JPH0698229A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0698229A
JPH0698229A JP4266790A JP26679092A JPH0698229A JP H0698229 A JPH0698229 A JP H0698229A JP 4266790 A JP4266790 A JP 4266790A JP 26679092 A JP26679092 A JP 26679092A JP H0698229 A JPH0698229 A JP H0698229A
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JP
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image
image pickup
wide
optical system
signal
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JP4266790A
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English (en)
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Fumikimi Wachi
史仁 和智
Norihiro Nanba
則広 難波
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質の劣化なく、電子的に光学系の広角端で
の映像より、さらに広角な映像を得る。 【構成】 ズームレンズの広角端での結像可能範囲が常
用結像範囲より大きくされた光学系11と、該光学系の
広角端での結像範囲をカバーする有効画面サイズを有す
る撮像素子12と、該撮像素子の任意の範囲の撮像信号
より所定の画像信号を生成する画像信号生成手段13
と、外部からの指示信号にしたがって前記画像信号生成
手段を制御して、所定の画像信号を生成させる制御手段
16とを備え、光学系の望遠端での入射光による結像範
囲より広角端での入射光による結像範囲を大きくし、こ
の広角端での入射光による結像範囲をカバーする有効画
面サイズを有する撮像素子を用いて、広角端での結像範
囲の撮像信号を望遠端の結像範囲相当の画像信号に圧縮
するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCCD形固体撮
像素子等の電子式撮像手段によって撮像を行い、特にズ
ーム機能を有する撮像装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、ホ−ムビデオカメラは、小型軽量
化が進み、それに伴い撮像レンズの小型化、撮像システ
ムそのものの小型化に力が入れられている。また、撮像
装置の小型化に関しては、より小さく、多くのプロセス
を含む事の出来るICの開発、小型CCDの開発、それ
に伴う光学系の開発に特に力が注がれている。
【0003】撮像システムを小型化するために、変倍率
は変えないにしても、画角を小さくしたり、開放Fナン
バーを大きな値にしたりと、光学系の小型化に応じてい
る場合が多く、その為、撮像システムを小型化する際に
は光学系に負担が多くかかり、レンズの開発には随分と
努力が費やされてきた。しかし、従来の例においても、
光学系のみでの撮像システムの小型化は一定の限界を有
しており、ズームレンズ等の光学系は、画角特性の良好
な、焦点距離の比較的長い方へワイド側を持っていく、
いわゆる広くない広角に移りつつある。そうして、テレ
側をさらに望遠側に持って行き、倍率を稼いでいる。よ
って、ワイド側の焦点距離も余り短くはなくなってきて
いる。
【0004】一方、従来の例としては、ズームレンズで
光学的望遠端において、CCD上でトリミングを行うこ
とにより、さらに望遠端に持って行く方法が存在する。
【0005】そして、今後のビデオカメラの小型軽量化
は、撮像素子の光学変換面を縮小することにより、撮像
装置も撮像レンズも小型軽量化することにより実現され
る方向に進むものと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、撮像レンズの小型軽量化は、レンズ加工・組立・レ
ンズの縁肉や空気間隔の縮小等の課題が数多く残されて
いる。よって、光学系のみに頼るのではなく、撮像シス
テムで変倍等が行えれば、より高度なニーズにも答える
ことが出来る筈である。
【0007】次に、発明が解決しようとする別の課題に
ついて説明する。
【0008】従来、ビデオカメラなどにおいて高倍率の
