JPH069956B2 - アンチスキツド制御方法 - Google Patents

アンチスキツド制御方法

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JPH069956B2
JPH069956B2 JP61122732A JP12273286A JPH069956B2 JP H069956 B2 JPH069956 B2 JP H069956B2 JP 61122732 A JP61122732 A JP 61122732A JP 12273286 A JP12273286 A JP 12273286A JP H069956 B2 JPH069956 B2 JP H069956B2
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JP
Japan
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wheel
braking
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hydraulic pressure
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JPS62279157A (ja
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修 藤下
洋二 高松
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両の制動時に車輪がロックされて車体がス
キッドするのを防止するアンチスキッド制御方法に関す
るものである。
(従来の技術) 雨で濡れた路面などすべり易い路面で制動をかけたり、
通常の路面でも急制動をかけたりすると、車輪がロック
され、その状態で車輪がスリップすることにより車輪と
路面との摩擦係数が急激に低下し、その結果車体が何等
かの外乱で偏向する、いわゆるスキッドを生ずることに
なる。特に後輪のみがロックした場合にはスピンしてし
まうことがあり、危険性が高かった。しかるに、制動時
には重心が前方に移動し、後輪に加わる荷重が減少する
ため、この後輪と路面との粘着力が低下してロックされ
易い状態となるのである。
これを防止するため、プロポーショニング・バルブ等を
用いて制動力が一定以上になると、後車輪における制動
力の増加割合が前車輪に比べて小さくなるようにしたも
のが従来から知られている。即ち、前車輪のホイールシ
リンダにはマスターシリンダの油圧をそのまま供給し、
後車輪のホイールシリンダには、プロポーショニング・
バルブを介して油圧を供給することにより、マスターシ
リンダ側の油圧の増加割合よりも増加割合の小さい油圧
を供給するようにしたものが知られている。
さらに、制動時における前輪と後輪あるいは4つの車輪
の回転状態を検出し、それぞれの車輪でロック状態を生
じる前に自動的に制動油圧を緩和し、車輪のロックを未
然に防止するようにしたものも知られている。例えば、
実開昭60−29762号公報には、後輪の回転状態を
検知し、エンジン駆動の油圧ポンプにて発生されたパワ
ー油圧をレギュレータ弁にてマスターシリンダの油圧に
応じた値に調圧し、このパワー油圧とマスターシリンダ
の油圧をアクチュエータに供給し、このアクチュエータ
において、前記後輪の回転状態を入力されたコンピュー
タ制御装置にて給排弁を制御し、この給排弁を介して前
記パワー油圧を制動油圧調整ピストンに対して給排する
ことによよって、後輪の回転状態に応じて後輪に対する
制動油圧を制御するようにしたものが開示されている。
また同様に、第3図及び第4図に示すように、各車輪1
1の回転状態を車輪速度センサ12にて検知してコンピ
ュータ制御装置13に入力し、マスターシリンダ14か
らの油圧をアクチュエータ15を介して各車輪11のホ
イールシリンダ16に供給し、前記アスチュエータ15
に対してはパワーユニット17の油圧ポンプ18からの
油圧を前記制御装置13にて制御される供給弁19及び
排出弁20を介して給排するように構成し、車輪11の
速度や減速度から前記制御装置13にて車輪11のロッ
クの可能性を判断し、必要とあれば供給弁19、排出弁
20にてアクチュエータ15を作動させ、制動油圧を緩
和してロックの発生を防止するようにしたものも知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) このように、従来のアンチスキッド制御においては、車
輪の回転状態だけを情報として取り込んで制御を行って
いる。しかし、それだけでは制動性能と操縦安定性を両
立するのが困難であり、どちらかの性能を犠牲にしなけ
ればならあいという問題がある。即ち、制動性能を高め
るため、車輪の回転状態が殆ど停止状態になるまで制動
油圧を緩和しないように設定しておくと、旋回時等、ハ
ンドルの操舵角が大きい場合にはスキッドを生じる虞れ
があり、操縦安定性が犠牲になる。逆に、これを防止す
るため車輪がロックされにくい状態から制動油圧を緩和
すると制動性能が悪くなるという問題がある。
本発明は上記問題点を解消することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、制動時における車輪の回転状態を検知して、
車輪回転の減速度が所定値以上になると制動力の制御を
開始して、車輪がロックされて車体がスキッドするのを
防止するアンチスキッド制御方法において、操舵角を検
知し、制動力の制御を開始する際の前記減速度の所定値
を、操舵角が所定角以上の場合に、操舵角が所定角未満
の場合のそれよりも低く設定したことを特徴とする。
(作用) 本発明は操舵角を検知し、制動力の制御を開始する際の
車輪回転減速度の所定値を、操舵角が所定角以上の場合
に、操舵角が所定角未満の場合のそれよりも低く設定し
ているので、車輪の回転状態だけでなく、ハンドルの操
舵角も情報として取り入れてアンチスキッド制御を行う
ことができる。即ち、ハンドルの操舵角が一定角度未満
の状態では制動性能を確保した制動方法とし、ハンドル
の操舵角が一定角度以上のときには車輪が良くロックさ
れにくい状態から制動力を緩和して旋回性能等の操縦安
定性を確保する制御方法とすることができ、制動性能と
