JPH0698369B2 - 厚板圧延方法 - Google Patents

厚板圧延方法

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JPH0698369B2
JPH0698369B2 JP2315477A JP31547790A JPH0698369B2 JP H0698369 B2 JPH0698369 B2 JP H0698369B2 JP 2315477 A JP2315477 A JP 2315477A JP 31547790 A JP31547790 A JP 31547790A JP H0698369 B2 JPH0698369 B2 JP H0698369B2
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rolling
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cooling
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篤男 水田
憲一 大江
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/30Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll camber control
    • B21B37/32Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll camber control by cooling, heating or lubricating the rolls

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は厚板圧延方法に関し、より詳細には、厚板の熱
間圧延に際して、ワークロールのロール冷却水の水量分
布にクラウンを付けることによって圧延材の板クラウン
及び圧延形状を制御する方法に関する。
(従来の技術及び解決しようとする課題) 従来、熱間圧延機の厚板圧延におけるロール冷却は、ロ
ールの焼割れ等を防止するという観点から実施されてい
る。この場合のロール胴長方向の水量分布は一様に設定
されてロール冷却が行われている。
しかしながら、従来のロール冷却においては、胴長方向
に一様な水量分布で実施されているため、板材の板幅、
板厚、板長さにより、圧延中のワークロール(WR)のプ
ロフィールが固定化されてしまう。このため、圧延順編
成によっては、板クラウンが大きくなったり、或いは形
状を確保するためにパス回数が多くならざるをえなかっ
た。
また、薄物材においては、特に形状の観点から仕上り温
度を高温にしておくことが重要である一方、用途によっ
ては板クラウンをできるだけ小さくする要求があるが、
従来のロール冷却では、これらを両立することは殆ど不
可能であった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、可及的に板
クラウンの小さい厚板を製造できる方法を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため、本発明者らは、従来のロール
冷却では有効クラウンが小さく、したがって、圧延材の
板クラウン及び形状制御に限界があることに着目し、こ
の有効クラウンを大きくし得る方策について鋭意研究を
重ねた。
その結果、熱間圧延ロールのロール冷却水の供給に関し
てロール胴長方向に特定の方式により水量クラウンを付
けることにより、圧延材の形状制御を安定して行えると
共に、圧延時のワークロールの有効クラウンを大きく形
成させることがき、少ないパス数で板クラウン及び圧延
形状の制御が可能であることを見い出した。
すなわち、本発明は、熱間圧延機により、ロール冷却装
置を用い、ロール胴中央から胴端にかけて水量クラウン
を付けて厚板圧延するに際して、ロール胴長方向のゾー
ン数を3個以上とし、かつ、ロール替えから圧延開始ま
での間に圧延順編成における各圧延材の板幅をもとにロ
ール冷却水の水量クラウンを算出し、当該圧延材の圧延
前に該水量分布にて予めロール冷却を行うことを特徴と
する厚板圧延方法を要旨とするものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
(作用) 熱間圧延により生じるWRのサーマルクラウンは、圧延材
からの熱移動と、ロール冷却水による冷却等により形成
されるものである。
前述の如く、板材の圧延において、WRの有効クラウンを
大きくすることが圧延材のクラウン及び形成制御のため
に効果的であるが、有効クラウンを大きくするために
は、ロール胴長方向に水量分布(水量クラウン)を付与
して圧延する必要があることを知見した。
しかしながら、ロール径が1m近くと太径であるために、
