JPH07101527A - コンベヤフレーム及びローラ軸の位置決め固定方法 - Google Patents

コンベヤフレーム及びローラ軸の位置決め固定方法

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JPH07101527A
JPH07101527A JP24713293A JP24713293A JPH07101527A JP H07101527 A JPH07101527 A JP H07101527A JP 24713293 A JP24713293 A JP 24713293A JP 24713293 A JP24713293 A JP 24713293A JP H07101527 A JPH07101527 A JP H07101527A
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roller shaft
roller
conveyor
conveyor frame
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Toshiomi Hoshi
俊臣 星
Eiichi Kudo
栄一 工藤
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Toyo Kanetsu KK
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Toyo Kanetsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送ローラのローラ軸の位置決め固定を容易
に行い得るコンベヤフレーム及びローラ軸の位置決め固
定方法を提供する。 【構成】 一対の対向したコンベヤフレーム12の長手
方向に所望位置で切欠部16を設け、該切欠部16の下
方にローラ軸支持部14を設け、組み立て時に搬送ロー
ラ13のローラ軸17を切欠部16に嵌合することによ
り、組み立て作業を簡略化したコンベヤフレーム12及
びローラ軸17の位置決め固定方法。切欠部16に嵌合
する嵌合部とローラ軸17を挿入する挿入部を備えたア
タッチメントを用い、ローラ軸17の固定を緊密化した
コンベヤフレーム12の構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を搬送するための
搬送ローラを回転自在に支持するためのコンベヤフレー
ムと、搬送ローラの位置決め固定方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、物品の搬送や仕分けを行う
物流過程ではローラコンベヤが多用されている。図13
は従来のローラコンベヤの一例を示すものであり、基本
的には一対のコンベヤフレーム1に所定間隔で搬送ロー
ラ2を回動自在に掛け渡した構造になっている。なお、
図13には一対のコンベヤフレーム1の一方のみを図示
してある。コンベヤフレーム1は、アルミニウム材及び
その合金を押出し金型(ダイス)に通し、金型の開孔断
面形状の長物を製作する押出し加工法によって製造され
ている。図示の例では、コンベヤフレーム1の長手方
向、即ち押出し方向に中空部3、溝4、更に一対のフラ
ンジ5a、5b等が形成されている。
【0003】ところで、搬送ローラ2は一対のコンベヤ
フレーム1間に掛け渡されるのであるから、一対のコン
ベヤフレーム1の対向する側面にローラ軸6を軸受けす
るための、例えば凹状の軸受け機構を形成する必要があ
る。しかし、コンベヤフレーム1は押出し加工により製
造されるのであるから、中空部3や溝4、更にフランジ
5a、5bの如く押出し方向に部材を形成するのは簡単
であるが、例え凹部と言えども押出し方向と直交する方
向に軸受け構造を設けることは困難である。そこで従来
は、所望間隔で軸受け用の凹部7を形成した搬送ローラ
取付材8を予め準備し、中空部3から溝4を介して突出
させた止めボルト9及びナット10を用いて搬送ローラ
取付材8を固定していた。搬送ローラ取付材8は横断面
コ字状に形成され、フランジ5a、5bの上面から溝4
を閉塞するようにナット締めにより固定される。この構
成によれば、一対のコンベヤフレーム1の内側面に搬送
ローラ取付材8が一体に固定されるので、凹部7を利用
して図示のように搬送ローラ2を掛け渡すことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成のコ
ンベヤフレーム1にあっては、コンベヤフレーム1以外
