JPH0710214A - 自動倉庫 - Google Patents

自動倉庫

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Publication number
JPH0710214A
JPH0710214A JP15003193A JP15003193A JPH0710214A JP H0710214 A JPH0710214 A JP H0710214A JP 15003193 A JP15003193 A JP 15003193A JP 15003193 A JP15003193 A JP 15003193A JP H0710214 A JPH0710214 A JP H0710214A
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JP
Japan
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article
moving
movement
base
taking
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Application number
JP15003193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Yamanoi
昭二 山野井
Kouji Funatsuki
宏次 船附
Toshiyuki Nakao
敏之 中尾
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH0710214A publication Critical patent/JPH0710214A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数の収納棚を有する収納ラックに沿って少
なくとも左右に移動する移動体と、前記収納棚に向けて
前後動可能なように前記移動体に設けられ載置した物品
を前記収納棚から出し入れする出入体と、を備えた物品
出納体(スタッカークレーン)を有してなる自動倉庫に
おいて、出入体上に載置された物品が移動体の移動中に
位置ずれを起こすことを防止する。 【構成】 出入体90上に載置された物品20を移動体80の
左右への移動方向両側から挟持するクランプ手段110 を
設け、移動体80の移動中物品20をクランプ手段110 によ
り挟持することにより、上記目的の達成、特に物品20
の、移動体80の左右への移動方向への位置ずれ防止を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、倉庫内に設置された収
納ラックが有する複数の収納棚から、物品を自動的に出
し入れできるように構成された自動倉庫に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動倉庫は、例えば特公平3-72
528 号公報に記載されているように、倉庫内に設置され
た収納ラックが有する各収納棚から物品を出し入れする
物品出納体を備えている。
【0003】一般に上記物品出納体は、収納ラックに沿
って移動可能な移動体と、収納棚に向けて前後動可能な
ように上記移動体に設けられた出入体とを備え、出入体
上に物品を載置した状態で収納棚からの物品を出し入れ
を行うと共に、出入体上に物品を載置した状態で移動体
が移動するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、出入体上に
物品が載置された状態での移動体の移動中に、物品が位
置ずれを起こした場合には、収納棚からの物品の出し入
れを円滑かつ確実に行えなくなる。従来の物品出納体で
は、物品は単に出入体上に載置された状態のままで移動
体が移動するようになっているため、移動体の移動中に
振動や移動体の加減速時に物品に作用する力などによっ
て出入体上に載置された物品が位置ずれ(特に移動体の
左右方向への移動方向への位置ずれ)を起こすおそれが
あった。
【0005】上記公報には出入体のガタ付を防止する提
案がなされているが、出入体のガタ付きを無くしたとし
ても、その他の原因例えば上述した移動体の加減速時に
物品に作用する力などにより物品が位置ずれを起こすこ
とについては防止することができない。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、出入体に載置された物品が移動体の
移動中に位置ずれを起こすことを防止できる自動倉庫を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、出入体に載置された物品を移動体の左右へ
