JPH0699296B2 - ペ−スト状マツサ−ジ剤 - Google Patents
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- JPH0699296B2 JPH0699296B2 JP11109887A JP11109887A JPH0699296B2 JP H0699296 B2 JPH0699296 B2 JP H0699296B2 JP 11109887 A JP11109887 A JP 11109887A JP 11109887 A JP11109887 A JP 11109887A JP H0699296 B2 JPH0699296 B2 JP H0699296B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水溶性無機塩を主成分とするペースト状マッ
サージ剤に関するものである。
サージ剤に関するものである。
従来から、水溶性無機塩は人体の代謝活動を活発にする
ので、健康や美容に大変よいといわれている。例えば、
無機塩の刺激により血行がよくなるので、老廃物が体外
に出やすくなり、また皮膚の脂肪や分泌物を乳化し除去
する作用を有するので、皮膚が滑らかになるほか、汗の
蒸発を防ぐ作用を有し、保温効果が良いので、冷え症や
リュウマチの治療によく、また動脈硬化や高血圧の予防
に有効であるなどの各種の効能が知られている。
ので、健康や美容に大変よいといわれている。例えば、
無機塩の刺激により血行がよくなるので、老廃物が体外
に出やすくなり、また皮膚の脂肪や分泌物を乳化し除去
する作用を有するので、皮膚が滑らかになるほか、汗の
蒸発を防ぐ作用を有し、保温効果が良いので、冷え症や
リュウマチの治療によく、また動脈硬化や高血圧の予防
に有効であるなどの各種の効能が知られている。
このため、従来から、水溶性無機塩である結晶状の食塩
を身体になすりつけてマッサージすることが行われてい
る。
を身体になすりつけてマッサージすることが行われてい
る。
しかし、上記のような結晶状の食塩を身体になすりつけ
る従来法では、食塩が結晶状であるため、食塩を身体に
なすりつけるときに食塩が身体から落ちこぼれてしまっ
たり、あるいは身体に食塩を均一になすりつけることが
困難であるなどの問題があった。
る従来法では、食塩が結晶状であるため、食塩を身体に
なすりつけるときに食塩が身体から落ちこぼれてしまっ
たり、あるいは身体に食塩を均一になすりつけることが
困難であるなどの問題があった。
〔課題を解決するための手段〕 本発明のペースト状マッサージ剤は、かかる現状に鑑
み、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化カルシウムよりなる群より選ばれた一種以上の
水溶性無機塩100重量部、グリセリン10〜17重量部、増
粘剤0.2〜0.8重量部および水０〜25重量部とからなるこ
とを特徴とするものである。
み、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウ
ム、塩化カルシウムよりなる群より選ばれた一種以上の
水溶性無機塩100重量部、グリセリン10〜17重量部、増
粘剤0.2〜0.8重量部および水０〜25重量部とからなるこ
とを特徴とするものである。
本発明における水溶性無機塩は、塩化ナトリウム、硫酸
ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、塩化
カリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウムよりなる
群より選ばれた一種以上の水溶性無機塩である。本発明
において水溶性無機塩は単独で用いてもよいし、また２
種以上混合したものであってもよい。
ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、塩化
カリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウムよりなる
群より選ばれた一種以上の水溶性無機塩である。本発明
において水溶性無機塩は単独で用いてもよいし、また２
種以上混合したものであってもよい。
本発明のペースト状マッサージ剤は、上記水溶性無機塩
に、グリセリンおよび増粘剤を添加し、混練することに
よって調整することができる。
に、グリセリンおよび増粘剤を添加し、混練することに
よって調整することができる。
本発明において使用されるグリセリンはペースト状物を
形成する基本となるとともに、湿潤剤としての機能を有
するものである。
形成する基本となるとともに、湿潤剤としての機能を有
するものである。
また、本発明において使用する増粘剤としては公知の種
々のものが用いられるが、特に好ましくはグアーガムお
よびキサンタンガムである。
々のものが用いられるが、特に好ましくはグアーガムお
よびキサンタンガムである。
本発明のペースト状マッサージ剤は、前記水溶性無機塩
を主成分とするものであるが、本発明においてグリセリ
ンの配合量は水溶性無機塩100重量部に対して10〜17重
量部、好ましくは12〜13重量部であり、増粘剤の配合量
は水溶性無機塩100重量部に対して0.2〜0.8重量部、好
ましくは0.4〜0.5重量部である。
を主成分とするものであるが、本発明においてグリセリ
ンの配合量は水溶性無機塩100重量部に対して10〜17重
量部、好ましくは12〜13重量部であり、増粘剤の配合量
は水溶性無機塩100重量部に対して0.2〜0.8重量部、好
ましくは0.4〜0.5重量部である。
本発明においては、ペースト状マッサージ剤の粘度や流
動性を調整する目的で、ペースト状マッサージ剤に水を
含有させることができる。水を添加する場合には、水溶
性無機塩の水溶液、特に飽和溶液として添加することが
好ましい。水の配合量は、好ましくは水溶性無機塩100
重量部に対して０〜25重量部である。
動性を調整する目的で、ペースト状マッサージ剤に水を
含有させることができる。水を添加する場合には、水溶
