JPH07100726B2 - スチレン−メタクリル酸共重合体の製造法 - Google Patents

スチレン−メタクリル酸共重合体の製造法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性および透明性のすぐれたスチレン−メ
タクリル酸共重合体を懸濁重合によって製造する方法に
関するものであり、更に詳しくは耐熱性のある透明容器
または耐熱性にすぐれた発泡成形品等の原料として好適
に提供し得るスチレン−メタクリル酸共重合体を懸濁重
合によって製造する方法に関する。
〔技術の背景および従来技術の説明〕 懸濁重合によってスチレン−メタクリル酸共重合体を製
造する方法は、特開昭58−96641号公報に開示されてい
る通り、すでに公知である。
本発明者は上記公報に開示されているように、スチレン
−メタクリル酸モノマーと水との割合、すなわち「使用
されるモノマー/水」の比を1/1もしくは1/2でメタクリ
ル酸モノマーを重合初期に加えて重合開始剤の存在下で
重合したところ、耐熱性および透明性のすぐれたスチレ
ン−メタクリル酸共重合体を得ることができなかった、 スチレン−メタクリル酸共重合体の懸濁重合において
は、メタクリル酸モノマーが水とスチレンモノマーの双
方に自由に溶解するため、使用するスチレンモノマーと
水との割合、及び使用するメタクリル酸モノマーの割合
によって、モノマー相と水相に分配するメタクリル酸モ
ノマーの割合が相違する。
本発明者は、懸濁重合における「使用されるモノマー/
水」の比が、得られるスチレン−メタクリル酸共重合体
の組成及び耐熱性あるいは透明性にどう影響を与えるか
について検討を加えた。その結果、「使用されるモノマ
ー/水」の比が1/1〜1/2では、得られたスチレン−メタ
クリル酸共重合体中のメタクリル酸含有量が不均一とな
り、耐熱性、透明性も不十分なものしか得ることができ
ないが、「使用されるモノマー/水」の比が1/3〜1/7の
範囲で、且つ重合初期に使用されるメタクリル酸モノマ
ーを全量加えて懸濁重合することにより耐熱性、透明性
が向上し、特に「使用されるモノマー/水」の比が、1/
4〜1/6の範囲が耐熱性のすぐれたスチレン−メタクリル
酸共重合体が得られることを知見した。
〔発明の目的および発明の要約〕
本発明は、かかる知見に基づいてなされたものであっ
て、本発明の目的は、耐熱性および透明性のすぐれたス
チレン−メタクリル酸共重合体を懸濁重合によって製造
する方法を提供することにある。
本発明は、スチレンを主成分とするモノマー95〜75%
(重量)およびメタクリル酸モノマー5〜25%(重量)
からなるスチレン−メタクリル酸共重合体を懸濁重合に
よって製造する方法において、「使用されるモノマー/
水」の比を1/3〜1/7の範囲内とし、かつ使用されるメタ
クリル酸モノマーを重合初期に加えて懸濁重合を行なう
ことを特徴とするスチレン−メタクリル酸共重合体の製
造法である。
〔発明の具体的な説明〕
本発明において使用されるモノマーはスチレンを主成分
とし、メタクリル酸は5〜25%(重量)の量において使
用される。メタクリル酸の量が5%(重量)よりも少な
い場合は、耐熱性の向上が小さくなり、またメタクリル
酸の量が25%(重量)以上になると、成形品の機械的特
性が低下するので好ましくない。
本発明のスチレン−メタクリル酸共重合体に他のモノマ
ーを共重合させることもできる。このような他のモノマ
ーには、アクリル酸またはアクリル酸のエステル、α−
メチルスチレンまたはアクリロニトリルがあり、それぞ
れ目的に応じて使用される。
重合開始剤は、スチレンとメタクリル酸の重合を開始
し、進行させることができるものであれば、いかなるも
のであってもよいが、ベンゾイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、1,1−ビスターシヤリブチルパ
ーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、ジータ
ーシヤリブチルパーオキシヘキサハイドロテレフタレー
トなどの有機過酸化物を使用するのが好ましい。これら
の重合開始剤は、1種もしくは2種以上併用して使用さ
れる。
さらに通常のポリスチレンの場合のように、流動パラフ
ィン、ポリブテン、高級脂肪酸およびそのエステルなど
の滑剤あるいはマスキング剤を重合開始剤にモノマー相
に溶解して重合を開始することもできる。
本発明では、スチレン−メタクリル酸モノマーを水中に
分散するために分散剤を使用することができる。かかる
分散剤としては、モノマー成分を水性媒体中に分散し得
るものであれば、いかなるものであっても、これを使用
