JPH0699968A - 電子レンジ用容器本体 - Google Patents

電子レンジ用容器本体

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JPH0699968A
JPH0699968A JP4246620A JP24662092A JPH0699968A JP H0699968 A JPH0699968 A JP H0699968A JP 4246620 A JP4246620 A JP 4246620A JP 24662092 A JP24662092 A JP 24662092A JP H0699968 A JPH0699968 A JP H0699968A
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JP
Japan
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blank material
container body
container
blank
thermoplastic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP4246620A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Yosomiya
隆 俊 四十宮
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジ内に収納する際、容器本体の胴部
からブランク材を容易に剥離することができる電子レン
ジ用容器本体を提供すること。 【構成】 電子レンジ用容器本体14はガスバリヤ金属
薄膜層36を含むブランク材26と、このブランク材2
6の内面側に射出された熱可塑性樹脂28とを有してい
る。ブランク材26は容器本体14の胴部14aおよび
底部14bに延び、ブランク材26の上端33はフラン
ジ部部15直下に略円周状に配置されている。容器本体
14の胴部14aの外面にブランク材26上端33に沿
って切れ目32が形成されている。この切込み32を起
点として、ブランク材26は剥離自在となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジ用容器本体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子レンジ用容器本体としてフラ
ンジ部を有する合成樹脂製容器本体が用いられている。
そして内容物を収納した後、容器本体のフランジ部に金
属蓋の周縁部が巻締められ、金属蓋付容器が構成され
る。
【0003】ところで、一般に合成樹脂製容器本体は酸
素ガス、水蒸気等のガス混入を防止するため、アルミ層
等の金属層を含むガスバリヤ性ブランク材の内面に熱可
塑性樹脂を射出し形成される。
【0004】金属蓋付容器を電子レンジにいれる場合
は、金属蓋を開封し、さらにガスバリヤ性ブランク材を
容器本体から剥離して容器本体を電子レンジ内に収納し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、合成樹
脂製容器本体はガスバリヤ性ブランク材内面に熱可塑性
樹脂を射出して形成され、電子レンジに収納する際、外
側に位置するブランク材を容器本体から剥がしている。
【0006】しかしながら、ブランク材は射出された熱
可塑性樹脂と堅固に接着しているため、これを剥がすの
に手間どる場合が多い。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、ブランク材を容易かつ簡単に剥離すること
ができ、内部へのガス混入を確実に防止することができ
る電子レンジ用容器本体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はガスバリヤ金属
層を含み内側に接着層が配置されたブランク材と、この
ブランク材の内面側に射出された熱可塑性樹脂とからな
り、上端開口周縁にフランジ部を有する電子レンジ用容
器本体において、前記ブランク材は容器本体の底部およ
び胴部に延びるとともに、ブランク材の上端をフランジ
部直下に略円周状に配置し、前記容器本体胴部の外面に
前記ブランク材上端に沿って全体もしくは一部の切れ目
を形成し、この切れ目によって前記ブランク材を剥離自
在としたことを特徴とする電子レンジ用容器本体であ
る。
【0009】
【作用】電子レンジ内に容器本体を収納する際、切れ目
からブランク材上端を引張ることにより、この切込みを
起点として接着層を破断させながらブランク材を容器本
体の胴部より剥離することができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例に以て
説明する。図1乃至図5は本発明の一実施例を示す図で
ある。図4および図5により電子レンジ用容器本体に金
属蓋を巻締めてなる金属蓋付容器の概略を説明する。
【0011】図4において、金属蓋付容器10は金属蓋
11の周縁部12を合成樹脂製容器本体14の上端開口
のフランジ部15に巻締めて構成される。金属蓋11は
アルミニウム製からなり、金属蓋11の内面には予めエ
ポキシ系樹脂がコーティングされている。また、金属蓋
11の上面にはプルタブ13が取付けられ、金属蓋11
上にはカット線19が環状に形成されている。さらに図
5に示すように容器本体14は、胴部14aおよび底部
