JPH0710132A - 外装フイルム付き包装体の製造方法 - Google Patents

外装フイルム付き包装体の製造方法

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JPH0710132A
JPH0710132A JP17249193A JP17249193A JPH0710132A JP H0710132 A JPH0710132 A JP H0710132A JP 17249193 A JP17249193 A JP 17249193A JP 17249193 A JP17249193 A JP 17249193A JP H0710132 A JPH0710132 A JP H0710132A
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Ryuzo Sukeyasu
隆三 祐安
Kenichi Nakakoshi
健一 中越
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Abstract

(57)【要約】 【構成】長手方向に延伸処理された熱収縮原反フイルム
を2個の原反フイルム供給ロールから送り出し、両ロー
ルの中間の位置で原反フイルムの先端が溶断シールによ
り溶着されている原反フイルムを両側に引っ張り、該所
定の側面の周囲に、原反フイルムを巻き付けて、包装体
の側面を周回したフイルムが重合した位置で溶断して、
次いで、包装体側面にある該筒状フイルムを加熱して収
縮させることを特徴とする外装フイルム付き包装体の製
造方法。 【目的】長手方向に対して縦方向に延伸した熱収縮フイ
ルムテープを用いて、連続的に輪状熱収縮フイルムを包
装体の周囲に簡単に設置できる包装体の仕上げ工程を提
供することを目的とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装体の胴部又は蓋部
等の周囲を熱収縮フイルムの熱収縮によって、締め付け
る工程を用いた包装体の仕上げ工程を連続的に効率よく
実施する包装体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、包装体の蓋部の外側に、熱収
縮フイルムが加熱時に主として延伸処理方向に収縮する
熱収縮性を活用して、包装体の蓋部を胴部と一体的に固
定して、蓋を封印する仕上げ工程(通称キャップシール
という)によるバージンシール及び包装体の胴部に貼着
したラベルのカバーリング若しくは熱収縮フイルム製ラ
ベルのラベリングなどの包装体の仕上げ工程が行われて
いる。このような仕上げ工程では、円周方向に収縮する
輪状の円筒形状のフイルムが必要となる。この輪状フイ
ルムの直径は、包装体の周囲の直径より少し大きくし、
これを包装体の回りに設置してから加熱して円周方向に
熱収縮させる。このときに、円筒形状フイルムの円周方
向が収縮するので、円筒形状のフイルムの直径が小さく
なって包装体の周囲を締め付け固定する。このとき使用
する輪状の熱収縮フイルムを円周方向に収縮させるため
に、円周方向に延伸処理をしておかねばならない。この
ような熱収縮性輪状フイルムの製造は、まず長尺のフイ
ルムを長手方向に対して、横方向に延伸処理を施工して
から、両縁をヒートシールしてチューブ状フイルムを製
造して、これを包装体の蓋部の周囲にかぶせてから、若
しくは、かぶせる前にチューブ状フイルムの先端を輪切
りして、輪状フイルムを分離させ、これを加熱収縮して
包装体を締め付ける工程が行われている(特開平4−8
7933号公報、特開平4−87915号公報、特開平
4−102533号公報)。この工程には、次に列挙す
るような多くの問題点がある。 フイルムの延伸処理においては、巻き取り方向に対
して、横方向に延伸処理することは、巻取り方向に延伸
処理する場合と比較すると、工程が複雑で高価な装置が
必要となる。 一旦シート状フイルムにしてからヒートシールによ
り、チューブ状フイルムにする工程が必要である。 軽くて、形状の不安定なチューブ状フイルムは、空
気中に浮遊して瓶の回りに連続的に設置する工程が非常
に困難である。このため、フイルム設置操作の機械が複
雑となり、厚さがあまり薄いフイルムを使用することが
できないので、原料代も高くなる。 これらの隘路は、包装体の仕上げ工程に、多くの費用を
かけられない実情を考えると、この改善によって仕上げ