することができるが、保護コロイド性を有する高分子化
合物、たとえば部分ケン化ポリビニルアルコール、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセ
ルロースまたはカルボキシメチルセルロースを1種もし
くは2種以上併用して使用するのが好ましい。分散剤は
水に加えられて水性媒体とされる。分散剤は水性媒体に
対して0.03〜0.5(重量)の量において使用される。
本発明において「使用されるモノマー/水」の比は、1/
3〜1/7の範囲で使用される。「使用されるモノマー/
水」の比が1/7以下になると、水相に残るメタクリル酸
モノマーの量が増えて効率が低下し、生産性が大巾に低
下するので好ましくない。「使用されるモノマー/水」
の比が、1/2以上では、得られるスチレン−メタクリル
酸共重合体中のメタクリル酸含有量が不均一となって、
耐熱性が低下し、透明性も阻害されるので好ましくな
い。
本発明において、微粉末のスチレン−メタクリル酸共重
合体の生成を防止し、収率を高め生産性を向上させるた
めに、乳化重合禁止剤が用いられる。かかる乳化重合禁
止剤として、亜硫酸ソーダ、酢酸銅、シュウ酸カリウ
ム、クエン酸3ナトリウム、エチレン−ジアミン化合物
などの水溶性のものが1種もしくは2種以上併用して使
用される。乳化重合禁止剤は、水に対して0.0005〜0.3
%(重量)の範囲で好適に使用される。
スチレン−メタクリル酸モノマーを懸濁重合する温度
は、使用する重合開始剤の分解温度に応じた温度に設定
される。通常は70〜95℃の範囲で重合を開始し、重合率
が70〜95%になった時点で120〜140℃まで昇温して重合
を完結するのが好ましい。
本発明で得られるスチレン−メタクリル酸共重合体は、
使用するメタクリル酸モノマーの量を変えることによ
り、耐熱性を調節することができる。即ち、スチレンモ
ノマー85%(重量)、メタクリル酸モノマー15%(重
量)のとき、得られるスチレン−メタクリル酸共重合体
のガラス転移温度(Tg)は、約129℃となり、ポリスチ
レンのガラス転移温度103℃より、約25℃高い耐熱性の
共重合体が得られる。
本発明で得られたスチレン−メタクリル酸共重合体は、
耐熱性および透明性にすぐれているので、射出成形等で
耐熱性のある透明容器を得ることができる。またプロパ
ン、ブタンの如き低沸点炭化水素を含浸せしめることに
より、耐熱性を有する発泡性スチレン−メタクリル酸共
重合体粒子を得ることができる等の広範囲にわたって使
用することができる。
以下において、本発明をさらに詳しく説明するために実
験例を記述するが、これらの実験例は本発明の実施例に
相当する。
実験例 1 (重合初期の液比の影響) 5の攪拌機付の反応器に水2,000gを入れ、これに分散
剤としてポリビニルアルコール(商品名「ゴーセノール
GM−14L」日本合成化学工業株式会社製品)3gを加え、8
0℃に昇温し、攪拌溶解した後、乳化重合禁止剤として
亜硫酸ナトリウム(NaNO2)0.1gを加えた。
次いで、水2,000gに対し、第1表に示される夫々の液比
に対応する量の5〜15%(重量)のメタクリル酸を含む
スチレン−メタクリル酸溶液に重合開始剤として、該溶
液に対してベンゾイルパーオキサイド0.25%(重量)を
添加したスチレン−メタクリル酸モノマー溶液を加え、
攪拌数200rpmで攪拌しながら加温した。
液温が80℃になってから5分後に試料を採取し、水相中
のメタクリル酸含量を屈折率によって測定した。
30〜55分後、さらに試料を採取し、試料を遠心分離器で
分離したものを一定量計量し、これをテトラヒドロフラ
ンに溶解した後、これにn−ペンタンを加えて固形分を
析出させ、濾過し、乾燥し、得られた固形分から重合率
を算出した。
また、この固形分を赤外分光光度計によって分析し、ポ
リマー中のメタクリル酸含量を測定した。
これらの測定の結果を第1表に示す。
第1表におけるそれぞれぞの「使用されるモノマー/
水」の比における仕込モノマー中のメタクリル酸含量と
水相中のメタクリル酸含有量の関係を第1図に示す。第
1図における は「使用されるモノマー/水」の比が1/1のものであ
り、 は「使用されるモノマー/水」の比が1/2のものであ
り、 は「使用されるモノマー/水」の比が1/3のものであ
り、 は「使用されるモノマー/水」の比が1/4のものであ
り、 は「使用されるモノマー/水」の比が1/5のものであ
り、 は「使用されるモノマー/水」の比が1/7のものであ
る。
また、第1表における重合率3〜10%における仕込モノ
マー中のメタクリル酸含有とポリマー中のメタクリル酸
含量の関係を第2図に示す。第2図における記号は第1
図と同じである。
