JPH0699741B2 - 高温用高Crフェライト鋼の加工方法 - Google Patents
高温用高Crフェライト鋼の加工方法Info
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- JPH0699741B2 JPH0699741B2 JP62190790A JP19079087A JPH0699741B2 JP H0699741 B2 JPH0699741 B2 JP H0699741B2 JP 62190790 A JP62190790 A JP 62190790A JP 19079087 A JP19079087 A JP 19079087A JP H0699741 B2 JPH0699741 B2 JP H0699741B2
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- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/005—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment of ferrous alloys
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はV、Nbの1種または2種を含有する高温用高Cr
フェライト鋼の加工方法に関し、更に詳しく加工熱処理
方法の改良に関する。
フェライト鋼の加工方法に関し、更に詳しく加工熱処理
方法の改良に関する。
高Crフェライト鋼は低合金鋼と比べ強度、耐食性に優
れ、オーステナイト系ステンレス鋼と比べた場合には熱
伝導性が高く、熱膨張係数も小さい。また、応力腐食割
れをおこさない特徴もある。このようなことから、この
鋼はボイラ、原子力、化学工業用の耐熱材料として広く
使われている。なかでも、V、Nbなどの析出強化元素を
含む高Crフェライト鋼は、高温クリープ強度が高く、オ
ーステナイト系ステンレス鋼に代替するフェライト鋼と
して注目されている。
れ、オーステナイト系ステンレス鋼と比べた場合には熱
伝導性が高く、熱膨張係数も小さい。また、応力腐食割
れをおこさない特徴もある。このようなことから、この
鋼はボイラ、原子力、化学工業用の耐熱材料として広く
使われている。なかでも、V、Nbなどの析出強化元素を
含む高Crフェライト鋼は、高温クリープ強度が高く、オ
ーステナイト系ステンレス鋼に代替するフェライト鋼と
して注目されている。
この析出強化型高Crフェライト鋼としては、欧州で広く
使われている12Cr−1Mo系鋼(DINX20CrMoWV121鋼)、米
国で開発された改良9Cr−1Mo鋼(ASTM A213 T91
鋼)、本発明者らが先に開発したV,Nb添加の9〜12Cr鋼
(特公昭57−36341号,特開昭58−181849号)などがあ
る。
使われている12Cr−1Mo系鋼(DINX20CrMoWV121鋼)、米
国で開発された改良9Cr−1Mo鋼(ASTM A213 T91
鋼)、本発明者らが先に開発したV,Nb添加の9〜12Cr鋼
(特公昭57−36341号,特開昭58−181849号)などがあ
る。
従来、このような析出強化型の高Crフェライト鋼は、第
3図に示されるように、熱間圧延、熱間押出し等の熱間
加工終了放冷後に、熱処理として焼ならしおよび焼もど
し処理を受け、微細析出物を含む焼もどしマルテンサイ
ト組織(一部にδ−フェライトを含むものもある)にし
ている。
3図に示されるように、熱間圧延、熱間押出し等の熱間
加工終了放冷後に、熱処理として焼ならしおよび焼もど
し処理を受け、微細析出物を含む焼もどしマルテンサイ
ト組織(一部にδ−フェライトを含むものもある)にし
ている。
焼ならし処理は、Ac3変態点以上に加熱し、粗大化した
炭化物などの析出物を固溶させるとともに、各種合金成
分の偏析を均一化し、その後急冷してマルテンサイト組
織を生成させるのが目的である。一方、焼もどし処理
は、硬いマルテンサイト組織の転位密度を下げ、高温で
長時間安定な組織と強度を与えるとともに、V,Nbを含む
微細炭窒化物やFe,Crなどの炭窒化物を分散析出させ靱
性と高温強度の優れた性質を付与することが目的であ
る。
炭化物などの析出物を固溶させるとともに、各種合金成
分の偏析を均一化し、その後急冷してマルテンサイト組
織を生成させるのが目的である。一方、焼もどし処理
は、硬いマルテンサイト組織の転位密度を下げ、高温で
長時間安定な組織と強度を与えるとともに、V,Nbを含む
微細炭窒化物やFe,Crなどの炭窒化物を分散析出させ靱
性と高温強度の優れた性質を付与することが目的であ