に搬送ローラ取付材8、止めボルト9、ナット10等の
部材が必要になり、これがコスト高の一因になってい
た。また、搬送ローラ取付材8の固定に際しては、止め
ボルト9のネジ部が溝4から突出するように中空部4内
に止めボルト9を位置決めするとともに、搬送ローラ取
付材8に形成した挿通孔に止めボルト9を挿通させてか
らナット締めしなければならず、搬送ローラ取付材8の
固定作業が面倒であるうえに手間がかかり、作業性が良
くなかった。
【0005】なお、コンベヤフレームの軸受け機構につ
いては、実公平3−44741号公報、同5−2488
公報、更に特開平5−24623号公報等にも種々の構
造が開示されている。即ち、実公平3−44741号公
報により開示されたローラコンベヤは、コンベヤフレー
ムにローラ軸を嵌合させるための嵌合孔を形成したもの
であるが、嵌合孔を形成する工程が必要になるうえに、
ローラ軸の移動を規制するための係止具が別部材として
必要になる。実公平5−2488号公報により開示され
たローラコンベヤは、ローラ軸を支持するための一対の
支持体が必要であり、支持体の構造も複雑である。ま
た、特開平5−24623号公報により開示されたコン
ベヤ軸受けは、軸受け本体が必要であるうえに、その取
り付け機構も必要である。このように、従来のコンベヤ
フレームやローラコンベヤは、いずれも部品点数が多い
うえに構造が複雑になっていた。
【0006】本発明の第1の目的は、搬送ローラのロー
ラ軸の位置決め固定を容易に行い得るコンベヤフレーム
を提供することにある。本発明の第2の目的は、搬送ロ
ーラのローラ軸の位置決め固定を容易且つ確実に、また
所望位置に行い得るコンベヤフレームを提供することに
ある。本発明の第3の目的は、搬送ローラのローラ軸の
位置決め固定を容易に行い得るローラ軸の位置決め固定
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の目的
は、搬送ローラを回転自在に支持するコンベヤフレーム
において、コンベヤフレームの長手方向に、搬送ローラ
を構成するローラ軸の位置決めを行うための切欠部と、
該切欠部の下部に張り出しローラ軸を支持するローラ軸
支持部とを設けたことを特徴とするコンベヤフレームに
より達成することができる。本発明に係る第2の目的
は、ローラ軸の一端を挿入する挿入部を備えたアタッチ
メント、またはローラ軸の一端を押さえ込む押さえ部を
備えたアタッチメントを切欠部に嵌合してローラ軸を切
欠部に位置決め固定することを特徴とする請求項1記載
のコンベヤフレームにより達成することができる。本発
明に係る第3の目的は、一対の対向したコンベヤフレー
ムの対向部に形成した切欠部に、搬送ローラを構成する
ローラ軸の一端を嵌合することにより、ローラ軸の位置
決めと固定を行うことを特徴とするローラ軸の位置決め
固定方法により達成される。
【0008】
【作用】本発明に係るコンベヤフレームによれば、コン
ベヤフレームの長手方向に所望間隔で切欠部を設け、該
切欠部の下方にローラ軸支持部を設けたので、切欠部に
ローラ軸を嵌合するだけで別部材を用いることなくロー
ラ軸の位置決めと固定を行うことができる。また、前記
切欠部に嵌合して位置決めされるアタッチメントにロー
ラ軸の挿入部や押さえ部を設けたので、ローラ軸の位置
決め固定をより一層確実にするとともに、搬送ローラが
回転する際のがたつきを低減することができる。更に、
アタッチメントの嵌合部と挿入部とを離間させた構成に
することにより、切欠部から所望距離を離れた位置にロ
ーラ軸を位置決め固定することができ、ローラコンベヤ
構成上の自由度が向上する。更に、コンベヤフレームの
所望位置にローラ軸を位置決め固定するための切欠部を
設けただけでローラ軸を固定できるので、ローラコンベ
ヤの組み立て作業が容易になる。
【0009】
【実施例】次に、図1〜図3を参照して本発明を適用し
たコンベヤフレームの第1実施例を詳細に説明する。図
1はコンベヤフレームの構成を示す斜視図、図2はコン
ベヤフレームの構成を示す要部の側面図、図3は搬送ロ
ーラの構造を示す要部の断面図である。なお、ローラコ
ンベヤ11は、一対のコンベヤフレーム12を対向配置
するとともに、搬送ローラ13を橋掛け状態に掛け渡し
て構成したものであり、コンベヤフレーム12について
は対称構造であるので一方について図示及び説明する。
【0010】コンベヤフレーム12は、アルミニウム材
及びその合金を押出し金型(ダイス)に通し、金型の開
孔断面形状の長物を製作する押出し(または引き抜き)
