JPH07103021B2 - インシュリン耐性被験者の高血圧症の治療剤 - Google Patents

インシュリン耐性被験者の高血圧症の治療剤

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JPH07103021B2
JPH07103021B2 JP4327027A JP32702792A JPH07103021B2 JP H07103021 B2 JPH07103021 B2 JP H07103021B2 JP 4327027 A JP4327027 A JP 4327027A JP 32702792 A JP32702792 A JP 32702792A JP H07103021 B2 JPH07103021 B2 JP H07103021B2
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JP
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hypertension
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remedy
insulin resistant
carbon atoms
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ウィエルジビッキ ミシェル
ユゴン ピエール
デュオール ジャック
エスピナル ジョセフ
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アディール エ コンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、他の代謝異常と関連す
る又は関連しないインシュリン耐性を示す被験者の高血
圧症の治療を意図する医薬を得るために、d−フェンフ
ルラミンおよびフェンフルラミン化合物を使用すること
に関する。
【0002】
【発明の内容】さらに詳しくは、本発明は、次の式I:
【0003】
【化5】
【0004】(式中、Rは、水素原子または、例えば、
塩素、臭素またはフッ素原子のようなハロゲン原子を表
わし;
【0005】R′は、 1)炭素原子数1〜5個を有し、任意に二重結合または
三重結合を含む直鎖または分枝鎖炭化水素基、
【0006】2)次の式: −CH2 COOR1 (式中、R1 は: a)水素原子、 b)炭素原子数1〜5個の直鎖または分枝アルキル基、 c)炭素原子数3〜7個のシクロアルキル基、 d)ベンジル、ハロベンジル、(C1-5 アルキル)ベン
ジル、(C1-5 アルコキシ)ベンジルまたはメチレンジ
オキシベンジル基、または e)次の式:
【0007】
【化6】
【0008】(式中、nは、2〜3を表わし、そしてR
a とRb は、同一または相違しており、各々は炭素原子
数1〜5個の直鎖または分枝アルキル基を表わし、また
はRa とRb は、それらが結合される窒素原子と一緒
に、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリノ、チオモ
ルホリノ、アザビシクロ〔3.3.0〕オクチルまたは
アザビシクロ〔3.2.2〕ノニル基を形成する)を表
わす)の基、
【0009】3)次の式:
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R2 とR3 は、同一または相違し
ており、各々は: a)水素原子、 b)炭素原子数1〜5個の直鎖または分枝アルキル基、 c)その各々が任意に1個またはそれ以上のハロゲン原
子によって、または各々炭素原子数1〜4個の1個また
はそれ以上のアルキルまたはアルコキシ基によってまた
はトリフルオロメチル基によって置換される、フェニル
基またはピリジル基、を表し、または d)R2 とR3 は、それらが結合される窒素原子と一緒
に、次の基:モルホリノ、ピロリジニル、ピペリジン、
インドリニルおよびイソインドリニルから選ばれる複素
環式基を形成し、そして e)R2 が水素原子を表わすとき、R3 は、さらに: −CONH2 基 または次の基:
【0012】
【化8】
【0013】(式中、Rc とRd は、同一または相違し
ており、各々は水素原子、または炭素原子数1〜4個の
直鎖または分枝アルキル基を表わす)を表わす)の基、
【0014】4)次の式: −(CH2)n −OR4 (式中、nは、2または3を表わし、そしてR4 は、 a)水素原子、または b)次の式: −COR′4 式中、R4 は: α)任意に二重結合または三重結合を含み、そして/ま
たは任意に1個またはそれ以上の水素原子あるいは1個
またはそれ以上のヒドロキシ、(C1- 3 )アルコキシま
たはカルボキシ基によって置換される、炭素原子数1〜
5個の直鎖または分枝炭化水素基、 β)炭素原子数3〜7個のシクロアルキル基、 γ)その各々が任意に、各々炭素原子数1〜5個の1個
またはそれ以上のアルキルまたはアルコキシ基、ニト
ロ、アミノ、トリフルオロメチルまたはメチレンジオキ
シによって置換されるフェニルまたはナフチル基、 δ)その各々が、任意に1個またはそれ以上のハロゲン
原子、または各々炭素原子数1〜5個の1個またはそれ
以上のアルキルまたはアルコキシ基、ニトロ、アミノ、
トリフルオロメチルおよびメチレンジオキシによってフ
ェニル核において置換されるベンジル、フェネチルまた
はシンナミル基、または ε)任意に1個またはそれ以上のハロゲン原子によって
フェニル核において置換される、フェノキシ(C1-4
アルキル基、を表わす)を表わす)の基、または
【0015】5)次の式: −COOR5 (式中、R5 は、炭素原子数1〜4個のアルキル基を表
わす)の基、を表わす)の化合物及びその生理学的に許
容し得る塩の、他の代謝異常と関連する又は関連しない
インシュリン耐性を示す被験者の高血圧症の治療を意図
する医薬を得るための、使用に関する。
