JPH0699721A - 車両用空調装置に用いるセンサーユニット - Google Patents
車両用空調装置に用いるセンサーユニットInfo
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- JPH0699721A JPH0699721A JP4203566A JP20356692A JPH0699721A JP H0699721 A JPH0699721 A JP H0699721A JP 4203566 A JP4203566 A JP 4203566A JP 20356692 A JP20356692 A JP 20356692A JP H0699721 A JPH0699721 A JP H0699721A
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- JP
- Japan
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- sensor unit
- sensor
- air conditioning
- vehicle
- energy
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00735—Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 自動車の空調装置において時々刻々に変化す
る外部環境に応じて敏速正確に処理可能なセンサーユニ
ットの提供。 【構成】 自動車1のルーフ上に塔載された自動車のミ
ニモデルを備え該ミニモデルはセンサーユニット10と
なるもので,車内の内部を所望の空調状態とするために
必要なエネルギーの交換量を示す環境センサー及びエネ
ルギー交換手段(レジスタ)を内蔵している。
る外部環境に応じて敏速正確に処理可能なセンサーユニ
ットの提供。 【構成】 自動車1のルーフ上に塔載された自動車のミ
ニモデルを備え該ミニモデルはセンサーユニット10と
なるもので,車内の内部を所望の空調状態とするために
必要なエネルギーの交換量を示す環境センサー及びエネ
ルギー交換手段(レジスタ)を内蔵している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両用空調
装置に用いるセンサーユニットに関するものである。
装置に用いるセンサーユニットに関するものである。
【0002】上記空調装置とは、車両の乗員室における
環境状態を乗客にとって出来るだけ快適なものとするた
めの主たる作用を行う全てのシステムおよび装置を指し
ており、この空調により、種々の環境要素、例えば、第
1に、温度および湿度を調節し、第2に乗客室内の加熱
あるいは冷却を調節して、空調を行うものである。
環境状態を乗客にとって出来るだけ快適なものとするた
めの主たる作用を行う全てのシステムおよび装置を指し
ており、この空調により、種々の環境要素、例えば、第
1に、温度および湿度を調節し、第2に乗客室内の加熱
あるいは冷却を調節して、空調を行うものである。
【0003】
【従来の技術】従来の最も簡単な空調システムは、乗員
室内に配置された少なくとも1つの温度センサーを備
え、該センサーからの出力信号により、関連する制御を
調節することにより、運転者あるいは乗客により指示さ
れた望ましい環境状態を達成するように空調システムを
動作させており、運転者あるいは乗員が、実際に指示さ
れた空調が生じたかをモニタすることない。
室内に配置された少なくとも1つの温度センサーを備
え、該センサーからの出力信号により、関連する制御を
調節することにより、運転者あるいは乗客により指示さ
れた望ましい環境状態を達成するように空調システムを
動作させており、運転者あるいは乗員が、実際に指示さ
れた空調が生じたかをモニタすることない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように乗員室内
の温度センサーからの信号により制御しているが、空調
システムが運転者等から指示された要求に応える速度と
正確さは外部の気象条件に左右される。即ち、もし、乗
員室内において所望温度が20°と設定されると、外部
環境温度が所望の温度レベルよりより高い時あるいは低
い時より、外部環境温度が上記所望の温度レベルと同等
な温度であれば、より速く、かつ、より正確に達成する
ことができることは明らかである。。
の温度センサーからの信号により制御しているが、空調
システムが運転者等から指示された要求に応える速度と
正確さは外部の気象条件に左右される。即ち、もし、乗
員室内において所望温度が20°と設定されると、外部
環境温度が所望の温度レベルよりより高い時あるいは低
い時より、外部環境温度が上記所望の温度レベルと同等
な温度であれば、より速く、かつ、より正確に達成する
ことができることは明らかである。。
【0005】上記理由より、特殊で精巧な空調システム
では、自動車の外部に配置された種々のセンサーを備
え、これらセンサーにより車両の外部の環境条件を検出
し、それに応じて空調システムの駆動装置、例えば、加
熱あるいは冷却装置の駆動力を調節するようにしてい
る。かつ、こられの調節作用は、上記駆動装置の動作が
より迅速になされるようにするためのみらなず、この動
作が急激過ぎないように、例えば、設定される所望温度
が実際の温度より僅かに低い場合には、乗員室内の温度
の低下が急激に生じることがないようにしている。
では、自動車の外部に配置された種々のセンサーを備
え、これらセンサーにより車両の外部の環境条件を検出
し、それに応じて空調システムの駆動装置、例えば、加
熱あるいは冷却装置の駆動力を調節するようにしてい
る。かつ、こられの調節作用は、上記駆動装置の動作が
より迅速になされるようにするためのみらなず、この動
作が急激過ぎないように、例えば、設定される所望温度
が実際の温度より僅かに低い場合には、乗員室内の温度
の低下が急激に生じることがないようにしている。
【0006】空調動作は、基本的には、時々刻々に変わ
る情況に応じて、乗員室内への或いは乗員室内からのエ
ネルギーの変換を行うことである。上記した特殊で精巧
な空調システムについて、広い範囲で適用するには、2
つの基本的な問題がある。
る情況に応じて、乗員室内への或いは乗員室内からのエ
ネルギーの変換を行うことである。上記した特殊で精巧
な空調システムについて、広い範囲で適用するには、2
つの基本的な問題がある。
【0007】第1に、外部環境状態を測定するためのセ
ンサーを用いる場合、コストが高くつく問題を解決する
必要がある。個々のセンサーは当然に正確でかつ信頼性
を有するものでなければならず、よって、センサー自体
の固有のコストがかかる。かつ、空調システムを制御す
るために車両内部に配置された処理ユニットに上記セン
サーを接続するに必要なことから生じるためにコストが
掛かる。このように、センサー自体と接続のための両方
のコストがかかり、非常に高価となる。
ンサーを用いる場合、コストが高くつく問題を解決する
必要がある。個々のセンサーは当然に正確でかつ信頼性
を有するものでなければならず、よって、センサー自体
の固有のコストがかかる。かつ、空調システムを制御す
