さらに、この化
合物には、上記樹脂をもとにして製造した被覆の接着性
と可撓性を増大させるという特性もある。
しかし、上記の化合物(I)を使用することには多数の
問題点がある。
発明が解決しようとする問題点 例えば、化合物(I)を含む被覆を製造する場合には、
最終段階として高温乾燥操作が必要とされる。この操作
は、オルトリン酸等の酸触媒の存在下で温度を165℃よ
りも高くして実施する必要がある。
化合物(I)を電気泳動を浴の調製に使用することも知
られている。例えば、ヨーロッパ特許第82,214号には、
エポキシ−アミン付加生成物に化合物(I)を添加する
ことが記載されている。得られた混合物は酢酸を用いて
中和した後、電気泳動用の着色浴の調製に使用する。こ
のタイプの浴は安定性に欠ける。実際、酸、ここで吸っ
ているケースでは酢酸のために、化合物(I)は一部が
縮合してホルムアルデヒドが生成する。この結果、上記
の付加生成物は熱可塑性材料のような性質を示す。つま
り、化合物(I)は酸性触媒中では使用できず、従っ
て、電気泳動において使用することもできない。
化合物(I)の別の欠点は、例えばペイントを製造する
際の添加剤として混合する場合に着色剤を濡らす作用が
弱いことである。従って、この化合物(I)を用いてペ
イントを製造したのでは、光沢、接着力、化学薬品に対
する抵抗力を最高にするに不可欠な非常に均一なペイン
トの得ることができない。
本発明は、酸性媒質中でも安定性に優れ、塗布すること
になる材料の如何にかかわらず接着力が大きく、あらゆ
る化学物質、特に溶媒、油性物質、腐食性物質に対して
抵抗力がある、エチレン系モノマーと化学式(I)とを
主成分とし、熱硬化性または熱可塑性のある新規なコポ
リマーを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は下記(a)〜(e)の段階で構成されることを
特徴とする有機溶媒および/または水性媒体に可溶な熱
可塑性または熱可塑性コポリマーの製造方法方法を提供
する: (a) 下記化学式(I): (ここで、nは1〜3の整数) で表されるモノ、ビスまたはトリメチロールフェニルア
リルエーテルを温度20〜50℃の有機溶媒中に攪拌しなが
ら導入し、 (b) 反応混合物中に含まれた空気を追い出し、 (c) 反応混合物中に触媒を加えたエチレン系モノマ
ーの一部を添加し、 (d) 反応混合物の攪拌を続けながら温度を80〜140
℃まで上昇させ、 (e) エチレン系モノマーの残量を連続的に導入し、
この際、温度は使用する有機溶媒の沸点が120℃以下の
場合には還流温度とし、それ以外の場合には120〜160℃
とし、完全に重合が終わるまで反応を継続させる。
作用 本発明の有機溶媒および/または水性媒体に可溶な熱硬
化性または熱可塑性コポリマーは、上記の式(I)で表
される少なくとも1種のモノ、ビスまたはトリメチロー
ルフェニルアリルエーテルと、少なくとも1種の(メ
チ)アクリル系モノマーを含む少なくとも1種のエチレ
ン系モノマーとをラジカル重合させることにより得られ
る。
本発明コポリマーは、少なくとも1種のモノ、ビスまた
はトリメチロールフェニルアリエーテル(I)0.5〜20
%重量と、少なくとも1種のエチレン系モノマー80〜9
5.5重量%とから製造するのが好ましい。
ペイントやワニスに応用する場合には、本発明コポリマ
ーの重量平均分子量を1,500〜10,000にする。
本発明コポリマーの製造に適したエチレン系モノマーと
しては(メタ)アクリル酸等の(メタ)アクリル系モノ
マー、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸
のエステル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の
ヒドロキシル化(メア)アクリル系モノマー、N,N−ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含
有(メタ)アクリル系モノマー、酢酸ビニル、スチレ
ン、α−メチルスチレン等のビニル系モノマーを挙げる
ことができる。
未変成の「遊離」状態の化合物(I)を含む混合物とは