性無機塩の水溶液、特に飽和溶液として添加することが
好ましい。水の配合量は、好ましくは水溶性無機塩100
重量部に対して０〜25重量部である。
本発明のペースト状マッサージ剤には、その他、香料、
色素などを適宜目的に応じて配合することができるし、
また所望のオリーブ油、ごま油、はちみつなどを配合し
てペースト状マッサージ剤としての効果を一層高めるこ
とができる。
色素などを適宜目的に応じて配合することができるし、
また所望のオリーブ油、ごま油、はちみつなどを配合し
てペースト状マッサージ剤としての効果を一層高めるこ
とができる。
本発明において、水溶性無機塩を主成分として多量に含
むので、皮膚への刺激により血行をよくし、また皮膚の
脂肪や分泌物を乳化し除去する作用により皮膚を滑らか
にするほか、汗の蒸発を防ぐ作用を有し、保温効果が良
いなどの水溶性無機塩の各種の効能を保持するものであ
る。
むので、皮膚への刺激により血行をよくし、また皮膚の
脂肪や分泌物を乳化し除去する作用により皮膚を滑らか
にするほか、汗の蒸発を防ぐ作用を有し、保温効果が良
いなどの水溶性無機塩の各種の効能を保持するものであ
る。
しかも、グリセリンと増粘剤とをそれぞれ水溶性無機塩
100重量部に対して10〜17重量部および0.2〜0.8重量部
を使用しているので、滑らかで、伸びがありマッサージ
剤として好適なペースト状となされている。
100重量部に対して10〜17重量部および0.2〜0.8重量部
を使用しているので、滑らかで、伸びがありマッサージ
剤として好適なペースト状となされている。
グリセリンはペースト基材として好適な粘度を有すると
ともに、優れた親水性であるので、水溶性無機塩の表面
は一部が適度に溶解され、滑らかな状態となり、マッサ
ージの際に皮膚に過度の刺激を与えることなく、皮膚を
滑らかにする優れた作用を有する。増粘剤はグリセリン
の粘度を補完するために上述の割合で使用することによ
りマッサージ剤としての最適の粘度に調整する作用を有
する。さらに、グリセリンは優れた保湿性を有するの
で、長期間にわたって適度の粘度を保持する作用も有す
る。
ともに、優れた親水性であるので、水溶性無機塩の表面
は一部が適度に溶解され、滑らかな状態となり、マッサ
ージの際に皮膚に過度の刺激を与えることなく、皮膚を
滑らかにする優れた作用を有する。増粘剤はグリセリン
の粘度を補完するために上述の割合で使用することによ
りマッサージ剤としての最適の粘度に調整する作用を有
する。さらに、グリセリンは優れた保湿性を有するの
で、長期間にわたって適度の粘度を保持する作用も有す
る。
本発明における水溶性無機塩およびペースト剤の基材で
あるグリセリンは、ともに水溶性であるから、使用後は
洗い流すことができるので、肌に残留することがなく、
使用後の肌にきわめて快い清涼感を与える。
あるグリセリンは、ともに水溶性であるから、使用後は
洗い流すことができるので、肌に残留することがなく、
使用後の肌にきわめて快い清涼感を与える。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例１ ２重炭酸ナトリウム300g、炭酸ナトリウム300g、塩化ナ
トリウム150gおよび10水塩硫酸ナトリウム750gを撹拌羽
根付き混合機に仕込み、５分間混合撹拌した。ついで、
グアーガム6.7gを添加し、５分間混合撹拌したのち、グ
リセリン180gを添加して120分間混練したところ、均一
なペースト状物が得られた。
トリウム150gおよび10水塩硫酸ナトリウム750gを撹拌羽
根付き混合機に仕込み、５分間混合撹拌した。ついで、
グアーガム6.7gを添加し、５分間混合撹拌したのち、グ
リセリン180gを添加して120分間混練したところ、均一
なペースト状物が得られた。
得られたペースト状物は炭酸系無機塩を多量に含む高粘
度のペースト状物であり、マッサージ剤として使用した
ところ、肌に伸び易く、皮膚が滑らかになり、清涼感を
もたらすなどマッサージ剤として好適なものであった。
度のペースト状物であり、マッサージ剤として使用した
ところ、肌に伸び易く、皮膚が滑らかになり、清涼感を
もたらすなどマッサージ剤として好適なものであった。
実施例２ 塩化ナトリウム630g、２水塩塩化カルシウム418g、塩化
カリウム134gおよび７水塩硫酸マグネシウム210gを撹拌
羽根付き混合機に仕込み、５分間混合撹拌した。つい
で、グアーガム6.7gを添加し、５分間混合撹拌したの
ち、グリセリン179gおよび飽和食塩水104gを添加して60
分間混練したところ、均一なペースト状物が得られた。
カリウム134gおよび７水塩硫酸マグネシウム210gを撹拌
羽根付き混合機に仕込み、５分間混合撹拌した。つい
で、グアーガム6.7gを添加し、５分間混合撹拌したの
ち、グリセリン179gおよび飽和食塩水104gを添加して60
分間混練したところ、均一なペースト状物が得られた。
得られたペースト状物は食塩系無機塩を多量に含む高粘
度のペースト状物であり、マッサージ剤として使用した
ところ、肌に伸び易く、保温効果が良く、身体から洗い
流すことが容易でありマッサージ剤として好適なもので
あった。
度のペースト状物であり、マッサージ剤として使用した
ところ、肌に伸び易く、保温効果が良く、身体から洗い
流すことが容易でありマッサージ剤として好適なもので
あった。
実施例３ 重炭酸ナトリウム300g、炭酸ナトリウム300g、塩化ナト
リウム150gおよび10水塩硫酸ナトリウム750gを撹拌羽根
付き混合機に仕込み、５分間混合撹拌したのち、60分間
静置した。ついで、グアーガム6.7gを添加し、５分間混
合撹拌したのち、グリセリン180gを添加して120分間混
練したところ、均一なペースト状物が得られた。
リウム150gおよび10水塩硫酸ナトリウム750gを撹拌羽根
付き混合機に仕込み、５分間混合撹拌したのち、60分間
静置した。ついで、グアーガム6.7gを添加し、５分間混
合撹拌したのち、グリセリン180gを添加して120分間混
練したところ、均一なペースト状物が得られた。
