JPH0698705B2 - 複合管の製造方法 - Google Patents

複合管の製造方法

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JPH0698705B2
JPH0698705B2 JP25581789A JP25581789A JPH0698705B2 JP H0698705 B2 JPH0698705 B2 JP H0698705B2 JP 25581789 A JP25581789 A JP 25581789A JP 25581789 A JP25581789 A JP 25581789A JP H0698705 B2 JPH0698705 B2 JP H0698705B2
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照男 西留
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、外管と発泡層と内管とを有する複合管の製造
方法に関する。
(従来の技術) 防錆、耐薬品性等を目的として鋼管等で形成される外管
の内面に樹脂製の内管を挿入配置し、そして両管の接着
及び断熱等を目的として外管と内管との間に発泡層を設
けた複合管が提案されている(特開昭59-2243160号公
報)。
このような三層構造の複合管を製造するには、第3図
(a)に示すように、外管1の内面及び内管2の外面に
発泡性樹脂3aを塗布した後、外管1内に内管2を挿入
し、そしてこの状態で外管1の外側に熱水を当てて加熱
することにより発泡性樹脂3aを発泡させて、外管1と内
管2との間に発泡層3bを形成するものである。
(発明が解決しようとする課題) しなしながら、上記方法では、外管1と内管2との間に
形成される間隙部4内に配置された樹脂3aが発泡する前
に、外管1と内管2の端部から樹脂3aが外部へ流出し易
く、そのため間隙部4内に空気溜りを生じ易く、また両
管1、2の間隙部4に充填される樹脂量が少なくなるた
めに所定の発泡密度を有する発泡層3bが形成されないと
いう欠点があった。さらに、熱水を外管1の上部から当
てる際に、その熱水が管1、2の端部から内部に入り込
むことがあり、その部分に第3図(b)に示すような異
常な発泡3cを生じ、均一な所望とする発泡状態の発泡層
3bが得られないという欠点があった。
本発明は上記の欠点を解消するためになされたものであ
り、その目的とするところは、内部に空気溜りを生じる
ことがなく、また均一で所定の発泡密度を有する発泡層
が得られる複合管の製造方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明の複合管の製造方法は、外管と、外管
内に挿入された内管と、外管と内管との間に形成された
間隙部に充填された発泡層と、を有する複合管の製造方
法であって、前記間隙部に発泡性樹脂を配置し、該間隙
部と外部とに連通する空気抜き用の孔が設けられた封止
具で間隙部の端部を閉塞すると共に発泡性樹脂を発泡さ
せ、発生するガス及び間隙部内の空気を封止具の空気抜
き用孔から外部へ放出することを特徴とし、そのことに
より上記目的が達成される。
(作用) 封止具を外管の端部に取り付けることにより、外管と内
管との間に形成される間隙部を封止具で封止することが
できるので、外管と内管との間に配置された発泡性樹脂
は外部へ流出することがない。また、発泡を開始した樹
脂層がその間隙部の端部から外部へ漏れることも防止さ
れる。また、発泡により発生するガスと間隙部内に存在
していた空気は発泡に伴う内圧により封止具に設けられ
た空気抜き用の孔から外部へ放出される。それにより、
所定量の樹脂が均一に発泡することになる。また、間隙
部の端部は封止具で封止されるので、熱水が間隙部の端
部から内部へ流入して異常な発泡を生じることもない。
(実施例) 以下に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図に示すように、外管1の内面及び内管2の外面に
発泡性樹脂3aを塗布し、この外管1内に内管2を挿入す
ることで、外管1と内管2との間に形成される間隙部4
に発泡性樹脂3aを配置する。
発泡性樹脂3aとしては、例えば、ウレタン樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリエステル等の樹脂とフレオン、ヘキサン、
ヘプタン等の炭化水素または水等の発泡剤とを混合して
なる組成物が用いられる。外管1は、例えば鋼管等の金
属管で形成され、外管1は回転装置(図示せず)に連結
されていて所定速度でその周方向へ回転しており、発泡
性樹脂3aは外管1の内面に均一厚さに塗布される。
内管2は、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等の
合成樹脂管で形成されている。内管2の外径寸法は外管
1の内径寸法よりやや小寸法に設定され、外管1内に挿
入された内管2と外管1との間には間隙部4が形成され
る。従って、この間隙部4内に上記発泡性樹脂3aが配置
された状態となる。また、内管2の端部は外管1の端部
よりやや外側に位置させ、また間隙部4の端部には発泡
性樹脂3aが存在しないように外管1内面に発泡性樹脂3a
を塗布する。この間隙部4の発泡性樹脂3aが配置されて