異なり、本発明のコポリマーは着色剤を濡らして分散さ
せる作用が強いので、本発明のコポリマーを用いると着
色剤の濃度を大きくして完全に好ましい粘性のペイント
を製造することができる。
本発明コポリマーの主成分とした被覆は光沢と機械的特
性が従来よりも向上する。この被覆は接着力が強く、化
学物質に対する抵抗力が優れている。さらに、本発明の
コポリマーは酸性媒体中で安定であるため、電気泳動で
使用することができる。
ここに記載した本発明の製造方法において使用すること
のできる溶媒としては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール等のグリコール、エチルグリコールアセテ
ート等のエステル、ブチルグリコール等のエーテル、n
−ブタノール、ベンジルアルコール等の高級アルコー
ル、キシレン、トルエンの芳香族溶媒が挙げられる。溶
媒としてはさらに、沸点の高い有機化合物や、室温で固
体の有機化合物を使用することもできる。この有機化合
物は上記反応混合物に対して不活性であり、反応温度で
粘性が小さい必要がある。溶媒としては、室温でほとん
ど揮発性がなく、本発明のコポリマーに対して好影響を
与える特性を有するものを使用するのが特に好ましい。
この条件を満たす溶媒としては、フタレート、アジペー
ト、シトレート等の可塑剤、エチレオキシドを平均して
10分子含むノニルフェノール(略号NP10)、エチレンオ
キシドを平均して30分子含むノニルフェノール(略号NP
30)、エチレンオキシドを平均して100分子含むノニル
フェノール(略号NP100)等のオキシエチレン化誘導
体、製造された樹脂を耐熱性に優れたものにする特性を
もつトリメチルホスフェート、トリエチルホスフェー
ト、トリブトキシエチルホスフェート等のトリアルキル
ホスフェートを挙げることができる。もちろん、上記の
溶媒を2種以上組合せて使用することもできる。溶媒を
選択する基準は、使用する溶媒または混合溶媒中に化合
物(I)が完全に溶けるかどうかである。
本発明のコポリマーを製造する際に使用できる重合触媒
としては、ベンゾイルペルオキシド、ジ第三ブチルペル
オキシド、ラウロイルペルオキシド等のペルオキシド、
第三ブチルペルベンゾエート等のペルベンゾエート、ク
メンヒドロペルオキシド等のヒドロペルオキシド、2,
2′−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2′−アゾビ
ス(2−メチルブチロニトリル)等のジアゾ化合物を挙
げることができる。
上記の重合触媒は、使用するエチレン系モノマーの全量
の1〜4重量%使用することが好ましい。
操作段階(d)においては所定の温度を約30分間一定に
保ち、操作段階(e)においては所定の温度を3〜4時
間一定に保つことが好ましい。操作段階(e)における
時間経過の始点は、エチレン系モノマーの導入終了時で
ある。
本発明は、ペイント、ワニス、インク、接着剤の分野に
応用できる。
実施例 以下の実施例においては、量は重量部で表し、割合は重
量%を意味するものとする。
実施例1〜7で使用されるモノ、ビス、またはトリメチ
ロールフェニルアリルエーテル(I)は、アライド ケ
ミカム(Allied Chemical)社により75108メチロン(Me
thylon)の名称で市販されている化合物である。
この化合物の特性は以下の通り。
−乾燥抽出物(%) :84〜89 −溶媒 :なし −25℃における粘性(ポアズ) :20〜40 −比重 :1.163 実施例1 機械的攪拌手段を備える重合溶反応容器内に以下の化合
物を装入する。
−エチルグリコール :1,200 −75108メチロン : 168 次いで、この混合物に窒素を吹込む。
これとは別に、以下の組成の触媒添加モノマー混合物を
調製する。
−メチルメタクリレート : 440 −2−ヒドロキシプロピルメタクリレート :470 −ブチルアクリレート :1,390 −メタクリル酸 : 268 −ジ第三ブチルペルオキシド : 60 上記の重合溶反応容器内にこの触媒添加モノマー混合物
の20%を添加する。次いで、このようにして得られた反
応混合物を混合する。
