JPH07100575A - かしめ機のかしめ成形方法 - Google Patents

かしめ機のかしめ成形方法

Info

Publication number
JPH07100575A
JPH07100575A JP24491393A JP24491393A JPH07100575A JP H07100575 A JPH07100575 A JP H07100575A JP 24491393 A JP24491393 A JP 24491393A JP 24491393 A JP24491393 A JP 24491393A JP H07100575 A JPH07100575 A JP H07100575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
shaft
calking
rivet
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24491393A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2532345B2 (ja
Inventor
Minoru Yamada
実 山田
Wataru Uno
亘 宇野
Kaoru Take
馨 武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIKAWA IRON WORKS
YOSHIKAWA TEKKO KK
Original Assignee
YOSHIKAWA IRON WORKS
YOSHIKAWA TEKKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIKAWA IRON WORKS, YOSHIKAWA TEKKO KK filed Critical YOSHIKAWA IRON WORKS
Priority to JP5244913A priority Critical patent/JP2532345B2/ja
Publication of JPH07100575A publication Critical patent/JPH07100575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532345B2 publication Critical patent/JP2532345B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Presses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークやリベット等のかしめ部材の寸法のバ
ラツキに係わらず、最適なかしめが行なえるかしめ機の
かしめ成形方法を提供する。 【構成】 シリンダ3のピストン軸5に取り付けられた
成形軸1を、ピストン軸5を下降させ、X−Yテーブル
2に置かれたワーク8のリベット軸20に圧接してかし
めるかしめ機のシリンダ3に、パルスモータ17によ
り、シリンダ3のストローク長を変更するストローク調
整機構9を設ける。また、X−Yテーブル2に置かれた
ワーク8のリベット軸20を測定する測定装置21を設
け、その測定装置21で、個々のワーク8のリベット1
5の突出長を測定し、その測定値でパルスモータ17を
駆動し、個々のワーク8に対して、シリンダ3の下降量
を変えて、ワーク8やリベット15等のかしめ部材の寸
法のバラツキを補正して、最適なかしめが行なえるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テーブル上に載置さ
れたワーク端部やワークから突出するリベット軸や突辺
等の突出体に、その上方から成形用工具を下降し、圧接
してかしめるかしめ機において、ワークの高さ、ワーク
厚やリベット、突辺等の突出体の突出長のバラツキに係
わらず、かしめ成形の最適化を図れるようにしたかしめ
機のかしめ成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テーブル上方にコラムによって支持され
るシリンダのピストン軸に取り付けられた成形工具を、
ピストン軸を下降させ、テーブル上に載置されたワーク
の端部やワークから突出するリベット軸端面や突辺等の
突出体に圧接させてかしめるかしめ機としてリベッティ
ングマシンや曲げ加工機等がある。
【0003】このようなかしめ機、例えば、図13に示
すリベッティングマシンは、ワークテーブル2上方に、
シリンダ3がコラム4によって支持され、そのシリンダ
3のピストン軸5の上端にモータ6が取り付けられてい
る。
【0004】また、そのモータ6の回転軸は、ピストン
軸5の軸芯を貫通するスピンドル軸7と接続され、その
スピンドル軸7の先端に軸芯をスピンドル軸7と一致ま
