JPH07100631A - 溶融金属の注湯方法 - Google Patents

溶融金属の注湯方法

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JPH07100631A
JPH07100631A JP24802993A JP24802993A JPH07100631A JP H07100631 A JPH07100631 A JP H07100631A JP 24802993 A JP24802993 A JP 24802993A JP 24802993 A JP24802993 A JP 24802993A JP H07100631 A JPH07100631 A JP H07100631A
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JP
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weight
ladle
deviation
tilting
inflow
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JP24802993A
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Seiji Ochi
誠治 越智
Yasunori Manabe
泰則 真鍋
Tadashi Takahashi
正 高橋
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 溜鍋重量を同一に保持する。 【構成】 鋳込みごとに溜鍋の傾注開始時の溜鍋重量B
n、傾注終了時の溜鍋重量Cn、溜鍋重量目標値EとBnとの
偏差Fnを求め、その比例微分Gn=P1(ΔFn+T1Fn)(P1,T1:
定数、ΔFn=Fn-Fn-1)を演算部41で求め、Bnの変動速度H
n =P1・T2・Δ(ΔBn)(T2:定数,ΔBn=Bn-Bn-1,Δ(ΔBn)=
ΔBn-ΔBn-1)を演算部42で求め、In=In-1+Gn-Hnを今回
の流入量目標値Inとする。演算部37で流入量Dn =Tp・(B
n-Cn)/Ta(Ta:完全注入時間、Tp:鋳込み周期)を求める。
流入量偏差In-Dn=Jn、その比例微分Kn=P2(ΔJn+T3・Jn)
(P2,P3:定数、ΔJn=Jn-Jn-1)を求め、更に流入量変動速
度Ln=P2・T4・Δ(ΔDn)(T4:定数,ΔDn=Dn-Dn-1,Δ(Δ
Dn)=ΔDn-ΔDn-1)を求め、炉の傾転制御信号と対応した
値Mn=Mn-1+Kn-Lnを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属精製炉を傾転
し、溶融金属たとえば精製粗銅等の非鉄金属を、連続的
に溜鍋へ供給し、その溜鍋から計量鍋に傾注し、その計
量鍋から例えば回転式連続鋳造機上の各鋳型に鋳込む溶
融金属の注湯方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粗銅の精製に用いられる金属精製炉とし
て横型円筒形で傾転駆動装置により傾転可能な形式のも
のが一般的に用いられている。この金属精製炉から回転
式鋳造機上の各鋳型への溶融金属の鋳込みは次のように
行われている。図3に示すように、横型円筒形の金属精
製炉11がその円筒の中心軸の回りに傾転可能に設けら
れ、金属精製炉11の円筒面に設けられたタップ口(注
湯口)12から流出した溶湯が流樋13を流れて溜鍋1
4に供給される。溜鍋14はあらかじめ定めた時間(1
サイクル)ごとに1回、矢印Aの方向に傾けられ、溜鍋
14内の溶湯が計量鍋15内に供給され、その計量鍋1
5が1サイクルに1回矢印Cの方向に傾転されて計量鍋
15内の溶湯が、鋳型16に注入される。回転式連続鋳
造機の場合は複数の鋳型16が回転テーブル17上に、
その回転中心を中心とする円上に配列して設けられる。
溜鍋14、計量鍋15はそれぞれ傾転後、矢印B,D方
向に回動復帰される。
【0003】なお、精製炉11は例えば直流サーボモー
タ18で回転され、そのサーボモータ18の回転速度が
速度検出器19で検出され、この検出速度がサーボ増幅
