JPH07102403B2 - 工作物くせ取り装置 - Google Patents

工作物くせ取り装置

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JPH07102403B2
JPH07102403B2 JP61002861A JP286186A JPH07102403B2 JP H07102403 B2 JPH07102403 B2 JP H07102403B2 JP 61002861 A JP61002861 A JP 61002861A JP 286186 A JP286186 A JP 286186A JP H07102403 B2 JPH07102403 B2 JP H07102403B2
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JP
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rollers
upper rail
rail
workpiece
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JP61002861A
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エルハルトユスタス
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エルヴィーン ユンカー マシネンファブリーク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Publication date
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Publication of JPH07102403B2 publication Critical patent/JPH07102403B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D7/00Bending rods, profiles, or tubes
    • B21D7/16Auxiliary equipment, e.g. for heating or cooling of bends
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D3/00Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts
    • B21D3/02Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts by rollers
    • B21D3/04Straightening or restoring form of metal rods, metal tubes, metal profiles, or specific articles made therefrom, whether or not in combination with sheet metal parts by rollers arranged on axes skew to the path of the work

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特許請求の範囲第1項前文の車軸、シャフト、
ボルト、その他の如き冷間変形の回転対称性工作物のく
せ取り用装置に関する。
工業生産においては工作物がくせ取りされている必要が
あることが多いというのは、周知のことであるが、この
ことは、選択した生産プロセスによって保証することは
できない。これは、焼きなまし、焼き戻しや焼入れの如
き熱処理にさらされるスリムな物体や切屑を残さずに再
成形される物体の場合に特にあてはまる。その場合には
これらの物体を続いてくせ取りする必要がある。
これらの物体が回転対称的であるばあい、すなわちそれ
らがシャフト、車軸ピン、ボルト等である場合、またそ
れらが半分な塑性変形度を備えており、大きな数量で生
ずるばあい、いわゆる特許請求の範囲第1項の前文に述
べたような動的なローラくせ取りプロセスに従って作業
する機械、もしくは自動機械によって工作物をくせ取り
するのが普通のやり方である。
工作物は偏向中に弾性限界を丁度超えるまで回転させ、
各周囲はくせ取り位置の塑性引張および圧縮応力領域に
交互に進入する。その結果、工作物のもともとのひずみ