たは傾斜させた成形軸1が取り付けられている。
【0005】このリベッティングマシンでは、テーブル
2上に載置されたワーク8から突出するリベット15の
軸端面に対して、ピストン軸5を油圧あるいは空気圧に
よって下降させ、スピンドル軸7をモータ6によって回
転し、成形軸1を回転させながら、リベット端面に圧接
し、かしめ成形を行なう。
【0006】ところで、上記のリベッティングマシンに
は、モータ6とスピンドル軸7との接続部に、ストロー
ク調整機構9が設けられており、ピストン軸5の下降量
(以下、ストローク量)を調整するようになっている。
【0007】この調整機構9は、図14に示すように、
下端がシリンダ3の上端に回動自在に支持され、内周に
ネジ溝の形成された操作回転筒10と、その回転筒10
とピストン軸5間に挿入され、外周に前記回転筒10の
内周のネジ溝と螺合するネジ溝の形成されたナット板1
1と、一端がピストン軸端に嵌入され、他端がモータケ
ース12に取り付けられた接続部材13とからなり、前
記ナット板11には、回転を止める阻止ピン14が挿入
されている。
【0008】このため、操作回転筒10を回動すると、
阻止ピン14により、回転が止められたナット板11
は、ネジ溝が上記回転筒10のネジ溝と螺合しているた
め、回動方向によって、ピストン軸5に沿って上昇また
は下降し、接続部材13の端部とナット板11とが当接
する間隔が変わり、ピストン軸5のストローク量が調整
できるようになっている。
【0009】すなわち、かしめ成形時に、ワーク8やリ
ベット15等の被加工部材を変更した際、変更したワー
ク厚やリベット長に合わせて、ピストン軸5のストロー
ク調整を行なって成形軸1を過不足なくワーク端面から
突出したリベット軸に当接させて、図15に示すよう
に、ワーク8同士が密着した最適なかしめ成形が行なえ
るようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ワークやリベットを変更した際、ピストン軸のストロー
ク量の調整を行なう方法では、同じ寸法のワークやリベ
ットでも、リベット長やワーク厚がバラツクので、個々
のワークから突出するリベット軸の突出長が違い、図1
6に示すように、ピストン軸5のストローク量が足りず
にかしめに隙間ができ、かしめ不良を起こしたり、反対
に、ストローク量が多すぎて成形軸がワーク端面と接触
し、ワーク端面を傷つけたり、成形軸を損傷する問題が
ある。
【0011】そこで、この発明の課題は、ワークやリベ
ット等のかしめ部材のバラツキによる寸法誤差から生じ
るかしめ不良やワーク端面、成形軸の損傷を防止し、最
適なかしめ成形の行なえるかしめ機のかしめ成形方法を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、テーブル上方にコラムによって支持
されるシリンダのピストン軸に取り付けられた成形工具
を、ピストン軸を下降させ、テーブル上に載置されたワ
ーク端部あるいはワークの突出体に圧接してかしめるか
しめ機において、上記ワークの高さあるいはワークの突
出体の突出長をワークごとに測定し、その測定長に応じ
て上記ピストン軸の下降量を調節し、かしめを行なう方
法を行なったのである。
【0013】
【作用】このような、かしめ機のかしめ成形方法では、
かしめ機は、ピストン軸を下降させ、ワークの端部ある
いは突出体に成形工具を圧接させてかしめを行なうた
め、ピストン軸が下降するストロークの範囲しかかしめ
ることができない。
【0014】このため、個々のワークの突出体の突出長
あるいはワークの高さを測定し、それらのかしめる寸法
を測定する。そして、その寸法をフィードバックし、そ
の寸法に合わせて、成形工具がその寸法をカバーできる
ように成形工具のストローク量を調整し、かしめ量を制
御して個々のワークあるいはワークの突出体の寸法誤差
を補正する。
【0015】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
【0016】なお、その際、従来例にて説明した部品に
ついては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
【0017】図1に、この発明のかしめ方法によるかし
めを行なう第一実施例のかしめ機を示す。
【0018】第一実施例のかしめ機は、ワーク8を載置
するX−Yテーブル2上方に、コラム4によって支持さ
れるシリンダ3のストローク調整機構9の操作回転筒1
0の外周に、ギヤ16を設け、そのギヤ16に歯合する
ピニオンギヤを取り付けたパルスモータ17をシリンダ
3に取り付けて、パルスモータ17の駆動により、操作
回転筒10が回転し、ピストン軸5のストローク量を調
整できるようにしたリベッティングマシンと、そのリベ
ッティングマシンのピストン軸5の始点となる最上点を
検出するため、例えば、シリンダ3下部に設けた光セン