る。
焼もどし処理の後に溶接や曲げ加工等の仕上げ加工を行
う場合は、加工後に応力除去焼鈍等の後熱処理が実施さ
れる。
う場合は、加工後に応力除去焼鈍等の後熱処理が実施さ
れる。
ところが、このように塑性加工と、熱処理が独立の工程
である場合、特に焼ならし処理がAc3点以上の高温処理
であることから熱処理コストが高価である。さらに加熱
による変形と酸化が著しく、このため熱処理後に行う矯
正と脱スケールも製品のコストをさらに上昇させる結果
になっている。
である場合、特に焼ならし処理がAc3点以上の高温処理
であることから熱処理コストが高価である。さらに加熱
による変形と酸化が著しく、このため熱処理後に行う矯
正と脱スケールも製品のコストをさらに上昇させる結果
になっている。
なお、従来の加工プロセスでこの焼ならし処理を省略し
た場合には、クリープ強度、靱性等の特性が著しく損な
われ、製品価値のない材料しか得られない。
た場合には、クリープ強度、靱性等の特性が著しく損な
われ、製品価値のない材料しか得られない。
本発明は、斯かる現状に鑑みなされたもので、焼ならし
処理なしで所定の特性を確保し、これにより大幅な工程
合理化とコスト低減とを図るのみならず、特性の改善も
期待できる新規な加工熱処理方法を提供するものであ
る。
処理なしで所定の特性を確保し、これにより大幅な工程
合理化とコスト低減とを図るのみならず、特性の改善も
期待できる新規な加工熱処理方法を提供するものであ
る。
析出強化型高Crフェライト鋼に実施される焼ならし処理
は、前述したとおり、析出物の固溶、成分の均一化を図
りマルテンサイト組織の生成を行わしめるものである。
工程合理化としてこの焼ならし処理を省略した場合、高
温材料としての特性、とりわけ長時間域でのクリープ強
度が低下する。
は、前述したとおり、析出物の固溶、成分の均一化を図
りマルテンサイト組織の生成を行わしめるものである。
工程合理化としてこの焼ならし処理を省略した場合、高
温材料としての特性、とりわけ長時間域でのクリープ強
度が低下する。
本発明者らは、析出強化型高Crフェライト鋼について、
新しい熱処理を追加することなく、また特性の低下をと
もなうことなく、焼ならし処理を省略できる方法につい
て、実験研究を繰り返した結果、熱間圧延等の最終熱間
加工に際して行う加熱と焼もどし時の温度が重要な意味
をもつことを知見した。
新しい熱処理を追加することなく、また特性の低下をと
もなうことなく、焼ならし処理を省略できる方法につい
て、実験研究を繰り返した結果、熱間圧延等の最終熱間
加工に際して行う加熱と焼もどし時の温度が重要な意味
をもつことを知見した。
すなわち、熱間圧延等の最終熱間加工に際し、Nb、V等
を含む高Crフェライト鋼を930℃以上で1分以上保持し
た後、加工に続けて急冷し、更にその後に高温の焼もど
し処理を行えば、焼なまし処理を省略するにもかかわら
ず、従来よりも優れた高温長時間クリープ特性が得られ
るのである。
を含む高Crフェライト鋼を930℃以上で1分以上保持し
た後、加工に続けて急冷し、更にその後に高温の焼もど
し処理を行えば、焼なまし処理を省略するにもかかわら
ず、従来よりも優れた高温長時間クリープ特性が得られ
るのである。
本発明の方法は斯かる知見を基礎に完成されたもので、
重量%でC:0.03〜0.3%、N:0.1%以下、Cr:5〜13%含有
し、更にV、Nbの1種または2種を(V+Nb)で0.01〜
1%添加した析出強化型の高Crフェライト鋼に対し、次
の3つの加工工程〜(第1図(イ)〜(ハ))を採
用するものである。
重量%でC:0.03〜0.3%、N:0.1%以下、Cr:5〜13%含有
し、更にV、Nbの1種または2種を(V+Nb)で0.01〜
1%添加した析出強化型の高Crフェライト鋼に対し、次
の3つの加工工程〜(第1図(イ)〜(ハ))を採
用するものである。
最終熱間加工に際して930〜1300℃に1分以上加熱
保持して、必要な熱間加工を行った後、加工に続けて急
冷により組織をマルテンサイトにし、さらに750℃超Ac1
点以下の高温焼もどし処理を行う(図イ)。
保持して、必要な熱間加工を行った後、加工に続けて急
冷により組織をマルテンサイトにし、さらに750℃超Ac1
点以下の高温焼もどし処理を行う(図イ)。
で行われる高温焼もどし処理時に温間加工を行
い、焼もどし処理時の加熱と温間加工時の加熱を兼ねる
(図ロ)。
い、焼もどし処理時の加熱と温間加工時の加熱を兼ねる
(図ロ)。
で行われる温間加工の後に、さらに750℃超Ac1点
以下の歪取り焼鈍を行う(図ハ)。
以下の歪取り焼鈍を行う(図ハ)。
が基本の工程であり、熱間圧延、熱間押出し等の最終
熱間加工の際の加工熱処理と、高温熱もどしによる組織