のために生ずる応力振幅は数回転後にくせ取り位置で均
等化される。続いて回転中に弾性領域まで曲げ応力が取
除かれ、連続的に偏向だ取除かれて工作物の支持位置と
くせ取り位置の軸中心は共通軸上に集中し、塑性曲げ応
力領域から弾性曲げ応力領域へ移行する間の一回転毎の
復帰行程の寸法はなかんずく残りの残留反発力の大きさ
にとって重要となる。即ち、この瞬間の一回転毎の復帰
行程が小さければ小さい程、支持点とくせ取り点で測っ
たくせ取り効果はそれだけ良好となる。
直線性からの逸脱度と、個々のくせ取り点間に生ずる該
逸脱度さえも実際に必要とされる限界内に維持するため
には、例えば非常に細い物体のばあいにはくせ取り位置
の数を大きくしてそれらの間の間隔を少なくすることが
必要である。
この形式による周知の機械は概ね二つの異なった態様に
従って作業することができる。
第一番目の態様のばあい、工作物を固定スピンドル内の
一端に締めつけ、スピンドルを駆動することによって回
転させる。続いて回転軸に対して垂直に運動する少なく
とも一つのくせ取りロッドによって工作物を一定に設定
した範囲まで偏向させる。偏向力を回転中の工作物に伝
達するために、このロッドはこの間に放射方向に間隔を
おいて互いに対向配置した二つの自由に回転するローラ
を備えているのが普通であるが、摺動材料により作った
三角柱形をした圧力プレートによって伝達させることも
できる。
最も単純な場合には工作物は工作物を引張るスピンドル
によってのみ支える。しかしながら、支持点を更に設け
てその支持点をくせ取りロッドの反対側に配置し、その
間に軸方向に間隔をおいてずらし、支持力がくせ取りロ
ッドに使用される方法と同じやり方で回転中の工作物に
伝達されるようにすることもできる。偏向を連続的に除
去する作業はくせ取りロッド復帰行程運動によって行わ
れ、かかる運動はその速度を調節できるのが普通であ
る。
この態様の重大な欠点は必要とされるトルクが一つの位
置からだけ工作物内に導入されるにすぎないという事実
である。複数のくせ取り位置でくせ取りを行う間、くせ
取り位置の必要な個々のトルクはこの引張り位置に加え
られるために、曲げ応力に重ねて付与された捩り応力は
引張り位置の背後もしくは後続するくせ取り位置で、容
易に工作物が塑性歪みを蒙り、その結果、該工作物が破
壊する結果となる。
欠点は更に連続的作業方式(工作物をスピンドル内へ導
入し引張り回転させ、くせ取りロッドを前進させ、くせ
取りロッドを精密行程で復帰させ、張力を解除し、工作
物をスピンドルから引抜くといった)から生ずる比較的
長いサイクルタイムにある。この態様もまた機構ならび
に制御に係る相当量の出費を必要とする。
品質を向上させるために必要な復帰行程速度を低下させ
ることは、機械内で直接くせ取り効果を測定監視するば
あいのようにサイクル時間を延ばすことになることは明
らかである。
この形式の第二番目の態様の場合、少なくとも二本の下
部軌条が互いに隣接して配置され、かかる軌条はその間
に間隔をおいて互いに平行に延びその間に所定の間隔を
おいて少なくとも一つの上部軌条がそれらに対向して配
置され、該上部軌条は下部軌条間に配置されそれらに対
して平行に延びるようになっている。上部軌条は固定さ
れているが、下部軌条は軌条方向に変位可能なキャリッ
ジ上に取付けられる。
最初の位置で、下部軌条の後部は上部軌条の前部の下部
に配置される。工作物は上部軌条と下部軌条間を横断す
るように導入される。続いて、上部軌条と下部軌条間の
間隔は、工作物を固定的に設定された範囲だけ偏向する
ように上部軌条を下げることによって小さくされる。キ
ャリッジは下部軌条と共に今度は前方に変位し、そのこ
とによって工作物は上部軌条に沿って下部軌条上を走行
し、キャリッジの半分の速度でしかもキャリッジ走行距
離の半分を運動する。上部軌条の後縁部と下部軌条の前
縁部間の間隔は上部軌条の前縁部と下部軌条の後縁部間
の間隔よりも所定値だけ大きいために工作物の偏向度は
キャリッジの前進運動が大きくたると共に更に連続的に
小さくなる。該行程が終了した後、工作物は上部軌条を
上昇させることによって解放され、キャリッジは下部軌
条と共にそのはじめの位置へと再び移動する。
行程の開始時に上部軌条が下降せず、行程終了時に上昇
しないような本態様の変形も考えることができる。すな
わち、その代わり、行程開始時に工作物は更に被駆動ラ
ムによって平坦状の傾斜入口上の軌条間で圧迫されるこ
とによってそれが該軌条によって把持され、摩擦接触の
ために引き込まれることになる。
この第二番目の太陽による機械は、必要とされるキャリ
ッジの復帰行程と構成部品の走行方向の逆転が、サイク
