JPH069832B2 - 模様付プラスチック積層体 - Google Patents

模様付プラスチック積層体

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JPH069832B2
JPH069832B2 JP63159061A JP15906188A JPH069832B2 JP H069832 B2 JPH069832 B2 JP H069832B2 JP 63159061 A JP63159061 A JP 63159061A JP 15906188 A JP15906188 A JP 15906188A JP H069832 B2 JPH069832 B2 JP H069832B2
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JP
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polyester resin
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plastic laminate
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大 栗田
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Fuji Toryo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は表面もしくは中間層に模様が形成されているプ
ラスチック積層体に関する。
従来の技術 実開昭59-166932号公報には、基板に化粧シートを接着
し、この上に透明ポリエステル樹脂層を設けたポリエス
テル化粧板、そして実開昭60-88736号には、基材に模様
を付した印刷紙を接着し、この上に透明ポリエステル樹
脂層を形成し、さらにこの上に着色ポリエステル樹脂層
を形成した立体模様ポリエステル化粧板を開示してい
る。
前記実開昭59-166932号公報のポリエステル化粧板及び
実開昭60-88736号公報の立体模様ポリエステル化粧板は
それぞれ基板又は基材にまず化粧シート又は模様印刷紙
を接着し、次いで表面層となるべきポリエステル樹脂透
明層を形成させるものであるが、基体層となるべき部分
を出発材料とし、表面層が最後に施工されるので、最終
表面層の光沢を良くするためにさらに研磨を必要とする
欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は平板状のプラスチック積層体は勿論、立体的な
プラスチック積層体に複雑な工程を要せずして光沢があ
りかつ模様が形成されたプラスチック積層体を製造する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するためにプラスチック材料を
用いて型の上にプラスチック積層体の表面となるべき層
からまず形成させるか、又は模様を含む層をまず形成さ
せてから、順次中間又は模様を含む中間層基体層を形成
させて光沢にすぐれた模様付きプラスチック積層体を製
造するものである。
すなわち、本発明よれば、型にプラスチック材料を注型
又は塗装により最初に表面層を、ついで順次中間層と基
体層、又は基体層を形成し、前記表面層又は中間層の形
成時に模様形成材料を加えて同層中に模様を形成してプ
ラスチック積層体とし、該プラスチック積層体を離型し
て模様付プラスチック積層体を製造する方法において、 前記型又前記表面層上に、スプレーガンにより、空気圧
を調整して、少なくとも1種類の色相の不飽和ポリエス
テル樹脂を斑点状に塗布して前記表面層又は中間層中に
模様を形成することを特徴とする前記方法が与えられ
る。
なお本明細書において、プラスチック材料とは熱硬化性
樹脂、熱可塑性樹脂、その他の樹脂を主成分とする高分
子量の材料を、プラスチック積層体とはプラスチック材
料を使用した少なく共二つの層が一体に固着した平面的
又は立体的な成形品又は成形用の材料を、又、模様形成
材料とは絵柄、図柄を表わしたシート、押し花等の天然
