JPH07101632B2 - 平板の誘導加熱方法 - Google Patents

平板の誘導加熱方法

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JPH07101632B2
JPH07101632B2 JP62085582A JP8558287A JPH07101632B2 JP H07101632 B2 JPH07101632 B2 JP H07101632B2 JP 62085582 A JP62085582 A JP 62085582A JP 8558287 A JP8558287 A JP 8558287A JP H07101632 B2 JPH07101632 B2 JP H07101632B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、板幅方向の温度分布を容易に調整できるとと
もに、平板の板幅が異なっても主コイルを交換すること
なく板幅方向での加熱を均一に行うことができる平板の
誘導加熱方法に関する。
B.発明の概要 本発明は、平板を挾んで対向する一対の主コイル導体を
平板の長さ方向へ複数組配置して直交磁束形の主コイル
を構成する一方、平板を挾んで対向する二対の補助コイ
ル導体を平板の長さ方向へ一組以上配置して直交磁束形
の補助コイルを構成し、主コイル及び補助コイルに通電
しながら平板を搬送する平板の誘導加熱方法において、 平板の長さ方向での隣り合う主コイル導体間のピッチを
変えるとともに板幅方向での補助コイルの位置を調整し
て誘導加熱を行うことにより、 板幅方向の温度分布を調整可能とし、これによって板幅
の異なる平板を主コイルを交換することなく板幅方向へ
均一に誘導加熱できるようにしたものである。
C.従来の技術 平板を搬送しながら誘導加熱する誘導加熱コイル装置と
して、第3図に示すものが提案されている。
この誘導加熱コイル装置は、平板1を挾んで配置される
とともに高周波又は中周波の電源2に接続された直交磁
束形の主コイル3と、平板1を挾んで配置されるととも
に電源4に接続された直交磁束形の補助コイル5とを平
板の搬送方向に配設して構成されている。
主コイル3は、平板1を挾んで平板1の両面に対向して
平板1の板幅方向へ板幅Wを越えて延在する主コイル導
体6a〜6fを図のように配設し、これらの主コイル導体間
を接続するとともに電源2に接続し、主コイル導体6a〜
6fの背後に鉄心7を取り付けたものである。一方、補助
コイル5は、平板1を挾んで平板1の両面に対向して平
板1の板幅方向の両側縁の内側にて平板1の長さ方向へ
延在する補助コイル導体8a,8bを図のように配設し、こ
れらの補助コイル導体間を接続するとともに電源4に接
続し、補助コイル導体8a,8bの背後に鉄心9を取り付け
たものである。なお、前述したように夫々の主コイル導
体及び補助コイル導体は平板1の裏側にも同一のものが
位置する。
斯かる誘導加熱コイル装置により、主コイル3及び補助
コイル5に通電しながら例えば板幅Wが400mmの平板を
誘導加熱すると、第4図(a)に示すように平板は板幅
方向へ均一に誘導加熱される。
なお、先に出願してある特願昭61−118934号に記載され
ているように平板1の主コイル3のみの加熱による板幅
方向の温度分布は第6図(b)に示すような温度分布と
なり、両端部の内側に生じた温度分布の谷部m,nに相当
する部位が補助コイル5によって加熱されるので、主コ
イル3及び補助コイル5を第3図に示すように平板1の
搬送方向に沿って配設して加熱することによって、主コ
イル3及び補助コイル5を通過して搬送された平板1は
第4図(a)に示すように板幅方向に均一な温度分布で
誘導加熱される。
D.発明が解決しようとする問題点 ところが、斯かる誘導加熱コイル装置を用いて例えば板
幅Wが小さい300mmの平板を誘導加熱する場合、主コイ
ル3を変えることなく板幅Wに応じて補助コイル5のみ
を変えるか又は補助コイル導体8a,8b間の距離を変えて