の移動方向両側から挟持するクランプ手段を移動体に設
けた。
【0008】すなわち本発明による請求項1記載の自動
倉庫は、少なくとも左右に並んだ複数の収納棚を有する
収納ラックに沿って少なくとも左右に移動する移動体
と、前記収納棚に向けて前後動可能なように前記移動体
に設けられ載置した物品を前記収納棚から出し入れする
出入体と、を備えた物品出納体を有してなる自動倉庫に
おいて、前記出入体に載置された前記物品を前記移動体
の左右への移動方向両側から挟持するクランプ手段が前
記移動体に設けられていることを特徴とする。
【0009】また本発明による請求項2記載の自動倉庫
は、上記請求項1記載の自動倉庫の構成に併せて、前記
出入体の前後動方向に延びたガイド部が前記クランプ手
段に設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用および発明の効果】上記構成により本発明による
請求項1記載の自動倉庫では、出入体に載置された物品
は、移動体が移動するときにはこの移動体に設けられた
クランプ手段によって移動体の左右への移動方向両側か
ら挟持される。クランプ手段は、物品を移動体の左右へ
の移動方向両側から挟持することにより、移動体の移動
中に発生する振動や移動体の加減速時に物品に作用する
力などの原因によって物品が出入体上で位置ずれを起こ
すことを、特に物品が移動体の左右への移動方向への位
置ずれを起こすことを効果的に防止する。したがって、
収納棚からの物品の出し入れを確実にかつ円滑に行うこ
とが可能となる。
【0011】また請求項2記載の自動倉庫では、出入体
の前後動方向に延びたガイド部によりガイドされながら
物品の収納棚からの出し入れが行われる。クランプ手段
に設けられたガイド部は、物品をガイドすることにより
物品の出し入れ中に物品がずれることを防止する。した
がって、収納棚からの物品の出し入れをより確実にかつ
円滑に行うことが可能となる。
【0012】上述のように本発明による自動倉庫によれ
ば、出入体に載置された物品を移動体の左右への移動方
向両側から挟持するクランプ手段を移動体に設けたこと
により、移動体の移動中に物品が位置ずれを起こすこと
を、特に物品が移動体の左右への移動方向への位置ずれ
を起こすことを効果的に防止できるので、収納棚からの
物品の出し入れを確実にかつ円滑に行うことが可能とな
る。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明による自動
倉庫の実施例を説明する。
【0014】まず、図1乃至図3を参照しながら本発明
の一実施例による自動倉庫の基本的な構成について説明
する。図1は本発明の一実施例による自動倉庫の全体構
成を示す正面図、図2はその平面図および図3はその左
側面図である。ただし、図1と図2とでは物品出納体10
0 (後述)の位置が対応していない。
【0015】図示のように本実施例による自動倉庫に
は、上下左右に並んだ多数の収納棚10をそれぞれ有する
第1の収納ラック12と第2の収納ラック14とが、それぞ
れが有する収納棚10の収納口側を相対向させて略平行に
配置されている。また、この自動倉庫は、前工程から移
送された物品20を収納ラック12,14への物品搬入位置A
(図1参照)まで搬入する搬入装置30と、収納ラック1
2,14から物品搬出位置B(図1参照)に移送された物
品20を次工程へ搬出する搬出装置40と、各収納ラック1
2,14が有する各収納棚10からの物品20の出し入れを行
うと共に物品搬入位置Aおよび物品搬出位置Bにおいて
物品20の受け渡しを行う物品出納装置50とを備えてい
る。
【0016】上記搬入装置30は、床上に設置されたベル
トコンベア32と、このベルトコンベア32の下流端側に設
置されたローラコンベア34とを備えている(図1参
照)。ローラコンベア34は載置された物品20の向きを90
°代えられるように構成されており、またローラコンベ
ア34の下部には物品20の受け渡し時にローラコンベア34
に載置された物品20を持ち上げるリフタ36が設けられて
いる。
【0017】上記搬出装置40は、床面から上方に所定距
離離れた高所に配設されたレール42に沿って走行する自
走式の走行体44と、レール42に沿って走行可能なように
該レール42に吊り下げられると共に上記走行体44に連結
された荷台46とを備えている。荷台46は上記物品出納装
置50から受け渡された物品20を収納する収納スペースを
有し、該収納スペースに収納された物品20を次工程まで
保持するように構成されている。
