JPH07103168A - 2シリンダロータリコンプレッサ - Google Patents
2シリンダロータリコンプレッサInfo
- Publication number
- JPH07103168A JPH07103168A JP24560693A JP24560693A JPH07103168A JP H07103168 A JPH07103168 A JP H07103168A JP 24560693 A JP24560693 A JP 24560693A JP 24560693 A JP24560693 A JP 24560693A JP H07103168 A JPH07103168 A JP H07103168A
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- Japan
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- rotary shaft
- cylinder
- partition plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 第1シリンダ51及び第2シリンダ53と仕
切板49との接触面におけるタイト幅Wを充分確保し、
シール性を向上させる。 【構成】 回転軸47における第2シリンダ53側の第
2クランク部77の外周部をリング部材83が圧入され
る別部材とする。圧縮機部45の組み立て時に、回転軸
47を仕切板49の貫通孔50に挿入する際には、回転
軸47はリング部材83の圧入前とする。
切板49との接触面におけるタイト幅Wを充分確保し、
シール性を向上させる。 【構成】 回転軸47における第2シリンダ53側の第
2クランク部77の外周部をリング部材83が圧入され
る別部材とする。圧縮機部45の組み立て時に、回転軸
47を仕切板49の貫通孔50に挿入する際には、回転
軸47はリング部材83の圧入前とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、仕切板を境にして二
つの圧縮室を備えた2シリンダロータリコンプレッサに
関する。
つの圧縮室を備えた2シリンダロータリコンプレッサに
関する。
【0002】
【従来の技術】2シリンダロータリコンプレッサは、図
6に断面図で示すように、回転軸1上に二つのクランク
部3,5が一体成形され、クランク部3,5がそれぞれ
嵌め込まれた環状のローラ7,9とシリンダ11,13
との間に圧縮室15,17がそれぞれ形成される構成と
なっている。二つのシリンダ11,13間には仕切板1
9が介装され、この仕切板19には、組み立て時にクラ
ンク部3,5を有する回転軸1を挿入するための貫通孔
21が形成されている。
6に断面図で示すように、回転軸1上に二つのクランク
部3,5が一体成形され、クランク部3,5がそれぞれ
嵌め込まれた環状のローラ7,9とシリンダ11,13
との間に圧縮室15,17がそれぞれ形成される構成と
なっている。二つのシリンダ11,13間には仕切板1
9が介装され、この仕切板19には、組み立て時にクラ
ンク部3,5を有する回転軸1を挿入するための貫通孔
21が形成されている。
【0003】吸込管23から吸い込まれた流体は、シリ
ンダ11の圧縮室15及び、仕切板19の連通路25を
通してシリンダ13の圧縮室17に、それぞれ吸い込ま
れ圧縮された後、吐出口27,29から密閉容器内に流
出し、吐出管31から外部に吐出される。
ンダ11の圧縮室15及び、仕切板19の連通路25を
通してシリンダ13の圧縮室17に、それぞれ吸い込ま
れ圧縮された後、吐出口27,29から密閉容器内に流
出し、吐出管31から外部に吐出される。
【0004】ところで、このような2シリンダロータリ
コンプレッサにおいて、圧縮室15,17のシール性に
ついてみると、シリンダ11の上面及びシリンダ13の
下面については、主軸受33及び副軸受35が広い面積
で密着していることから特に問題はないが、シリンダ1
1,13の仕切板19側の面については、二つのシリン
ダ11,13間に介装される仕切板19に、クランク部
3,5を有する主軸1を挿入する比較的大きな貫通孔2
1が形成されていることから、シール面を構成する貫通
孔21の内周壁とローラ7,9の外周との間の幅寸法w
に相当する、いわゆるタイト幅を充分に確保できず、圧
縮室15,17から仕切板19の貫通孔21にガスが漏
れやすいという問題があった。これは特に、冷凍サイク
ルにおいてR−22の代替冷媒と考えられているR32
をベースとした冷媒を圧縮流体として使用する場合に
は、吐出ガスと吸い込みガスとの圧力差が大きくなるた
め、顕著なものとなる。
コンプレッサにおいて、圧縮室15,17のシール性に
ついてみると、シリンダ11の上面及びシリンダ13の
下面については、主軸受33及び副軸受35が広い面積
で密着していることから特に問題はないが、シリンダ1
1,13の仕切板19側の面については、二つのシリン