14bとフランジ部15とから構成されている。このう
ち、胴部14aおよび底部14bはガスバリヤ性のブラ
ンク材26とこのブランク材26内面に射出された熱可
塑性樹脂28よりなっており、またフランジ部15は熱
可塑性樹脂28よりなっている。また、胴部14aには
ピラー部27が形成されている。
【0012】次にピラー部27について説明する。この
ピラー部27は後述する胴部ブランク材26a間の隙間
を熱可塑性樹脂28が埋めることにより形成され、胴部
14aの他の部分よりわずかに厚肉となって容器本体1
4の座屈強度を増加させている。
【0013】容器本体14に用いるブランク材26とし
ては、図6に示すように内面から順に次のように構成さ
れた積層シートを用いることができる。
【0014】接着層35/アルミニウム薄膜層36(A
l)/プラスチックフィルム層37上記の層構成におい
て、接着層とアルミニウム薄膜層とは接着剤を介して積
層されているが、接着剤に限定するものではなく、接着
層表面にアンカーコートを施した後、これにポリエチレ
ン、アイオノマーエチレンアクリル酸もしくはエチレン
アクリル酸等のプラスチックをラミネートしたものであ
ってもよい。このうち接着層は、熱可塑性樹脂28との
間で接着作用を果す部分であり、ポリエチレン−ポリプ
ロピレンブレンドポリマー(PE−PP)、直鎖低密度
ポリエチレン(LLDPE)、エチレン酢ビコポリマー
(EVA)などの易開封性シーラントで構成されてい
る。またアルミニウム薄膜層(Al)はガスバリヤ性を
有する部分である。またこのAl層の外面、接着剤を介
してプラスチックフィルム層が形成されている。プラス
チックフィルム層は、ポリエステルナイロン又は配向性
ポリプロピレン(OPP)等の各種が使用できる。ま
た、該プラスチックフィルムには、必要に応じてブラン
ド又は模様等を印刷することができる。ここにおける接
着剤は、前記と同様、アンカーコート処理し、これにポ
リエチレン、アイオノマーエチレンアクリル酸もしくは
エチレンナタアクリル酸等のプラスチックをラミネート
したものであってもよい。
【0015】本実施例に用いるブランク材26は、上記
積層シートを図2に示すような形状に打抜いた平板状の
ものである。
【0016】すなわち、ブランク材26は容器本体14
の底部14bに対応する底部ブランク材26bと、この
底部ブランク材26bに連結されるとともに容器本体1
4の胴部14aに対応する胴部ブランク材26aとから
構成されている。
【0017】また、胴部ブランク材26aと底部ブラン
ク材26bとは、くせおり部26cによって連結され、
ブランク材26はこのくせおり部26cで曲げられて後
述する金型内にインサートされる。
【0018】また熱可塑性樹脂28としては、オレフィ
ン系樹脂、例えばポリプロピレンが用いられる。この熱
可塑性樹脂28はブランク材26の接着層35側に射出
される。
【0019】次に図1および図5により、ブランク材2
6の上端形状について詳述する。上述のように、容器本
体14の胴部14aおよび底部14bは、ガスバリヤ性
のブランク材26と、ブランク材26内面に射出された
熱可塑性樹脂28とからなっており、ブランク材26の
上端33はフランジ部15直下に略円周状に配置されて
いる(図1および図5)。また、容器本体14の胴部1
4aの外面には、ブランク材26の上端に沿って切込み
32が円周状に形成されている。この切込み32は胴部
14の外面に円周状に連続的に設けられているが、ピラ
ー部27(ブランク材26がない)に対応する部分には
必ずしも切込み32を設ける必要はない。
【0020】なお各部の寸法は、図1に示すように、胴
部14aの厚さa=0.5mm、胴部14aのうち熱可塑
性樹脂28の厚さb=0.38mm、フランジ部15の長
さc=1.2mmおよびフランジ部15の厚さd=0.4
mmであることが好ましい。
【0021】次に、電子レンジ用容器本体の製造方法に
ついて説明する。
【0022】まず図3に示すようにコア30に取付けら
れたブランク材26をキャビティ17内にインサート
し、バキューム孔31により吸引しておく。
【0023】次に熱可塑性樹脂28がゲート17aより
導入される。ゲート17aより射出された熱可塑性樹脂
28は胴部ブランク材26a間の隙間を通ってブランク
材26の内面側に回り、胴部14a、底部14bおよび
フランジ部15を形成する。また同時に熱可塑性樹脂2
8は、胴部ブランク材26aの間の隙間においてピラー
部27を形成する。また、胴部14a外面に、ブランク
材26の上端33に沿って切込み32を形成される。
【0024】なお、上記実施例において、ブランク材と
して胴部ブランク材26aと底部ブランク材26bとか
らなる平板状のブランク材26を用い、キャビティ17
とコア30からなる金型内にブランク材26を円筒状に
組立ててインサートする例を示した。しかし、これに限
らず、例えばブランク材を予め容器状に熱成形してお
き、この容器状ブランク材を金型内にインサートしてお
いてもよい。
【0025】次に、電子レンジ用容器本体14内部に内
容物16が収納され、容器本体14のフランジ部15に
金属蓋11の周縁部12が巻締められて金属蓋付容器1
0が得られる。
【0026】使用に際して、使用者はまずプルタブ13
を引張り、金属蓋11をカット線19に沿って開封す
る。次に使用者は切込み32からブランク材26の上端
33を引張り、切込み32を起点としてブランク材26
を胴部14aおよび底部14bから剥離する。