【0018】上記物品出納装置50は、基台60と該基台60
に立設された柱体70と該柱体70に沿って昇降可能に設け
られた昇降体80と上記収納棚10に向けて前後動可能なよ
うに該昇降体80に設けられた出入体90とを有してなる物
品出納体100 と、上記基台60と昇降体80とをそれぞれ駆
動させる駆動手段56,78(後述)と、これら駆動手段5
6,78等を制御する図示せぬ駆動制御手段とを備えてい
る。
【0019】上記両収納ラック12,14の間の床面には該
両収納ラック12,14に沿って床レール52が配設されてお
り、上記基台60は、この床レール52に沿って両収納ラッ
ク12,14の左右方向(図1の左右方向)に移動可能なよ
うに車輪61を介して床レール52上に配設されている。基
台60の移動方向一端部にはタイミングベルト54の一端部
が、他端部にはタイミングベルト54の他端部がそれぞれ
止着されており、このタイミングベルト54は床レール52
の長さ方向一端部に設置された駆動手段56により回転駆
動される駆動歯車58と、床レール52の長さ方向他端部に
設置された図示せぬ歯車との間に水平に掛け渡されてい
る。タイミングベルト54は駆動歯車58と噛合しており駆
動手段56によって駆動歯車56が回転駆動されることによ
り上記基台60は床レール52に沿って左右方向に移動する
ように構成されている。
【0020】上記柱体70の下端部は基台60に固着され、
柱体の上端部には一対のガイドローラ72が設けられてい
る(図3参照)。上記床レール52の上方に所定距離離れ
た高所には該床レール52と平行に天井レール53が配設さ
れており、柱体70の上端部は、この天井レール53に沿っ
て案内されるように上記一対のガイドローラ72を介して
該天井レール53に支持されている。また柱体70の上端部
には歯車73が、下端部には歯車74がそれぞれ回転可能に
取り付けられている。
【0021】上記柱体70の上下端部にそれぞれ軸支され
た歯車73,74の間にはこれら両歯車73,74と噛合するタ
イミングベルト76が掛け渡されており、このタイミング
ベルト76の一端部は上記昇降体80の上端部に、他端部は
昇降体80の下端部にそれぞれ止着されている。上記基台
60には駆動歯車77を回転駆動させる駆動手段78が設置さ
れ、この駆動歯車77と上記柱体70下端部の歯車74との間
には補助ベルト79が掛け渡されている。駆動手段78の回
転駆動力は、駆動歯車77、補助ベルト79を介して柱体70
の下端部に取り付けられた歯車74に伝達され、該歯車74
が回転駆動することより上記昇降体80は柱体70に沿って
昇降するように構成されている。この昇降体80は移動体
を構成するもので、上記基台60の左右方向の動きと昇降
体80自身の上下方向との動きにより該昇降体80は各収納
ラック12,14が有する各収納棚10の間を移動できるよう
になっている。
【0022】この昇降体80と上記出入体90の構成の詳細
を図4乃至図7を参照しながら説明する。図4は昇降体
80の構成を示す正面図、図5はその平面図、図6は出入
体90の構成を示す正面図(図4におけるX方向矢視図)
および図7はその断面図(図4に示す出入体90の断面の
拡大図に相当する図)である。
【0023】図4および図5に示すように昇降体80は、
柱体70の3つの側面を囲む断面コ字状に形成されたサド
ル81と、該サドル81にそれぞれの一端部が固定された一
対の腕体82とを備えている。サドル81には複数個のガイ
ドローラ84が回転可能に取り付けられ、また柱体70の側
面には該柱体70に沿って上下方向に延びるガイドレール
85が取り付けられており、上記サドル81は上記ガイドロ
ーラ84を介してこのガイドレール85に案内されるように
構成されている。
【0024】一方図6に示すように出入体90は、上記一
対の腕体82の間に跨設された固定体91と、この固定体91
に対して前後動可能(図中左右方向に移動可能)に設け
られた第1可動体92と、この第1可動体92に対して前後
動可能に設けられた第2可動体93とを備えている。この
第2可動体93の上面が上記物品20の載置面であり、この
載置面には物品20の前後方向(図中左右方向)の位置決
めストッパ94が取り付けられている。
【0025】詳しくは図7にも示すように上記固定体91
には複数個の第1ピニオン95が正逆回転可能に支持され
ており、この第1ピニオン95は、図4に示す駆動モータ
96により正逆に回転駆動される駆動歯車97(図6参照)
に、複数個の減速歯車98を介して噛合している。上記第
1可動体92には上記第1ピニオン95と噛合する第1ラッ