ル時間を短くするうえで有害となるという点で不利であ
る。
しかしながら、殊に固定されたくせ取り点もしくは支持
点で均一な直径を備えていない物体をくせ取りすること
が望まれる場合にはそのことは困難で骨の折れるものと
なる。すなわち、回転円周の変化のために、物体は斜め
に走行するからこの現象は軌条キャリッジの速度の半分
で前進する複雑な付加的ガイドキャリッジを使用するこ
とによってしか防止することができない。
径に相当な差異が存在する場合には、適当なくせ取り軌
条を軸方向に自由に変位するよう配置することによって
均等化されたすべり、すなわちここでは摩耗が過剰とな
らないようにすることが更に必要となるであろうが、そ
れに伴って相当な機構上の出費が生ずることになる。
工作物を回転させるに必要なトルクは工作物表面と軌条
面間の摩擦接触によって加えられ、伝達されるトルクの
限界はそのため摩擦値、偏向力及び上部軌条と下部軌条
間の間隔とによって形成されることになる。
品質を向上させるために必要な一回転あたりの偏向度の
除去等を低下させたり、直接機械内でくせ取り効果の測
定監視したりするには比較的長い走行距離を必要とす
る。軌条キャリッジの行程は走行距離の長さの2倍であ
ることが必要であるから、長い行程は高い機械的出費し
かも殊にサイクルタイムの延長を必要とするけれども、
比較的短い走行距離についてだけ変化することが経済上
得策である。
軌条キャリッジの空復帰行程はサイクルタイムを延長す
るため、この特別の変形態様のばあいには排除される。
なぜならば軌条キャリッジの直線振動運動がこのばあい
には準エンドレース状で円形ディスク状をした下部軌条
を支えるドラムの回転運動によって取って代わられるた
めである。上部軌条はドラムに対して同軸状に配置され
た円形リングセグメントにより形成される。
確かに本構成は連続作業とサイクルタイムの短縮を可能
にするものであるが、すでに述べた欠点の他に、更に製
作費が高くつき、再研削するのが困難な複雑で円形の上
部軌条に関する相当な欠点を存在し、該上部軌条の曲率
半径はくせ取りする工作物の特定径に適合させなければ
ならない。
本発明は、このくせ取り行程のサイクルタイムを短縮す
ると同時に、くせ取り効果を向上させ、可能な用途を拡
げることを目ざすものである。
以上の目的は、特許請求の範囲第1項の特徴部分の特徴
を備えた装置によって達成される。本発明による装置の
その他の実施例はそれ以下の特許請求の範囲に記述の通
りである。
本発明の本質的特徴は、くせ取りする工作物が下部軌条
の運動によって固定上部軌条に沿って最早走行せず、工
作物が軸上を自由に回転する少なくとも二対のローラ間
に配置され、対を形成し、その間に一定の放射方向間隔
をおいて互いに対向して横たわるローラの表面が、該工
作物のための三角柱状の二点支持材を形成するように、
固定支持面と該固定支持面に対向して位置する固定上部
軌条間を該工作物が案内されるという点である。
運動は工作物軸が走行方向に対して垂直に横たわり、外
力がローラ軸に対して圧縮軌条の軸方向へ作用すること
によって行われる。
かかるばあい、ローラはその回転運動のために摩擦接触
その他によって支持面に沿って回転し、その間に横たわ
る工作物を摩擦接触によって回転させ、かかるローラは
中間ホイールとして作用し回転方向を逆転させる。工作
物は今度はローラと同じ回転速度、すなわち周速度で回
転するが、それと反対方向に回転するために、本構成に
よって工作物はすべらずに上部軌条に沿って同時に走行
することができ、そのことによって摩擦接触によって更
に駆動される効果が保証される。
工作物がローラ間で三角状に把持されるため、上部軌条
を開くようなその他の追加的手段や追加駆動ラムを設け
ずとも上部軌条の楔形入口下部に工作物を挿入すること
ができる。
上部軌条と下部軌条間の間隔が走行方向に連続的に小さ
くなって楔形入口が存在するため、回転中に工作物は上
部軌条と下部軌条間の最短間隔により固定された値まで
偏向する。続いてこの間隔が楔形により走行方向におい
て再びゆっくりと大きくなると、偏向度は連続的に取除
かれる。その後偏向度は後続の上部軌条の楔形出口によ
って完全に取除かれる。
対状のローラの形をし、その間に間隔をおいて互いに前
後に配置され、支持面と上部軌条間の一方向にのみ連続
的に案内される同一の工作物把持装置が複数存在するた
めに、本発明の装置の本質的利点が得られることにな
る。すなわち、サイクルタイムは最早走行距離の長さと
たとえば空復帰行程の如き必要とされる補助行程時間に
依存せずに、サイクルタイムは専ら走行速度と個々の工
