JPH07101568B2 - 樹脂被覆電線・ケ−ブル - Google Patents
樹脂被覆電線・ケ−ブルInfo
- Publication number
- JPH07101568B2 JPH07101568B2 JP61006248A JP624886A JPH07101568B2 JP H07101568 B2 JPH07101568 B2 JP H07101568B2 JP 61006248 A JP61006248 A JP 61006248A JP 624886 A JP624886 A JP 624886A JP H07101568 B2 JPH07101568 B2 JP H07101568B2
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- Japan
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- resin
- coated
- electric wire
- cable
- resistance
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐コールド・フロー性、耐クラツク性に優れた
特定の4−メチル−1−ペンテン共重合体で被覆した電
線・ケーブルに関する。
特定の4−メチル−1−ペンテン共重合体で被覆した電
線・ケーブルに関する。
4−メチル−1−ペンテンの重合体又は共重合体により
被覆された電線・ケーブルは、すでにイギリス特許請求
の範囲第1074241号によつて知られている。4−メチル
−1−ペンテン重合体は、その融点から高いことから、
高温又は高温になる可能性のある部位に使用される電線
・ケーブルの被覆用樹脂として好適なものである。
被覆された電線・ケーブルは、すでにイギリス特許請求
の範囲第1074241号によつて知られている。4−メチル
−1−ペンテン重合体は、その融点から高いことから、
高温又は高温になる可能性のある部位に使用される電線
・ケーブルの被覆用樹脂として好適なものである。
しかしながら、このイギリス特許で使用されている4−
メチル−1−ペンテン重合体あるいは共重合体を電線に
被覆したものは、耐熱性、曲げ強度、耐衝撃強度におい
て満足できるのではなく、又工業的生産にも不充分なも
のであつた。
メチル−1−ペンテン重合体あるいは共重合体を電線に
被覆したものは、耐熱性、曲げ強度、耐衝撃強度におい
て満足できるのではなく、又工業的生産にも不充分なも
のであつた。
かかる欠点を改良した樹脂被覆電線・ケーブルとして4
−メチル−1−ペンテンと、炭素数16ないし22の1−オ
レフインとのランダム共重合体で被覆した電線・ケーブ
ルを本出願人は先に出願した(特開昭53−110085号公
報)。ところが油井試堀用ケーブル等。極めて高温下で
用いる用途では、そこに具体的に記載されている極限粘
度〔η〕が2.3dl/gの樹脂被覆材はコールド・フローを
起こし外装から滲み出したり、又、耐クラツク性も用途
によつては未だ不充分な場合があることが判明した。
−メチル−1−ペンテンと、炭素数16ないし22の1−オ
レフインとのランダム共重合体で被覆した電線・ケーブ
ルを本出願人は先に出願した(特開昭53−110085号公
報)。ところが油井試堀用ケーブル等。極めて高温下で
用いる用途では、そこに具体的に記載されている極限粘
度〔η〕が2.3dl/gの樹脂被覆材はコールド・フローを
起こし外装から滲み出したり、又、耐クラツク性も用途
によつては未だ不充分な場合があることが判明した。
かかる状況に鑑み、本発明は高温下でもコールド・フロ
ーの発生がなく、しかも耐クラツク性に優れた電線被覆
用樹脂を開発すべく種々検討した結果、極限粘度〔η〕
が特定の範囲にある4−メチル−1−ペンテンと炭素数
が12ないし22のα−オレフインとのランダム共重合体が
上記特性を有することが分かり、本発明を完成するに至
つた。
ーの発生がなく、しかも耐クラツク性に優れた電線被覆
用樹脂を開発すべく種々検討した結果、極限粘度〔η〕
が特定の範囲にある4−メチル−1−ペンテンと炭素数
が12ないし22のα−オレフインとのランダム共重合体が
上記特性を有することが分かり、本発明を完成するに至
つた。
すなわち、本発明は極限粘度〔η〕が2.5ないし5.0dl/g
及び炭素数12ないし22のα−オレフインの含有量が1な
いし20重量%の範囲にある4−メチル−1−ペンテンラ
