JPH07102765B2 - サスペンション装置 - Google Patents
サスペンション装置Info
- Publication number
- JPH07102765B2 JPH07102765B2 JP60096396A JP9639685A JPH07102765B2 JP H07102765 B2 JPH07102765 B2 JP H07102765B2 JP 60096396 A JP60096396 A JP 60096396A JP 9639685 A JP9639685 A JP 9639685A JP H07102765 B2 JPH07102765 B2 JP H07102765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper rod
- rubber
- damper
- bumper
- suspension device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R19/00—Wheel guards; Radiator guards, e.g. grilles; Obstruction removers; Fittings damping bouncing force in collisions
- B60R19/02—Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
- B60R19/24—Arrangements for mounting bumpers on vehicles
- B60R19/26—Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means
- B60R19/36—Combinations of yieldable mounting means of different types
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等の車両に用いられてダンパー本体の当
接用とされるバンパーバウンドを備えたサスペンション
装置に関する。
接用とされるバンパーバウンドを備えたサスペンション
装置に関する。
[背景技術及び解決すべき事項] 自動車のサスペンション装置では、ダンパー本体から突
出したダンパーロッドがダンパー本体と伸縮することに
よりダンパー本体内の流体抵抗で振動を減衰するように
なっている。
出したダンパーロッドがダンパー本体と伸縮することに
よりダンパー本体内の流体抵抗で振動を減衰するように
なっている。
このダンパーロッドには先端部付近にバンパーバウンド
が取りつけられており、大きな振動時にダンパー本体と
当接するようになっている。
が取りつけられており、大きな振動時にダンパー本体と
当接するようになっている。
バンパーバウンドは低荷重時に軟らかいばね定数を有
し、高荷重時には硬いばね定数が要求される。しかしバ
ンパーバウンドをゴム製にすると、低荷重時に軟らかい
特性を得ることが難しく、また撓み率が50%を越える
と、耐久性が著しく低下する。
し、高荷重時には硬いばね定数が要求される。しかしバ
ンパーバウンドをゴム製にすると、低荷重時に軟らかい
特性を得ることが難しく、また撓み率が50%を越える
と、耐久性が著しく低下する。
また発泡ウレタンで製作されたバンパーバウンドはその
材料が有する柔軟性によって低荷重時の特性は好ましい
が、高荷重時に硬い特性を得ることが難しい。このため
受け座等でバンパーバウンドの周囲を囲う構造等が採用
されているが、所定の荷重特性は得難い。
材料が有する柔軟性によって低荷重時の特性は好ましい
が、高荷重時に硬い特性を得ることが難しい。このため
受け座等でバンパーバウンドの周囲を囲う構造等が採用
されているが、所定の荷重特性は得難い。
本発明は上記事実を考慮し、低荷重時には軟らかく、高
荷重時には硬い特性を有したバンパーバウンドを備えた
サスペンション装置を得ることが目的である。
荷重時には硬い特性を有したバンパーバウンドを備えた
サスペンション装置を得ることが目的である。
[発明の概要及び作用] 本発明に係るサスペンション装置のバンパーバウンドで
は、発泡ウレタン製吸収部の一部へゴム製吸収部を取り
つけた構成となっている。