調整とで高温長時間クリープ特性の改善を図る。また
、の工程は最終熱間加工後に高温焼もどし処理を兼
ねた温間加工を行うものである。
熱間加工の際の加工熱処理と、高温熱もどしによる組織
調整とで高温長時間クリープ特性の改善を図る。また
、の工程は最終熱間加工後に高温焼もどし処理を兼
ねた温間加工を行うものである。
以下、本発明の方法における成分組成、熱処理条件の各
限定理由を述べ、作用を明らかにする。
限定理由を述べ、作用を明らかにする。
○ 成分組成 C:マルテンサイト組織化を図るためのオーステナイト安
定化元素で、かつ炭化物を析出させる重要元素である。
0.03%未満の場合、δ−フェライト量が著しく増加し、
強度、靱性を損ない、かつ安定な炭化物を形成しなくな
る。また、0.3%を超える場合、炭化物が増えて硬化
し、著しく加工性と溶接性を損なう。よってC量は0.03
〜0.3%とした。
定化元素で、かつ炭化物を析出させる重要元素である。
0.03%未満の場合、δ−フェライト量が著しく増加し、
強度、靱性を損ない、かつ安定な炭化物を形成しなくな
る。また、0.3%を超える場合、炭化物が増えて硬化
し、著しく加工性と溶接性を損なう。よってC量は0.03
〜0.3%とした。
Cr:耐酸化性の点から不可欠な元素で、高温用高Cr鋼と
しては、5%未満では十分な耐酸化性が得られず、また
13%を超えて添加された場合にはδ−フェライト量が増
加して強度と靱性を損なう。したがって5〜13%とし
た。
しては、5%未満では十分な耐酸化性が得られず、また
13%を超えて添加された場合にはδ−フェライト量が増
加して強度と靱性を損なう。したがって5〜13%とし
た。
N:オーステナイト安定化元素で、かつ窒化物を析出させ
る重要元素である。しかし0.1%を超える場合、著しく
加工性を損ない、靱性、強度が低下するため上限を0.1
%とした。なお、このNは特に添加しなくても0.1%程
度は含有されるので、明確な添加効果を得るには0.02%
以上含有させることが望まれる。
る重要元素である。しかし0.1%を超える場合、著しく
加工性を損ない、靱性、強度が低下するため上限を0.1
%とした。なお、このNは特に添加しなくても0.1%程
度は含有されるので、明確な添加効果を得るには0.02%
以上含有させることが望まれる。
V,Nb:いずれもC,Nと結合してV(C,N)、Nb(C,N)の微
細析出物を形成し、クリープ強度の増大に寄与する。V
(C,N),Nb(C,N)は粗大化すると効果が低下するた
め、未固溶で存在するV(C,N)、Nb(C,N)は強度、靱
性に有害である。本発明はこれらの析出強化元素を有効
に微細分散析出させる加工熱処理法を見出したものであ
る。そしてV,Nbは1種または2種を(V+Nb)量で0.01
%〜1%添加する。0.01%未満では、十分な析出強化を
得ることができず、また1%を超える場合は、前工程で
生成した粗大なV(C,N)、Nb(C,N)の固溶に長時間を
要し、これらの化合物およびM23C6等の未固溶粗大析出
物が残存して強度、靱性、加工性を損なう。
細析出物を形成し、クリープ強度の増大に寄与する。V
(C,N),Nb(C,N)は粗大化すると効果が低下するた
め、未固溶で存在するV(C,N)、Nb(C,N)は強度、靱
性に有害である。本発明はこれらの析出強化元素を有効
に微細分散析出させる加工熱処理法を見出したものであ
る。そしてV,Nbは1種または2種を(V+Nb)量で0.01
%〜1%添加する。0.01%未満では、十分な析出強化を
得ることができず、また1%を超える場合は、前工程で
生成した粗大なV(C,N)、Nb(C,N)の固溶に長時間を
要し、これらの化合物およびM23C6等の未固溶粗大析出
物が残存して強度、靱性、加工性を損なう。
上記以外の成分としてはMo,Wを総量で0.1〜3%および
/またはSi,Mn,SolAl,Ni,Bを含むのが望ましい。ただ
し、Siは0.5%以下、Mnは1.5%以下、SolAlは0.03%以
下、Niは0.8%以下、Bは0.01%以下であることが望ま
しい。不可避の不純物であるP,S,Cuは、それぞれ0.03%
以下であることが望ましい。
/またはSi,Mn,SolAl,Ni,Bを含むのが望ましい。ただ
し、Siは0.5%以下、Mnは1.5%以下、SolAlは0.03%以
下、Niは0.8%以下、Bは0.01%以下であることが望ま
しい。不可避の不純物であるP,S,Cuは、それぞれ0.03%
以下であることが望ましい。
○ 熱処理 〜(第1図イ〜ハ)の工程における最終熱間加工時
の加熱は、焼ならし処理を省略するため、素材のV(C,
N)、Nb(C,N)、M23C6、Cr2N等の未固溶炭窒化物を固
