JPH0699781A - バンパステーの取付方法 - Google Patents
バンパステーの取付方法Info
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- JPH0699781A JPH0699781A JP24969292A JP24969292A JPH0699781A JP H0699781 A JPH0699781 A JP H0699781A JP 24969292 A JP24969292 A JP 24969292A JP 24969292 A JP24969292 A JP 24969292A JP H0699781 A JPH0699781 A JP H0699781A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 一人でも作業が容易で且つ部品点数の低減が
可能なバンパステーの取付方法を提供するものである。 【構成】 バンパステー7の後部(一方向端部)9をサ
イドメンバ27の前端開口(開口)30内へ挿入させ、
スペーサ25を相対的に前方(他方向)へ外すと共にボ
ルト23の頭部21をフランジ33の上縁33cにのせ
換え、次いで該ボルト23の頭部21をそのままフラン
ジ33の上縁33cに沿って後方(一方向)へスライド
させた後、バンパステー7の座面31bに落下させ、最
後に下側の切欠部32から下方へ突出しているボルト2
3のネジ部23aにナット34を締結して、バンパステ
ー7をサイドメンバ27に対して取付けるものである。
可能なバンパステーの取付方法を提供するものである。 【構成】 バンパステー7の後部(一方向端部)9をサ
イドメンバ27の前端開口(開口)30内へ挿入させ、
スペーサ25を相対的に前方(他方向)へ外すと共にボ
ルト23の頭部21をフランジ33の上縁33cにのせ
換え、次いで該ボルト23の頭部21をそのままフラン
ジ33の上縁33cに沿って後方(一方向)へスライド
させた後、バンパステー7の座面31bに落下させ、最
後に下側の切欠部32から下方へ突出しているボルト2
3のネジ部23aにナット34を締結して、バンパステ
ー7をサイドメンバ27に対して取付けるものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバンパステーの取付方
法に関する。
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンパステーの取付方法として
は、図6及び図7に示されるようなものが知られている
(類似技術として、実開昭61−3052号公報参
照)。
は、図6及び図7に示されるようなものが知られている
(類似技術として、実開昭61−3052号公報参
照)。
【0003】1がサイドメンバで、閉断面構造を呈して
おり、図示されていないが、車体の左右両側に一対備え
られている(図面では右側のものだけ図示)。このサイ
ドメンバ1の前端部における上面部2及び下面部3に
は、それぞれ取付孔4、5が形成されており、特に上側
の取付孔4には溶接ナット6が設けられている。
おり、図示されていないが、車体の左右両側に一対備え
られている(図面では右側のものだけ図示)。このサイ
ドメンバ1の前端部における上面部2及び下面部3に
は、それぞれ取付孔4、5が形成されており、特に上側
の取付孔4には溶接ナット6が設けられている。
【0004】そして、7がバンパステーであり、前記サ
イドメンバ1の前端開口8に挿入し得る外形の後部9
と、左右一対の取付フランジ10を有する前部11とか
ら構成されている。このバンパステー7の後部9におけ
る上下には、前記サイドメンバ1の取付孔4、5に対応
する取付孔12、13が設けられている。また、取付フ
ランジ10にも上下一対の取付孔14が形成されてい
る。また、15がアーマチュアで、図示せぬバンパの強
度を担う部材である。このアーマチュア15にも前記取
付フランジ10の取付孔14に対応する取付孔16が形
成してある。
イドメンバ1の前端開口8に挿入し得る外形の後部9
と、左右一対の取付フランジ10を有する前部11とか
ら構成されている。このバンパステー7の後部9におけ
る上下には、前記サイドメンバ1の取付孔4、5に対応
する取付孔12、13が設けられている。また、取付フ