加工法によって製造される。コンベヤフレーム12は、
板状の壁部12aに所望間隔で上下一対の張出部を設け
た形状であり、下側の張出部がローラ軸支持部14にな
り、上側の張出部15に形成した切欠部16が搬送ロー
ラ13の位置決めを行う。なお、切欠部16の形成につ
いては、後に図12を参照して形成方法の一例を説明す
る。
【0011】本実施例における搬送ローラ13のローラ
軸17は、図2に示すように横断面六角形の柱状に形成
されている。切欠部16の横幅W1は、ローラ軸17を
平行面から嵌合し得るとともに、嵌合後は両側面からが
たつきなく支持し得る寸法に設定されている。そして、
ローラ軸支持部14と上側張出部15との間の間隙G
は、ローラ軸17の角部の径以下に設定されるので、切
欠部16にローラ軸17を嵌合した場合は、図2に示す
ようにローラ軸17の一つの角部がローラ軸支持部14
に載り、両側面が切欠部16により支持されるようにな
る。即ち、ローラ軸17を切欠部16に嵌合することに
より、ローラ軸17は一つの角部と二つの側面とで安定
に支持されることになる。
【0012】ここで、図3を参照して搬送ローラ13に
ついて説明する。搬送ローラ13は、ローラ軸17の両
端にインナーレース21、ボールベアリング22、アウ
ターレース23により構成した軸受け機構を設け、アウ
ターレース23の外側に円筒体24を被嵌した構造にな
っている。ローラ軸17を切欠部16に嵌合した場合、
三点支持によりローラ軸17は回転不可になるが、ロー
ラ軸17の両端に設けた軸受け機構により円筒体24が
回転自在に支持されるので、この回転により上部に載置
される物品を搬送することができる。
【0013】本実施例に示したコンベヤフレーム11
は、搬送ローラ13を位置決め固定するための取付け部
材は一切不要であり、組み立てに際しネジ止め等の作業
も一切不要になる。そして、ローラ軸17の位置決め固
定方法は、切欠部16にローラ軸17を嵌合するだけで
殆どワンタッチとも言える簡単な作業で行い得る。従っ
て、部品点数の削減と作業工数の削減を図ることがで
き、またメンテナンスも簡便に行い得るようになる。さ
らに、コンベヤ幅におけるデッドスペースを小さくする
ことができるので、コンベヤの幅に対し物品搬送のため
の有効幅を増加させることもできる。
【0014】次に、図4〜図6を参照して本発明の第2
実施例を説明する。図4は搬送ローラの位置決めを示す
要部の斜視図、図5は搬送ローラの固定状態を示す要部
の側面図、図6は搬送ローラの固定状態を示す要部の断
面図である。なお、本実施例と前記第1実施例との主な
相違点は、ローラ軸を緊密に固定するためのアタッチメ
ントを使用することにあるので、前記同様の作用を行う
部材には同一の符号を付して説明を省略する。即ち、本
実施例においては、切欠部16にローラ軸17を直接嵌
合するのではなく、アタッチメント31を先ず切欠部1
6に嵌合し、このアタッチメント31に形成した六角形
の凹部である挿入部32にローラ軸17を嵌め込むよう
に構成した。
【0015】アタッチメント31は軽合金や合成樹脂を
成形したものであり、切欠部16に嵌合する箱型の嵌合
部33内に挿入部32が形成され、嵌合部33の下部に
ローラ軸支持部14上に載置される支持部34と、ロー
ラ軸支持部14を巻き込むようにしてがたつきを低減す
る係合部35とが一体に形成されている。アタッチメン
ト31の取り付けは、図6に示す矢印A方向からアタッ
チメント31を切欠部16内に押し込むことにより簡単
に行われる。そして、図5及び図6に示すように切欠部
16にアタッチメント31を取り付けた状態では、嵌合
部33が切欠部16に嵌合し、係合部35がローラ軸受
け部14を挟み込むように係合する。従って、アタッチ
メント31は上下及び左右のいずれにも移動不可にな
り、矢印Aの反対方向にのみ引き出し可能になる。
【0016】このようにコンベヤフレーム12に先ずア
タッチメント31を固定した後、挿入部32にローラ軸
17の先端を挿入することにより、ローラ軸17の固定
が完了する。切欠部16の幅W1に対し嵌合部33の外
径寸法を密に仕上げることにより、左右方向のがたつき
低減が行われ、ローラ軸受け台14の厚みに対する係合
部35の内径寸法を密に仕上げることにより、上下方向
のがたつき低減が行われる。そして、コンベヤフレーム
12、アタッチメント31のいずれも金型により成形さ
れるので、前記寸法精度はもとより挿入部32となる六
角形の凹部も高精度に仕上げることができる。
【0017】なお、アタッチメント31を合成樹脂等の