材料、絵具、印刷インキ、塗料等の材料をいう。
実施例 本発明の実施例に用いる浴槽の型(1)を第1図に示す。
この型(1)を第2図に示すように開口部を下にして置
く。第1実施例では第4図に示すように型の上に順次、
透明不飽和ポリエステル樹脂層(2)、黒色不飽和ポリエ
ステル樹脂部分(3)、白色不飽和ポリエステル樹脂部分
(4)、灰色不飽和ポリエステル樹脂部分(5)を形成せしめ
る。この灰色不飽和ポリエステル樹脂部分(5)の塗装終
了時の斜視図が第3図である。黒色不飽和ポリエステル
樹脂部分(3)と白色不飽和ポリエステル樹脂部分(4)及び
灰色不飽和ポリエステル樹脂部分(5)との境界が白御影
石の模様を形成している。この第1実施例では透明不飽
和ポリエステル樹脂層(2)が、製品としてのプラスチッ
ク積層体の表面層、ポリエステル樹脂部分(3)と(4)が中
間層かつ模様層、灰色不飽和ポリエステル樹脂部分(5)
が基体層に相当する。
型(1)の外側表面は樹脂と接触し、離型の後はプラスチ
ック積層体の表面の光沢を左右するからメッキ処理等を
ほどこしたもの又は光沢のすぐれた材質のものがよい。
また、型の離型を容易にするため離型剤を型に予め塗布
しておくとよい。
第1実施例ではまずこの型の上に、離型剤として、ワッ
クス“ゴールド”(ペンギンワックス工業(株)製)を
薄く塗布し、不飽和ポリエステル“ポリライト”(大日
本インキ化学工業(株)製)をスプレーガンで均一に吹
付け、50℃にて50分間乾燥し硬化させて膜厚を約0.1乃
至0.3mmとして透明層(2)とする。ついで不飽和ポリエス
テル樹脂“ポリライト”を重量比にて100、着色剤“ST
ブラック”(大日精化(株)製)を重量比にて5の割合
にて混合した黒色不飽和ポリエステル樹脂をスプレーガ
ンの空気圧を低目に調整して斑点状に吹付けて、50℃に
て50分間乾燥し白御影石の黒点模様に相当する黒色不飽
和ポリエステル樹脂部分(3)を形成させる。次に不飽和
ポリエステル樹脂“ポリライト”を重量比にて100、着
色剤“STホワイト”(大日精化(株)製)を重量比にて
7の割合で混合した白色不飽和ポリエステル樹脂をスプ
レーガンの空気圧を低目に調整して斑点状に吹付けて、
50℃にて50分間乾燥して、白御影石の白色模様に相当す
る白色不飽和ポリエステル樹脂部分(4)を形成せしめ
る。最後に不飽和ポリエステル樹脂“ポリライト”を重
量比で100、着色剤“STホワイト”を重量比で7、着色
剤“STブラック”を重量比で3の割合で混合した灰色不
飽和ポリエステル樹脂をスプレーガンで全面に吹付けて
所定の厚みの基体層となるよう塗布してから50℃、50分
間乾燥して灰色不飽和ポリエステル樹脂部分(5)を形成
せしめる。硬化後、離型すると光沢の優れた、白御影石
の模様が透明層の下に形成されたプラスチック積層体が
得られられる。第5図は第1実施例の浴槽の型(1)を開
口部からみた底面図で一部切欠いた浴槽の型(1)から透
明不飽和ポリエステル樹脂層(2)を通してポリエステル
樹脂部分(3),(4)、及び(5)から形成される模様成形層が
観察される。この実施例では黒色のポリエステル樹脂を
乾燥させてから白色のポリエステル樹脂を塗布して白黒
模様を形成せしめたが、不飽和ポリエステル樹脂又はそ
の他の樹脂材料や溶剤を塗布して乾燥前の各成分が均一
に混合する前に生じるまだら模様又は各成分の相互の不
相溶性により、生じるまだら模様等も模様形成に利用で
きる。
次に第2実施例として第1実施例の透明不飽和ポリエス
テル樹脂層(2)を省略した模様付きプラスチック積層体
が浴槽の型(1)に形成されている状況が第6図の断面図
に示されている、ここでは型(1)の表面に前記黒色、白
色、灰色の不飽和ポリエステル樹脂が直接、順次塗布さ
れ、模様を形成している。最終の基体層(5)は第1実施
例と同様に所定の厚みになるよう塗布される。なお、型
(1)の表面に前記黒色の不飽和ポリエステル樹脂を直接
塗布し、ついで基体層(5)である灰色の不飽和ポリエス
テル樹脂を塗布して灰色地における黒色の模様を形成
し、白色の不飽和ポリエステル樹脂の塗布を省略しても
よい。
次に第3実施例を第7図に示す。この実施例では第1実