費用の削減が切実に要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】長手方向に対して縦方
向に延伸した熱収縮フイルムテープを用いて、連続的に
輪状熱収縮フイルムを包装体の周囲に簡単に設置できる
包装体の仕上げ工程を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、横方向に
延伸処理したチューブ状のフイルムを用いる従来の方法
に対して、縦方向に延伸処理をしたテープ状フイルムに
より外装工程を行うためには、テープ状フイルムを包装
体の周囲に巻き付けてからその両端をシールすることが
必然的な工程であり、このようなテープ状フイルムを包
装体の周囲に巻き付けて切り取ったときに、原料の長尺
フイルムの先端が遊離しないように固定しておくこと
が、連続的工程には必然的であり、この固定方法とし
て、切り取りに溶断を用いてテープ状フイルムの先端を
相手方のフイルムの先端に固定することにより次の包装
体の周囲にこれを巻き付ける操作を容易にする方法を想
到して、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、次の態様の発明から
なる。 (1)長手方向に延伸処理された熱収縮原反フイルムを
2個の原反フイルム供給ロールから送り出し、両ロール
の中間の位置で原反フイルムの先端が溶断シールにより
溶着されている原反フイルムを両側に引っ張り、該原反
フイルムの表面に垂直の方向から包装体を接近させ、包
装体の所定の側面を原反フイルムに当てて、該所定の側
面の周囲に、原反フイルムを巻き付けて、包装体の側面
を周回したフイルムが重合した位置で溶断して、筒状フ
イルムを包装体の所定の側面の周囲に形成するととも
に、該筒状フイルムを装着した包装体を接近した方向と
反対側に分離し、次いで、包装体側面にある該筒状フイ
ルムを加熱して収縮させフイルム外装を完成するととも
に、一方、筒状フイルムを分離して残った原反の先端は
互いに前記溶断で連結させ、これに張力をかけて最初と
同一の原反フイルムを形成せしめ、この原反フイルムに
次の包装体の所定の側面を当てて、前記工程を反復する
ことを特徴とする外装フイルム付き包装体の製造方法。 (2)長手方向に延伸処理された熱収縮原反フイルムを
一方の原反フイルム供給ロールから連続的に送り出し、
該原反フイルムの先端が溶断シールによって、かす取り
ロールからのフイルムの先端に溶着されている原反フイ
ルムに張力をかけた状態において、原反フイルムの一方
の側から包装体を接近させ、包装体の所定の側面の周囲
に原反フイルムを筒状に巻き付け、包装体の回りを回周
した原反フイルムが重合した位置で、この重合部分を溶
断して切り離して、筒状フイルムを包装体の所定の側面
の周囲に形成するとともに、該筒状フイルムを装着した
包装体を接近した方向と反対側に原反フイルムから切り
離し、次いで、包装体上の該筒状フイルムを加熱して熱
収縮させてフイルム外装を完成するとともに、前記溶断
によって、原反フイルムの先端とかす取りロール側のフ
イルムと連結して、次いで、この原反フイルムに次の包
装体を接近させて前記工程を反復することを特徴とする
外装フイルム付き包装体の製造方法。
【0006】本発明に用いる熱収縮フイルムテープは、
薄手の長尺の熱可塑性フイルムシートを長手方向の縦方
向に2〜6倍の延伸率で延伸処理したものを使用するこ
とができ、最高熱収縮率は15〜80%のものを適宜使
用することができる。また、場合によっては、2軸延伸
フイルムも好適に使用することができる。本発明に用い
る熱収縮フイルム用の熱可塑性樹脂としては、公知の熱
収縮フイルム用樹脂を特に制限なく使用することがで
き、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニ
ル樹脂、ポリスチレン、ポリエステル、塩化ビニリデン
共重合体などを使用することができる。本発明に用いる
熱収縮フイルムテープの厚さはとくに制限はなく、用途
に応じて適宜選択することができるが、特に、本発明で
はフイルムテープの先端を固定しながら操作できるの
で、例えば、10〜30μm程度の薄いものでも好適に
使用することができる。本発明に用いる包装体は熱収縮
フイルムで従来より外装されていた包装体は特に制限な
く適用することができ、特に図2に示すようなガラス製
又はプラスチック製の瓶包装体に好適に適用することが
できる。本発明で採用される溶断工程は、プラスチック
製袋の加工に常用の溶断方法で行うことができ、原反フ