サや近接センサ等による原点センサ18と、リベッティ
ングマシンと併設されたコラム4に昇降用エアーシリン
ダ19を介して取り付けられ、X−Yテーブル2上を上
下動可能に支持されて、ワーク8から突出したリベット
軸の突出長を測定する測定装置21と、その測定装置2
1の検出データからピストン軸5のストローク量を算出
する測定回路22と、その測定回路22の算出データを
得るため、測定装置21を作動し、その結果得られた算
出データによって、リベッティングマシンを制御し、か
しめ成形を行なうシーケンシャルプログラムを備えたプ
ログラマ23とからなっている。
【0019】前記測定装置21は、リニアパルスエンコ
ーダ(以下、エンコーダ)24と測定用治具25とから
なっている。
【0020】エンコーダ24は、図2に示すように、対
向させた二組の投光素子と受光素子と、その投光素子と
受光素子間に設けられた固定スリット板と、可動スリッ
ト板とからなり、前記固定スリット板は、ハウジングに
取り付けられ、可動スリット板は、スピンドル26に取
り付けられている。
【0021】また、スピンドル26は、先端に接触子2
7が設けられ、ハウジングに取り付けられた圧縮バネに
よってハウジング下方へ付勢されている。
【0022】このため、スピンドル26の接触子27が
部材に圧接され、スピンドル26がハウジング内へ押し
込まれると、可動スリット板がスライドし、投光素子か
ら受光素子への検出光が、可動スリット板によって断続
的に遮光され、受光素子は、パルス出力を発する。
【0023】この際、二つの受光素子は、パルス出力の
位相が90゜異なるように配置され、スピンドル26の
伸び方向と縮み方向の判別ができるように二相パルスを
出力する。
【0024】測定用治具21は、図3に示すように、前
記エンコーダ24を支持するホルダー28と、そのホル
ダー28が一端に取り付けられ、接触ロッド29を進退
自在に支持する支持パイプ30と、支持パイプ30の他
端に取り付けネジにより、着脱自在に取り付けられ、ワ
ーク8に応じて取り替えられるようにした測定用アタッ
チメント31とからなっており、前記支持パイプ30内
には、接触ロッド29に嵌入され、接触ロッド29を測
定用アタッチメント31方向へ付勢する圧縮スプリング
が設けられている。前記、ホルダー28には、止めネジ
が設けられ、エンコーダ24の取り付け位置が前後に調
整できるようになっており、エンコーダ24の接触子2
7を接触ロッド29の端面と接触させて取り付けるよう
になっている。
【0025】また、測定用アタッチメント31は、先端
がコの字型に形成され、中央に接触ロッド29が挿通さ
れる貫通孔が設けられており、図4に示すように、両側
の支持壁をワーク8にあてがって、接触ロッド29の端
面をリベット端面と当接させることにより、ワーク端面
から突出したリベット端面迄の突出長を測定できるよう
になっている。
【0026】こうして測定される突出長は、接触ロッド
29により、エンコーダ24の接触子27を圧接し、突
出長に応じた二相パルスが出力される。
【0027】測定回路22は、図1に示すように、二相
パルスが入力されるNAND回路32と、NAND回路
32出力が入力される分周回路33と、分周回路33の
出力が入力されるカウンタ34とからなっている。
【0028】NAND回路32は、90゜位相のずれた
二相パルス信号の重なり部分から突出長に対応したシリ
アルパルスを生成する。
【0029】分周回路33は、NAND回路32が生成
したエンコーダ24の突出長に対するシリアルパルス
を、その突出長をかしめるのに必要なシリンダ3のスト
ローク量を得るため、操作回転筒10を回動するパルス
モータ17の駆動パルス数に分周する。
【0030】カウンタ34は、前記分周されたパルスを
計数し、その計数値をプログラマ23へ出力する。
【0031】プログラマ23は、例えば、マイクロコン
ピュータによるシーケンサと、そのシーケンサにより制
御されるかしめ機のシリンダ3の油圧回路の制御弁、か
しめ機のモータ6、X−Yテーブル2のパルスモータ3
5、かしめ機のストローク調整機構9のパルスモータ1
7、測定装置21の昇降用エアーシリンダ19の制御弁
等のドライバー回路とからなっている。
【0032】また、シーケンサには、前述した測定回路
22のカウンタ34出力と原点センサ18出力が入力さ
れている。一方、測定回路22の分周回路33とカウン
タ34には、シーケンサからのリセット出力が入力され
ている。
【0033】この実施例は、以上のように構成されてお
り、次に、そのかしめ処理工程を述べることによって、
この発明のかしめ方法について説明する。
【0034】このかしめ機では、プログラマ23のシー
ケンサにインストールされたシーケンスプログラムによ
り、X−Yテーブル2に配列したワーク8のリベット1
5軸の突出長をワーク8毎に測定し、その測定したデー