ク部材99が出入体90の長さ方向(図7の紙面と垂直な方
向)に延設固定されている。さらに第1可動体92には正
逆回転可能に第2ピニオン101 が支持され、この第2ピ
ニオン101 は、上記固定体91に上記第1ラック部材99と
平行に延設固定された第2ラック部材102 と噛合してい
る。また上記第2可動体93には上記第2ピニオン101 と
噛合する第3ラック部材103 が出入体90の長さ方向に延
設されている。さらに固定体91には第1可動体92を前後
動可能に案内するガイドローラ104 ,105 が、第2可動
体93には自身を第1可動体92に対して案内支持するガイ
ドローラ106 ,107 がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。
【0026】以上の構成により上記駆動モータ96の回転
駆動力は、駆動歯車97および減速歯車98を介して、上記
固定体91に軸支された第1ピニオン95に伝達される。第
1ピニオン95が回転するとこの第1ピニオン95と噛合し
た第1ラック部材99を有する第1可動体92が固定体91に
対して前後動する。それと同時に第2ラック部材102と
噛合した第2ピニオン101 が回転し、この第2ピニオン
101 と噛合した第3ラック部材103 を有する第2可動体
93が第1可動体92に対して前後動することになる。
【0027】次に、本実施例における本発明の特徴点に
ついて説明する。
【0028】本発明の特徴は、図4および図5に示すよ
うに、出入体90に載置された物品20を物品出納体100 の
左右への移動方向(図中左右方向)両側から挟持するク
ランプ手段110 を備えた点にある。このクランプ手段11
0 は、昇降体80の腕体82に固設された支持台111 と、こ
の支持台111 の上部に固定された油圧シリンダ装置112
とからなるクランプ基体113 を、出入体90を挟んで左右
一対備えてなる。油圧シリンダ装置112 は、油圧により
物品20に向けて前後動するクランプ具114 を有し、この
クランプ具114 を出入体90に載置された物品に向けて移
動させることにより物品20を左右両側から挟持するよう
に構成されている。詳しくは、クランプ具114 の先端部
には出入体90の前後動方向に沿って延びるガイド部材11
5 がクランプ具114 と共に前後動可能に取り付けられて
おり、クランプ手段110 はこのガイド部材115 を介して
上記クランプ具114 により物品20を挟持するようになっ
ている。ガイド部材115 は、物品20が出し入れされる際
には、図5に示すように物品20と少し離れた位置にあっ
て、出し入れされる物品20をガイドして物品20が出し入
れの際中に位置ずれを起こすことを防止するようになっ
ている。なお、物品20が出し入れされる際の両ガイド部
材115 の位置は、上記両クランプ具114 の移動長を調節
することにより、物品20のガイドに適した位置(例えば
図5に示す位置よりもさらに物品20に近づいた位置等)
に設定することが可能となっている。
【0029】次に本実施例における他の特徴点について
説明を加える。
【0030】図8は物品出納体100 の下部構成を示す正
面図および図9はその平面図である。図8および図9に
示すように基台60の移動方向(図中左右方向)両端部に
はそれぞれ安全装置120 が設けられている。この安全装
置120 は、基台60の移動中にその移動経路上あるものと
衝突可能に配された衝突体121 と、この衝突体121 を衝
突時に基台60の移動方向に変位可能にかつ衝突を緩和可
能に支持する緩衝支持手段122 とを備えている。詳しく
は上記衝突体121 は、平行に配された一対のロッド123
と、この両ロッド123 の各先端部間に跨設された水平部
材124 とを備えてなり、一方緩衝支持手段122 は、基台
60の移動方向端部に固着されかつ上記衝突体121 のロッ
ド123 が挿通される支持部材125 と、この支持部材125
(詳しくは後述の部材125a)と上記衝突体121 の水平部
材124 との間において上記ロッド123 に装着されたコイ
ルばね126 とを備えてなる。なお、支持部材125 は基台
60の移動方向に所定距離を置いて配設された2つの部材
125a,125bとからなり、部材125bは上記ロッド123 のス
トッパとして構成されている。
【0031】また安全装置120 は上記衝突体121 が基台
60の移動方向に変位したことを検出する検出手段127 を
備えている。この検出手段127 は、上記ロッド123 の後
端部に取り付けられた被検出部128 と、基台60に固着さ
れた検出部129 とを備えてなる。詳しくは検出部129 お