操縦安定性を両立することができるのである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について、第1図及び第2図に
基づいて説明する。
第1図において、1a、1bは自動車の前輪、2a、2
bは後輪であり、それぞれ車輪の回転を検出する車輪速
度センサー3が配設され、その検出信号がコンピュータ
制御装置4にそれぞれ入力されている。また、ハンドル
と操舵角が舵角センサー5から前記制御装置4に入力さ
れている。
制御装置4から出力される制御信号は、第3図及び第4
図に示した従来例と同様に、アクチュエータの供給弁や
排出弁のソレノイドに入力され、マスターシリンダから
の制動油圧を制御して各車輪のホイールシリンダに供給
するように構成されている。なお、上記アクチュエータ
等の構成は第3図及び第4図のものを援用して詳細説明
は省略する。
前記制御装置4は、基本制御ルーチンとして、従来と同
様に、車輪速度センサーの検出信号から車輪速度を算出
し、その値の変化とコンピュータが記憶している条件と
を比較して車輪がロックしそうかどうかを判断し、ロッ
クしそうになると制動油圧を減圧し、速度が回復してく
ると増圧する指令をアクチュエータに送るようにした制
御ルーチンを備えている。さらに、この制御装置4にお
いては、舵角センサー5の信号からハンドルの操舵角が
θ゜以上かどうかを判断し、θ゜未満の場合は前記車輪
速度センサー5から入力された車輪速度から演算した減
速度が所定値X以上になると、前記制御ルーチンに移行
し、操舵角がθ゜以上の場合は、前記減速度が前記所定
値よりも小さいX−ΔX以上になると、前記制御ルーチ
ンに移行するように構成されている。
次に、動作を第2図により説明すると、制動を開始して
ブレーキスイッチがオンすると、ます舵角センサー5か
らの信号に基づいて操舵角がθ゜以上がどうか判断す
る。操舵角がθ゜未満で自動車が直進状態に近い場合
は、各車輪についてその車輪速度センサー5からの信号
に基づいて演算された車輪の減速度が予め記憶されてい
る所定値X以上かどうかを判断する。減速度がX以上で
あると、車輪速度に応じてホイールシリンダへの制動油
圧を制御する制御ルーチンに移行する。所定値X未満と
場合は、通常の制動状態を維持するとともに、前記操舵
角の判定に戻る。一方、操舵角がθ゜以上で自動車が旋
回状態のときには、車輪の減速度が前記直進の場合より
も小さい所定値X−ΔX以上かどうかを判断する。減速
度がX−ΔX以上であると、上記と同様に車輪速度に応
じてホイールシリンダへの制動油圧を制御する制御ルー
チンに移行し、所定値X−ΔX未満の場合は、通常の制
動状態を維持するとともに前記舵角の判定に戻るのであ
る。このように、旋回状態にあるときには、より小さい
減速度で制御ルーチンに移行し、車輪の速度に応じて制
動油圧を緩和することによって、旋回時の車輪のロック
を確実に防止して操縦安定性を確保することができるの
である。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々に変形して実施することができる。例えば、上記実施
例では4つの車輪についてそれぞれ独立して制御するも
のを例示したが、前輪は独立制御で後輪は同時制御の3
系統の制御を行うようにしても、さらに後輪のみを制御
するようにしてもよい。また、制御ルーチンに移行する
やどうかの判断を操舵角と車輪の減速度で行うようにし
たものを例示したが、車輪の速度も判断要素に加えるこ
ともでき、さらに制御ルーチンに移行するかどうかでは
なく、制御ルーチンにおける制御条件自体を操舵角に応
じて設定するようにすることもできる。
(発明の効果) 本発明のアンチスキッド制御方法によれば、操舵角を検
知し、その操舵角が大きい場合に、車輪がよりロックさ
れにくい回転状態において前記制動力の制御を開始する
ようにしているので、ハンドルの操舵角が一定角度未満
の状態では制動性能を確保した制動方法とし、ハンドル
の操舵角が一定角度以上のときには車輪がよりロックさ
れにくい状態から制動力を緩和して旋回性能等の操縦安
定性を確保する制御方法とすることができ、制動性能と
操縦安定性を両立することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示し、第1図は
要部の概略構成図、第2図は制御過程の要部のフローチ
ャート、第3図及び第4図は従来例を示し、第3図は概
略構成図、第4図は要部の具体構成図である。 3…………車輪速度センサー 4…………制御装置 5…………舵角センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制動時における車輪の回転状態を検知し
    て、車輪回転の減速度が所定値以上になると制動力の制
    御を開始して、車輪がロックされて車体がスキッドする
    のを防止するアンチスキッド制御方法において、操舵角
    を検知し、制動力の制御を開始する際の前記減速度の所
    定値を、操舵角が所定角以上の場合に、操舵角が所定角
    未満の場合のそれよりも低く設定したことを特徴とする
    アンチスキッド制御方法。
JP61122732A 1986-05-28 1986-05-28 アンチスキツド制御方法 Expired - Fee Related JPH069956B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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BE794514A (fr) * 1972-02-08 1973-05-16 Citroen Sa Perfectionnements apportes aux dispositifs de commande de freinage d'un vehicule
JPS6144531Y2 (ja) * 1980-07-04 1986-12-15
JPS5833562A (ja) * 1982-02-18 1983-02-26 Honda Motor Co Ltd アンチロツク制動装置
JPS59155264U (ja) * 1983-04-05 1984-10-18 三菱自動車工業株式会社 アンチスキツドブレ−キ装置

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