溶させ、かつ合金成分の均一化を目的として行うもので
ある。特にV,Nbの炭窒化物の固溶条件として、930℃以
上に加熱する必要がある。V,Nbの添加物が多い場合は、
添加量に応じてより高温加熱を適用することが望まし
い。930℃未満ではこれらの析出物が十分に固溶せず、
強度を著しく損なうため、下限を930℃とした。またAc3
変態点が930℃以上の鋼では、930℃〜Ac3点の間でα−
フェライトが残存し、V,Nb析出物の均一固溶が阻害され
る危険性があるため、Ac3点以上に加熱することが望ま
しい。加熱温度の上限は、加熱温度が高いほど均一固溶
化が促進されるが、1300℃を越えるとδ−フェライトが
増大し、靱性、強度を損なうので上限を1300℃とする。
の加熱は、焼ならし処理を省略するため、素材のV(C,
N)、Nb(C,N)、M23C6、Cr2N等の未固溶炭窒化物を固
溶させ、かつ合金成分の均一化を目的として行うもので
ある。特にV,Nbの炭窒化物の固溶条件として、930℃以
上に加熱する必要がある。V,Nbの添加物が多い場合は、
添加量に応じてより高温加熱を適用することが望まし
い。930℃未満ではこれらの析出物が十分に固溶せず、
強度を著しく損なうため、下限を930℃とした。またAc3
変態点が930℃以上の鋼では、930℃〜Ac3点の間でα−
フェライトが残存し、V,Nb析出物の均一固溶が阻害され
る危険性があるため、Ac3点以上に加熱することが望ま
しい。加熱温度の上限は、加熱温度が高いほど均一固溶
化が促進されるが、1300℃を越えるとδ−フェライトが
増大し、靱性、強度を損なうので上限を1300℃とする。
加熱保持時間は析出物を固溶化する条件である。保持時
間には加工中も含まれる。加熱直後に加工を施しても、
上記温度にて1分間以上加工されていれば良い。保持時
間が1分未満では、析出物の固溶化と合金成分の均一化
が不十分となり、未固溶粗大析出物が多数残存し、強度
を損なう。保持時間の上限は、加熱保持が長時間ほど特
性確保に好都合であるので特に規定しないが、実用上は
部材の均熱保持の観点から(1h/25mm厚さ)程度が望ま
しい。
間には加工中も含まれる。加熱直後に加工を施しても、
上記温度にて1分間以上加工されていれば良い。保持時
間が1分未満では、析出物の固溶化と合金成分の均一化
が不十分となり、未固溶粗大析出物が多数残存し、強度
を損なう。保持時間の上限は、加熱保持が長時間ほど特
性確保に好都合であるので特に規定しないが、実用上は
部材の均熱保持の観点から(1h/25mm厚さ)程度が望ま
しい。
加工は、上記加熱温度に保持した状態で行われる場合も
含む。加工終了温度に制限はないが、好ましくはAc1変
態点以上、更に好ましくはAc3変態点以上で加工を完了
し、後に続く急冷で組織のマルテンサイト化が達成でき
ればよい。
含む。加工終了温度に制限はないが、好ましくはAc1変
態点以上、更に好ましくはAc3変態点以上で加工を完了
し、後に続く急冷で組織のマルテンサイト化が達成でき
ればよい。
加工に続く急冷はマルテンサイト組織とするためで、加
工終了温度がAc3変態点以上の場合は500℃/h以上の速度
で行う。500℃/h未満の冷却では、冷却中に炭化物+フ
ェライト組織に変化し、健全なマルテンサイト組織とな
らない。この急冷においては、Ac3変態点からマルテン
サイト変態が完了するMf点まで急冷されることが望まし
く、この場合冷却速度の測定は800℃〜500℃での平均冷
却速度について行う。この領域はフェライト生成ノーズ
領域である。冷却速度の上限は冷却が急なほど良好な組
織が得られるので特に規定しないが、実操業上は厚肉材
などでは急冷により割れ、変形の生じないように配慮す
べきである。
工終了温度がAc3変態点以上の場合は500℃/h以上の速度
で行う。500℃/h未満の冷却では、冷却中に炭化物+フ
ェライト組織に変化し、健全なマルテンサイト組織とな
らない。この急冷においては、Ac3変態点からマルテン
サイト変態が完了するMf点まで急冷されることが望まし
く、この場合冷却速度の測定は800℃〜500℃での平均冷
却速度について行う。この領域はフェライト生成ノーズ
領域である。冷却速度の上限は冷却が急なほど良好な組
織が得られるので特に規定しないが、実操業上は厚肉材
などでは急冷により割れ、変形の生じないように配慮す
べきである。
本発明の方法においては、急冷後のマルテンサイト組織
に一部δ−フェライトが含まれていてもよく、急冷中に
加工が行われてもよい。本発明にによれば焼ならし処理
が不要になり、これを省略して高温焼もどし処理が行わ
れる。
に一部δ−フェライトが含まれていてもよく、急冷中に