ンダム共重合体を被覆したことを特徴とする耐コールド
・フロー、耐クラツク性、耐衝撃性に優れた樹脂被覆電
線・ケーブルを提供するものである。
及び炭素数12ないし22のα−オレフインの含有量が1な
いし20重量%の範囲にある4−メチル−1−ペンテンラ
ンダム共重合体を被覆したことを特徴とする耐コールド
・フロー、耐クラツク性、耐衝撃性に優れた樹脂被覆電
線・ケーブルを提供するものである。
本発明に用いる4−メチル−1−ペンテンランダム共重
合体とはデカリン溶媒135℃における極限粘度〔η〕が
2.5ないし5.0dl/g、好ましくは2.7ないし4.3dl/g及び炭
素数12ないし22のα−オレフインの含有量が1ないし20
重量%、好ましくは2ないし18重量%の範囲にある4−
メチル−1−ペンテンランダム共重合体であり、通常メ
ルトフローレート(MFR:荷重5kg、温度260℃)が1ない
し20g/10min、好ましくは2ないし15g/10min、通常融点
(ASTM D 3418)が200℃以上の結晶性の樹脂である。
合体とはデカリン溶媒135℃における極限粘度〔η〕が
2.5ないし5.0dl/g、好ましくは2.7ないし4.3dl/g及び炭
素数12ないし22のα−オレフインの含有量が1ないし20
重量%、好ましくは2ないし18重量%の範囲にある4−
メチル−1−ペンテンランダム共重合体であり、通常メ
ルトフローレート(MFR:荷重5kg、温度260℃)が1ない
し20g/10min、好ましくは2ないし15g/10min、通常融点
(ASTM D 3418)が200℃以上の結晶性の樹脂である。
極限粘度〔η〕が2.5gl/g未満のものは耐コールド・フ
ロー性、耐クラツク性、耐衝撃性に劣り、一方5.0dl/g
を越えるものは融点粘度が高過ぎて銅線等に押出被覆が
出来ず被覆電線が得られない。
ロー性、耐クラツク性、耐衝撃性に劣り、一方5.0dl/g
を越えるものは融点粘度が高過ぎて銅線等に押出被覆が
出来ず被覆電線が得られない。
又、極限粘度〔η〕が上記範囲内のものは、通常の成形
温度である260〜300℃で通常50〜250m/min、好適には10
0〜200m/minの成形速度で後述の導体に押出被覆した際
に、表面粗度が0.05〜1mmの範囲で粗化されるという特
徴をも有している。
温度である260〜300℃で通常50〜250m/min、好適には10
0〜200m/minの成形速度で後述の導体に押出被覆した際
に、表面粗度が0.05〜1mmの範囲で粗化されるという特
徴をも有している。
炭素数が12未満のα−オレフインとの共重合体は耐クラ
ツク性、耐衝撃性に劣り、炭素数が22を越える場合は共
重合体の製造が困難であるばかりでなく、共重合体の融
点も低くなり、耐油性に劣るので好ましくない。炭素数
が12ないし22のα−オレフインの含有量が1モル%未満
では耐クラツク性、耐衝撃性が改良されず、20重量%を
越えると耐コールド・フロー性に劣るとともに融点も低
くなり耐油性に劣る。炭素数が12ないし22のα−オレフ
インは具体的には1−ドデセン、1−テトラデセン、1
−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、
1−ドコセン等であり、それらα−オレフインは単独で
用いても、2種以上の混合物として用いてもよい。
ツク性、耐衝撃性に劣り、炭素数が22を越える場合は共
重合体の製造が困難であるばかりでなく、共重合体の融
点も低くなり、耐油性に劣るので好ましくない。炭素数
が12ないし22のα−オレフインの含有量が1モル%未満
では耐クラツク性、耐衝撃性が改良されず、20重量%を
越えると耐コールド・フロー性に劣るとともに融点も低
くなり耐油性に劣る。炭素数が12ないし22のα−オレフ
インは具体的には1−ドデセン、1−テトラデセン、1
−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン、
1−ドコセン等であり、それらα−オレフインは単独で
用いても、2種以上の混合物として用いてもよい。
本発明に用いるランダム共重合体には、本発明の目的を
損わない範囲で、耐熱安定剤、耐候安定剤、滑剤、耐銅
害安定剤、防曇剤等、通常ポリオレフインに添加使用さ
れる配合剤を添加しておいてもよい。
損わない範囲で、耐熱安定剤、耐候安定剤、滑剤、耐銅
害安定剤、防曇剤等、通常ポリオレフインに添加使用さ
れる配合剤を添加しておいてもよい。
前記ランダム共重合体の電線・ケーブルへの被覆方法は