作物把持装置間の間隔とにより由来することになる。
それ故、公知の構成における場合よりも短い複数のサイ
クルタイムを容易に実現することが可能になる。良好な
くせ取り効果を得るために必要な長い行程距離もまた容
易に達成でき、そのことはサイクルタイムには影響を及
ぼさない。
相当な端部圧力と、その結果生ずる偏向した回転工作物
に対する損傷を排除するために、上部軌条とローラと接
触した工作物の面は僅かに凸形をしている。支持面の有
利な形は、それが独立の案内軌条、すなわち特定の対ロ
ーラがそれに沿って回転する下部軌条により形成される
場合に得ることができる。
種々の長さと径を有する工作物をくせ取取りし同時にく
せ取り点の数を適合させるために、上部軌条と下部軌条
は互いに独立に横方向と垂直方向の両方に調節できるよ
うになっており、軌条の前縁と軌条の後縁は偏向を除去
するために互いに独立に垂直方向に調節して楔角を変化
させることができるようになっている。軌条は僅かな角
度で横方向に傾斜させることもでき、軌条を工作物の偏
向軸に対して垂直に位置決めすることにより必要とされ
る凸形状を小さく保つようにすることもできる。
互いに関連した対状のローラから構成される工作物把持
装置の有利な構成は、個々のローラの軸が相互に固定連
結されているが、個々の対ローラが互いの間の軸方向間
隔に関して調節自在で、しかも工作物を停止させるため
に横方向に調節自在の追加的な横方向ストッパ部材が設
けられていわゆるステーションが形成されるようになっ
ている場合に得られる。
その間に間隔をおいたステーションを上部軌条面と支持
面間の一方向へ連続的に前後させて連続的に案内する役
を行う外力は、その間に横方向間隔をおいて配置され互
いに同期して運動する少なくとも二つのエンドレスチェ
ーンによって有利に加えられ、個々のステーションはそ
の間に間隔をおいて前後して該チェーン上に取付けられ
る。チェーンはそれぞれのうちの少なくとも一つが駆動
される少なくとも二つの各案内ホイールによって案内さ
れる。
本発明の装置の重要な利点は更にかかる装置がまた同時
に例えば長いジャーナルを有する段付軸のような固定く
せ取りもしくは支持点に均一な径を有しない工作物を簡
単なやり方でくせ取りする働きをするという点である。
ローラは工作物を把持するための三角柱状の把持装置を
形成する。そして、可変回転周によりひきおこされる工
作物の回転運動中の斜めの偏向を防ぐために、周速の差
異をスリップにより均等化させるための追加的な高価な
案内手段は必要でなくなる。
径の差が大きい場合にすべり、従って摩耗の危険を排除
するために、下部ロール上を回転しないで直径から離れ
たくせ取り点を自由に回転させ支持する対ローラが設け
られ、更に工作物を支えずに下部軌条を走行してステー
ションを支える対ロールを設けることができる。
従来の装置に比べての相当な利点はまた、本発明による
装置のばあいには摩擦接触により伝達される最大トルク
が簡単な方法で相当大きくできる、即ち工作物がそこを
すべる限界、従ってこの方法の可能な用途が相当大きく
なるという点である。
三角柱状の二点支持材を対ローラが形成するために、工
作物の垂直支持力は二つの放射方向支持点間に形成され
た角度に従って二つの放射方向支持力に分割され、かか
る支持力の総和は角度の点で垂直方向力よりも相当大き
くなる。その結果、工作物とローラ間の摩擦接触もまた
それに従って大きくなる。しかしながらこの効果を活用
するためにはローラと支持面間の摩擦接触力もそれに応
じて大きくすることが必要である。このことは、ステー
ションに追加して設けられて適当な圧力を加える追加上
部軌条に沿って回転する圧縮ローラによって容易に実行
することができる。
更に、本発明による装置の場合容易にしかも殊にサイク
ルタイムを延長せずともくせ取り効果を自動的に測定監
視可能であるという利点がある。このことは、測定軌条
を広い支持面から一定距離だけ離して走行方向において
上部軌条に連結することにより実現するが、該一定距離
は垂直な弾力に打勝つことにより可変であり、測定軌条
はいつも平行を維持して移動する。工作物の下部を案内
することによって工作物はそれが上部軌条に沿って走行
すると同じ方法でこの測定軌条に沿って走行し、工作物
の残留偏心が存在するためにそれに応じた測定軌条の垂
直振動運動がつくりだされ、かかる運動はそれ自体公知
の巻上部材へ伝達される。
本発明による装置の重要な利点は簡単な方法で完全に自
動的作業が可能になるという点である。走行方向から見
た場合、上部軌条の前側に装置が設けられ工作物はその
下部を通過するステーションを介して簡単な方法でかか