ズームレンズが用いられているが、光学系の大きさを変
えないでより望遠側にズーム比を大きくする手法とし
て、撮像素子の受光画面サイズより小さいサイズの撮像
信号を受光画面サイズ相当の映像信号に変換する電子ズ
ーム式がある。
【0009】また、広角側に焦点距離を変える手法とし
ては、ワイドコンバータの装着式があり、これには光学
系の前側に装着するフロント型、光学系と撮像素子の間
に挿入されるリア型がある。
【0010】しかし、コンバータによる広角化では、フ
ロント型の場合、コンバータ自体が大きく且つ重くな
り、また、リア型の場合、コンバータを挿入、退避させ
るための機械的、電気的装置を必要とし、撮像装置の部
品点数が増え、小型化の妨げとなる。
【0011】電子ズーム式では、電子的に撮像素子の受
光サイズより小さい領域の撮像信号を受光サイズ相当の
映像信号とするため、機械的装置を必要とせず、撮像装
置の大きさ、重量に負担を与えないが、撮像領域を光学
系の望遠側にのみズーム比を拡大するもので、広角化に
は寄与していない。
【0012】(発明の目的)本発明の目的は、画質の劣
化なく、電子的に光学系の広角端での映像より、さらに
広角な映像を得ることのできる撮像装置を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、広角端での結
像可能範囲が常用結像範囲より大きくされた光学系と、
該光学系の広角端での結像範囲をカバーする有効画面サ
イズを有する撮像素子と、該撮像素子の任意の範囲の撮
像信号より所定の画像信号を生成する画像信号生成手段
と、外部からの指示信号にしたがって前記画像信号生成
手段を制御して、所定の画像信号を生成させる制御手段
とを備え、光学系の望遠端での入射光による結像範囲よ
り広角端での入射光による結像範囲を大きくし、この広
角端での入射光による結像範囲をカバーする有効画面サ
イズを有する撮像素子を用いて、広角端での結像範囲の
撮像信号を望遠端の結像範囲相当の画像信号に圧縮する
ようにしている。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における撮像装
置の構成を示すブロック図である。
【0015】図1において、11は望遠端と広角端で異
なる撮像倍率を持つ撮像レンズであり、該撮像レンズ1
1を通った光は撮像素子12上に結像される。
【0016】ここで、図2は本実施例における有効画面
サイズを示す図であり、枠1Aは広角端の有効画面サイ
ズを、枠1Bは望遠端の有効画面サイズを示し、上記撮
像レンズ11の有効画面サイズは望遠端では撮像素子1
2の標準的な受光サイズより小さいサイズであり、広角
端では撮像素子12の標準的な受光サイズである。
【0017】13は制御回路16の指示にしたがって撮
像素子12から送られる撮像信号の映像信号化及び画像
圧縮処理を行う画像処理回路、14は撮像レンズ11の
変倍部(以下、バリエータと記す)、15は前記バリエ
ータ14の光軸方向の位置を検知するエンコーダであ
り、その位置情報は制御回路16に出力される。17は
光学ズームの広角端での映像からより広角な映像を切れ
目なく得るための指令送信キーであるところのズームス
イッチである。
【0018】図3は上記構成の撮像装置の動作を示すフ
ローチャートであり、図4を用いてその説明を行う。
【0019】制御回路16はエンコーダ15によって検
知された撮像レンズ11のバリエータ14の位置情報を
読み取る(ステップ101)。そして、バリエータ14
が光学系の広角端位置になく、又ズームスイッチ17に
て光学ズームの広角端よりさらに広角側が指示されてい
ない(広角指示信号が入力されていない)場合は、制御
回路16は画像処理回路13へ画像圧縮指示信号は出力
しない。よって、この場合は、画像処理回路13は撮像
素子12からの撮像信号より望遠端の入射光による有効
画面サイズ内の信号を圧縮せず、図4(a)に示すよう
な画像が得られるべく映像信号を出力する(ステップ1
02→106、或は、ステップ102→103→10
6)。
【0020】一方、バリエータ14が光学系の広角端位
置にあり、且つズームスイッチ17にて光学ズームの広
角端よりさらに広角側が指示されている場合は、制御回
路16は画像処理回路13に対して画像圧縮指示信号を
出力する(ステップ102→103→104)。よっ
て、この場合は、画像処理回路13は撮像素子12の受
光サイズの撮像信号を1段階分だけ望遠端での入射光に
よる有効画面サイズの映像信号相当に圧縮し、図4
(b)に示すような画像が得られるべく映像信号を出力
する(ステップ105→107)。
【0021】その後、もう一度ズームスイッチ17にて