器21に負帰還され、サーボ増幅器21の出力でサーボ
モータ18を駆動する。またサーボ増幅器21には制御
部23から速度指令信号が与えられる。また精製炉11
の傾転角度が傾転角度検出器24で検出されて制御部2
3へ供給される。
【0004】連続的に鋳込みを行うには、タップ口12
からの溶湯の排出量と鋳型16への鋳込み量とを同一に
する必要がある。しかし、金属精製炉11は駆動装置の
回転速度を同じにして傾転した場合には、炉内の溶湯の
保有量の多寡により溶湯の排出量が異なる特性があり、
また、このほかに溶湯の表面に浮遊する浮さいによるタ
ップ口12のつまりや、凝固した金属の付着によるタッ
プ口12の狭隔化などによっても流出量が変化する。こ
れらに対応するために精製炉11の傾転速度を調節する
ことが必要になる。
【0005】従来この目的を達成するために特開昭57
−100845号公報に示される方法が提案されてい
る。これは溜鍋14に計重機31を設け、計重機31に
よる計量信号を制御部23に入力し、制御部23で溜鍋
14内の溶湯が計量鍋15に傾注された後、次回の傾注
までの間の傾注休止期間中に予め定めた時間間隔で計量
信号により金属精製炉11から溜鍋14への溶湯の単位
時間当たりの流入量を求め、この流入量と予め定めた流
入量とを比較してその偏差を補正する制御信号を発信
し、制御部23から発信されたこの制御信号により金属
精製炉11の傾転を制御するものである。この手法は多
数の鋳込みを繰り返すうちに金属精製炉からの溶湯の排
出量と鋳型への鋳込み量の偏差が積算されて溜鍋重量が
大きく変動してしまい、人手による補正操作が必要とな
る。また、鋳型の不良により鋳込み動作を1周期停止す
るような場合の溜鍋重量の変動を調整することができず
やはり人手による補正操作が必要となる。また、現在一
つの回転鋳造機に、鋳込み量の異なる鋳型を配置してこ
れに溶湯を鋳込む運転を行っており、従来の注湯方法で
は長時間の自動運転ができない状態となっている。
【0006】さらに、これまでの注湯法では回転式鋳造
機の鋳造動作を金属精製炉の注湯量の不足による溜鍋重
量の低下により中断することのないよう、また、注湯量
の過剰による溜鍋からの溶湯のあふれを起こさないよう
にする程度の調整しかできなかったが、回転式鋳造機の
鋳込み量のばらつきを極力小さくするためには溜鍋重量
を安定させることが必要となってくる。この要求に対し
ては、もはや熟練した作業員が常時補正操作を行っても
溜鍋重量を安定させることはきわめて難しく、溜鍋重量
を一定にできる注湯方法が必要になる。
【0007】更に実公昭49−41459号公報に示さ
れる方法が提案されているが、制御対象の遅れ時間、む
だ時間に対応できていないために、溜鍋重量が周期的に
変動する現象をおさえきれず、溜鍋内の溶湯が満杯又は
空となり、自動運転を停止し手動調整をしなければなら
なかった。また特開昭57−62855号公報に示され
る方法も提案されているが、この方法も制御対象の遅れ
時間、むだ時間に対応できていないために溜鍋重量の周
期的な変動をおさえられない。つまり、この注湯系は、
精製炉11の出湯系と、流樋13の流湯系と、溜鍋14
の系の3つにわけて考えられる。まず精製炉11の出湯
系についていえば入力が傾転速度Nで、出力が出湯量q
1 となる系でその特性は次式であらわされる。
【0008】q1 =KJ(2gH)、dH=rdθco
sθ、θ=∫Ndt Hは炉11内の湯面とタップ口12との高さの差、rは
炉11の半径、θは炉11の中心とタップ口12を結ぶ
線が水平面となす角度。精製炉11からの出湯量q1
変更するためにはHを変更すればよい。そのために傾転
角θを変更すればよいのであるが、変更できるのは傾転
速度Nだけであり、θはNの積分で表わされる。したが
ってNを変更しても、すぐには出湯量q 1 は大きくなら
ず系は遅れ時間をもつ。さらにこのNは全鋳造時間、8
時間で50°程度しか傾転せずきわめて小さい値である
ため、この系の遅れ時間は大きなものとなる。
【0009】次に流樋13の流湯系であるがこの系は入
力q1 で出力q2 の系であり次式であらわされる。 q2 (t)=q1 (t−L) すなわち、炉11から出た溶湯は時間L後に溜鍋14に