は、発泡ウレタン製吸収部の一部へゴム製吸収部を取り
つけた構成となっている。
このため低荷重時には発泡ウレタン製吸収部の軟らかい
特性を有し、高荷重時にはゴム製吸収部が硬い特性を発
揮して、発泡ウレタンとゴムとが各々の材料が有する欠
点を補う複合体として作用するようになっている。
特性を有し、高荷重時にはゴム製吸収部が硬い特性を発
揮して、発泡ウレタンとゴムとが各々の材料が有する欠
点を補う複合体として作用するようになっている。
これらの発泡ウレタン製吸収部及びゴム製吸収部は各々
筒状としてダンパーロッドの外周へ取りつけることがで
きる。
筒状としてダンパーロッドの外周へ取りつけることがで
きる。
ゴム製吸収部と発泡ウレタン製吸収部とは互いに接着し
たり、嵌め込み構造とすることにより容易に連結可能で
ある。
たり、嵌め込み構造とすることにより容易に連結可能で
ある。
さらに、ダンパーロッドには発泡ウレタン製吸収部に当
接する突起が設けられており、発泡ウレタン製吸収部と
車体との間にゴム製吸収部が介在しているので、振動入
力時においてゴム製吸収部及び発泡ウレタン製吸収部の
ダンパーロッドの軸方向移動が規制される。したがっ
て、バンパーバウンドがダンパーロッドから抜け落ちる
ことがなく、突起と車体との間に確実に保持される。
接する突起が設けられており、発泡ウレタン製吸収部と
車体との間にゴム製吸収部が介在しているので、振動入
力時においてゴム製吸収部及び発泡ウレタン製吸収部の
ダンパーロッドの軸方向移動が規制される。したがっ
て、バンパーバウンドがダンパーロッドから抜け落ちる
ことがなく、突起と車体との間に確実に保持される。
また、高荷重時にゴム製吸収部が圧縮されると、潰され
てその外径が大きくなる方向及びその内径が小さくなる
方向に膨出変形するが、ゴム製吸収部の内周部とダンパ
ーロッドとの間には軟らかい発泡ウレタン製吸収部の一
部が介在して硬いゴム製吸収部がダンパーロッドに直接
強く接触することがないので、バンパーバウンドから異
音を発生することがない。
てその外径が大きくなる方向及びその内径が小さくなる
方向に膨出変形するが、ゴム製吸収部の内周部とダンパ
ーロッドとの間には軟らかい発泡ウレタン製吸収部の一
部が介在して硬いゴム製吸収部がダンパーロッドに直接
強く接触することがないので、バンパーバウンドから異
音を発生することがない。
[発明の実施例] 第1図には比較例に係るサスペンション装置11の上部付
近が示されている。このサスペンション装置11では軸心
が垂直とされた円筒形状のダンパー本体12へダンパーロ
ッド14が挿入され、このダンパーロッド14の下端部へは
ピストン(図示省略)が取りつけられている。このピス
トンには貫通孔が穿設されており、ピストンの移動時に
ダンパー本体12内へ封入された液体がこの貫通孔を通っ
て流動されることにより、その粘性抵抗で振動が減衰さ
れるようになっている。このダンパー本体12の下端部へ
は自動車の車輪からの振動が伝達される。
近が示されている。このサスペンション装置11では軸心
が垂直とされた円筒形状のダンパー本体12へダンパーロ
ッド14が挿入され、このダンパーロッド14の下端部へは
ピストン(図示省略)が取りつけられている。このピス
トンには貫通孔が穿設されており、ピストンの移動時に
ダンパー本体12内へ封入された液体がこの貫通孔を通っ
て流動されることにより、その粘性抵抗で振動が減衰さ
れるようになっている。このダンパー本体12の下端部へ
は自動車の車輪からの振動が伝達される。
ダンパーロッド14の上端部には小径のボルト16が同軸的
に突出されており、このボルト16へ突起としてのワッシ
ャ18、スペーサ20及び上受板22が挿入されている。ワッ
シャ18の外径はダンパーロッド14の外径よりも大きく形
成されている。
に突出されており、このボルト16へ突起としてのワッシ
ャ18、スペーサ20及び上受板22が挿入されている。ワッ
シャ18の外径はダンパーロッド14の外径よりも大きく形
成されている。
なおこれらのワッシャ18、スペーサ20及びボルト16はこ
れらを一体的に形成しておき、この一体物を適当な嵌合
構造、溶接等によりダンパーロッド14の上端部へ固着す
る構造としてもよい。
れらを一体的に形成しておき、この一体物を適当な嵌合
構造、溶接等によりダンパーロッド14の上端部へ固着す
る構造としてもよい。
