JPH07102744A - 木質系防音床材 - Google Patents

木質系防音床材

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Publication number
JPH07102744A
JPH07102744A JP26791493A JP26791493A JPH07102744A JP H07102744 A JPH07102744 A JP H07102744A JP 26791493 A JP26791493 A JP 26791493A JP 26791493 A JP26791493 A JP 26791493A JP H07102744 A JPH07102744 A JP H07102744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative plate
groove
depth
thickness
sound insulation
Prior art date
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Pending
Application number
JP26791493A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kai
勝紀 甲斐
Yasuhide Kurashiki
安英 藏敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP26791493A priority Critical patent/JPH07102744A/ja
Publication of JPH07102744A publication Critical patent/JPH07102744A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防音性に優れた木質系防音床材を提供するこ
と。 【構成】 厚さ9mm、幅75mm、長さ900mmの
細長状化粧板の裏面から、その短手方向と同一方向に深
さ6mmの溝を30mmのピッチで形成するとともに、
長手方向と同一方向に深さ6mmの溝を中央部に一本形
成し、その四周に雄ざねと雌ざねを形成して、これを4
枚縦方向に60mmずつずらして、平面形状が階段状に
なるように仕組み、その裏面全面に厚さ6mmの中空突
起付きブタジエンスチレンゴム中空突起付き発泡体製緩
衝材を貼着した床材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は防音性能に優れた木質
系防音床材に関する。
【0002】
【従来技術】側面に接合手段を有する細長状化粧板が、
長手方向に若干ずつ階段状にずらされて、かつ、短手方
向に屈曲自在となるように連ねられており、裏面のほぼ
全面にわたってクッション性のある緩衝材が貼着されて
なる木質系防音床材はすでに公知である。この木質系防
音床材の防音性をさらに向上させるために、細長状化粧
板の裏面から細長状化粧板の短手方向と同一方向に複数
本の溝を入れていたが、それでも十分な防音性を付与す
ることは難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した欠
点を解消し、防音性に優れた木質系防音床材を提供しよ
うとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、側面に接合
手段を有する幅70〜120mmの細長状化粧板が、長手
方向に若干ずつ階段状にずらされて、かつ、短手方向に
屈曲自在となるように連ねられており、裏面のほぼ全面
にわたってクッション性のある緩衝材が貼着されてなる
木質系防音床材において、細長状化粧板の裏面から、深
さが細長状化粧板の厚みの50〜70%、ピッチが25
〜50mmの溝を短手方向に入れ、長手方向には細長状化
粧板の厚みの50〜70%の深さの溝を略中央に1本入
れた木質系防音床材に係る。なお、細長状化粧板3を、
化粧合板のように単体で構成してもよいが、表面木質化
粧板と、ゴム発泡体やオレフィン発泡体からなる緩衝性
シ−トと、裏面木質板の三者から構成してもよいことは
もちろんである。
【0005】以下、図面により本発明の木質系防音床材
について詳述する。図1は、この発明の木質系防音床材
の平面図、図2は細長状化粧板の一部底面図、図3は図
1のA−A一部拡大断面図である。図3において、1は
厚み6〜12mm、幅70〜120mmの5プライ合板
で、この表面に銘木単板や化粧合成樹脂シートを貼着し
たり、塗装を施すことによって化粧層2が形成されて細
長状化粧板3が構成されている。そして、この細長状化
粧板3の裏面から、深さが細長状化粧板3の厚みの50
〜70%、ピッチが25〜50mmの溝4aを短手方向に
形成する。また、細長状化粧板3の長手方向には細長状
化粧板3の厚みの50〜70%の深さの溝4bを略中央
に一本形成する。これらの溝4の溝幅は約2mmが好ま
しい。このように溝4を形成することによって木質系防
音床材の防音性能を向上させることができる。溝4の深
さを細長状化粧板3の厚みの50〜70%にするのは、
できるだけ深い溝を形成するのが好ましいが、70%を
越えると、木質系防音床材の曲げ強度が極端に低下し、
運般時や施工時に木質系防音床材がバラバラになる可能
性があるためである。
【0006】このように裏面に溝4を形成した細長状化
粧板3を4枚縦方向に若干ずつ階段状にずらして仕組
み、図4に示すように雄ざね5、雌ざね6で接合し、雄
ざね5および雌ざね6は接合部分で若干の折曲ができて
下地の凹凸になじみやすいようにゆるく結合させ、その
結合部裏面の溝内に硬化後若干の可撓性を有するホット
メルト樹脂7を注入して接合して木質系床材8を構成す
る。
【0007】この木質系床材8の裏面に、発泡倍率が高
く柔らかい内部が中空の突起部9と発泡倍率が低く硬い
目の突部10からなる中空突起付き発泡体製緩衝材11
が貼着されている。
【0008】木質系床材8の裏面に貼着される中空突起