公知の方法、例えば送線機、押出機、クロスヘツドダ
イ、冷却水槽、引取装置、捲取装置等からなる電線被覆
装置を用いてポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の従来の
熱可塑性樹脂を用いた被覆方法と同様な方法で行われ
る。
公知の方法、例えば送線機、押出機、クロスヘツドダ
イ、冷却水槽、引取装置、捲取装置等からなる電線被覆
装置を用いてポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の従来の
熱可塑性樹脂を用いた被覆方法と同様な方法で行われ
る。
本発明の樹脂被覆電線・ケーブルは前記4−メチル−1
−ペンテンランダム共重合体を銅、銀入り銅、クロム
銅、ジルコニウム銅及びスズ入り銅の銅合金、銅被鋼、
アルミニウム、イ号アルミ合金、アルミ覆鋼線等の導体
に絶縁材として被覆したものである。樹脂被覆材の厚さ
は通常0.5〜20mmの範囲にある。又樹脂被覆材の表面は
粗化、好ましくは表面粗度計(小坂ラボラトリー製SE−
3A、RJ型)で測定した表面粗度が0.05〜1mmの範囲で粗
化している方が被覆導線を束ねてケーブルとする場合
に、被覆導線同志及び/又は被覆導線と綿、布、ジュー
ト等の介在との巻きずれを起こさないので好ましい。
−ペンテンランダム共重合体を銅、銀入り銅、クロム
銅、ジルコニウム銅及びスズ入り銅の銅合金、銅被鋼、
アルミニウム、イ号アルミ合金、アルミ覆鋼線等の導体
に絶縁材として被覆したものである。樹脂被覆材の厚さ
は通常0.5〜20mmの範囲にある。又樹脂被覆材の表面は
粗化、好ましくは表面粗度計(小坂ラボラトリー製SE−
3A、RJ型)で測定した表面粗度が0.05〜1mmの範囲で粗
化している方が被覆導線を束ねてケーブルとする場合
に、被覆導線同志及び/又は被覆導線と綿、布、ジュー
ト等の介在との巻きずれを起こさないので好ましい。
本発明の4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体を
被覆した電線・ケーブルは、従来の樹脂被覆電線に比べ
て、耐コールド・フロー性、耐クラツク性、耐衝撃性に
優れ、且つ被覆樹脂の表面が適度に粗化されているので
複数の被覆電線を束ねてケーブルとする際にも巻きずれ
を起こすことなく強固に固定できるという特徴を有して
おり、高温下で使用される油井試堀用ケーブルを初め、
ビデオ電線、通信ケーブル等に好適である。
被覆した電線・ケーブルは、従来の樹脂被覆電線に比べ
て、耐コールド・フロー性、耐クラツク性、耐衝撃性に
優れ、且つ被覆樹脂の表面が適度に粗化されているので
複数の被覆電線を束ねてケーブルとする際にも巻きずれ
を起こすことなく強固に固定できるという特徴を有して
おり、高温下で使用される油井試堀用ケーブルを初め、
ビデオ電線、通信ケーブル等に好適である。
次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本
発明はその要旨を越えない限りこれらの例に何ら制約さ
れるものではない。
発明はその要旨を越えない限りこれらの例に何ら制約さ
れるものではない。
実施例1 極限粘度〔η〕:6.5dl/g、MFR:0.5g/10min及び1−ヘキ
サデセン/1−オクタデセン=50/50(重量比)の混合α
−オレフインを5重量%含有する4−メチル−1−ペン
テンランダム共重合体粉末(以下MPR−1と略す)100重
量部に2種の耐熱安定剤(商品名イルガノツクス1010ム
サシノガイギー社製及び商品名サンドスタブP−EPQサ
ンド社製)及びステアリン酸亜鉛を各々0.02、0.01及び
0.003重量部添加してヘンシエルミキサーで混合後60mm
φ単軸押出機(成形温度260℃)で溶融混練押出し、試
料−1を得た。次いで試料−1を65mmφ押出機及び口径
2.10mmφの充実型クロスヘツドダイを具備した電線被覆
成形機を用いて、外径0.2mmφの銅線に被覆し、被覆厚
み0.6mm、表面粗度が0.25mmの樹脂被覆電線を得た。得
られた電線の被覆樹脂−Iの極限粘度〔η〕は3.6dl/g
及びMFRは4g/10minであつた。次いで該樹脂被覆電線の
耐低温クラツク性を以下の方法で測定した。
サデセン/1−オクタデセン=50/50(重量比)の混合α
−オレフインを5重量%含有する4−メチル−1−ペン
テンランダム共重合体粉末(以下MPR−1と略す)100重
量部に2種の耐熱安定剤(商品名イルガノツクス1010ム