更に広角側が指示され続けているかの判別を行い、まだ
この指示がなされていれば、制御回路16はもう一度画
像処理回路13に対して画像圧縮指示信号を出力する。
よって、画像処理回路13は撮像素子12の受光サイズ
の撮像信号を更に1段階分だけ望遠端での入射光による
有効画面サイズの映像信号相当に圧縮し、図4(c)に
示すような画像が得られるべく映像信号を出力する(ス
テップ108→104→105→107)。
【0022】また、ズームスイッチ17にて更なる広角
側への指示がなされていなければ、ステップ1へと戻
り、前述した様に、エンコーダ15によって検知された
撮像レンズ11のバリエータ14の位置情報を読み取る
動作から開始する。
【0023】以上のように、望遠端での入射光による撮
像範囲より広角端での入射光による撮像範囲を大きくす
ることにより、光学ズームで得られる広角端での映像よ
りもさらに広角な映像を、画質を劣化させずに、切れ目
なく続くズーミングで、このための機械的装置を用いる
ことなく、得ることのできる、小型・軽量・廉価・高画
質な撮像装置が実現できる。
【0024】(第2の実施例)図5は本発明の第2の実
施例における撮像装置の構成を示すブロック図であり、
図1と同じ部分は同一符号を付してある。
【0025】図5において、図1と異なるところは、バ
リエータ14が光学ズームの広角端位置にあり、画像処
理で広角ズームを行っているとき、画像処理回路13に
のみ画像圧縮を行わせ、その画像処理の段階や能力が、
該画像処理回路13の特性のみにかかっていたのに代っ
て、画像処理回路13とバリエータ14を同時に制御し
て、電子ズームの領域でもより滑らかな画像圧縮を行え
るようにした点である。
【0026】18は制御回路16からの信号をズームモ
ータ19の動きの信号に変換し、かつズームモータ19
の動きを制御するモータドライバであり、この様に制御
されるズームモータ19は直ちにバリエータ14を稼動
することになる。
【0027】図6は上記構成における撮像装置の動作を
示すフローチャートであり、図7及び図8を用いてその
説明を行う。
【0028】制御回路16はエンコーダ15によって検
知された撮像レンズ11のバリエータ14の位置情報を
読み取る(ステップ201)。そして、バリエータ14
が光学系の広角端位置になく、又ズームスイッチ17に
て光学ズームの広角端よりさらに広角側が指示されてい
ない(広角指示信号が入力されていない)場合は、制御
回路16は画像処理回路13へ画像圧縮指示信号は出力
しない。よって、この場合は、画像処理回路13は撮像
素子12からの撮像信号より望遠端の入射光による有効
画面サイズ内の信号を圧縮せず、図7(a)に示すよう
な画像が得られるべく映像信号を出力する(ステップ2
02→210、或は、ステップ202→203→21
0)。
【0029】一方、バリエータ14が光学系の広角端位
置にあり、且つズームスイッチ17にて光学ズームの広
角端よりさらに広角側が指示されている場合は、画像圧
縮処理の電気的な1段階分の画像圧縮をより滑らかとす
るために、1段階の画像圧縮を行っても元の光学的広角
端の映像を得る事ができる分量だけ、予めバリエータ1
4をこの時の光学的広角端位置(図8(a)参照)から
望遠端の方へ戻す(図8(b)の矢印A方向へ)。な
お、上記の様にバリエータ14を望遠側へ戻す前、つま
り図8(a)のような状態(光学的広角端)時における
映像は、図7(a)の状態となっている。そして、制御
回路16は画像処理回路13に対して画像圧縮指示信号
を出力する(ステップ202→203→204→20
5)。これにより、画像処理回路13は撮像素子12の
受光サイズの撮像信号を1段階分だけ望遠端での入射光
による有効画面サイズの映像信号相当に圧縮した映像信
号を出力する。これで、画像は光学的広角端と同じ大き
さ、つまり、図7(a)に示すような画像が得られる。
この際、バリエータ14は1段階の画像圧縮が行われて
も元の光学的広角端の画像が得られる分量だけ望遠端の
方へ戻されているのは先に述べた通りである。つまり、
バリエータ14は図8(b)の実線にて示すように望遠
側へ所定量戻された状態にある。
【0030】そして、まだズームスイッチ17にて光学
ズームの広角端よりさらに広角側が指示されているか否
かの判別を行い、指示がなされていなければステップ2
01へと戻るが、指示がなされている場合は、所定の量
だけ望遠側へ戻したバリエータ14を再びアナログ的に
広角端の方へと移動する(図8(c)の矢印B方向)。
これにより、画像圧縮処理よりきめの細かいズーミング
が可能となる。そして、そのときの処理信号を映像信号
として出力する(図7(b)参照)。