上受板22の上方からはボルト16へナット24が締めつけら
れて上受板22をダンパーロッド14へ固定するようになっ
ている。なおこの上受板22は一部が車体へ連結されてお
り、車輪からの荷重を支持できるようになっている。ま
たこの上受板22はダンパー本体12の外周へ固着される下
受板26と対応しており、この下受板26との間に圧縮コイ
ルばね28が介在されている。これによってダンパーロッ
ド14はダンパー本体12から抜きだす方向に付勢力を受け
ている。
れて上受板22をダンパーロッド14へ固定するようになっ
ている。なおこの上受板22は一部が車体へ連結されてお
り、車輪からの荷重を支持できるようになっている。ま
たこの上受板22はダンパー本体12の外周へ固着される下
受板26と対応しており、この下受板26との間に圧縮コイ
ルばね28が介在されている。これによってダンパーロッ
ド14はダンパー本体12から抜きだす方向に付勢力を受け
ている。
バンパーバウンド10は円筒形状であり、発泡ポリウレタ
ン製の第1吸収部30とゴム製の第2吸収部32とからなっ
ている。
ン製の第1吸収部30とゴム製の第2吸収部32とからなっ
ている。
第1吸収部30の軸心を貫通するダンパーロッド14の挿入
用孔は上端部が小径孔部34とされており、小径孔部34の
下方に大径孔部36が形成されている。さらにこの大径孔
部36の下方には所定間隔で小径孔部が形成される波状孔
部38が設けられている。小径孔部34の下端面にはダンパ
ーロッド14とボルト16との間に介在される段部40へ下端
面が当接されるワッシャ18の上端面が当接されることに
より第1吸収部30の脱落が阻止されている。
用孔は上端部が小径孔部34とされており、小径孔部34の
下方に大径孔部36が形成されている。さらにこの大径孔
部36の下方には所定間隔で小径孔部が形成される波状孔
部38が設けられている。小径孔部34の下端面にはダンパ
ーロッド14とボルト16との間に介在される段部40へ下端
面が当接されるワッシャ18の上端面が当接されることに
より第1吸収部30の脱落が阻止されている。
第2吸収部32は第1吸収部30の上端面へその下端面が接
着される筒状であり、その上端面が上受板22の下端面へ
当接されている。この第2吸収部32には小径孔部34と同
一径の円孔44が穿設されてスペーサ20の貫通用となって
いる。なお、第1吸収部30の外周には第1吸収部30の圧
縮抵抗力を調節するためのリング溝46が所定間隔で形成
されている。
着される筒状であり、その上端面が上受板22の下端面へ
当接されている。この第2吸収部32には小径孔部34と同
一径の円孔44が穿設されてスペーサ20の貫通用となって
いる。なお、第1吸収部30の外周には第1吸収部30の圧
縮抵抗力を調節するためのリング溝46が所定間隔で形成
されている。
次に比較例の作用を説明する。
バンパーバウンド10をダンパーロッド14へ取りつけるた
めにはワッシャ18をあらかじめダンパーロッド14の段部
40へ取りつけ、上部から、すなわちボルト16方向からバ
ンパーバウンド10をダンパーロッド14へ被嵌させればよ
い。
めにはワッシャ18をあらかじめダンパーロッド14の段部
40へ取りつけ、上部から、すなわちボルト16方向からバ
ンパーバウンド10をダンパーロッド14へ被嵌させればよ
い。
その後、上受板22をスペーサ20上へ取りつけてナット24
を締つければ組付が完了する。
を締つければ組付が完了する。
あらかじめワッシャ18、スペーサ20をバンパーバウンド
10へ取りつけておき、このサブアッセンブリ部品をダン
パーロッド14へ取りつけるようにしてもよい。
10へ取りつけておき、このサブアッセンブリ部品をダン
パーロッド14へ取りつけるようにしてもよい。
このように組付られたサスペンション装置11では、自動
車の走行に応じて生ずる振動がダンパー本体12とダンパ
ーロッド14との間の軸方向相対移動によって減衰吸収さ
れる。
車の走行に応じて生ずる振動がダンパー本体12とダンパ
ーロッド14との間の軸方向相対移動によって減衰吸収さ
れる。
第1吸収部30のばね定数は振動荷重が低い場合には、即
ち撓みが0〜15mmの間では1.0kg/mm程度、第2吸収部32
は荷重900kgで撓み率70%程度とすることが好ましい。
従って振動荷重が低い場合には、第2吸収部32はほとん
ど変形することはなく、リング溝46が密着するまで低い