加工が行われてもよい。本発明にによれば焼ならし処理
が不要になり、これを省略して高温焼もどし処理が行わ
れる。
高温焼もどし処理は、転位密度を下げて組織を安定化す
るために行う。すなわち、焼もどし温度が低いと、マル
テンサイト組織の転位密度が極めて高く、高温での組織
の長時間安定性に欠けるので、600℃×104hというよう
な高温長時間クリープで高い破断強度を確保するために
は、750℃を超える高温焼もどしにより転位密度を低目
としてクリープ中の軟化、再結晶を抑制する必要があ
る。この高温焼もどしは、後述する実施例から明らかな
ように、焼ならしが省略されている場合に特に有効であ
る。焼もどし温度の上限をAc1点としたのは、組織の再
オーステナイト化を防ぐためである。
るために行う。すなわち、焼もどし温度が低いと、マル
テンサイト組織の転位密度が極めて高く、高温での組織
の長時間安定性に欠けるので、600℃×104hというよう
な高温長時間クリープで高い破断強度を確保するために
は、750℃を超える高温焼もどしにより転位密度を低目
としてクリープ中の軟化、再結晶を抑制する必要があ
る。この高温焼もどしは、後述する実施例から明らかな
ように、焼ならしが省略されている場合に特に有効であ
る。焼もどし温度の上限をAc1点としたのは、組織の再
オーステナイト化を防ぐためである。
、の工程は、高温焼もどし処理中に成形仕上げ加工
を行う場合である。この工程は上記高温焼もどし処理後
に寸法調整と変形の矯正を温間で行う場合を想定したも
のであり、この温間加工を行うための加熱を焼もどし時
の加熱と同時に行って工程の合理化に寄与する。ここで
の加熱温度も750℃超Ac1点以下とする必要があることは
言うまでもない。温間加工後加工歪が残る場合は、この
残留応力を除去するために後熱処理として応力除去焼鈍
を行う。応力除去焼鈍温度も転位密度の低下と再オース
テナイト化を防ぐため750℃超Ac1変態点以下とする。部
材によっては軟化処理の必要ない場合もあり、2通りの
工程およびを規定した。
を行う場合である。この工程は上記高温焼もどし処理後
に寸法調整と変形の矯正を温間で行う場合を想定したも
のであり、この温間加工を行うための加熱を焼もどし時
の加熱と同時に行って工程の合理化に寄与する。ここで
の加熱温度も750℃超Ac1点以下とする必要があることは
言うまでもない。温間加工後加工歪が残る場合は、この
残留応力を除去するために後熱処理として応力除去焼鈍
を行う。応力除去焼鈍温度も転位密度の低下と再オース
テナイト化を防ぐため750℃超Ac1変態点以下とする。部
材によっては軟化処理の必要ない場合もあり、2通りの
工程およびを規定した。
〜の工程において750℃超Ac1点以下の加熱を行う場
合、ボイラ熱交換器材料、ボイラ配管材料では800℃以
下で1h程度の加熱とするのがよい。
合、ボイラ熱交換器材料、ボイラ配管材料では800℃以
下で1h程度の加熱とするのがよい。
〜の工程により、焼ならし処理を省略することが可
能となる。また、のの工程においては、焼もどし時
の加熱が温間加工時の加熱を兼ねるため、成品の熱変
形、スケール生成が抑制され、大幅なコスト低減と合理
化が可能となる。
能となる。また、のの工程においては、焼もどし時
の加熱が温間加工時の加熱を兼ねるため、成品の熱変
形、スケール生成が抑制され、大幅なコスト低減と合理
化が可能となる。
そして成品は、いずれの工程の場合も最終加工の際の加
熱保持に続く加工急冷と急冷後の高温焼もどしにより、
一部δ−フェライトを含有もしくは全く含有しない焼も
どしマルテンサイト組織に微細なV(C,N)、Nb(C,N)
が分散析出した低転位密度の良好な組織となり、その結
果、従来法を凌ぐ優れた高温長時間クリープ強度をもつ
ものとなる。
熱保持に続く加工急冷と急冷後の高温焼もどしにより、
一部δ−フェライトを含有もしくは全く含有しない焼も
どしマルテンサイト組織に微細なV(C,N)、Nb(C,N)
が分散析出した低転位密度の良好な組織となり、その結
果、従来法を凌ぐ優れた高温長時間クリープ強度をもつ
ものとなる。
第1表に供試鋼の化学成分を示す。A鋼は米国の改良9C
r−1Mo鋼(ASTM T91−A213鋼)系でV,Nb複合添加鋼、
B鋼は9Cr−2Mo鋼への微量Nb添加鋼系、C鋼は欧州の12
Cr−1Mo−V鋼(DINX20CrMoWV121鋼)系で、いずれも鋼
Crフェライト鋼の代表鋼種系である。
r−1Mo鋼(ASTM T91−A213鋼)系でV,Nb複合添加鋼、
B鋼は9Cr−2Mo鋼への微量Nb添加鋼系、C鋼は欧州の12
Cr−1Mo−V鋼(DINX20CrMoWV121鋼)系で、いずれも鋼
Crフェライト鋼の代表鋼種系である。
