JP3018438B2 - ガラス繊維マットの成形用治具 - Google Patents

ガラス繊維マットの成形用治具

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、繊維強化樹脂に使用するガラス繊維マット
の成形用治具に関するものである。
〔従来の技術〕
近時、FRP(ガラス繊維強化熱硬化性樹脂)製品が自
動車の外板等の各種成形品に使用されるようになった。
このようなガラス繊維強化樹脂成形品の成形に使用する
ガラス繊維マットは、熱可塑性バインダーをコーティン
グしたコンティニュアスストランドマット(連続長繊維
のガラスマット)をバインダーの軟化点以上の温度に遠
赤外線加熱機で加熱し、これを型に入れてプレスして所
定の形状を付与し、冷却してバインダーを固化してガラ
ス繊維マットを成形している。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記のドライプリフォーム成形の加熱及びプレス工程
において、ガラス繊維マットのしわ、片寄り等を防止す
るためガラス繊維マットを固定する必要があるが、新ら
しい技術であるため、特に決まった治具等が無いのが現
状である。
本発明は、加熱から成形に至るまでガラス繊維マット
を保持したまま行えるようにし、その取扱いを容易にし
て作業能率の向上を図ると共に、安定した成形を可能と
するガラス繊維マットの成形用治具を提供することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明は、第1の抑え具の枠体を構成する各辺のベー
ス板に調節ボルトで昇降する多数の分割可動ブロックを
設置し、前記第1の抑え具に対向する第2の抑え具に多
数のガラス繊維マット固定用ピンを着脱自在に配設し、
これらの両抑え具を係脱可能としたガラス繊維マットの
成形用治具である。
第2の抑え具にガラス繊維マットを固定用ピンを利用
してセットし、これに第1の抑え具を装着する。調節ボ
ルトで各可動ブロックの高さを調節して各可動ブロック
ごとにガラス繊維マットの押圧力を自由に調整できる。
また、第2の抑え具のマット固定用ピンを取り外すこと
で、その部位を非固定とすることが可能であり、ガラス
繊維マットの固定と非固定が各可動ブロックごとに自由
に設定できる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は治具全体の斜視図を示し、第2図及び第3図
はそれぞれ第1図のII−II線、III−III線による断面を
示す。
治具は上部抑え具と下部抑え具からなり、上部抑え具
は縦横のベース板1,2を枠状に組立てて形成するもので
ある。ベース板1,2には固定ブロック4をボルト8で固
定し、所定の長さに分割した多数の可動ブロック6には
長溝7を設け、この各長溝7に固定ボルト9を挿通して
ベース板1及びベース板2に螺着する。固定ブロック4
には多数の調節ボルト5を螺合し、各調節ボルト5の先
端部を各可動ブロック6に係合保持させる。
縦横のベース板1,2を枠状に組立てるには、一方のベ
ース板1の両端に第4図に示すようにコーナーブロック
15,16を配設し、他方のベース板2をベース板1に固定
する。
下部抑え具3は角パイプ等で枠型に形成し、その上面
に多数のガラスマット固定用ピン11を着脱自在に設け
る。各マット固定用ピン11に対向する可動ブロック6の
下面には、マット抑え用の孔10を形成する。
上部抑え具と下部抑え具とは、それらの各辺に設けた
クランプ12と止め具13で装着、離脱が容易に行えるよう
にしてある。
次に、この治具を使用したプリフォーマブルガラスマ
ットの成形について説明する。
第1図に示すように、上部抑え具と下部抑え具とを切
り離した状態とし、下部抑え具3にガラスマットを固定
用ピン11を利用してセットし、上部抑え具をクランプ12
と止め具13で装着する。固定ボルト9を緩めて調節ボル
ト5を回して可動ブロック6の高さを調節し、固定ボル
ト9を締めることで各可動ブロック6ごとにガラスマッ
トの押圧力を自由に調整できる。また、下部抑え具3の
固定用ピン11を取り外すことで、その部位を非固定とす
ることができ、マットの固定と非固定が自由に設定でき
る。
すなわち、ガラスマットの抑え方を一定間隔ごとに固
定ないし自由状態の間で任意に設定できるので、プレス
工程における成形状態を考慮してガラスマットにしわ等
が発生しないように所望部位の押圧力を調節して固定す
ることができ、また種々の製品形状に対応可能となる。
次に、この治具に装着したままのガラスマットをコン
ベア等で遠赤外線加熱機に搬送して加熱し、次いで治具
ごとプレス機に搬送してガラスマットを成形する。下部
抑え具3の底面を平面に形成してあるので、ローラーコ
ンベアで高速で容易に搬送が可能である。冷却してバイ
ンダーが固化したマットを上部抑え具のクランプ12を外
して取り出すと、プリフォームガラスマットが得られ
る。
下部抑え具3に設けた固定用ピン11と可動ブロック6
に設けた孔10とは、それらを互いに逆に可動ブロック6
と下部抑え具3にそれぞれ配設するようにしても良い。
次に別の実施例について、第5図を参照して説明す
る。
上部抑え具のベース板1,2に固定する固定ブロックを
可動ブロック6と同じ長さに分割した分割ブロック14,1
4・・・とし、それらの外側に固定ボルトの取付け孔17,
18を設ける。上部抑え具をこの構造とすることにより、
大きさの異なる成形品の場合に、可動ブロック6と分割
ブロック14の数を適宜選定することで、ベース板1とベ
ース板2で構成する上部抑え具の枠体の大きさが調整で
き、下部抑え具を別に製作するだけで対応可能となる。
〔発明の効果〕
本発明は、加熱から成形に至るまでガラス繊維マット
を治具で保持したまま行え、その取扱いを容易にして作
業能率の向上を図ると共に、ガラス繊維マットにしわや
片寄り等が発生することを防止して安定した成形を可能
とする効果が有る。
【図面の簡単な説明】
第1図は治具全体の斜視図、第2図及び第3図はそれぞ
れ第1図のII−II線、III−III線による断面図、第4図
は上部抑え具の斜視図、第5図は上部抑え具の他の実施
例の斜視図である。 1,2:ベース板、3:下部抑え具 4:固定ブロック、5:調節ボルト 6:可動ブロック、7:長溝 8,9:固定ボルト、10:孔 11:固定用ピン、12:クランプ 13:止め具、14:固定分割ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 5/04 - 5/10 C08J 5/24 B29B 11/16 B29B 15/08 - 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の抑え具の枠体を構成する各辺のベー
    ス板に調節ボルトで昇降する多数の分割可動ブロックを
    設置し、前記第1の抑え具に対向する第2の抑え具に多
    数のガラス繊維マット固定用ピンを着脱自在に配設し、
    これらの両抑え具を係脱可能に構成したことを特徴とす
    るガラス繊維マットの成形用治具。
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