ばね定数で荷重を吸収できる。高荷重時には、リング溝
46が密着されると共に第1吸収部30内の気泡が圧縮され
る。さらに高い荷重を与えたい場合には第2吸収部32が
体積非圧縮性であるので、バンパーバウンド10の全てが
第1吸収部30で製作されている場合には得られない高い
反力を得ることができる。
ち撓みが0〜15mmの間では1.0kg/mm程度、第2吸収部32
は荷重900kgで撓み率70%程度とすることが好ましい。
従って振動荷重が低い場合には、第2吸収部32はほとん
ど変形することはなく、リング溝46が密着するまで低い
ばね定数で荷重を吸収できる。高荷重時には、リング溝
46が密着されると共に第1吸収部30内の気泡が圧縮され
る。さらに高い荷重を与えたい場合には第2吸収部32が
体積非圧縮性であるので、バンパーバウンド10の全てが
第1吸収部30で製作されている場合には得られない高い
反力を得ることができる。
さらに、ダンパーロッド14にはワッシャ18が取り付けら
れており、ワッシャ18が第1吸収部30の一部に当接し、
この第1吸収部30と上受板22との間に第2吸収部32が配
置されているため、振動入力時に第1吸収部30と第2吸
収部32とのダンパーロッド14の軸方向移動が規制され、
また、第1吸収部30と第2吸収部32とが分離脱落するこ
ともない。
れており、ワッシャ18が第1吸収部30の一部に当接し、
この第1吸収部30と上受板22との間に第2吸収部32が配
置されているため、振動入力時に第1吸収部30と第2吸
収部32とのダンパーロッド14の軸方向移動が規制され、
また、第1吸収部30と第2吸収部32とが分離脱落するこ
ともない。
ところで、ワッシャ18が無く、バンパーバウンド10が上
受板22から離れる様な場合には、バンパーバウンド10と
ダンパーロッド14との間やバンパーバウンド10と上受板
22との間から異音を発生する恐れがあるが、比較例のサ
スペンション装置11では、バンパーバウンド10の軸方向
移動が規制されるのでこのような異音を発生させること
は無い。
受板22から離れる様な場合には、バンパーバウンド10と
ダンパーロッド14との間やバンパーバウンド10と上受板
22との間から異音を発生する恐れがあるが、比較例のサ
スペンション装置11では、バンパーバウンド10の軸方向
移動が規制されるのでこのような異音を発生させること
は無い。
また、バンパーバウンド10が上受板22から離れると、バ
ンパーバウンド10と上受板22との間からダンパーロッド
14が露出し、泥、埃等によってダンパーロッド14の品質
を低下させる懸念もあるが、比較例のサスペンション装
置10では、このような問題も生じない。
ンパーバウンド10と上受板22との間からダンパーロッド
14が露出し、泥、埃等によってダンパーロッド14の品質
を低下させる懸念もあるが、比較例のサスペンション装
置10では、このような問題も生じない。
さらに、バンパーバウンド10の軸方向移動が繰り返され
ると、摩耗によりバンパーバウンド10の円孔44が広が
り、バンパーバウンド10がダンパーロッド14から外れる
という耐久性の問題が生じるが、比較例のサスペンショ
ン装置11では、バンパーバウンド10の軸方向移動が規制
されるので、バンパーバウンド10がダンパーロッド14か
ら外れるなどという耐久性の問題は生じない。
ると、摩耗によりバンパーバウンド10の円孔44が広が
り、バンパーバウンド10がダンパーロッド14から外れる
という耐久性の問題が生じるが、比較例のサスペンショ
ン装置11では、バンパーバウンド10の軸方向移動が規制
されるので、バンパーバウンド10がダンパーロッド14か
ら外れるなどという耐久性の問題は生じない。
次に第3、4図にしたがって本発明の一実施例に係るサ
スペンション装置を説明する。なお、本実施例は、前記
比較例とはバンパーバウンド部分が異なるものであり、
比較例と同一構成に関しては同一符号を付しその説明は
省略する。
スペンション装置を説明する。なお、本実施例は、前記
比較例とはバンパーバウンド部分が異なるものであり、
比較例と同一構成に関しては同一符号を付しその説明は
省略する。
この実施例のバンパーバウンド10では、第1吸収部30の
上端部から接続筒48が一体的に立設されており、この接
続筒48の外周へ第2吸収部32が嵌め込まれる形状となっ