流入することになり、このLをむだ時間という。このL
が大きくなると制御不能となる。
【0010】次に溜鍋14の系であるが、入力がq2
あり、出力は溜鍋の重量Wであり次式であらわされる。 W=∫(q2 −q3 )dt q3 は溜鍋流出量、溜鍋重量Wは、溜鍋流入量q2 と溜
鍋流出量q3 の差の積分であらわされる。このためこの
系にも遅れ時間を有する。
【0011】ここまで述べてきたように溜鍋重量を傾転
速度で制御する場合、精製炉11の出湯系と、流樋13
の流湯系と、溜鍋14の系がもつ遅れ時間、むだ時間を
総合したおくれ時間、むだ時間に対応する必要が生じ自
動連続運転をむずかしくしている。このように従来の溜
鍋重量を炉11の傾転速度で制御する方式は前記遅れ時
間、むだ時間に全く対応していないためハンチングをし
ない安定した連続運転は不可能であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は上述
の欠点を除き、多数の鋳込みを繰り返した場合に金属精
製炉からの溶湯の排出量と、鋳型への鋳込み量の偏差が
積算されることによる溜鍋重量の変動を抑え、鋳型の不
良による鋳込み停止や、回転鋳造機に鋳込み量の異なる
鋳型を配置して鋳造する運転を行う場合においても、鋳
造開始時の操作を除く鋳造期間全体に渡って、人手によ
る余分な補正操作を要することなく、常時人手による補
正操作を行う場合よりも精度よく溜鍋の重量を同一に保
ちうるように金属精製炉の傾転用駆動装置の回転速度を
調節する溶融金属の注湯方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
にこの発明は金属精製炉からの溶湯を連続的に溜鍋に受
け、溜鍋から計量鍋に注入し、計量鍋から鋳型に鋳込む
際の溜鍋に、計重機を設け、計量鍋に傾注された後の溜
鍋重量と、次回溜鍋傾注開始時の溜鍋重量とを検出し、
これら検出重量より鋳込み一回分の注湯量を算出し、ま
た溜鍋傾注開始時の溜鍋重量をあらかじめ定めた溜鍋重
量目標値と比較し、鋳込み周期毎に溜鍋流入量目標値を
算出し、上記算出した溜鍋流入量目標値に対する偏差を
補正する制御信号を算出し、その制御信号により金属精
製炉の傾転用駆動装置の回転速度を変化させて、溜鍋重
量を鋳造期間のほぼ全域にわたって一定に保つようにす
る。
【0014】
【実施例】この発明に用いる装置は、外観上は図3に示
したものと同一である。この発明では制御部23内の演
算に主な特徴がある。制御部23には計重機31の検出
溜鍋重量、つまり溜鍋14自体の重量と溜鍋14内の溶
湯の重量との和が端子34を通じて入力され、また図に
示していない溜鍋駆動制御装置から溜鍋14の傾注開始
信号と、反転完了信号とが入力され、更に金属精製炉1
1の傾転角度検出器24からの傾転角度も従来と同様に
入力され、溜鍋重量目標値Eが端子32より設定入力さ
れる。これらの信号により制御部23は溜鍋14の傾注
周期ごとに制御演算を実行し、サーボ増幅器21に速度
指令信号を出力する。サーボ増幅器21は、回転速度検
出器19から出力された速度帰還信号を受けて、傾転用
サーボモータ18の回転速度を検出しながら制御部23
から入力される速度指令信号に対応する速度になるよう
傾転用サーボモータ18を制御している。制御部23に
は表示器33が接続されており、溜鍋重量目標値を初め
とする制御用定数の設定及び制御状態の監視ができるよ
うになっている。
【0015】次に図1を参照して制御部23内部で実行
する制御演算、つまりこの発明の方法について説明す
る。計重機31より端子34を通じて制御部23に入力
された溜鍋重量Aは溜鍋14の各傾注開始時にレジスタ
35にサンプリングされ溜鍋重量Bn が保持される。ま
た、その溜鍋重量Bn をサンプリングする前の溜鍋14
の反転終了時に溜鍋重量Aがサンプリングされるレジス
タ36に溜鍋重量Cn として保持される。流入量演算部
37において反転終了時の溜鍋重量Cn を傾注開始時の
溜鍋重量Bn から減算し、つまり溜鍋14の傾注終了か
ら次の傾注開始までの溶湯の流入量Bn −Cn を、溜鍋
反転終了時から次回の溜鍋傾注開始時までの溜鍋受け入
れ時間Ta で除算し、あらかじめ設定しておいた鋳込み