圧延中に水量分布を変化させても、WRのロールプロフィ
ールが変化するまでの応答時間が長大となる。しかし、 ロール胴長方向の水量クラウンを付けるために、冷
却ゾーンを3個以上に分割したロール冷却方式とするこ
と、 ロール替えから圧延開始までの間に、圧延順編成に
おける各圧延材の板幅をもとにロール冷却水の水量分布
を算出しておき、該水量分布に応じて当該圧延材の圧延
前に予めロール冷却を行うこと、 により、圧延時のWRの有効クラウンを大きくさせること
ができ、前述の目的を達成ことができることが判明し
た。とりわけ、薄物材においては、パス回数を少なくし
て圧延することができるため、圧延後のホットレベラー
での矯正効果を発揮でき、より平坦度の良好な圧延材を
得ることができる。
冷却ゾーンの分割数を少なくとも3とするのは、ロール
胴長方向の中央部と両胴端部とでの冷却効果(有効クラ
ウン)が異なるためであり、特に胴端部と中央部とでそ
の違いが大きい。
また、ロール替えから圧延開始までの間に圧延順編成に
おける各圧延材の板幅をもとにロール冷却水の水量分布
を算出しておくのは、板幅が異なる多数の圧延材を圧延
するため、各圧延材毎に有効クラウンを適切に制御する
必要があるためである。しかも、このように計算した水
量分布となるように当該圧延材の圧延時にロール冷却し
ても、瞬時に有効クラウンは得られないため、圧延前に
計算水量分布にてロール冷却する必要がある。
水量分布の計算は、他の圧延条件や材質条件に比して板
クラウン及び圧延形状に最も大きく影響する圧延順編成
における各圧延材の板幅をパラメータとする計算式を用
いて計算できる。例えば、以下の計算式が挙げられる。
W1:(L−B/2)≦×≦(L+B/2) W2=αW1:0≦×<(L−B/2)、 (L+B/2)<L 但し、W1、W2は各ゾーンの水量、αは1より大きい係
数、LはWRの胴長、×はWRの胴端からの距離、Bは圧延
順編成における平均板幅を表す。
(実施例) 次に本発明の実施例を示す。
実施例1 厚板の圧延サイズが6t×3000w×30000l(mm)の場合、
従来法と本発明法による場合のWRに形成されるそれぞれ
の有効クラウンを第1表に示す。なお、従来法は胴長方
向に同じ水量にてロール冷却した冷却方式であり、本発
明は胴長方向の冷却ゾーンを中央部と両胴端部の3個に
分割し、中央部よりも両胴端部の水量を約2倍にした冷
却方式である。
この場合、同一パス数(10パス)で得られる板クラウン
及び圧延形状を第2表に示す。
第2表より、WRの有効クラウンを大きくする効果が顕著
であることがわかる。
実施例2 胴長方向を3ゾーンに分割した場合のロール冷却装置に
おいて、第1図に示した圧延順編成に従い、本発明によ
り算出した第2図の水量分布にてロール冷却を行い、熱
間圧延を実施した。その時のWRのクラウンの経時変化を
第3図に示す。
比較のため、従来法として、第4図に示す一様の水量分
布にてロール冷却を行った。その時のWRのクラウンの経
時変化を第5図に示す。
第3図に示すように、本発明法により第2図の水量分布
を付与し且つ予めロール冷却することにより、従来のロ
ール冷却方式(第4図)の場合(第5図)よりも、0.10
〜0.18mm程度WRの有効クラウンが大きくなっていること
がわかる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ロール胴中央か
ら胴端にかけての特定の水量クラウンを付けるべく、当
該圧延材の板幅をもとに計算された水量分布にて圧延前
にロール冷却するので、有効クラウンが大きく、圧延材
の板クラウン及び圧延形状を効果的に制御することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法における圧延順編成の例を示す図、 第2図は本発明法におけるロール冷却水の水量分布の例
を示す図、 第3図は本発明法で得られるWRのクラウンの経時変化を
示す図、 第4図は従来法におけるロール冷却水の水量分布の例を
示す図、 第5図は従来法で得られるWRのクラウンの経時変化を示
す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱間圧延機により、ロール冷却装置を用
    い、ロール胴中央から胴端にかけて水量クラウンを付け
    て厚板圧延するに際して、ロール胴長方向のゾーン数を
    3個以上とし、かつ、ロール替えから圧延開始までの間
    に圧延順編成における各圧延材の板幅をもとにロール冷
    却水の水量クラウンを算出し、当該圧延材の圧延前に該
    水量分布にて予めロール冷却を行うことを特徴とする厚
    板圧延方法。
JP2315477A 1990-11-20 1990-11-20 厚板圧延方法 Expired - Fee Related JPH0698369B2 (ja)

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