サシノガイギー社製及び商品名サンドスタブP−EPQサ
ンド社製)及びステアリン酸亜鉛を各々0.02、0.01及び
0.003重量部添加してヘンシエルミキサーで混合後60mm
φ単軸押出機(成形温度260℃)で溶融混練押出し、試
料−1を得た。次いで試料−1を65mmφ押出機及び口径
2.10mmφの充実型クロスヘツドダイを具備した電線被覆
成形機を用いて、外径0.2mmφの銅線に被覆し、被覆厚
み0.6mm、表面粗度が0.25mmの樹脂被覆電線を得た。得
られた電線の被覆樹脂−Iの極限粘度〔η〕は3.6dl/g
及びMFRは4g/10minであつた。次いで該樹脂被覆電線の
耐低温クラツク性を以下の方法で測定した。
低温クラツクテスト:0℃の雰囲気下で長さ2mの樹脂被覆
電線の一端に所定(2kg、1kg及び0.5kg)の錘を結び、
直径60cmの鉄製の滑車に通して他端を1m間上下させて被
覆樹脂にクラツクが発生するまでの回数(往復動を1
回)を測定した。
電線の一端に所定(2kg、1kg及び0.5kg)の錘を結び、
直径60cmの鉄製の滑車に通して他端を1m間上下させて被
覆樹脂にクラツクが発生するまでの回数(往復動を1
回)を測定した。
又、別途コールドフロー性及び耐衝撃性の評価を行うた
めに、型締圧100tonの射出成形機(成形温度280℃)を
用いて試料−1から被覆樹脂−Iと同一の極限粘度
〔η〕及びMFRを有するアイゾツト衝撃試験片(厚さ1/8
インチ、ノツチ無し)及び12cm×12cm×8mmの圧縮試験
用角板を成形し、以下の試験を行つた。
めに、型締圧100tonの射出成形機(成形温度280℃)を
用いて試料−1から被覆樹脂−Iと同一の極限粘度
〔η〕及びMFRを有するアイゾツト衝撃試験片(厚さ1/8
インチ、ノツチ無し)及び12cm×12cm×8mmの圧縮試験
用角板を成形し、以下の試験を行つた。
高温圧縮試験(耐コールドフロー性): 170℃のエアーチヤンバー内で角板に先端状が5mm×5mm
の鉄製の直方体を乗せ、直方体に荷重をかけて圧縮試験
を行い、ヤング率及び圧縮降状点応力を測定し、コール
ドフロー性の目安とした。即ち、圧縮降伏点応力の大き
いものほど耐コールドフロー性が優れるものてある。
の鉄製の直方体を乗せ、直方体に荷重をかけて圧縮試験
を行い、ヤング率及び圧縮降状点応力を測定し、コール
ドフロー性の目安とした。即ち、圧縮降伏点応力の大き
いものほど耐コールドフロー性が優れるものてある。
アイゾツト衝撃試験:ASTM D 256 結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1で用いた試料−1の代わりに、実施例1の単軸
押出機の成形温度を280℃にして溶融混練押出しして得
た試料−2を用いる以外は実施例1と同様に行つて被覆
樹脂−IIの極限粘度〔η〕が2.9dl/g、MFRが10g/10min
及び表面粗度が0.15mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第
1表に示す。
押出機の成形温度を280℃にして溶融混練押出しして得
た試料−2を用いる以外は実施例1と同様に行つて被覆
樹脂−IIの極限粘度〔η〕が2.9dl/g、MFRが10g/10min
及び表面粗度が0.15mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第
1表に示す。
実施例3 実施例1で用いたMPR−1の代わりに、極限粘度〔η〕:
6.7dl/g、MFR:0.4g/10min及び1−ドデセン/1−テトラ
デセン=50/50(重量比)の混合α−オレフインを5重
量%含有する4−メチル−1−ペンテンランダム共重合
体(MPR−2)を用いる以外は実施例1と同様に行い、
被覆樹脂−IIIの極限粘度〔η〕が3.4dl/g、MFRが5g/10
min及び表面粗度が0.23mmの樹脂被覆電線を得た。結果
を第1表に示す。
6.7dl/g、MFR:0.4g/10min及び1−ドデセン/1−テトラ
デセン=50/50(重量比)の混合α−オレフインを5重
量%含有する4−メチル−1−ペンテンランダム共重合
体(MPR−2)を用いる以外は実施例1と同様に行い、
被覆樹脂−IIIの極限粘度〔η〕が3.4dl/g、MFRが5g/10
min及び表面粗度が0.23mmの樹脂被覆電線を得た。結果
を第1表に示す。
実施例4 実施例2で用いたMPR−1の代わりに極限粘度〔η〕:6.
