JPH0710016U - 交通信号機用表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示色の面積が大きくなって如何なる条件で
あっても運転者や歩行者による信号色の確認が容易に行
え、かつ、地名の確認や交通標語の確認を確実に与える
ことができると共に広告をも表示するようにすれば宣伝
機能をも与えることができるものである。 【構成】 交通信号機１の近傍に取付けられ、該交通信
号機の表示色と同色の光源４４が内蔵され、かつ、前記
交通信号機内の表示灯の切換えに同期して同色の前記光
源を点灯させて地名、交通標語、広告４２ａを表示した
表示面を照明するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は交通信号機の近傍に取付け地名や広告を表示する表示装置であって、 前記交通信号機の表示色と同じ色で表示面を照明するようにした交通信号機用表 示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

交通信号機は車の流れと人の流れをスムースにし、かつ、交通事故を防止する ことを目的とするものである。そのために、交通信号機は青色、黄色、赤色の３ 色が時間制御によって順次点灯されるようになっている。また、交通信号機の上 下部あるいは側面部には、該交通信号機の設置地名を表示する表示板や広告を記 載した表示板が取付けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、前記した表示板にあっては、昼間時には外光によって表示内容の確 認が容易であるが、夜間等の外光が暗い場合には表示内容の確認が困難になる等 の問題があった。また、交通信号機のみによる信号灯だけでは昼間時の太陽光に よって運転者や歩行者が信号灯の確認がし難いという問題もあった。

【０００４】 本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、 交通信号機に近接して地名や広告等の表示を形成した表示面を交通信号機の信号 灯と同じ色で表示するようにしたので、如何なる条件であっても運転者や歩行者 による信号色の確認が容易に行え、かつ、地名の確認や広告宣伝機能をも有する 交通信号機用表示装置を提供せんとするにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の交通信号機用表示装置は前記した目的を達成せんとするもので、その 手段は、交通信号機の近傍に取付けられ、該交通信号機の表示色と同色の光源が 内蔵され、かつ、前記交通信号機内の表示灯の切換えに同期して同色の前記光源 を点灯させて地名、交通標語、広告を表示した表示面を照明するようにしたもの である。

【０００６】

【作用】

前記した交通信号機用表示装置は、交通信号機の表示灯の変化と同期して地名 や交通標語あるいは広告が表示された表示面の色が前記表示灯と同色で変化する ので、信号灯の確認が信号灯のみでなく表示面の色との両方で確認でき、また、 表示面の表示内容も同時に確認できるものである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図１、図２と共に説明する。 １は青色、黄色および赤色の３色からなる公知の交通信号機にして、図示しな い電柱からの支持棒２に取付金具３を介して下方に取付けられている。

【０００８】 ４は本考案による表示装置にして、ケーシング４１と、アクリル樹脂等の透明 で光透過性の材料で形成された表示板４２と、透明な前面板４３および白熱電球 等の青色、黄色、赤色の３色からなる光源４４とから構成されている。また、表 示板４２の前面には地名、交通標語あるいは広告等の文字、図形４２ａが描かれ 、かつ、１側面には３つの鋸刃状の切欠部４２ｂが形成されている。

【０００９】 そして、光源４４をケーシング４１に固定されたランプソケット４１ａに取付 け、次いで、表示板４２をケーシング４１に取付けると、光源４４は切欠部４２ ｂ内に位置する。さらに、ケーシング４１の前面開口部に前面板４３を水蜜状態 で固定することによって表示装置は完成する。このように構成した表示装置４を 前記取付金具３の上部にケーシング４１を利用して固定する。

【００１０】 このように取付金具３に取付けた表示装置４におけるランプソケット４１ａよ りの電源線を、交通信号機１の表示灯回路にランプソケット４１ａに取付けられ る光源４４の色と一致するように接続する。これにより、交通信号機の表示灯が 点灯する色と同じ色の光源４４が点灯されるので、表示板４２は光源４４の色で 照明される。従って、交通信号機の表示灯と同色で照明される表示板４２を運転 者が見ることにより、信号色の確認と同時に地名や交通標語あるいは広告を見る ことになる。

【００１１】 図３は歩行者用の交通信号機５であって、青色と赤色の２色で構成されている ので、表示装置４も２色で色変りするように構成する。そのため、この実施例に あっては、光源が２灯であり、かつ、表示板の切欠部も２つが形成されているも のを使用する以外は前記実施例と同様であるので、説明は省略する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は前記したように、交通信号機の表示灯の変化と同期して地名や交通標 語あるいは広告が表示された表示面の色が前記表示灯と同色で変化するので、表 示色の面積が大きくなって如何なる条件であっても運転者や歩行者による信号色 の確認が容易に行え、かつ、地名の確認や交通標語の確認を確実に与えることが できると共に広告をも表示するようにすれば宣伝機能をも与えることができる等 の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す正面図である。

【図２】同上の分解斜視図である。

【図３】他の実施例を示す正面図である。

【符号の説明】

１ 交通信号機 ４ 表示装置 ４１ ケーシング ４２ 表示板 ４３ 前面板 ４４ 電源

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 交通信号機の近傍に取付けられ、該交通
   信号機の表示色と同色の光源が内蔵され、かつ、前記交
   通信号機内の表示灯の切換えに同期して同色の前記光源
   を点灯させて地名、交通標語、広告を表示した表示面を
   照明するようにしたことを特徴とする交通信号機用表示
   装置。