る装置から自動的に除去される。更に、軌条の後側に装
置が設けられ、通過中のステーションから簡単な方法で
工作物を除去する。
本発明の複数の態様を図面に描いてある。
従来技術による装置を描いた第1a図と第1b図において、
キャリッジ1はその上部に取付けた下部軌条2を備えて
おりくせ取りする工作物3が該下部ロール2上に配置さ
れる。上部ロール6はピボット5の周囲に旋回する上部
プレート4に取付けられる。キャリッジ1は矢印C−D
方向に前後運動を行う。その最初の位置は左側に示され
その端位置は右側に点線で示してある。キャリッジ1が
その最初の位置にあるときに工作物3が上部軌条6と下
部軌条2間に挿入される。
次いで上部プレート4が矢印E方向に設定値だけ旋回
し、工作物は図解した方法で偏向する。その後キャリッ
ジ1は矢印D方向に変位することによって工作物は上部
軌条と下部軌条間を走行する。上部ロールの傾斜のため
に偏向度は行程端方向で再び小さくなる。キャリッジが
その端位置にあるとき、上部プレートは再び開く。その
後工作物3は取除かれ、キャリッジはその最初の位置に
復帰する。
本発明はこの従来技術にもとづいている。
第2図は本発明による装置の概略側面図である。
第3図はA−B線に沿って描いた第2図の断面図であ
る。本図において工作物は参照番号7で示しており、図
解例の場合単純でなめらかなシャフトである。この工作
物は二対のローラ8,8aと9,9aにより支えられる。図面か
ら判るように工作物は対ローラの周面により形成された
それぞれの三角柱状の二点支持材内の各端に配置され
る。
それぞれの対ローラは互いに対応し、各々の共通の連続
的軸10,10a上に回転自在に取付けられる。軸10,10aは互
いに関連し、その間に一定放射方向間隔をおいて同時に
ローラを軸方向に固定する働きをする締付用保持プレー
ト11,12によって相互に接続される。二つの外側保持プ
レート12上にはキャリヤ部材13が更に設けられる。工作
物を停止させるための横方向ストッパ部材14が対軸の外
端部に取付けれる。
軸の各対はそれぞれの端部で特殊連結部材15によってエ
ンドレスチェーン16に接続され、共通シャフト19,20上
にそれぞれ配置された二つの各案内ホイール17,18上に
取付けられ、前方シャフト19は十分には示されていない
方法で駆動される。かかる複数のステーションは二つの
チェーン上に互いに前後して固定される。ステーション
は下部支持面21と少なくとも一つの上部軌条22間でチェ
ーンにより案内され、図解例では三つの上部軌条22が設
けられている。
上部軌条は楔形入口23と同様に楔形の出口24を備えてい
る。それらは前方の入口状の二重バー25,26aと後方の入
口状の二重バー26,26a上にそれぞれ前方螺刻スピンドル
27と後方螺刻スピンドル28を介して取付けられ、ナット
29とベース30間の支持面は上部軌条が垂直に対しわずか
に横方向に傾斜することができるように円周形を備えて
いる。上部軌条の出口には一つもしくはそれ以上の測定
軌条31が接続され、かかる測定軌条31は平行四辺形の板
ばね32によって上部軌条を軸方向に支える働きをする横
断バー38に固定される。測定軌条は板ばねによって拡が
った支持面から一定距離をおいて保持されるが、かかる
距離は常に平行であるが弾性に打ち克つことによって可
動となるようにしてある。測定軌条はその垂直運動を巻
上部材33に伝達する。
入口23の前に供給装置34が配置され、くせ取りする工作
物がその内部に積み重ねられる。抜取り装置は参照番号
35によって示されており、それは例えば簡単な偏向プレ
ートでその上部にくせ取りした工作物が落下するように
なっている。
以上説明した装置は、以下の方法で作業する。チェーン
16は矢印F方向に均一速度で回転し前方案内ホイール17
によって駆動される。チェーン上にはステーション36が
取付けられ供給装置34下部で案内される。各工作物7は
その特別のキャリヤ部材13により取出され対ローラ8,8a
と9,9a間に落下する。工作物を有するステーションはチ
ェーンによって支持面21上を案内される。かかるばあい
には、ローラは摩擦接触によって支持面上を回転し、ま
た同様に摩擦接触による回転運動によってその間に配置
された工作物を回転させるが、かかるローラは中間ホイ
ールとして作用して回転方向を逆転させる。工作物が上
部軌条22の楔形入口23下部に達したとき、それは今度は
該軌条22に沿って走行し、上部軌条と支持面間の小さく
なった間隔を経て更に前方運動する間塑性応力領域内で
あって螺刻スピンドル27により設定された範囲まで同時