ランジ10にも上下一対の取付孔14が形成されてい
る。また、15がアーマチュアで、図示せぬバンパの強
度を担う部材である。このアーマチュア15にも前記取
付フランジ10の取付孔14に対応する取付孔16が形
成してある。
【0005】次に、取付方法について説明する。まず、
アーマチュア15とバンパステー7の取付孔16、14
同士を合わせ、両者をボルト17、ナット18にて結合
する。そして、このようにしてアーマチュア15を取付
けたバンパステー7の後部9内に、上下の取付孔12、
13を連通させる状態でカラー19をセットした後、こ
の後部9をサイドメンバ1の前端開口8内に挿入する。
次いで、バンパステー7とサイドメンバ1の両者の取付
孔4、5と12、13同士を合致させた状態に保持した
後、前記取付孔4、5、12、13へ下側からボルト3
5を挿入し、上側の取付孔4に固定されている溶接ナッ
ト6へ螺合させる。最後に、この溶接ナット6から上方
へ突出しているボルト35の上端に脱落防止用のクリッ
プ20を取付けて作業が完了する。
アーマチュア15とバンパステー7の取付孔16、14
同士を合わせ、両者をボルト17、ナット18にて結合
する。そして、このようにしてアーマチュア15を取付
けたバンパステー7の後部9内に、上下の取付孔12、
13を連通させる状態でカラー19をセットした後、こ
の後部9をサイドメンバ1の前端開口8内に挿入する。
次いで、バンパステー7とサイドメンバ1の両者の取付
孔4、5と12、13同士を合致させた状態に保持した
後、前記取付孔4、5、12、13へ下側からボルト3
5を挿入し、上側の取付孔4に固定されている溶接ナッ
ト6へ螺合させる。最後に、この溶接ナット6から上方
へ突出しているボルト35の上端に脱落防止用のクリッ
プ20を取付けて作業が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、バンパステー7の後部9を
サイドメンバ1の前端開口8内に挿入し、そして両者の
取付孔4、5と12、13を合致させたままの状態を維
持しつつ、下側からボルト35を挿入・螺合させる作業
を行わなければならないため、作業者一人で行う場合は
作業が大変に困難である。
うな従来の技術にあっては、バンパステー7の後部9を
サイドメンバ1の前端開口8内に挿入し、そして両者の
取付孔4、5と12、13を合致させたままの状態を維
持しつつ、下側からボルト35を挿入・螺合させる作業
を行わなければならないため、作業者一人で行う場合は
作業が大変に困難である。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、一人でも作業が容易なバンパス
テーの取付方法を提供するものである。
てなされたものであり、一人でも作業が容易なバンパス
テーの取付方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバンパス
テーの取付方法は、上記の目的を達成するために、バン
パ強度部材が固定されているバンパステーの一方向端部
にボルトを予め上から貫通させた状態にしておくと共に
ボルトの頭部とバンパステーの上面との間に一定の厚さ
を有するスペーサを他方向へ離脱可能に介在せしめてお
き、また、閉断面構造で車体の前後方向に沿って配され
ているサイドメンバの端部における上・下面部に、前後
方向に延びる切欠部を各々設けると共に、その上側切欠
部における左右両縁部の少なくともどちらか一方に、前
記スペーサと当接可能に設けるとともにスペーサの厚さ
以下の高さにした他端縁と、ボルトの頭部が位置する座
面が確保された一端縁とを有するフランジを立設してお
き、前記バンパステーの一方向端部をサイドメンバの開
口内へ挿入することによりボルトの上下対応部位を上下
の切欠部内にそれぞれ進入させ、スペーサをフランジの
他端縁に当接させて該スペーサを前記他方向へ外すと共
にボルトの頭部をフランジの上縁に載せ換え、次いで該
ボルトの頭部をそのままフランジの上縁に沿ってスライ
ドさせた後、前記座面に移動させ、下側の切欠部から下
方へ突出しているボルトのネジ部にナットを締結して、
バンパステーをサイドメンバに対して取付けたものであ
る。
テーの取付方法は、上記の目的を達成するために、バン
パ強度部材が固定されているバンパステーの一方向端部
