JPH0710060U - 掘削作業機におけるキャビン構造 - Google Patents

掘削作業機におけるキャビン構造

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JPH0710060U
JPH0710060U JP044292U JP4429293U JPH0710060U JP H0710060 U JPH0710060 U JP H0710060U JP 044292 U JP044292 U JP 044292U JP 4429293 U JP4429293 U JP 4429293U JP H0710060 U JPH0710060 U JP H0710060U
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JP
Japan
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cabin
exit
door
side wall
entrance
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Expired - Lifetime
Application number
JP044292U
Other languages
English (en)
Inventor
哲博 大橋
才三 近藤
Original Assignee
セイレイ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、左右両方向からの乗降を可能とし
た掘削作業機におけるキャビン構造に関する。 【構成】 本考案では、前端に掘削作業部(b) を取付け
た旋回台(2) 上に、キャビン(6) を左右いずれか一側に
寄せて配設し、同キャビン(6) の寄せた側の側壁 (6a)
に乗降口(a) を設けた掘削作業機におけるキャビン構造
において、上記乗降口(a) を設けた側壁(6a)の反対側側
壁(6b)に、開閉自在な乗降用ドア(D)を設けた。従っ
て、左右いずれからも乗降可能となって乗降性が向上
し、作業能率も向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、左右両方向からの乗降を可能とした掘削作業機におけるキャビン構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、掘削作業機には、操縦部や運転座席を開放状態にしたものと、これらを キャビン内に配設したものとがある。
【0003】 上記の掘削作業機におけるキャビンは、一般に、走行装置上に旋回自在に載置 された旋回台の左側に寄せて設けており、同キャビンの左側壁に、キャビンに乗 降するための乗降口を設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記した掘削作業機におけるキャビンは、以下のような課題があっ た。
【0005】 即ち、上記したように、キャビンには乗降口が1つしかないために、例えば、 左右に壁体等のある道路等で、機体を左側一杯に寄せて作業を行っている際に、 キャビン内の作業者が中途で機体から離れたくても、キャビンと壁体との間隙に よっては作業者は外へ出ることができなかった。
【0006】 従って、機体を動かして乗降口と壁体との間に十分な隙間を作らねばならず、 機体を動かす時間をロスすることになり、作業の能率を低下させることになって いた。
【0007】 また、緊急の際に作業者が迅速に外へ出られないとなると、安全上においても 問題であり、現場からは、掘削作業機におけるキャビンの改善を望む声が大きか った。
【0008】 本考案は、上記課題を解決することのできる掘削作業機におけるキャビン構造 を提供することを目的としている。
【0009】
【考案が解決するための手段】
本考案は、前端に掘削作業部を取付けた旋回台上に、キャビンを左右いずれか 一側に寄せて配設し、同キャビンの寄せた側の側壁に乗降口を設けた掘削作業機 におけるキャビン構造において、上記乗降口を設けた側壁の反対側側壁に、開閉 自在な乗降用ドアを設けたことを特徴とする掘削作業機におけるキャビン構造を 提供せんとするものである。
【0010】
【実施例】
以下、添付図に基づいて、本考案の実施例を具体的に説明する。
【0011】 図1は本考案に係る掘削作業機Aの側面図、図2は同掘削作業機Aの要部を示 す平面視による説明図である。
【0012】 図1に示すように、掘削作業機Aは、クローラ式の走行装置1の中央部に、旋 回軸受3を介して略半円状の旋回台2を取付け、同旋回台2の上に、原動機Eや 図2に示す燃料タンクT等を収納したボンネット5を配設している。
【0013】 また、図2に示すように、本実施例においては掘削作業機Aの進行方向に対し て左側部にキャビン6を設け、同キャビン6内には運転座席15を配設している。
【0014】 6cはキャビン6の前壁に取付けたフロントガラス、6dはキャビン6の後壁に設け た換気窓である。