るために車両内部に配置された処理ユニットに上記セン
サーを接続するに必要なことから生じるためにコストが
掛かる。このように、センサー自体と接続のための両方
のコストがかかり、非常に高価となる。
【0008】第2に、空調システムを真に効果的に調整
動作するためには、相当に細かく規定されたアルゴリズ
ムからなるプログラムに応じて、上記センサーからの信
号を処理を行うことが要求される。この要求を満たすた
めには、実際上車両内部に設置される電気システムにつ
いて、下記の制約を受けることになる。即ち、小形・軽
量で簡単なシステムで、かつ、、車両のような好ましく
ない環境に対して抵抗力を備えていることが必要とな
り、実際上では、限られた容量で非常に簡単な電気処理
装置を持ち、かつ、要する費用も許容範囲内であること
を必要としている。しかも、これらの要求が満たされた
ならば、その後、当然ながら、アイデアを現実化するた
めに、調整模型(モデル)を単純化しなけらばならない問
題がある。
動作するためには、相当に細かく規定されたアルゴリズ
ムからなるプログラムに応じて、上記センサーからの信
号を処理を行うことが要求される。この要求を満たすた
めには、実際上車両内部に設置される電気システムにつ
いて、下記の制約を受けることになる。即ち、小形・軽
量で簡単なシステムで、かつ、、車両のような好ましく
ない環境に対して抵抗力を備えていることが必要とな
り、実際上では、限られた容量で非常に簡単な電気処理
装置を持ち、かつ、要する費用も許容範囲内であること
を必要としている。しかも、これらの要求が満たされた
ならば、その後、当然ながら、アイデアを現実化するた
めに、調整模型(モデル)を単純化しなけらばならない問
題がある。
【0009】本発明の目的は、上記した問題を解決せん
とするもので、処理回路と接続され、外部環境を測定す
る数種のセンサーを備え、空調システムによって為され
る通常の作用と、簡単かつ正確に結合させたセンサーユ
ニットを提供せんとするものである。
とするもので、処理回路と接続され、外部環境を測定す
る数種のセンサーを備え、空調システムによって為され
る通常の作用と、簡単かつ正確に結合させたセンサーユ
ニットを提供せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車の外
部、例えば、ルーフ上に、空調される模型環境(以下、モ
デル環境と称する)を備え、乗員からの要望に従って、
時々刻々にモデル環境の小さい範囲内で非常に速くモデ
ル環境の空調を処理するもので、(該モデル環境の空調
が非常に速くなされ、 かつ、 その空調作用が前以てなさ
れるものであるため)、乗員室内で所望の空調効果を得
るために、乗員室内へ或いは乗員室外へ移送する空調シ
ステムのエネルギー量について正確かつ信頼性のある指
示を得ることが出来るようにしている。
部、例えば、ルーフ上に、空調される模型環境(以下、モ
デル環境と称する)を備え、乗員からの要望に従って、
時々刻々にモデル環境の小さい範囲内で非常に速くモデ
ル環境の空調を処理するもので、(該モデル環境の空調
が非常に速くなされ、 かつ、 その空調作用が前以てなさ
れるものであるため)、乗員室内で所望の空調効果を得
るために、乗員室内へ或いは乗員室外へ移送する空調シ
ステムのエネルギー量について正確かつ信頼性のある指
示を得ることが出来るようにしている。
【0011】上記空調状態とされるモデル環境の具体例
としては、車両のミニモデルからなり、それは、実物大
模型の特徴を有するように単純化したものである。
としては、車両のミニモデルからなり、それは、実物大
模型の特徴を有するように単純化したものである。
【0012】即ち、本発明のセンサーユニットは、自動
車のルーフ上等に搭載されるモデル環境を備え、該セン
サーユニットは乗員室内の環境を所望の空調状態とする
に必要なエネルギーの交換量をモデル環境より予測し、
その予測値に基づいて、自動車の乗員室内を対応する空
調とするに必要なエネルギー交換量を指示する信号を発
生し、該信号を空調システムに出力する構成としてい
る。
車のルーフ上等に搭載されるモデル環境を備え、該セン
サーユニットは乗員室内の環境を所望の空調状態とする
に必要なエネルギーの交換量をモデル環境より予測し、
その予測値に基づいて、自動車の乗員室内を対応する空
調とするに必要なエネルギー交換量を指示する信号を発
生し、該信号を空調システムに出力する構成としてい
る。
【0013】さらに詳細には、車両の外部環境状態を指
示する少なくとも1つの制御信号に応じて、選択的に変
わる駆動力で動作して、車両の乗員室内の空調を制御す
る空調システムを備えた車両用空調装置に用いるもの
で、車両1の乗客室のモデル環境を備え、 該モデル環境
が空調されるようにしたセンサーユニットのケースと、
上記モデル環境内に配置され、該モデル環境内の環境状
態を少なくとも1つの指示信号として発生させるセンサ
ーと、上記モデル環境内に配置され、上記センサーから
の信号に応じて選択的に動作されて、モデル環境とエネ
ルギーを変換してモデル環境の空調を行うレジスタ等か
らなるエネルギー交換手段と、上記モデル環境の空調を
制御するために上記エネルギー交換手段によりなされる
エネルギー交換量の検出を行うと共に交換エネルギー量
を指示する信号を発生し、該信号が上記空調システムの
少なくとも1つの制御信号を発生させるようにした検出
モジュールとを備えていることを特徴とする車両用空調
装置に用いるセンサーユニットを提供するものである。
示する少なくとも1つの制御信号に応じて、選択的に変
わる駆動力で動作して、車両の乗員室内の空調を制御す
る空調システムを備えた車両用空調装置に用いるもの
で、車両1の乗客室のモデル環境を備え、 該モデル環境
が空調されるようにしたセンサーユニットのケースと、
上記モデル環境内に配置され、該モデル環境内の環境状
態を少なくとも1つの指示信号として発生させるセンサ
ーと、上記モデル環境内に配置され、上記センサーから
の信号に応じて選択的に動作されて、モデル環境とエネ
ルギーを変換してモデル環境の空調を行うレジスタ等か
らなるエネルギー交換手段と、上記モデル環境の空調を
制御するために上記エネルギー交換手段によりなされる
エネルギー交換量の検出を行うと共に交換エネルギー量
を指示する信号を発生し、該信号が上記空調システムの
少なくとも1つの制御信号を発生させるようにした検出
モジュールとを備えていることを特徴とする車両用空調
装置に用いるセンサーユニットを提供するものである。
【0014】また、本発明においては、センサーユニッ
トに関して、スタート温度は同一で且つ温度変化がかな
り小さい場合、モデル環境の温度を下降させるためにモ
デル環境から移送するエネルギーの量は、モデル環境の
温度を上昇させるためにモデル環境に移送されるエネル
ギーの量と基本的に同一であるとする認識を基本として
いる。よって、空調されるモデル環境を、加熱動作を含
む空調を行う簡単な空調装置に適用することが出来る。
トに関して、スタート温度は同一で且つ温度変化がかな
り小さい場合、モデル環境の温度を下降させるためにモ
デル環境から移送するエネルギーの量は、モデル環境の
温度を上昇させるためにモデル環境に移送されるエネル