【0027】次に開封した金属蓋11上に、合成樹脂製
キャップ20をかぶせる。この場合キャップ20の下端
20aを開封された金属蓋11の周縁部は下端に引掛け
ておく。
【0028】その後、電子レンジ用容器本体14を電子
レンジ(図示せず)内に入れて加熱する。
【0029】本実施例によれば、容器本体14の胴部1
4aおよび底部14bが、ガスバリヤ性のブランク材2
6を有しているので、内容物16の保存性を向上させる
ことができる。また、電子レンジ内に収容する際は、こ
のブランク材26を胴部14aから剥離するので、電子
レンジの作用中に支障が生じることはない。さらに、ブ
ランク材26の上端33はフランジ部15の直下に円周
状に配置され、胴部14aにはブランク材26の上端3
3に沿って全体もしくは一部の切れ目32が形成されて
いるので、切れ目32を起点としてブランク材26を接
着層35を破断させながら引張ることにより、容易かつ
簡単に胴部14aから剥離することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切れ目からブランク材上端を引張ることにより、容易か
つ線簡単に容器本体の胴部からブランク材を剥離するこ
とができる。このため、電子レンジ内に収容する際の容
器本体の取扱いを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子レンジ用容器本体の構造を示
す側断面図。
【図2】ブランク材を示す平面図。
【図3】ブランク材をコアとキャビティの間に配置する
状態を示す側断面図。
【図4】金属蓋付容器を示す側断面図。
【図5】ブランク材をコアとキャビティの間に配置する
状態を示す側断面図。
【図6】ブランク材の断面図。
【符号の説明】
10 金属蓋付容器 11 金属蓋 12 周縁部 14 容器本体 14a 胴部 14b底部 15 フランジ部 26 ブランク材 27 ピラー部 28 熱可塑性樹脂 32 切れ目 33 ブランク材の上端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスバリヤ金属層を含み内側に接着層が配
    置されたブランク材と、このブランク材の内面側に射出
    された熱可塑性樹脂とからなり、上端開口周縁にフラン
    ジ部を有する電子レンジ用容器本体において、前記ブラ
    ンク材は容器本体の底部および胴部に延びるとともに、
    ブランク材の上端をフランジ部直下に略円周状に配置
    し、前記容器本体胴部の外面に前記ブランク材上端に沿
    って全体もしくは一部の切れ目を形成し、この切れ目に
    よって前記ブランク材を剥離自在としたことを特徴とす
    る電子レンジ用容器本体。
JP4246620A 1992-09-16 1992-09-16 電子レンジ用容器本体 Pending JPH0699968A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4246620A JPH0699968A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 電子レンジ用容器本体

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JP4246620A JPH0699968A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 電子レンジ用容器本体

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JPH0699968A true JPH0699968A (ja) 1994-04-12

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ID=17151118

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JP4246620A Pending JPH0699968A (ja) 1992-09-16 1992-09-16 電子レンジ用容器本体

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JP (1) JPH0699968A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016055873A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 昭和電工パッケージング株式会社 食品用容器及びその製造方法
KR20180013753A (ko) * 2016-07-29 2018-02-07 다아트 인더스트리즈 인코포레이팃드 전자레인지 사용 가능 용기

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JP2016055873A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 昭和電工パッケージング株式会社 食品用容器及びその製造方法
KR20180013753A (ko) * 2016-07-29 2018-02-07 다아트 인더스트리즈 인코포레이팃드 전자레인지 사용 가능 용기

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