よび被検出部128 は、衝突体121 が変位していないとき
には相近接して対向した位置にあるように、かつ衝突体
121 が変位したときには互いに離れるようにして取り付
けられており、検出手段127 は検出部129 と被検出部12
8 との距離が離れたことを検知することによって衝突体
121 が変位したことを検出するように構成されている。
また本実施例では検出手段127 の検出信号は図示せぬ駆
動制御手段(基台60を駆動させる駆動手段56を制御する
手段)に入力され、衝突体121 が変位したことが検出さ
れたときには駆動制御手段により基台60の移動が停止さ
れるように構成されている。
【0032】このような安全装置120 を設けることによ
り、基台60の移動経路上に障害物があって物品出納体10
0 がこの障害物と衝突した場合でも、衝突を緩和できる
ので障害物および物品出納体100 の損傷を防ぐことが可
能となる。また万一、基台60の移動経路上に人がいるよ
うな場合で衝突体121 と人との衝突時に直に基台60の移
動を停止することにより、安全を十分確保することがで
きる。
【0033】また本実施例では物品出納体100 による物
品20の出納作業が円滑にかつ確実に行えるように、種々
の停止位置検出手段を備えている。
【0034】図10は物品出納体100 の下部構成を示す側
面図である。図示のように本実施例では基台60の移動方
向(紙面と垂直な方向)の停止位置が正しい停止位置で
あるかどうかを検出する位置検出手段130 が設けられて
いる。この位置検出手段130は、床レール52のレール基
台52a の所定位置に取り付けられた被検出部131 と、基
台60下部の所定位置に取り付けられた検出部132 とを備
えてなる。検出部132は被検出部131 と重なる位置にあ
るときに被検出部131 を検出するように構成されてお
り、一方被検出部131 は、図2に示すように基台60が各
収納棚10に対して正しく停止したときに検出部132 と被
検出部131 とが互いに重なるように、レール基台52a 上
に所定間隔を置いて複数個配設されている。
【0035】上記位置検出手段130 は基台60が正しい停
止位置に停止したか否かを検出するものであるが、本実
施例では昇降体80が正しい停止位置に停止したか否かを
検出する第2の位置検出手段も設けられている。この第
2の位置検出手段140 は、図4および図5に示すように
柱体70に取り付けられた被検出部141 と昇降体80のサド
ル81に取り付けられた検出部142 とを備えてなる。検出
部142 は被検出部141と近接した位置にあるときに被検
出部141 を検出するように構成されており、一方被検出
部141 は、図1および図3に示すように、昇降体80が各
収納棚10に対して正しく停止したときに検出部142 と被
検出部141 とが互いに近接した位置にくるように、柱体
70に上下方向に所定間隔を置いて複数個配設されてい
る。
【0036】本実施例では、上記各位置検出手段130 ,
140 の検出信号は図示せぬ駆動制御手段(基台60、昇降
体80および出入体90の駆動を制御する手段)に入力さ
れ、駆動制御手段は、物品出納体100 の基台60および昇
降体80が所定の停止位置に停止したときに、各位置検出
手段130 ,140 の検出部132 ,142 が被検出部131 ,14
1 を検出しなかったときには、出入体90による物品20の
収納棚10からの出し入れを一時停止すると共に、各検出
手段130 ,140 の各検出部132 ,142 が被検出部131 ,
141 を検出するように、基台60および昇降体80の停止位
置を修正するように構成されている。
【0037】このような位置検出手段130 ,140 を設け
ることにより、各駆動歯車58,74とタイミングベルト5
4,76との間に歯飛び等によるずれが生じた場合でも、
このような原因による物品出納体100 と収納棚10との間
の位置ずれを確実に検出することができるので、位置ず
れが生じたままで物品20の出し入れを行ってしまって物
品20や物品出納体100 等に損傷を負わせてしまうといっ
た事態を防止できる。
【0038】またさらに本実施例では、出入体90が正し
い戻り位置にあるか否かを検出する第3の位置検出手段
150 が設けられている。図11は出入体90の部分拡大図で
ある。図示のように第3の位置検出手段150 は、出入体
90の固定体91に取り付けられた検出部151 と、第1可動
体92に取り付けられた被検出部152 とを備えてなる。検
出部151 は被検出部152 と近接した位置にあるときに被
検出部152 を検出するように構成され、一方被検出部15