【0015】 また、上記キャビン6内において、運転座席15の前方には操縦部12を設け、同 操縦部12にレバースタンド16を突設し、同レバースタンド16に操作レバー18を立 設している。13は計器パネルである。
【0016】 さらに、上記キャビン6の左側の側壁6aには乗降口aを設けており、同乗降口 aには回動式の主乗降ドア19を取付けている。19a は同ドア19の枢支部、19b は 把手、19c は窓ガラスである。
【0017】 また、旋回台2の前部中央には、作業機連結部7を突設し、同連結部7に、掘 削作業を行うためのバケット10やアーム11等を支持するための作業部取付ブラケ ット8を取付け、同ブラケット8にブーム9を取付けると共に、同ブーム9の先 端部に前記アーム11及びバケット10を昇降・回動自在に連結して、掘削作業部b を構成している。
【0018】 なお、図1中、9aはブームシリンダ、10a はバケットシリンダ、11a はアーム シリンダ、21は排土作業及びスタビライザ機能を有するブレード、22は同ブレー ド21を昇降するための作動シリンダである。
【0019】 本実施例における掘削作業機Aの全体構成は上記した通りであり、本考案の要 旨となるのは、上記乗降口aを設けた側壁6aの反対側側壁6bに、開閉自在な乗降 用ドアDを設けたことにある。
【0020】 即ち、本実施例においては、図2に示すように、乗降口aを設けたキャビン6 の左側の側壁6aと対向状態にある反対側側壁6b(キャビン6の右側側壁)にスラ イド式の乗降用ドアDを設けている。
【0021】 また、キャビン6の右側の側壁6bと計器パネル13との間に乗降用ドアDのドア 収納部Qを設けており、スライドさせて開いた乗降用ドアDは、同収納部Qに収 納可能としている。
【0022】 乗降用ドアDを開けば、既存の乗降口aと向かい合わせに新たな乗降口を確保 することができ、運転者はキャビン6の左右いずれからも乗降可能となって、キ ャビン6においてウォークスルーが可能となる。
【0023】 例えば、左右に壁体等のある道路等で、掘削作業機Aを左側一杯に寄せて作業 を行っている際に、キャビン6内の作業者が中途でキャビン6から降りる必要が 生じた場合、キャビン6と壁体との間に十分な間隙がなくても上記乗降ドアDを 開けて降車することができ、また、同様に乗車することもできる。
【0024】 従って、乗降性が向上することにより作業の能率も向上し、さらに、緊急の場 合にも作業者の脱出が容易となって安全性も向上する。
【0025】 また、かかる乗降ドアDを具備するキャビン6は、ドア収納部Qがキャビン6 の内部にあるので、様々な大きさの機種の異なる掘削作業機Aに搭載することが でき、キャビン6を共用することも可能である。
【0026】 図3に本考案に係る乗降ドアDの他の実施例を示しており、これは、先の実施 例と同様な構成であるが、収納部Qをキャビン6の右側の側壁6bの外側と燃料タ ンクTとの間隙内に設けている。
【0027】 この場合は、キャビン6内の居住空間を狭くすることなく左右に乗降口を設け ることが可能となる。
【0028】 また、上記乗降ドアDを、上述してきたようにスライド式とする他、図4の( a)・(b)に示すように回動式とすることもできる。
【0029】 なお、図4の(a)・(b)は、同一の乗降ドアDを具備する同一のキャビン 6を、それぞれ、大きさの異なる旋回台2に設けたものを示している。
【0030】 図5及び図6に、キャビン6の主乗降ドア19に取付けた窓ガラス19c 及び、そ の取付け手段を示している。
【0031】 従来、ガラスの取付けには接着剤を使用しているが、接着剤が乾燥するまでに 12〜24時間程度かかるので作業能率としては良いものではなかった。
【0032】 そこで、図5に示すように、固定部30となる窓ガラス19c の4隅をビス31、カ ラー32を用いて固定するようにしたものである。
【0033】 即ち、主乗降ドア19側と窓ガラス19c との間に接着剤34を塗布し、同ガラス19 c の上面から、ビス31及びカラー32で取付け固定するようにしている。これによ り、短時間で、かつ、強固に固定できるようになる。なお、図6中、33は縁ゴム 、35はモールである。
【0034】 ここで、図6を参照しながら、窓ガラス19c の取付けについて説明する。
【0035】 先ず、主乗降ドア19側にモール35を取付け、その外周に接着剤34を塗布する。
【0036】 次いで、窓ガラス19c をキャビン6に組付け、窓ガラス19c の上面からカラー 32を介してビス31で締め付け固定する。
【0037】 以上のように、極めて容易に、しかも、短時間で窓ガラス19c の取付けが行え るので、作業能率が向上すると共に、タイムリーな組立・出荷を行うことができ る。しかも、従来のように、接着剤を乾燥させるための場所や、窓ガラス19c を 主乗降ドア19に固定するためのクランプ手段等の特殊工具も不要となり、コスト 的にも有利となる。
【0038】 また、接着剤34に加えてビス31を使用して固定するので、強固に取付けること ができ、製品の信頼性が向上する。
【0039】 また、ビス31により固定すれば、キャビン6側と窓ガラス19c 側とのなじみも 均一となって、防水性の向上も図ることができる。
【0040】 次に、図7及び図8に示すものについて説明する。