イルムの融点よりも高く加熱された熱刃を重合した2枚
のフイルムに押し当ててフイルムを融解させて切断する
ものであり、切断により分離した両側の縁の重合された
上下2枚のフイルムがヒートシールされる。
【0007】本発明を図面によってさらに詳細に説明す
る。図1には、包装体(図示していない。図にはキャッ
プのみ示す)のキャップC上に熱収縮フイルムのカバー
(キャップシール)を施工する場合の1実施例の工程図
であり、この工程図は、垂直上方から見た図面である。
まず、図1aに示すように両端に位置する垂直軸に支持
した原反フイルム供給ロール4及び5から供給される熱
収縮原反フイルム2及び3の両先端が図の中央におい
て、溶断シール部S1によって連結している。連結され
た熱収縮原反フイルムは、2個の原料供給ロールの間
に、包装体1のキャップCより少し大きい幅の熱収縮原
反フイルムをキャップCが位置する高さに合わせて張ら
れている。そして、原料供給ロール4及び5の出口にあ
る一対の張力調節ロール9及び10は、熱収縮フイルム
テープに一定の弱い張力を懸けるように、熱収縮フイル
ムテープを引っ張っており、この弱い張力より大きい力
で熱収縮フイルムテープを引っ張ると原料供給ロール4
及び5から張力調節ロール9及び10を経由して、熱収
縮フイルムテープを引き出すことができる。この張力の
調節は、張力調節ロール9及び10のモータを制御して
行うことができる。また、光電管によって、溶断シール
部S1の位置を検知して、この情報によって張力調節ロ
ールの回転を前後に調節して溶断シール部S1が受け台
8の真横の位置に来るように調節することができる。外
装を施工すべき包装体1は、コンベア(図示していな
い)に固定されて熱収縮フイルムテープの左側から熱収
縮原反フイルムに垂直方向から接近して、ラベルの上に
熱収縮フイルムを巻き付けたのち、熱収縮原反フイルム
の右側に通り抜ける。コンベアの移動は間欠的であり、
ある特定の包装体が、図1aから、図1dの位置に移動
して停止したときに、次の包装体は、図1aの位置に来
て停止している。また、その前に先行の包装体は、図1
dの位置から次の熱処理工程に移動して停止している。
本実施例に用いるコンベアは包装体を固定して、ワンピ
ッチ移動するものであれば、どのような機構のものも制
限なく使用することができる。
【0008】例えば、包装体の外装すべき側面以外の部
分を固定するために、包装体の底又は胴部を固定するも
の又は包装体の蓋部を挟持して、ワンピッチ移動するも
のを使用することができる。図1aにおいてコンベアに
固定された包装体1が左側から、熱収縮原反フイルムに
接近し、さらに、原反フイルムを押しながら、上方より
降りてきた受け台8にキャップCの側面が押し付けられ
るまで進む。この際、受け台8とラベル中央部の間に熱
収縮原反フイルムが挟持固定され、図1bの状態にな
る。次いで、受け台8の両側に設けてあったガイドバー
6及び7が作動して、包装体1のキャップCの側面に熱
収縮フイルムテープを押し付けながら、ガイドバー6
は、図1bのLMNの順序で移動し、ガイドバー7は包
装体キャップCの側面をLPNの順序で移動する。ガイ
ドバーとしては、単なる金属棒を使用できる以外に表面
が回転するロールを使用することができる。このガイド
バー6及び7の作用によって、図1bの状態から、図1
cの状態を経由して図1dの状態に原反フイルムは包装
体のキャップCの周囲に巻き付けられる。ガイドバー6
及び7の作用及び張力調節ロール9及び10の張力によ
って、包装体1の円周に沿って、熱収縮フイルムテープ
がほぼ密着してあまり弛みもなく巻き付けられる。そし
て、図1のdの位置の状態においてガイドバー6及び7
が2枚の熱収縮原反フイルムを挟持して停止している。
このとき、上方から溶断機構11が降下して来る。溶断
は図3に示すように、まず、金属板12と13で固定し
てから、一方の金属クリップ13の表面に沿って摺動す
る熱刃14によって重合している2枚の熱収縮フイルム
テープを溶断して、包装体に巻き付けられた原反フイル
ムを筒状フイルムFとして分離する。この溶断によっ
て、筒状フイルムF側に溶断シール部Rが形成され、原
反フイルム側には溶断シール部S2が形成される。金属
板12、13を開放すると溶断シール部Rはガイドバー
の間を抜けて筒状フイルムFが切り離される。
【0009】別法として、この溶断を図1dにおいて、
ガイドバー6と7とキャップCとの間で実施することも
