JPH0710250A - 圧電駆動型搬送装置 - Google Patents

圧電駆動型搬送装置

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JPH0710250A
JPH0710250A JP16724893A JP16724893A JPH0710250A JP H0710250 A JPH0710250 A JP H0710250A JP 16724893 A JP16724893 A JP 16724893A JP 16724893 A JP16724893 A JP 16724893A JP H0710250 A JPH0710250 A JP H0710250A
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Kiyoshi Tomioka
清 富岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】圧電駆動型搬送装置において搬送部品の搬送の
円滑化、搬送速度の向上、装置から発する騒音の低減及
びエネルギー変換効率の向上を図った圧電駆動型搬送装
置を提供すること。 【構成】圧電駆動型搬送装置において連結部材を二枚の
別個の平行板によって構成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気部品或いは機械部品
等の部品を振動により搬送させる搬送体の振動源として
圧電素子を用いた圧電駆動型搬送装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電圧素子を駆動源とした従来の圧電駆動
型搬送装置は実開昭52−61087号、実開昭57−
46517号、特開昭62−4118号、特開昭62−
4119号等によって既に公知化されておりその構成及
び搬送原理を図3及び図4を用いて説明すると以下のよ
うである。
【0003】即ち圧電素子21を弾性板22の両面に貼
着したいわゆるバイモルフでなる加振体20を複数個用
いる構成と前記加振体20の一端を基台23に傾斜立設
させて連結する構成と前記加振体20の他端を連結部材
24を介して両者一直線状に搬送体25に連結する構成
からなり、かかる構成でなる圧電駆動型搬送装置におい
て各圧電素子21に交流電圧を印加する。
【0004】前記交流電圧の印加によって圧電素子21
は正の半サイクルで伸長し、負の半サイクルで収縮する
運動を行うことから圧電素子21を貼着したバイモルフ
でなる加振体20においてそれぞれの圧電素子21に印
加する電圧を半サイクルずつずらせばその片持ち型バイ
モルク構造によって前記伸縮運動は撓み運動に変換され
弾性板22の下端と基台23との連結部を支点とする矢
印方向の振動となって搬送体25を振動させるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の圧電駆動型
搬送装置において加振体20に付加される荷重を減少さ
せ、加振体20及び搬送体25の振動振輻を増大させて
十分に実用に供し得る搬送速度を得るため連結部材24
の曲げ22剛性及びヤング率は弾性板22のそれより低
くなるように設定されている。
【0006】しかしかかる構成でなる連結部材24は連
結部材の幅方向のいずれの部所においても曲げ剛性及び
ヤング率は同一であるため圧電駆動型搬送装置をいわゆ
るボウルフィーダとして使用する場合には以下のような
問題がある。即ちボウルフィーダは部品を直線上に搬送
させるいわゆるリニアフィーダとは相違してボウル内の
部品を回転させて搬送させるものであることからボウル
に捩じり振動を付与することが求められる。しかるに連
結部材24の輻方向のいずれの部所においても曲げ剛性
及びヤング率が同一である場合には連結部材24の幅方
向の左半分と右半分の振幅は同一でありそのためかかる
連結部材からは捩じり振動は生じ得ない。よってかかる
連結部材24をボウル底部に連結しても連結部所によっ
てはボウルに捩じり振動を付与することになるがその捩
じり振動は十分なものではなく、またエネルギー効率の
点でも問題がある。
【0007】本発明は前記した問題点を解決した新規な
圧電駆動型搬送装置を提供するものであり、その問題点
解決の手段は以下のようである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1及び図2を用いてそ
の手段を説明する。本発明は前記課題解決のため圧電素
子1を貼着した弾性板2と搬送体5を連結する連結部材
4を一体物で構成するのではなく同一材質にあっては弾
性板2の長手方向に厚さ又は幅の異なる二枚の別個の平
行板によって構成するものである。別の構成として異種
材質にあっては弾性板2の長手方向に厚さ又は幅の同一
又は異なる二枚の別個の平行板によって構成するもので
ある。前記連結部材4の幅方向の左半分と右半分の平行
板は曲げ剛性とヤング率をそれぞれ異ならしめて左半分
と右半分と連結部材4から異なる屈曲振動と振幅を得る
構成をとっている。
