JPH0710264U - 浴室構造 - Google Patents
浴室構造Info
- Publication number
- JPH0710264U JPH0710264U JP4877793U JP4877793U JPH0710264U JP H0710264 U JPH0710264 U JP H0710264U JP 4877793 U JP4877793 U JP 4877793U JP 4877793 U JP4877793 U JP 4877793U JP H0710264 U JPH0710264 U JP H0710264U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bathroom
- air
- wind
- blower
- sec
- Prior art date
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- Pending
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- Ventilation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長時間浴を快適に過ごすことのできる浴室内
環境を実現できる簡単な構造の浴室を提供する。 【構成】 浴槽2内に浸っている状態の入浴者10の頭
部、顔面付近へ向けて風速が5m/sec以下の風9を
送る送風機4を、天井部3又は壁に設置する。
環境を実現できる簡単な構造の浴室を提供する。 【構成】 浴槽2内に浸っている状態の入浴者10の頭
部、顔面付近へ向けて風速が5m/sec以下の風9を
送る送風機4を、天井部3又は壁に設置する。
Description
【0001】
本考案は、快適な長時間浴を可能とする浴室構造に関する。
【0002】
従来、浴室内の高温・高湿状態を解消して、長時間浴を快適に過ごす方法とし ては、浴室に窓等の開口部を設けておき、この開口部を開けて給・排気する方法 と、対流式の冷暖房装置や除湿装置を浴室の天井部に設けて強制的に浴室内の温 度、湿度管理をコントロールする方法とがあった。
【0003】
しかし、前者のように開口部を設けた浴室構造では、強制的に風を浴室内に導 入しないで自然の風によるために、給・排気が十分に起こらない場合があるうえ に、浴室外から給気すると、埃等を浴室内へ巻き込んでしまうという問題があっ た。また、プライバシーの関係で、特に女性が入浴しているときには、開口部を 開けられないという問題もあった。 一方、後者のように冷暖房装置や除湿装置を設けた浴室は、高価になるし、ま た装置が大がかりになって簡単に設置することができないものである。
【0004】
本考案に係る浴室構造は、入浴者の頭部、顔面付近へ向けて風速が5m/se c以下の風を送る送風機を設置した構造である。
【0005】
例えば、浴槽内に浸っている状態の入浴者の頭部、顔面付近へ向けて風速が5 m/sec以下の風を送る送風機を設置しているので、入浴者の快適感が良好と なって、浴槽内で長時間浴を快適に過ごすことができる。
【0006】
以下、本考案に係る浴室構造の実施例について図面を参照して説明する。 図1は本考案に係る浴室構造を示す斜視図である。 浴室1は、例えばユニットバスルーム等の浴室ユニットで構成されたもので、 浴槽2の上部位置の天井部3には、送風機4と換気扇5とが間隔をおいて設けら れている。この換気扇5は、従来の浴室にも設置されているのと同じ構造のもの で、浴室1内と外気とをダクト6を通して連通し、浴室内空気7を排気させるも のである。 前記送風機4は、例えばシロッコファンで構成され、浴室1内にダクト8を通 して強制的に送風するものである。なお、この送風は、外気からの送風であって も、外気ではなくて、浴室1外の室内からの循環空気等の送風であってもよい。
【0007】 ここで、この送風機4によって送られる風9は、浴槽2内に浸っている状態の 入浴者10の頭部、顔面付近へ向けて風速が5m/sec以下の風を送るように その風速調整が可能となされている。特に、風速は0.5〜3.5m/secの 範囲内に設定すると一層好ましいものである。風速調整は、例えば0,1,2, 3,4,5の5段階(各m/secの風に相当)に切り換え可能なスイッチを設 けたり、または0〜5m/secの範囲で無段階的に風速調整できるスライドス イッチ等を設けてもよい。
【0008】 しかして、以下では、送風機4で給気した風9の温度、湿度の異なる環境で3 3名の被験者に入浴させた場合の各被験者が感じる総合判定としての快適感、温 冷感、湿度感、風の強さ感について、入浴開始後10分と20分後に送風を行っ た時の評価結果(個々の被験者の評価の平均値)を示す図2〜図5を参照して説 明する。 なお、この実験における風速値は、ベーン式風速計によって測定した値であり 、浴槽2内の温水温度は39±1°Cになるように電気式循環ヒータを用いてコ ントロールした。
【0009】 ここで、総合判定としての快適感は7段階に区分された評価値で、+3が非常 に快適、+2がかなり快適、+1がやや快適、0がとちらともいえない、−1が やや不快、−2がかなり不快、−3が非常に不快な状態であると評価された値で あり、温冷感も上記快適感と同様に7段階に区分された評価値で、+3が非常に 暑い、+2がかなり暑い、+1がやや暑い、0がとちらともいえない、−1がや や寒い、−2がかなり寒い、−3が非常に寒い状態であると評価された値である 。
【0010】 また、湿度感は4段階に区分された評価値であり、0が蒸さない、−1がやや 蒸す、−2がかなり蒸す、−3が非常に蒸す状態であると評価された値である。 さらに、風の強さ感は7段階に区分された評価値であり、+3が非常に強い、 +2がかなり強い、+1がやや強い、0がとちらともいえない、−1がやや弱い 、−2がかなり弱い、−3が非常に弱い状態であると評価された値である。
【0011】 (実験例1) 送風機4により浴室1内に給気される風の温度が22゜Cで、湿度が40%の 場合であり、このときの評価結果を図2の(A)〜(D)のグラフにそれぞれ図 示している。このような低温かつ低湿の風の場合には、風速が約1m/sec以 下のときに快適と評価され、また入浴時間が長い場合には、風速のより大きい時 により快適と評価されている。