各鋼は先ず150kgを真空加熱炉で溶解し、インゴットを1
150℃〜900℃で熱間鍛造し、t60×w80×l200のブロック
にして素材とした。次に、この素材に対し、第1図
(イ)〜(ハ)に示す加工熱処理〜および第3図に
示す従来の加工熱処理を行った。第2表に各熱処理法の
熱履歴を示す。
150℃〜900℃で熱間鍛造し、t60×w80×l200のブロック
にして素材とした。次に、この素材に対し、第1図
(イ)〜(ハ)に示す加工熱処理〜および第3図に
示す従来の加工熱処理を行った。第2表に各熱処理法の
熱履歴を示す。
工程〜における最終熱間加工として、1100℃,1050
℃,1000℃に加熱保持後、それぞれ1100〜900℃,1050〜8
50℃,1000〜800℃の温度域でロール圧延により60〜80%
の加工度を与えた後、Ms変態点以下まで急冷し、その
後、焼ならしを行わずに780℃の高温焼もどしを行っ
た。、における温間加工としては、780℃で1h均熱
後、ロール圧延により30%の加工度を与えた。におけ
る応力除去焼鈍は760〜780℃で行った。
℃,1000℃に加熱保持後、それぞれ1100〜900℃,1050〜8
50℃,1000〜800℃の温度域でロール圧延により60〜80%
の加工度を与えた後、Ms変態点以下まで急冷し、その
後、焼ならしを行わずに780℃の高温焼もどしを行っ
た。、における温間加工としては、780℃で1h均熱
後、ロール圧延により30%の加工度を与えた。におけ
る応力除去焼鈍は760〜780℃で行った。
比較のために実施した従来法では、1000℃に加熱の後、
1000〜800℃で60%の熱間圧延を行い、しかる後、250℃
/hで300℃まで徐冷を行い、更に放冷後に焼ならしおよ
び焼もどしを行った。
1000〜800℃で60%の熱間圧延を行い、しかる後、250℃
/hで300℃まで徐冷を行い、更に放冷後に焼ならしおよ
び焼もどしを行った。
そして、得られた加工板材の圧延方向肉厚中央部よりJI
S4号シャルピー衝撃試験片およびφ6×GL30mm引張試験
片を採取し、常温引張試験、0℃シャルピー衝撃試験お
よび600℃×104hクリープ破断試験を行った。結果を第
3表に示す。
S4号シャルピー衝撃試験片およびφ6×GL30mm引張試験
片を採取し、常温引張試験、0℃シャルピー衝撃試験お
よび600℃×104hクリープ破断試験を行った。結果を第
3表に示す。
従来法であるA4,B4,C4は、条件を揃えるため高温焼もど
し処理を採用している。これらと比較しても、本発明法
を適用したA1,A2,A5,A6,B1,B2,B5,B6,C1,C2,C5,C6は、
いずれもそれぞれの従来法より高いクリープ破断強度を
示した。この事実は、焼ならしを省略した場合に高温焼
もどしが特に有効に機能することを示す。
し処理を採用している。これらと比較しても、本発明法
を適用したA1,A2,A5,A6,B1,B2,B5,B6,C1,C2,C5,C6は、
いずれもそれぞれの従来法より高いクリープ破断強度を
示した。この事実は、焼ならしを省略した場合に高温焼
もどしが特に有効に機能することを示す。
一方、A3,B3,C3は、各鋼に工程を適用した場合である
が、素材加熱温度がAc3変態点より低い900℃に設定され
ているため、クリープ破断強度が著しく低い。また、C7
はC鋼にの工程を適用し、冷却速度が本発明外の徐冷
の場合であり、クリープ強度が著しく低い。
が、素材加熱温度がAc3変態点より低い900℃に設定され
ているため、クリープ破断強度が著しく低い。また、C7
はC鋼にの工程を適用し、冷却速度が本発明外の徐冷
の場合であり、クリープ強度が著しく低い。
他方、A7,B7,C8は焼もどし温度を750℃以下にした比較
例である。クリープ中に軟化、再結晶が進み600℃×104
hという高温長時間クリープでは、A1,B1,C1に比して破
断強度が著しく低下し、従来法A4,B4,C4に対するA7,B7,
C8の強度比は0.86,0.93,0.88となり、またA1,B1,C1に対
するA7,B7,C8の強度比は0.77,0.84,0.84となった。ただ
し、600℃×103hではA1,B1,C1に対するA7,B7,C8の強度
比が1.10,1.15,1.18となり、比較例の方が良好となる。
すなわち、高温焼もどしは、103h域でのクリープ特性を
犠牲にしても、104h域でのクリープ破断強度の低下を効
果的に抑えるものである。
例である。クリープ中に軟化、再結晶が進み600℃×104
hという高温長時間クリープでは、A1,B1,C1に比して破
断強度が著しく低下し、従来法A4,B4,C4に対するA7,B7,