に偏向する。次いで上部軌条と支持面間の間隔は螺刻ス
ピンドル28によって設定された範囲まで再び大きくな
る。かかる場合、弾性領域まで回転運動をする間、偏向
は連続的に取除かれる。その後偏向は続く楔形出口によ
って完全に取除かれる。
その後ステーションは測定コイル31を通過し、工作物は
それが上部軌条に沿って走行すると同じ具合に該軌条31
に沿って走行する。かかるばあい、工作物の残留偏心の
存在は測定コイルの垂直振動運動をひきおこし、その運
動はそれ自体公知の巻上部材33に伝達され周知の方法で
測定される。
チェーンが逆転する間、工作物はステーションから引き
抜き装置35内に、例えば図解の偏向プレート上に落下
し、そこでそれはその後、先に測定された残留反発力が
規定許容限度を超えたばあいに適当な距離偏向材によっ
て分離される。
第4図には本発明の装置の別の態様が示されている。こ
のばあい、下部支持面は独立の横方向に調節自在の下部
軌条39により形成される。工作物40は大きな径差を有す
るジャーナルを備えており、軸上を自由に走行し、下部
軌条により支えられない一対の軌条41により把持され
る。
この構成のばあい、固定くせ取り点に大きな径差を有す
る工作物を簡単な方法でくせ取りすることさえ可能であ
る。
かくして回転速度と周速度間に存在する大きな差異は自
由に回転する支えられない対ロール41によって容易に無
効にすることができる。このばあい、支持軌条に作用す
る支持力は該対ローラ41から横方向にできるだけ短い距
離に間隔をおいて配置された一対のローラ37によって吸
収される。
以上の記述は、従来技術によって公知の装置に対する本
発明にかかる装置の技術的進歩性を明らかにするもので
ある。サイクルタイムは数倍も非常に小さくなり、完全
に自動的な作業が容易に可能になる。同時に、達成でき
るくせ取り効果は相当向上し、しかも方法の応用限界は
広くなり、以上の利点はすべて機械的出費を殆ど要せ
ず、また摩擦を蒙る構成部品も少ない。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明が基づいている従来技術による装置の概
略側面図、第1b図は第1a図に示した装置の正面図、第2
図は本発明による装置の概略側面図、第3図はA−B線
に沿って描いた第2図の断面図、第4図は第3図に類似
しているが支持面として働く下部軌条と、追加して設け
た自由に回転するローラを描いた断面図。 21……固定支持面、22……上部軌条、23……入口、24…
…出口、10,10a……軸、8,8a,9,9a……ローラ、7……
工作物、39……下部軌条、14……ストッパ部材、16……
チェーン、17,18……案内ホイール、31……測定軌条、3
4……供給装置、35……引抜装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸、シャフト、ボルトその他の如き冷間
    変形可能な回転対称工作物に対して該工作物の軸線方向
    にずれた少なくとも二つの支持点と、該支持点間に配置
    され、該支持点に対立して作用する少なくとも一つのく
    せ取り点とに外力を作用させ、該工作物が弾性領域を超
    えて所定範囲だけ偏向し、一つもしくは複数の外部トル
    クの影響によって同時に回転させられ、該回転運動中の
    偏向が一回転毎に所定だけ連続的に取除かれて弾性限界
    内とすることによってくせ取りを行う装置において、 a)固定の下部支持面(21)が設けられ、そこから所定
    距離をおいてそれに対向した一つの固定の上部軌条(2
    2)を少なくとも一つ備え、該上部軌条が入口(23)と
    出口(24)を備え、 b)工作物(7)を支持するために軸(10、10a)上に
    自由に回転するように配置されたローラ(8,8a;9,9a)
    が設けられ、該ローラは対をなして該ローラの間に所定
    の放射方向間隔をおいて互いに対向して対ローラを形成
    して三角支持構造を形成し、軸線方向間隔をおいて互い
    に隣接して配置された少なくとも2対の上記対ローラが
    工作物(7)を支持し、 c)工作物(7)を支持する上記対ローラ(8,8a;9,9
    a)が、上記下部支持面(21)と上記上部軌条(22)の
    間で、上記軸(10,10a)に作用する外力によって上記上
    部軌条(22)の軸線方向に案内され、工作物(7)の軸
    線が走行方向に対して垂直に延び、上記対ローラが上記
    下部支持面(21)に沿って回転する一方で、同時に上記
    対ローラが上記上部軌条(22)に沿って支持された工作