タに応じてリベッティングマシンのピストン軸5のスト
ローク量を調整し、かしめ成形を行なう。
【0035】すなわち、X−Yテーブル2に、例えば、
測定装置21の測定用アタッチメント31と、リベッテ
ィングマシンの成形軸1間の距離をおいて直列に(テー
ブル2にマーキングによって示すとよい)、リベット軸
20を上方に向けて治具により固定されたワーク8を配
置し(このように配置すると、測定とかしめ成形とを連
続しておこなえる)、かしめ機をスタートさせる。
【0036】すると、プログラマ23は、リベッティン
グマシンのシリンダ3の制御弁を作動し、合わせてスト
ローク調整機構9のパルスモータ17を駆動して原点セ
ンサ18が検出出力を出力する迄ピストン軸5を上昇す
る。また、測定装置21の昇降用エアーシリンダ19の
制御弁を作動して測定装置21を上昇させる。
【0037】そして、プログラマ23は、X−Yテーブ
ル2を図1とは逆の左一杯へ移動し、テーブル2上に並
べられた右端のワーク8が測定装置21の測定用アタッ
チメント31の直下に位置するように移動する。
【0038】次に、プログラマ23は、リセット信号を
出力して測定回路22の分周回路33とカウンタ34と
をリセットした後、測定装置21のエアーシリンダ19
を制御弁を作動して下降させ、測定用アタッチメント3
1を一つ目のワーク8に当接させる。そして、その接触
ロッド29をリベット15の軸端面に接触させ、リベッ
ト15の突出長を測定する。
【0039】このとき、エンコーダ24から突出長に応
じたシリアルパルスが出力され、そのシリアルパルス
は、分周回路22により、測定中のワーク8のリベット
15をかしめるために、リベッティングマシンのシリン
ダ5のストローク長を調整するのに必要であるストロー
ク調整機構9のパルスモータ17の駆動パルスに分周さ
れ、その分周されたパルスは、カウンタ34により計数
される。
【0040】プログラマ23は、エンコーダ24から測
定パルスが出力されなくなる程度の十分な時間を経過し
た後、カウンタ34にバッファリングされた計数出力を
読取る。
【0041】同時に、プログラマ23は、測定装置21
の昇降用エアーシリンダ19の制御弁を作動して測定装
置21を上昇させる。
【0042】また、プログラマ23は、前記読み込んだ
計数出力からパルスモータ17が脱調を起こさない程度
にパルスレートを低下させた前記ストローク調整機構9
のパルスモータ17の駆動パルスを生成し、その駆動パ
ルスを出力してストローク調整機構9を作動し、シリン
ダ5のストローク調整を行なう。
【0043】次に、X−Yテーブル2を移動して測定の
終わった一つ目のワーク8をリベッティングマシンの成
形軸1の直下へ移動し、シリンダ3の制御弁を作動して
ピストン軸5を下降させ、モータ6を作動してスピンド
ル軸7を回転させながら成形軸1をリベット15軸の端
面に圧接し、かしめ成形を行なう。
【0044】シリンダ3が、調整されたストロークに達
し、成形が終了すると、シリンダ3の制御弁を作動して
ピストン軸5を上昇し、モータ6を停止してスピンドル
軸7を止める。
【0045】こうして、一つ目のワーク8のかしめ成形
が終わると、次に、プログラマ23は、リセット信号を
出力して測定回路22の分周回路33とカウンタ34と
をクリアした後、前記同様、測定装置21を下降させ
(このとき、測定用アタッチメント31の接触ロッド2
9は、アタッチメント31の先端と一致している)、一
つ目のワーク8をかしめ成形のため、移動した際、直下
に移動して来た二つ目のワーク8に対して測定用アタツ
チメント31を当接して測定を行なう。
【0046】このときも、前回同様、測定されたシリア
ルパルスから分周回路33により、ストローク調整機構
9のパルスモータ17の駆動パルスが生成され、カウン
タ34によって計数される。この計数値は、プログラマ
23に読み取られ、リベッティングマシンのストローク
調整機構9のパルスモータ17が駆動され、測定中のワ
ーク8のリベット軸20の突出長に応じたストローク調
整がなされる。この後、測定装置21を上昇し、X−Y
テーブル2を移動して、ワーク8をリベッティングマシ
ンの直下へ移動し、シリンダ3を下降させて、スピンド
ル軸7を回転し、成形軸1をワーク8のリベット15軸
の端面へ圧接してかしめ成形を行なう。
【0047】以後、同様に、ワーク8のリベットの突出
長を個々に測定し、リベティングマシンのストローク調
整を行なってかしめ成形を行なう。
【0048】このため、このようにしてかしめられた全
てのワーク8は、かしめ不良を生ずることはない。ま
た、ワーク8や成形軸1を損傷することもない。さら
に、最適なかしめ量に制御されたかしめがなされるの
で、強度も向上する。
【0049】ここで、この実施例における測定パルスか
らストローク調整機構9のパルスモータ17の駆動パル
