JPH0698984B2 - 合成樹脂製パレツト - Google Patents

合成樹脂製パレツト

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JPH0698984B2
JPH0698984B2 JP59097073A JP9707384A JPH0698984B2 JP H0698984 B2 JPH0698984 B2 JP H0698984B2 JP 59097073 A JP59097073 A JP 59097073A JP 9707384 A JP9707384 A JP 9707384A JP H0698984 B2 JPH0698984 B2 JP H0698984B2
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JP
Japan
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pallet
edge
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present
fork
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JP59097073A
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JPS60240644A (ja
Inventor
隆蔵 海老名
Original Assignee
三菱化成株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、合成樹脂製パレットに関するものである。
更に詳しくは、物品を運搬、移動、収納する際に用いる
フォークリフト用パレットに関するものである。
〔従来技術〕
合成樹脂パレットは、その合成樹脂本来の性質から、衛
生性、成形性等において木材、金属製のパレットに比較
し、有利な点が多く、多用されるに至つている。
しかしながら、合成樹脂製のパレットは木材製、金属製
のパレットに比べ上述のような優れた点を有する反面、
木材や金属製のパレットに比べ衝撃強度や曲げ強度に劣
ると云う欠点を有している。
特に、パレットは、その用途上、パレットのフォーク差
込孔にフォークリフト等のフォークを差込んで運搬、移
送等が行なわれるので、フォークリフト等のフォークが
パレットの周縁部に当接し、パレットを破壊する事故が
起き易い。
このため、例えば特公昭53-27536号に開示されているよ
うに、パレットの周縁部にリブを他の部分より密に設
け、フォーク当接に対する耐衝撃性を向上させることが
考えられた。
〔発明の目的〕
本発明のパレットは上記特公昭53-27536号に開示された
パレットの改良に係るものであり、合成樹脂としての物
性を生かしてフォーク当接に対する耐衝撃性を向上させ
るパレット構造を実現したものである。
すなわち、合成樹脂の物性を考えるに合成樹脂は木材や
金属に比し耐衝撃性等において絶対強度は劣るが弾性に
優れると云う長所を備えており、本発明においてはこの
優れた弾性を利用してフォーク当接時の衝撃を吸収し、
耐衝撃性を向上させるものである。
〔発明の構成〕
本発明の要旨は上面及び下面デッキボードと該上面、下
面デッキボード両側端縁部および中間部の各々に少なく
とも1個ずつ配置され、上面、下面デッキボードを接続
する桁とからなり、相隣る桁及び上面、下面デッキボー
ドによつて囲まれる空間をフォーク差込孔とした合成樹
脂製パレットであつて、少なくとも一方のデッキボード
の端縁近傍であつてフォーク差込孔に面する位置に、フ
ォーク差込方向に対し傾斜するリブを、端縁近傍より内
側に設けられたリブより密に設けたことを特徴とする合
成樹脂製パレットに存する。
以下図面を用いて本発明のパレットの一例につき更に詳
細に説明する。
第1図は本発明パレットの一例の横断面部分図、第2図
は第1図に示したパレットの斜視図、第3図、第4図、
第5図は端縁構造の他の例を示す横断面部分図である。
図中1はパレット、2はデッキボード、3は桁、4は内
部リブ、5は端縁リブ、6は切除部、7はフォーク差込
孔をそれぞれ示す。
本発明のパレット1を製造する合成樹脂としては、すべ
ての熱可塑性樹脂が使用される。例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体の
ようなポリオレフイン樹脂、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−スチレ
ン−ブタジエン三元共重合体、ポリ塩化ビニル等があげ
られる。これらの合成樹脂は、そのままパレット1の製
造に供してもよいが、これに揮発生発泡剤、熱分解型発
泡剤等公知の発泡剤を混練した組成物としてパレット1
の製造に供するのが好ましい。この組成物から製造され
たパレットは、低倍率の発泡体となつており、表層が無
発泡層となつているので、パレット1の重量、強度の両
面からみて最も好ましい。また、上記合成樹脂には、必
