JPH0710048U - マンホールの蓋の養生カバー - Google Patents

マンホールの蓋の養生カバー

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JPH0710048U
JPH0710048U JP4420893U JP4420893U JPH0710048U JP H0710048 U JPH0710048 U JP H0710048U JP 4420893 U JP4420893 U JP 4420893U JP 4420893 U JP4420893 U JP 4420893U JP H0710048 U JPH0710048 U JP H0710048U
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JP
Japan
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cover
manhole
handle
curing
lid
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JP4420893U
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English (en)
Inventor
嘉明 金谷
Original Assignee
嘉明 金谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種寸法のマンホールの蓋に対してフレキシ
ブルに対応し、容易にセットすることのできる養生カバ
ーを提供する。 【構成】 マンホールの蓋20の上面を覆い、マンホー
ルの蓋20の把手22に対応する箇所に把手穴16が設
けられた上面部11と、上面部11の周囲に設けられ、
自由端側にマンホールの蓋20の下面で絞るためのゴム
13を備えたシート材で作成された周辺部12とを備え
る。 【効果】 ゴム13で伸縮可能な開口部によりマンホー
ルの蓋20を包むように覆うため、各種サイズのマンホ
ールの蓋20にフレキシブルに対応することができ、し
かもセットが非常に容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路工事中等にマンホールの蓋を保護するための養生カバーに関す る。
【0002】
【従来の技術】
道路工事、建築工事等においては、仕上舗装や仕上工事の前にマンホールの枠 及び蓋を設置する。従って、その後の仕上工事の期間中にマンホールの蓋にアス ファルト、セメント、塗料等が付着したり、錆や疵が生じる。これを防止するた め、本願出願人はマンホールの蓋を養生カバーで覆うという提案を行なった(特 願平3−295258号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
現在、マンホールに関してはJIS規格は未だ制定されておらず、空気調和・ 衛生工学会がHASS第209号として規格を制定しているのみであるが、未だ 各種寸法は十分に統一されていないのが現状である。従って、マンホールの蓋は 非常に多くの種類の寸法のものが作られており、さらに、たとえHASS規格の 呼び径が同じものであっても、実際の寸法にはバラツキがある。例えば呼び径45 0mmのマンホールの場合、蓋の直径で15mm程度の誤差が許容されている。
【0004】 上記従来の養生カバーでは爪がスライド式になっており、各種寸法の蓋に対し て対応できるようになっているものの、爪が養生カバーの裏側にあり、また、数 カ所の爪を全て、マンホールの枠と蓋との間の狭い隙間に入れるようにセットし なければならないため、実際にカバーするのに手間取るという欠点がある。
【0005】 本考案はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とす るところは、各種寸法のマンホールの蓋に対してフレキシブルに対応し、容易に セットすることのできる養生カバーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本願考案に係るマンホールの蓋の養生カバ ーは、 a)マンホールの蓋の上面を覆い、マンホールの蓋の把手に対応する箇所に把手 穴が設けられた上面部と、 b)上面部の周囲に設けられ、自由端側にマンホールの蓋の下面で絞るためのゴ ムを備えたシート材で作成された周辺部と を備えることを特徴とする。
【0007】 なお、これに加えて、 c)上面部aと周辺部bとの境界部分から外側に張り出す外周張出部と、 d)把手穴を塞ぐ穴蓋部と を設けるようにしてもよい。