【0009】本発明は前記したように連結部材4の材
質、幅及び厚さを異ならしめることによって同じ弾性板
2に連結された連結部材4であっても曲げ剛性及びヤン
グ率を互いに異ならしめて平行する二枚の各連結部材の
屈曲振動と振幅を異ならしめたものである。
【0010】本発明では前記した連結部材4を圧電駆動
型搬送装置の一つである圧電ボウルフィーダのボウルに
連結した場合以下の構成をとっている。即ち連結部材4
が同一材質かつ同一幅の場合、外側の連結部材は薄く、
内側の連結部材は厚くする。連結部材4が同一材質かつ
同一板厚の場合、外側の連結部材の幅は狭く内側の連結
部材の幅は広くする。
【0011】また連結部材が異種材質の場合、外側と内
側の連結部材の幅と厚さを同一又は異ならしめて外側の
連結部材の曲げ剛性及びヤング率を内側の連結部材のそ
れより小ならしめる。
【0012】
【作用】連結部材4を前記した構成とすることによって
外側の連結部材の曲げ剛性及びヤング率は内側の連結部
材のそれらに比し小ならしめたため、外側の連結部材は
内側の連結部材より大なる屈曲振動及び振幅が得られ
る。その結果、連結部材4と連結されているボウルには
捻り回転が付与され、ボウル内の部品をきわめて円滑に
搬送させる。
【0013】次に本発明の具体的実施例を示す。連結部
材4の材質としてばね鋼SUP11A、炭素工具鋼SK
4を用いる。ボウルフィーダのボウル外径をφ200と
しボウル底部の三ケ所又は四ケ所に等間隔で長さ38m
m、幅20mmの加振体20と一体的に連結された連結
部材4を連結する。
【0014】連結部材4は外側連結部材と内側連結部材
は共に長さ20mm、幅9.5mmとし厚さのみ異なら
しめて外側連結部材0.8mm、内側連結部材1.2m
mとしている。外側連結部材と内側連結部材の幅方向の
間隔は1.0mmとし加振体の幅と一致させている。加
振体に交流電圧0〜200V、周波数200〜400H
zの入力を投入するとボウル内の部品は最大搬送速度6
0mm/secで搬送される。
【0015】
【発明の効果】本発明の第一の効果は連結部材を前記構
成としたためボウルフィーダのボウルに円滑な捻り回転
が付与されるためボウル内の部品の搬送はきわめて円滑
であることである。そのためボウルフィーダから発する
騒音は従来のボウルフィーダのそれに比し著しく少な
い。
【0016】本発明の第二の効果は搬送速度が大きくか
つエネルギー変換効率が高いことである。即ちボウルフ
ィーダのボウルに円滑な捻り回転を与えるには外側の連
結部材は大なる振幅で、内側の連結部材は小なる振幅で
屈曲振動することが求められる。しかるに連結部材4が
一体物である場合には異なる屈曲振動を同時にさせるこ
とはできない。連結部材の長手方向の中心部付近には屈
曲振動の差異にもとづく応力歪が集中、蓄積され、入力
の電気エネルギーの運動エネルギーへのエネルギー変換
効率が小さいものとなる。
【0017】これに対し本発明になる圧電駆動型搬送措
置の一つである圧電ボウルフィーダは連結部材4を二枚
の別個のもので構成しているため異なる屈曲振動をさせ
ることができる。そのため入力エネルギーの損失が少な
く、もって部品の搬送速度は一段と向上させることがで
きる。
【0018】なお本発明に係る圧電駆動型搬送は圧電ボ
ウルフィーダのみでなくリニヤフィーダ等の他の圧電駆
動型搬送装置にも適用できる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明になる圧電駆動型搬送装置の斜視図で
ある。
【図2】は本発明になる圧電駆動型装置の正面図であ
る。
【図3】は従来の圧電駆動型搬送装置の斜視図である。
【図4】は従来の圧電駆動型搬送装置の正面図である。
【符号の説明】
1、圧電素子 2、弾性板 3、基台 4、連結部材 5、搬送体 10、加振体 20、加振体 21、圧電素子 22、弾性板 23、基台 24、連結部材 25、搬送体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 圧電駆動型搬送装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性板2に圧電素子1を貼着してなる加振
    体10により搬送体5を振動させる圧電駆動型搬送装置
    において前記加振体10の弾性板2と前記搬送体5とを
    連結する連結部材4を同一材質にあっては弾性板2の長
    手方向に厚さ又は幅の異なる二枚の別個の平行板によっ
    て構成することを特徴とする圧電駆動型搬送装置。
  2. 【請求項2】異種材質でなる連結部材4にあっては厚さ
    又は幅が同一又は異なる二枚の別個の平行板によって構
    成することを特徴とする請求項1の圧電駆動型搬送装
    置。
JP16724893A 1993-06-01 1993-06-01 圧電駆動型搬送装置 Expired - Lifetime JP2789416B2 (ja)

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