ダ11,13間に介装される仕切板19に、クランク部
3,5を有する主軸1を挿入する比較的大きな貫通孔2
1が形成されていることから、シール面を構成する貫通
孔21の内周壁とローラ7,9の外周との間の幅寸法w
に相当する、いわゆるタイト幅を充分に確保できず、圧
縮室15,17から仕切板19の貫通孔21にガスが漏
れやすいという問題があった。これは特に、冷凍サイク
ルにおいてR−22の代替冷媒と考えられているR32
をベースとした冷媒を圧縮流体として使用する場合に
は、吐出ガスと吸い込みガスとの圧力差が大きくなるた
め、顕著なものとなる。
【0005】このため、従来では、仕切板19の貫通孔
21を圧縮室の吸い込み側に偏心させ、高圧となる吐出
側のタイト幅を大きくすることで、シール性を確保しよ
うとしている。
21を圧縮室の吸い込み側に偏心させ、高圧となる吐出
側のタイト幅を大きくすることで、シール性を確保しよ
うとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、吐出側のタイト幅の増大に伴って吸い込み側の
タイト幅が小さくなってしまい、吸い込み側及び吐出側
双方ともにタイト幅を充分確保することができず、ガス
漏れ対策は満足できるものではなかった。
法では、吐出側のタイト幅の増大に伴って吸い込み側の
タイト幅が小さくなってしまい、吸い込み側及び吐出側
双方ともにタイト幅を充分確保することができず、ガス
漏れ対策は満足できるものではなかった。
【0007】そこで、この発明は、吸い込み側及び吐出
側双方ともに充分なタイト幅を確保し、シール性を向上
させることを目的としている。
側双方ともに充分なタイト幅を確保し、シール性を向上
させることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、回転軸上に二つのクランク部が回転軸
と一体形成され、このクランク部相互間に、前記回転軸
が挿入される貫通孔を備えた仕切板が介装されて各クラ
ンク部に対応して二つのシリンダを備えた2シリンダロ
ータリコンプレッサにおいて、前記クランク部の少なく
とも一方の少なくとも一部位を回転軸とは別部材とした
構成としてある。
に、この発明は、回転軸上に二つのクランク部が回転軸
と一体形成され、このクランク部相互間に、前記回転軸
が挿入される貫通孔を備えた仕切板が介装されて各クラ
ンク部に対応して二つのシリンダを備えた2シリンダロ
ータリコンプレッサにおいて、前記クランク部の少なく
とも一方の少なくとも一部位を回転軸とは別部材とした
構成としてある。
【0009】
【作用】このような構成の2シリンダロータリコンプレ
ッサによれば、回転軸を二つのシリンダ間に介装される
仕切板の貫通孔に挿入して組み立てる際に、クランク部
における別部材を回転軸に装着する前に行う。このと
き、別部材が装着される前の状態のクランク部の外径寸
法は小さいので、この部位を挿入する仕切板の貫通孔を
小さくでき、これにより貫通孔の内壁と圧縮室の内側内
壁との間のシール面を形成するタイト幅が全周にわたり
広く取れる。
ッサによれば、回転軸を二つのシリンダ間に介装される
仕切板の貫通孔に挿入して組み立てる際に、クランク部
における別部材を回転軸に装着する前に行う。このと
き、別部材が装着される前の状態のクランク部の外径寸
法は小さいので、この部位を挿入する仕切板の貫通孔を
小さくでき、これにより貫通孔の内壁と圧縮室の内側内
壁との間のシール面を形成するタイト幅が全周にわたり
広く取れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0011】図1は、この発明の一実施例を示す2シリ
ンダコンプレッサの断面図である。密閉容器37内に
は、上部側に固定子39及び回転子41より構成される
電動機部43が、下部側に圧縮機部45がそれぞれ設け
られ、電動機部43と圧縮機部45とは、回転軸47に
よって連結されている。
ンダコンプレッサの断面図である。密閉容器37内に
は、上部側に固定子39及び回転子41より構成される
電動機部43が、下部側に圧縮機部45がそれぞれ設け
られ、電動機部43と圧縮機部45とは、回転軸47に
よって連結されている。
【0012】圧縮機部45は、仕切板49を挟んで上下
両側に第1シリンダ51及び第2シリンダ53が配置さ
れている。第1シリンダ51の上部には主軸受55が、
第2シリンダ53の下部には副軸受57がそれぞれ装着
されて回転軸47を回転支持している。仕切板49に
は、回転軸47を挿入するための貫通孔50が形成され
ている。
両側に第1シリンダ51及び第2シリンダ53が配置さ
れている。第1シリンダ51の上部には主軸受55が、
第2シリンダ53の下部には副軸受57がそれぞれ装着
されて回転軸47を回転支持している。仕切板49に
は、回転軸47を挿入するための貫通孔50が形成され
ている。
【0013】各シリンダ51,53内には第1圧縮室5
9,第2圧縮室61がそれぞれ形成され、第1圧縮室5