付き発泡体製緩衝材11としては、ネオプレン,ブタジ
エンアクリロニトリルゴム、ブタジエンスレンゴムを主
成分とする突起付きゴム発泡体が用いられる。この突起
付きゴム発泡体からなる緩衝材11の平面図を図5に示
す。緩衝材11は、発泡倍率が高く柔らかい内部が中空
の突起部9と、発泡倍率が低く硬い目の突部10からな
っている。好ましくは、緩衝材11は菱形の四辺及び対
角線部分が発泡倍率が低く硬い目の突部10とされ、菱
形の対角線の交点に発泡倍率が高く柔らかい内部が中空
の突起部9を配した構成の組み合わせからできている。
そして、突起部9は突部10より高さが高くなってい
る。緩衝材11の突起部9の中空部の緩衝効果で音の伝
わりを防ぐことができる。また、上からの荷重に対し
て、発泡倍率が高く柔らかい内部が中空の突起部9の中
空部で受けきれない分を発泡倍率が低く硬い目の突部1
0で受けることができるようになっている。
【0009】この中空突起付き発泡体製緩衝材11の裏
面にさらに緩衝性シ−トを貼り合わせた遮音性木質系床
材は、その分緩衝効果が出るとともに、その面がコンク
リ−ト床に施工する際の接着面となり、突起付きゴム発
泡体の突起間の間隙が接着剤で埋まり緩衝効果が減少す
るのが防止される。
【0010】
【実施例1】厚さ9mm、幅75mm、長さ900mm
のナラ単板貼り細長状化粧合板の裏面から、その短手方
向と同一方向に深さ6mmの溝を30mmのピッチで形
成した。また、細長状化粧合板の裏面から、その長手方
向と同一方向に深さ6mmの溝を中央部に一本形成し
た。これらの溝の幅は2mmであった。この細長状化粧
板の四周に雄ざねと雌ざねを形成して、これを4枚縦方
向に60mmずつずらして、平面形状が階段状になるよ
うに仕組んだ。雄ざねおよび雌ざねは接合部分で若干の
折曲ができて下地の凹凸になじみやすいようにゆるく結
合されており、また、その結合部裏面の溝内に硬化後若
干の可撓性を有するホットメルト樹脂を注入して接合し
た。そしてその裏面全面に厚さ6mmの中空突起付きブ
タジエンスチレンゴム中空突起付き発泡体製緩衝材を貼
着して所望の床材を製造した。
【0011】
【比較例1】実施例1の溝の深さを4mmにした以外は
実施例1と同様にして床材を製造した。
【0012】
【比較例2】実施例1で形成した長手方向の溝を形成し
ない以外は実施例1と同様にして床材を製造した。
【0013】上記実施例1と比較例1〜2の防音性能を
比較したところ、実施例1は遮音等級L−50に合格し
たが、比較例1および2は合格しなかった。
【0014】
【発明の効果】この発明は上述したように構成されてい
るので、防音性が非常に優れているものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る木質系防音床材の一実施例を示
す平面図。
【図2】細長状化粧板の一部底面図。
【図3】図1のA−A部分拡大断面図。
【図4】図1のB−B部分拡大断面図。
【図5】中空突起付き発泡体製緩衝材の平面図。
【符号の説明】
1 5プライ合板 2 化粧層 3 細長状化粧板 4 溝 5 雄ざね 6 雌ざね 7 ホットメルト樹脂 8 木質系床材 9 中空の突起部 10 突部 11 中空突起付き発泡体製緩衝材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に接合手段を有する幅70〜120
    mmの細長状化粧板が、長手方向に若干ずつ階段状にずら
    されて、かつ、短手方向に屈曲自在となるように連ねら
    れており、裏面のほぼ全面にわたってクッション性のあ
    る緩衝材が貼着されてなる木質系防音床材において、細
    長状化粧板の裏面から、深さが細長状化粧板の厚みの5
    0〜70%、ピッチが25〜50mmの溝を短手方向に入
    れ、長手方向には細長状化粧板の厚みの50〜70%の
    深さの溝を略中央に1本入れた木質系防音床材。
JP26791493A 1993-09-30 1993-09-30 木質系防音床材 Pending JPH07102744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26791493A JPH07102744A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 木質系防音床材

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JP26791493A JPH07102744A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 木質系防音床材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07102744A true JPH07102744A (ja) 1995-04-18

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ID=17451379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26791493A Pending JPH07102744A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 木質系防音床材

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JP (1) JPH07102744A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1607544A3 (de) * 2004-06-17 2006-06-21 Heimbach GmbH & Co. KG Schalldämmeinrichtung für einen Wand-, Decken- oder Bodenbelag

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108