2 は第1可動体92が固定体91に対して正しい戻りり位置
にあるときに検出部151 と被検出部152 とが互いに近接
した位置にくるように取り付けられている。
【0039】また本実施例では、物品20が出入体90に正
しく載置されているか否かを検出する物品位置検出手段
160 が設けられている。この位置検出手段160 は、図4
および図5に示すように、例えば光電管等の受光素子か
らなる受光部161 と、出入体90を挟んで受光部161 と対
向した位置に設けられた投光部162 とを備えている。受
光部161 は投光部162 からの光が遮られることにより、
受光部161 と投光部162 との間にものがあることを検出
するもので、受光部161 および投光部162 は、図5に示
すように出入体90の前後動方向に沿って所定間隔を置い
て3個ずつ配設され、出入体90上に物品20が正しく載置
されているか否かを検出できるように構成されている。
【0040】また本実施例では図12に示すように、出入
体90が収納棚10に向けて突出したときの出入体90のガタ
付きを防止する弾性ストッパ170 を設けている。この弾
性ストッパ170 は、固定体91の所定位置に取り付けられ
た支持部材171 と、この支持部材171 に、第1可動体92
の移動方向(図中左右方向)に沿って変位可能に取り付
けられた当接部材172 と、この当接部材172 の先端部17
2aと支持部材171 との間に装着されたコイルばね173 と
からなる。弾性ストッパ170 は、第1可動体92が収納棚
10に向けて突出した際に、当接部材172 が第1可動体92
の所定位置に設けられた突部174 と当接しながらコイル
ばね173 の弾力に抗する方向に変位して、第1可動体92
にの移動方向と反対の方向にコイルばね173 の復元習性
による所定の力を作用させることにより、第1可動体92
のガタ付きを防止するように構成されている。
【0041】さらに本実施例では第1の収納ラック12の
構成にも特徴がある。図1に示すように物品搬入位置A
および物品搬出位置Bは、第1の収納ラック12と左右方
向に並びかつ上下方向に所定距離離れて一方が他方の略
真上に位置するように設定され、第1収納ラック12が有
する複数の収納棚10の一部は、物品搬入位置Aと物品搬
出位置Bとの間に突出させて設けられている。こうする
ことにより、スペースの有効利用が図れると共に、上記
物品搬入位置Aおよび物品搬出位置Bと、これら両位置
間に突出させて設けた収納棚10との間の物品20の搬入・
搬出は、物品出納品体100 の左右方向への移動をほとん
ど伴うことく昇降体80の上下方向の移動だけで基本的に
は行うことが可能となるので、各収納棚10への物品20の
出し入れ作業の全体的な時間短縮を図ることが可能とな
る。なお、第2の収納ラック14には上記物品搬入位置A
および物品搬出位置Bと対向する位置にも収納棚10を設
けてある。
【0042】また、第1の収納ラック12の左右方向端部
のうちの、物品搬入位置Aと離れた方の下部には、物品
20を取り出すための取出棚16が設けられている。図2に
示すように取出棚16の背部には開閉可能な扉17と、物品
20を引き出すための支持レール18とが設けられ、物品出
納体100 により取出棚16に移送された物品20を人等が取
り出させるように構成されている。このような取出棚16
を設けることにより、収納棚10に収納された物品20の中
に不良物品等が発見された場合、その不良物品等を次工
程に搬出することなく収納棚10から取出棚16に移してそ
こから取り出すことが可能となると共に、物品20の抜き
取り検査を行う場合には、抜き取る物品20を各収納棚10
から取出棚16に移してそこから取り出すことにより各物
品20を効率よく一度に抜き取れるので抜き取り検査を効
率よく行うことが可能となる。
【0043】また、さらに本実施例では物品出納体100
の構造にも特徴がある。図1に示すように物品出納体10
0 の柱体70には、基台60の移動方向に沿って柱体70から
突出するトラス状部材180 が、昇降体80の取付側の反対
側に設けられている。このトラス状部材180 は、柱体70
の上端部と基台60の移動方向(図中左右方向)端部とを
連結する主材181 と、この主材181 と柱体70とを斜めに
連結する斜材182 と、主材181 と柱体70とを水平に連結
する水平材183 とからなり、図8に示すように上記水平
材183 の主材181 側端部と上記斜材182 の主材181 側端
部とは、主材181 に共締め固定されている。このような
トラス状部材180 を設けることにより、重量をそれほど