スの生成について述べることとする。
【0050】実施例では、リベット軸20の測定を、測
定のつどカウンタ34をクリアし、計数するようにした
ので、カウンタ34に計数されたストローク量は、シリ
ンダ3の最上点、すなわち、原点からのストロークの調
整量が計数される。
【0051】したがって、この計数値で直接パルスモー
タ17を駆動すると、調整の度ごとに、シリンダ3を原
点へ復帰する必要がある。
【0052】このため、ここでは、原点復帰を行なわず
に、ストローク調整を行なうことのできる駆動パルスの
一算出方法のアルゴリズムを示す。
【0053】この算出方法では、プログラマ23に演算
用の二つのレジスタA,Bを用意する。
【0054】そして、そのAのレジスタには、図5に示
すように、カウンタ34の計数出力を入力する。次に、
その計数出力の置数されたAレジスタからBレジスタを
引き、その差でもって前記パルスモータ17を駆動す
る。
【0055】また、差を取った後は、Aレジスタの内容
をBレジスタに移し、Aレジスタには、カウンタ34の
新たな計数出力を入力する。
【0056】以後、この演算を繰り返すことにより、パ
ルスモータ17にはシリンダが現在位置から新たな調整
位置へ変わるためのパルス出力が出力され、原点復帰を
行なわずにストローク調整が行なえる。
【0057】その計算例を図6に示す。この計算例から
も明らかなように原点からのストローク量を示すカウン
タ出力Nと、パルスモータへ入力された駆動パルスのト
ータル数
【0058】
【数1】
【0059】とが一致し、必要なストローク量が得られ
ることがわかる。
【0060】次に、他の実施例として、図7乃至図12
に本発明のかしめ方法を適用したかしめ機として曲げ加
工を行なうプレス機を示す。
【0061】図7に示す第二実施例は、第一実施例のリ
ベッティングマシンの成形軸1に代えて圧接ローラ40
を取り付け、円形カンの蓋の固定に用いられる曲げ加工
機としたものを示す。
【0062】圧接ローラ40は、図8に示すように、ス
ピンドル軸7の軸芯とずらしてハウジングに設け、テー
ブル2上に載置されたカン41に対してモータ6により
スピンドル軸7を回転させながら、シリンダ3を下降さ
せることによって、圧接ローラ40がカン41の周縁に
当接し、折り曲げ加工を行なう。
【0063】このような、カン41のかしめ加工では、
ワーク8であるところのカン41の高さがバラツクこと
により、周縁のかしめが十分に行なえず、かしめ不良を
起こす。
【0064】このため、この曲げ加工機では、カン41
の高さを測定するため、測定装置21が使用する測定用
アタッチメント31を、この実施例では、カン41の幅
と高さに合わせて第一実施例のものよりサイズを大きく
したものを使用する。
【0065】また、接触ロッド29の先端には、板体を
取り付け、図9に示すように、X−Yテーブル2に治具
によって固定され、載置されたカン41に、直接測定用
アタッチメント31を被せ、カン41の高さを測定す
る。
【0066】この場合、治具の高さはオフセットとして
プログラマ23に事前に与えておけばよい。
【0067】なお、他の部分および作用については、第
一実施例と同様なため、説明を省略する。
【0068】図10に第三実施例として、第二実施例の
曲げ加工機に使用することのできる他の成形工具を示
す。
【0069】この成形工具は、第二実施例の圧接ローラ
40を二個とし、さらに、スプリングにより、カン41
の蓋を圧接する圧接ピン43を設けて、加工時、蓋の移
動を規制し、曲げ加工をやりやすくした成形工具であ
る。
【0070】図11に第四実施例として、第三実施例と
同様、第二実施例の曲げ加工機に使用することのできる
他の成形工具を示す。
【0071】この成形工具は、円筒容器44の周縁に当
接する突起45を有し、その突起45を容器44の周縁
に圧接し、フランジを形成するバーリング加工を行なう
ための成形工具である。
【0072】図12に第五実施例として、第四実施例と
同様バーリング加工を行なう第二実施例の曲げ加工機に
使用することのできる他の成形工具を示す。
【0073】この成形工具は、テーパ面を有する圧接ロ
ーラ46を有し、その圧接ローラ46のテーパ面を円筒
容器44の周縁に圧接し、フレア状のフランジを形成す
るものである。
【0074】このように、このかしめ方法は、リベット
のかしめの他、プレス加工の折り曲げ加工にも適用で
き、ワークやかしめ部材の寸法のバラツキに係わらず、
かしめ不良を生ずることはなく適正なかしめを行なうこ
とができる。
【0075】なお、実施例では、X−Yテーブルに測定
装置を取り付けたものを示したが、これに限定されるこ
とはなく、かしめ成形以前にワークの突出体の突出長あ
るいはワークの高さを個々に測定できるようにしたもの
であればどのようなものでもよい。
【0076】また、測定装置もリニアパルスエンコーダ