【0031】上記ズームスイッチ17が押されている間
はステップ206→207→208→209→206の
ループが形成されることになるが、ステップ209は、
このループの途中において前記ステップ204で所定量
望遠側へ戻したバリエータ14が広角端へ辿り付いたか
否かの判別を行う部分である。そして、このループの途
中においてバリエータ14が広角端に辿り付いたことを
判別したら(図8(c)の実線の状態)、もう一度ステ
ップ204へ戻り、同様の行程を踏むこととなる。この
時、前の1段階の画像圧縮処理はクリアされていないの
で、次はもう1段階圧縮され、更に広角端を示す映像信
号が出力されることになる。
【0032】以上の第1及び第2の実施例によれば、従
来、広い範囲を撮影するには不適当であった入射光幅の
狭い広角側を、レンズ系に頼る事なく、広角側に広く
し、かつ滑らかなズーミングでその画像処理による広角
端まで持って行く事が出来、そのうえレンズの全長・明
るさ等を良好な状態に保ちながら、良好な撮像装置を提
供することが実現できる。これにより、光学系の大きさ
を従来程度にしたまま、光学ズームよりも広角な映像が
得られる。
【0033】(第3の実施例)図9は本発明の第3の実
施例における撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0034】図9において、111は望遠端と広角端で
異なる撮像倍率を持つ撮像レンズであり、該撮像レンズ
111を通った光は撮像素子112上に結像される。
【0035】ここで、図10(a)は本実施例における
有効画面サイズを示す図であり、枠121は広角端の有
効画面サイズを、枠122は望遠端の有効画面サイズを
示し、上記撮像レンズ111の有効画面サイズは望遠端
では撮像素子112の標準的な受光サイズより小さいサ
イズであり、広角端では撮像素子112の標準的な受光
サイズである。また、図10(b)は図10(a)の広
角映像を、図10(c)は図10(a)の超広角映像を
示す。
【0036】113は制御回路116の指示にしたがっ
て撮像素子112から送られる撮像信号の映像信号化及
び画像圧縮処理を行う画像処理回路、114は撮像レン
ズ111のバリエータ、115は前記バリエータ114
の光軸方向の位置を検知するエンコーダであり、その位
置情報は制御回路116に出力される。117は光学ズ
ームの広角端での映像よりも、より広角な映像を得るた
めの超広角ボタンである。
【0037】図11は上記構成の撮像装置の動作を示す
フローチャートを示す図である。
【0038】制御回路116はエンコーダ115によっ
て検知された撮像レンズ111のバリエータ114の位
置情報を読み取る(ステップ301)。そして、バリエ
ータ114が光学系の広角端位置にあり、かつ、超広角
ボタン117が押されて超広角指示信号を入力される
と、画像処理回路113に画像圧縮指示信号を出力す
る。これにより、画像処理回路113は撮像素子112
の受光サイズの撮像信号を望遠端での入射光による有効
画面サイズの映像信号相当に圧縮し映像信号として出力
する(ステップ302→303→304→305→30
6)。
【0039】よって、光学ズームにおける広角映像より
も、より広角な映像を得ることができる。
【0040】また、バリエータ114が広角位置に無い
場合、或は、制御回路116に超広角指示信号が入力さ
れていない場合は、画像圧縮回路113は画像圧縮指示
信号を受けず、撮像素子112からの撮像信号から望遠
端の入射光による有効画面サイズ内の信号を圧縮せずに
映像信号として出力する(ステップ302→306、或
は、302→303→306)。
【0041】(第4の実施例)図12は本発明の第4の
実施例における撮像装置の構成を示すブロック図であ
り、図9と同じ部分は同一符号を付してある。
【0042】上記図9に示す第3の実施例においては、
バリエータ114が広角端位置にいるとき、超広角ボタ
ン117が押されると制御回路116が画像処理回路1
13に画像圧縮指示信号を出力する様にしていたが、こ
の第4の実施例では、ズームボタン142が2秒以上続
けて押されていると、制御回路141が画像処理回路1
13に画像圧縮指示信号を出力するとした点である。
【0043】図13は上記の構成の撮像装置の動作を示
すフローチャートである。
【0044】制御回路141はエンコーダ115によっ
て検知された撮像レンズ111のバリエータ114の位
置情報を読み取る(ステップ401)。そして、バリエ
ータ114が広角端位置にあり、且つ、ズームボタン1
42が広角側で押されていると、タイマ143をスター
トさせ、該タイマ143の経過時間を読み取る。そし
て、このタイマ143から読み取った経過時間が2秒以