にボルトを予め上から貫通させた状態にしておくと共に
ボルトの頭部とバンパステーの上面との間に一定の厚さ
を有するスペーサを他方向へ離脱可能に介在せしめてお
き、また、閉断面構造で車体の前後方向に沿って配され
ているサイドメンバの端部における上・下面部に、前後
方向に延びる切欠部を各々設けると共に、その上側切欠
部における左右両縁部の少なくともどちらか一方に、前
記スペーサと当接可能に設けるとともにスペーサの厚さ
以下の高さにした他端縁と、ボルトの頭部が位置する座
面が確保された一端縁とを有するフランジを立設してお
き、前記バンパステーの一方向端部をサイドメンバの開
口内へ挿入することによりボルトの上下対応部位を上下
の切欠部内にそれぞれ進入させ、スペーサをフランジの
他端縁に当接させて該スペーサを前記他方向へ外すと共
にボルトの頭部をフランジの上縁に載せ換え、次いで該
ボルトの頭部をそのままフランジの上縁に沿ってスライ
ドさせた後、前記座面に移動させ、下側の切欠部から下
方へ突出しているボルトのネジ部にナットを締結して、
バンパステーをサイドメンバに対して取付けたものであ
る。
【0009】
【作用】この発明に係るバンパステーの取付方法によれ
ば、バンパステーの一方向端部をサイドメンバの開口内
に挿入するだけで、バンパステーのサイドメンバに対す
る仮止めが完了し、作業者はその時点でバンパステーか
ら手を離すことができるため、その後のボルトに対する
ナットの締結作業を容易に行なうことができる。
ば、バンパステーの一方向端部をサイドメンバの開口内
に挿入するだけで、バンパステーのサイドメンバに対す
る仮止めが完了し、作業者はその時点でバンパステーか
ら手を離すことができるため、その後のボルトに対する
ナットの締結作業を容易に行なうことができる。
【0010】また、ボルトは最初から上から下向きに貫
通させた状態とされているため、万一、締結後にナット
が弛んでも、ナットが脱落するだけで済み、ボルト自体
のバンパステー及びサイドメンバに対する貫通状態はそ
のまま維持される。従って、従来必須部品であった脱落
防止用のクリップを省略することが可能となり、部品点
数の低減化を図ることもできる。
通させた状態とされているため、万一、締結後にナット
が弛んでも、ナットが脱落するだけで済み、ボルト自体
のバンパステー及びサイドメンバに対する貫通状態はそ
のまま維持される。従って、従来必須部品であった脱落
防止用のクリップを省略することが可能となり、部品点
数の低減化を図ることもできる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1〜図5
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同一
の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】「バンパ強度部材」としてのアーマチュア
15に予め固定したバンパステー7の後部9に形成され
ている上下の取付孔12、13には、頭部21に大径の
座金22を備えたボルト23がカラー24を介して上側
から下向きに貫通させてあると共に、この頭部21とバ
ンパステー7の上面との間には、一定の厚さサイズdを
有し且つコ字形状を呈したスペーサ25が介在せしめて
ある。このスペーサ25はボルト23を回避するための
凹部26を後向きにした状態で介在せしめられており、
前方へスライド可能な状態となっている。また、前記ボ
ルト23の頭部21における座金22は、外側へ張り出
した突起22aを有する異形状となっており、その突起
22aは非前向き状態(例えば、横向き或いは後向き状
態等)とされている。
15に予め固定したバンパステー7の後部9に形成され
ている上下の取付孔12、13には、頭部21に大径の
座金22を備えたボルト23がカラー24を介して上側
から下向きに貫通させてあると共に、この頭部21とバ
ンパステー7の上面との間には、一定の厚さサイズdを
有し且つコ字形状を呈したスペーサ25が介在せしめて
ある。このスペーサ25はボルト23を回避するための
凹部26を後向きにした状態で介在せしめられており、
前方へスライド可能な状態となっている。また、前記ボ
ルト23の頭部21における座金22は、外側へ張り出