9には密閉容器37を貫通して第1シリンダ51に装着
される吸込管63が連通している。第1圧縮室59と第
2圧縮室61とは、仕切板49に形成した連通路65を
通して連通している。各圧縮室59,61に対応する主
軸受55及び副軸受57には、吐出口67,69が形成
されている。各吐出口67,69は、密閉容器37内の
吐出室71に連通しており、吐出室71には密閉容器3
7の上面に装着された吐出管73が連通している。
9,第2圧縮室61がそれぞれ形成され、第1圧縮室5
9には密閉容器37を貫通して第1シリンダ51に装着
される吸込管63が連通している。第1圧縮室59と第
2圧縮室61とは、仕切板49に形成した連通路65を
通して連通している。各圧縮室59,61に対応する主
軸受55及び副軸受57には、吐出口67,69が形成
されている。各吐出口67,69は、密閉容器37内の
吐出室71に連通しており、吐出室71には密閉容器3
7の上面に装着された吐出管73が連通している。
【0014】回転軸47における二つの圧縮室59,6
1に対応する位置には、回転軸47の回転中心に対して
偏心し、外形が円形の第1クランク部75,第2クラン
ク部77がそれぞれ形成されている。各クランク部7
5,77は、環状の第1ローラ79,第2ローラ81内
にそれぞれ回転摺動可能に嵌め込まれ、第1ローラ7
9,第2ローラ81の外周側に第1圧縮室59,第2圧
縮室61がそれぞれ形成されることになる。第1,第2
各クランク部75,77及び第1,第2各ローラ79,
81は、回転軸47の回転に伴って偏心回転運動し、第
1,第2各圧縮室59,61に対する吸入、圧縮動作を
行う。
1に対応する位置には、回転軸47の回転中心に対して
偏心し、外形が円形の第1クランク部75,第2クラン
ク部77がそれぞれ形成されている。各クランク部7
5,77は、環状の第1ローラ79,第2ローラ81内
にそれぞれ回転摺動可能に嵌め込まれ、第1ローラ7
9,第2ローラ81の外周側に第1圧縮室59,第2圧
縮室61がそれぞれ形成されることになる。第1,第2
各クランク部75,77及び第1,第2各ローラ79,
81は、回転軸47の回転に伴って偏心回転運動し、第
1,第2各圧縮室59,61に対する吸入、圧縮動作を
行う。
【0015】回転軸47における二つのクランク部75
及び77のうち、上部側の第1クランク部75は回転軸
47に一体成形されているが、下部側の第2クランク部
77は、その外周部が環状のリング部材83が別部材と
して圧入された構造となっている。つまり、リング部材
83の圧入前での第2クランク部77は、最終的に必要
なクランク部77の外径より小さい暫定クランク部85
となっている。
及び77のうち、上部側の第1クランク部75は回転軸
47に一体成形されているが、下部側の第2クランク部
77は、その外周部が環状のリング部材83が別部材と
して圧入された構造となっている。つまり、リング部材
83の圧入前での第2クランク部77は、最終的に必要
なクランク部77の外径より小さい暫定クランク部85
となっている。
【0016】圧縮機部45における組み立て時に、回転
軸47を第2クランク部77側から仕切板49の貫通孔
50に挿入する際には、図2(a)に示すように、第2
クランク部77は暫定クランク部85のままとし、リン
グ部材83の圧入前とする。この状態で回転軸47を第
2クランク部77側から仕切板49の貫通孔50に挿入
した後に、図2(b)に示すように、暫定クランク部8
5にリング部材83を圧入固定する。圧入後は、リング
部材83の外周及び下面を研削し、圧入作業による傷を
取り除く。
軸47を第2クランク部77側から仕切板49の貫通孔
50に挿入する際には、図2(a)に示すように、第2
クランク部77は暫定クランク部85のままとし、リン
グ部材83の圧入前とする。この状態で回転軸47を第
2クランク部77側から仕切板49の貫通孔50に挿入
した後に、図2(b)に示すように、暫定クランク部8
5にリング部材83を圧入固定する。圧入後は、リング
部材83の外周及び下面を研削し、圧入作業による傷を
取り除く。
【0017】回転軸47を仕切板49の貫通孔50に挿
入する際には、第2クランク部77は暫定クランク部8
5のままであって外径が小さいので、これに合わせて仕
切板49の貫通孔50の内径は、最終的に必要な第2ク
ランク部77の外径より小さくできる。これにより、図
1に示すように、貫通孔50と回転軸47との間の隙間
は狭くなり、貫通孔50の内周面と第1ローラ79,第
2ローラ81の外周面との間の幅寸法であるタイト幅W
は、吸い込み側及び吐出側を含み全周にわたり大きく取
れ、第1,第2各圧縮室59,61の仕切板49側のシ
ール性を向上させることができ、冷凍サイクルにおいて
R−22の代替冷媒と考えられている吐出ガスと吸い込
みガスとの圧力差が大きくなるR32をベースとした冷
媒を圧縮流体として使用する場合にも適応可能である。
入する際には、第2クランク部77は暫定クランク部8