施例と同じく透明不飽和ポリエステル樹脂層(22)が浴槽
の型(21)にまず塗布され、乾燥した後、押し花(22)を透
明不飽和ポリエステル樹脂に浸して後気泡を除いたもの
を透明層(22)の上に置き、50℃にて50分間乾燥し、硬化
させ、最後に基体層(24)を形成させる。この基体層(24)
は押し花との配色効果を高めるような色のポリエステル
樹脂で形成するとよい。第8図は第3実施例の浴槽の型
(21)とプラスチック積層体を浴槽の型(21)の開口部から
みた底面図で、一部切欠け部分から透明ポリエステル樹
脂層(22)を通して押し花(23)が観察される。
上記実施例では、おす型の浴槽の型(1),(21)を用いてス
プレーガンによるポリエステル樹脂の塗装を行ったが、
プラスチック積層体の形状によっては、めす型を用い
て、ポリエステル樹脂をその中に注型し、前記実施例と
同様にまず表面層、ついで中間層又は基体層を形成させ
ることもできる。又、強度を高めるためガラス繊維又は
麻繊維等の繊維をポリエステル樹脂中に混入してもよ
い。
又上記実施例ではポリエステル樹脂を積層体を製造する
材料として用いたが、塗装、注型により積層体を製造し
うるプラスチック材料であれば本発明に使用することが
可能である。
発明の効果 上記のように本発明は、型の表面をプラスチック積層体
の表面層の形成面として利用し、次に模様層を含む中間
層を形成せしめて、最後に基体層をつくる工程、又は型
の表面に模様層を含む表面層を形成させ、次に基体層を
形成させて、模様付プラスチック積層体を製造る方法に
おいて、型又は表面層上に、スプレーガンにより少なく
とも1種類の色相の不飽和ポリエステル樹脂を斑点状に
塗布して模様を形成するようにしたので、表面の光沢が
優れた模様付プラスチック積層体が容易に製造しうる効
果を有し、工業意匠品の量産化に寄与できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に使用する浴槽の型の斜視図、
第2図は第1図の浴槽の型の開口部を下に向けて置いた
場合の斜視図、第3図は第2図の浴槽の型に第1実施例
でプラスチック積層体を形成せしめて最終基体層を形成
したものの斜視図、第4図は第3図の浴槽の型のA−
A′線における断面図、第5図は第4図の浴槽の型とプ
ラスチック積層体を浴槽の開口部からみた部分切欠き底
面図、第6図は本発明の第2実施例の浴槽の型とプラス
チック積層体の断面図、第7図は本発明の第3実施例の
浴槽の型とプラスチック積層体の断面図、第8図は第7
図の浴槽の型とプラスチック積層体を、浴槽の型の開口
部からみた底面図である。 1…浴槽の型 2…透明不飽和ポリエステル樹脂層(表面層) 3…黒色不飽和ポリエステル樹脂部分(中間層) 4…白色不飽和ポリエステル樹脂部分(中間層) 5…灰色不飽和ポリエステル樹脂部分(基体層)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型にプラスチック材料を注型又は塗装によ
    り最初に表面層を、ついで順次中間層と基体層、又は基
    体層を形成し、前記表面層又は中間層の形成時に模様形
    成材料を加えて同層中に模様を形成してプラスチック積
    層体とし、該プラスチック積層体を離型して模様付プラ
    スチック積層体を製造する方法において、 前記型又前記表面層上に、スプレーガンにより、空気圧
    を調整して、少なくとも1種類の色相の不飽和ポリエス
    テル樹脂を斑点状に塗布して前記表面層又は中間層中に
    模様を形成することを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のプラスチック
    積層体を製造する方法であって、プラスチック積層体が
    繊維で強化したプラスチックを含むことを特徴とする前
    記方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項又は第2項記載の方
    法で製造したプラスチック積層体。
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