を用いたものに限定されることはなく、例えば、光やレ
ーザなどを用いた非接触センサなどを用いても良い。
【0077】さらに、かしめ機のストローク量の調整方
法も実施例に限定されるものではない。
【0078】
【効果】この発明のかしめ機のかしめ成形方法によれ
ば、ワークの突出体の突出長あるいはワークの高さを個
々に測定し、その測定データに基づいて最適なシリンダ
のストローク長を決めるので、ワークやかしめ部材の寸
法のバラツキに係わらず常に最適なかしめ成形が行なえ
る。
【0079】このため、かしめ不良の発生を防止し、ワ
ークや成形工具の損傷を起こさないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例のリヘッティングマシンを示す模式
【図2】リニアロータリエンコーダを示す分解説明図
【図3】測定装置を示す一部切欠正面図
【図4】測定装置の測定方法を示す作用図
【図5】パルスモータの駆動パルスの生成方法を示す作
用説明図
【図6】パルスモータの駆動パルスの生成方法の計算例
を示す作用説明図
【図7】第二実施例の折り曲げ加工機を示す模式図
【図8】第二実施例の折り曲げ加工機の成形工具を示す
一部切欠正面図
【図9】第二実施例の折り曲げ加工機の測定装置の測定
用アタッチメントの作用図
【図10】第三実施例の折り曲げ加工機の成形工具を示
す断面図
【図11】第四実施例の折り曲げ加工機の成形工具を示
す一部切欠正面図
【図12】第五実施例の折り曲げ加工機の成形工具を示
す一部切欠正面図
【図13】従来例のリベッティングマシンの正面図
【図14】従来例のリベッティングマシンのストローク
調整機構を示す断面図
【図15】最適なリベットのかしめ状態を示す作用図
【図16】リベットのかしめ不良を示す作用図
【符号の説明】
1 成形軸 2 ワークテーブル 3 シリンダ 4 コラム 5 ピストン軸 8 ワーク 9 ストローク調整機構 15 リベット 21 測定装置 22 測定回路 24 リニアパルスエンコーダ 25 測定用治具 40 圧接ローラ 41 カン 44 容器 45 突起 46 圧接ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル上方にコラムによって支持され
    るシリンダのピストン軸に取り付けられた成形工具を、
    ピストン軸を下降させ、テーブル上に載置されたワーク
    端部あるいはワークの突出体に圧接してかしめるかしめ
    機のかしめ成形方法であって、 上記ワークの高さあるいはワークの突出体の突出長をワ
    ークごとに測定し、その測定長に応じて上記ピストン軸
    の下降量を調節し、かしめを行なうかしめ機のかしめ成
    形方法。
JP5244913A 1993-09-30 1993-09-30 かしめ機のかしめ成形方法 Expired - Fee Related JP2532345B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244913A JP2532345B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 かしめ機のかしめ成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244913A JP2532345B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 かしめ機のかしめ成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07100575A true JPH07100575A (ja) 1995-04-18
JP2532345B2 JP2532345B2 (ja) 1996-09-11

Family

ID=17125839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5244913A Expired - Fee Related JP2532345B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 かしめ機のかしめ成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2532345B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508690A (ja) * 2005-09-16 2009-03-05 アブデル・ユーケイ・リミテッド 締結具据付け工具用の監視システム