ている。このため、この実施例では前記比較例のように
第1吸収部30と第2吸収部32とを接着する必要はなく、
接続筒48の外周へ組付時に第2吸収部32を嵌め込めばよ
い。
上端部から接続筒48が一体的に立設されており、この接
続筒48の外周へ第2吸収部32が嵌め込まれる形状となっ
ている。このため、この実施例では前記比較例のように
第1吸収部30と第2吸収部32とを接着する必要はなく、
接続筒48の外周へ組付時に第2吸収部32を嵌め込めばよ
い。
本発明は上記の外にも第1吸収部30と第2吸収部32とを
何れか一方のモールド成形時に他方を一体的に形成する
こともできる。この場合第2吸収部32の発泡成形時に第
1吸収部30をあらかじめモールド型内へインサートさせ
ておくことが好ましい。
何れか一方のモールド成形時に他方を一体的に形成する
こともできる。この場合第2吸収部32の発泡成形時に第
1吸収部30をあらかじめモールド型内へインサートさせ
ておくことが好ましい。
本実施例においても、ダンパーロッド14にはワッシャ18
が取り付けられており、ワッシャ18が第1吸収部30の一
部に当接し、この第1吸収部30と上受板22との間に第2
吸収部32が配置されているため、振動入力時に第1吸収
部30と第2吸収部32とのダンパーロッド14の軸方向移動
が規制され、また、第1吸収部30と第2吸収部32とが分
離脱落することもない。
が取り付けられており、ワッシャ18が第1吸収部30の一
部に当接し、この第1吸収部30と上受板22との間に第2
吸収部32が配置されているため、振動入力時に第1吸収
部30と第2吸収部32とのダンパーロッド14の軸方向移動
が規制され、また、第1吸収部30と第2吸収部32とが分
離脱落することもない。
また、高荷重時にゴム製の第2吸収部32が圧縮される
と、潰されてその外径が大きくなる方向及びその内径が
小さくなる方向に膨出変形するが、第2吸収部32の内周
部とダンパーロッド14との間には軟らかい発泡ウレタン
製の接続筒48が介在して硬い第2吸収部32がダンパーロ
ッド14に直接強く接触することがないので、バンパーバ
ウンド10からの異音を防止できるという効果がある。
と、潰されてその外径が大きくなる方向及びその内径が
小さくなる方向に膨出変形するが、第2吸収部32の内周
部とダンパーロッド14との間には軟らかい発泡ウレタン
製の接続筒48が介在して硬い第2吸収部32がダンパーロ
ッド14に直接強く接触することがないので、バンパーバ
ウンド10からの異音を防止できるという効果がある。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明に係るサスペンション装置で
は、バンパーバウンドが発泡ウレタン製吸収部とゴム製
吸収部とを備えているので、双方の荷重特性を有効に利
用して、低い荷重から高い荷重まで有効な特性を得るこ
とができると共に、ダンパーロッドに設けられた突起に
よって、発泡ウレタン製吸収部及びゴム製吸収部の軸方
向移動を規制し、これによって異音の発生、衝撃吸収特
性の変化、耐久性の低下を防止できる。さらに、高荷重
時にゴム製吸収部が圧縮されても、ゴム製吸収部の内周
部とダンパーロッドとの間には軟らかい発泡ウレタン製
吸収部の一部が介在して硬いゴム製吸収部がダンパーロ
ッドに直接強く接触することがないので、バンパーバウ
ンドから異音が発生しない。
は、バンパーバウンドが発泡ウレタン製吸収部とゴム製
吸収部とを備えているので、双方の荷重特性を有効に利
用して、低い荷重から高い荷重まで有効な特性を得るこ
とができると共に、ダンパーロッドに設けられた突起に
よって、発泡ウレタン製吸収部及びゴム製吸収部の軸方
向移動を規制し、これによって異音の発生、衝撃吸収特
性の変化、耐久性の低下を防止できる。さらに、高荷重
時にゴム製吸収部が圧縮されても、ゴム製吸収部の内周
部とダンパーロッドとの間には軟らかい発泡ウレタン製
吸収部の一部が介在して硬いゴム製吸収部がダンパーロ
ッドに直接強く接触することがないので、バンパーバウ
ンドから異音が発生しない。
第1図は比較例に係るサスペンション装置の一部を示す
断面図、第2図は第1図のバンパーバウンドの分解側面
図、第3図は本発明の一実施例に係るサスペンション装
置のバンパーバウンドを示す断面図、第4図は第3図に