この反応混合物の温度を徐々に125℃まで上昇させる(6
5℃になったときに窒素を吹込みを停止する)。
続いて、上記の触媒添加モノマー混合物の残りを連続的
に導入して、重合反応を完全に最後まで行わせる。この
重合反応に要する時間は4時間30分である。
この後上記反応混合物を95℃に冷却して、以下の組成の
溶液を添加する。
−ジメチルアミノエタノール : 270 −脱イオン水 :1,330 最終的には乾燥抽出物が50%含まれる水性溶液が得られ
る。この水性溶液は熱硬化性のワニスまたはラッカーの
製造に使用することができる。また、本実施例で調製し
た水性溶液中のコポリマーは着色剤を濡らして分散させ
る作用が非常に強い。
応用例 以下の組成のホワイトラッカーを調製する。
−乾燥抽出物が50%含まれる実施例1で調製した水性溶
液 :100 −ダイノ インダストリーズ(Dyno Indsutries)社に
よりダイノミン エムエと−100(Dynomin MM−100)の
名称で市販されているメトキシメチルメラミン型のメラ
ミンホルムアルデヒド樹脂 : 15 −ルチル酸化チタン : 50 −ブチルグリコール : 20 −脱イオン水 : 39 このホワイトラッカーを均質化した後、金属板(厚さ25
ミクロン)に塗布する。次いで、120℃の温度で20分間
乾燥させる。すると、極めて外観の優れた、光沢があり
滑らかな膜が得られる。
−硬さ(ペルソ(Persoz)) :280秒 −変形能(エリクセン値) : 8 −耐衝撃テスト(1kg) :50cm −クロスロールテスト :良好 実施例2 実施例と同じ操作条件で、 −エチルグリコールアセテート :300 −75108メチロン : 35 と、以下の組成の触媒添加モノマー混合物 −スチレン :115 −2−ヒドロキシエチルメタクリレート :118 −ブチルアクリレート :348 −メタクリル酸 : 70 −ジクメニルペルオキシド : 14 とから、溶液状コポリマーを調製する。
最終的に得られる溶液は乾燥抽出物を70%含んでいる。
この溶液は、熱硬化性被覆、例えば乾燥抽出物を多量に
含むラッカーを調製するための媒体として優れている。
応用例 以下の組成の組成物を調製する。
−乾燥抽出物が70%含まれる実施例2で調製した溶液:1
00 −ダイノミン エムエム−100という商品名のメトキシ
メチルメラミン樹脂 : 25 −ルチル酸化チタン : 72 −エチルグリコールアセテート : 5 この組成物には乾燥抽出物が80%含まれる。この組成物
を高速回転円板付ガンを用いて塗布すると、優れた特性
の被覆が得られる。
実施例3 実施例1と同じ操作条件で、 −エチルグリコールアセテート :671 −75108メチロン :140 と、以下の組成の触媒添加モノマー混合物 −スチレン :848 −2−ヒドロキシエチルメタクリレート :294 −ジメチルアミノエチルメタクリレート :478.6 −ジクメニルペルオキシド : 49.2 とから、溶液状コポリマーを調製する。
重合反応が終了した後に最終的に得られる溶液を −エチルグリコールアセテート :300 −メチルグリコール :389 を用いて希釈する。この結果として得られる溶液の特性
は以下の通りである。
−乾燥抽出物 :60% −アミン価 :83 −ヒドロキシル価 :62 上記の溶液1000部に、脱イオン水中に乳酸を50%含む溶
液を200部添加する。
得られる溶液は、電気泳動によって被覆を形成するのに
バインダとして使用することができる。
応用例:電気泳動による被覆の形成 乾燥抽出物が60%含まれる実施例3で調製した溶液を脱
イオン水を用いて希釈することにより、乾燥抽出物が15
%含まれる無色のワニスを調製する。
被覆付着条件は以下の通りである。
−浴の端子に印加する電圧 :50〜400ボルト −浴の温度 :25℃ −被覆を付着させる板の滞在時間 :2分 −使用する板 ・油性物質を除去した金属板 ・リン酸塩処理した鉄板 ・リン酸塩処理した亜鉛板 上記の処理で施した板を水で洗浄した後、180℃で10分
間乾燥させる。得られた結果は以下の通りである。