    物の偏向をひきおこし、 d)上記対ローラは、工作物を支持するために互いに同
    一の構成の複数のものであり、該対ローラはその間に間
    隔をおいて互いに前後して配置され、上記下部支持面
    (21)と上記上部軌条(22)の間の一方向に工作物
    (7)を連続的に案内する ことを特徴とする工作物くせ取り装置。
  2. 【請求項2】上記上部軌条(22)と上記対ローラ(8,8
    a,9,9a)の支持面が僅かに凸形であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の装置。
  3. 【請求項3】上記下部支持面(21)が、上記対ローラ
    (8,8a,9,9a)の下部に配置された独立の下部軌条(3
    9)により形成されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の装置。
  4. 【請求項4】上記上部軌条(22)と上記下部軌条(39)
    とが互いに独立に横方向と垂直方向の両方に調整自在
    で、上記上部軌条(22)と上記下部軌条(39)の前縁と
    後縁とが互いに独立して垂直方向に調節自在で、更に上
    記上部軌条(22)と上記下部軌条(39)を横方向に傾斜
    させることができることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項または第3項に記載の装置。
  5. 【請求項5】一つの工作物を支持する互いに関連する対
    ローラ(8,8a;9,9a)が上記軸(10,10a)に固定されて
    おり、上記対ローラの軸線方向間隔が調節自在であり、
    該対ローラが追加的に横方向に調節自在の工作物用横方
    向ストッパ部材(14)を設けてステーションを形成して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】個々の上記ステーションが、横方向に間隔
    をおいて互いに平行に延び互いに同期して運動する少な
    くとも二個のエンドレスチェーン(16)に取付けられ、
    該エンドレスチェーン(16)が少なくとも一つが駆動さ
    れる少なくとも二つの案内ホイール(17,18)によって
    案内されることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】圧縮ローラが、上記ステーションに追加的
    に設けられ、追加の上部軌条に沿って回転することによ
    って下部支持面に対する対ローラの接触圧を大きくする
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項および
    第5項に記載の装置。
  8. 【請求項8】工作物(35)を支えるが下部軌条(39)に
    接触しない少なくとも一対のローラ(41)と、該下部軌
    条(39)上で回転するが工作物を支えない追加ローラ
    (37)が設けられることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項、第2項、第3項および第5項のうちのいずれか一
    項に記載の装置。
  9. 【請求項9】測定軌条(31)が、上記上部軌条(22)の
    走行方向の下流側に配置され、上記下部支持面(21)に
    平行な弾力を持って、走行する工作物上に横たわり、工
    作物の残留偏心が該測定軌条(31)による振動運動とし
    て検出部材(33)に伝達されることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項に記載の装置。
  10. 【請求項10】上記ステーションの走行方向に見たと
    き、工作物(7)をステーション内に自動的に挿入する
    ために供給装置(34)が上記上部軌条(22)の上流側に
    設けられ、該工作物を自動抜取りするために抜取り装置
    (35)が上記上部軌条の下流側に設けられることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項、第2項、第5項および第
    6項のうちのいずれか一項に記載の装置。
JP61002861A 1985-01-09 1986-01-09 工作物くせ取り装置 Expired - Lifetime JPH07102403B2 (ja)

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