軟質材により構成した場合、係合部35を開くことがで
きるので、切欠部16の上方から押し込むようにして嵌
合することができ、同様に係合部35を開くようにして
上方に外すこともできる。嵌合状態では、支持部34と
ローラ軸支持部14とが弾性的に接触するようになり、
更にローラ軸17がコンベヤフレーム12に直接接触し
ないので、物品搬送中におけるローラコンベヤ11から
の騒音発生を低減することができ、作業環境が改善され
る。しかも、別部材としてアタッチメント31を使用す
るものの、その取り付けに際してはネジ止め作業等は一
切不要であり、組み立て、取り外し等の作業を効率よく
行うことができる。
【0018】次に、図7及び図8を参照して本発明の第
3実施例を説明する。なお、本実施例と前記各実施例と
の相違点は、ローラ軸17の面をローラ軸支持部14上
に接触させるように構成したことにある。即ち、図2と
図8とを対比すると明らかなように、ローラ軸支持部1
4上にローラ軸17の平面部17aが接触するように載
置されているので、ローラ軸支持部14との接触面積が
大きくなり、その対面にある平面部17bが上側の張出
部15の上面と同様の面になる。図示の例では、切欠部
16の下端角部16aがローラ軸17の両斜面に掛かっ
ているので、ローラ軸17は一側面17aと2つの下端
角部16aとの3箇所で支持されることになり、左右及
び上下方向の位置規制が行われる。
【0019】なお、本実施例の場合、切欠部16の幅W
1を拡大するとともに、上側の張出部15の厚みを大き
くして、ローラ軸17の両側角部で左右方向の位置規制
を行うように構成してもよい。この場合、前記第1実施
例と同様にローラ軸17を切欠部16の上方から嵌合す
ることができる。本実施例の構成にあっても、別部材を
用いることなくローラ軸17をコンベヤフレーム12に
位置決め固定することができ、部品点数及び作業工数の
削減を図ることができ、メンテナンス性も向上する。
【0020】次に、図9を参照して本発明の第4実施例
を説明する。なお、本実施例の主な特徴は、アタッメン
ト31の嵌合部33に対し挿入部32の位置を横方向に
ずらしたことにある。即ち、嵌合部33は切欠部16に
嵌合するように形成され、その中心から横方向に距離L
だけ離れた位置に挿入部32が形成されている。なお、
挿入部32は第3実施例の場合と同じ向きでローラ軸1
7を挿入し得るように形成されているが、第1及び第2
実施例と同様に角部が上下になるように形成してもよ
い。更に、アタッチメント31の下端は平面に形成され
ているが、第2実施例同様に係合部を設けてもよい。
【0021】本実施例によれば、切欠部16からLだけ
離間した位置にローラ軸17を位置決め固定することが
でき、搬送ローラ13の間隔を広げたい場合や密にした
い場合等に便利である。この構成によれば、距離Lの異
なったアタッチメント31を多種準備することにより、
切欠部16の形成間隔を広くしてもよく、前記実施例と
同様の効果を奏する上に、ローラコンベヤ11を設計す
る際の自由度が向上するなどの種々の効果を奏する。
【0022】次に、図10及び図11を参照して本発明
の第5実施例を説明する。本実施例の特徴は、前記第3
実施例で示したローラ軸17の位置決め固定を更に確実
に行い得るように構成したことにある。即ち、本実施例
ではローラ軸17の一側面17aをローラ軸支持部14
に接触させて載置するとともに、対面側の側面17bと
両側の傾斜面17c、17dを覆うアタッチメント36
を用いてローラ軸17を押さえ込むように構成した。ア
タッチメント36には、ローラ軸17のほぼ三辺に係合
するように形成された押さえ部36aと、上側の張出部
15の下側面に沿って延長する板状の係止部36bとを
備えている。
【0023】そして、コンベヤフレーム12にローラ軸
17を位置決め固定する際は、ローラ軸17の上側をア
タッチメント36で覆うとともに、係止部36bを上側
の張出部15の下側に差し込むようにする。この結果、
ローラ軸17はローラ軸支持部14上に面接触した状態
で載置され、しかも上側からアタッチメント36により
面接触状態で押さえ込まれる。故に、ローラ軸17は上
下左右のいずれにも移動不可になり、ローラ軸17の位
置決め固定ががたつき無く行われる。本実施例に示した
構成にあっては、別部材としてアタッチメント36を使
用するものの、ネジ締め等の作業は一切不要になり、組
み立て作業やメンテナンス作業を効率よく行うことがで
きる。
【0024】次に、図12を参照して本発明のコンベヤ
フレームの成形に好適な方法について説明する。図12