5dl/g、MFR:0.5g/10min及び1−ドデセン/1−テトラデ
セン=50/50(重量比)の混合α−オレフインを12重量
%含有する4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体
(MFR−3)を用いる以外は実施例2と同様に行い、被
覆樹脂−IVの極限粘度が2.9dl/g、MFRが10g/10min及び
表面粗度が0.25mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第1表
に示す。
5dl/g、MFR:0.5g/10min及び1−ドデセン/1−テトラデ
セン=50/50(重量比)の混合α−オレフインを12重量
%含有する4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体
(MFR−3)を用いる以外は実施例2と同様に行い、被
覆樹脂−IVの極限粘度が2.9dl/g、MFRが10g/10min及び
表面粗度が0.25mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第1表
に示す。
比較例1 実施例1で用いた試料−1の代わりに、実施例1の単軸
押出機の成形温度を320℃にして溶融混練り押出しして
得た試料−5を用いる以外は実施例1と同様に行い、被
覆樹脂−Vの極限粘度〔η〕が2.3dl/g、MFRが28g/10mi
n及び表面粗度が0.01mmの樹脂被覆電線を得た。結果を
第1表に示す。
押出機の成形温度を320℃にして溶融混練り押出しして
得た試料−5を用いる以外は実施例1と同様に行い、被
覆樹脂−Vの極限粘度〔η〕が2.3dl/g、MFRが28g/10mi
n及び表面粗度が0.01mmの樹脂被覆電線を得た。結果を
第1表に示す。
比較例2 実施例1で用いたMPR−1の代わりに、極限粘度〔η〕:
6.5dl/g、MFR:0.5g/10min及び1−デセンを5重量%含
有する4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体(MP
R−4)を用いる以外は実施例1と同様に行い、被覆樹
脂−VIの極限粘度〔η〕が3.4dl/g、MFRが5g/10min及び
表面粗度が0.20mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第1表
に示す。
6.5dl/g、MFR:0.5g/10min及び1−デセンを5重量%含
有する4−メチル−1−ペンテンランダム共重合体(MP
R−4)を用いる以外は実施例1と同様に行い、被覆樹
脂−VIの極限粘度〔η〕が3.4dl/g、MFRが5g/10min及び
表面粗度が0.20mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第1表
に示す。
比較例3 実施例2で用いたMPR−1の代わりに比較例2で用いたM
PR−4を用いる以外は実施例2と同様に行い、被覆樹脂
−VIIの極限粘度〔η〕が2.7dl/g、MFRが18g/10min及び
表面粗度が0.03mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第1表
に示す。
PR−4を用いる以外は実施例2と同様に行い、被覆樹脂
−VIIの極限粘度〔η〕が2.7dl/g、MFRが18g/10min及び
表面粗度が0.03mmの樹脂被覆電線を得た。結果を第1表
に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】極限粘度〔η〕が2.5ないし5.0dl/g及び炭
素数12ないし22のα−オレフインの含有量が1ないし20
重量%の範囲にある4−メチル−1−ペンテンランダム
共重合体を被覆してなることを特徴とする樹脂被覆電線
・ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006248A JPH07101568B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 樹脂被覆電線・ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006248A JPH07101568B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 樹脂被覆電線・ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62165807A JPS62165807A (ja) | 1987-07-22 |
JPH07101568B2 true JPH07101568B2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=11633188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61006248A Expired - Fee Related JPH07101568B2 (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 樹脂被覆電線・ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101568B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105229753A (zh) * | 2014-01-22 | 2016-01-06 | 住友电气工业株式会社 | 绝缘电线和同轴电缆 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53110085A (en) * | 1977-03-08 | 1978-09-26 | Mitsui Petrochemical Ind | Resin coated electric wire and cable |
JPS5931717A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-20 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 4−メチル−1−ペンテン低分子量重合体 |
JPS60106807A (ja) * | 1983-11-15 | 1985-06-12 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 超高分子量エチレン系ポリオレフイン粉末 |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP61006248A patent/JPH07101568B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105229753A (zh) * | 2014-01-22 | 2016-01-06 | 住友电气工业株式会社 | 绝缘电线和同轴电缆 |
TWI585782B (zh) * | 2014-01-22 | 2017-06-01 | Sumitomo Electric Industries | Insulated wires and coaxial cables |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62165807A (ja) | 1987-07-22 |
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