上であれば、制御回路141は画像処理回路113に画
像圧縮指示信号を出力する。これにより、画像処理回路
113は撮像素子112の受光サイズの撮像信号を望遠
端での入射光による有効画面サイズの映像信号相当に圧
縮し映像信号として出力する(ステップ402→403
→404→404→406→407→408)。なお、
ステップ405において、タイマ143が2秒未満の場
合は、ステップ403へ戻り、同様の動作を行う。
【0045】また、バリエータ114が広角端位置に無
い場合、或は、ズームボタン142が広角側で押されて
いない場合、画像処理回路113は、撮像素子112か
らの撮像信号から望遠端の入射光による有効画面サイズ
内の信号を圧縮せずに映像信号として出力する(ステッ
プ402→408、或は、402→403→408)。
【0046】(第5の実施例)図14は本発明の第5の
実施例における撮像装置の動作を示す図であり、回路構
成は第3の実施例(図9)と同様であるので、ここでは
省略する。
【0047】この第5の実施例において、上記第3の実
施例と異なるのは、バリエータ114が広角端位置にあ
る場合のみ制御回路116が超広角ボタン117からの
超広角指示信号を受けつけるのに代って、光学系のズー
ム位置に関係なく超広角指示信号を受付け、バリエータ
114が広角端位置にない場合は、光学系を広角端に移
動するとした点である。
【0048】制御回路116は超広角ボタン117が押
されて超広角指示信号が入力されると、エンコーダ11
5によって検知された撮像レンズ111のバリエータ1
14の位置情報を読み取る(ステップ501→50
2)。そして、バリエータ114が広角端位置にある場
合は、画像処理回路113に画像圧縮命令を出力し、こ
れにより、画像処理回路113は撮像素子112の受光
サイズの撮像信号を望遠端での入射光による有効画面サ
イズの映像信号相当に圧縮し映像信号として出力する
(ステップ503→505→506→507)。
【0049】一方、バリエータ14が広角端位置にない
場合、制御回路116はモータドライバ118に光学系
が広角端となる指示信号を出力し、ズームモータ119
を駆動する。そして、撮像レンズ111が広角端になっ
た後に、制御回路116は画像処理回路113に画像圧
縮指示信号を出力し、これにより、前述と同様、画像処
理回路113は撮像素子112の受光サイズの撮像信号
を望遠端での入射光による有効画面サイズの映像信号相
当に圧縮し映像信号として出力する(ステップ503→
504→503→505→506→507)。
【0050】また、超広角ボタン117が押されていな
い場合、制御回路116は画像処理回路113に対して
画像圧縮指示信号は出力しない為、画像処理回路113
は撮像素子112からの撮像信号から望遠端の入射光に
よる有効画面サイズ内の信号を圧縮せずに映像信号とし
て出力する(ステップ501→507)。
【0051】以上の第3乃至第5の実施例によれば、望
遠端での入射光による結像範囲より広角端での入射光に
よる結像範囲を大きくするようにしている為、光学系の
大きさを従来程度にしたまま、画質を劣化させずに、光
学ズームで得られる広角端での映像よりもさらに広角な
映像を、このために機械的装置を用いることなく得るこ
との出来る、小型、軽量、安価な撮像装置が実現でき
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広角端での結像可能範囲が常用結像範囲より大きくされ
た光学系と、該光学系の広角端での結像範囲をカバーす
る有効画面サイズを有する撮像素子と、該撮像素子の任
意の範囲の撮像信号より所定の画像信号を生成する画像
信号生成手段と、外部からの指示信号にしたがって前記
画像信号生成手段を制御して、所定の画像信号を生成さ
せる制御手段とを備え、光学系の望遠端での入射光によ
る結像範囲より広角端での入射光による結像範囲を大き
くし、この広角端での入射光による結像範囲をカバーす
る有効画面サイズを有する撮像素子を用いて、広角端で
の結像範囲の撮像信号を望遠端の結像範囲相当の画像信
号に圧縮するようにしている。
【0053】よって、画質の劣化なく、電子的に光学系
の広角端での映像より、さらに広角な映像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の撮像素子の受光サイズに対する撮像レン
ズの広角端,望遠端での有効画面サイズについて説明す
るための図である。
【図3】図1の撮像装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】図3における動作説明を助けるための画面イメ