はコンベヤフレームの製造を示す斜視図である。なお、
コンベヤフレームや切欠部等については前記各実施例と
同一の符号を付して説明する。押出成形機40にはシリ
ンダ状のコンテナ41が設けられ、このコンテナ41に
はアルミニウム材またはその合金を加熱した押出し素材
(ビレット)42が入れられるようになっている。コン
テナ41の押出し口には押出金型(ダイス)43が設け
られ、押出金型43には各実施例で示したコンベヤフレ
ーム12を押し出すための、例えば断面コ字状とも言え
る押出し開孔が形成されている。従って、押出し素材4
2は、図示しないラムで押されることにより、断面コ字
状の成形材44となって押出金型43から押し出される
ことになる。なお、成形材44の形状をコンベヤフレー
ム12と対比して説明すると、断面コ字状とは壁部12
aと上側の張出部15及びローラ軸支持部14とで形成
される部分を言う。
【0025】押出金型43の近傍にはローラ状の支持部
材45が固設され、支持部材45は押出金型43から押
し出された成形材44に当接して、押し出し方向に直交
する方向(横断する方向の回転軸回り)で回転するよう
になっている。成形材44を挟んで支持部材45の反対
側には外周に等間隔で突起46が形成された成形ダイス
であるピニオンダイス47が設けられ、ピニオンダイス
47は支持部材45の回転軸と同一方向の回転軸で回転
するようになっている。ピニオンダイス47は、加圧シ
リンダ48により成形材44に対して接近離反動するよ
うになっている。加圧シリンダ48と成形材44との間
にはストッパ49が設けられ、ストッパ49は成形材4
4に対するピニオンダイス47の接近動を所定位置で規
制するようになっている。ピニオンダイス47は、スト
ッパ49で移動が規制された位置で、成形材44に突起
46を押圧するようになっている。そして、突起46で
成形材44を加圧して凹状に形成された位置が、前記各
実施例に示した切欠部16になる。
【0026】支持部材45、ピニオンダイス47が設け
られる位置は、押出し金型43から押し出された成形材
44が軟化状態を保持している範囲となる。即ち、アル
ミニウム材及びその合金の熱間押出し加工では、370
°〜550°程度に加熱した押出し材42が用いられる
ことになるが、これに放熱条件、流出速度(通常は2.
5〜7.5m/分)が考慮されて、加圧成形に最適な加
工温度となる位置で支持部材45、ピニオンダイス47
が配置されることになる。これにより、押出し直後の高
温による軟化状態を利用して、押出し工程と同時に容易
な成形加工ができることになる。なお、支持部材45及
びピニオンダイス47の温度が、成形材44の温度に比
べて大幅に低いと、成形材44がこれらと接したときに
冷却されて硬化してしまう。従って、支持部材45及び
ピニオンダイス47は、押出し金型43とともに成形材
44の軟化温度近傍の温度に保たれている。また、成形
材44が長尺の場合には、成形品引出具50を設けて押
出し抵抗による品質の低下を防止することが望ましい。
【0027】このように構成された押出成形機40を用
いて押し出し方向の成形加工を行う場合は、先ず所望断
面形状の成形材44を押出し金型43から押し出す。次
に、加圧シリンダ48を駆動してピニオンダイス47を
成形材44方向に移動し、突起46を成形材44方向に
移動し、突起46を成形材44に押圧する。突起46に
押圧された成形材44は、押し出し直後の軟化状態にあ
るため、支持部材45の反力を受けて押圧部分が突起4
6形状に塑性変形する。この状態で、成形材44が更に
押し出されると、ピニオンダイス47が押し出し方向に
回転され、次の突起46が成形材44を押圧し、一定間
隔で切欠部16を成形することになる。従って、成形材
44を押出し続けることにより、押し出し方向に所定間
隔で切欠部16が連続成形加工される。
【0028】以上に本発明の各実施例を説明したが、本
発明は前記実施例に限定されるものではなく種々の変形
が可能である。例えば、ローラ軸17の断面形状は六角
形に限定されず、四角、八角形等の形状であってもよ
い。また、切欠部16はローラ軸支持部14に形成して
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るコ
ンベヤフレームによれば、コンベヤフレームの長手方向
に所望間隔で切欠部を設け、該切欠部の下方にローラ軸
支持部を設けたので、搬送ローラのローラ軸を切欠部に
嵌合するだけでローラ軸の位置決めと固定とを行うこと
ができる。従って、ローラ軸の位置決めと固定を行うた
