JPH069904U - 被加工物に対する加工深さの検出装置 - Google Patents

被加工物に対する加工深さの検出装置

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JPH069904U
JPH069904U JP5642292U JP5642292U JPH069904U JP H069904 U JPH069904 U JP H069904U JP 5642292 U JP5642292 U JP 5642292U JP 5642292 U JP5642292 U JP 5642292U JP H069904 U JPH069904 U JP H069904U
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JP
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head
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switch
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JP5642292U
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JPH072168Y2 (ja
Inventor
頼英 土岐
Original Assignee
株式会社トザキ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加工物に対する加工深さを刃物のサイズ相
違に拘らず自動的に知ることができるようにする。 【構成】 刃物Cの装着用ヘッド3を移動盤2に刃物送
り方向へ相対動可能に取り付ける。移動盤2は刃物Cと
共に送り方向へ移動可能であり、その移動によって被加
工物Wに刃先が当接したときに、移動盤2との間に生じ
る相対動により切り替わるスイッチ5を移動盤2に設け
る。刃物Cの送り方向に沿って位置表示部7が設けら
れ、これを走査して刃物送り量即ち加工深さを知るため
の検出器8が前記スイッチ5の切り替えにより作動する
ようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は刃物を被加工物に対して移動させる、刃物送り機構に移動盤を介して 刃物のヘッドを取り付け、このヘッドに取り付けた刃物による被加工物に対する 加工深さを決めるための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、木工用の角のみ機で、角のみによる木材への加工深さを決めるために 、従来は、角のみと平行にシャフトを取り付け、そのシャフトの先端が被加工物 に接触することで加工面を検出していた。
【0003】 しかしこのような方法では、角のみのサイズ、特に長さが変わった場合にシャ フトの長さも変えなければならない面倒さがあり、またシャフトが角のみの加工 面近くに設ける必要があるため、邪魔であるなどの幾つかの問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題とするところは前記の 角のみ機などについて、角のみなど工具のサイズが変わっても調整の必要がなく 、正確に加工深さを検出することができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案は刃物のヘッド3を移動盤2を介して送り機 構1に取り付け、移動盤2に設けた第1ストッパ4によりヘッド3を係止させ一 体に移動し、かつ刃先が被加工物に接したときに第1ストッパ4からヘッド3が 離れるように、ヘッド3を移動盤2に対して相対動可能に組み合わせ、第1スト ッパ4からヘッド3が離れるときのヘッド3の相対動により切り替わるスイッチ 5を前記移動盤2とヘッド3との間に設け、またスイッチ入力後ヘッド3を移動 盤2と一体に移動させるために係止する第2ストッパ6を移動盤2に設け、刃物 の移動経路に沿って設けた位置表示部7とこれを走査して加工深さを知る検出器 8とからなる位置検出手段15を前記送り機構1側と移動盤2との間に設けると いう手段を講じたものである。
【0006】
【実施例】
以下図面を参照して説明する。各図は木工用角のみ機に関する例示であり、こ の角のみ機は刃物Cを下方へ移動させる送り機構1を後側上部に有し、該機構1 に移動盤2が取り付けられている。刃物Cを取り付けたヘッド3はあり溝状のス ライド部9により移動盤2に相対動可能に組み合わされている。
【0007】 10は角のみ機正面中央に設置された加工台、11は加工台10上に被加工物 Wを固定する固定手段、12は同手段11の操作レバー、13は加工台10の左 右スライド機構を示す。前記の刃物2は加工台10上の被加工物Wに対して直角 に昇降可能である。
【0008】 前記のようなヘッド3と係止、それと一体に移動盤2を下降させるための第1 ストッパ4が移動盤2の下部に設けられている。この第1ストッパ4はヘッド3 を刃物Cの下降に連動させるもので、刃物Cが先行する場合は常に、ヘッド3が 移動盤2と一体に動くように設けられている。
【0009】 このヘッド3の相対動は、実施例の場合は、ヘッド3が停止するのに対して移 動盤2が下降を続けようとするときに生じ、この動きの差により接点を閉じるた めリミットスイッチからなるスイッチ5が設けられている。図示のスイッチ5は 、操作子5aがヘッド3に接するように移動盤2に取付けられている。このスイ ッチ5はヘッド3に取付けた刃物Cが被加工物Wに接触したことに伴うヘッド3 の停止と、移動盤2の移動を利用すれば良いので、上記以外の設置構造を適当に 採用することも出来る。
【0010】 刃物Cが被加工物Wに当接し、スイッチ5が切り替ったあとヘッド3を再び移 動盤2と一体に下降させるため、第2ストッパ6が移動盤2の側に設けられてい る。スイッチ切換後ヘッド3は、第2ストッパ6により上から押えられた状態で 下降する。
【0011】 刃物Cの移動経路に沿った側方に位置検出手段15の一方を構成する位置表示 部7として、ラックが並行に設置されている。このラックは位置表示のための計 数手段として歯部14と欠歯部16を上下に多数並列したものである。