示すバンパーバウンドの分解側面図である。 10……バンパーバウンド、 11……サスペンション装置、 14……ダンパーロッド、 18……ワッシャ(突起)、 30……第1吸収部、 32……第2吸収部 48……接続筒。
断面図、第2図は第1図のバンパーバウンドの分解側面
図、第3図は本発明の一実施例に係るサスペンション装
置のバンパーバウンドを示す断面図、第4図は第3図に
示すバンパーバウンドの分解側面図である。 10……バンパーバウンド、 11……サスペンション装置、 14……ダンパーロッド、 18……ワッシャ(突起)、 30……第1吸収部、 32……第2吸収部 48……接続筒。
Claims (1)
- 【請求項1】ダンパーロッドへ取りつけられてダンパー
本体の当接用とされる筒状のバンパーバウンドを有する
サスペンション装置であって、 前記バンパーバウンドは、前記ダンパーロッドが取り付
けられる車体へ当接されるゴム製吸収部と、前記ゴム製
吸収部のダンパー本体側へ取り付けられ一部が前記ゴム
製吸収部の内周部と前記ダンパーロッドとの間に配置さ
れる発泡ウレタン製吸収部と、を備え、 前記ダンパーロッドに前記発泡ウレタン製吸収部に当接
する突起を設け、前記発泡ウレタン製吸収部と前記車体
との間に前記ゴム製吸収部を介在させて前記ゴム製吸収
部及び前記発泡ウレタン製吸収部の軸方向移動を規制す
るように構成したことを特徴とするサスペンション装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60096396A JPH07102765B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | サスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60096396A JPH07102765B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | サスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61257343A JPS61257343A (ja) | 1986-11-14 |
JPH07102765B2 true JPH07102765B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=14163800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60096396A Expired - Fee Related JPH07102765B2 (ja) | 1985-05-07 | 1985-05-07 | サスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102765B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3731359B2 (ja) * | 1998-11-24 | 2006-01-05 | 東海ゴム工業株式会社 | バンパスプリング |
JP2001153168A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-08 | Nok Vibracoustic Kk | 緩衝ストッパ |
CN110254461B (zh) * | 2019-07-02 | 2024-04-05 | 株洲时代新材料科技股份有限公司 | 抗侧滚扭杆上的刚度可调的横向弹性止档及刚度调节方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5911930U (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-25 | カヤバ工業株式会社 | 自動車用サスペンシヨンのバンプストツパ |
-
1985
- 1985-05-07 JP JP60096396A patent/JPH07102765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61257343A (ja) | 1986-11-14 |
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