可能な限り調整しても、第4図(b)に示すように平板
の板幅方向の中央部の温度が低下するという問題があ
る。従って、平板の板幅Wが異なる都度に主コイル3を
交換しないと板幅方向の温度を均一にすることができな
い。
このように同一の主コイルを用いて板幅の異なる平板を
誘導加熱すると板幅方向の温度分布が不均一になるのは
以下の理由による。
例えば第5図(a)に示すように背後の鉄心7を取り付
けた主コイル導体6a〜6fを平板1の両面に対向して配設
するとともにこれらの主コイル導体間を接続した直交磁
束形の主コイル10を電源2に接続した誘導加熱コイル装
置や、第5図(b)に示すように背後に鉄心7を取り付
けた主コイル導体6a〜6dを平板1の両面に対向して配設
するとともにこれらの主コイル導体間を接続した直交磁
束形の主コイル11を電源2に接続した誘導加熱コイル装
置(いずれも補助コイルなし)で平板1を図中の矢印方
向へ搬送しながら誘導加熱すると、夫々の主コイル導体
には矢印方向の電流Iが流れると同時に平板1には誘起
電流iが流れ、平板1が加熱される。この際の平板1の
板幅方向の温度分布は第6図(b)のようになる。
ところで、斯かる誘導加熱コイル装置において、平板1
の板幅Wを変えることなく第5図(a)又は第5図
(b)の主コイル導体間のピッチPを小さくすると第6
図(a)に示すように平板1の両側の温度が中央部に比
較して低くなり、逆にピッチPを大きくすると第6図
(c)に示すように平板1の両側の温度が中央部よりも
上昇することが判明した。これは以下の理由による。平
板1の板幅方向の温度分布が第6図(a),(b),
(c)となるときの誘起電流の循環流路は第7図
(a),(b),(c)であり、第7図(a),
(b),(c)では、平板1の板幅Wは一定であるため
に板幅方向へ流れる誘起電流iの流路長に変化はない
が、ピッチPが小さいほど第7図(a)に示すように平
板1の両側での平板1の長さ方向の流路長が短くなり従
って加熱される距離が短くなるので、第6図(a)に示
すように平板1の中央部に比較して両側での温度上昇が
少なくなる。また逆にピッチPが大きいほど第7図
(c)に示すように平板1の両側での平板1の長さ方向
の流路長が大きくなり加熱される距離がより多くなるの
で第6図(c)に示すように平板1の両側の温度が中央
部より高くなる。なお、第5図(a),第5図(b)に
示した主コイル導体は鉄心を取り付けてあるが、これら
の鉄心は加熱効率を高めるために設けたものであり、こ
れらの鉄心を設けない場合にも温度分布について上記と
全く同様な結果が得られた。
以上は平板の板幅を一定にして主コイル導体のピッチを
変えた場合の板幅方向の温度変化の説明であるが、主コ
イル導体のピッチを一定にして平板の板幅を変えた場合
も平板の幅方向と長さ方向での誘起電流の流路長の比率
が相対的に異なることとなるため、板幅方向での温度分
布が変動する。つまり、板幅Wを大きくすると平板の中
央部の温度が上がって両側の温度が相対的に下がり、第
6図(a)に類似する温度分布となる。逆に、板幅Wを
小さくすると中央部の温度が相対的に下がって第6図
(c)に類似する温度分布となる。このように板幅を変
えると主コイルによって誘導加熱される際の板幅方向の
温度分布が変動するため、同一の主コイルをそのままで
用いたのでは第3図のように主コイルと補助コイルを平
板の搬送方向に沿って配設し、補助コイル導体8a,8bの
間隔を平板1の板幅に合わせて調整しても板幅方向での
温度を第4図(a)に示したように均一に誘導加熱する
ことができずに第4図(b)に示したように不均一な温
度分布となってしまう。
そこで本発明は斯かる問題を解決した平板の誘導加熱方
法を提供することを目的とする。
E.問題点を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本発明の構成は、搬送ライ
ンに沿って搬送される長尺な平板の板幅方向へ板幅を越
えて延在するとともに平板を挾んで対向する一対の主コ