めの別部材は不要になり、ローラコンベヤの組立て作業
の効率化を図ることができる。また、切欠部に嵌合する
嵌合部とローラ軸を挿入する挿入部とを備えたアタッチ
メント、及びローラ軸を押さえる押さえ部を備えたアタ
ッチメントによりローラ軸を切欠部に位置決め固定する
構成にしたので、ネジ締め作業等の手間の掛かる作業を
行うことなくローラ軸をコンベヤフレームに緊密に固定
することができうえに、ローラコンベヤによる物品搬送
時の騒音低減を図ることもできる。更に、アタッチメン
トは嵌合部と挿入部とを所望間隔について離間した位置
に形成することができるので、搬送ローラの固定位置を
簡単に調整することができ、ローラコンベヤを設計する
際の自由度を向上させることができる。そして、ローラ
コンベヤの組み立てに際しては、切欠部にローラ軸を嵌
合させるだけでよいので、作業効率を大幅に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるコンベヤフレームの
斜視図である。
【図2】コンベヤフレームとローラ軸の嵌合状態を示す
要部の側面図である。
【図3】ローラ軸の要部の断面図である。
【図4】本発明の第2実施例であるアタッチメントの斜
視図である。
【図5】アタッチメントの形状を示す側面図である。
【図6】アタッチメントの形状を示す断面図である。
【図7】本発明の第3実施例であるローラ軸の位置決め
固定を示す斜視図である。
【図8】コンベヤフレームの側面図である。
【図9】本発明の第4実施例であるローラ軸の位置決め
固定を示す側面図である。
【図10】本発明の第5実施例であるローラ軸の位置決
め固定を示す斜視図である。
【図11】アタッチメントの形状を示す側面図である。
【図12】本発明のコンベヤフレームの成形に好適な成
形装置の斜視図である。
【図13】従来のコンベヤフレームの構成を示す斜視図
である。
【符号の説明】
11 ローラコンベヤ 12 コンベヤフレーム 13 搬送ローラ 14 ローラ軸支持部 15 上側の張出部 16 切欠部 17 ローラ軸 31、36 アタッチメント 32 挿入部 33 嵌合部 34 支持部 35 係合部 36a 押さえ部 36b 係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送ローラを回転自在に支持するコンベ
    ヤフレームにおいて、コンベヤフレーム(12)の長手
    方向に、搬送ローラ(13)を構成するローラ軸(1
    7)の位置決めを行うための切欠部(16)と、該切欠
    部(16)の下部に張り出しローラ軸(17)を支持す
    るローラ軸支持部(14)とを設けたことを特徴とする
    コンベヤフレーム。
  2. 【請求項2】 ローラ軸(17)の一端を挿入する挿入
    部(32)を備えたアタッチメント(31)、またはロ
    ーラ軸(17)の一端を押さえ込む押さえ部(36a)
    を備えたアタッチメント(36)を切欠部(16)に嵌
    合してローラ軸(17)を切欠部(16)に位置決め固
    定することを特徴とする請求項1記載のコンベヤフレー
    ム。
  3. 【請求項3】 切欠部(16)に嵌合する嵌合部(3
    3)から離間した位置にローラ軸(17)の一端を挿入
    する挿入部(32)を設けたアタッチメント(31a)
    を用い、切欠部(16)の形成位置から離れた位置にロ
    ーラ軸(17)を位置決め固定することを特徴とする請
    求項1記載のコンベヤフレーム。
  4. 【請求項4】 一対の対向したコンベヤフレーム(1
    2)の対向部に形成した切欠部(16)に、搬送ローラ
    (13)を構成するローラ軸(17)の一端を嵌合する
    ことにより、ローラ軸(17)の位置決めと固定を行う
    ことを特徴とするローラ軸の位置決め固定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002338021A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Ito Denki Kk ローラコンベアにおけるモータローラの取付構造
JP2009029614A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Innova Patent Gmbh コンベヤベルトにより商品を移送するコンベヤ装置用の軸受

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