要に応じ通常用いられる充填剤、顔料、可塑剤等の添加
剤を配合することができる。
本発明のパレット1を製造するには、前述の熱可塑性樹
脂を用いて、まず、例えなパレット1を上下に分割した
形状のパレット成形用部材をそれぞれ別個に製造する。
該成形用部材は、デッキボード2と成形用部材の桁部材
とが一体に形成されており、該桁部材はデッキボード2
の両側端縁部および中間部の各々にそれぞれ配置されて
いる。また、該成形用部材の少なくとも一方には、成形
用部材の桁部材によりも高さの低い多数のリブ4、5が
デッキボード2と一体に設けられており、該リブ4、5
は、フォーク差込方向と平行方向に延びるパレットの内
部に設けられた内部リブ4とデッキボード2の端縁部で
あつて、フォーク差込孔7に面する位置にフォーク差込
方向と傾斜する方向に設けられた周縁リブ5とから構成
されている。
本発明のパレット1は、このようにして得られたパレッ
ト成形用部材を該成形用部材の桁部材で相互に溶着して
製造される。したがって、成形用部材同志を溶着する際
に、それぞれ対応する成形用部材の桁部材同志の溶着面
は、同一形状であることが必要である。両者を溶着させ
るためのもつとも一般的な方法は、成形用部材相互の桁
部材の溶着面をそれぞれ加熱板の表面に接触させること
により、該溶着面を溶融させ、次いで加熱板を除去し、
溶融状態にある部材の溶着面同志を圧着した後、冷却す
ることである。加熱板としては、例えばテフロンで被覆
した金属板が使用され、成形用部材素材の融点より高い
温度に保持されている。
本発明においては、このデッキボード端縁近傍に設けら
れたリブ5に特徴を有する。
すなわち、第1図、第3図、第4図に示すように、本発
明においては、端縁リブ5は、フォーク差込方向に対し
傾斜して(但しデッキボード面とは平行に)設けられて
いる。このように端縁リブ5を設けることによりフォー
ク差込に際し、デッキボード2にフォークが当接した場
合、端縁リブ5がある程度弾性的に変形し、衝撃を吸収
し、デッキボードの破壊されるのを防止する。
端縁リブ5をフォーク差込方向と平行方向に設けた場合
には剛的強度は確かに増すが、本発明のような衝撃の弾
性的吸収はあまり望めない。
また、本発明のパレットにおいてはフォーク差込方向と
平行方向に延びる内部リブを端縁から端縁まで連続させ
ず、そのほぼ中央部近傍で切除した切除部6を形成させ
ることも効果的である。このようにすることによりパレ
ットの一部に加えられた衝撃は他の部分に伝播しにく
く、弾性的な衝撃の吸収が効果的に行なわれる。
〔本発明の効果〕
パレットのデッキボード端縁部に設けられたフォーク差
込方向に対して傾斜した端縁リブによりパレットに加え
られる衝撃を弾性的に吸収し、パレットの破壊を防止す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明パレットの一例の横断面部分図、第2図
は第1図に示したパレットの斜視図、第3図、第4図、
第5図は端縁構造の他の例を示す横断面部分図である。 図中1はパレット、2はデッキボード、3は桁、4は内
部リブ、5は端縁リブ、6は切除部、7はフォーク差込
孔をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面及び下面デッキボードと該上面、下面
    デッキボード両側端縁部および中間部の各々に少なくと
    も1個ずつ配置され、上面、下面デッキーボドを接続す
    る桁とからなり、相隣る桁及び上面、下面デッキーボド
    によって囲まれる空間をフォーク差込孔とした合成樹脂
    製パレットであって、少なくとも一方のデッキボードの
    端縁近傍であってフォーク差込孔に面する位置に、フォ
    ーク差込方向に対し傾斜するリブを、端縁近傍より内側
    に設けられたリブより密に設けたことを特徴とする合成
    樹脂製パレット。
JP59097073A 1984-05-15 1984-05-15 合成樹脂製パレツト Expired - Lifetime JPH0698984B2 (ja)

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JPS60240644A JPS60240644A (ja) 1985-11-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5318776A (en) * 1976-07-29 1978-02-21 Reiwa Sangiyou Kk Nutrition fortified food comprising garlic and chlorelal
JPS57162131U (ja) * 1981-04-03 1982-10-12

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JPS60240644A (ja) 1985-11-29

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