イル導体を平板の長さ方向へ複数組配置して直交磁束形
の主コイルを構成する一方、平板の板幅方向の両側縁の
内側にて平板の長さ方向へ延在するとともに平板を挾ん
で対向する二対の補助コイル導体を平板の長さ方向へ一
組以上配置して直交磁束形の補助コイルを構成し、主コ
イルと補助コイルとを平板の搬送方向に沿って配設する
とともに主コイル及び補助コイルに通電しながら平板を
搬送する平板の誘導加熱方法において、 平板の長さ方向での隣り合う前記主コイル導体間のピッ
チを、平板の板幅が大きい場合には大きく、逆に平板の
板幅が小さい場合には小さく変化させるとともに二対の
前記補助コイル導体を板幅方向での温度の低い位置に配
置することにより、平板の板幅方向の中央部と両側部の
温度を相対的に調整できるので、これによって板幅の異
なる平板を板幅方向へ均一に加熱できるようにしたこと
を特徴とする。
F.作用 平板の誘導加熱に際して、主コイルにおける主コイル導
体間のピッチを小さくすると平板の中央部の温度上昇が
相対的に両側部での温度上昇より大となり、反対に主コ
イル導体間のピッチを大きくすると平板の両側部の温度
上昇が相対的に中央部での温度上昇より大となるので、
主コイル導体間のピッチを変えることにより中央部と両
側部での温度が相対的に調節される。
従ってまた平板の板幅を基準の値より大きくすると、板
幅方向への誘起電流の流路長が長くなって相対的に両側
の温度が低くなり、この場合は平板の長さ方向での主コ
イル導体のピッチを大きくして平板の両側での平板の長
さ方向の流路長を長くすれば、両側の温度が高くなって
平板の板幅方向の温度が均一となる。
逆に平板の板幅を基準の値よりも小さくすると、板幅方
向への誘起電流の流路長が短くなって相対的に両側の温
度が高くなり、この場合は平板の長さ方向での主コイル
導体のピッチを小さくして平板の両側での平板の長さ方
向の流路長を小さくすれば、両側の温度が低くなって平
板の板幅方向での温度が均一となる。
板幅方向における中央と両側との間の温度の低い部分に
ついては、板幅方向における補助コイル導体の位置を調
整することによって対応する。
G.実施例 以下、本発明を図面に示す第1実施例,第2実施例に基
づいて説明する。なお、本発明は、主コイルと補助コイ
ルとからなる誘導加熱コイル装置における主コイル導体
どうしのピッチを変えて平板を誘導加熱するので、ピッ
チを変えることができる誘導加熱コイル装置を第1実施
例,第2実施例として説明する。
第1実施例の誘導加熱コイル装置を第1図(a),
(b)に示す。この誘導加熱コイル装置は、平板1を挾
んで対向するとともに第5図(a)に示す主コイル10と
類似した形状の直交磁束形の主コイル13と、平板1を挾
んで対向する二対で一組の直交磁束形の補助コイル14と
から構成されている。
主コイル13は、搬送ラインに沿って搬送される長尺な平
板1の板幅方向へ板幅Wを越えて延在する主コイル導体
15a〜15fと、主コイル導体15a〜15fの背後に取り付けら
れた鉄心7と、主コイル導体15a〜15fの平板1の長さ方
向でのピッチP1〜P3を変え得るように主コイル導体15a
〜15fの間を接続するとともに電源2に接続するための
固定導体16a〜16gとから構成されている。
一方、補助コイル14は、主コイル導体15c,15d間におい
て平板1の板幅方向の両側縁の内側で平板1の長さ方向
へ伸びる2本の補助コイル導体17a,17bとこの補助コイ
ル導体17a,17bの背後に取り付けた鉄心9と、補助コイ
ル導体17a,17bの間隔を変え得るように補助コイル導体1
7a,17bの間を接続するとともに電源4に接続するための
固定導体18a〜18cとから構成されている。
固定導体16a〜16gに対する主コイル導体15a〜15f及び固
定導体18a〜18cに対する補助コイル導体17a,17bの結合
構造を第1図(b)に示す。即ち、固定導体16a〜16g,1
8a〜18cにはその長さ方向へ長孔19が形成され、主コイ