−付着したワニス膜の厚さ(ミクロン) ・油性物質を除去した金属板 :10〜15 ・リン酸塩処理した鉄板 :12〜16 ・リン酸塩処理した亜鉛板 :15〜20 −中空物体への侵入率は80〜90%。
−さらに、水での洗浄が容易であることがわかった。
実施例4 実施例1と同じ操作条件で、 −エチルグリコール :600 −75108メチロン :132 と、以下の組成の触媒添加モノマー混合物 −メチルメタクリレート :640 −ブチルアクリレート :293 −メタクリル酸 :102 −ジ第三ブチルペルオキシド : 34 とから、溶液状コポリマーを調製する。
重合反応の終了時に得られた溶液を95℃に冷却してから
中和する。さらに、この溶液を以下の混合溶液を用いて
希釈する。
−脱イオン水 :570 −エタノール :565 −ジメチルアミノエタノール : 70 最終生成物は、(メタ)アクリルモノマーとメチロール
フェニルアリルエーテルを主成分とする熱可塑性コポリ
マーからなり、乾燥抽出物を40%含む溶液である。この
溶液は、着色剤を含むワニスや被覆を調製するのにきわ
めて適した特性を有する。さらに、この溶液は、着色剤
を濡らして分散させる作用が極めて強い。
実施例5 実施例1と同じ操作条件で、 −エチルグリコール :200 −75108メチロール : 26 と、以下の組成の触媒添加モノマー混合物 −スチレン :156 −エチルアクリレート :317 −メタクリル酸 : 66 −ジ第三ブチルペルオキシド : 15 とから、溶液状コポリマーを調製する。
重合反応終了時に得られる溶液を80℃に冷却し、エタノ
ール220重量部を用いて希釈する。すると、乾燥抽出物
が60%含まれる溶液が得られる。この溶液の酸価は70で
ある。
このようにして調製したコポリマーは、着色剤を濡らし
て分散させる作用が極めて強い。
応用例:ヘリオタイプのインクの調製 以下の化合物からこのインクを調製する。
−乾燥抽出物60%を含む実施例5の溶液 :47.9 −フタロシアニンブルー : 9.2 −ワックスの微粉 : 1.8 −消泡剤 : 0.6 −エタノール :40.5 この結果、乾燥抽出物を40.3%含む組成物が得られる。
この組成物は、ヘリオ法により特に紙およびポリ塩化ビ
ニルに塗布することができる。
得られる被覆にはきれいに印刷することが可能である。
また、この被覆の耐水性は完全である(ドワットー(Do
utteau)テストにおいて500回転以上でも耐水性があ
る)。
実施例6 実施例1と同じ操作条件で、 −エチルグリコール :350 −75108メチロン :102 と、以下の組成の触媒添加モノマー混合物 −スチレン :200 −エチルアクリレート :514 −メタクリル酸 : 86 −ジクメニルペルオキシド : 32 とから、溶液状コポリマーを調製する。
重合反応の終了時に見られる溶液を95℃に冷却する。次
いで、この溶液を以下の組成の混合溶液を用いて希釈、
中和する。
−脱イオン水 :526 −ジメチルアミノエタノール : 50 −イソプロパノール :474 すると、透明な溶液が得られる。この溶液には乾燥抽出
物が40%含まれる。この溶液の酸価は60である。
この溶液を紙に塗布すると、乾燥しており、光沢があ
り、滑らかな膜が得られる。この膜は40℃では接着力が
ない(いわゆるブロッキング現象がない)。上記のよう
にして調製したコポリマーは、着色剤を濡らして分散さ
せる作用が極めて強く、耐水性も優れている(ドワット
ーテストにおいて500回転以上でも耐水性がある)。
実施例7 機械的攪拌手段を備える重合要反応容器内に、以下の化
合物を装入する。
−エチレンオキシドとノニルフェノールの縮合物(エチ
レンオキシド分子を平均で30個含み、略号NP30で表され
る縮合物) :600 −75108メチロン :132 次いで、この反応混合物中に窒素を吹込みながら温度を
130℃に上昇させる。温度が125℃に達するとただちに、
以下の組成の触媒添加モノマー混合物を連続的に添加し
始める。
−メチルメタクリレート :640 −ブチルアクリレート :293 −メタクリル酸 :102 −ジ第三ブチルペルオキシド : 34 重合反応を130〜135℃で約4時間行わせる。
得られた溶液を95℃に冷却する。次いでこの溶液を以下