いない部分4aは、例えば、外管1の端面から約50mmとさ
れる。
その後、間隙部4の端部、すなわち外管1の端部におい
て間隙部4を封止具5で封止する。封止具5は、第2図
に示すように、内径が内管2の外径と略同寸法に形成さ
れ間隙部4を閉塞し得るリング状の封止具本体6と、こ
の本体6の外周部より外管1側へ向けて延出された外筒
部8と、本体6の内周部より内管2の端部側へ向けて延
出された内筒部9と、本体6の外管1がわ面6a(封止面
とする)に設けられており上記間隙部4内と外部とを連
通させ得る空気抜き用孔7と、上記外筒部8の先端より
半径方向外方へ延設されたフランジ10と、を有してい
る。
上記空気抜き用孔7は本体6の封止面6aに、半径方向内
外方向に向かって凹設され、かつ本体6の周方向に適宜
間隔を置いて複数設けられている。この空気抜き用孔7
の断面形状は、第2図に示すように略半円形となってい
る。このような封止具5は、例えば、ゴムや、ポリエチ
レン等の合成樹脂材で形成されている。
この封止具5を両管1、2の端部に取り付けるには、内
管2に封止具本体6および内筒部9を外挿し、その外筒
部8を外管1に外挿して封止面6aを外管1の端面に当接
させる。すると、間隙部4の端部は封止面6aで閉塞され
ると共に、空気抜き用孔7を介して間隙部4内と外部と
は連通されることになる。
その後、外管1の外側に熱水を当てて外管1を加熱する
ことにより発泡性樹脂3aを発泡させる。熱水の温度は発
泡性樹脂3aを発泡可能な温度に設定され、また内管2と
ともに外管1を回転させながら熱水を外管1の周囲に均
一に当てるのがよい。熱水からの加熱によって発泡性樹
脂3aが発泡を開始し発泡層3bが形成される過程におい
て、発泡層3bの増量に伴って発生するガスと間隙部4内
に存在していた空気は発泡に伴う内圧により封止具5の
空気抜き用孔7を通して外部へ追い出され、大気圧と平
衡に近づく。次に、このものを加熱炉に入れて発泡性樹
脂3aを完全に発泡させると共に樹脂を硬化養生させ、加
熱炉より取り出した後封止具5を取り外し、内管2の端
部を外管1の端部に揃えて切断し、仕上げ塗装を行って
複合管が得られる。
このような方法によれば、封止具5を外管1の端部に取
り付けることで、外管1と内管2との間に形成されてい
る間隙部4をほぼ封止することができ、外管1と内管2
との間に配置された発泡性樹脂3aの外部への流出を封止
具5にて防止できると共に、発泡を開始した樹脂層4bが
その間隙部4の端部から外部へ漏れるのを防止すること
ができる。また、発泡により発生するガスと間隙部4内
に存在していた空気は発泡に伴う内圧により封止具5に
設けられた空気抜き用孔7から外部へ放出されるので、
間隙部4内に空気の層が溜ることなく均一な発泡倍率を
有する発泡層3bを形成することができる。また、外管1
を熱水で加熱する際に生じる発泡ガスは封止具5の空気
抜き用孔7から外部へ放出することができるので、この
ガスが間隙部4内に局部的に溜るようなこともない。さ
らに、封止具5はフランジ10が設けられていることによ
り、外管1を加熱する際に用いる熱水はそのフランジ10
に阻止されて空気抜き用孔7へ流入することが確実に防
止される。
なお、空気抜き用孔7から内部の空気を減圧吸引するよ
うにすると、さらにガス抜きを効率よく行うことができ
る。また、上記実施例では熱水にて外管1を加熱するこ
とで発泡性樹脂3aを発泡させるようにしたが、発泡性樹
脂3aが塗布された外管1及び内管2を加熱炉内に直接入
れることにより発泡性樹脂3aを発泡させるようにしても
よい。さらに、上記実施例では外管1の内面及び内管2
の外面に発泡性樹脂3aを塗布したが、外管1の内面又は
内管2の外面のいずれか一方に発泡性樹脂3aを塗布して
もよい。
(発明の効果) 本発明によれば、特に管端部付近で外管と内管との間に
空気溜り部を生じることがなく、しかも均一な発泡倍率
の発泡層を有する複合層を、封止具を用いるだけの簡便
な方法で製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明の複合管の製造方法の一
実施例を示す要部断面図、第2図は封止具の斜視図、第
3図(a)及び(b)は従来例の複合管の製造方法を示
す要部断面図である。 1……外管、2……内管、3a……発泡性樹脂、3b……発
泡層、4……間隙部、5……封止具、7……空気抜き用
孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管と、外管内に挿入された内管と、外管
    と内管との間に形成された間隙部に充填された発泡層
    と、を有する複合管の製造方法であって、 前記間隙部に発泡性樹脂を配置し、外管と内管との間の
    間隙部と外部とに連通する空気抜き用の孔が設けられた
    封止具で間隙部の端部を閉塞すると共に発泡性樹脂を発
    泡させ、発生するガス及び間隙部内の空気を封止具の空
    気抜き用孔から外部へ放出することを特徴とする複合管
    の製造方法。
JP25581789A 1989-09-30 1989-09-30 複合管の製造方法 Expired - Lifetime JPH0698705B2 (ja)

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