ル導体15a〜15f及び補助コイル導体17a,17bの端部へ挿
通したボルト20を長孔19へ挿通し、ボルト20に図示しな
いナットが螺合されている。
上記の主コイル13及び補助コイル14は平板1の反対側に
も設けられている各コイル導体とで夫々一体に構成され
ている。
次に、誘導加熱コイル装置の第2実施例を第2図に示
す。この誘導加熱コイル装置は、平板1を挾んで対向す
るとともに第5図(b)に示す主コイル11と類似した形
状の直交磁束形の主コイル22と、平板1を挾んで対向す
る二対で一組の直交磁束形の補助コイル23とから構成さ
れている。
主コイル22は、搬送ラインに沿って搬送される長尺な平
板1の板幅方向へ板幅Wを越えて延在する主コイル導体
24a〜24dと、主コイル導体24a〜24dの背後に取り付けら
れた鉄心7と、主コイル導体24a〜24dの平板1の長さ方
向でのピッチP1〜P3を変えるように主コイル導体24a〜2
4dの間を接続するとともに電源2に接続するための固定
導体25a〜25eとから構成されている。
一方、補助コイル23は、主コイル22よりも平板1の搬送
方向下流側に位置し、平板1の板幅方向の両側縁の内側
にて両側縁に対して傾斜した状態で平板1の長さ方向へ
伸びる2本の補助コイル導体26a,26bと、補助コイル導
体26a,26bの背後に取り付けた鉄心9と、補助コイル導
体26a,26bのピッチを変え得るように補助コイル導体26
a,26bの間を接続するとともに電源4に接続するための
固定導体27a〜27cとから構成されている。
これらの主コイル導体24a〜24d及び補助コイル導体26a,
26bと固定導体25a〜25e,27a〜27cとの結合部も第1図
(b)と同じであり、主コイル22及び補助コイル23は平
板1の反対側にも設けられている各コイル導体とで夫々
一体に構成されている。
次に、本発明による平板の誘導加熱方法を、第1図に示
す誘導加熱コイル装置を用いて説明する。
平板を誘導加熱するには電源2,4から主コイル13,補助コ
イル14へ電流を流しながら、平板1を矢印の方向へ搬送
する。
平板1の板幅方向に均一な温度分布で加熱したいにもか
かわらず、中央部と両側部の温度が均一でない場合に
は、主コイル13の主コイル導体15a〜15fのピッチP1〜P3
のすべてかまたはいずれかの一部を小さくかまたは大き
くするように移動・調節することによって平板1の中央
部と両側部の温度上昇を相対的に調整し、均一な温度分
布となるようにして誘導加熱するものである。
また主コイル導体15a〜15fのピッチP1〜P3を変更するこ
とによって故意に平板1の中央部または両側部の温度が
高くなるように調整して誘導加熱することも容易であ
る。
また板幅Wの異なる平板1を誘導加熱するには、補助コ
イル14の補助コイル導体17a,17bの間隔を板幅Wに合わ
せて移動するか又は補助コイル14のみを交換する一方、
主コイル13の主コイル導体15a〜15fのピッチP1〜P3を変
更し、板幅方向での温度が均一となるように調整したの
ちに誘導加熱を行えばよい。主コイル導体どうしのピッ
チを変えることにより板幅Wが異なっても板幅方向へ均
一に加熱できるが、板幅Wが既存の主コイル,補助コイ
ルで対処可能な範囲を越えた場合は、従来と同様に主コ
イルの交換が必要になる。
主コイル導体15a〜15f,補助コイル導体17a,17bのピッチ
を変えるには、第1図(b)に示すボルト20に螺合した
図示しないナットをゆるめ、主コイル導体15a〜15f又は
補助コイル導体17a,17bを移動したのちに締め付ければ
よい。
第2実施例の誘導加熱コイル装置を用いて板幅の異なる
平板を誘導加熱する場合も前記と同様なので説明を省略
する。
なお、主コイル導体や補助コイル導体の配置や数は第1
実施例や第2実施例に限定されるものではなく、その他
にいろいろな配置方法がある。また、主コイル導体や補
助コイル導体には必ずしも鉄心を取り付ける必要はな
い。更に、主コイルと補助コイルとに同一電源から給電
するようにしてもよい。