更に、メタクリル酸含量が15%(重量)のスチレン−メ
タクリル酸モノマーを仕込んだ場合の「使用されるモノ
マー/水」の比と水相中のメタクリル酸濃度の関係を第
3図に示し、「使用されるモノマー/水」の比と、仕込
モノマー総量に対する水相へ分配したメタクリル酸の
「%(重量)」の関係を第4図に示す。
第1図および第3図によると、「使用されるモノマー/
水」の比が小さくなると水相中のメタクリル酸含量が小
さくなるが、「使用されるモノマー/水」の比が小さく
なると水の使用量が多くなるので、水相中に溶け込むメ
タクリル酸の絶対量が多くなる。しかしながら第4図に
よると、「使用されるモノマー/水」の比が1/4よりも
大きくなると、水相中に溶け込むメタクリル酸の絶対量
の増加の割合は緩やかになることがわかる。
また第2図によると、「使用されるモノマー/水」の比
が大きいとき(すなわちモノマーに対する水の使用量が
少ないとき)、特に「使用されるモノマー/水」の比が
1/2より大きいときは、重合初期に生成する共重合体中
のメタクリル酸含量が仕込組成よりも高くなりすぎる。
これに対して「使用されるモノマー/水」の比が1/4〜1
/6程度のときに仕込組成に近い組成の共重合体の得られ
ることがわかる。
実験例 2 (重合中および最終的に生成した共重合体に及ぼす「使
用されるモノマー/水」の比の影響) 5の攪拌機付の反応器に水2,000gを入れ、これに分散
剤としてポリビニルアルコール(商品名「ゴーセノール
GL−05」日本合成化学工業株式会社製品)3gを加え、80
℃に昇温し、攪拌溶解した後、乳化重合禁止剤としてエ
チレンジアミンテトラ酢酸のナトリウム塩(EDTA−4N
a)0.4gを加えた。
次いで、水2,000gに対して第2表−1及び第2表−2に
示す夫々の「使用されるモノマー/水」の比に対応する
量のメタクリル酸10%(重量)および15%(重量)を含
むスチレン−メタクリル酸溶液に重合開始剤として、該
溶液に対してベンゾイルパーオキサイド0.25%(重量)
およびt−ブチルパーオキシベンゾエート0.1%(重
量)を添加したスチレン−メタクリル酸モノマー溶液を
加え、攪拌数200rpmで攪拌しながら85℃の温度に加温し
た。
この温度で6〜7時間反応した後、さらに125℃に昇温
し、2時間その温度に保持して、反応を完了した。
2−1)重合中における共重合体のメタクリル酸含量お
よび水相のメタクリル酸含量の推移 反応の開始から第2表−1および第2表−2に示す反応
時間経過後に試料を採取し、実験例1と同様にして、共
重合体および水相のメタクリル酸含量を測定した。
仕込モノマーのメタクリル酸含量が10%(重量)の場合
の結果を第2表−1に、また仕込モノマーのメタクリル
酸含量が15%(重量)の場合の結果を第2表−2に示
す。
仕込モノマーのメタクリル酸含量が10%(重量)の場合
の反応時間の経過による共重合体のメタクリル酸含量の
推移を第5図に示し、反応時間の経過による水相のメタ
クリル酸含量の推移を第7図に示す。第5図および第7
図における は「使用されるモノマー/水」の比が1/2のものであ
り、 は「使用されるモノマー/水」の比が1/3のものであ
り、また は「使用されるモノマー/水」の比が1/4のものであ
り、さらに は「使用されるモノマー/水」の比が1/5のものであ
り、また は「使用されるモノマー/水」の比が1/7のものであ
る。
また仕込モノマー中のメタクリル酸含量が15%(重量)
の場合の反応時間の経過による共重合体のメタクリル酸
含量の変化を第6図に示し、反応時間の経過による水相
のメタクリル酸含量の変化を第8図に示す。第6図およ
び第8図における記号は第5図および第7図と同じであ
る。
第5図および第6図によると、「使用されるモノマー/
水」の比が大きくなる、すなわち水の使用量が少なくな
ると、重合初期に生成する共重合体のメタクリル酸含量
が高いが、重合の進行とともに、共重合体のメタクリル
酸含量が低くなり、それによって反応全体において生成
する共重合体のメタクリル酸含量が不均一になっている
ことがわかる。このことからメタクリル酸含量の均一な
スチレン−メタクリル酸共重合体を製造するには「使用
されるモノマー/水」の比を1/4〜1/7の範囲にするのが
好ましいといえる。
第7図および第8図によると、「使用されるモノマー/
水」の比が大きくなる、すなわち水の使用量が少なくな
ると、水相のメタクリル酸含量は、重合初期に高くなる
が、重合の進行とともに、低下する。これは重合の進行
とともに、水相中のメタクリル酸がいずれもポリマー相
に吸収されていくことがわかる。
このような傾向は、仕込モノマーのメタクリル酸含量が
10%(重量)および15%%(重量)のいずれであっても