【0016】ここで、式Iの化合物は、R′が右施性異
性体のみが関係する場合にエチル基を表す時を除いてラ
セミ体または光学活性体にある。
【0017】式Iの化合物およびそれらの塩は、特に、
フランス特許第1,324,220号、第1,461,
162号、第1,517,587号、第1,570,8
22号、第2,029,385号、第2,034,57
1号、第2,240,726号、第2,269,726
号、および6626Mの主題であった。
【0018】さらに、化合物(I)に関するある生成物
は、例えばdlフェンフルラミンがその一つであるが、
インシュリン耐性および基礎高インシュリン血症を低下
させることができるということが知られている。Sto
rlien et al.Diabetes(198
9)、38,499−503;Brindley et
al.Biochim,Biophys.Acta
(1991)、1085,119−125;Carr
et al.Proc.Soc.Exp.Biol.M
ed.(1977)、154,116−120;Duh
ault et al.Atherosclerosi
s(1976)、23,63−72;Pestell
et al.DiabetesCare(1989)、
12,252−258.
【0019】本出願人は、式Iの化合物およびそれらの
生理的に許容し得る塩が、内因性血圧降下活性の不足に
もかかわらず、インシュリン耐性被験者の動脈圧を低下
させ、そしてその結果として、インシュリン耐性および
例えば、肥満症、異常脂肪血症、高インシュリン血症な
どのような他の代謝異常、それらは重大な心臓血管の危
険因子(冠動脈症、巨大動脈症など)を構成するが、そ
れらの状態に関連する高血圧症の治療において治療学的
に使用できるということを本明細書において開示する。
【0020】本発明はまた、活性成分として、適当な製
薬学的賦形剤と混合したまたは結合する、式Iの化合物
またはそれらの生理的に許容し得る塩を活性成分として
含有する医薬組成物にも関する。
【0021】このようにして得られた医薬組成物は、都
合の良いことに、例えば、錠剤、糖衣錠、カプセルまた
は注射もしくは飲料溶液のような、経口または非経口投
与に適した形態で与えられる。
【0022】投薬量は、患者の年齢および体重、投与の
経路および関連治療の性質によって変化し、そして一日
に1〜3回の投与につき活性成分15〜150mgの範
囲にわたる。
【0023】薬理学的研究を続いて説明するが、これは
本発明を限定するものではない。
【0024】薬理学的研究1−SHRラットにおける研究 この種類のラットは、遺伝的高血圧症を有する。3mg
/kg p.o.の−フェンフルラミン投与は、これ
らの動物において、9×102 Paだけ動脈圧を低下さ
せる。
【0025】2−老齢ラットにおける慢性的治療の研究 加齢に伴って、インシュリンに対する耐性は、高インシ
ュリン血症および動脈圧の上昇を伴なって起こる(下記
の表1参照)。
【0026】
【表1】
【0027】1日2回2.5mg/kgの投薬量におけ
るd−フェンフルラミンを用いた3週間にわたる治療
は、若いラットの動脈圧を変化させることなく、老齢ラ
ットのそれを12×102 Paだけ低下させる。
【0028】この効果は、血管反応性の、特にセロトニ
ンおよびADPに関する正常化を伴う(下記の表2参
照)。
【0029】
【表2】
【0030】100%の収縮があるとされるKCl*
たはフェニレフリン**に関する相対値として表されてい
る。
【0031】例えば、一日につき5回50mg/kgの
投薬量におけるベンフルオレックスのような、本発明の
他の生成物についても、類似した結果が得られる。
【0032】3−結論 上記の研究は、他の代謝異常を伴うかまたは伴わないイ
ンシュリンに対する耐性を表す被験者の高血圧症の治療
を意図した医薬を得るために、化合物Iおよび主にd−
フェンフルラミンおよびベンフルオレックスを使用する
ことの価値を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ エスピナル フランス国パリ,リュ シャトーブリアン 11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性成分として有効量のd−フェンフル
    ラミンまたはその塩を含有する、インシュリン耐性の被
    験者の高血圧症の治療のための医薬組成物。
  2. 【請求項2】 適当な医薬的賦形剤と混合または結合し
    て、15〜150mgの活性成分を含有することを特徴と
    する、請求項1に記載の医薬組成物。
JP4327027A 1991-12-06 1992-12-07 インシュリン耐性被験者の高血圧症の治療剤 Expired - Lifetime JPH07103021B2 (ja)

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FR9115122 1991-12-06

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JPH05310564A JPH05310564A (ja) 1993-11-22
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FR2684552A1 (fr) 1993-06-11
ZA929390B (en) 1993-06-07
AU2992492A (en) 1993-06-10
AU657015B2 (en) 1995-02-23
EP0545805A1 (fr) 1993-06-09
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CA2084641A1 (fr) 1993-06-07

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