増大させることなく柱体70の剛性を効率よく高めること
ができ、柱体70の揺れを効果的に防止することが可能と
なる。
【0044】次に、以上のように構成された本実施例に
よる自動倉庫の作用を説明する。
【0045】物品出納体100 は、基台60の左右方向への
動きと、昇降体80の上下方向への動きと、出入体90の前
後方向への動きとを組み合わせることにより、物品搬入
位置Aに搬入された物品20を受け取り各収納棚10に納入
したり、収納棚10から取り出した物品20を物品搬出位置
Bに移送してそこで物品20を受け渡したりする。
【0046】出入体90との間で受け渡しが行われる物品
20は、受け渡しの際、クランプ手段110 の有するガイド
部材115 によりガイドされ、正しい載置位置に載置され
る。出入体90上に載置された物品20は、クランプ手段11
0 のクランプ具114 によって基台60の移動方向両側より
挟持される。したがって、出入体90上に載置された物品
20が物品出納体100 の移動中に位置ずれ(特に基台60の
移動方向への位置ずれ)を起こすことを確実に防止で
き、物品20の受け渡しおよび出し入れを円滑に行うこと
が可能となる。
【0047】以上、本発明による自動倉庫の一実施例を
説明したが、本発明による自動倉庫は、かかる実施例の
具体的態様に限定されるものではなく、種々の変更が可
能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動倉庫の全体構成を
示す正面図
【図2】図1に示す自動倉庫の平面図
【図3】図1に示す自動倉庫の左側面図
【図4】昇降体の構成を示す正面図
【図5】図4に示す昇降体の平面図
【図6】出入体の構成を示す正面図
【図7】図6に示す出入体の断面図
【図8】物品出納体の下部構成を示す正面図
【図9】物品出納体の下部構成を示す平面図
【図10】物品出納体の下部構成を示す側面図
【図11】出入体の部分構成を示す図
【図12】出入体に取り付けられた弾性ストッパの構成
・作用を示す図
【符号の説明】
10 収納棚 12 第1の収納ラック 14 第2の収納ラック 16 取出棚 20 物品 30 搬入装置 40 搬出装置 50 物品出納装置 60 基台 70 柱体 80 昇降体(移動体) 90 出入体 100 物品出納体 110 クランプ手段 112 油圧シリンダ装置 114 クランプ具 115 ガイド部材 120 安全装置 130 ,140 位置検出手段 A 物品搬入位置 B 物品搬出位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも左右に並んだ複数の収納棚を
    有する収納ラックに沿って少なくとも左右に移動する移
    動体と、前記収納棚に向けて前後動可能なように前記移
    動体に設けられ載置した物品を前記収納棚から出し入れ
    する出入体と、を備えた物品出納体を有してなる自動倉
    庫において、 前記出入体に載置された前記物品を前記移動体の左右へ
    の移動方向両側から挟持するクランプ手段が前記移動体
    に設けられていることを特徴とする自動倉庫。
  2. 【請求項2】 前記出入体の前後動方向に延びたガイド
    部が前記クランプ手段に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の自動倉庫。
JP15003193A 1993-06-22 1993-06-22 自動倉庫 Pending JPH0710214A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070106A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Daifuku Co Ltd 物品収納設備における物品搬送装置
JP2009107732A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Daifuku Co Ltd 物品搬送装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007070106A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Daifuku Co Ltd 物品収納設備における物品搬送装置
JP2009107732A (ja) * 2007-10-26 2009-05-21 Daifuku Co Ltd 物品搬送装置

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