ギーの量と基本的に同一であるとする認識を基本として
いる。よって、空調されるモデル環境を、加熱動作を含
む空調を行う簡単な空調装置に適用することが出来る。
【0015】
【実施例】本発明を、以下に詳細に記載するが、本発明
は図面に示す実施例に限定されない。図1において、自
動車1は空調システム2を備え、該空調システム2は自
動車の乗員室内の空調を行うものである。空調とは前記
に定義した通りである。
は図面に示す実施例に限定されない。図1において、自
動車1は空調システム2を備え、該空調システム2は自
動車の乗員室内の空調を行うものである。空調とは前記
に定義した通りである。
【0016】上記空調システム2はヒータ、冷却装置、
乾燥器など、公知の空調機器を備えている。該空調シス
テム2は、図3に示すように、少なくとも1つの制御ユ
ニットからなるリニア・スライデンク・セレクタ3(以
下、 スライダ3と称す)と接続しており、運転者あるい
は乗員はスライダ3を操作して、乗員室内を所望のレベ
ル温度に選択するようにしている。
乾燥器など、公知の空調機器を備えている。該空調シス
テム2は、図3に示すように、少なくとも1つの制御ユ
ニットからなるリニア・スライデンク・セレクタ3(以
下、 スライダ3と称す)と接続しており、運転者あるい
は乗員はスライダ3を操作して、乗員室内を所望のレベ
ル温度に選択するようにしている。
【0017】空調システム2は(少なくとも本実施例に
おいては)乗員室内は配置したセンサー4と接続してお
り、該センサー4により乗員室内の温度を測定し、特
に、乗員室内が選択された温度状態に達しているか否か
を検出するようにしている。尚、公知の空調装置と同様
に、当然のことながら種々の空調要素、例えば、 温度、
湿度等の要素を検出する種々の装置を設けても良いこと
は言うまでもない。
おいては)乗員室内は配置したセンサー4と接続してお
り、該センサー4により乗員室内の温度を測定し、特
に、乗員室内が選択された温度状態に達しているか否か
を検出するようにしている。尚、公知の空調装置と同様
に、当然のことながら種々の空調要素、例えば、 温度、
湿度等の要素を検出する種々の装置を設けても良いこと
は言うまでもない。
【0018】上記センサー4は、精度の高い温度センサ
ーである必要はなく、例えば、イタリア特許第1183
980号において開示されたような簡単なセンサーある
いは環境測定用の簡単なセンサーでも良い。
ーである必要はなく、例えば、イタリア特許第1183
980号において開示されたような簡単なセンサーある
いは環境測定用の簡単なセンサーでも良い。
【0019】空調システム2、 特に、 制御ユニットある
いは処理ユニットと呼ばる電気的なもので空調作用を制
御するユニットは、 車両外部の環境状態(より正確には
車両の乗員室の外部環境)を検出した信号を受ける入力
部(インプット)5を有し、 該インプット5に入力された
信号に基づいて、望ましい最終の空調状態に迅速かつ安
定した状態で達するように空調システムの動作強さを調
節するようにしている。
いは処理ユニットと呼ばる電気的なもので空調作用を制
御するユニットは、 車両外部の環境状態(より正確には
車両の乗員室の外部環境)を検出した信号を受ける入力
部(インプット)5を有し、 該インプット5に入力された
信号に基づいて、望ましい最終の空調状態に迅速かつ安
定した状態で達するように空調システムの動作強さを調
節するようにしている。
【0020】本明細書の従来例において記載した問題に
対して、公知の技術では、インプット5に達する信号
は、自動車の乗員室内の外部に配置された数種のセンサ
ーにより発生された測定信号を、複雑な数学的モデルに
よる処理に介して得られるようにしている。さらにま
た、少なくとも従来の複数のシステムでは、外部環境状
態の測定動作は特に正確になされ、内部環境センサー4
を用いることなしに空調を行うことを可能としている。
対して、公知の技術では、インプット5に達する信号
は、自動車の乗員室内の外部に配置された数種のセンサ
ーにより発生された測定信号を、複雑な数学的モデルに
よる処理に介して得られるようにしている。さらにま
た、少なくとも従来の複数のシステムでは、外部環境状
態の測定動作は特に正確になされ、内部環境センサー4
を用いることなしに空調を行うことを可能としている。
【0021】従来のいずれの空調装置においても、イン
プット5に入力される信号が、本発明のセンサーによっ
て発せられる場合、前記した問題を解決出来るものであ
る。このように、上記空調システム2、スライダ3、セ
ンサー4、インプット5の構造、特徴および作用は公知
であるため、本実施例において詳細な説明を省略する。
プット5に入力される信号が、本発明のセンサーによっ
て発せられる場合、前記した問題を解決出来るものであ
る。このように、上記空調システム2、スライダ3、セ
ンサー4、インプット5の構造、特徴および作用は公知
であるため、本実施例において詳細な説明を省略する。
【0022】本発明に係わるセンサーユニット10は自
動車の乗員室の外部に搭載されるケースを備えている。
動車の乗員室の外部に搭載されるケースを備えている。
【0023】以下の記載から明らかになるが、上記セン
サーユニット10は、周囲の環境(特に、太陽の照射等)
を出来るだけ正確に検出出来る位置に設置されることが
好ましいことは当然である。この理由より、自動車のル
ーフ上、例えば、ウインドスクリーンの上端の中央点の
近く(所謂エリアポイント)にセンサーユニット10を設
置することが好ましい。
サーユニット10は、周囲の環境(特に、太陽の照射等)
を出来るだけ正確に検出出来る位置に設置されることが
好ましいことは当然である。この理由より、自動車のル
ーフ上、例えば、ウインドスクリーンの上端の中央点の
近く(所謂エリアポイント)にセンサーユニット10を設
置することが好ましい。
【0024】図2に詳細に示すように、センサーユニッ
ト10のケースは、自動車1の車体の実物大模型擬装あ
るいは模型(モデル)からなる。 実施例の形状に限定され
ないが、 実施例においては、 自動車1は通常の3コンパ
ートメント・サロン・カーで、センサーユニット10の
ケースは自動車の車体の特徴を概略的に再生している。
ト10のケースは、自動車1の車体の実物大模型擬装あ
るいは模型(モデル)からなる。 実施例の形状に限定され
ないが、 実施例においては、 自動車1は通常の3コンパ
ートメント・サロン・カーで、センサーユニット10の
ケースは自動車の車体の特徴を概略的に再生している。
【0025】例えば、テストで有効と評価されたセンサ
ーユニット10では、ケースは約17mmの広さの台形の
プリズムからなり、その垂直方向の台形面は約46mmの
広い基部と、約15mmの小さい基部を持ち、高さは約
11mmである。基本的には、自動車1の略1/100倍
の概略的な模型からなる。該実施例より模型をより大き
くして、例えば、約1/50の大きさとしても良い。ま
た、 より正確に自動車の乗員室内を模倣するために、セ
ンサーユニット10のケースは自動車1の窓ガラスを再
生して、日射の現象をシュミレートするために、1ある
いは1以上の透明領域12を設けている。
ーユニット10では、ケースは約17mmの広さの台形の