C8の強度比は0.86,0.93,0.88となり、またA1,B1,C1に対
するA7,B7,C8の強度比は0.77,0.84,0.84となった。ただ
し、600℃×103hではA1,B1,C1に対するA7,B7,C8の強度
比が1.10,1.15,1.18となり、比較例の方が良好となる。
すなわち、高温焼もどしは、103h域でのクリープ特性を
犠牲にしても、104h域でのクリープ破断強度の低下を効
果的に抑えるものである。
第2図にC鋼についての種々クリープ破断試験結果を示
す。組織的な検討の結果、C1では従来の焼ならし、焼も
どし材(C4)の組織とほぼ同等で、かつ微細なV(C、
N)が分散析出しているのに対し、強度の低かったC3
は、加工組織の残る細かな焼もどしマルテンサイト組織
で、加工中に粗大化したと考えられる未固溶析出物が多
数確認された。
す。組織的な検討の結果、C1では従来の焼ならし、焼も
どし材(C4)の組織とほぼ同等で、かつ微細なV(C、
N)が分散析出しているのに対し、強度の低かったC3
は、加工組織の残る細かな焼もどしマルテンサイト組織
で、加工中に粗大化したと考えられる未固溶析出物が多
数確認された。
〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明の方法は、板
材、管材、鍛造品の成形加工にあたり、クリープ特性確
保のために焼ならし・焼もどし処理を施していたボイ
ラ、原子力、化学工業用の析出強化型高Crフェライト鋼
に対し、焼ならし処理なしで従来を凌ぐ優れた高温長時
間クリープの特性を付与することができ、これにより工
程を大巾に簡略化し、製造コストの低減に大きな効果を
発揮すると共に、製品の品質向上に大きな効果を発揮す
る。
材、管材、鍛造品の成形加工にあたり、クリープ特性確
保のために焼ならし・焼もどし処理を施していたボイ
ラ、原子力、化学工業用の析出強化型高Crフェライト鋼
に対し、焼ならし処理なしで従来を凌ぐ優れた高温長時
間クリープの特性を付与することができ、これにより工
程を大巾に簡略化し、製造コストの低減に大きな効果を
発揮すると共に、製品の品質向上に大きな効果を発揮す
る。
第1図(イ)〜(ハ)は本発明法における加工工程のヒ
ートパターン図、第2図は高温クリープ強度の試験結果
を本発明法と従来法とについて示したグラフ、第3図は
従来法における加工工程のヒートパターン図である。
ートパターン図、第2図は高温クリープ強度の試験結果
を本発明法と従来法とについて示したグラフ、第3図は
従来法における加工工程のヒートパターン図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−67113(JP,A) 特開 昭58−120764(JP,A) 特開 昭62−103345(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】重量%でC:0.03〜0.3%、N:0.1%以下、C
r:5〜13%含有し、更にV、Nbの1種または2種を(V
+Nb)で0.01〜1%添加した高Crフェライト鋼の最終熱
間加工において、930〜1300℃に1分以上加熱保持して
熱間加工を行い、その加工に続けて急冷により組織をマ
ルテンサイト化した後、750℃超Ac1点以下の高温焼もど
し処理を行うことを特徴とする高温用高Crフェライト鋼
の加工方法。 - 【請求項2】重量%でC:0.03〜0.3%、N:0.1%以下、C
r:5〜13%含有し、更にV、Nbの1種または2種を(V
+Nb)で0.01〜1%添加した高Crフェライト鋼の最終熱
間加工において、930〜1300℃に1分以上加熱保持して
熱間加工を行い、その加工に続けて急冷により組織をマ
ルテンサイト化した後、750℃超Ac1点以下の温度で高温
焼もどし処理を兼ねた温間加工を行うことを特徴とする
高温用高Crフェライト鋼の加工方法。 - 【請求項3】重量%でC:0.03〜0.3%、N:0.1%以下、C
r:5〜13%含有し、更にV、Nbの1種または2種を(V
+Nb)で0.01〜1%添加した高Crフェライト鋼の最終熱
間加工において、930〜1300℃に1分以上加熱保持して
熱間加工を行い、その加工に続けて急冷により組織をマ
ルテンサイト化した後、750℃超Ac1点以下の温度で高温
焼もどし処理を兼ねた温間加工を行い、しかる後、750
℃超Ac1点以下の応力除去焼鈍を行うことを特徴とする