できる。この溶断によって、キャップCに巻き付けられ
た熱収縮フイルムテープは、分離されるとともに、巻き
付けられた熱収縮フイルムテープの端を溶断シール部分
Rによって連結して、包装体1のキャップCの周囲に筒
状フイルムを形成するとともに、包装体が原反フイルム
の反対側に分離する。次いで、受け台8を上に引き上げ
て外し、包装体が固定されたコンベアをワンピッチ右に
移動して、その位置で熱風をキャップCの周囲に吹き付
けて、熱収縮フイルムを収縮させる。分離された筒状フ
イルムFのキャップCの周囲の保持が不安定なときは、
熱収縮を開始してフイルムが一部収縮してから受け台8
を外すことができる。この筒状フイルムFは、円周方向
に延伸処理されている熱収縮フイルムであり、キャップ
Cの高さより幅があるために、巻き付けのときの張力の
作用によって、筒状フイルムの上下縁がキャップCの上
下縁を包み込むように屈曲しているので、特に受け台等
によってフイルムを支えなくても、巻き付けた位置にフ
イルムがそのまま保持される。また、ガイドバーによる
摩擦若しくは別に熱収縮フイルムテープ上を摺動させる
摩擦物を設置して、熱収縮フイルムテープを帯電させ
て、包装体に吸着させる方法も採用することができる。
一方、溶断工程により、包装体から分離した溶断シール
2は、原反フイルムの先端を連結しており、これに張
力をかけて図1aの最初の状態に復元して、次の包装体
のキャップの外装の施工に供せられる。本実施例では、
図1dから図1eの溶断操作の間に、直前に先行する包
装体は次のコンベアの停止位置で加熱収縮を受けてキャ
ップシールを完成している。次の包装体は、図1aの位
置で待機していて、溶断操作が終了すると、次のワンピ
ッチ移動で図1dの溶断工程部に移動する。本発明の上
記態様で得られたキャップシールは、図2に示すよう
に、キャップシールのシール部分が縦にR及びS1の2
箇所あり、キャップシールを剥がすときに便利である。
【0010】本発明の別の態様である包装体の胴部のラ
ベルのフイルムによる外装を施工する実施例を図4によ
って説明する。図4では、熱収縮フイルムテープ供給ロ
ール5から繰り出された熱収縮フイルムテープが張力調
節ロール10及び張力調節ロール9を経て、屑取りロー
ル51から出ている屑フイルムの先端に連結されてい
る。図4aの熱収縮フイルムテープの右側に、ガイドバ
ー6及びガイドバー7並びに受け台8が図1の実施例と
同様に設置されている。張力調節ロール10及び張力調
節ロール9によって、熱収縮原反フイルム3に弱い張力
がかかっている点は図1の実施例と同様である。また、
また、原反フイルム3からたどって、最初にある溶断シ
ール部S1の位置を光電管で検知して、熱収縮フイルム
テープの溶断シール部の位置を制御する点は、図1の実
施例と同様であるが、溶断シール部S1の位置が受け台
8の位置に対向する位置から包装体の胴部の半周の距離
より少し長い距離だけ離れたところに位置決めをする点
で図1の実施例と相違する。図4には、包装体1の胴部
上に熱収縮フイルムのカバーを施工する場合の1実施例
の工程図であり、この工程図は、垂直上方向から見た図
面である。まず、図4aに示すように両端に位置する垂
直軸に支持した原料供給ロール5から供給される熱収縮
フイルムテープ3の先端が中央部受け台8から屑取りロ
ール51の方向に、包装体胴部の半周の長さより約1cm
離れた位置にある最初の溶断シール部S1を介して、屑
フイルムに連結されている。
【0011】熱収縮原反フイルムは、包装体1の胴部の
ラベルより大きい幅の熱収縮原反フイルムをラベルがあ
る位置に合わせて張られている。そして、原反フイルム
供給ロール5の出口にある一対の張力調節ロール9及び
屑取りロールの出口にある張力調節ロール10は、熱収
縮原反フイルム3に一定の弱い張力を懸けるように、熱
収縮フイルムテープを引っ張っており、この弱い張力よ
り大きい力で熱収縮フイルムテープを引っ張ると原反フ
イルム供給ロール5から張力調節ロール9又は10を経
由して、熱収縮原反フイルム若しくは屑フイルムを引き
出すことができる。この張力の調節は、張力調節ロール
9及び10のモータを制御して行うことができる。ま
た、光電管によって、溶断シール部S1を検知して、こ
の情報によって張力調節ロールの回転を前後に調節して
溶断シール部S1を受け台8から所定の距離の位置に来
るように調節することができる。外装を施工すべき包装
体1は、熱収縮フイルムテープの左側からコンベア(図
示していない)に固定されて熱収縮フイルムテープに接