プリズムからなり、その垂直方向の台形面は約46mmの
広い基部と、約15mmの小さい基部を持ち、高さは約
11mmである。基本的には、自動車1の略1/100倍
の概略的な模型からなる。該実施例より模型をより大き
くして、例えば、約1/50の大きさとしても良い。ま
た、 より正確に自動車の乗員室内を模倣するために、セ
ンサーユニット10のケースは自動車1の窓ガラスを再
生して、日射の現象をシュミレートするために、1ある
いは1以上の透明領域12を設けている。
【0026】尚、当然のことながら、センサーユニット
10は、例えば一般的な卵形のケースを備えた基本的に
異なる形状としても良い。
10は、例えば一般的な卵形のケースを備えた基本的に
異なる形状としても良い。
【0027】センサーユニット10のケースは、透明プ
ラスチック材料(例えば、 プレックスガラス、PVCな
ど)から形成し、自動車の乗員室内のガラスがはめられ
た開口の代わりとされる上記領域12はそのままとし
て、それ以外の領域に影をつけることが好ましい。さら
にまた、センサーユニット10のケースの内部空間は、
空隙のまま残すか、あるいは、特定の要求に応える動作
強さを有する熱絶縁性材料が充填される。
ラスチック材料(例えば、 プレックスガラス、PVCな
ど)から形成し、自動車の乗員室内のガラスがはめられ
た開口の代わりとされる上記領域12はそのままとし
て、それ以外の領域に影をつけることが好ましい。さら
にまた、センサーユニット10のケースの内部空間は、
空隙のまま残すか、あるいは、特定の要求に応える動作
強さを有する熱絶縁性材料が充填される。
【0028】一般に、センサーユニット10のケース内
には、基本的に、温度センサーからなるセンサー4と同
様な環境センサー13と、例えばレジスタ(抵抗器)14
からなるエネルギー交換手段を備えている。上記レジス
タ14は、例えば、ペルテイア効果セル(Peltier effec
t cell 図示せず)等の冷却装置と連結され、 センサーケ
ース10の内部のスペースを加熱あるいは冷却するため
の作用を行うようにしている。上記環境センサー13は
コア13aを銅線で巻いたサーミスタからなる。
には、基本的に、温度センサーからなるセンサー4と同
様な環境センサー13と、例えばレジスタ(抵抗器)14
からなるエネルギー交換手段を備えている。上記レジス
タ14は、例えば、ペルテイア効果セル(Peltier effec
t cell 図示せず)等の冷却装置と連結され、 センサーケ
ース10の内部のスペースを加熱あるいは冷却するため
の作用を行うようにしている。上記環境センサー13は
コア13aを銅線で巻いたサーミスタからなる。
【0029】上記加熱要素となるレジスタ14は、バッ
フル100により環境センサー13と分離されている。
上記バッフル100は、例えばベトロニット(Vetronit
e)あるいは類似の熱絶縁性材料からなる。バッフル10
0は、通常、 環境センサー13の垂直中央面に沿って延
在させ、センサーユニット10の長さ方向に沿って延在
させる環境センサー13とレジスタ14を両側に配置し
ている。上記構成として、環境センサー13はレジスタ
14によって直接的に加熱されないようにして、誤った
検出信号を送らないようにしている。さらに、レジスタ
14の外周に銅線14aを巻き、別のサーミスタ(もう
1つの熱センサー)を設けている。該サーミスタは、例
えば、レジスタ14の作用が誤りないかを検出するため
に使用される。
フル100により環境センサー13と分離されている。
上記バッフル100は、例えばベトロニット(Vetronit
e)あるいは類似の熱絶縁性材料からなる。バッフル10
0は、通常、 環境センサー13の垂直中央面に沿って延
在させ、センサーユニット10の長さ方向に沿って延在
させる環境センサー13とレジスタ14を両側に配置し
ている。上記構成として、環境センサー13はレジスタ
14によって直接的に加熱されないようにして、誤った
検出信号を送らないようにしている。さらに、レジスタ
14の外周に銅線14aを巻き、別のサーミスタ(もう
1つの熱センサー)を設けている。該サーミスタは、例
えば、レジスタ14の作用が誤りないかを検出するため
に使用される。
【0030】イタリア特許第1183980号に記載さ
れているため、本明細書において特に詳細に説明しない
が、上記環境センサー13およびレジスタ14は、実際
上、1つの熱感知抵抗部品に連結されている。しかしな
がら、説明を簡単にするため、本明細書においては、2
つの分離した構成部品が存在するものとして記載してい
る。
れているため、本明細書において特に詳細に説明しない
が、上記環境センサー13およびレジスタ14は、実際
上、1つの熱感知抵抗部品に連結されている。しかしな
がら、説明を簡単にするため、本明細書においては、2
つの分離した構成部品が存在するものとして記載してい
る。
【0031】図3に示す制御および処理回路15は、セ
ンサーユニット10と空調システム2(およびそれに収
納される構成要素)の間に配置される。上記回路15は
基本的に2つの異なる作用を行うようにされている。
ンサーユニット10と空調システム2(およびそれに収
納される構成要素)の間に配置される。上記回路15は
基本的に2つの異なる作用を行うようにされている。
【0032】第1は、乗員によって指示された空調調節
動作を検出することで、簡単に言うと、乗員によって選
択された空調状態を検出しなければならない。最も一般
的には、回路15はスライダ3上でセットされた選択温
度レベルを検出する。第2は、回路15はセンサーユニ
ット10の内部で為される空調動作の特徴を検出する信
号の処理をする。制御信号としてこの信号を利用して、
自動車の空調システムの動作を制御するために、空調シ
ステム2のインプット5に信号を出力する。
動作を検出することで、簡単に言うと、乗員によって選
択された空調状態を検出しなければならない。最も一般
的には、回路15はスライダ3上でセットされた選択温
度レベルを検出する。第2は、回路15はセンサーユニ
ット10の内部で為される空調動作の特徴を検出する信
号の処理をする。制御信号としてこの信号を利用して、
自動車の空調システムの動作を制御するために、空調シ
ステム2のインプット5に信号を出力する。
【0033】実際上、乗員が所望温度に選択したスライ
ダ3からの出力信号は、比較器モジュール16のインプ
ット(例えば、 非変換インプット)の1つに送られる。上
記比較器モジュール16の他のインプットははセンサー
ユニット10にある環境センサー13からの出力信号が
入力される。このようにして得られた偏差信号は、第1
に+/-信号検出モジュール17に出力されると共に、第
2にレジスタ14の動作を制御するモジュール18に出
力される。モジュール18からの出力信号により、セン
サーユニット10の内部のモデル環境を空調状態とし、
自動車の乗員室内でなされる空調動作をシュミレートす
る。
ダ3からの出力信号は、比較器モジュール16のインプ
ット(例えば、 非変換インプット)の1つに送られる。上
記比較器モジュール16の他のインプットははセンサー
ユニット10にある環境センサー13からの出力信号が
入力される。このようにして得られた偏差信号は、第1