の混合溶液を用いて中和、希釈する。
−脱イオン水 :3,166 −アンモニア水 : 50 −ジメチルアミノエタノール : 10 最終生成物は、乾燥抽出物を40%含む溶液である。この
溶液は木の処理に極めて適した特性を有する。また、こ
の溶液は、濡らし特性、侵入特性が優れている。
さらに、この溶液は酸化鉄を濡らして分散させる作用が
強い。このため、この溶液を濃縮したペースト状にして
木の光沢剤の調製に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/34 MMR C09D 129/10 PFP 133/04 PFY

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 下記の式(I): (ここで、nは1〜3の整数) で表されるモノ、ビスまたはトリメチロールフェニルア
    リルエーテルを温度20〜50℃の有機溶媒中に攪拌しなが
    ら導入し、 (b) 反応混合物中に含まれた空気を追い出し、 (c) 反応混合物中に触媒を加えたエチレン系モノマ
    ーの一部を添加し、 (d) 反応混合物の攪拌を続けながら温度を80〜140
    ℃まで上昇させ、 (e) エチレン系モノマーの残量を連続的に導入し、
    この際、温度は使用する有機溶媒の沸点が120℃以下の
    場合には還流温度とし、それ以外の場合には120〜160℃
    とし、完全に重合が終わるまで反応を継続させる、 ことを特徴とする有機溶媒および/または水性媒体に可
    溶な熱硬化性または熱可塑性コポリマーの製造方法。
  2. 【請求項2】(b)段階での空気の追い出し操作を反応
    混合物中に不活性ガスを吹込むことによって行う特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】(b)段階での空気の追い出し操作を不活
    性ガスを発生させる化合物を添加することによって行う
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】不活性ガスを発生させる化合物がジアゾ系
    重合触媒である特許請求の範囲第3項に記載の方法。
  5. 【請求項5】ジアゾ系重合触媒をモノ、ビスまたはトリ
    メチロールフェニルアリルエーテルを含む反応で使用す
    る全モノマーに対して0.2〜0.5重量%使用する特許請求
    の範囲第4項に記載の方法。
  6. 【請求項6】(c)段階でエチレン系モノマーの全量の
    10〜30重量%を添加する特許請求の範囲第1〜5項のい
    ずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】エチレン系モノマーに対して1〜4重量%
    の割合で重合触媒を添加する特許請求の範囲第1〜6項
    のいずれか一項に記載の方法。
JP62158770A 1986-06-26 1987-06-25 1種以上のエチレン系モノマーと、少なくとも1種のモノ、ビスまたはトリメチロールフェニルアリルエーテルとを主成分とするコポリマーの製造方法 Expired - Lifetime JPH07103193B2 (ja)

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FR8609258A FR2600657B1 (fr) 1986-06-26 1986-06-26 Copolymeres a base d'un ou plusieurs monomeres ethyleniques et d'au moins un mono, bis ou tris methylol phenyle-allyle ether et leur procede de preparation

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JPS6322810A JPS6322810A (ja) 1988-01-30
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