した突起22aを有する異形状となっており、その突起
22aは非前向き状態(例えば、横向き或いは後向き状
態等)とされている。
【0013】また、サイドメンバ27の上面部28及び
下面部29には、その前端開口30から連続形成した切
欠部31、32が各々設けられている。そして、特に上
側の切欠部31における右縁部からは上側へ向けて垂直
なフランジ33が切起こし形成されている。このフラン
ジ33は前縁(他端縁)33aよりも後縁(一端縁)3
3bの方が高く、従ってその上縁33cは後方へ向けて
上り傾斜状態となっている。このフランジ33の前縁3
3aにおける高さサイズhは、前記スペーサ25上に載
せられたボルト23の頭部21の下端位置(この位置
は、スペーサ25の厚さサイズdに相応)よりも、若干
低く設定されている。
下面部29には、その前端開口30から連続形成した切
欠部31、32が各々設けられている。そして、特に上
側の切欠部31における右縁部からは上側へ向けて垂直
なフランジ33が切起こし形成されている。このフラン
ジ33は前縁(他端縁)33aよりも後縁(一端縁)3
3bの方が高く、従ってその上縁33cは後方へ向けて
上り傾斜状態となっている。このフランジ33の前縁3
3aにおける高さサイズhは、前記スペーサ25上に載
せられたボルト23の頭部21の下端位置(この位置
は、スペーサ25の厚さサイズdに相応)よりも、若干
低く設定されている。
【0014】また、フランジ33の後縁33bと切欠部
31の後端31aとの間には、切欠部31の後端31a
にボルト23を当接させた時にそのボルト23の頭部2
1における座金22の一般縁部(突起22aでない縁
部)が前記フランジ33の後縁33bに対してぎりぎり
で干渉しない状態になるように、一定の間隔Lが確保さ
れた座面31bが設けてある。
31の後端31aとの間には、切欠部31の後端31a
にボルト23を当接させた時にそのボルト23の頭部2
1における座金22の一般縁部(突起22aでない縁
部)が前記フランジ33の後縁33bに対してぎりぎり
で干渉しない状態になるように、一定の間隔Lが確保さ
れた座面31bが設けてある。
【0015】次に、バンパステー7の取付方向について
説明する。アーマチュア15ごとバンパステー7を持
ち、そしてバンパステー7の後部7をそれぞれ対応する
サイドメンバ27の前端開口30内に挿入する。する
と、ボルト23の上下対応部位がサイドメンバ27の上
下切欠部31、32内に進入しはじめるが、この時スペ
ーサ25はその後端がフランジ33の前縁33aに当た
るために後方へそれ以上移動できず(図2参照)、ボル
ト23の頭部21とバンパステー7の上面との間の位置
から相対的に前方へスライドして外れる。それと同時
に、スペーサ25上にあったボルト23の頭部21がフ
ランジ33の上縁33c側へのり移る(図3参照)。つ
まり、前縁33aの高さサイズhの方が、スペーサ25
に載せられた頭部21の下端位置よりも若干小さく設定
されているため、前記頭部21のスペーサ25からフラ
ンジ33への、のり換えはスムーズに行われる。
説明する。アーマチュア15ごとバンパステー7を持
ち、そしてバンパステー7の後部7をそれぞれ対応する
サイドメンバ27の前端開口30内に挿入する。する
と、ボルト23の上下対応部位がサイドメンバ27の上
下切欠部31、32内に進入しはじめるが、この時スペ
ーサ25はその後端がフランジ33の前縁33aに当た
るために後方へそれ以上移動できず(図2参照)、ボル
ト23の頭部21とバンパステー7の上面との間の位置
から相対的に前方へスライドして外れる。それと同時
に、スペーサ25上にあったボルト23の頭部21がフ
ランジ33の上縁33c側へのり移る(図3参照)。つ
まり、前縁33aの高さサイズhの方が、スペーサ25
に載せられた頭部21の下端位置よりも若干小さく設定
されているため、前記頭部21のスペーサ25からフラ
ンジ33への、のり換えはスムーズに行われる。
【0016】そして、ボルト23の頭部21はそのまま
フランジ33の上縁33cを上りながら後方にスライド
しつづけ、フランジ33の後縁33bまで達した時に、
フランジ33の上縁33cからバンパステー7の座面3
1bに落下する(図4参照)。フランジ33から落下し
た時点で、ボルト23は切欠部31の後端31aに位置