に+/-信号検出モジュール17に出力されると共に、第
2にレジスタ14の動作を制御するモジュール18に出
力される。モジュール18からの出力信号により、セン
サーユニット10の内部のモデル環境を空調状態とし、
自動車の乗員室内でなされる空調動作をシュミレートす
る。
【0034】モジュール18により発生する信号、言い
換えると、レジスタ14を駆動する信号は、通常、積分
あるいは計算機能を備えた別の検出モジュール19に出
力される。該検出モジュール19は、そのアウトプット
より2乗モジュール20に信号を出力し、 該モジュール
20で処理した後、 空調システム2のインプット5へ信
号を出力している。
換えると、レジスタ14を駆動する信号は、通常、積分
あるいは計算機能を備えた別の検出モジュール19に出
力される。該検出モジュール19は、そのアウトプット
より2乗モジュール20に信号を出力し、 該モジュール
20で処理した後、 空調システム2のインプット5へ信
号を出力している。
【0035】上記モジュール16,17,18,19及び
20によって為される処理作用は、アナログ信号で作用
する分離した電気構成部品等によって、あるいは、好ま
しいと見なされる場合には、空調システム2の制御モジ
ュールと一体化されたマイクロプロセッセー等の処理モ
ジュールによるデジタル化された信号の処理とによっ
て、回路自体のレベルで行っても良いことは言うまでも
ない。
20によって為される処理作用は、アナログ信号で作用
する分離した電気構成部品等によって、あるいは、好ま
しいと見なされる場合には、空調システム2の制御モジ
ュールと一体化されたマイクロプロセッセー等の処理モ
ジュールによるデジタル化された信号の処理とによっ
て、回路自体のレベルで行っても良いことは言うまでも
ない。
【0036】上記検出モジュール19は通常レジスタ1
4と共にモジュール18によって動作されるカウンタか
らなり、該カウンタは、センサーユニット10のモデル
環境内の空調動作を行うためにレジスタ14にとって必
要とされた作動時間(および連続的なインターバル)を検
出して、該検出信号をモジュール20へのアウトプット
側に与えるようにしている。
4と共にモジュール18によって動作されるカウンタか
らなり、該カウンタは、センサーユニット10のモデル
環境内の空調動作を行うためにレジスタ14にとって必
要とされた作動時間(および連続的なインターバル)を検
出して、該検出信号をモジュール20へのアウトプット
側に与えるようにしている。
【0037】例えば、 駐車している自動車1において、
センサーユニット10のモデル環境内部、即ち、乗員室
内の温度が15°であったとする。乗員が自動車に乗車
し、この温度が非常に低いと見なし、スライダ3で20
°の温度をセットして空調を動作する。比較器モジュー
ル16のアウトプットには、スライダ3のセット温度2
0°とセンサー13の測定温度15°との間に存在する
偏差を示す信号が生じる。この5°の偏差を示す信号
は、モジュール18に出力され、該モジュール18より
レジスタ14に出力される。レジスタ14は加熱され、
センサーユニット10のモデル環境の内部を加熱する。 もし、レジスタ14が損傷があり、要求された加熱動作
を行わないならば、センサー14aはモジュール18に
対応する信号をおくる。モジュール18は空調システム
2のインプット5に警告信号を送り、あるいは機器パネ
ル上の警告ランプで乗員に警告を発生し、センサーユニ
ット10が動作していないことを知らせる。
センサーユニット10のモデル環境内部、即ち、乗員室
内の温度が15°であったとする。乗員が自動車に乗車
し、この温度が非常に低いと見なし、スライダ3で20
°の温度をセットして空調を動作する。比較器モジュー
ル16のアウトプットには、スライダ3のセット温度2
0°とセンサー13の測定温度15°との間に存在する
偏差を示す信号が生じる。この5°の偏差を示す信号
は、モジュール18に出力され、該モジュール18より
レジスタ14に出力される。レジスタ14は加熱され、
センサーユニット10のモデル環境の内部を加熱する。 もし、レジスタ14が損傷があり、要求された加熱動作
を行わないならば、センサー14aはモジュール18に
対応する信号をおくる。モジュール18は空調システム
2のインプット5に警告信号を送り、あるいは機器パネ
ル上の警告ランプで乗員に警告を発生し、センサーユニ
ット10が動作していないことを知らせる。
【0038】レジスタ14が正常に動作している時、モ
デル環境がレジスタ14により加熱される状態が、通常
センサーユニット10内部のモデル環境が非常に小さい
スペースであるため、非常に短時間継続し、センサーユ
ニット10の環境温度が所望の20度に達するまでなさ
れる。言い換えると、比較器モジュール16にインプッ
トされる2つの信号の間の偏差が無くなるまで継続す
る。
デル環境がレジスタ14により加熱される状態が、通常
センサーユニット10内部のモデル環境が非常に小さい
スペースであるため、非常に短時間継続し、センサーユ
ニット10の環境温度が所望の20度に達するまでなさ
れる。言い換えると、比較器モジュール16にインプッ
トされる2つの信号の間の偏差が無くなるまで継続す
る。
【0039】上記したように、カウンタあるいはタイマ
からなるモジュール19は、レジスタ14が所望の空調
効果を達成するために動作されている期間を特定する信
号を検出する。
からなるモジュール19は、レジスタ14が所望の空調
効果を達成するために動作されている期間を特定する信
号を検出する。
【0040】空調動作の持続期間は外部環境状態によっ
て影響を受ける。 もし、運転者が非常に暑い領域、例え
ば、影の位置から太陽に照らされた位置へ移動した場
合、センサーユニット10の内部環境は外部の太陽光線
によって加熱されるので、空調動作はより速く為され
る。逆に、もし、自動車が、例えば、閉鎖された場所か
ら太陽光線に照射されない外部で、むしろ温度が低い領
域に移動した場合、空調動作は通常より長くなる。
て影響を受ける。 もし、運転者が非常に暑い領域、例え
ば、影の位置から太陽に照らされた位置へ移動した場
合、センサーユニット10の内部環境は外部の太陽光線
によって加熱されるので、空調動作はより速く為され
る。逆に、もし、自動車が、例えば、閉鎖された場所か
ら太陽光線に照射されない外部で、むしろ温度が低い領
域に移動した場合、空調動作は通常より長くなる。
【0041】いぞれの場合においても、センサーユニッ
ト10内の環境の空調を達成するために必要な時間は、
自動車の乗員室内の空調を達成する時間より短いものと
なる。乗員室内はセンサーユニット10の内部の環境よ
り大きな容積を有し、例えば,センサーユニット10が
自動車の1/100モデルであれば、106となる。か
つ、相当に広い表面を備えたガラス張される開口を有し
ている。(尚、 自動車1の寸法とセンサーユニット10
の寸法との間の関係については2乗法に従っている。)
ト10内の環境の空調を達成するために必要な時間は、
自動車の乗員室内の空調を達成する時間より短いものと
なる。乗員室内はセンサーユニット10の内部の環境よ
り大きな容積を有し、例えば,センサーユニット10が