5のままであって外径が小さいので、これに合わせて仕
切板49の貫通孔50の内径は、最終的に必要な第2ク
ランク部77の外径より小さくできる。これにより、図
1に示すように、貫通孔50と回転軸47との間の隙間
は狭くなり、貫通孔50の内周面と第1ローラ79,第
2ローラ81の外周面との間の幅寸法であるタイト幅W
は、吸い込み側及び吐出側を含み全周にわたり大きく取
れ、第1,第2各圧縮室59,61の仕切板49側のシ
ール性を向上させることができ、冷凍サイクルにおいて
R−22の代替冷媒と考えられている吐出ガスと吸い込
みガスとの圧力差が大きくなるR32をベースとした冷
媒を圧縮流体として使用する場合にも適応可能である。
【0018】図3〜図5は、この発明の他の実施例を示
している。この実施例は、第1クランク部75及び第2
クランク部77ともに、クランク部の全部が別部材とな
る第1クランク部材75a及び第2クランク部材77a
とし、これらを回転軸47に圧入する構成としてある。
この第1,第2各クランク部材75a,77aは、図5
に示すように、外形が円形であり、回転軸47が挿入さ
れる圧入孔87が偏心して形成されている。つまり、回
転軸47は、第1,第2各クランク部材75a,77a
が圧入される前はクランク部を持たない構造である。ま
た、第1,第2各クランク部材75a,77aは、互い
に同一材料で、かつ回転軸47より比重の小さい材料で
構成してある。
している。この実施例は、第1クランク部75及び第2
クランク部77ともに、クランク部の全部が別部材とな
る第1クランク部材75a及び第2クランク部材77a
とし、これらを回転軸47に圧入する構成としてある。
この第1,第2各クランク部材75a,77aは、図5
に示すように、外形が円形であり、回転軸47が挿入さ
れる圧入孔87が偏心して形成されている。つまり、回
転軸47は、第1,第2各クランク部材75a,77a
が圧入される前はクランク部を持たない構造である。ま
た、第1,第2各クランク部材75a,77aは、互い
に同一材料で、かつ回転軸47より比重の小さい材料で
構成してある。
【0019】この実施例によれば、圧縮機部45におけ
る組み立て時に、回転軸47を第2クランク部77側か
ら仕切板49の貫通孔50に挿入する際には、前記実施
例と同様に、回転軸47は第1,第2各クランク部75
a,77aが圧入される前とすることで、貫通孔50の
内径は、少なくとも回転軸47の直径より大きければよ
いので、小さくて済む。
る組み立て時に、回転軸47を第2クランク部77側か
ら仕切板49の貫通孔50に挿入する際には、前記実施
例と同様に、回転軸47は第1,第2各クランク部75
a,77aが圧入される前とすることで、貫通孔50の
内径は、少なくとも回転軸47の直径より大きければよ
いので、小さくて済む。
【0020】これにより、この実施例は、前記実施例と
同様の効果が得られるほか、回転軸47がクランク部を
持たないことから、その加工が容易となる。また、第
1,第2各クランク部材75a,77aは、互いに同一
で、かつ回転軸47より比重の小さい材料であるので、
二つのシリンダ51,53相互間での回転バランス性が
向上し、運転振動が低下する。
同様の効果が得られるほか、回転軸47がクランク部を
持たないことから、その加工が容易となる。また、第
1,第2各クランク部材75a,77aは、互いに同一
で、かつ回転軸47より比重の小さい材料であるので、
二つのシリンダ51,53相互間での回転バランス性が
向上し、運転振動が低下する。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、回転軸に設けられる二つのクランク部の少なくと
も一方の少なくとも一部位を回転軸とは別部材とする構
成としたため、別部材が装着される前の状態の回転軸に
おけるクランク部の外径寸法は小さいことから、この部
位を挿入する仕切板の貫通孔を小さくでき、これにより
貫通孔の内壁と圧縮室の内側内壁との間のタイト幅が全
周にわたり広く取れて、圧縮室のシール性を向上させる
ことができる。
れば、回転軸に設けられる二つのクランク部の少なくと
も一方の少なくとも一部位を回転軸とは別部材とする構
成としたため、別部材が装着される前の状態の回転軸に
おけるクランク部の外径寸法は小さいことから、この部
位を挿入する仕切板の貫通孔を小さくでき、これにより
貫通孔の内壁と圧縮室の内側内壁との間のタイト幅が全
周にわたり広く取れて、圧縮室のシール性を向上させる
ことができる。
【図1】この発明の一実施例を示す2シリンダコンプレ
ッサの断面図である。
ッサの断面図である。
【図2】図1の2シリンダコンプレッサにおける回転軸
47を仕切板49の貫通孔50に挿入し組み立てる状態
を示す説明図である。
47を仕切板49の貫通孔50に挿入し組み立てる状態
を示す説明図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す2シリンダコンプ