【0012】 位置検出手段15の他方は検出器8で、移動盤2と一体に昇降するように設け られている。この検出器8は、ラックの山の数をカウントし、刃物Cの加工深さ を測定するため近接スイッチを使用している。近接スイッチはラック側との接触 なしで動作する。
【0013】 なお、この位置検出手段15は上記ラックと近接スイッチの組み合わせに限ら ず、他の任意の検出方法を使用できる。また近接スイッチを用いる場合でもラッ クで位置表示部7を構成する必要はなく、例えば多数の孔を上下に列設したもの でも良い。各図中、20はモータ21を取り付けたモータ盤、22は動力伝達部 カバー、23はベアリングユニット、24は刃物のクイックチャック、25はジ ョイントシャフト、26は角のみホルダー、27はLMガイドを示す。
【0014】 このように構成された本案装置では加工台10にセットされた被加工物Wに対 して角のみ台Aのハンドル17を操作し、刃物Cを装着したヘッド3を移動盤2 ごと下降させ刃物Cの先端18が加工位置19に当接すると、それがスイッチ5 に感知される。
【0015】 即ち、一体として下降してきたヘッド3と移動盤2のうち、ヘッド3は刃物C が加工位置へ当接したことにより停止し、移動盤2はなお下降を続けるので、ヘ ッド3が相対的に上昇したことにより、その上昇によりスイッチ5がオンとなり 、位置検出手段15を作動させるものである。
【0016】 位置検出手段15が作動すると、刃物Cの先端18が加工位置19に当接した 時点から下降量つまり、被加工物表面からの加工深さがラック歯部14の計数に より演算され、現実の掘り下げ加工の進行中にその深さを知ることができる。こ の検出作業は刃物Cを交換しても全く支障がなく、正確に加工深さを知ることが できる。
【0017】 このようにして加工深さを検出することができるが、これと、加工深さを予め プログラム制御する装置とを組み合わせ角のみ加工による加工量を自動管理する ことも勿論可能である。
【0018】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、刃物が被加工物に 当接したことをスイッチ5によって検出し、その時点から位置検出手段15を作 動させて位置検出を行なうので、刃物による加工深さを正確に知ることができる 効果を奏する。
【0019】 特に本考案の装置は、刃物が被加工物に当接した時点から位置検出を行なうの で、刃物の大小特に長さが異なる場合でも何の調整をすることなくそのままそれ までと全く同様に加工を継続することができ、かつまた刃物そのものが、被加工 物に当接したことを検出することができるから精度及び信頼性が高く、非常に優 れた実用性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置を組み込んだ角のみ機の要部側面図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく下面図。
【図4】本案装置の1実施例を示す斜視説明図。
【図5】前記角のみ機の全体の正面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物を被加工物に対して移動させる、刃
    物送り機構1に移動盤2を介して刃物の装着用ヘッド3
    を取り付け、このヘッド3に取り付けた刃物による被加
    工物に対する加工深さを決めるための装置であって、前
    記移動盤2に設けた第1ストッパ4によりヘッド3を係
    止させ一体に移動し、かつ刃先が被加工物に接したとき
    に第1ストッパ4からヘッド3が離れるように、ヘッド
    3を移動盤2に対して相対動可能に組み合わせ、第1ス
    トッパ4からヘッド3が離れるときのヘッド3の相対動
    により切り替わるスイッチ5を前記移動盤2とヘッド3
    との間に設け、またスイッチ入力後ヘッド3を移動盤2
    と一体に移動させるために係止する第2ストッパ6を移
    動盤2に設け、刃物の移動経路に沿って設けた位置表示
    部7とこれを走査して加工深さを知る検出器8とからな
    る位置検出手段15を前記送り機構1側と移動盤2との
    間に設けた構成を有する被加工物に対する加工深さの検
    出装置。
  2. 【請求項2】 スイッチ5がリミットスイッチからな
    り、ヘッド3に接してその相対的上昇を検出できるよう
    に移動盤2に設けられている請求項第1項記載の被加工
    物に対する加工深さの検出装置。
  3. 【請求項3】 位置表示部7が上下方向に設置された、
    多数の歯14を有するラックであり、検出器8がラック
    の歯数を計数するために移動盤2に取り付けられた近接
    スイッチからなる請求項第1項記載の被加工物に対する
    加工深さの検出装置。
JP1992056422U 1992-07-17 1992-07-17 被加工物に対する加工深さの検出装置 Expired - Lifetime JPH072168Y2 (ja)

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JPH069904U true JPH069904U (ja) 1994-02-08
JPH072168Y2 JPH072168Y2 (ja) 1995-01-25

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ID=13026667

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553938A (en) * 1978-06-23 1980-01-12 Hitachi Koki Kk Wood working machine
JPS6132970A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 松下電工株式会社 電話ジヤツク

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553938A (en) * 1978-06-23 1980-01-12 Hitachi Koki Kk Wood working machine
JPS6132970A (ja) * 1984-07-25 1986-02-15 松下電工株式会社 電話ジヤツク

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