すると共にその頭部21の座金22における一般縁部が
フランジ33の後縁33bに対してぎりぎりの接近状態
となるため、ボルト23の前後方向における位置決め、
すなわちサイドメンバ27に対するバンパステー7の位
置決めがこの時点でなされたことになる。
フランジ33の上縁33cを上りながら後方にスライド
しつづけ、フランジ33の後縁33bまで達した時に、
フランジ33の上縁33cからバンパステー7の座面3
1bに落下する(図4参照)。フランジ33から落下し
た時点で、ボルト23は切欠部31の後端31aに位置
すると共にその頭部21の座金22における一般縁部が
フランジ33の後縁33bに対してぎりぎりの接近状態
となるため、ボルト23の前後方向における位置決め、
すなわちサイドメンバ27に対するバンパステー7の位
置決めがこの時点でなされたことになる。
【0017】そして、最後に下側の切欠部32から下方
へ突出しているボルト23のネジ部23aにナット34
を締結する。この時、ナット34を回していくうちに、
ボルト23全体もナット34と一緒に回転しはじめる
が、ボルト23が回転しはじめると、すぐに頭部21の
座金22における突起22aがフランジ33の後縁33
bに当たり、この突起22aが回り止めとなってボルト
23のそれ以上の回転が規制されるため、ナット34の
螺合作業を容易且つ確実に行なえる。
へ突出しているボルト23のネジ部23aにナット34
を締結する。この時、ナット34を回していくうちに、
ボルト23全体もナット34と一緒に回転しはじめる
が、ボルト23が回転しはじめると、すぐに頭部21の
座金22における突起22aがフランジ33の後縁33
bに当たり、この突起22aが回り止めとなってボルト
23のそれ以上の回転が規制されるため、ナット34の
螺合作業を容易且つ確実に行なえる。
【0018】以上説明したように、この実施例の取付方
法によれば、バンパステー7の後部9をサイドメンバ2
7の前端開口30内に挿入するだけで、バンパステー7
のサイドメンバ27に対する仮止めと位置決めの両方が
完了し、作業者はその時点でバンパステー7から手を離
すことができるため、その後のボルト23に対するナッ
ト34の締結作業を両手を用いて容易に行なうことがで
きる。また、ボルト23は最初から上から下向きに貫通
させた状態とされているため、万一、締結後にナット3
4がゆるんでも、ナット34が脱落するだけで、ボルト
23自体のバンパステー7及びサイドメンバ27に対す
る貫通状態はそのまま維持される。従って、ボルト23
の先端に取付けられていた従来の脱落防止用のクリップ
の如き部品が不要となる。なお、この実施例では、この
ような脱落防止用のクリップは必ずしも必須ではない
が、更に安全性を確保するために、ボルト23にナット
34の脱落防止或いは弛み防止用のピンやクリップを設
定することは可能である。
法によれば、バンパステー7の後部9をサイドメンバ2
7の前端開口30内に挿入するだけで、バンパステー7
のサイドメンバ27に対する仮止めと位置決めの両方が
完了し、作業者はその時点でバンパステー7から手を離
すことができるため、その後のボルト23に対するナッ
ト34の締結作業を両手を用いて容易に行なうことがで
きる。また、ボルト23は最初から上から下向きに貫通
させた状態とされているため、万一、締結後にナット3
4がゆるんでも、ナット34が脱落するだけで、ボルト
23自体のバンパステー7及びサイドメンバ27に対す
る貫通状態はそのまま維持される。従って、ボルト23
の先端に取付けられていた従来の脱落防止用のクリップ
の如き部品が不要となる。なお、この実施例では、この
ような脱落防止用のクリップは必ずしも必須ではない
が、更に安全性を確保するために、ボルト23にナット
34の脱落防止或いは弛み防止用のピンやクリップを設
定することは可能である。
【0019】なお、以上の説明では、フランジ33の上
縁33cを傾斜させたが真っ直な水平状態にしても良
い。更に、サイドメンバ27の切欠部31の右縁部のみ
にフランジ33を設けたが、右縁部の代わりに左縁部の
みに設けても良く、また左右両方の縁部に設けても良
い。
縁33cを傾斜させたが真っ直な水平状態にしても良
い。更に、サイドメンバ27の切欠部31の右縁部のみ
にフランジ33を設けたが、右縁部の代わりに左縁部の