近して、ラベルの上に熱収縮原反フイルム3を巻き付け
たのち、熱収縮フイルムシートの右側に移動する。コン
ベアの作動は間欠的であり、ある特定の包装体が、図4
aのから、図4bの位置に移動して停止したときに、次
の包装体は、図4aの位置に来て停止している。また、
その前に先行の包装体は、図4aの位置から次の熱処理
部に移動して停止している。図4aにおいて左側から接
近したコンベアベルト上の包装体1は、熱収縮原反フイ
ルム3に接近し、これと接触してさらに、上方より降り
てきた受け台8に胴部の側面が押し付けられまで図4b
の位置まで右に進む。包装体1の胴部は、受け台8と包
装体1の間に、熱収縮フイルムテープを挟んだままで、
ガイドバー6及び7が作動して、図1c及び1dの状態
に原反フイルム3が巻き付けられる。図4aの位置から
図4dの状態に、ガイドバー6及び7の作用及び張力調
節ロール9及び10の張力によって、包装体1の円周に
沿って、熱収縮フイルムテープがほぼ密着してあまり弛
みもなく巻き付けられる。そして、図4のdの位置の状
態においてガイドバー6及び7が2枚の熱収縮フイルム
テープ、を挟持して停止している。このとき、上方から
溶断機構11がガイドバーの外側に降下して来て、図3
に示すように、まず、金属クリップ12と13で固定し
てから、一方の金属クリップ13の中に摺動する熱刃1
4によって重合している2枚の熱収縮フイルムテープを
溶断する。この溶断によって、キャップに巻き付けられ
た熱収縮フイルムテープは、分離されるとともに、筒状
フイルムFを形成する。すなわち溶断シール部Rによっ
て巻き付けられた熱収縮原反フイルム3の端を融着し
て、包装体1の胴部の周囲に筒状フイルムFができる。
【0012】次いで、受け台8を上に引き上げて外し、
包装体1が固定されたコンベアを一段右に移動して、そ
の位置で熱風を胴部の周囲に吹き付けて、熱収縮フイル
ムを収縮させる。分離された筒状フイルムの胴部の周囲
の保持が不安定なときは、熱収縮を開始してからフイル
ムが収縮してから受け台8を包装体の側面から外すこと
ができる。通常は、この筒状フイルムは、円周方向に延
伸処理されている熱収縮フイルムであり、胴部の高さよ
り幅があるために、巻き付けのときの延伸張力の作用に
よって、筒状フイルムの上下縁が胴部の上下縁を包み込
むように屈曲しているので、特に受け台等によってフイ
ルムを支えなくても、巻き付けた位置にフイルムがその
まま保持される。また、ガイドバーによる摩擦若しくは
別に熱収縮フイルムテープ上を摺動させる摩擦物を設置
して、熱収縮フイルムテープを帯電させて、包装体に吸
着させる方法も採用することができる。一方、溶断工程
により、包装体から分離した原反フイルム上の溶断シー
ルS0は、原反フイルム3の新しい先端を溶断シール部
1の少し手前に連結して、図4aの最初の状態に復元
して、次の包装体のラベル外装の施工に供せられる。屑
取りロール51には、せまい間隔で溶断シール部を有す
るフイルムが少しづつ巻き取られる。本実施例では、図
1dから図1eの溶断操作の間に、直前に先行する包装
体は次のコンベアの停止位置で加熱収縮を受けてラベル
のフイルム外装を完成している。次に処理される包装体
は、図4aの位置で待機していて、溶断操作が終了する
と、次のピッチで図1dの溶断工程部に移動する。図4
の態様によって、フイルム外装仕上げを行った場合に
は、外装フイルムの溶断シール部は1本あるだけである
ので、これを図2に示すように瓶裏正面のラベルの切れ
目に、溶断シール部Rの線を一致させることができる。
従って、ラベルの上に溶断シール部がかかって、ラベル
の文字、模様を妨げることはない。ラベルの保護用に用
いる場合は、熱収縮フイルムは透明なものが望ましい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、熱収縮フイルムによる
外装工程を長手方向に延伸した熱収縮フイルムテープを
用いて、連続工程により、キャップシール、ラベルの外
装、ラベリングを実施することができる。また、溶断に
より、原反フイルムを切断して、原反フイルムの先端を
他方のフイルム先端に固定することができるので、次の
包装体に対する外装操作が容易となり、通常より薄いフ
イルムを使用でき、フイルム外装費用が低減できる利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一態様の工程の順序を説明す
る工程図である。