周期Tp を乗算して溜鍋流入量Dn をえる。
【0016】Dn =(Bn −Cn )・TP /Ta また端子32に与えられている設定された溜鍋重量目標
値Eから傾注開始時の溜鍋重量Bn を差回路39で減算
し溜鍋重量偏差Fn をえる。その重量偏差Fnと、その
変化分とに対応する成分Gn が比例微分演算部41で次
式の演算により得られる。
【0017】Gn =(100/PB1 ){ΔFn +Fn
/TI1} PB1 :定数, TI1:定数, ΔFn =Fn −Fn-1 また傾注時の溜鍋重量Bn が重量変動速度演算部42に
入力され、次式の演算により溜鍋重量Bn の変動速度成
分Hn が演算される。 Hn =(100/PB1 )・TD1・Δ(ΔBn ) TD1:定数, ΔBn =Bn −Bn-1 ,Δ(ΔBn )=
ΔBn −ΔBn-1 流入量目標算出部43において前回溜鍋流入量目標値I
n-1 に比例微分成分G n を加算し変動速度成分Hn を減
算して溜鍋流入量目標値In =In-1 +Gn −Hn をえ
る。この溜鍋流入量目標値In から演算部37よりの溜
鍋流入量Dn を差回路44で減算して溜鍋流入量偏差J
n =In −Dn をえる。
【0018】その流入量偏差Jn が比例微分演算部45
に入力され、その比例微分成分Knが次式により演算さ
れる。 Kn =(100/PB2 ){ΔJn +Jn /TT2} PB2 :定数, TT2:定数, ΔJn =Jn −Jn-1 また溜鍋流入量Dn が流入量変動速度演算部46に入力
され、その変動速度成分Ln が次式で演算される。
【0019】Ln =(100/PB2 )・TD2・Δ(Δ
n ) TD1:定数, ΔDn =Dn −Dn-1 ,Δ(ΔDn )=
ΔDn −ΔDn-1 帰還設定値算出部47において前回の傾転角度目標値M
n-1 に流入量偏差比例微分成分Kn を加算し流入量変動
速度成分Ln を減算して傾転回転数帰還設定値Mnをえ
る。制御部23に入力されている精製炉傾転角度θは、
変換部48にて折れ線関数変換にて傾転回転数フィード
フォワード設定値On をえる。On は、鋳造開始時の手
動から自動にする時の回転数を基準にして炉の傾転角度
と流出量の関係の実績により任意に事前に設定したもの
である。加算回路49で帰還設定値Mn とフィードフォ
ワード設定値On とを加算して傾転用駆動装置21へ回
転数自動設定値Pn を与える。以上の制御演算を鋳込み
周期ごとに実行し精製炉11を傾転させる。
【0020】なお図1中の各部の演算はコンピュータで
行ってもよい。
【0021】
【発明の効果】数値例について述べると、溜鍋14内の
溶湯重量は最大で2000kgであり、鋳込み周期Tp
ごとの鋳込み量を360kgとする。一回の精製炉傾転
により1200回程度の鋳込み動作を繰り返す。溜鍋重
量の目標値Eを1400kgに設定して自動運転を行っ
たときの溜鍋重量、傾転回転数帰還設定値の推移の一部
を図2Aに示し、溜鍋流入量目標値、溜鍋流入量の推移
の一部を図2Bに示す。従来では人手による補正操作を
溜鍋重量目標値1400kgからの偏差が150kg以
上となった場合に行い、溜鍋重量は偏差約300kgで
周期的に変動していたが、この発明の方法によれば、ほ
ぼ偏差が100kg以内に制御でき、これにより鋳込み
量のばらつきは、鋳込み量360kgの百分率で表すと
1.2%から0.5%にまで抑えることができる。
【0022】上記したようにこの発明は、溜鍋の重量を
目標値になるように調節するために、まず溜鍋重量制御
により溜鍋流入量目標値を算出し、溜鍋流入量が目標値
になるように溜鍋流入量制御により傾転駆動装置の回転
数を調節するようにし、溜鍋重量制御と、溜鍋流入量制
御とにおいて微分先行型PID制御を使用している。こ
れにより、従来の溜鍋重量制御にP(比例)制御を適用
した方法や、溜鍋流入量制御だけを行なう方法に比べ
て、溜鍋重量制御において制御対象となる系の遅れに対
応するだけでなく、精製炉の出湯系と流樋の流湯系の持
つ遅れ時間と無駄時間が二次制御系である溜鍋流入量制
御により改善され、一次制御系である溜鍋重量制御の遅
れが早まり、溜鍋重量制御の制御性が改善される。これ
により、炉内の熔湯の保有量の多寡による流出量の変化