H.発明の効果 以上説明したように本発明によれば、主コイル導体のピ
ッチを変えて平板を誘導加熱することにより、平板の板
幅方向の中央部と両側部の温度上昇を相対的に調節でき
るので、これによって板幅の異なる平板に切り換えて加
熱を行う場合に、その都度に主コイルを交換する必要が
ない。即ち、主コイル導体どうしのピッチを変えること
により、容易に平板の板幅方向の温度分布を調整できる
とともに、これによって板幅が変わっても板幅方向の温
度分布を均一に調整でき、板幅が変わっても従来のよう
に主コイルの交換を必要としないことから設備の停止時
間を減らして稼働率を上げることができる。またそのた
め、板幅に応じた各サイズの主コイルを準備する必要も
ない。
また、板幅の変更とは関係なく、一般的に平板を板幅方
向に均一に加熱する場合に、平板の中央部と両側部との
温度の相対的な調整を主コイル導体のピッチの調整によ
って容易に行うことができるので、板幅方向の均熱性を
向上できる効果が大きい。
更に、二対の補助コイル導体の板幅方向での配置を調整
するので、板幅方向での中央と両側との間に生じる温度
の低い部分をなくすることができ、主コイル導体のピッ
チの調整と補助コイル導体の位置の調整とを併用するこ
とで、平板の板幅方向での均熱性を確実なものにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本発明による平板の誘導加熱方法の実
施例に係り、第1図(a)は第1実施例を示すための誘
導加熱コイル装置の構成図、第1図(b)は第1図
(a)の部分拡大図、第2図は第2実施例を示すための
誘導加熱コイル装置の構成図、第3図は従来の誘導加熱
コイル装置を示す構成図、第4図(a),(b)は従来
の誘導加熱コイル装置を用いて板幅の異なる平板を加熱
した場合の温度分布を夫々示すグラフ、第5図〜第7図
は板幅方向の温度分布が異なる理由説明に係り、第5図
(a),(b)は例としてあげた誘導加熱コイル装置の
構成図、第6図,第7図は第5図(a)又は第5図
(b)の誘導加熱コイル装置によるものであり、第6図
(a),(b),(c)は主コイル導体のピッチを変え
た場合の平板の温度分布を示すグラフ、第7図(a),
(b),(c)は第6図(a),(b),(c)と対応
して誘起電流の流路を示す説明図である。 1……平板、2,4……電源、13,22……主コイル、14,23
……補助コイル、15a〜15f,24a〜24d……主コイル導
体、16a〜16g,18a〜18c,25a〜25e,27a〜27c……固定導
体、17a,17b,26a,26b……補助コイル導体、19……長
孔、20……ボルト、W……板幅、P1〜P3……ピッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送ラインに沿って搬送される長尺な平板
    の板幅方向へ板幅を越えて延在するとともに平板を挾ん
    で対向する一対の主コイル導体を平板の長さ方向へ複数
    組配置して直交磁束形の主コイルを構成する一方、平板
    の板幅方向の両側縁の内側にて平板の長さ方向へ延在す
    るとともに平板を挾んで対向する二対の補助コイル導体
    を平板の長さ方向へ一組以上配置して直交磁束形の補助
    コイルを構成し、主コイルと補助コイルとを平板の搬送
    方向に沿って配設するとともに主コイル及び補助コイル
    に通電しながら平板を搬送する平板の誘導加熱方法にお
    いて、 平板の長さ方向での隣り合う前記主コイル導体間のピッ
    チを、平板の板幅が大きい場合には大きく、逆に平板の
    板幅が小さい場合には小さく変化させるとともに二対の
    前記補助コイル導体を板幅方向での温度の低い位置に配
    置することにより、板幅方向の温度分布を調節するよう
    にしたことを特徴とする平板の誘導加熱方法。
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