ージを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例における撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】図5の撮像装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】図6における動作説明を助けるための画面イメ
ージを示す図である。
【図8】図6における動作説明を助けるためのバリエー
タの変倍の様子を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例における撮像装置の構成
を示すブロック図である。
【図10】図9の撮像素子の受光サイズに対する撮像レ
ンズの広角端,望遠端での有効画面サイズについて説明
するための図である。
【図11】図9の撮像装置の動作を示すフローチャート
である。
【図12】本発明の第4の実施例における撮像装置の構
成を示すブロック図である。
【図13】図12の撮像装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の第4の実施例における撮像装置の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11,111 撮像レンズ 12,112 撮像素子 13,113 画像処理回路 14,114 バリエータ 15,115 エンコーダ 16,116 制御回路 17 ズームボタン 19,119 ズームモータ 117 超広角ボタン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広角端での結像可能範囲が常用結像範囲
    より大きくされた光学系と、該光学系の広角端での結像
    範囲をカバーする有効画面サイズを有する撮像素子と、
    該撮像素子の任意の範囲の撮像信号より所定の画像信号
    を生成する画像信号生成手段と、外部からの指示信号に
    したがって前記画像信号生成手段を制御して、所定の画
    像信号を生成させる制御手段とを備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、外部より光学系の広角端よ
    りも広い撮像範囲を撮像するべく指示がなされている
    際、撮像素子の、前記光学系の広角端での結像範囲をカ
    バーする有効画面サイズの撮像信号を、前記光学系の望
    遠端における結像範囲のサイズの撮像信号に圧縮する手
    段であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、外部より光学系の広角端よ
    りも広い撮像範囲を撮像するべく指示がなされている
    際、撮像素子の、前記光学系の広角端での結像範囲をカ
    バーする有効画面サイズの撮像信号を圧縮すると同時
    に、光学系のズーム位置を変化させ、前記光学系の望遠
    端における結像範囲のサイズの撮像信号に変換する手段
    であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、ズーム位置検出手段より光
    学系の光学端が検出され、且つ、外部より前記光学系の
    広角端よりも広い撮像範囲を撮像するべく指示がなされ
    ている際、撮像素子の、前記光学系の広角端での結像範
    囲をカバーする有効画面サイズの撮像信号を、前記光学
    系の望遠端における結像範囲のサイズの撮像信号に圧縮
    する手段であることを特徴とする請求項1記載の撮像装
    置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、ズーム位置検出手段より光
    学系の光学端が検出され、且つ、外部より光学系の広角
    端よりも広い撮像範囲を撮像するべく指示がなされてい
    る際、撮像素子の、前記光学系の広角端での結像範囲を
    カバーする有効画面サイズの撮像信号を圧縮すると同時
    に、光学系のズーム位置を変化させ、前記光学系の望遠
    端における結像範囲のサイズの撮像信号に変換する手段
    であることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 外部より光学系の広角端よりも広い撮像
    範囲を撮像するべく指示を行うものは、超広角指示部材
    であることを特徴とする請求項2,3,4又は5記載の
    撮像装置。
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