【0012】 (実験例2) 送風機4により浴室1内に給気される風の温度が26゜Cで、湿度が60%の 場合であり、このときの評価結果を図3の(A)〜(D)のグラフにそれぞれ図 示している。図3の評価結果では、実験例1の風に比べて温度、湿度共に高い分 だけ、快適と評価される風速が大きくなっている(約2m/sec以下の風が快 適と評価されている)のを除くと、評価結果の傾向は図2の場合と同様である。
【0013】 (実験例3) 送風機4により浴室1内に給気される風の温度が28゜Cで、湿度が80%の 場合であり、このときの評価結果を図4の(A)〜(D)のグラフにそれぞれ図 示している。図4の評価結果では、約3.5m/sec以下の風が快適であると 評価されている。
【0014】 (実験例4) 送風機4により浴室1内に給気される風の温度が30゜Cで、湿度が90%の 場合であり、このときの評価結果を図5の(A)〜(D)のグラフにそれぞれ図 示している。この場合には、高温、高湿の風が送られるために、(A)に示す総 合判定では、マイナス評価されているが、それでも5m/sec以下の風を給気 することで風の無いときに比べると、その快適感は向上しているのが分かる。
【0015】 なお、上記した実施例では、浴槽2に浸っている入浴者の頭部、顔面等に向け て風を送っているが、勿論半身浴やシャワー室等の浴室においても同様に適用可 能である。
【0016】
以上述べたように、本考案の浴室構造によれば、浴槽内に浸っている状態の入 浴者の頭部、顔面付近へ向けて風速が5m/sec以下の風を送る送風機を設置 しているので、快適感を向上させることができる。よって、長時間浴を快適に過 ごすことができる。また、送風だけであるので、安価な構造でもある。さらに、 浴室内の温度、湿度を強制的に変化させない自然な給気であり、浴室内の環境が 良好である。 また、浴室内の空気を循環できるので、浴室内の換気乾燥、防カビ効果も奏す ることができる。
【図1】図1は本考案に係る浴室構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】実験例1の条件での入浴者の評価結果を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図3】実験例2の条件での入浴者の評価結果を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図4】実験例3の条件での入浴者の評価結果を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図5】実験例4の条件での入浴者の評価結果を示すグ
ラフである。
ラフである。
1…浴室 2…浴槽 4…送風機 5…換気扇 9…風 10…入浴者
Claims (1)
- 【請求項1】 入浴者の頭部、顔面付近へ向けて風速が
5m/sec以下の風を送る送風機を設置したことを特
徴とする浴室構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4877793U JPH0710264U (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 浴室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4877793U JPH0710264U (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 浴室構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710264U true JPH0710264U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=12812697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4877793U Pending JPH0710264U (ja) | 1993-07-14 | 1993-07-14 | 浴室構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710264U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08296892A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Inax Corp | 浴室の大気環境制御装置 |
JP2007135649A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Tokyo Gas Co Ltd | シャワー装置及びその運転方法 |
JP2017218876A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット |
JP2018071888A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 浴室送風機 |
-
1993
- 1993-07-14 JP JP4877793U patent/JPH0710264U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08296892A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-12 | Inax Corp | 浴室の大気環境制御装置 |
JP2007135649A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Tokyo Gas Co Ltd | シャワー装置及びその運転方法 |
JP4606307B2 (ja) * | 2005-11-15 | 2011-01-05 | 東京瓦斯株式会社 | シャワー装置及びその運転方法 |
JP2017218876A (ja) * | 2016-06-10 | 2017-12-14 | 株式会社Lixil | 浴室ユニット |
JP2018071888A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 浴室送風機 |
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