ついで、このペースト状物に飽和食塩水360gを添加し、
60分間混練したところ、均一なペースト状物が得られ
た。
60分間混練したところ、均一なペースト状物が得られ
た。
得られたペースト状物は炭酸系無機塩を多量に含む低粘
度のペースト状物であり、マッサージ剤として使用した
ところ、肌に極めてつけ易く、使用効果は実施例１と同
様であった。
度のペースト状物であり、マッサージ剤として使用した
ところ、肌に極めてつけ易く、使用効果は実施例１と同
様であった。
以上の説明から明らかなように、本発明のペースト状マ
ッサージ剤は、無機塩を多量に含むにもかかわらず、ペ
ースト状であるので、マッサージ剤として滑らかで、伸
びがあるうえ、身体になすりつけ易いなどの特長を有す
るほか、使用後は洗い流し易いものである。また、本発
明のマッサージ剤は皮膚に滑らかさを与え、血行を良く
し、保温効果があり、清涼感をもたらすなど無機塩の効
能に応じた配合を任意に選択することができ、かつペー
ストの粘度や流動性を任意に与えることができるため、
包装形態もチューブ詰め、シャンプー容器詰め、ビン詰
めなどにできるなど従来にない特長を有し、無機塩を多
量に含むマッサージ剤として画期的なものである。
ッサージ剤は、無機塩を多量に含むにもかかわらず、ペ
ースト状であるので、マッサージ剤として滑らかで、伸
びがあるうえ、身体になすりつけ易いなどの特長を有す
るほか、使用後は洗い流し易いものである。また、本発
明のマッサージ剤は皮膚に滑らかさを与え、血行を良く
し、保温効果があり、清涼感をもたらすなど無機塩の効
能に応じた配合を任意に選択することができ、かつペー
ストの粘度や流動性を任意に与えることができるため、
包装形態もチューブ詰め、シャンプー容器詰め、ビン詰
めなどにできるなど従来にない特長を有し、無機塩を多
量に含むマッサージ剤として画期的なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−155636（ＪＰ，Ａ) 特開 昭47−16617（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−131512（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−16409（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−69012（ＪＰ，Ａ) 特公 昭39−21982（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭49−35411（ＪＰ，Ｂ１)
Claims (1)
- 【請求項１】塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、重炭酸ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグ
ネシウム、塩化カルシウムよりなる群より選ばれた一種
以上の水溶性無機塩100重量部、グリセリン10〜17重量
部、増粘剤0.2〜0.8重量部および水０〜25重量部とから
なることを特徴とするペースト状マッサージ剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109887A JPH0699296B2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | ペ−スト状マツサ−ジ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11109887A JPH0699296B2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | ペ−スト状マツサ−ジ剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63275508A JPS63275508A (ja) | 1988-11-14 |
| JPH0699296B2 true JPH0699296B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=14552336
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11109887A Expired - Fee Related JPH0699296B2 (ja) | 1987-05-07 | 1987-05-07 | ペ−スト状マツサ−ジ剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0699296B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2568703B2 (ja) * | 1989-10-05 | 1997-01-08 | ポーラ化成工業株式会社 | マッサージ料 |
| JP2527132B2 (ja) * | 1993-08-25 | 1996-08-21 | 清水化学株式会社 | 親水性多糖類よりなる外用薬組成物 |
| FR2715066A1 (fr) * | 1994-01-17 | 1995-07-21 | Dargoire Laboratoire Philippe | Dispositif pour adoucir une solution parfumante et procédé pour le préparer. |
-
1987
- 1987-05-07 JP JP11109887A patent/JPH0699296B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63275508A (ja) | 1988-11-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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