自動車の1/100モデルであれば、106となる。か
つ、相当に広い表面を備えたガラス張される開口を有し
ている。(尚、 自動車1の寸法とセンサーユニット10
の寸法との間の関係については2乗法に従っている。)
【0042】いずれの場合においても、検出モジュール
19によって検出される信号は、必要とされる空調動
作、一般的には、所望の空調を達成するために自動車の
乗員室内に移送されるエネルギー量の最適範囲の指示と
なる。
19によって検出される信号は、必要とされる空調動
作、一般的には、所望の空調を達成するために自動車の
乗員室内に移送されるエネルギー量の最適範囲の指示と
なる。
【0043】上記した全ては、予め基準を得るためにな
すもので、センサーユニット10の内部環境の空調は、
自動車の乗員室内の空調を達成するに必要な時間より短
い時間で為される。
すもので、センサーユニット10の内部環境の空調は、
自動車の乗員室内の空調を達成するに必要な時間より短
い時間で為される。
【0044】上記検出モジュール19より生じる信号
は、空調システムの作用を制御するための好ましい要因
となる。この信号は当然のことながら、より確実かつ正
確にセンサーユニット10が自動車の特徴、特に、その
乗員室内の特徴を再生しているものである程、上記信号
は精度の高いものとなる。よって、例えば、太陽光線が
透過する透明な表面等の問題となる領域から離れてセン
サーユニット10を設置すること、及び、乗員室内の全
体的な温度の動きについて重要な役割を果たすため他の
要因、例えば、シートカバーやドアトリムの材料、ドア
の内部および自動車の両側が絶縁されているか否か等の
要因も考慮することが重要である。
は、空調システムの作用を制御するための好ましい要因
となる。この信号は当然のことながら、より確実かつ正
確にセンサーユニット10が自動車の特徴、特に、その
乗員室内の特徴を再生しているものである程、上記信号
は精度の高いものとなる。よって、例えば、太陽光線が
透過する透明な表面等の問題となる領域から離れてセン
サーユニット10を設置すること、及び、乗員室内の全
体的な温度の動きについて重要な役割を果たすため他の
要因、例えば、シートカバーやドアトリムの材料、ドア
の内部および自動車の両側が絶縁されているか否か等の
要因も考慮することが重要である。
【0045】上記した全ての要因は、センサーユニット
10の配置が決定された時、経験的な裏付けに基づい
て、一度にかつ全体的に規定することが容易に出来る。
当然のことながら、モジュール20で用いる処理方法に
おいて、上記した要因を考慮することも可能である。
10の配置が決定された時、経験的な裏付けに基づい
て、一度にかつ全体的に規定することが容易に出来る。
当然のことながら、モジュール20で用いる処理方法に
おいて、上記した要因を考慮することも可能である。
【0046】上述したように、特に簡単な処理方法の1
つとして、モジュール20は2乗法則で出力を発生して
おり、自動車の乗員室内が外部と主としてガラス張りさ
れた表面を通す照射によって熱を交換する事実を考慮し
ており、上記ガラス張りの表面のサイズ(及びここでは
照射の強さ)は自動車1とセンサーユニット10によっ
て再現されるその実物大模型との間の寸法比率の関係に
ついて、2乗法則に応じて変換している。
つとして、モジュール20は2乗法則で出力を発生して
おり、自動車の乗員室内が外部と主としてガラス張りさ
れた表面を通す照射によって熱を交換する事実を考慮し
ており、上記ガラス張りの表面のサイズ(及びここでは
照射の強さ)は自動車1とセンサーユニット10によっ
て再現されるその実物大模型との間の寸法比率の関係に
ついて、2乗法則に応じて変換している。
【0047】上記した温度制御は、レジスタ14の代わ
りに、レジスタ14と接続した冷却部品(例えば、 ペリ
テイア・セル等)を用いると、 乗員がスライダ3をセッ
トしてセンサー13(およびセンサー4)で測定されるよ
りも低い温度を設定した場合に、上記制御動作と実質的
に同様で、かつ、デュアル態様で、 再現される。
りに、レジスタ14と接続した冷却部品(例えば、 ペリ
テイア・セル等)を用いると、 乗員がスライダ3をセッ
トしてセンサー13(およびセンサー4)で測定されるよ
りも低い温度を設定した場合に、上記制御動作と実質的
に同様で、かつ、デュアル態様で、 再現される。
【0048】上記例において、乗員室内とセンサーユニ
ット10の両方の環境温度がどちらも25°である時、
乗員がスライダ3を所望の温度20°にセットしたと仮
定する。この場合、比較器モジュール16のアウトプッ
トには、5°の温度差異を示す偏差信号が生じると共
に、この時はマイナス・サインを伴う。この信号は+/-
サイン検出モジュール17に出力される。モジュール1
7は、乗員がスライダ3を選択して示した所望の温度変
化がマイナス・サインであることを検知した時、比較器
モジュール16の非変換インプットに、所望の大きさ
で、しかしながら反対の方向に、温度変化に対応する温
度基準信号を入力する。
ット10の両方の環境温度がどちらも25°である時、
乗員がスライダ3を所望の温度20°にセットしたと仮
定する。この場合、比較器モジュール16のアウトプッ
トには、5°の温度差異を示す偏差信号が生じると共
に、この時はマイナス・サインを伴う。この信号は+/-
サイン検出モジュール17に出力される。モジュール1
7は、乗員がスライダ3を選択して示した所望の温度変
化がマイナス・サインであることを検知した時、比較器
モジュール16の非変換インプットに、所望の大きさ
で、しかしながら反対の方向に、温度変化に対応する温
度基準信号を入力する。
【0049】実際上、上記したように、センサー13が
温度25°を検出し、スライダ3で温度20°が選択さ
れたならば、+/-サイン検出モジュール17は比較器モ
ジュール16の非変換インプット上に所望の温度20°
に対応する基準信号を入力する。
温度25°を検出し、スライダ3で温度20°が選択さ
れたならば、+/-サイン検出モジュール17は比較器モ
ジュール16の非変換インプット上に所望の温度20°
に対応する基準信号を入力する。
【0050】センサーユニット10の内部環境を空調す
る工程は上述と同様の方法に従って、非常に短時間でな
され、検出モジュール19のアウトプットに、センサー
ユニット10の内部環境の空調に使われるエネルギー量
を示す信号を生じ、 該信号より、所望の温度条件(しかし
反対方向に)とするためのエネルギーの変換量を求める
ことが出来る。
る工程は上述と同様の方法に従って、非常に短時間でな
され、検出モジュール19のアウトプットに、センサー
ユニット10の内部環境の空調に使われるエネルギー量
を示す信号を生じ、 該信号より、所望の温度条件(しかし
反対方向に)とするためのエネルギーの変換量を求める
ことが出来る。
【0051】上記検出モジュール19のアウトプットの
信号は、モジュール20に対して、望ましい空調状態を
得るために自動車の乗員室内から移送する必要があるエ
ネルギーの量を指示する信号として出力される。また、
該モジュール20には、+/-サインモジュール17から
信号が出力され、検出モジュール19から受ける信号を
空調システム2へ出力する際に考慮しなければならない