みに設けても良く、また左右両方の縁部に設けても良
い。
【0020】
【発明の効果】この発明に係るバンパステーの取付方法
は、以上説明してきた如き内容のものであって、バンパ
ステーの後部をサイドメンバの前端開口内に挿入するだ
けで、バンパステーのサイドメンバに対する仮止めが完
了し、その後、作業者はバンパステーから手を離して、
ボルトへのナットの締結作業に専念できるため、バンパ
ステーの取付けを一人でも容易に行うことができる。
は、以上説明してきた如き内容のものであって、バンパ
ステーの後部をサイドメンバの前端開口内に挿入するだ
けで、バンパステーのサイドメンバに対する仮止めが完
了し、その後、作業者はバンパステーから手を離して、
ボルトへのナットの締結作業に専念できるため、バンパ
ステーの取付けを一人でも容易に行うことができる。
【図1】この発明の一実施例に係るバンパステーの取付
方法を示す斜視図である。
方法を示す斜視図である。
【図2】バンパステーの後部をサイドメンバの前端開口
に挿入した当初の状態を示す断面図である。
に挿入した当初の状態を示す断面図である。
【図3】スペーサが外れた状態を示す図2相当の断面図
である。
である。
【図4】ボルトの頭部がバンパステーの上面に落下した
状態を示す図2相当の断面図である。
状態を示す図2相当の断面図である。
【図5】図4中矢示DA方向から見た平面図である。
【図6】従来例に係るバンパステーの取付方法を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】図6の構造を組み立てた状態を示す断面図であ
る。
る。
7 バンパステー 9 後部(一方向端部) 21 ボルトの頭部 23 ボルト 23a ボルトのネジ部 25 スペーサ 27 サイドメンバ 28 サイドメンバの上面部 29 サイドメンバの下面部 30 前端開口(開口) 31、32 切欠部 31b 座面 33 フランジ 33a フランジの前縁(他端縁) 33b フランジの後縁(一端縁) 33c フランジの上縁 34 ナット d 厚さ
Claims (1)
- 【請求項1】 バンパ強度部材が固定されているバンパ
ステーの一方向端部にボルトを予め上から貫通させた状
態にしておくと共にボルトの頭部とバンパステーの上面
との間に一定の厚さを有するスペーサを他方向へ離脱可
能に介在せしめておき、 また、閉断面構造で車体の前後方向に沿って配されてい
るサイドメンバの端部における上・下面部に、前後方向
に延びる切欠部を各々設けると共に、その上側切欠部に
おける左右両縁部の少なくともどちらか一方に、前記ス
ペーサと当接可能に設けるとともにスペーサの厚さ以下
の高さにした他端縁と、ボルトの頭部が位置する座面が
確保された一端縁とを有するフランジを立設しておき、 前記バンパステーの一方向端部をサイドメンバの開口内
へ挿入することによりボルトの上下対応部位を上下の切
欠部内にそれぞれ進入させ、スペーサをフランジの他端
縁に当接させて該スペーサを前記他方向へ外すと共にボ
ルトの頭部をフランジの上縁に載せ換え、次いで該ボル
トの頭部をそのままフランジの上縁に沿ってスライドさ
せた後、前記座面に移動させ、下側の切欠部から下方へ
突出しているボルトのネジ部にナットを締結して、バン
パステーをサイドメンバに対して取付けたことを特徴と
するバンパステーの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24969292A JP2778377B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | バンパステーの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24969292A JP2778377B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | バンパステーの取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699781A true JPH0699781A (ja) | 1994-04-12 |
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