高温用高Crフェライト鋼の加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62190790A JPH0699741B2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 高温用高Crフェライト鋼の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62190790A JPH0699741B2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 高温用高Crフェライト鋼の加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01139717A JPH01139717A (ja) | 1989-06-01 |
JPH0699741B2 true JPH0699741B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16263783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62190790A Expired - Lifetime JPH0699741B2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 高温用高Crフェライト鋼の加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699741B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2631256B2 (ja) * | 1992-06-03 | 1997-07-16 | 新日本製鐵株式会社 | 優れたクリープ強度と良好な靱性を有する高Cr耐熱鋼の製造方法 |
US20070131319A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Pullman Industries, Inc. | Flash tempering process and apparatus |
JP5097017B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2012-12-12 | 住友金属工業株式会社 | 高Crフェライト系耐熱鋼材の製造方法 |
US10157687B2 (en) | 2012-12-28 | 2018-12-18 | Terrapower, Llc | Iron-based composition for fuel element |
US9303295B2 (en) * | 2012-12-28 | 2016-04-05 | Terrapower, Llc | Iron-based composition for fuel element |
US9937652B2 (en) | 2015-03-04 | 2018-04-10 | Berry Plastics Corporation | Polymeric material for container |
AU2017265148B2 (en) * | 2017-02-09 | 2023-04-06 | Terrapower, Llc | Iron-based composition for fuel element |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58120764A (ja) * | 1982-01-08 | 1983-07-18 | Toshiba Corp | 高温強度及びクリ−プき裂伝播速度に優れた蒸気タ−ビン動翼 |
DE3668009D1 (de) * | 1985-07-09 | 1990-02-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Hochtemperaturrotor fuer eine dampfturbine und verfahren zu seiner herstellung. |
JPS6267113A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-26 | Nippon Chiyuutankou Kk | 耐クリ−プ破断特性に優れた耐熱鋼の製造法 |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP62190790A patent/JPH0699741B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01139717A (ja) | 1989-06-01 |
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