【図2】図2は、本発明により外装を仕上げた包装体の
斜視図である。
【図3】図3は本発明に用いる溶断機構の一例の側面図
である。
【図4】図4は、本発明の別の態様方法の工程の順序を
説明する工程図である。
【符号の説明】
1 包装体 2、3 原反フイルム 4、5 原反フイルム供給ロール 51 屑取りロール 6、7 ガイドバー 8 受け台 9、10 張力調節ロール 11 溶断機構 12、13 金属板 14 熱刃 S、R 溶断シール部 B 包装瓶 C キャップ D ラベル F 筒状フイルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に延伸処理された熱収縮原反フイ
    ルムを2個の原反フイルム供給ロールから送り出し、両
    ロールの中間の位置で原反フイルムの先端が溶断シール
    により溶着されている原反フイルムを両側に引っ張り、
    該原反フイルムの表面に垂直の方向から包装体を接近さ
    せ、包装体の所定の側面を原反フイルムに当てて、該所
    定の側面の周囲に、原反フイルムを巻き付けて、包装体
    の側面を周回したフイルムが重合した位置で溶断して、
    筒状フイルムを包装体の所定の側面の周囲に形成すると
    ともに、該筒状フイルムを装着した包装体を接近した方
    向と反対側に分離し、次いで、包装体側面にある該筒状
    フイルムを加熱して収縮させフイルム外装を完成すると
    ともに、一方、筒状フイルムを分離して残った原反の先
    端は互いに前記溶断で連結させ、これに張力をかけて最
    初と同一の原反フイルムを形成せしめ、この原反フイル
    ムに次の包装体の所定の側面を当てて、前記工程を反復
    することを特徴とする外装フイルム付き包装体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】原反フイルム平面に対して垂直方向にワン
    ピッチ移動で接近して、通り抜けるコンベアに包装体を
    固定して、原反フイルムの位置で停止中に、原反フイル
    ムの巻き付け工程が行われ、同時に先行する包装体はコ
    ンベアの次の停止位置で熱収縮により外装工程を行う請
    求項1記載の外装フイルム付き包装体の製造方法。
  3. 【請求項3】長手方向に延伸処理された熱収縮原反フイ
    ルムを一方の原反フイルム供給ロールから連続的に送り
    出し、該原反フイルムの先端が溶断シールによって、か
    す取りロールからのフイルムの先端に溶着されている原
    反フイルムに張力をかけた状態において、原反フイルム
    の一方の側から包装体を接近させ、包装体の所定の側面
    の周囲に原反フイルムを筒状に巻き付け、包装体の回り
    を回周した原反フイルムが重合した位置で、この重合部
    分を溶断して切り離して、筒状フイルムを包装体の所定
    の側面の周囲に形成するとともに、該筒状フイルムを装
    着した包装体を接近した方向と反対側に原反フイルムか
    ら切り離し、次いで、包装体上の該筒状フイルムを加熱
    して熱収縮させてフイルム外装を完成するとともに、前
    記溶断によって、原反フイルムの先端とかす取りロール
    側のフイルムと連結して、次いで、この原反フイルムに
    次の包装体を接近させて前記工程を反復することを特徴
    とする外装フイルム付き包装体の製造方法。
  4. 【請求項4】原反フイルム平面に対して垂直方向にワン
    ピッチ移動で接近して、通り抜けるコンベアに包装体を
    固定して、原反フイルムの位置で停止中に、原反フイル
    ムの巻き付け工程が行われ、同時に先行する包装体はコ
    ンベアの次の停止位置で熱収縮により外装工程を行う請
    求項3記載の外装フイルム付き包装体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010168062A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Daiwa Can Co Ltd 密封用シュリンクフィルム付き包装容器およびその製造方法
JP2015003767A (ja) * 2014-08-28 2015-01-08 リスパック株式会社 封帯形成方法、及び封帯形成装置

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