事実、 即ち、 マイナス側の反対方向であること指示する
信号をモジュール17より受ける。
信号は、モジュール20に対して、望ましい空調状態を
得るために自動車の乗員室内から移送する必要があるエ
ネルギーの量を指示する信号として出力される。また、
該モジュール20には、+/-サインモジュール17から
信号が出力され、検出モジュール19から受ける信号を
空調システム2へ出力する際に考慮しなければならない
事実、 即ち、 マイナス側の反対方向であること指示する
信号をモジュール17より受ける。
【0052】上述したように、センサーユニット10の
内部環境から、あるいは内部環境へ移送するエネルギー
の量は、加熱あるいは冷却のための移送の方向に関係な
く、実質的に同一であるため、小さい温度変化にとっ
て、近似したモデルからなるセンサーユニットは有効な
ものとなる。いずれにしても、空調時の方向に応じて必
要とされるエネルギーの量が正確に同等でない場合に
は、モジュール20での処理作用において経験的な基礎
にもとずいて考慮するようにしても良い。
内部環境から、あるいは内部環境へ移送するエネルギー
の量は、加熱あるいは冷却のための移送の方向に関係な
く、実質的に同一であるため、小さい温度変化にとっ
て、近似したモデルからなるセンサーユニットは有効な
ものとなる。いずれにしても、空調時の方向に応じて必
要とされるエネルギーの量が正確に同等でない場合に
は、モジュール20での処理作用において経験的な基礎
にもとずいて考慮するようにしても良い。
【0053】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の原理と同一で、かつ、本発明の特許請求の範囲か
ら逸脱しない限り、具体的な構造等の詳細は、上記記載
および図示の範囲から変更出来るものである。
発明の原理と同一で、かつ、本発明の特許請求の範囲か
ら逸脱しない限り、具体的な構造等の詳細は、上記記載
および図示の範囲から変更出来るものである。
【図1】 本発明に係わるセンサーユニットが適用され
た空調システムを備えて自動車の構造を概略的に示す斜
視図である。
た空調システムを備えて自動車の構造を概略的に示す斜
視図である。
【図2】 本発明に係わるセンサーユニットの特徴を詳
細に示す一部破断斜視図である。
細に示す一部破断斜視図である。
【図3】 空調システムの関係の範囲内でのセンサーユ
ニットの電気的接続状態を示すブロック図である。
ニットの電気的接続状態を示すブロック図である。
1 車両 2 空調システム 4 センサー 5 インプット 10 センサーユニット 13 環境センサー 14 エネルギー交換手段(レジスタ) 16,17,18,19,20 モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャンフランコ・サロッティ イタリア10051アビリアーナ(トリノ)、 ラルゴ・ベアト・ウンベルト4番 (72)発明者 ファビオ・ミングリーノ イタリア10137トリノ、コルソ・ジォバン ニ・アニェッリ130番
Claims (13)
- 【請求項1】 車両の外部環境状態を指示する少なくと
も1つの制御信号に応じて、選択的に変わる駆動力で動
作して、車両の乗員室内の空調を制御する空調システム
(2)を備えた車両用空調装置に用いるもので、 車両(1)の乗客室のモデル環境を備え、 該モデル環境が
空調されるようにしたセンサーユニット(10)のケース
と、 上記モデル環境内に配置され、該モデル環境内の環境状
態を少なくとも1つの指示信号として発生させるセンサ
ー(13)と、 上記モデル環境内に配置され、上記センサー(13)から
の信号に応じて選択的に動作されて、モデル環境とエネ
ルギーを変換してモデル環境の空調を行うエネルギー交
換手段(14)と、 上記モデル環境の空調を制御するために上記エネルギー
交換手段(14)によりなされるエネルギー交換量の検出
を行うと共に交換エネルギー量を指示する信号を発生
し、該信号が上記空調システムの少なくとも1つの制御
信号を発生させるようにした検出モジュール(19)とを
備えていることを特徴とする車両用空調装置に用いるセ
ンサーユニット。 - 【請求項2】 上記センサーユニットのケースが実質的
に車両の小形モデルからなることを特徴とする請求項1
記載のセンサーユニット。 - 【請求項3】 上記ケースは実質的に1/50から1/
100の大きさとした車両のモデルからなる請求項2記
載のセンサーユニット。 - 【請求項4】 上記ケースは車両の外部に面する位置に
取り付けられることを特徴とする前記請求項のいずれか
1項に記載のセンサーユニット。 - 【請求項5】 上記ケースは車両のルーフ上に設置して
いる請求項4記載のセンサーユニット。 - 【請求項6】 上記エネルギー交換手段(14)は、 モデ
ル環境の内部に配置されたセンサーとしても作用させる
ことを特徴とする請求項1から4に記載のセンサーユニ
ット。 - 【請求項7】 上記センサー(13)は本質的に熱センサ
ーユニットであることを特徴とする請求項1から5のい
ずれか1項に記載のセンサーユニット。 - 【請求項8】 上記エネルギー交換手段(14)は加熱手
段である請求項1から6のいずれか1項に記載のセンサ
ーユニット。 - 【請求項9】 熱分離手段を構成するバッフル(100)
が上記センサー(13)とエネルギー交換手段(14)の間
に配置され、エネルギー交換手段(14)とセンサー(1
3)の間の直接的な熱交換を防止する構成としている請
求項1記載のセンサーユニット。 - 【請求項10】 上記モデル環境の空調がモデル環境に
対するエネルギーの付加あるいは除去によりなされるか
否かを決めるためのモジュール(16)と、エネルギー交
換手段を駆動するモジュール(17)とを備え、 要求されるエネルギー交換がモデル環境からのエネルギ
ーの除去を含むことを検出すると、モデル環境へのエネ
ルギーの付加を行うエネルギー交換手段を駆動してエネ
ルギー付加と反対方向に同一程度の空調動作を発生させ
ると共に、検出モジュール(19)によって検出される信
号に対して空調システム(2)のインプット(5)に与える
方向を指示する 構成としている請求項1から8のいずれか1項に記載の
センサーユニット。 - 【請求項11】 上記センサーユニットは、 空調システ
ム(2)と連結された環境センサーユニットのみを構成し
ていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1
項に記載のセンサーユニット。 - 【請求項12】 空調システム(2)は、車両の乗員室内
に配置された少なくとも1つの他のセンサー(4)と連結
されていることを特徴とする請求項1から10のいずれ
か1項に記載のセンサーユニット。 - 【請求項13】 上記エネルギー交換手段(14)は、 エ
ネルギー交換手段の作用が為されていないことを検出す
る別のセンサー手段に連結されていることを特徴とする
請求項1記載のセンサーユニット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT91A000615 | 1991-07-31 | ||
