JPH0861276A - ロータリコンプレッサ - Google Patents

ロータリコンプレッサ

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Publication number
JPH0861276A
JPH0861276A JP19037294A JP19037294A JPH0861276A JP H0861276 A JPH0861276 A JP H0861276A JP 19037294 A JP19037294 A JP 19037294A JP 19037294 A JP19037294 A JP 19037294A JP H0861276 A JPH0861276 A JP H0861276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
rotary compressor
roller end
discharge port
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19037294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hattori
仁司 服部
Kanji Sakata
寛二 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19037294A priority Critical patent/JPH0861276A/ja
Publication of JPH0861276A publication Critical patent/JPH0861276A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール領域を拡大して圧縮時のガス洩れをな
くし、効率の良い圧縮状態を確保する。 【構成】 シリンダ21と、シリンダ21内に配置され
偏心回転可能なリング状のローラ17と、ローラ17の
外周面側に設けられた吸込ポート27と、ローラ17の
ローラ端部側に設けられた吐出ポート29とを有する圧
縮室25とを備え、前記吐出ポート29側のローラ端部
を、中心軸線側へ向けて一体に延長し、その延長部37
によってローラ端部のシール領域を大きくしたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧縮室のシール性能
の向上を図ったロータリコンプレッサに関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリコンプレッサの概要は、シリン
ダ内に偏心回転可能なリング状のローラが設けられ、ロ
ーラの偏心回転によって、吸込ポートから圧縮室内に取
入れられた冷媒は、吐出ポートから吐出される構造とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧縮室は、ローラの外
周面側から冷媒を取入れる吸込ポートと、ローラのロー
ラ端部側から圧縮した冷媒を吐出する吐出ポートとを有
し、ローラのローラ端部は、圧縮室の側壁と接触しシー
ルが確保されている。
【0004】ローラは、断面リング状に形成され、偏心
回転が与えられる偏心軸部に嵌合する所から、ローラの
肉厚部分がシール領域となり、形状構造からシール領域
は小さくなっている。加えて、ローラ端部は圧縮工程に
おいて、吐出ポートに一部分かかる結果、シール領域は
さらに小さくなる。
【0005】特に、近年は、地球環境に悪影響を与える
特定フロンの削減問題に呼応して、代替冷媒候補があげ
られているが、いずれも現行の冷媒より、蒸発圧力と凝
縮圧力の圧力差が大きくなるのが特徴となっている。し
たがって、圧力差の大きい代替冷媒を使用するとシール
領域の減少時に、場合によってはガスリークにつながる
等、圧縮効率の低下を招来するようになる。
【0006】そこでこの発明は、簡単な工夫によってガ
スリークを抑え圧縮効率のよいロータリコンプレッサを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、シリンダと、シリンダ内に配置され偏
心回転可能なリング状のローラと、ローラの外周面側に
設けられた吸込ポートと、ローラのローラ端部側に設け
られた吐出ポートとを有する圧縮室とを備え、前記吐出
ポート側のローラ端部を、中心軸線側へ向けて一体に延
長し、その延長部によってローラ端部のシール領域を大
きくしてある。
【0008】好ましい実施態様としては、中心軸線側へ
向けて延長されたローラ端部の延長部を、別部材で構成
したり、あるいは、別体に形成されたシール部材で構成
する。
【0009】
【作用】かかるロータリコンプレッサによれば、ローラ
の偏心回転によって吸込ポートから取入れられた冷媒は
圧縮され、吐出ポートから吐出されるようになる。この
運転時において、圧縮工程時に、ローラ端部が吐出ポー
トに一部分かかるようになるが、中心軸線側へ向かって
延長された延長部により、シール領域の減少は起こら
ず、圧縮時のガスリークは小さく押えられるようにな
る。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図9の図面を参照しながらこ
の発明の実施例を説明する。
【0011】図1において、1はロータリコンプレッサ
3の密閉ケースを示しており、この密閉ケース1内に
は、電動機部5と圧縮機構部9がそれぞれ設けられ、電
動機部5は、ステータ7及びロータ8とからなってい
る。
【0012】電動機部5を構成するロータ8は、シャフ
ト11に固着されると共に、シャフト11は、メインベ
アリング13とサブベアリング15とによって回転自在
に軸支されている。シャフト11には、後述するローラ
17に偏心回転を与える偏心軸部19が設けられてい
る。
【0013】圧縮機構部9は、シリンダ21と前記ロー
ラ17とにより構成され、ローラ17はリング状に形成
されると共にα分偏心した前記偏心軸部19に嵌挿され
ている。ローラ17の外周面には、背圧又はばね等によ
る付勢手段(図示していない)によって常時接触し合う
ブレード23が設けられ、ローラ17及びブレード23
とにより圧縮室25が作られるようになっている。
【0014】圧縮室25には、吸込ポート27と吐出ポ
ート29とを有し、吸込ポート27は、ローラ17の外
周面側、即ち、偏心軸線と直交し合う方向に配置され、
吸込管31と接続連通している。
【0015】吐出ポート29は、ローラ17のローラ端
部17aが接触し合うメインベアリング13側に設けら
れると共に、吐出ポート29を取囲むマフラ室33を介
して吐出管35と連通している。
【0016】一方、ローラ17は、リング状に形成され
ると共に、図4に示す如く吐出ポート29側となる一方
のローラ端部17aから中心軸線W側へ向かって一体に
延長された延長部37を有している。これにより、延長
部37の領域分、シール領域Dが拡大されるようになっ
ている。
【0017】なお、図8に示す如く、吐出ポート29が
サブベアリング15側に設けられた場合には、ローラ1