同様である。
2−2)「使用されるモノマー/水」の比の変化による
共重合体の物性の変化 第3表に「使用されるモノマー/水」の比を変えて重合
して得られたスチレン−メタクリル酸共重合体の物性値
を示す。
第3表によると、「使用されるモノマー/水」の比が1/
2のように大きい、すなわち水の使用量が少ない場合
は、スチレン−メタクリル酸共重合体のメタクリル酸含
量が多いにもかかわらず、ガラス転移点(Tg)が低く、
メルトフローによる溶融したロッドが不透明である。こ
のような物性は共重合体中のメタクリル酸含量の不均一
によるものである。
これに対して「使用されるモノマー/水」の比を1/4〜1
/7の範囲にすると、耐熱性および透明性のすぐれたスチ
レン−メタクリル酸共重合体が得られることがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によって得られるスチレン−メタクリル酸共重合
体は、均一なメタクリル酸含量を有していて、一様の物
性を有し、また耐熱性および透明性が優れている。その
耐熱性は使用するメタクリル酸の量により調整すること
ができる。
メタクリル酸含量15%(重量)のモノマーを原料として
使用すると得られる共重合体のガラス転移点(Tg)はお
よそ129℃であって、103℃のポリスチレンよりも26℃高
い耐熱性を有する共重合体である。この共重合体は、ブ
タンやペンタンのような低沸点炭化水素を含浸させるこ
とにより、発泡性の耐熱ビーズにすることができるの
で、発泡成形品とすることもでき、その用途も非常に広
範囲である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実験例1における仕込モノマー中のメタクリル
酸含量と水相中のメタクリル酸含量の関係を示す図表、
第2図は実験例1における仕込モノマー中のメタクリル
酸含量と生成ポリマー中のメタクリル酸含量の関係を示
す図表、第3図は実験例1における「使用されるモノマ
ー/水」の比と水相中のメタクリル酸濃度の関係を示す
図表、第4図は実験例1における「使用されるモノマー
/水」の比と仕込モノマー総量に対する水相へ分配した
メタクリル酸の量の関係を示す図表、第5図は実験例2
における仕込モノマー中のメタクリル酸含量が10%(重
量)の場合の反応時間の経過と生成ポリマー中のメタク
リル酸含量の関係を示す図表、第6図は実験例2におけ
る仕込モノマー中のメタクリル酸含量が15%(重量)の
場合の反応時間の経過と生成ポリマー中のメタクリル酸
含量の関係を示す図表、第7図は実験例2における仕込
モノマー中のメタクリル酸含量が10%(重量)の場合の
反応時間の経過と水相中のメタクリル酸含量の関係を示
す図表、および第8図は実験例2における仕込モノマー
中のメタクリル酸含量が15%(重量)の場合の反応時間
の経過と水相中のメタクリル酸含量の関係を示す図表で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スチレンを主成分とするモノマー95〜75%
    (重量)およびメタクリル酸モノマー5〜25%(重量)
    からなるスチレン−メタクリル酸共重合体を懸濁重合に
    よって製造する方法において、「使用されるモノマー/
    水」の比を1/3〜1/7の範囲内とし、かつ使用されるメタ
    クリル酸モノマーを重合初期に加えて懸濁重合を行なう
    ことを特徴とするスチレン−メタクリル酸共重合体の製
    造法。
  2. 【請求項2】懸濁重合における分散剤として部分ケン化
    ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、
    メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよび
    これらの混合物からなる群より選択されたものを使用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のスチ
    レン−メタクリル酸共重合体の製造法。
  3. 【請求項3】懸濁重合において、亜硝酸ナトリウム、酢
    酸銅、シュウ酸カリウム、クエン酸3ナトリウム、エチ
    レンジアミン化合物およびこれらの混合物からなる群よ
    り選択された乳化重合禁止剤を加えることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載のスチレン−
    メタクリル酸共重合体の製造法。
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