【0041】 これは、キャビン6の空調を行うエアコンディショナーの室内ユニット41のレ イアウトを示しており、室内ユニット41を運転座席15後方のエンジンルーム42内 に配置したことに特徴がある。
【0042】 即ち、キャビン6の後部とボンネット5の前部とを切欠して互いに連通状態と すると共に、同切欠部に、上方開口・有底状のユニットケース43を取付けてボン ネット5内のエンジンルーム42に配置し、同ユニットケース43内に室内ユニット 41を収納する。
【0043】 そして、室内ユニット41から送風ダクト44を左右分岐させて、分岐したそれぞ れのダクト44,44 をキャビン6内の後壁6fを沿うように上方へ伸延させ、後壁6f の左右側それぞれに送風口44a,44a を開口させている。なお、ボンネット5とキ ャビン6とは、ゴムシール45により圧着シールしている。図7及び図8中、46は 油圧ポンプである。
【0044】 上記のようにレイアウトしたので、キャビン6内が狭くなることがなく、ヘッ ドクリアランス、運転座席15の前後方向の余裕に支障をきたすことがない。
【0045】 ところで、キャビン6に取付けた回転式の主乗降ドア19に代えて、図9に示す ような分割式乗降ドア51とすることもできる。
【0046】 これは、分割乗降ドア51の上側を外折れ上方開き式とすると共に、下側をスラ イド収納式の構造としている。
【0047】 なお、上側と下側との開閉は、それぞれ独立して行うようにする他、上下をリ ンク機構やワイヤ等で連結して、それぞれ連動して開閉可能とすることもできる 。
【0048】 このように構成することにより、狭い場所でもドアの開閉が容易となり、乗降 が容易となる。
【0049】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、前端に掘削作業部を取付けた旋回 台上に、キャビンを左右いずれか一側に寄せて配設し、同キャビンの寄せた側の 側壁に乗降口を設けた掘削作業機におけるキャビン構造において、上記乗降口を 設けた側壁の反対側側壁に、開閉自在な乗降用ドアを設けたことにより、例えば 、左右に壁体等のある道路等で、掘削作業機を左側一杯に寄せて作業を行ってい る際に、キャビン内の作業者が中途でキャビンから降りる必要が生じた場合、キ ャビンと壁体との間に十分な間隙がなくても上記乗降ドアを開けて降車すること ができ、また、同様に乗車することができる。
【0050】 このように乗降性が向上することにより作業の能率も向上し、さらに、緊急の 場合にも作業者の脱出が容易となって安全性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキャビン構造を具備する掘削作業
機の側面図である。
【図2】同掘削作業機の要部を示す平面視による説明図
である。
【図3】他の実施例に係る説明図である。
【図4】乗降ドアの変容例を示す説明図である。
【図5】キャビンの窓ガラスの説明図である。
【図6】図5のI−I線における断面図である。
【図7】エアコンディショナーのレイアウトを示す側面
視による説明図である。
【図8】同平面視による説明図である。
【図9】キャビンの主乗降ドアの一形態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
2 旋回台 6 キャビン 6a 側壁 6b 反対側側壁 a 乗降口 b 掘削作業部 A 掘削作業機 D 乗降用ドア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に掘削作業部(b) を取付けた旋回台
    (2) 上に、キャビン(6) を左右いずれか一側に寄せて配
    設し、同キャビン(6) の寄せた側の側壁(6a)に乗降口
    (a) を設けた掘削作業機におけるキャビン構造におい
    て、 上記乗降口(a) を設けた側壁(6a)の反対側側壁(6b)に、
    開閉自在な乗降用ドア(D) を設けたことを特徴とする掘
    削作業機におけるキャビン構造。
JP044292U 1993-07-20 1993-07-20 掘削作業機におけるキャビン構造 Expired - Lifetime JPH0710060U (ja)

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JPH0710060U true JPH0710060U (ja) 1995-02-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020165190A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社クボタ 作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020165190A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社クボタ 作業機

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