7の延長部37は、サブベアリング15側となるローラ
端部から中心軸線側へ向かって一体に延長される形状と
なる。
【0018】延長部37は、図5に示す如く、ローラ1
7とは別体のリング状に形成し、ローラ17の一方の内
側に圧入することで形成するようにしてもよい。
【0019】また、図6に示す如く、ローラ17のロー
ラ端部17aの側に、嵌合段差部39を設ける一方、耐
熱性、耐圧性、耐油性に優れるゴム系又は合成樹脂系か
ら成るリング状のシール部材41を別体に形成し、その
シール部材41を嵌合段差部39に設けることで、延長
部としても良い。
【0020】このように構成されたロータリコンプレッ
サによれば、ローラ17に偏心回転が与えられること
で、吸込ポート27から取入れられた冷媒は、圧縮され
吐出ポート29から吐出されるようになる。
【0021】この運転時の圧縮工程において、ローラ1
7の一方のローラ端部17aが吐出ポート29に一部分
がかかっても、延長部37によってシール領域Dが確保
されるため、ガスリークは小さく抑えられるようにな
り、効率のよい圧縮状態が得られる。
【0022】図9はツインタイプのロータリコンプレッ
サに実施した具体例を示したものである。
【0023】即ち、中間仕切板43によって仕切られた
第1のシリンダ45及び第2のシリンダ47に対応する
部分に、互いに180度位相をずらした偏心軸部49,
50が設けられ、これら偏心軸部49,50に、前記第
1、第2のシリンダ45,47内に配置された第1のロ
ーラ51と第2のローラ53が嵌合している。これによ
り、偏心軸部49,50の回転により180度位相がず
れた偏心回転が各ローラ51,53に与えられること
で、吸込ポート27から取入れられた冷媒は圧縮され、
メインベアリング13及サブベアリング15に設けられ
た吐出ポート29からマフラ室33内へ吐出されるよう
になっている。
【0024】第1のローラ51のメインベアリング13
側となるローラ端部17aには中心軸線側へ向け延長さ
れた延長部37が設けられている。また、第2のローラ
53のサブベアリング15側となるローラ端部17a
は、中心軸線側へ向け延長された延長部37が設けら
れ、延長分、シール領域Dの拡大が図られている。
【0025】なお、他の構成要件は、シングルタイプの
ロータリコンプレッサと同一のため同一符号を符して詳
細な説明を省略する。
【0026】したがって、この実施例によれば、運転時
の圧縮工程において、第1、第2のローラ51,53
が、吐出ポート29,29に一部分かかっても、延長部
37によってシール領域Dが確保されるため、ガスリー
クは起こらず、効率のよい圧縮状態が得られる。
【0027】なお、図7に示す如く、従来とほぼ同一の
シール領域dを確保する場合には、吐出ポート29のポ
ート径Hの拡大が図れる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のロータ
リコンプレッサによれば、延長部によってシール領域の
拡大を図ることができるため、圧縮時のガスリークを小
さく押えることができるようになり、効率の良い圧縮状
態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したロータリコンプレッサ全体
の概要切断面図。
【図2】要部の拡大切断面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】ローラの説明図。
【図5】延長部を別部材で形成したローラの説明図。
【図6】延長部をシール部材で形成したローラの説明
図。
【図7】吐出ポートのポート径を拡大した図3と同様の
断面図。
【図8】吐出ポートを有するサブベアリング側に延長部
を設けた変形例を示す図2と同様の切断面図。
【図9】ツインタイプに本発明を実施した図2と同様の
切断面図。
【符号の説明】
17 ローラ 21 シリンダ 27 吸込ポート 29 吐出ポート 37 延長部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、シリンダ内に配置され偏心
    回転可能なリング状のローラと、ローラの外周面側に設
    けられた吸込ポートと、ローラのローラ端部側に設けら
    れた吐出ポートとを有する圧縮室とを備え、前記吐出ポ
    ート側のローラ端部を、中心軸線側へ向けて一体に延長
    し、その延長部によってローラ端部のシール領域を大き
    くしたことを特徴とするロータリコンプレッサ。
  2. 【請求項2】 中心軸線側へ向けて延長されたローラ端
    部の延長部を、別部材で構成したことを特徴とする請求
    項1記載のロータリコンプレッサ。
  3. 【請求項3】 中心軸線側へ向けて延長されたローラ端
    部の延長部を、別体に形成されたシール部材で構成する
    ことを特徴とする請求項1記載のロータリコンプレッ
    サ。
JP19037294A 1994-08-12 1994-08-12 ロータリコンプレッサ Pending JPH0861276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19037294A JPH0861276A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 ロータリコンプレッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19037294A JPH0861276A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 ロータリコンプレッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0861276A true JPH0861276A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16257086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19037294A Pending JPH0861276A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 ロータリコンプレッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0861276A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012001989A1 (ja) 2010-07-02 2012-01-05 パナソニック株式会社 回転式圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012001989A1 (ja) 2010-07-02 2012-01-05 パナソニック株式会社 回転式圧縮機

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