や、熔湯の表面に浮遊する浮さいによるタップ口のつま
りや、凝固した金属の付着によるタップ口の狭隔化によ
る流出量の変化に対応し、溜鍋重量を安定して目標値に
調節できるのである。また、異形鋳型に同一鋳造機にて
鋳造する場合や、鋳型不良による鋳造のとばしが発生し
た場合の溜鍋重量の大きな変動、また、通常の鋳造運転
においても流入量と鋳造量の偏差が積算されて発生する
溜鍋重量の変動にも対応し、人手による補正操作を必要
とせず、人手により常時補正操作を行った運転に比べて
溜鍋重量を非常に精度よく一定に保つことが可能とな
る。さらに、溜鍋重量を一定に制御できることにより、
回転式鋳造機の鋳込み量のばらつきを、最も熟練した操
作員が鋳造機を調整しながら鋳造した場合の鋳込み量の
ばらつきに常時押さえることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法の要部の制御演算機能を示す図。
【図2】この発明の方法により鋳造運転をおこなったと
きの溜鍋重量、溜鍋流入量目標値、溜鍋流入量、傾転回
転数帰還設定値の推移を表した図。
【図3】従来の溶融金属の注湯装置を示す図。
【符号の説明】
11 金属精製炉 12 タップ口 13 流樋 14 溜鍋 15 計量鍋 16 鋳型 17 回転台 18 DCサーボモータ 19 速度検出器 21 DCサーボ増幅器 23 制御部 24 傾転角度検出器 31 計重機 33 表示器 35 注入開始時サンプリング 36 反転終了時サンプリング 37 流入量演算部 41 比例微分演算部 42 重量変動速度演算部 43 流入量目標算出部 45 比例微分演算部 46 流入量変動速度演算部 47 帰還設定値算出部 48 変換部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾転用駆動装置により傾転可能な金属精
    製炉を傾転して排出される溶湯を連続的に溜鍋に受け、
    上記溜鍋から計量鍋に傾注し、上記計量鍋から鋳型に周
    期的に鋳込む方法において、 溜鍋の重量を計量する計重機を設け、 上記計量鍋に傾注された後の溜鍋重量と、次回溜鍋傾注
    開始時の溜鍋重量とを検出し、 これら検出溜鍋重量から、上記鋳込み周期ごとの金属精
    製炉より上記溜鍋への流入量を検出し、 上記次回溜鍋傾注開始時の溜鍋重量をあらかじめ定めた
    溜鍋重量目標値と比較してその偏差を補正する流入量目
    標値を算出し、 上記流入量目標値と上記検出した流入量とを比較してそ
    の偏差を補正する制御信号を算出し、 この制御信号により上記傾転用駆動装置を制御すること
    により鋳造中の溜鍋重量を一定に保つよう金属精製炉の
    傾転を自動制御することを特徴とする溶融金属の注湯方
    法。
  2. 【請求項2】 上記溜鍋重量と上記溜鍋重量目標値との
    偏差と、その偏差の変化分と、上記溜鍋重量の変化速度
    とから上記流入量目標値の算出を行うことを特徴とする
    請求項1記載の溶融金属の注湯方法。
  3. 【請求項3】 上記流入量目標値と上記流入量との偏差
    と、その偏差の変化分と、上記流入量の変化速度とから
    上記制御信号の算出を行うことを特徴とする請求項1又
    は2記載の溶融金属の注湯方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272388A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 重力鋳造法に於ける給湯炉からの出湯制御方法及びその装置、出湯制御方法により製造するタイヤ加硫用金型の製造方法

Cited By (2)

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JP4650055B2 (ja) * 2005-03-29 2011-03-16 横浜ゴム株式会社 重力鋳造法に於ける給湯炉からの出湯制御方法及びその装置、出湯制御方法により製造するタイヤ加硫用金型の製造方法

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