【0008】 また、 A)マンホールの蓋の上面を覆い、マンホールの蓋の把手に対応する箇所に把手 穴が設けられた上面部と、 B)上面部の把手穴よりも大きい穴塞面部と穴塞面部の下面に設けられたマンホ ールの蓋の把手と係合するための係合具をと備え、上面部の把手穴を通して係合 具をマンホールの蓋の把手と係合させることにより上記上面部の把手穴を塞ぐ把 手部アダプタと を備えるマンホールの蓋の養生カバーも同じ目的を達成することができる。
【0009】
【作用】
本願考案に係る養生カバーをマンホールの蓋に取り付ける際は、周辺部のゴム を広げて、養生カバーの上面を上面部aで覆うようにかぶせる。周辺部aはシート 状素材により作成されているため、各種寸法の蓋をフレキシブルにカバーするこ とができる。なお、上面部aは可撓性のあるシート材としてもよいし、堅い板状 のもので構成してもよい。また、上面部aと周辺部bとを別個のものとするのでは なく、これらを一緒にして伸縮可能な開口部を有する1つの袋状のものとしても よい。こうして養生カバーで覆ったマンホールの蓋を枠に取り付ける。この養生 カバーにより、マンホールの蓋は仕上工事等で飛散するセメントや塗料等から保 護される。仕上工事終了後は、上面部aの把手穴を通してマンホールの蓋の把手 を持ってマンホールの蓋を持ち上げ、養生カバーを取り除く。
【0010】 外周張出部cは、マンホールの蓋と枠との間の隙間をカバーするものであり、 そこにアスファルトや土砂等が入るのを防止する。また、穴蓋部dは把手部分に おいてもマンホールの蓋の汚れを防止するものである。
【0011】 なお、マンホールの蓋が格子状となっているときには、特にその蓋を持ち上げ るための把手が設けられていないことが多いが、本考案の把手穴は、格子でマン ホール蓋を持ち上げる場合にももちろん使用することができる。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図1に示す。本実施例の養生カバー10は、円形のビニー ルシートで形成された上面部11と、その周囲に縫合された帯状のビニールシー トから成る周辺部12とで構成される(記号14は縫い目を示す)。周辺部12 の自由端(縫合端の反対側)にはゴム紐13が設けられており、これにより、周 辺部12の自由端で構成される開口部は、上面部11の外径よりも小さくなるよ うに絞り込まれている。上面部11には2箇所の把手穴16が設けられている。 本実施例では把手穴16は線状の切れ込みであるが、楕円や矩形等の適当な形に くり抜いてもよい。把手穴16の周囲には、図1(b)に示すように、縁かがり を施すことが望ましい。
【0013】 この養生カバー10の使用方法は次の通りである。図2に示すように、マンホ ールの枠21を道路や建造物の所定箇所に設置した後、蓋20を取り外し、養生 カバー10の周辺部12のゴム紐13を伸ばして、図1(d)に示すようにマン ホールの蓋20全体にかぶせる。このような固定方法のため、本実施例の養生カ バー10はマンホールの蓋20の多少の大小に拘らず使用することができる。こ のようにして養生カバー10で覆ったマンホールの蓋20を、把手穴16を通し て所定の工具で把手22を引っかけて(或いは手で)持ち上げ、枠21にはめる 。枠21から蓋20を取り外すときも同様である。
【0014】 本実施例の養生カバー10では更に、外周張出部18と穴蓋部15が設けられ ている。外周張出部18は上面部11の外周から水平方向外側に張り出すように 、上面部11と周辺部12との縫合部分に一緒に縫合されている。これは、マン ホールの蓋20と枠21との間の隙間に土砂等が入り込むのを防止するためのも のである。また、把手穴16から土砂等が入り込むのを防止するための穴蓋部1 5も設けられている。穴蓋部15もビニールシートで構成され、一端を上面部1 1に縫合され、他端は、把手穴16を覆った状態では、マジックテープ17によ り上面部11に固定される。なお、これら外周張出部18及び穴蓋部15はなく ても構わない。
【0015】 上記実施例では上面部11、周辺部12等はビニールシートで構成するとした が、布、不織布、紙、プラスチックシート等の各種素材を用いることができる。 また、上面部11は堅い板(プラスチック、段ボール、合板等)でもよい。ただ し、周辺部12は可撓性のあるシート材で構成する必要がある。
【0016】 上記実施例の養生カバーはゴム口を有する袋状の養生シートでマンホールの蓋 20の上面を覆うというタイプのものであったが、図3は、平板形の養生カバー を示す。この養生カバー30は、マンホールの蓋20の形状(円形、角形等)に 合わせた上面板31と、上面板31に設けられた把手穴32を覆うための固定具 35から成る。上面板31には、プラスチック板、段ボール板、合板等、めくれ たり、しわがよらない程度の剛性を有するものを使用する。上面板31に設ける 把手穴32は、種々のマンホールの蓋の種々の把手位置にフレキシブルに対応す ることができるように、十分大きく明けておく。図3(b)に示すように、この 例では上面板31の裏面(マンホールの蓋20に接する面)の周囲にはスポンジ 33が設けられているが、これはなくても構わない。図4に示すように固定具3 5は、上面板36とその下面に固定された把手クランプ37から成る。固定具3 5の上面板36は把手穴32よりも大きくしておく。把手クランプ37は金属製 の薄板バネで構成され、溶接、ネジ、リベット等38により上面板36に固定す る。