CN115229515A (zh) * 2022-07-22 2022-10-25 深圳数码模汽车技术有限公司 一种服务器机箱自动拍钉生产装置及方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02235540A (ja) * 1989-03-06 1990-09-18 Yoshikawa Tekko Kk ワークリベット圧入装置の制御装置
JPH0464440U (ja) * 1990-10-12 1992-06-02

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02235540A (ja) * 1989-03-06 1990-09-18 Yoshikawa Tekko Kk ワークリベット圧入装置の制御装置
JPH0464440U (ja) * 1990-10-12 1992-06-02

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508690A (ja) * 2005-09-16 2009-03-05 アブデル・ユーケイ・リミテッド 締結具据付け工具用の監視システム
CN115229515A (zh) * 2022-07-22 2022-10-25 深圳数码模汽车技术有限公司 一种服务器机箱自动拍钉生产装置及方法
CN115229515B (zh) * 2022-07-22 2024-05-03 深圳数码模汽车技术有限公司 一种服务器机箱自动拍钉生产装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2532345B2 (ja) 1996-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9370848B2 (en) Device for fastening screw onto workpiece and method of judging loosening of screw
US10788810B2 (en) Method for the automatic determination of the geometrical dimensions of a tool having a machining region in worm thread form
JP7321665B2 (ja) 歯切り盤の工具の外形寸法を自動測定する方法
JPH0760693A (ja) 裁断刃の刃幅測定装置
JP4216505B2 (ja) リベット締結又は孔打ち抜きのための方法及び該方法を実行するための装置
KR100189672B1 (ko) 프레스브레이크의 굽힘 각도 검출 장치
EP2375215B1 (en) Gear shape measuring apparatus
CN110538896A (zh) 一种轴类零件的自动校直装置
US6708541B1 (en) Method and apparatus for measuring angle of bend, method of bending, and apparatus for controlling angle of bend
JP2532345B2 (ja) かしめ機のかしめ成形方法
US4807145A (en) Method and apparatus for measuring the shape, size, etc., of a rotary tool
EP3708269B1 (en) An independent device for presetting forming rollers for rolling machines for external threads
JP5243330B2 (ja) サーボ式位置/負荷検出演算制御システム
JP3156747B2 (ja) バ−材の真直度修正装置
JP2002273628A (ja) サーボプレス機のプレス制御装置及び制御方法
JP3430768B2 (ja) 芯ずれ調整装置及び調整方法
JPS6170401A (ja) 歯厚自動計測方法
JPH0225729B2 (ja)
CN102500842A (zh) 微机螺纹磨床自动校正机构、校正系统及其控制方法
JPH09189501A (ja) 外径測定装置
JPH08159921A (ja) 歯車の検査装置
JP3620218B2 (ja) 歯車検査装置及び方法
US4373268A (en) Gear measuring machine for inspecting helical gears
US5478001A (en) Method and apparatus for monitoring coil stock feed
JPH067349Y2 (ja) 内歯付き歯車の噛合試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 17

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees