JPH0699471B2 - 新規ペプチド誘導体 - Google Patents

新規ペプチド誘導体

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JPH0699471B2
JPH0699471B2 JP3631390A JP3631390A JPH0699471B2 JP H0699471 B2 JPH0699471 B2 JP H0699471B2 JP 3631390 A JP3631390 A JP 3631390A JP 3631390 A JP3631390 A JP 3631390A JP H0699471 B2 JPH0699471 B2 JP H0699471B2
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明浩 安田
勝義 原
邦男 岩田
昇 古川
睦佳 松下
啓彰 発
惟毅 阿南
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07K5/04Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
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    • C07K5/06139Dipeptides with the first amino acid being heterocyclic
    • C07K5/06147Dipeptides with the first amino acid being heterocyclic and His-amino acid; Derivatives thereof
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品とりわけ、TRH(サイロトロピン放出
ホルモン)又はその誘導体に較べて、体温上昇作用、自
発運動亢進作用、同側性反射上昇作用等の中枢神経賦活
作用に於てより強い活性を示す中枢神経障害治療薬とし
て有用な一般式〔I〕で示されるペプチド誘導体または
その酸付加塩に関する。
(式中、R1およびR2は、同一または相違してもよく、水
素原子または低級アルキル基を、R3およびR4は、同一ま
たは相違してもよく、水素原子、低級アルキル基、フェ
ニル基、またはR3とR4が一緒になって炭素原子数2乃至
7のアルキレン基を、R5およびR6は、同一または相違し
てもよく、水素原子または低級アルキル基を意味し、X
は、−NH−、−O−または−CH2−を、Yは、−CH2−ま
たは−S−を意味し、mおよびnは、0または1の整数
を意味する。ただし、Xが−NH−または−O−の場合、
mは1であり、かつ、R1、R2、R3およびR4が同時に水素
原子であることはない) 〔従来の技術〕 本発明の目的化合物〔I〕に関連する化合物としては、
TRH(サイロトロピン放出ホルモン)と称するL−ピロ
グルタミル−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド(pG
lu-His-Pro-NH2)が知られている。TRHは、従来知られ
ているTSH(サイロトロピン:甲状腺刺激ホルモン)放
出活性のほかに、脳機能障害に起因する意識障害の治療
薬として有用であることが判っている。しかしながら、
TRHは、生体内で安定性に乏しく、ピログルタミルペプ
チダーゼやTRHアミダーゼ等の酵素により分解され(医
学のあゆみ、第134巻、第4号、252頁)短時間で失活す
る為、その使用に際しては頻回投与を必要とし、その結
果TSHを過剰に分泌する等の欠点を有する。こうしたTRH
の欠点を改善する為、一方では副作用としてのTSH分泌
活性を減少させると共に、覚醒促進作用、抗レセルピン
作用(体温上昇作用)、自発運動増加作用、脊随反射上
昇作用(同側性反射上昇作用)、ドーパミン作用増強作
用、麻酔拮抗作用等の中枢神経賦活作用がTRHに較べて
強く、かつその作用持続性に於てより優れたTRH誘導体
の研究が各方面で行われており、例えば、下記に示すよ
うな報告がなされている。
特開昭52-116465号公報 特開昭61- 33197号公報 特開昭62- 22797号公報 特開昭54- 76585号公報 特開昭60-172996号公報 特開昭52-125166号公報 特開昭61-145121号公報 特開昭59-225182号公報 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、こうしたTRHの欠点を改善するために創案さ
れたものであり、TRHは勿論、その他公知のTRH誘導体に
較べても、より強い中枢賦活作用と持続作用を有する中
枢神経障害治療薬として有用な新規ペプチド誘導体およ
びその酸付加塩を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば新規ペプチド誘導体およびその酸付加塩
は、下記一般式〔I〕で示される。
(式中、R1およびR2は、同一または相違してもよく、水
素原子または低級アルキル基を、R3およびR4は、同一ま
たは相違してもよく、水素原子、低級アルキル基または
フェニル基、またはR3とR4が一緒になって炭素原子数2
乃至7のアルキレン基を、R5およびR6は、同一または相
違してもよく、水素原子または低級アルキル基を意味
し、Xは、−NH−、−O−または−CH2−を、Yは、−C
H2−または−S−を意味し、mおよびnは、0または1
の整数を意味する。ただし、Xが−NH−または−O−の
場合、mは1であり、かつ、この場合R1、R2、R3および
R4が同時に水素原子であることはない) なかでも好ましいのは下記一般式〔I′〕、または下記
一般式〔I″〕で示される誘導体である。
(式中、Xは、−NH−、または−O−であり、R1〜R6
XおよびYは前記と同意である。ただしR1、R2、R3およ
びR4が同時に水素原子であることはない) (式中、m、n、R1〜R6およびYは前記と同意である) ここで低級アルキル基とは炭素数1乃至5個、好ましく
は1乃至4個の直鎖または分枝状の炭素鎖を意味し、具
体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、
イソプロピル基、sec−ブチル基等である。また、アル
キレン基とは、炭素数2乃至7個、好ましくは2乃至5
個の2価の直鎖脂肪族飽和炭化水素を意味し、具体的に
はエチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペ
ンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基
等であり、隣接する炭素原子と一緒になってスピロシク
ロアルカンを形成する。
TRH誘導体に関しては前述のごとく様々の研究が行われ
ており、TRHのpGlu−部分を 等の複素環に変換した誘導体等が知られている。しかし
ながら、pGlu−部分を本発明の如く下記一般式〔II〕 (R1〜R4、X、m、nは前記と同じである) で示される構造に変換するような試みは従来全くなされ
ていなかった。
本発明は、この点に化学構造上の大きな特徴を有するも
のであり、これによりTRHあるいは公知の誘導体より、
中枢賦活作用に於てより強く、かつ持続性のある薬理効
果を有する新規TRH誘導体を提供し得たものである。
本発明の目的化合物〔I〕は、酸と塩を形成することが
可能であり、塩を形成するための酸としては塩酸、硫酸
等の無機酸、またはクエン酸、酢酸、酒石酸等の有機酸
を挙げることができる。これら塩は本発明に包含される
ものである。
又、本発明の目的化合物〔I〕は少なくとも2個の不斉
炭素原子を有しており、これに基づく立体異性体が存在
するが、本発明の目的化合物は、これら異性体の分離さ
れたもの及びこれらの混合物を包含するものである。
本発明によれば、目的化合物〔I〕またはその酸付加塩
は (A)一般式〔III〕 (但し、R1〜R4、m、nは前記と同じである。X1はイミ
ノ基、保護されたイミノ基、酸素原子またはメチレン基
を表わす)で示される化合物またはその反応性誘導体
と、一般式〔IV〕 (但し、Aはイミノ基または保護されたイミノ基を表わ
し、R5、R6及びYは前記と同じである)で示される化合
物またはその塩とを縮合させるか、 (B)一般式〔V〕 (但し、R1〜R4、X1、m、n、Aは前記と同じである)
で示される化合物、その塩またはその反応性誘導体と、
一般式〔VI〕 (但し、Y、R5、R6は前記と同じである)で示されるア
ミノ酸アミドまたはその塩とを縮合させるか、あるいは (C)一般式〔VII〕 (但し、R1〜R6、X1、m、n、A、Yは前記と同じであ
る)で示される化合物、その塩またはその反応性誘導体
をアミド化し、 (D)上記(A)、(B)または(C)工程で得られた
生成物においてX1及び/またはAが保護されたイミノ基
である場合は、その保護基を除去し、 (E)さらに、所望により生成物をその酸付加塩とする
ことにより製することができる。
本発明の原料化合物〔IV〕〜〔VII〕は遊離塩基又はそ
の塩いずれであっても反応に供することができる。塩と
しては酸付加塩の形で用いるのが望ましく、このような
酸付加塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩などの
無機酸付加塩、トリフルオロ酢酸塩、p−トルエンスル
ホン酸塩などの有機酸付加塩などを用いることができ
る。
又、化合物〔III〕、〔V〕および〔VII〕の反応性誘導
体としては、それぞれの化合物に対応する活性エステル
(例えば、N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、ペ
ンタクロロフェニルエステル、N−ヒドロキシベンゾト
リアゾールエステル)、酸ハライド(例えば酸クロライ
ド)、酸アジド、混酸無水物、イミダゾールアミドなど
を用いることができる。活性エステルは、一旦単離して
からペプチド合成反応に付しても良く、又単離しないで
ペプチド合成反応に付してもよい。更に化合物〔VII〕
の反応性誘導体としては、例えばエステル(エチルエス
テル、メチルエステルなどのアルキルエステル、ベンジ
ルエステルなどのアラルキルエステル等)なども好適に
用いることができる。
一方、上記原料化合物〔III〕、〔IV〕、〔V〕及び〔V
II〕において基X1及び/またはAが保護されたイミノ基
である場合、該イミノ基の保護基としてはペプチド合成
で通常使用される保護基をいずれも用いることができ
る。適当な保護基としては、例えば、ベンジルオキシカ
ルボニル基、ベンジル基、トシル基、tert−ブトキシカ
ルボニル基、2,4−ジニトロフェニル基などが挙げられ
る。
〔反応工程(A)及び(B)〕
化合物〔III〕またはその反応性誘導体と化合物〔IV〕
またはその塩との縮合反応、並びに化合物〔V〕、その
塩またはその反応性誘導体と化合物〔VI〕またはその塩
との縮合反応は、いずれもペプチド合成反応であり、公
知の手法により実施することができる。例えば、化合物
〔III〕と化合物〔IV〕またはその塩との縮合反応、並
びに化合物〔V〕またはその塩と化合物〔VI〕またはそ
の塩との縮合反応は適当な溶媒中、縮合剤の存在下で実
施することができる。縮合剤の適当な例としてはジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド、オキシ塩化リ
ン、三塩化リン、塩化チオニル、塩化オキサリル、トリ
フェニルホスフィン、ヴィルスマイヤー試薬などが挙げ
られる。本縮合反応は−50〜50℃で実施するのが適当で
ある。なお、〔IV〕の化合物の塩を用いる場合は、脱酸
剤の存在下に反応させる。
一方化合物〔III〕の反応性誘導体と化合物〔IV〕また
はその塩との縮合反応及び化合物〔V〕の反応性誘導体
と化合物〔VI〕またはその塩との縮合反応は適当な溶媒
中、脱酸剤の存在下または非存在下に実施できる。脱酸
剤としては、例えば、トリアルキルアミン(トリエチル
アミン、トリメチルアミン等)、N,N−ジアルキルアニ
リン(N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン
等)、ピリジン、N−アルキルモルホリン(N−メチル
モルホリン等)、水酸化アルカリ金属(水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム等)、炭酸アルカリ金属(炭酸カ
リウム等)、炭酸水素アルカリ金属(炭酸水素ナトリウ
ム等)などが挙げられる。本縮合反応は−50〜50℃、特
に−10〜10℃で実施するのが適当である。
反応工程(A)及び(B)で用いられる縮合反応溶媒と
しては、例えば、ジメチルホルムアミド、塩化メチレ
ン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニトリ
ル、酢酸エチル、ピリジン、アセトン、水などを好適に
用いることができる。
〔反応工程(C)〕
化合物〔VII〕、その塩またはその反応性誘導体のアミ
ド化反応はアンモニアまたはアンモニア供与物質と反応
させることによって実施することができる。例えば、化
合物〔VII〕またはその塩のアミド化反応は、アンモニ
アまたはアンモニア供与物質と適当な溶媒中脱水剤の存
在下で好適に実施することができる。脱水剤としては例
えば、前記縮合剤として例示したものをいずれも用いる
ことができる。又、アンモニア供与物質としては、塩化
アンモニウム、炭酸アンモニウムなど、反応液中でアン
モニアを放出する化合物であればいずれも用いることが
できる。アミド化反応は−20〜20℃で実施するのが望ま
しい。適当な溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、テトラヒドロフランなどを挙げる
ことができる。一方化合物〔VII〕またはその塩の反応
性誘導体のアミド化反応は、アンモニアまたはアンモニ
ア供与物質と適当な溶媒中脱酸剤の存在下または非存在
下に実施できる。脱酸剤としては前記反応工程(A)及
び(B)の説明で例示したものをいずれも用いることが
できる。アミド化反応は−20〜20℃で実施するのが望ま
しい。適当な溶媒としては、メタノール、エタノール、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどを挙
げることができる。
〔反応工程(D)〕
上記反応工程(A)、(B)または(C)で得られた生
成物に於てX1及び/またはAが保護されたイミノ基であ
る場合、当該保護基の除去は、保護基の種類に応じ常法
に従って容易に実施する事ができる。例えば、接触還
元、電解還元、酸処理、塩基処理、酸化反応等の手段を
用いて行うことができる。
〔反応工程(E)〕
かくして得られた目的化合物は、必要な場合、常法に従
ってこれを理論量の酸で処理する事により容易に酸付加
塩として得ることができる。
なお、上記の反応において、原料化合物〔III〕〜〔VI
I〕、その中間生成物及び目的化合物はいずれも1〜6
個の不斉炭素を含むが上記本発明方法は原料化合物〔II
I〕〜〔VII〕として光学活性体もしくはその混合物のい
ずれを用いても実施することができる。又、上記本発明
の反応はラセミ化を伴うことなく実施できるので、原料
化合物〔III〕〜〔VII〕の光学活性体を用いれば、その
中間生成物及び目的物もまた対応する光学活性体として
得ることができる。
本発明の目的化合物〔I〕又はその酸付加塩は、そのま
まあるいは便宜の薬理的に許容されている担体、賦形
剤、希釈剤と混合し、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル
剤、注射剤(静脈内、皮下、筋肉内)、坐剤などの形態
で経口的または非経口的に投与することができる。
本発明目的化合物〔I〕又はその酸付加塩の投与量は、
投与の経路、患者の年齢、体重、症状等によって異なる
が一般に0.5μg〜5mg/kg/日であるのが好ましく、とり
わけ経口投与の場合は10μg〜5mg/kg/日、又非経口投
与(例えば、静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与)の場
合は1〜1000μg/kg/日であるのが好ましい。
本発明の化合物〔I〕又はその酸付加塩はTRH及び公知
のTRH誘導体に比べて、より強い中枢神経系に対する作
用(例えば、体温上昇作用、自発運動亢進作用、同側性
反謝上昇作用等)を有し、精神分裂病、鬱病、老年痴
呆、脳血管障害後遺症、頭部外傷、てんかん等における
意識障害改善あるいは意欲減退、抑鬱症、記憶減退など
の改善、さらに脊髄小脳変性症治療等の中枢神経障害治
療薬として有用である。
以下、参考例、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。実施例で使用した略号は以下の意味を表わす。
NMR 核磁気共鳴スペクトル (1H−NMR) SIMS セカンダリ−イオン質量分析スペクトル EIMS エレクトロンインパクト質量分析スペクトル CIMS 化学イオン化質量分析スペクトル DMF ジメチルホルムアミド HOBT 1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾール DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド THF テトラヒドロフラン WSC 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミド 尚、化合物の名称中Nimの記号を含む化合物はヒスチジ
ンのイミダゾール環の π窒素原子置換 化合物及び τ窒素原子置換 化合物の混合物である。
参考例1 シス−2−メチル−4−オキソシクロペンタンカルボン
酸 シス−2−メチル−4−オキソシクロペンタンカルボン
酸メチル〔K.Kojima et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,2750
(1985)〕(827mg)とヨウ化ナトリウム(3.175g)を
アセトニトリル(5ml)に溶解し、室温でトリメチルク
ロロシラン(2.69ml)を加え、一日窒素気流下に還流し
た。室温に戻した後、水を加え、エーテルで抽出後、チ
オ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄し、水層をさらにエーテ
ルで抽出した。有機層を合わせ、硫酸マグネシウムで乾
燥後濃縮乾固し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイー
に付し、酢酸エチル:クロロホルム(1:1)の溶出画分
を集めて濃縮乾固し、標題の化合物(243mg)を得た。
NMR(CDCl3) δppm:1.14(3H,d,J=7.0Hz), 2.18(1H,ddd,J=18.3Hz,7.8Hz,1.6Hz), 2.34〜2.47(2H,m) 2.63(1H,ddd,J=18.3Hz,6.0Hz,1.6Hz), 2.74(1H,m), 3.23(1H,m) 参考例2 トランス−2−メチル−4−オキソシクロペンタンカル
ボン酸 トランス−2−メチル−4−オキソシクロペンタンカル
ボン酸メチル〔K.Kojima et al.,Chem.Pharm.Bull.,33,
2750(1985)〕(495mg)をメタノール(3ml)に溶解
し、0℃で1N水酸化ナトリウム水溶液(3.5ml)を加え
た。室温で1時間攪拌した後、希塩酸で酸性にし、エー
テルで抽出した。これを濃縮乾固し、残渣をシリカゲル
クロマトグラフイーに付し、酢酸エチル−クロロホルム
(1:1)の溶出画分を集めて濃縮乾固し、標題の化合物
(219mg)を得た。
NMR(CDCl3) δppm:1.26(3H,d,J=6.4Hz), 1.94(1H,m), 2.45〜2.65(4H,m), 2.74(1H,m) 参考例3 1,4,4−トリカルボエトキシ−3−オキソスピロ[4.5]
デカン ジエチル シクロヘキシリデンマロナート〔W.Lehnert,
Tetrahedron,29,635(1973)に従い合成〕(3.1g)と1,
4−ビス(トリメチルシロキシ)−1,4−ジエトキシ−1,
3−ブタジエン〔N.R.Long et al.,Synthetic Commun.,1
1,687(1981)に従い合成〕(5g)を、窒素気流下、無
水塩化メチレン(40ml)に溶解させ、これに室温下、四
塩化チタン塩化メチレン溶液(1M)(15.7ml)を加え、
室温で8時間攪拌した。この反応液に10%炭酸水素ナト
リウム水溶液(25ml)を加え、有機層を分取し、これを
乾燥後、濃縮乾固した。得られた残渣をシリカゲルクロ
マトグラフイーにより精製し、ヘキサン−酢酸エチル
(5:1)で溶出させ、目的物を含む画分より、標題の化
合物(990mg)を得た。
NMR(CDCl3) δppm:1.18〜1.37(9H,m), 1.42〜1.82(10H,m), 2.62(1H,dd,J=8.7Hz and 19.1Hz), 3.01(1H,dd,J=4.9Hz and 19.1Hz), 3.36(1H,dd,J=4.9Hz and 8.7Hz), 4.07〜4.32(6H,m) IRν(CHCl3)cm-1:1771 and 1726 参考例4 1−カルボキシ−3−オキソスピロ[4.5]デカン 1,4,4−トリカルボエトキシ−3−オキソスピロ[4.5]
デカン(990mg),水(196μl)及び塩化リチウム(35
0mg)をジメチルスルホキシド(25ml)に加え、170℃、
4時間加熱攪拌した後、室温まで放冷した。この反応液
に飽和食塩水(40ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。
有機層を乾燥後、濃縮乾固し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーにより精製し、ヘキサン−
酢酸エチル(5:1)で溶出させ、目的物を含む画分よ
り、1−カルボエトキシ−3−オキソスピロ[4.5]デ
カン(450mg)を得た。これを5N塩酸(20ml)に加え、
3時間加熱還流した後、室温まで放冷した。反応液に濃
縮し、残渣に水酸化ナトリウム水溶液に加え、pH10とし
た後、エーテルで洗浄した。水層を5N塩酸でpH2とし、
エーテルで抽出した。エーテル層を乾燥後、濃縮乾固す
ることにより、標題の化合物(310mg)を白色結晶とし
て得た。
m.p. 146〜147℃ NMR(CDCl3) δppm:1.20〜1.80(10H,m), 2.15(1H,d,J=18.2Hz), 2.41〜2.71(3H,m) 2.93(1H,dd,J=6.1Hz and 8.0Hz) 参考例5 2−アザ−4−カルボエトキシ−1−カルボメトキシ−
3−オキソスピロ[4.5]デカン ジエチル シクロヘキシリデンマロナート(7.0g)の無
水塩化メチレン(300ml)溶液に、窒素気流下、室温で
四塩化チタン塩化メチレン溶液(1M)(34.96ml)を加
え、室温で30分攪拌した。この溶液に、2−〔(2,2,2
−トリフルオロ−1−トリメチルシロキシ)エチリデン
イミノ〕−1−メトキシ−1−トリメチルシロキシエチ
レン〔T.Oesterle et al.,Synthesis1985,403〕(19.
2g)の塩化メチレン(20ml)溶液を加え、室温で15時間
攪拌した。この反応液に0℃で炭酸水素ナトリウム水溶
液を加え、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出
した。有機層を合わせ、硫酸マグネシウム出射乾燥後、
減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフイーに
より精製し、酢酸エチル−クロロホルム(1:3)で溶出
させ、目的物を含む画分より、標題の化合物(3.29g)
を得た。
NMR(CDCl3) δppm:1.30(3H,t,J=7Hz), 1.00〜2.00(10H,m), 3.41(1H,s), 3.80(3H,s), 4.23(2H,q,J=7Hz), 4.33(1H,s), IRν(neat)cm-1:3220,1736 and 1717 参考例6 2−アザ−1−カルボキシ−3−オキソスピロ[4.5]
デカン 2−アザ−4−カルボエトキシ−1−カルボメトキシ−
3−オキソスピロ[4.5]デカン(500mg)を6N塩酸(10
ml)に加え、1時間加熱還流した。この反応液を濃縮
し、残渣を150〜160℃で30分間加熱した。室温まで冷却
した後、水を加え、酢酸エチルで洗浄した。水を減圧下
留去し、標題の化合物(173mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.20〜1.80(10H,m), 2.22(1H,d,J=17Hz), 2.34(1H,d,J=17Hz), 3.88(1H,s), IRν(neat)cm-1:3300,1723 and 1649 実施例1 Nα−(シス−3−メチルピログルタミル)−L−ヒス
チジル−L−プロリンアミド(化合物1) L−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素酸塩
(4.33g)をDMF(15ml)に溶解し、−10℃に冷却下トリ
エチルアミン(2.92ml)を加え、氷冷下10分間攪拌した
後、生じた沈澱物を濾去するとL−ヒスチジル−L−プ
ロリンアミドのDMF溶液が得られた。これを直ちに次の
合成反応に用いた。
シス−3−メチルピログルタミン酸〔A.B.Mauger,J.Or
g.Chem.,46,1032(1981)に従つて合成〕(1.5g)をDMF
(30ml)に溶解し、HOBT(1.6g)を加えた後、0℃に冷
却下DCC(2.81g)を加え、同温度で一夜攪拌した。この
溶液に上記のL−ヒスチジル−L−プロリンアミドのDM
F溶液を加え5℃で一夜攪拌した。生じた沈澱物を濾別
後、濾液を減圧下濃縮乾固し残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付し、クロロホルム−メタノール−
アンモニア水(40:10:1)による溶出画分を集めて濃縮
乾固し、Nα−(シス−3−メチルピログルタミル)−
L−ヒスチジル−L−プロリンアミド(2.2g)を粉末と
して得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.88(1.5H,d,J=7.0Hz), 0.96(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.80〜2.16(4H,m), 2.16〜2.47(2H,m), 2.78(1H,m), 3.09(1H,m), 3.18(1H,m), 3.52(1H,m), 3.88(1H,m), 4.22(1H,m), 4.44(1H,m), 4.90〜5.00(1H), 7.18(1H,s), 8.04(0.5H,s), 8.09(0.5H,s) SIMS m/z:377(M+1)+ 実施例2 Nα−(トランス−3−メチルピログルタミル)−L−
ヒスチジル−L−プロリンアミド(化合物2) トランス−3−メチルピログルタミン酸〔A.B.Mauger,
J.Org.Chem.46,1032(1981)に従つて合成〕(200m
g)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素
酸塩(578mg)より実施例1と同様の方法によりNα
(トランス−3−メチルピログルタミル)−L−ヒスチ
ジル−L−プロリンアミド(223mg)を粉末とした得
た。
NMR(CD3OD) δppm:1.14(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.20(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.77〜2.10(4H,m), 2.10〜2.60(3H,m), 3.00(1H,m), 3.12(1H,dd,J=14.4Hz and7.0Hz), 3.37(1H,m), 3.70〜3.85(2H,m), 4.41(1H,m), 4.80〜5.00(1H), 6.90(0.2H,s), 6.97(0.8H,s), 7.62(1H,s) SIMS m/z:377(M+1)+ 実施例3 3−〔Nα−(シス−3−メチルピログルタミル)−L
−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン酸ア
ミド(化合物3) 3−(Nim−トシル−L−ヒスチジル)−L−チアゾリ
ジン−4−カルボン酸アミド・塩酸塩〔祖父江逸郎他、
特開昭60-190795号公報に従い合成〕(500mg)、シス−
3−メチルピログルタミン酸(234mg)及びHOBT(249m
g)をDMF(5ml)とTHF(5ml)の混液に溶解し、−10℃
に冷却下攪拌しながらWSC・塩酸塩(230mg)を加えた。
これにトリエチルアミン(227μl)を加え、pHを5に
調節し2日間室温で攪拌した。生じた沈澱物を濾別し、
濾液を減圧下濃縮乾固した後、残渣をHP−20のカラム
(1.0×40cm)で精製した。水洗後、水−アセトン(1:
1)の溶液で順次溶出させ、主溶出画分を減圧下濃縮乾
固した後、得られる残渣をさらにシリカゲルカラムクロ
マトグラフイーにより精製した。クロロホルム−メタノ
ール−アンモニア水(40:10:1)で溶出させ目的物を含
む画分より3−〔Nα−(シス−3−メチルピログルタ
ミル)−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カ
ルボン酸アミド(120mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.83〜1.10(3H), 1.08(1H,m), 2.35(1H,m), 2.79(1H,m), 3.01(1H,m), 3.10〜3.25(2H,m), 3.32(1H), 4.14(1H,t,J=7.0Hz), 4.44(1H,t,J=9.0Hz), 4.81(1H,m), 4.94(1H,m), 5.07(1H,t,J=9.0Hz), 7.01(1H,s), 7.73(1H,s) SIMS m/z:395(M+1)+ 実施例4 3−〔Nα−(トランス−3−メチルピログルタミル)
−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン
酸アミド(化合物4) トランス−3−メチルピログルタミン酸(468mg)と3
−(Nim−トシル−L−ヒスチジル)−L−チアゾリジ
ン−4−カルボン酸アミド・塩酸塩(1g)より実施例3
と同様の方法により3−〔Nα−(トランス−3−メチ
ルピログルタミル)−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリ
ジン−4−カルボン酸アミド(215mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.09〜1.23(3H), 1.91(1H,dd,J=5.0Hz and14.0Hz), 2.38(1H,m), 2.55(1H,ddd,J=2.0Hz,7.0Hz and13.0Hz), 3.02(1H,m), 3.17(2H,m), 3.32(1H), 3.77(1H,t,J=5.0Hz), 4.40(1H,dd,J=7.0Hz and13.0Hz), 4.83〜5.05(3H), 7.00(1H,s), 7.67(1H,s) SIMS m/z:395(M+1)+ 実施例5 Nα−〔(2S,3R)−テトラヒドロ−3−メチル−5−
オキソ−2−フランカルボニル〕−L−ヒスチジル−L
−プロリンアミド(化合物5) 段階A: (2S,3R)−テトラヒドロ−3−メチル−5−オキソ−
2−フランカルボン酸〔K.Tomioka et al,Heterocycle
s17,311(1982)に従い合成した〕(144mg)とペンタ
クロロフェノール(266.5mg)を酢酸エチル(10ml)に
溶解し、この溶液に氷冷下、DCC(206mg)を加えて2時
間攪拌した。生じたジシクロヘキシル尿素を濾別し、濾
液を濃縮乾固し、結晶状のペンタクロロフェノールエス
テル(260mg)を得た。
段階B: L−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素酸塩
(190mg)をDMF(4ml)に溶解し、−10℃に冷却下トリ
エチルアミン(0.13ml)を加え氷冷下10分間攪拌した後
生じた沈澱物を濾去した。この溶液に氷冷下、上記ペン
タクロロフェノールエステル(180mg)を加え48時間、
4℃で攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮乾固し残渣を水
(1ml)に溶解し、エーテル(2ml)で3回洗浄した後、
水層をダイアイオンHP-20のカラム(1.0×40cm)に付
し、水洗後、水−アセトン(1:1)の混液で溶出し、目
的物を含む画分を濃縮乾固してNα−〔(2S,3R)−テ
トラヒドロ−3−メチル−5−オキソ−2−フランカル
ボニル〕−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド(130m
g)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.89(3H,d,J=7.0Hz), 1.90〜2.03(3H,m), 2.13〜2.32(2H,m), 2.70(1H,dd,J=7.0Hz and 8.0Hz), 2.84(1H,m), 3.03(1H,dd,J=7.0Hz and12.0Hz), 3.13(1H,dd,J=7.0Hz and13.0Hz), 3.45(1H,m), 3.83(1H,m), 4.39(1H,dd,J=6.0Hz and 7.0Hz), 4.95〜5.04(2H), 6.96(1H,s), 7.61(1H,s), SIMS m/z:378(M+1)+ 実施例6 Nα−〔(2S,4R)−テトラヒドロ−4−メチル−5−
オキソ−2−フランカルボニル〕−L−ヒスチジル−L
−プロリンアミド(化合物6) (2S,4R)−テトラヒドロ−4−メチル−5−オキソ−
2−フランカルボン酸〔S.Hanessian et al,Tetrahedro
n Lett.,26,5623(1985)に従い合成した〕(432mg)と
L−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素酸塩
(413mg)とから、実施例5と同様の方法により、標題
の化合物(300mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.20(3H,d,J=7.0Hz), 1.81〜2.07(3H,m), 2.07〜2.35(2H,m), 2.38〜2.81(2H,m), 3.01(1H,dd,J=7.0Hz and13.0Hz), 3.13(1H,dd,J=7.0Hz and13.0Hz), 3.42(1H,m), 3.75(1H,m), 4.43(1H,dd,J=6.0Hz and 7.0Hz), 4.85〜5.04(2H), 6.95(1H,s), 7.63(1H,s) SIMS m/z:378(M+1)+ 実施例7 Nα−(4−メチルピログルタミル)−L−ヒスチジル
−L−プロリンアミド(化合物7及び化合物7′) 段階A: 金属ナトリウム(2.4g)を含む無水エタノール溶液(2
l)にアセトアミノマロン酸ジエステル(135.4g)を加
え、10分間攪拌した後、メタクリル酸メチル(100ml)
を加えた。混合物を10時間加熱還流したのち放冷した。
反応混合物を希塩酸で中和し、減圧下で濃縮し、水を加
え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル溶液を乾燥後濃縮
乾固して、2,2−ジエトキシカルボニル−4−メチル−
5−オキソピロリジン(121.5g)を得た。
NMR(CDCl3) δppm:1.10〜1.40(9H,m), 1.95〜2.25(1H,m), 2.40〜2.98(2H,m), 4.10〜4.40(4H,m) EIMS m/z:243(M+) 段階B: 2,2−ジエトキシカルボニル−4−メチル−5−オキソ
ピロリジン(121.5g)をエタノール(1.5l)に溶解し、
これに水酸化ナトリウム(20g)を含む水溶液(500ml)
を加え一夜攪拌した。希塩酸で中和した後、減圧下濃縮
した。残渣をエタノールで抽出し、溶媒を留去すると、
塩をほとんど含まない半エステルが得られた。この油状
の半エステルを150℃で30分間加熱攪拌することにより
脱炭酸反応を行った。放冷後酢酸エチルで抽出し、水洗
後溶媒を留去して、2−エトキシカルボニル−4−メチ
ル−5−オキソピロリジン(72g)をシス、トランス異
性体の混合物を得た。エーテルより再結晶を行って結晶
(37g)、母液(29.6g)を得た。結晶はNMRスペクトル
より、シス、トランス立体異性体比が2:1、逆に母液は
1:2混合比を、それぞれ有するシス、トランスの混合物
であることが示唆された。この結晶及び母液の濃縮乾固
物を次の反応に用いた。
段階C: 2−エトキシカルボニル−4−メチル−5−オキソピロ
リジンの上記段階Bの結晶(2.0g)を2N水酸化ナトリウ
ム溶液(6ml)に溶解し、一夜室温で攪拌した。希塩酸
で中和した後、減圧下濃縮した。残渣を水から結晶化し
て、4−メチルピログルタミン酸異性体A(900mg)を
結晶として得た。
m.p. 162〜163℃ NMR(D2O) δppm:1.10(3H,d,J=7.3Hz), 2.15(1H,td,J=9.9Hz and14.6Hz), 2.42(1H,ddd,J=3.6Hz,11.3Hzand 14.6Hz), 2.58(1H,m), 4.30(1H,dd,J=3.6Hz and 9.6Hz) SIMS m/z:144(M+1)+ 2−エトキシカルボニル−4−メチル−5−オキソピロ
リジンの上記段階Bの母液の濃縮乾固物(2.0g)を2N水
酸化ナトリウム溶液(6ml)に溶解し一夜室温で攪拌し
た。希塩酸で中和したのち、減圧下濃縮した。残渣を水
から結晶化を行うと、4−メチルピログルタミン酸異性
体B(200mg)を結晶として得た。
m.p. 169〜170℃ NMR(D2O) δppm:1.10(3H,d,J=7.3Hz), 1.74(1H,td,J=9.9Hz and13.5Hz), 2.58(1H,m), 2.74(1H,td,J=8.2Hz and13.5Hz), 4.28(1H,t,J=8.2Hz) SIMS m/z:144(M+1)+ ここで得られた4−メチルピログルタミン酸異性体A及
びBは、いずれかがシス、他方がトランスである立体異
性体の単一化合物であることが分光学的データより明ら
かであり、次の合成反応に用いた。
段階D: 段階Cで得られた4−メチルピログルタミン酸異性体A
(314mg)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭
化水素酸塩(906mg)より実施例1と同様の方法により
α−(4−メチルピログルタミル)−L−ヒスチジル
−L−プロリンアミド異性体A′(420mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.12(3H,d,J=6.1Hz), 1.75〜2.07(4H,m), 2.12〜2.35(2H,m), 2.48(1H,m), 2.98(1H,m), 3.12(1H,dd,J=14.1Hz and6.6Hz), 3.42(1H,m), 3.77(1H,br), 4.11(1H,m), 4.42(1H,m), 4.80(1H,m), 6.90(0.1H,s), 6.98(0.9H,s), 7.63(1H,s) SIMS m/z:377(M+1)+ 又、段階Cで得られた4−メチルピログルタミン酸異性
体B(303mg)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド
2臭化水素酸塩(875mg)より、実施例1と同様の方法
により、Nα−(4−メチルピログルタミル)−L−ヒ
スチジル−L−プロリンアミド異性体B′(345mg)を
得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.12(1.5H,d,J=6.1Hz), 1.13(1.5H,d,J=6.1Hz), 1.58(1H,m), 1.72〜2.07(3H,m), 2.20(1H,m), 2.47(1H,m), 2.62(1H,m), 2.98(1H,m), 3.12(1H,m), 3.40(1H,m), 3.77(1H,br), 4.10(1H,m), 4.41(1H,m), 4.82(1H,m), 6.90(0.1H,s), 7.00(0.9H,s), 7.69(1H,s) SIMS m/z:377(M+1)+ 実施例8 Nα−(3,3−ジメチルピログルタミル)−L−ヒスチ
ジル−L−プロリンアミド(化合物8) 3,3−ジメチルピログルタミン酸〔T.Yamazaki et al,Ch
em.Pharm.Bull.,24,3011(1976)〕(100mg)とL−ヒ
スチジル−L−プロリンアミド2臭化水素酸塩(263m
g)より、実施例1と同様の方法により、標題の化合物
(111mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.88(1.5H,s), 0.96(1.5H,s), 1.20(1.5H,s), 1.25(1.5H,s), 1.75〜2.10(4H,m), 2.10〜2.35(2H,m), 2.98(1H,m), 3.12(1H,dd,J=14.0Hz and7.0Hz), 3.44(1H,m), 3.77(0.5H,s), 3.80(0.5H,s), 3.86(1H,m), 4.41(1H,dd,J=8.3Hz and 4.1Hz), 4.87(1H,m), 6.96(0.5H,s), 6.98(0.5H,s), 7.62(1H,s) 実施例9 3−〔Nα−(3,3−ジメチルピログルタミル)−L−
ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン酸アミ
ド(化合物9) 3,3−ジメチルピログルタミン酸〔T.Yamazaki et al,Ch
em.Pharm.Bull.24,3011(1976)〕(100mg)と3−
(Nim−トシル−ヒスチジル)−L−チアゾリジンカル
ボン酸アミド塩酸塩(615mg)より、実施例3と同様の
方法により、標題の化合物(117mg)を粉末として得
た。
NMR(CD3OD) δppm:0.89(1.5H,s), 0.97(1.5H,s), 1.20(1.5H,s), 1.24(1.5H,s), 2.01(0.5H,d,J=16.4Hz), 2.03(0.5H,d,J=16.5Hz), 2.28(0.5H,d,J=16.5Hz), 2.29(0.5H,d,J=16.5Hz), 3.01(1H,m), 3.10〜3.35(3H,m), 3.77(0.5H,s), 3.79(0.5H,s), 4.43(0.5H,d,J=9.0Hz), 4.46(0.5H,d,J=9.3Hz), 4.82(1H,m), 4.95(1H,m), 5.06(0.5H,d,J=8.5Hz), 5.08(0.5H,d,J=8.6Hz), 7.02(1H,s), 7.72(1H,s) 実施例10 Nα−(トランス−3−フェニルピログルタミル)−L
−ヒスチジル−L−プロリンアミド(化合物10) トランス−3−フェニルピログルタミン酸〔F.Zymalkow
ski,P.Pachaly,Chem.Ber.100,1137(1967)〕(180m
g)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素
酸塩(363mg)より、実施例1と同様の方法により、標
題の化合物(210mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.70〜2.05(3H,m), 2.05〜2.30(1H,m), 2.41(1H,m), 2.70〜3.15(3H,m), 3.35〜3.65(2H,m), 3.76(1H,m), 4.17(1H,m), 4.41(1H,m), 4.83(1H,m), 6.86(0.5H,s), 6.97(0.5H,s), 7.10〜7.40(5H,m), 7.65(1H,s) 実施例11 Nα−(シス−3−フェニルピログルタミル)−L−ヒ
スチジル−L−プロリンアミド(化合物11) シス−3−フェニルピログルタミン酸〔F.Zymalkowski,
P.Pachaly,Chem.Ber.100,1137(1967)〕(140mg)と
L−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素酸塩
(330mg)より、実施例1と同様の方法により、標題の
化合物(103mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.65〜2.05(3H,m), 2.16(1H,m), 2.50〜3.00(3H,m), 3.10(1H,m), 3.25〜3.65(1H,m), 4.02(1H,m), 4.15〜4.60(3H,m), 6.69(0.5H,s), 6.90(0.5H,s), 7.10〜7.40(5H,m), 7.63(0.5H,s), 7.68(0.5H,s) 実施例12 3−〔Nα−(シス−3−エチルピログルタミル)−L
−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン酸ア
ミド(化合物12) 2−ペンテン酸エチル(16.5g)とアセトアミドマロン
酸ジエチル(18.7g)とからG.H.Cocolas等の方法〔G.H.
Cocolas et al,J.Am.Chem.Soc.79,5203(1957)〕に
従って、5,5−ジカルボエトキシ−4−エチル−2−ピ
ロリジノンを21.2g得た。5,5−ジカルボエトキシ−4−
エチル−2−ピロリジノン(20g)からA.B.Maugerの方
法〔A.B.Mauger,J.Org.Chem.46,1032(1981)〕に従
って、シス−3−エチルピログルタミン酸エチルとトラ
ンス−3−エチルピログルタミン酸の1:1混合物を13.2g
得た。この混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(酢酸エチル)により、シス体を主成分とした混合物
を1.85gを得た。このものを、A.B.Maugerの方法にて加
水分解し、シス−3−エチルピログルタミン酸とトラン
ス−3−エチルピログルタミン酸の4.7:1混合物785mgを
得た。この混合物(200mg)と3−(Nim−トシル−L−
ヒスチジル)−L−チアゾリジン−4−カルボン酸アミ
ド・塩酸塩(874mg)より実施例1と同様の方法によ
り、標題の化合物(180mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.84〜0.93(3H,m), 0.98〜1.08(1H,m), 1.08〜1.34(0.5H,m), 1.41〜1.65(0.5H,m), 2.08(1H,m), 2.31(1H,m), 2.40〜2.63(1H,m), 2.88〜3.05(1H,m), 3.04〜3.22(2H,m), 4.14(1H,t,J=8.2Hz), 4.45(1H,dd,J=16.4Hz,9.0Hz), 4.78〜4.86(1H,m), 5.07(1H,t,J=9.0Hz), 6.98(0.5H,s), 6.99(0.5H,s), 7.65(0.5H,s), 7.66(0.5H,s) CIMS m/z:410(M+2)+ 実施例13 Nα−(シス−3−メチルピログルタミル)−L−ヒス
チジル−3,3−ジメチルプロリンアミド(化合物13) シス−3−メチルピログルタミン酸(150mg)とL−ヒ
スチジル−3,3−ジメチルプロリンアミド2臭化水素酸
塩(508mg)より実施例1と同様の方法により、標題の
化合物(277mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.76〜1.20(9H,m), 1.50〜1.68(0.5H,m), 1.68〜1.82(0.5H,m), 1.82〜2.14(2H,m), 2.24〜2.42(1H,m), 2.62〜2.88(1H,m), 2.88〜3.18(2H,m), 3.46〜3.72(1H,m), 3.84〜4.06(1H,m), 4.02(1H,s), 4.06〜4.22(1H,m), 6.96(1H,6s), 7.72(1H,6s) CIMS m/z:405(M+2)+ 実施例14 3−〔Nα−(2−アザ−3−オキソスピロ[4.5]デ
カン−1−カルボニル)−L−ヒスチジル〕−L−チア
ゾリジン−4−カルボン酸(化合物14) 2−アザ−1−カルボキシ−3−オキソスピロ[4.5]
デカン(47mg)と3−(Nim−トシル−L−ヒスチジ
ル)−L−チアゾリジン−4−カルボン酸アミド・塩酸
塩(167mg)より実施例3と同様の方法により、標題の
化合物(10mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.00〜1.70(10H,m), 2.16(0.5H,d,J=16.5Hz), 2.18(0.5H,d,J=16.5Hz), 2.28(0.5H,d,J=16.5Hz), 2.29(0.5H,d,J=16.5Hz), 3.00(1H,m), 3.08〜3.20(2H,m), 3.20〜3.40(1H,m), 3.76(0.5H,s), 3.79(0.5H,s), 4.46(0.5H,d,J=8.7Hz) 4.52(0.5H,d,J=8.7Hz) 4.70〜5.00(2H,m), 5.08(0.5H,d,J=8.7Hz) 5.10(0.5H,d,J=8.7Hz) 7.03(0.5H,s), 7.05(0.5H,s), 7.78(0.5H,s), 7.79(0.5H,s), 実施例15 Nα−(3−オキソシクロブタンカルボニル)−L−ヒ
スチジル−L−プロリンアミド(化合物15) 3−オキソシクロブタンカルボン酸〔P.E.Pigou and C.
H.Schiesser,J.Org.Chem.53,3841(1988)に従って合
成〕(184mg)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド
2臭化水素酸塩(668mg)とから、実施例1と同様の方
法により、標題の化合物(184mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.72〜2.33(4H,m), 2.98(1H,dd,J=7Hz and 13Hz), 3.11(1H,dd,J=7Hz and 14Hz), 3.16〜3.31(5H,m), 3.37〜3.49(1H,m), 3.72〜3.87(1H,m), 4.40〜4.51(1H,m), 4.85(1H,t,J=7Hz), 6.98(1H,s), 7.67(1H,s), CIMS m/z:348(M+1)+ 実施例16 Nα−(3−オキソシクロペンタンカルボニル)−L−
ヒスチジル−L−プロリンアミド(化合物16) 3−オキソシクロペンタンカルボン酸〔K.Curry,M.J.Pe
et,D.S.K.Magunuson and H.McLennan,J.Med.Chem.31,
864(1988)に従って合成〕(158mg)とL−ヒスチジル
−L−プロリンアミド2臭化水素酸塩(510mg)より実
施例1と同様の方法により表題の化合物(222mg)を粉
末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.73〜2.11(4H,m), 2.11〜2.38(6H,m), 2.97(1H,dd,J=7Hz and 14Hz), 3.11(2H,dd,J=7Hz and 14Hz), 3.30〜3.41(1H,m), 3.72〜3.83(1H,m), 4.43(1H,dd,J=4Hz and 9Hz), 4.81(1H,t,J=7Hz), 6.96(1H,s), 7.62(1H,s), CIMS m/z:362(M+1)+ 実施例17 Nα−(3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−L−
ヒスチジル−L−プロリンアミド(化合物17) 3−オキソシクロヘキサンカルボン酸〔R.D.Allan,G.A.
R.Johnston and B.Twitchin,Aust.J.Chem.34,2231(1
981)に従って合成〕(172mg)とL−ヒスチジル−L−
プロリンアミド2臭化水素酸塩(500mg)より実施例1
と同様の方法により標題の化合物(103mg)を粉末とし
て得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.25〜2.09(8H,m), 2.16〜2.42(3H,m), 2.42〜2.57(1H,m), 2.71〜2.82(1H,m), 2.94(1H,dd,J=7Hz and 14Hz), 3.07(1H,dd,J=7Hz and 14Hz), 3.78(1H,q,J=8Hz), 4.40〜4.48(1H,m), 4.72〜4.85(1H,m), 4.91〜5.02(1H,m), 6.98(1H,s), 7.66(1H,s) CIMS m/z:376(M+1)+ 実施例18 3−〔Nα−(3−オキソシクロヘキサンカルボニル)
−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン
酸アミド(化合物18) 3−オキソシクロヘキサンカルボン酸(231mg)と3−
(Nim−トシル−L−ヒスチジル)−L−チアゾリジン
−4−カルボン酸アミド(I.Soboe et al,特開昭60-190
795に従い合成)(500mg)とから、実施例3と同様の方
法により、標題の化合物(208mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.22〜1.57(1H,m), 1.57〜2.11(4H,m), 2.12〜2.42(2H,m), 2.42〜2.55(1H,m), 2.70〜2.82(1H,m), 2.91〜3.02(1H,m), 3.04〜3.22(2H,m), 3.27〜3.36(1H,m), 4.36(1H,dd,J=7Hz and 8Hz), 4.61〜4.78(1H,m), 4.80〜4.91(1H,m), 4.91〜4.99(1H,m), 6.94(1H,s), 7.60(1H,s) CIMS m/z:394(M+1)+ 実施例19 Nα−〔(1R)−3−オキソシクロペンタンカルボニ
ル〕−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド(化合物1
9) (1R)−3−オキソシクロペンタンカルボン酸〔K.Toki
et al,Bull.Chem.Soc.Jpn.31,333(1958)〕(158m
g)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素
酸塩(510mg)より、実施例1と同様の方法により標題
の化合物(222mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.70〜2.40(10H,m), 2.96(1H,dd,J=14.6Hz and6.7Hz), 3.00〜3.15(2H,m), 3.33(1H,m), 3.77(1H,m), 4.43(1H,dd,J=8.3Hz and 4.2Hz), 4.78(1H,t,J=7.0Hz), 6.95(1H,s), 7.62(1H,s) 実施例20 3−〔Nα−(3−オキソシクロペンタンカルボニル)
−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン
酸アミド(化合物20) 3−(Nim−トシル−L−ヒスチジル)−L−チアゾリ
ジン−4−カルボン酸アミド塩酸塩(400mg)と3−オ
キソシクロペンタンカルボン酸(168mg)より、実施例
3と同様の方法により、標題の化合物(137mg)を粉末
として得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.83〜2.42(6H,m), 2.92〜3.23(5H,m), 4.37(1H,t), 4.61〜5.19(3H,m), 6.98(1H,s), 7.64(1H,s) CIMS m/z:380(M+1)+ 実施例21 Nα−〔(1R)−3−オキソシクロペンタンカルボニ
ル〕−L−ヒスチジル−3,3−ジメチルプロリンアミド
(化合物21) (1R)−3−オキソシクロペンタンカルボン酸〔K.Toki
et al,Bull.Chem.Soc.Jpn.31,333(1958)〕(120m
g)とL−ヒスチジル−3,3−ジメチルプロリンアミド2
臭化水素酸塩〔Ger.Offen.,2609154(1976)及び特開昭
52-116465(1977)の方法に従って合成〕(413mg)よ
り、実施例1と同様の方法により、標題の化合物(214m
g)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.88(1.5H,s), 1.04(1.5H,s), 1.10(1.5H,s), 1.17(1.5H,s), 1.58(0.5H,m), 1.73(0.5H,m), 1.80〜2.10(2H,m), 2.10〜2.40(5H,m), 2.85〜3.15(3H,m), 3.22(0.5H,m), 3.48(0.5H,m), 3.78(0.5H,s), 3.84(0.5H,m), 3.97(0.5H,m), 4.02(0.5H,s), 4.77(1H,m), 6.88(0.5H,s), 6.92(0.5H,s), 7.61(0.5H,s), 7.64(0.5H,s) 実施例22 Nα−(シス−2−メチル−4−オキソシクロペンタン
カルボニル〕−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド
(化合物22) シス−2−メチル−4−オキソシクロペンタンカルボン
酸(213mg)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド2
臭化水素酸塩(620mg)とから、実施例1と同様の方法
により、標題の化合物(306mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.86(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.01(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.70〜2.15(5H,m), 2.15〜2.50(4H,m), 2.60(1H,m), 2.98(1H,dd,J=14.0Hz and6.9Hz), 3.08(1H,m), 3.33〜3.50(1H,m), 3.83(1H,m), 4.44(1H,m), 4.83(1H,m), 6.97(0.5H,s), 7.00(0.5H,s), 7.61(1H,s) CIMS m/z:376(M+1)+ 実施例23 Nα−(トランス−2−メチル−4−オキソシクロペン
タンカルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミ
ド(化合物23) トランス−2−メチル−4−オキソシクロペンタンカル
ボン酸(190mg)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミ
ド2臭化水素酸塩(552mg)とから、実施例1と同様の
方法により、標題の化合物(150mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.02(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.13(1.5H,d,J=7.0Hz), 1.70〜2.10(4H,m), 2.10〜2.60(5H,m), 2.67(1H,m), 3.00(1H,m), 3.15(1H,m), 3.45(1H,m), 3.89(1H,m), 4.47(1H,m), 4.85(1H,m), 6.98(0.5H,s), 7.65(1H,s) CIMS m/z:376(M+1)+ 実施例24 Nα−(2,2−ジメチル−4−オキソシクロペンタンカ
ルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド(化
合物24) 2,2−ジメチル−4−オキソシクロペンタンカルボン酸
〔W.H.Perkin,jun.,J.F.Thorpe,J.Chem.Soc.79,7291
(1901)〕(100mg)をDMF(2ml)に溶解しHOBT(108m
g)を加えた後、0℃に冷却下DCC(145mg)を加え、5
℃にて一夜攪拌した。これに氷冷下L−ヒスチジル−L
−プロリンアミド2臭化水素酸塩(265mg)、次いでト
リエチルアミン(0.134ml)を加え、さらに4日間5℃
にて攪拌した。生じた沈澱物を濾別後、濾液を減圧下濃
縮乾固し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、クロロホルム:メタノール:アンモニア水(9
0:10:2)による溶出画分を集めて濃縮乾固し、標題の化
合物(140mg)を粉末として得た。
NMR(CD3OD) δppm:0.88(1.5H,s), 1.00(1.5H,s), 1.10(1.5H,s), 1.21(1.5H,s), 1.65〜2.30(6H,m), 2.44(2H,m), 2.82(1H,m), 2.96(1H,m), 3.10(1H,dd,J=15.0Hz and7.2Hz), 3.30〜3.55(1H,m), 3.82(1H,m), 4.43(1H,m), 4.83(1H,m), 6.94(0.5H,s), 6.98(0.5H,s), 7.60(0.5H,s), 7.61(0.5H,s), 実施例25 Nα−(3−オキソスピロ[4.5]デカン−1−カルボ
ニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド(化合物
25) 1−カルボキシ−3−オキソスピロ[4.5]デカン(150
mg)とL−ヒスチジル−L−プロリンアミド2臭化水素
酸塩(389mg)より実施例1と同様の方法により、標題
の化合物(220mg)を得た。
NMR(CD3OD) δppm:1.09〜1.71(10H,m), 1.85〜2.52(8H,m), 2.72〜3.01(2H,m), 3.10(1H,dd), 3.42〜3.56(1H,m), 3.74〜3.92(1H,m), 4.31〜4.46(1H,m), 6.93(0.5H,s), 6.98(0.5H,s), 7.60(0.5H,s), 7.62(0.5H,s), SIMS m/z:431(M+2)+ 本発明はこれら実施例に限られるものでないことは勿論
であり、例えば次のような化合物も本発明に属するもの
である。
26.Nα−(3−エチルピログルタミル)−L−ヒスチジ
ル−L−プロリンアミド 27.Nα−(3,4−ジメチルピログルタミル)−L−ヒス
チジル−L−プロリンアミド 28.Nα−(3−メチルピログルタミル)−L−ヒスチジ
ル−3−メチル−L−プロリンアミド 29.3−〔Nα−(3−メチルピログルタミル)−L−ヒ
スチジル〕−L−5−メチルチアゾリジン−4−カルボ
ン酸アミド 30.Nα−(テトラヒドロ−5−オキソ−3−フェニル−
2−フランカルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリ
ンアミド 31.3−〔Nα−(テトラヒドロ−3−メチル−5−オキ
ソ−2−フランカルボニル)−L−ヒスチジル〕−L−
チアゾリジン−4−カルボン酸アミド 32.Nα−(4,4−ジメチルピログルタミル)−L−ヒス
チジル−L−プロリンアミド 33.Nα−(3−メチル−4−エチルピログルタミル)−
L−ヒスチジル−L−プロリンアミド 34.Nα−(3−メチル−6−オキソ−2−ピペリジンカ
ルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド 35.Nα−(3,3−ジメチル−6−オキソ−2−ピペリジ
ンカルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド 36.3−〔Nα−(3−メチル−6−オキソ−2−ピペリ
ジンカルボニル)−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジ
ン−4−カルボン酸アミド 37.Nα−(2−アザ−3−オキスピロ[4.5]デカン−
1−カルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミ
ド 38.3−〔Nα−(3−オキソシクロブタンカルボニル)
−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン−4−カルボン
酸アミド 39.Nα−(3−オキソシクロブタンカルボニル)−L−
ヒスチジル−3−メチル−L−プロリンアミド 40.Nα−(3−オキソシクロブタンカルボニル)−L−
ヒスチジル−3,3−ジメチル−L−プロリンアミド 41.3−〔Nα−(3−オキソシクロペンタンカルボニ
ル)−L−ヒスチジル〕−L−5−メチルチアゾリジン
−4−カルボン酸アミド 42.3−〔Nα−(3−オキソシクロヘキサンカルボニ
ル)−L−ヒスチジル〕−L−5−メチルチアゾリジン
−4−カルボン酸アミド 43.Nα−(3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−L
−ヒスチジル−3−メチル−L−プロリンアミド 44.Nα−(3−オキソシクロヘキサンカルボニル)−L
−ヒスチジル−3,3−ジメチル−L−プロリンアミド 45.Nα−(4−オキソ−2−フェニルシクロペンタンカ
ルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド 46.Nα−(6−オキソスピロ[2.4]ヘプタン−4−カ
ルボニル)−L−ヒスチジル−L−プロリンアミド 47.3−〔Nα−(2−メチル−4−オキソシクロペンタ
ンカルボニル)−L−ヒスチジル〕−L−チアゾリジン
−4−カルボン酸アミド 次に本発明の化合物について、抗レセルピン作用、抗ク
ロルプロマジン作用、及び同側性反射上昇作用について
評価試験を行った。
なお、比較のため、TRHと下記式で示される従来より公
知のDN1417についても同様の評価試験を行った。
DN1417 試験例1 抗レセルピン作用(体温上昇作用) 体重35〜40gのICR系雄性マウスにレセルピン5mg/kgを皮
下投与し、約2時間後、マウス保定器に1匹ずつ保定
し、直腸内に体温センサーを挿入した。その後、10分毎
に体温を自動計測した。レセルピン投与3ないし3.5時
間後、生理食塩水に溶解した検体を皮下投与した。検体
投与後、10分毎の体温を120分間計測し、その間の体温
下面積を算出し、最小二乗法により回帰直線を求め、検
体投与直前に比べて120分間の間平均1℃体温を上昇さ
せるのに必要な検体量を求めた。(表1) 試験例2 抗クロルプロマジン作用(自発運動量亢進作用) 体重35〜40gのICR系雄性マウス一群4匹にクロルプロマ
ジン5mg/kgを皮下投与し、ただちに自発運動量測定装置
(AUTOMEX)にセットし、一時間後、生理食塩水に溶解
した検体を皮下投与した。その後、15分毎の自発運動量
を120分間測定した。120分間の総運動量を算出し、最小
二乗法により回線直線を求め、3000カウントの運動量を
誘起させるのに必要な検体量を算出した。(表2) 試験例3 ラット同側性反射上昇作用(脊髄反射上昇作用) ウイスター系雄性ラット(450〜520g)をエーテル麻酔
下で脊髄離部を露出し、気管カニューレを装着し、両側
の迷走神経を頭部で切断する。その後、頸椎Cl部分を切
断し、すみやかに人工呼吸器(信濃製作所 60rpm.4ml/
stroke)を用いて人工呼吸を施した。ラットを37℃の恒
温水を循環させた恒温装置上に前肢、右後肢、歯、尾の
5点で固定し、右後肢大腿静脈に静脈カニューレを装着
し、左後肢に二本の針電極を皮下に挿入し、同肢に糸を
付け、その先端をFDピックアップに繋ぎ、約5gのテンシ
ョンをかけた。電極を通して30秒に一回、50〜100Vの電
気刺激を与えた。その際に発生した肢の張力をFDピック
アップを介してポリグラフ上に記録した。約一時間の安
定時間を置き、反応が一定になった後、生理食塩水に溶
解した検体を静脈内に投与した。その後、一時間反応を
記録した。データは検体投与直前の3回の反応を平均し
たものを100%とし、検体投与1,3,5,8,10,15,20,30,40,
50,60分後の反射率を算出した。表3には各検体0.1mg/k
g投与時の上記各時間での反射率を直線で結び、算出し
た60分間の反射率下面積と、投与後10及び60分後の反射
率を示した。(表3)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1 −323782 (32)優先日 平1(1989)12月15日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 安田 明浩 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社医薬研究所内 (72)発明者 原 勝義 神奈川県横浜市緑区梅が丘6番地2 日本 たばこ産業株式会社医薬研究所内 (72)発明者 岩田 邦男 神奈川県秦野市名古木23番地 日本たばこ 産業株式会社安全性研究所内 (72)発明者 古川 昇 神奈川県秦野市名古木23番地 日本たばこ 産業株式会社安全性研究所内 (72)発明者 松下 睦佳 神奈川県秦野市名古木23番地 日本たばこ 産業株式会社安全性研究所内 (72)発明者 発 啓彰 徳島県徳島市通町1丁目14番地 (72)発明者 阿南 惟毅 大分県中津市大字高瀬字林田49―4 審査官 佐々木 秀次

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式 (式中、R1およびR2は、同一または相違してもよく、水
    素原子または低級アルキル基を、R3およびR4は、同一ま
    たは相違してもよく、水素原子、低級アルキル基、フェ
    ニル基、またはR3とR4が一緒になって炭素原子数2乃至
    7のアルキレン基を、R5およびR6は、同一または相違し
    てもよく、水素原子または低級アルキル基を意味し、X
    は、−NH−、−O−または−CH2−を、Yは、−CH2−ま
    たは−S−を意味し、mおよびnは、0または1の整数
    を意味する。ただし、Xが−NH−または−O−の場合、
    mは1であり、かつ、この場合R1、R2、R3およびR4が同
    時に水素原子であることはない)で示されるペプチド誘
    導体またはその酸付加塩。
  2. 【請求項2】下記一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、X、Y、mおよびn
    は請求項1と同意である。ただし、Xが−NH−または−
    O−の場合、mは1、nは0であり、かつ、この場合
    R1、R2、R3およびR4が同時に水素原子であることはな
    い)で示される請求項1記載のペプチド誘導体またはそ
    の酸付加塩。
  3. 【請求項3】下記一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、X、Y、mおよびn
    は請求項1と同意である。ただし、Xが−CH2−の場
    合、R1およびR2はそれぞれ水素原子を意味し、Xが−NH
    −または−O−の場合、mは1、nは0であり、かつ、
    この場合R1、R2、R3およびR4が同時に水素原子であるこ
    とはない)で示される請求項2のペプチド誘導体または
    その酸付加塩。
  4. 【請求項4】Xが、−NH−または−O−である請求項3
    記載のペプチド誘導体またはその酸付加塩。
  5. 【請求項5】Xが、−CH2−である請求項3記載のペプ
    チド誘導体またはその酸付加塩。
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