【0017】 この養生カバー30の使用法は次の通りである。図5に示す通り、マンホール の蓋20にまず上面板31をかぶせ、その把手穴32から固定具35の把手クラ ンプ37を差し込んで、把手22に固定する。これにより、マンホールの蓋20 は養生カバー10の上面板31と固定具35の上面板36で完全に覆われ、アス ファルトや塗料等がマンホールの蓋20に付着するのが防止される。本実施例に おいても、径が多少異なるいくつかの種類のマンホールの蓋20に対して、それ よりもやや大きい上面板31を有する養生カバー30を1種類用意しておくのみ で対応することができるため、多種多様なサイズのマンホールの蓋20に対して 少ない種類の養生カバー30を準備しておくだけでよいという管理上の利点があ る。また、把手穴32が十分大きいため、マンホールの蓋20の把手22の位置 が多少バラついていても十分対応することができ、この点からも養生カバー30 の種類を減らすことができる。
【0018】 上記の例ではいずれも丸形のマンホールに適用した例を挙げたが、本考案に係 る養生カバーは角形や異形のマンホールであっても何等問題なく適用することが できる。なお、養生カバー自体は主に工事中に使用されることから、黄色やオレ ンジ色等の目立ち易い色としておくことが望ましい。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係る養生カバーはゴムで伸縮可能な開口部によりマンホールの蓋を包 むように覆うため、各種サイズのマンホールの蓋にフレキシブルに対応すること ができ、しかもセットが非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例である袋型養生カバーの、
穴蓋を閉じた状態の上面図(a)、穴蓋を開けた状態の
上面図(b)、下面図(c)及びマンホールの蓋に取り
付けた状態の断面図(d)。
【図2】 マンホールの枠及び蓋の斜視図。
【図3】 平板型養生カバーの上面図(a)及び下面図
(b)。
【図4】 平板型養生カバーで用いる把手蓋の上面図
(a)、下面図(b)及び側面図(c)。
【図5】 平板型養生カバーをマンホールの蓋に取り付
けた状態の断面図。
【符号の説明】
10、30…養生カバー 11…上面部 12…周辺部 13…ゴム紐 15…穴蓋部 16…把手穴 18…外周張出部 20…マンホールの蓋 22…把手 31…上面板 32…把手穴 35…固定具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)マンホールの蓋の上面を覆い、マンホ
    ールの蓋の把手に対応する箇所に把手穴が設けられた上
    面部と、 b)上面部の周囲に設けられ、自由端側にマンホールの蓋
    の下面で絞るためのゴムを備えたシート材で作成された
    周辺部と を備えることを特徴とするマンホールの蓋の養生カバ
    ー。
  2. 【請求項2】 さらに、 c)上面部と周辺部との境界部分から外側に張り出す外周
    張出部と、 d)把手穴を塞ぐ穴蓋部と を備えた請求項1記載のマンホールの蓋の養生カバー。
JP4420893U 1993-07-19 1993-07-19 マンホールの蓋の養生カバー Pending JPH0710048U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242212A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Norio Otsuga 分割型マンホール用蓋カバー
JP2012026231A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Oji Tac Hanbai Kk マンホール蓋養生用ラベル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242212A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Norio Otsuga 分割型マンホール用蓋カバー
JP4527297B2 (ja) * 2001-02-16 2010-08-18 則男 大津賀 分割型マンホール用蓋カバー
JP2012026231A (ja) * 2010-07-27 2012-02-09 Oji Tac Hanbai Kk マンホール蓋養生用ラベル

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