ITTO910615A IT1250834B (it) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | Sonda per impianti di climatizzazione per veicoli. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699721A true JPH0699721A (ja) | 1994-04-12 |
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Family
ID=11409541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20356692A Expired - Fee Related JP3260833B2 (ja) | 1991-07-31 | 1992-07-30 | 車両用空調装置に用いるセンサーユニット |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5234049A (ja) |
EP (1) | EP0526426B1 (ja) |
JP (1) | JP3260833B2 (ja) |
BR (1) | BR9203059A (ja) |
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IT (1) | IT1250834B (ja) |
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---|---|---|---|---|
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US5937940A (en) * | 1993-06-30 | 1999-08-17 | Ford Global Technologies, Inc. | Method and system for predicting air discharge temperature in a control system which controls an automotive HVAC system |
US6084228A (en) * | 1998-11-09 | 2000-07-04 | Control Devices, Inc. | Dual zone solar sensor |
WO2001007844A1 (de) * | 1999-07-22 | 2001-02-01 | Fraunhofer Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Behaglichkeitssensor |
DE10035510A1 (de) * | 2000-07-21 | 2002-01-31 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zur Belüftungsreglung |
US20040217258A1 (en) * | 2003-04-30 | 2004-11-04 | Clugston P. Edward | Solar sensor including reflective element to transform the angular response |
US7496768B2 (en) | 2003-10-24 | 2009-02-24 | Microsoft Corporation | Providing secure input and output to a trusted agent in a system with a high-assurance execution environment |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2146604A (en) * | 1931-02-02 | 1939-02-07 | Honeywell Regulator Co | Thermostatic controlled device |
US2176002A (en) * | 1936-04-15 | 1939-10-10 | Irving C Jennings | Heat control apparatus |
US2168178A (en) * | 1936-10-22 | 1939-08-01 | Gen Electric | Temperature control system |
US4441405A (en) * | 1981-03-12 | 1984-04-10 | Nissan Motor Company, Limited | Solar radiation heat influx sensor for an automotive vehicle |
DK170450B1 (da) * | 1986-12-12 | 1995-09-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Termisk følesystem |
-
1991
- 1991-07-31 IT ITTO910615A patent/IT1250834B/it active IP Right Grant
-
1992
- 1992-07-21 EP EP92830398A patent/EP0526426B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-07-21 DE DE69206710T patent/DE69206710T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-24 US US07/920,107 patent/US5234049A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-07-30 BR BR929203059A patent/BR9203059A/pt not_active IP Right Cessation
- 1992-07-30 JP JP20356692A patent/JP3260833B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
ITTO910615A0 (it) | 1991-07-31 |
EP0526426B1 (en) | 1995-12-13 |
US5234049A (en) | 1993-08-10 |
EP0526426A1 (en) | 1993-02-03 |
BR9203059A (pt) | 1993-03-30 |
JP3260833B2 (ja) | 2002-02-25 |
IT1250834B (it) | 1995-04-21 |
ITTO910615A1 (it) | 1993-01-31 |
DE69206710D1 (de) | 1996-01-25 |
DE69206710T2 (de) | 1996-05-09 |
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