レッサの断面図である。
レッサの断面図である。
【図4】図3の2シリンダコンプレッサにおける回転軸
にクランク部材が圧入された状態を示す説明図である。
にクランク部材が圧入された状態を示す説明図である。
【図5】図4のクランク部材の斜視図である。
【図6】従来例を示す2シリンダコンプレッサの断面図
である。
である。
47 回転軸 49 仕切板 50 貫通孔 51 第1シリンダ 53 第2シリンダ 75 第1クランク部 77 第2クランク部 75a 第1クランク部材(別部材) 77a 第2クランク部材(別部材) 83 リング部材(別部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊丹 次男 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝住空間システム技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 回転軸上に二つのクランク部が回転軸と
一体形成され、このクランク部相互間に、前記回転軸が
挿入される貫通孔を備えた仕切板が介装されて各クラン
ク部に対応して二つのシリンダを備えた2シリンダロー
タリコンプレッサにおいて、前記クランク部の少なくと
も一方の少なくとも一部位を回転軸とは別部材としたこ
とを特徴とする2シリンダロータリコンプレッサ。 - 【請求項2】 二つのクランク部それぞれを回転軸とは
別部材としたことを特徴とする請求項1記載の2シリン
ダロータリコンプレッサ。 - 【請求項3】 別部材とした二つのクランク部を回転軸
より比重の小さい材料で構成したことを特徴とする請求
項2記載の2シリンダロータリコンプレッサ。 - 【請求項4】 二つのクランク部それぞれの全部を回転
軸とは別部材としたことを特徴とする請求項2記載の2
シリンダロータリコンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24560693A JPH07103168A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 2シリンダロータリコンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24560693A JPH07103168A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 2シリンダロータリコンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103168A true JPH07103168A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17136219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24560693A Pending JPH07103168A (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 2シリンダロータリコンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07103168A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH109171A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形圧縮機 |
JP2010121481A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | ロータリ圧縮機 |
JP2012052522A (ja) * | 2010-08-02 | 2012-03-15 | Panasonic Corp | 多気筒圧縮機 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP24560693A patent/JPH07103168A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH109171A (ja) * | 1996-06-19 | 1998-01-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 密閉形圧縮機 |
JP2010121481A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Mitsubishi Electric Corp | ロータリ圧縮機 |
JP2012052522A (ja) * | 2010-08-02 | 2012-03-15 | Panasonic Corp | 多気筒圧縮機 |
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